JPH0815276A - 分注方法 - Google Patents

分注方法

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JPH0815276A
JPH0815276A JP14315194A JP14315194A JPH0815276A JP H0815276 A JPH0815276 A JP H0815276A JP 14315194 A JP14315194 A JP 14315194A JP 14315194 A JP14315194 A JP 14315194A JP H0815276 A JPH0815276 A JP H0815276A
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JP
Japan
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sample
amount
dispensing
priority
small containers
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Pending
Application number
JP14315194A
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English (en)
Inventor
Takashi Sato
敬 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aloka Co Ltd filed Critical Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動分注装置の分注速度の低下や再分注処理
を発生させることなくスムーズな分注を行い分注精度を
保証すると共に、試料が不足した場合でも最低限必要と
される分注先には確実に分注することのできる分注方法
を提供する。 【構成】 試料量推定工程(S4)で収納容器内の推定
試料量を算出し、容器数算出工程(S6〜S10)で前
記推定試料量と予め入力された小容器毎の利用優先順位
とから分注可能な優先小容器数を算出する。さらに、限
定吸引工程(S12)で前記優先小容器数に対応した試
料量のみを収納容器から限定的に吸引し、吸引した前記
試料を優先吐出工程(S13〜S15)で前記利用優先
順位にしたがって吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動分注装置におい
て行われる液状試料の分注方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液状試料をピペットチップによって吸引
し他の複数の容器へ分注する自動分注装置が知られてお
り、例えば、人体から採取された血液や血清などに対し
て多項目の試験を行うために、複数の小容器に小分けす
るものとして用いられている。従来の自動分注装置で行
われている一括分注方法について説明する。
【0003】まず、人体から採取された血液や血清等
(以下、試料という)を収納している収納容器内にXY
Zロボット等によって支持されたピペットチップを挿入
し、該ピペットチップによって一括して試料の吸引を行
う。例えば、小容器が3個の場合は3小容器分の試料を
まとめて吸引する。その吸引後、分注を行うべき小容器
までピペットチップを移動させる。所定の小容器上方に
ピペットチップが位置した状態で、所定量の試料をその
小容器に吐出し、1番目の分注を終了する。そして、次
の小容器上方にピペットチップを移動し、2番目の分注
を行う。以下同様に、ピペットチップの移動と試料の吐
出動作を行う。このように最初に一括吸引して、試料を
吐出時に小分けして吸引動作の省略化を行いつつ試料を
所定数に分割している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記一括分注
方法によって分注が実行される場合、試料量の多少に関
わらず、ポンプ等によって所定の吸引が実行される。こ
の時、図4(a)に示すように収納容器18の試料量が
一括吸引する予定の吸引量に満たない場合、ピペットチ
ップ10は気泡(空気)12を巻き込む。そして、各小
容器14に試料16を分注する時には図示しないポンプ
等によって所定量の吐出動作を行っているにも関わら
ず、気泡12が試料16に混ざっているため所定量の試
料16が分注されず(図4(b),(c),(d)参
照)、分注のやり直しや異常分注の破棄等の異常処理が
必要とされ分注効率が低下するという問題があった。
【0005】また、ピペットチップ径は一般に細いた
め、図4(a)に示すように気泡12がピペットチップ
の下層や中層に止まり、何度目の試料吐出時に気泡12
が吐出されたか特定できない。つまり、3個の小容器に
分注を行う場合、2回の分注に十分な試料量が吸引され
ていたとしても、どの小容器に適正な分注が行われたの
かを保証することができないという問題があった。
【0006】一方、正確な分注を行う方法として、試料
量に関係なく試料の吸引・吐出を小容器毎に個別に行
い、分注精度を向上させつつ、試料量が所定数の分注を
行うには少ない場合でも試料を可能な限り分注する個別
分注方法があるが、小容器毎に試料の吸引・吐出動作を
行うので分注処理時間の増加を招くと共に、試料量が少
ない場合、後続して行われる多項目試験で重要視される
分注先に正確な量で分注されるか否かを保証することが
できず、分注作業の信頼性が低下するという問題があっ
た。
【0007】本願発明は以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、試料の分注速度の低下や
再分注処理を発生させることなくスムーズな分注を行い
分注精度を保証することのできる分注方法を提供するこ
とにある。また、試料が不足した場合でも最低限必要と
される分注先には確実に分注することのできる分注方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、収納容器に収納された試料をピペットチッ
プによって吸引して複数の小容器に小分けする分注方法
において、前記収納容器に収納された試料量を推定して
推定試料量を算出する試料量推定工程と、前記推定試料
量と予め入力された前記小容器毎の利用優先順位とから
分注可能な優先小容器数を算出する容器数算出工程と、
前記優先小容器数に対応した試料量のみを前記収納容器
から限定的に吸引する限定吸引工程と、吸引した前記試
料を前記利用優先順位にしたがって吐出する優先吐出工
程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の構成の分注方法は、試料量推定工程で
収納容器内の推定試料量を算出し、容器数算出工程で前
記推定試料量と予め入力された小容器毎の利用優先順位
とから分注可能な優先小容器数を算出する。さらに、限
定吸引工程で前記優先小容器数に対応した試料量のみを
収納容器から限定的に吸引し、吸引した前記試料を優先
吐出工程で前記利用優先順位にしたがって吐出する。し
たがって、収納容器に収納されている試料量以上の吸引
は行われず気泡の巻き込みは回避され、正確な分注が行
われ、しかも試料が不足した場合でも最低限必要とされ
る分注先には確実に分注することができる。
【0010】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、本発明に係る分注方法の好適な実施例
が示され、図2には分注先毎の利用優先順位の一例が示
されている。さらに図3には本発明に係る分注方法の好
適な実施例のフローチャートが示されている。
【0011】図1(a)に示すように試験管等の収納容
器18には人体から採取された血液や血清等の試料16
が収納されている。複数の収納容器18が、図示しない
自動分注装置の所定位置にセットされ、各収納容器18
内の試料を所定数の小容器14(本実施例ではN個)に
小分けするために、図示しない自動分注装置の分注スタ
ートスイッチが押下され(S1)、所定の収納容器18
に対する分注を開始する(分注周期スタート)。図示し
ない分注ヘッドは、図1に示すようにディスポーザブル
タイプのピペットチップ10を装着し(S2)、該ピペ
ットチップ10の挿入量を検出するために、所定の方
法、例えば、エアー吐出による圧力変化等によって液面
の検出を行う(S3)。次に、収納容器18に収納され
た試料16の液量を推定して推定試料量Ve を算出する
(S4:試料量推定工程:図1(a)参照)。この液量
の推定は公知の方法、例えば、液面検出時のエアーの圧
力変化等によって検出される基準位置からの液面高さと
収納容器18の内径面積とから体積を算出して液量推定
を行う。次に、試料16の吸引をする時には、ピペット
チップ10の内壁面に付着したりピペットチップ10の
先端に残る試料球等のように分注に関与しない非分注量
(エクセスサンプル量)VEXを考慮して分注可能量を算
出する必要がある。そこで、分注可能量を算出するにあ
たり、初めに吸引量V=非分注量VEXとみなす(S
5)。
【0012】一方、図2には分注の後に行われる多項目
試験の試験装置の項目重要度や試験順序等を考慮して決
定された利用優先順位iが示されている。つまり、利用
優先順位iにしたがって分注を行うことによって、予定
する試験の項目の数だけ分注ができなかった場合でも重
要度の高い試験用の分注先には確実に分注することがで
きる。また、試験の重要度によって分注先が決定される
ので分注された小容器の配列順序を変更することなく試
験を予定の順序でスムーズに行うことができる。この利
用優先順位iはメモリ等に予め記憶されている。また、
前記メモリには利用優先順位iと対応して各分注先の分
注量Vi 等も記憶されている。
【0013】そして、前記推定試料量Ve と予め入力さ
れた前記小容器毎の利用優先順位iとから優先小容器数
を算出する。詳しくは、前記推定試料量Ve から実際の
吸引量を引いた値と小容器毎の利用優先順位の分注量を
比較して上位何番目の小容器までの試料が吸引できるか
を算出する。したがって、初めに、利用優先順位1の分
注先について比較を行うために、利用優先順位i=1と
し(S6)、利用優先順位1の分注量V1 をメモリから
読込む(S7)。そして、推定試料量Ve から吸引量V
を引いた値、つまり推定試料量Ve から非分注量VEX
引いた値(吸引残量)が利用優先順位1の分注量V1
上であるか否かの比較を行う(S8)。もし、(Ve
V)≧V1 であれば、利用優先順位1の分注は可能であ
ると判断して、さらに進んで利用優先順位2の分注が可
能であるか否の判断を行う。つまり、非分注量VEXに分
注量V1 を加えた値を新たな吸引量Vとして(S9)、
利用優先順位2を読込むためにiに1を加え(S1
0)、分注量V2 を読込む(S7)。以下同様に(S
7)〜(S10)を繰り返し、優先順位が何番目の小容
器の分まで試料16が吸引可能であるかを算出する。も
し、(S8)で、試料の吸引残量(Ve −V)が利用優
先順位3の分注量V3 より少ない場合、利用優先順位3
の分注はできないと判断し、利用優先順位2番目までが
分注可能であるとして優先小容器数=2を算出し(S6
〜S10:容器数算出工程)、メモリ等に格納する(S
11)。そして、優先小容器数に対応した試料量(本実
施例ではV1+V2 )を図1(b)に示すように収納容
器18から限定的に吸引する(S12:限定吸引工
程)。さらに、前記優先順位にしたがって、ピペットチ
ップを移動し(S13)、小容器14に所定量の試料1
6を順次吐出する(S14)。そして、吐出後、優先小
容器数分の優先吐出が終了したか否かの判断を行い(S
15)、終了していない場合には(S13)に戻り、次
の優先吐出先へ所定量の試料を吐出する(S13〜S1
5:優先吐出工程)。また、(S15)で優先吐出が終
了したと判断したら、使用したピペットチップの廃棄を
行い(S16)、分注周期を終了し(S17)、次の分
注周期をスタートして、次の収納容器に収納されている
試料の分注を同様に行う。
【0014】なお、本実施例において、液面検出や試料
量の推定は吐出されるエアーの圧力変化によって検出す
る例について説明したが、例えば、光学的な検出や超音
波を用いた検出等他の検出方法を用いても同様の効果を
得ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本願発明に係る分注方法
においては、収納容器内の試料量を推定試料量として算
出し、この推定試料量と予め入力された分注する小容器
毎の利用優先順位とから分注可能な優先小容器数を算出
する。そして、前記優先小容器数に対応した試料量のみ
を収納容器から限定的に吸引し、吸引した前記試料を前
記利用優先順位にしたがって吐出する。したがって、収
納容器に収納されている試料量以上の吸引は行われず気
泡の巻き込みは回避され、正確な分注が行われ、しかも
試料が不足した場合でも最低限必要とされる分注先には
確実に分注することが可能になり、試料の分注速度の低
下や再分注処理を発生させることなくスムーズな分注を
行い分注精度を保証することができる。また、試料が不
足した場合でも最低限必要とされる分注先には確実に分
注することが可能になり、分注作業の信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る分注方法の具体的な工程を示す
説明図である。
【図2】本願発明に係る分注方法に使用する分注先の利
用優先順位と分注量を示す説明図である。
【図3】本願発明に係る分注方法の具体的な工程を示す
フローチャートである。
【図4】従来の一括分注方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 ピペットチップ 12 気泡 14 小容器 16 試料 18 収納容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納容器に収納された試料をピペットチ
    ップによって吸引して複数の小容器に小分けする分注方
    法において、 前記収納容器に収納された試料量を推定して推定試料量
    を算出する試料量推定工程と、 前記推定試料量と予め入力された前記小容器毎の利用優
    先順位とから分注可能な優先小容器数を算出する容器数
    算出工程と、 前記優先小容器数に対応した試料量のみを前記収納容器
    から限定的に吸引する限定吸引工程と、 吸引した前記試料を前記利用優先順位にしたがって吐出
    する優先吐出工程と、 を含むことを特徴とする分注方法。
JP14315194A 1994-06-24 1994-06-24 分注方法 Pending JPH0815276A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14315194A JPH0815276A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 分注方法

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JP14315194A JPH0815276A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 分注方法

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ID=15332118

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JP14315194A Pending JPH0815276A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 分注方法

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JP (1) JPH0815276A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271082A (ja) * 2009-08-17 2009-11-19 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2014153179A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Hitachi High-Technologies Corp 検体分注処理装置および検体前処理装置
JP2015078923A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体前処理装置及び検体検査自動分析システム
JP2016114491A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社東芝 自動分析装置

Cited By (4)

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JP2009271082A (ja) * 2009-08-17 2009-11-19 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2014153179A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Hitachi High-Technologies Corp 検体分注処理装置および検体前処理装置
JP2015078923A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体前処理装置及び検体検査自動分析システム
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