JPH0815125A - 粒度分布測定装置 - Google Patents

粒度分布測定装置

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JPH0815125A
JPH0815125A JP6153781A JP15378194A JPH0815125A JP H0815125 A JPH0815125 A JP H0815125A JP 6153781 A JP6153781 A JP 6153781A JP 15378194 A JP15378194 A JP 15378194A JP H0815125 A JPH0815125 A JP H0815125A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料粒子が広い粒度分布巾を有する場合でも
迅速で精度の高い粒度分布測定が可能であり、貫通孔の
詰まり除去などの操作面における煩雑さが低減されたシ
ースフロー方式を用いた粒度分布測定装置を提供する。 【構成】 粒度分布測定装置は、上下のセル本体2,3
と、セル本体2,3の間に配置され試料懸濁液が一方か
ら他方へ通過可能な貫通孔13を有する検出ブロック4
と、セル本体2,3内に配置された一対の電極19と、
シース液を貫通孔13に流通させるシース液供給部29
とを備え、セル本体2,3が、検出ブロック4に着脱可
能に形成されている。検出ブロック4は、口径の異なる
貫通孔13a、13b、13cをそれぞれ1つだけ有す
る検出ブロック14a、14b、14cにより構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粒度分布測定装置に関
し、さらに詳しくは、ファインセラミックス粒子、顔
料、化粧品用パウダー等の粉体粒子の粒度分布の測定を
対象とし、試料懸濁液を貫通孔に流し電気インピーダン
スの変化に基づき試料懸濁液中の粒子を測定する電気的
検知帯法において、試料懸濁液流をシース液により囲ん
で貫通孔に流すシースフロー方式を用いた粒度分布測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、血液中の血球、セメントの粉、ラ
テックス等の工業用粒子の粒度分布を測定するには、電
気的検知帯法が用いられている。電気的検知帯法では、
電解質溶液中に貫通孔を1つ有する隔壁を設け、貫通孔
をはさんで電極を配置し、電解質溶液中に対象となる粒
子を分散させた試料懸濁液を貫通孔に通して流す。粒子
が貫通孔を通過する時、電気抵抗が瞬間的に変化し電圧
パルスが生じる。そのパルス高さは粒子体積を反映して
いるので、粒子の球相当径が形状にほとんど影響されず
に測定でき、この結果をもとに試料粒子の体積基準の粒
度分布を求めることができる。
【0003】電気的検知帯法においては、貫通孔を通過
する際の粒子の通過位置によって検出信号の強度に差が
生じること、接近して通過した複数の粒子が1個の粒子
として計測されること、貫通孔を通過後の粒子が貫通孔
周辺に滞留してノイズの原因になること等がありこれら
を解決するためにシースフロー方式が従来から採られて
いる。シースフロー方式の粒度分布測定では、フローセ
ル内の試料懸濁液の流れを別の液体(シース液)で取り
囲み、試料懸濁液流を細く絞ることによって、液中の粒
子を貫通孔の略中心部に一列に導入することにより、誤
差の少ない粒度分布を求めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気的検知帯法では、
貫通孔の口径により測定できる粒子の大きさが制限され
る。たとえば、粒子の大きさが貫通孔の口径の1/30
以下になると粒子からの信号とノイズの区別が困難にな
る。逆に、粒子が大き過ぎるとパルス高さと粒子体積の
リニアリティがなくなり、さらには、貫通孔が詰まる。
そこで、貫通孔の口径を変更するためにフローセルを交
換しようとすれば、電極を含む配線、配管チューブの取
り外しおよび取り付けが必要となり、対象とする試料粒
子が広い粒径分布幅を有する場合には測定が煩雑にな
る。さらに、貫通孔が詰まった場合には、フローセルの
両端から貫通孔の詰まりを除去せねばならない。フロー
セルの開口の大きさ等の制約があるのでこの作業は煩雑
なものとなる。また、詰まりを完全に除去できない場合
もある。このように従来は、効率的な測定が行い難かっ
た。
【0005】この発明の目的は、試料粒子が広い粒度分
布幅を有する場合でも迅速で精度の高い粒度分布測定が
可能であり、貫通孔の詰まり除去などの操作面における
煩雑さが低減された粒度分布測定装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるシース
フロー方式の粒度分布測定装置は、試料懸濁液及びシー
ス液を流すフローセルと、このフローセルの間に配置さ
れ試料懸濁液及びシース液が通過可能な貫通孔を有する
検出ブロックと、貫通孔をはさんでフローセル内に配置
される一対の電極とを備え、前記電極により、試料懸濁
液がシース液に包み込まれて貫通孔を通過する際の電気
インピーダンスを測定し、その電気インピーダンスに基
づき試料懸濁液中の粒子の粒度分布を測定するシースフ
ロー方式の粒度分布測定装置であって、検出ブロック
が、フローセルに対して着脱可能に形成されてなる。
【0007】フローセルは、検出ブロックを境にして分
割可能に形成されているのが好ましい。また、検出ブロ
ックは、ねじによるフローセルと着脱するための着脱部
を有していてもよい。また、フローセルが、検出ブロッ
クを水密に封止しかつフローセルと着脱する着脱部を有
していてもよい。着脱部は例えばねじである。着脱部
は、検出ブロックの両側部分に互いに逆ねじを形成した
ものが好ましい。貫通孔は、開口両端部に外方に向かっ
て拡大したテーパ面をそれぞれ有していてもよい。これ
により、貫通孔の開口縁部に電界が集中しないようにで
きるという利点や検出ブロックをフローセルの位置決め
を精密に行う必要がなくなるという利点が得られる。こ
こでいうテーパ面とは、断面形状が直線となるよう整形
されたC面、断面形状が曲線となるよう整形されたR面
あるいは放物面を含んでいる。
【0008】さらに、粒度分布測定装置は、試料懸濁液
中に粒度分布測定保証範囲の最小粒径および/または最
大粒径を越える粒子が予め設定された割合以上に含まれ
る際に、メッセージを出力するメッセージ出力手段を設
けてもよい。メッセージ出力例としては使用した貫通孔
が不適当である旨、測定した粒子の粒度分布幅が貫通孔
の測定保証範囲に対して広すぎるという旨、測定に使用
した貫通孔とは別の貫通孔を用いて再測定すべき旨を出
力してもよい。推奨する貫通孔の種別(推奨口径)を出
力してもよい。これらを出力する手段としては、表示装
置(CRTやプリンタ)に文章で表示してもよくLED
を発光させてもよく、ブザーで警告音として出力しても
よい。
【0009】さらに、粒度分布測定装置は、測定した粒
子の粒度分布巾が貫通孔の測定保証範囲に対して広すぎ
る際に、粒度分布測定保証範囲が一部オーバーラップす
る口径の異なる貫通孔を用いて測定し、各貫通孔によっ
て得られた複数の粒度分布を重ね合わせて1つの粒度分
布を求める補正手段を設けてもよい。なお、この粒度分
布測定装置は、上記したメッセージ出力手段および補正
手段をあわせもつものであってもよい。
【0010】
【作用】この発明のシースフロー方式の粒度分布測定装
置では、試料懸濁液中の粒子の粒度分布の測定を行う
際、まず、フローセルの間に所定の口径の貫通孔を有す
る検出ブロックを配置し、フローセル内に一対の電極を
配置する。次に、試料懸濁液をシース液とともに検出ブ
ロックの貫通孔に流通する。このとき、貫通孔を通過す
る試料懸濁液の流れをそのシース液で包み込むようにす
る。
【0011】次に、前記電極により、試料懸濁液がシー
ス液に包み込まれて貫通孔を通過する際の電気インピー
ダンスを測定し、その電気インピーダンスに基づき試料
懸濁液中の粒子の粒度分布を測定する。この装置では、
フローセルが、検出ブロックを境にして分割可能に形成
されているので、検出ブロックの交換が可能となる。さ
らに、前記検出ブロックがフローセルに着脱可能である
ので、貫通孔に詰まりが生じた際の除去等のための取り
外し操作が容易となる。さらに検出ブロックが、フロー
セル水密に封止しかつフローセルと着脱する着脱部を有
するので、検出ブロックを交換しフローセルの間に所定
の口径を有する貫通孔を任意に設定することができる。
【0012】検出ブロックが、その両側部分にねじによ
るフローセルとの着脱部を有しておれば、検出ブロック
の交換が容易であり、さらに、着脱部を検出ブロックの
両側部分に互いに逆ねじで形成すれば、検出ブロックを
一方向に捩じるだけでフローセルが検出ブロックを境に
して両側部分に分割できるので、検出ブロックの取り外
しおよび取り付けがきわめて容易となる。
【0013】貫通孔の開口両端部に外方に向かって拡大
したテーパ面をそれぞれ形成すれば貫通孔の開口周辺に
おける電界の過度の集中が防止され、測定の精度が向上
する。また、貫通孔に流体が流れ易くなり検出ブロック
とフローセルとの厳密な位置決めが不要になる。粒度分
布測定装置がメッセージ出力手段を備えておれば、試料
懸濁液中に、測定に使用した貫通孔の測定保証範囲の最
小粒径および/または最大粒径に相当する粒子の頻度が
予め設定された割合を越えること、すなわち、測定に使
用した貫通孔の適否をいち早く知ることができる。
【0014】また、粒度分布測定装置が補正手段を備え
ておれば、測定保証範囲が一部オーバーラップする口径
の異なる貫通孔を用いて測定し、補正手段により各貫通
孔によって得られた複数の粒度分布を重ね合わせて1つ
の粒度分布を求めることができる。このため、従来のよ
うに測定終了後に行われる計算による結果を待つまでも
なく粒子の粒度分布が測定終了と略同時に得られる。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるシースフ
ロー方式の粒度分布測定装置の一部であるシースフロー
セルを示す。フローセル1は、例えば樹脂を材料とする
上部セル本体2および下部セル本体3と、上部および下
部セル本体2,3の間に配置された検出ブロック4とか
ら主に構成されている。上部セル本体2は、上端にフロ
ントシース液の供給口5を有するとともに試料懸濁液供
給用のノズル6が挿通されている。ノズル6は下端が先
細りに形成されセル本体2内部に開口し、上端開口部は
シース液供給部に接続されている。上部セル本体2の下
端には開口部7が形成されている。開口部7の内周面に
は並目雌ねじ部8が形成されている。
【0016】一方、下部セル本体3は、下端にバックシ
ース液の供給口9が形成されるとともに排液用の短管1
0が挿通されている。短管10の上端は下部セル本体3
内部に開口し、下端開口部は排液チャンバーに接続され
ている。下部セル本体2の上端には開口部11が形成さ
れている。開口部11のセル本体内周面には並目雌ねじ
部12が形成されている。雌ねじ部12は、上部セル本
体2に形成された雌ねじ部8とつる巻線の巻き方向が異
なる、逆ねじとして形成されている。検出ブロック4
は、図2に示すように、一例として外径20mm、厚み
10mmの円板状ブロックであり中心部に貫通孔13を
有する。検出ブロック4は、異なる口径の貫通孔13
a,13b,13c,……をそれぞれ1つだけ有する複
数個の検出ブロック4a,4b,4c,……が1組とな
って構成されている。貫通孔13の口径/粒子測定範囲
は、例えば貫通孔13aが200μm/6〜80μm、
貫通孔13bが100μm/3〜40μm、貫通孔13
cが50μm/1.5〜20μmである。検出ブロック
4は貫通孔部分がセラミックスあるいはルビー等の精密
加工が行えるものがより好ましい。
【0017】検出ブロック4の両主面には貫通孔13を
中心としてそれぞれ上下方向に突出する並目雄ねじ部1
5が形成されている。雄ねじ部15は、上記した雌ねじ
部8,12とそれぞれ係合して上部および下部セル本体
2,3を着脱可能に接続できるよう互いのつる巻線の巻
き方向が異なる逆ねじで構成されている。雌ねじ部8,
12の各奥部はOリング17,18を介して雄ねじ部1
5の各先端と密着可能になっている。これにより、上部
および下部セル本体2,3は検出ブロック4を介して水
密に封止され、貫通孔13を介して連通される。上部お
よび下部セル本体2,3の内部には、極板19aおよび
19bからなる一対の電極19が配置されている。
【0018】図3に示すように、多貫通孔13の開口両
端部には、外方に向かって拡大したテーパ面20が形成
されている。テーパ面20はこの場合、C面、すなわ
ち、断面形状が直線で整形された面であって同一の傾斜
角を有している。傾斜角度は好ましくは30〜60°、
より好ましくは45°である。テーパ面20はR面、す
なわち、断面形状が曲線で整形された面で形成してもよ
い。この場合、R面の曲率半径は貫通孔12の口径によ
って異なる。検出孔の口径Dと長さ(パス長)Lの比L
/Dは、1.2〜1.4となるよう、より好ましくは
1.2となるよう形成されている。L/Dが小さすぎる
と開口部の電界が不均一に形成され粒子の容積とパルス
高さの比例関係が成立しにくくなる。また、L/Dが大
きすぎると、検出孔内に複数の粒子が入り、検出される
粒子の個数が不正確になる。
【0019】この発明の粒度分布測定装置0は、図4に
示すように、セル本体2,3に配置された極板19a,
19bに、電流供給部21、信号検出部22、増幅部2
3、波形処理部24、A/D変換部25、データ処理部
26、出力回路部27および表示部28が接続された構
成となっている。上部セル本体2のフロントシース液供
給口5および下部セル本体3のバックシース液供給口9
は、チューブでシース液供給部29に接続されている。
ノズル6はろ過装置30を介して試料液供給部31にチ
ューブで接続されている。シース液供給部29および試
料液供給部31は流体制御装置32により制御される。
試料液供給部にはろ過装置30が設けられている。ろ過
装置30は試料液供給部31から供給される試料液をろ
過し、貫通孔を詰まらせるような大きなゴミ等の不要粒
子を除去している。データ処理部26は、図5に示すよ
うに、CPU41、ROM42、RAM43および粒度
分布作成のための制御を行う粒度分布作成制御部35と
2つの粒度分布メモリー45,46とがバスにより接続
され構成されている。CPU41は、得られた粒度分布
データを読み出して必要な処理をおこなう。図示しない
本体制御部は、キー入力を行う操作部47および流体供
給部29,31等を駆動する駆動回路48あるいは流体
制御装置32と接続されている。
【0020】この実施例の粒子測定装置1は、以下の操
作により測定を行う。なお、図6および図7はその測定
手順をしめすフローチャートである。まず、ステップS
1では、測定の準備として、対象とする試料の粒径に対
応する検出ブロック4a,4b,4cの1つを選択し上
部および下部セル本体2,3の間に固定する。ここで
は、各雄ねじ部15および雌ねじ部8,12からなる着
脱部が互いに逆ねじで構成されているので、セル本体
2,3間に検出ブロック4を置いて一方向に捩じるだけ
で検出ブロック4がセル本体2,3間に水密に封止され
たフローセル1を構成することができる。フローセル1
は各検出ブロック4ごとに予め装置定数が設定されてい
る。
【0021】次に、ステップS2ではステップS1にお
いて選択された検出ブロック4の登録入力、装置定数の
設定等の初期設定が行われる。次に、ステップS3にお
いて上部セル本体2内に測定の対象となる試料懸濁液を
供給し、同時にステップS4において上部および下部セ
ル本体2,3内にシース液を供給する。セル本体2内に
供給された各液は貫通孔13を通り抜け、排液用短管1
0から排液チャンバーに排出される。
【0022】シース液は、供給口5からフロントシース
液として流入しノズル6の周囲を包み込むようにしてテ
ーパ面20に流入している。ノズル6から吐出された試
料液はフロントシース液に包まれながら徐々に収束さ
れ、貫通孔13を通過する際には、粒子が一列に並んだ
状態になる。また、貫通孔13を通過した粒子を周囲か
ら包みこんで短管10に導くバックシース液を供給口9
から導入する。これにより、貫通孔13を通過した粒子
が下記セル本体3で滞留することが妨げられ、貫通孔1
3通過後の急激な流速の低下が抑えられる。
【0023】ステップS5では、電流供給部21から所
定の電流が電極の間に供給され貫通孔13を通り抜ける
際の試料の粒子が測定される。ここでは、貫通孔13を
通り抜ける試料粒子数が抵抗検出信号のパルス数とし
て、試料粒子の体積がパルス高さとして、電極19を介
して信号検出部22で検出され各信号処理部23〜25
を経てデータ処理部26に送られる。次にステップS6
では、粒度分布データの作成が行われる。例えば、ステ
ップ1において登録された測定に供される検出ブロック
が4bである場合、粒度分布作成制御部44は、第1粒
度分布メモリ45にA/D変換部25から送られてくる
測定データXを蓄積するよう命令する。粒度分布メモリ
45のアドレスを測定データXの値に対応させておき、
各測定データをアドレスに入力し、そのアドレスで指定
されたメモリの値を+1インクリメントすることにより
粒度分布データF(X)が得られる。粒度分布メモリ4
6で作成された粒度分布データF(X)は演算処理され
出力回路部27で%変換および数値変換され表示部28
としてのCRT50あるいはプリンタ51に出力され
る。
【0024】このとき、粒度分布データF(X)は、図
7のフローチャートで示したようなステップをへて表示
部28に表示される。まず、ステップR1,R2 R5
では、測定保証範囲の最小粒経又は最大粒経に相当する
粒子の頻度が所定値を越えるか否かが判定される。具体
的にはステップR1では測定に使用した貫通孔13bの
測定保証範囲の最小粒径に相当する粒子の頻度が、粒度
分布ピーク値に対する規定の割合h、例えば、ピーク値
の5%を越えるか否かを判断する。ステップR1での結
果がYESの場合には、ステップR2に移行する。ステ
ップR2では、測定に使用した貫通孔13b(検出ブロ
ック4b)の測定保証範囲の最大粒径に相当する粒子の
頻度が、粒度分布ピーク値に対する規定の割合hを越え
るか否かを判断する。ステップR2での結果がYESの
場合には、ステップR3に移行する。
【0025】ステップR3では、ステップR1およびス
テップR2の判断にもとずき、対象粒子の粒度分布幅が
貫通孔13bの測定保証範囲をオーバーしている旨、お
よび、口径がより小さい貫通孔13a及び口径がより大
きい貫通孔13cの双方を用いた再測定を奨励する旨
が、例えば、CRT50にメッセージとして表示され
る。同時に、図8の頻度曲線の実線部分で示されたよう
な粒度分布が、CRT50に表示される。ステップR2
での結果がNOの場合には、ステップR4に移行する。
ステップR4では、ステップR1およびステップR2の
判断にもとずき、対象粒子の粒度分布が貫通孔13bの
測定保証範囲hより小さい側に存在する旨、および、口
径がより小さい貫通孔13aを用いた再測定を奨励する
旨が、同様にCRT50にメッセージとして表示され
る。同時に、図9の頻度曲線の実線部分で示されたよう
な粒度分布が、CRT50に表示される。
【0026】ステップR1での結果がNOの場合には、
ステップR5に移行する。ステップR5では、測定に使
用した貫通孔13bの測定保証範囲の最大粒径に相当す
る粒子の頻度が、粒度分布ピーク値に対する規定の割合
hを越えるか否かを判断する。ステップR5での結果が
YESの場合には、ステップR6に移行する。ステップ
R6では、ステップR1およびステップR5の判断にも
とずき、対象粒子の粒度分布が貫通孔13bの測定保証
範囲hより大きい側に存在する旨、および、口径がより
大きい貫通孔13cを用いた再測定を奨励する旨が、同
様にCRT50にメッセージとして表示される。同時
に、図10の頻度曲線の実線部分で示されたような粒度
分布が、CRT50に表示される。
【0027】ステップR3、R4あるいはR6でCRT
50に表示されたメッセージをみた使用者は、図6のフ
ローチャートのステップS7において再測定をおこなう
か否かを判断する。ステップS7での判断がYESの場
合には、ステップS7からステップS8に移行する。ス
テップS8ではセル本体2,3の間に固定された検出ブ
ロック4bを、上記メッセージによって推奨された検出
ブロック4aまたは4cに交換する。このとき、各雄ね
じ部15および雌ねじ部8,12からなる着脱部が互い
に逆ねじで構成されているので、検出ブロック4bを一
方向に捩じるだけでセル本体2,3が検出ブロック4b
を境にして両側部分に分割できる。
【0028】セル本体2,3の間に検出ブロック4aあ
るいは4cを取り付け、前記ステップS2からステップ
S6の測定操作を同様の手順で繰り返す。このとき、ス
テップS2において検出ブロック4aあるいは4cの種
別がデータ処理部26に登録される。ステップS6で
は、粒度分布作成制御部44が、選択された検出ブロッ
クが4aあるいは4cであることを判断して第2粒度分
布メモリ46にA/D変換部25から送られてくる測定
データXを蓄積するよう命令する。第2粒度分布メモリ
46に作成された粒度分布データF(X)は前記同様、
CRT50あるいはプリンタ51に出力される。
【0029】このとき、貫通孔4bと貫通孔4aあるい
は貫通孔4cを用いた測定において試料の分析量が異な
る場合には、オーバーラップする測定範囲において粒度
分布曲線が重ならない場合がある。このような場合で
も、オーバーラップする測定範囲でのそれぞれの累積頻
度値の比率から、それぞれの分析量の比を推測すること
ができる。分析量の比Raは、下記の式で表される。
【数1】
【0030】ここで、Ahiは貫通孔13aによる粒径
diの粒子頻度、Chiは貫通孔13cによる粒径di
の粒子頻度を指す。Ahi×Raで得られた値を貫通孔
3aによる新たなる頻度データとすることにより、オー
バーラップする測定範囲での頻度値の隔たりを修正し粒
度分布曲線を互いに重ね合わせることができる。このよ
うな補正手段により重ね合わされた粒度分布測定結果は
上記同様にCRT50に表示される(図11)。なお、
同径の粒子でも貫通孔の口径が小さくなるほど、貫通孔
通過時の極板19a,19b間の電圧変化量が大きくな
るので、各貫通孔13ごとに、予め粒子径と電圧変化量
の関係を求めておき、このデータをデータ処理部26に
格納しておくことが好ましい。一方、ステップS7での
判断がNOの場合には、ステップS7からステップS9
に移行する。ステップS9では測定を終了するか否かを
使用者が判断する。ステップS9での判断がYESの場
合には、測定を終了する。ステップS9での判断がNO
の場合には、ステップS10に移行し、他の処理を行
う。
【0031】上記実施例では、各雄ねじ部15および雌
ねじ部8,12からなる着脱部が互いに逆ねじで構成さ
れているので、検出ブロック4を一方向に捩じるだけで
セル本体2,3が検出ブロック4を境にして両側部分に
分割できる。このため、セル本体2,3に対する検出ブ
ロック4の取り付け、交換及びその位置決めが容易であ
る。したがって、交換可能な検出ブロック4がセル本体
2,3間に水密に封止されたシースフローセル1を構成
することができる。
【0032】また、貫通孔13の開口両端部に外方に向
かって拡大したC面(テーパ面)20が、貫通孔の口径
Dと長さLの比L/Dにおいて1.2〜1.4となるよ
う形成されているので、開口部7,11における電界の
形成が均一となり粒子の容積とパルス高さの比例関係が
成立し易くなる。また、貫通孔13に入る粒子が規制さ
れ検出される粒子の個数が正確になる。また、粒度分布
測定の際、対象粒子の粒度分布幅が貫通孔13bの測定
保証範囲hより小さい側に存在する旨、および、口径が
より小さい貫通孔13aを用いた再測定を奨励する旨、
あるいは、対象粒子の粒度分布が貫通孔13bの測定保
証範囲の両側にも存在する旨、および、口径がより小さ
い貫通孔13aと口径がより大きい貫通孔13cの双方
を用いた再測定を奨励する旨が、あるいは、対象粒子の
粒度分布が貫通孔13bの測定保証範囲hより大きい側
に存在する旨、および、口径がより大きい貫通孔13c
を用いた再測定を奨励する旨が、文章によるメッセージ
としてCRTに出力される。このようなメッセージ出力
手段により、使用者は測定に使用した貫通孔が試料懸濁
液中の粒度分布に対して完全に対応しないことをいち早
く知ることができ、適切な貫通孔を容易に選択できる。
【0033】また、2種あるいは3種の異なる貫通孔4
を用いた測定において試料の分析量が異なる場合には、
オーバーラップする測定範囲において粒度分布曲線が重
ならない場合でも、それぞれの累積頻度値の比率からそ
れぞれの分析量の比を推測しオーバーラップする測定範
囲での頻度値の隔たりを修正して粒度分布曲線を互いに
重ね合わせることができる補正手段をあわせもつので、
使用者は粒度分布の測定結果をただちに得ることができ
る。なお、上記実施例では、メッセージを文章にしてC
RT50に出力したが、さらにプリンターに出力しても
よいし、LEDの発光、スピーカーによる音声あるいは
ブザーの鳴動による警告を併せて出力してもよい。ま
た、粒度分布測定結果は、上記した頻度分布曲線のみな
らずヒストグラムであらわしてもよい。また、積算分布
としてあらわしてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明の請求項1にかかる粒度分布測
定装置によれば、検出ブロックが、フローセルに着脱可
能に形成されているので貫通孔に詰まった物を容易に除
去できる。この発明の請求項2にかかる粒度文武測定装
置によれば、フローセルが、検出ブロックを境に分割可
能に形成されているので、異なる口径の貫通孔を有する
検出ブロックを準備すれば、1組のフローセルのみで広
い粒度分布を有する粒子の測定が可能となる。また、貫
通孔に詰まりが生じた際の貫通孔の掃除が容易である。
また、所定の口径を有する貫通孔を容易に設定でき、粒
度分布測定の自由度を高めることができる。この発明の
請求項3にかかる粒度分布測定装置によれば、検出ブロ
ックが、フローセルを水密に封止しかつフローセルと着
脱する着脱部を有しているので、検出ブロックの取り付
け、交換およびその位置決めが容易である。
【0035】この発明の請求項4にかかる粒度分布測定
装置によれば、着脱部が、検出ブロックの両側部分に互
いに逆ねじを形成しているので、検出ブロックを一方向
に捩じるだけでフローセルが検出ブロックを境にして両
側部分に分割でき、検出ブロックの取り外しおよび取り
付けがきわめて容易となる。このため、貫通孔の詰まり
除去などの操作面における煩雑さが解消される。この発
明の請求項5にかかる粒度分布測定装置によれば、貫通
孔の開口両端部に外方に向かって拡大したテーパ面をそ
れぞれ形成しているので、貫通孔の開口周辺における電
界の過度の集中が防止され高い測定精度を得ることがで
きる。また、検出ブロックと両側のフローセルの位置決
め精度は、あまり厳密でなくてもよい。したがって製造
及び組立てが容易になる。このような構成により、貫通
孔の詰まり除去などの操作面における煩雑さが低減され
た粒度分布測定装置を提供できる。
【0036】この発明の請求項6にかかる粒度分布測定
装置によれば、測定結果をメッセージとして出力するメ
ッセージ出力手段を有しているので、使用者は測定に使
用した貫通孔が試料懸濁液中の粒子の粒度分布に対して
不適当であることをいち早く知ることができ適切なサイ
ズの貫通孔を容易に選択できる。
【0037】この発明の請求項7にかかる粒度分布測定
装置によれば、粒度分布データ作成における補正手段を
有しているので、一部がオーバーラップする口径の異な
る貫通孔を用いて測定し、各貫通孔によって得られた複
数の粒度分布を重ね合わせて1つの粒度分布を求めるこ
とができる。このため、従来のように測定終了後に行わ
れる計算による結果を待つまでもなく粒子の粒度分布が
測定終了と略同時に得られる。したがって試料粒子が広
い粒度分布幅を有する場合でも迅速で精度の高い粒度分
布測定をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による粒度分布測定装置の
フローセルの概略構成図。
【図2】図1のフローセルを構成する検出ブロックの斜
視図。
【図3】図2の検出ブロックに形成された貫通孔の拡大
した断面図。
【図4】この発明の一実施例による粒度分布測定装置の
概略構成図。
【図5】粒度分布を作成する図4のデータ処理部の概略
ブロック図。
【図6】測定方法を示すフローチャート。
【図7】図6の粒度分布データ作成の方法を示すフロー
チャート。
【図8】表示部における粒度分布測定結果の表示の一例
を示す図。
【図9】表示部における粒度分布測定結果の他の表示例
を示す図。
【図10】表示部における粒度分布測定結果のさらに他
の表示例を示す図。
【図11】表示部における重ね合わされた粒度分布測定
結果の表示例を示す図。
【符号の説明】
0 粒度分布測定装置 1 フローセル 2 上部セル本体 3 下部セル本体 4(4a、4b、4c) 検出ブロック 8,12 雌ねじ部 13(13a、13b、13c) 貫通孔 15 雄ねじ部 17,18 Oリング 19 電極 20 テーパ面 26 データ処理部 28 表示部 29 シース液供給部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料懸濁液及びシース液を流すフローセ
    ルと、 このフローセルの間に配置され試料懸濁液及びシース液
    が通過可能な貫通孔を有する検出ブロックと、 貫通孔をはさんでフローセル内に配置される一対の電極
    とを備え、 前記電極により、試料懸濁液がシース液に包み込まれて
    貫通孔を通過する際の電気インピーダンスを測定し、そ
    の電気インピーダンスに基づき試料懸濁液中の粒子の粒
    度分布を測定するシースフロー方式の粒度分布測定装置
    であって、 前記検出ブロックが、フローセルに対して着脱可能に構
    成されてなる粒度分布測定装置。
  2. 【請求項2】 フローセルが、検出ブロックを境にして
    分割可能に形成されてなる請求項1記載の粒度分布測定
    装置。
  3. 【請求項3】 検出ブロックが、フローセルを水密に封
    止しかつフローセルと着脱する着脱部を有する請求項1
    及び2記載の粒度分布測定装置。
  4. 【請求項4】 着脱部が、検出ブロックの両側部分に互
    いに逆ねじを形成してなる請求項3記載の粒度分布測定
    装置。
  5. 【請求項5】 貫通孔が、開口両端部に外方に向かって
    拡大したテーパ面をそれぞれ有する請求項1記載の粒度
    分布測定装置。
  6. 【請求項6】 さらに、試料懸濁液中に粒度分布測定保
    証範囲の最小粒径および/または最大粒径を越える粒子
    が予め設定された割合以上に含まれる際に、メッセージ
    を出力するメッセージ出力手段を有する請求項1記載の
    粒度分布測定装置。
  7. 【請求項7】 さらに、測定した粒子の粒度分布巾が貫
    通孔の測定保証範囲に対して広すぎる際に、粒度分布測
    定保証範囲が一部オーバーラップする口径の異なる貫通
    孔を用いて測定し、各貫通孔によって得られた複数の粒
    度分布を重ね合わせて1つの粒度分布を求める補正手段
    を有する請求項1記載の粒度分布測定装置。
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