JPH08151228A - 表面結晶化高強度ガラス、その製法及びその用途 - Google Patents
表面結晶化高強度ガラス、その製法及びその用途Info
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Abstract
量%のSiO2 、3〜8重量%のLi2 O、15〜22
重量%のAl2 O3 、2〜8重量%のZnO、0〜7重
量%のZrO2 、0〜1.5重量%のMgO、0〜2重
量%のCaO、0〜10重量%のNa2 O+K2 Oから
なる表面結晶化高強度ガラス。 【効果】強度が大きく可視光線透過率が高い。
Description
法及びその用途に関する。
の熱膨張率が母ガラスよりも小さいことから表面に圧縮
応力を発生させると、ガラスの強度が向上することは知
られている。オルコットら(米国特許 No.2998675 )
は、はじめてガラスを熱処理することで表面に結晶化し
た薄い圧縮層を発生させて高い強度のガラスを製造し
た。オルコットらのガラス組成は65〜72重量%のS
iO2 、4重量%以上のLi2 O、22.5〜30重量
%のAl2 O3 でLi2 O/Al2 O3 比が0.3以下
であり、結晶核として0.1〜3.5重量%のTiO
2 、0.1〜5重量%のB2 O3 、0.4〜2重量%の
Na2 Oと、0.5〜10重量%のPbOのなかの最低
1種類を含むことを特徴としている。同ガラスは800
℃前後で数時間熱処理され、その間に表面にベータユー
クリプタイトの結晶層が析出する。ベータユークリプタ
イトの熱膨張係数は母ガラスよりも小さいため、冷却時
に表面に均一な圧縮応力が発生し、ガラスの強度が上昇
する、オルコットら(米国特許 No.3253975 )はその後
組成を以下の通り修正している。即ち、52〜65重量
%のSiO2 、4重量%以上のLi2 O、40重量%以
下のAl2 O3 でLi2 O/Al2 O3 比が0.3以下
であることを特徴とするガラス組成としており、強度上
昇に寄与する表面結晶層は前と同様のベータユークリプ
タイトであり、充分に高い透明性を有するとはいえな
い。
よる表面結晶化ガラスは英国特許 No.1108473 と同1108
476 に見られる。これらのガラス組成は32〜54重量
%のSiO2 、24〜56重量%のAl2 O3 であり、
結晶核として0.5〜6重量%のP2 O5 、0.5〜4
重量%のMoO3 、1.5〜7.5重量%のZrO2の
なかの最低1種類を含むことを特徴としている。しか
し、結晶化後の同ガラスは不透明である。
とは異なった組成の、微細なベータユークリプタイトま
たはベータクォーツが固溶した結晶層を有する表面結晶
化ガラスを発明している。その組成は55〜67重量%
のSiO2 、22〜28重量%のAl2 O3 、5〜7重
量%のLi2 O、0〜2重量%のNa2 O、0〜10重
量%のZnOであり、加えてアルカリ金属酸化物がAl
2 O3 に対してモル比で1以上、SiO2 とAl2 O3
のモル比が4としている。
しい特許である米国特許 No.5084328 (ファインら、1
992)にはマグネシウム・アルミノシリケート系ガラ
スにおいて、ベータクォーツの表面結晶圧縮応力層を持
つガラスが示されており、その組成は、50〜70重量
%のSiO2 、16〜28重量%のAl2 O3 、5〜1
0重量%のMgO、2.5〜5重量%のLi2 O、3.
5〜12重量%のZnOである。このガラスの強度向上
は急冷による物理強化とベータクォーツ表面層による圧
縮応力との複合によっている。
の熱膨張係数を母ガラスよりも小さくすることにより表
面に圧縮応力を発生させてガラスの強度を向上させよう
とする試みは多くなされてきているが、その結晶層はベ
ータユークリプタイト、ベータクォーツ、ウィルマイト
に限定されている。また、結晶化層と母ガラスの屈折率
が異なるために、充分な可視光線透過率が得られず、得
られたガラスは不透明であるという欠点があった。どの
特許においても具体的な可視光線透過率については言及
しておらず、透明と記述されたファインらによる組成
(米国特許 5084328)について、追試を行ったところ、
同ガラスは研磨後でも75%以下の低い可視光線透過率
しか得られていない。さらに結晶化層の母ガラスへの固
溶性に関する検討がなされておらず、その結果結晶化層
と母ガラスの熱膨張係数の差が小さくなって充分な強度
上昇が得られず、急冷による物理強化と組み合わせるこ
とにより高強度化を達成しているものが多い。
ラスを提供する手法はいくつかあるが、物理強化を用い
ずに高い強度を与え、かつ高い可視光線透過率を満足す
るガラス組成及び製造方法は見出されていない。
技術が有する前述の問題点をすなわち、物理強化なしで
も充分に大きい強度を有するとともに可視光線透過率の
高い、すなわち透明な表面結晶化ガラスを提供しようと
するものである。
晶層を有し、組成が60〜75重量%のSiO2 、3〜
8重量%のLi2 O、15〜22重量%のAl2 O3 、
2〜8重量%のZnO、0〜7重量%のZrO2 、0〜
1.5重量%のMgO、0〜2重量%のCaO、0〜1
0重量%のNa2 O+K2 Oからなる表面結晶化高強度
ガラス、その製法及びその用途である。
さい薄い結晶層を有し、中央部がガラス層である。この
結晶層としては、ガラスの透明性が特に高くできる点で
ベータスポジュメンが好ましい。この表面の結晶層の厚
さとしては数μm〜60μmである。
明する。
結晶を構成する基本部分であり、SiO2 はガラス相に
おいて網目構造を形成する主成分でもある。SiO2 は
60%未満では、結晶化時に変形が起こり形状を保持で
きない。75%を超えると結晶化が遅くなり、また、ガ
ラスの溶融性が悪くなり、均質なガラスを得ることが困
難となる。SiO2 は上記範囲中、62〜70%である
ことが好ましく、65.2%であることが最適である。
出が充分ではなく、8%を超えると結晶粒が大きくな
り、可視光線透過率が低下する。Li2 Oは上記範囲中
4〜6%であることが好ましく、最も高い透過率を得る
には5.4%が最適である。
が充分ではなく、22%を超えると溶解が困難となると
ともに結晶粒が大きくなって、可視光線透過率が低くな
る。Al2 O3 は上記範囲中15〜21%であることが
好ましく、さらに最も高い透過率と圧縮応力を得るには
18.2%が最適である。
る。その含有量が2%未満では析出結晶数が充分でな
く、充分な圧縮応力が得られない。一方、8%を超える
と体積結晶化が起こる。ZnOは上記範囲中、4.5〜
7%であることが好ましく、充分細かい結晶を析出させ
て高い可視光線透過率と圧縮応力を得るには4.4%で
あることが最適である。
ことによりガラスの透明性を高くできるベータスポジュ
メンを表面に析出すことができる。ただし、その含有量
が7%を超えると体積結晶化が起こり強度が低下する。
ZrO2 は上記範囲内で、2〜5%であることが好まし
く、充分細かい結晶を析出させるには4.0%であるこ
とが最適である。
とにより、ガラスの溶融性を向上することができる。し
かし、MgOは結晶相と母ガラスの界面近傍に固溶し
て、両者の熱膨張率の違いを低下させる働きがあるた
め、1.5%を超えると表面に析出する結晶の熱膨張係
数が大きくなり、充分な圧縮応力が得られない。MgO
は上記範囲中、0.1〜0.7%であることが好まし
く、高い圧縮応力を得るには0.7%であることが最適
である。
とにより、ガラスの溶融性を向上することができる。し
かし、その含有量が2重量%を超えると、透明性を損な
う結晶が析出しやすくなる。
が、含有することにより溶解性を改善することができ
る。その含有量が合量で10%を超えると、ベータスポ
ジュメント低膨張結晶相が析出しなくなり、目的とする
強度が得られなくなる。Na2 O、K2 Oは、上記範囲
中、8%以下であることが好ましく、さらに高い可視光
線透過率と圧縮応力を得るには0.7%のNa2 O、
1.0%のK2 Oが最適である。
せるには、Li2 OとAl2 O3 のモル比が0.9〜
1.1の範囲であることが好ましく、1であることが最
適である。
5%以上であるものは、強度が高く可視光線透過率が高
いことを要求される分野に好適に使用することができ
る。
る。常法にしたがって、目標組成になるように各原料を
調合し、これを1600〜1700℃に加熱してガラス
化する。次いでこの溶融ガラスを清澄した後所定の形状
に成形する。その際板ガラスに成形する場合は、ロール
アウト法、フロート法、プレス法、等が使用される。ま
た、フアイバーに成形する場合は、白金性のピンホール
から引き出す方法が使用される。かくして成形されたガ
ラスは、ガラス転移点温度以上軟化点温度以下の温度範
囲で所定時間保持され、表面に薄い結晶化層が生成され
る。この温度は具体的には600〜850℃の温度範囲
にあり、保持時間は30分間〜8時間程度ある。特に薄
いガラスの場合には、あらじめ、550〜650℃程度
に10〜48時間保持して予備加熱し、結晶核を形成す
ると表面の結晶層が析出しやすくなる。さらに、薄いガ
ラスの場合には結晶を析出するための保持時間を上記範
囲内において短い時間を採用する。
と同程度の可視光線透過率をもち、かつ強度が高いた
め、より強強度が要求される建築用、自動車用ガラスに
適用することにより、大きな利点が得られる。すなわ
ち、同一厚さで使用すれば数倍の強度を発現することが
でき、また同一強度を発現するための厚さは数分の1に
なるために大きな軽量化が可能である。さらに、通常の
急冷による物理強化では強度の上昇が困難であった薄板
やファイバーについても可視光線透過率を保持しつつ高
強度化が可能であり、太陽電池のカバーガラスや繊維強
化複合材料用の強化繊維として応用が可能である。
及び比較例(例4、5)として検討した5種類のガラス
組成を示す。
に投入した後、1650〜1675℃大気中にて4時
間、撹拌しながら溶解した。比較例(例5)では溶解性
が悪いが、本発明の例1〜3では、通常のソーダライム
ガラスと同程度の溶解性があり、製造上の問題はないこ
とを確認した。均一に溶解した各組成のガラスは、カー
ボンの型に流し込んで、約10cm角で厚さ5mm程度
の板に成形・冷却した。得られた板のガラス転移点温度
は各組成によって異なるため、それらをDTAにて測定
した。成形後の各ガラスを、表2に記載の熱処理温度、
熱処理時間保持し表面に結晶層を析出した。その後60
℃/hrのゆっくりした速度で冷却した。かくして得ら
れたガラスについて、可視光線透過率及び表面の圧縮応
力を測定し、その結果を、表2の可視光線透過率の欄、
圧縮応力の欄にそれぞれ示した。圧縮応力の測定は、偏
光顕微鏡によった。また、表面の結晶化層について、X
線により調査した結果、例1、2は、ベータスポジュメ
ン以外の結晶が主体であり、例3はベータスポジュメン
が主体であり、その厚さは、いずれも約50μmである
ことを確認した。比較例である例4は、中央部まで全体
にベータスポジュメン以外の結晶が析出したいわゆる体
積結晶であり、例5は表面に5μmのベータスポジュメ
ン以外の結晶層が析出していた。
い圧縮応力が確認されており、中でも例3の組成が最も
よい値を示した。これに対し、例4では高い圧縮応力は
測定されたものの、SiO2 含有量が少ないために熱処
理時に変形が起こり、可視光線透過率は測定できなかっ
た。また、例5では、溶解性が悪く、得られたガラスの
可視光線透過率や圧縮応力も不充分であった。
強度試験片を作成し、実際の強度を測定した。JIS
1601に定められた3点曲げ試験で測定した。曲げス
パンは30mm、荷重の負荷速度は0.5mm/min
である。強度試験片の大きさは3×4×40mmとし、
16本の試験片を作成した。同形状に機械加工後、8本
について表2の例3の条件にて表面結晶化処理を行っ
た。その結果を表3に示す。
化により約5倍の強度上昇が得られ、かつ高い可視光線
透過率が保たれることが分かる。
て、建築用及び自動車用のガラスを想定し、300mm
角の板を成型し、強度測定を行った。ガラスとして表1
の例3のものと同一のものを使用し、板厚を通常板厚の
半分の1.5mmとなるように成型後、所定の熱処理を
行って表面に均一な結晶化層を析出させた。この結晶化
層はベータスポジュメンであった。こうして得られた板
の強度をリング−オン−リング法にて測定した。すなわ
ち、直径80mmの下リング上にガラスを載置し、その
上に直径30mmの上リングを載置し、上リングより荷
重を印加し、ガラスが破壊した時の加重を強度として測
定する。その結果を表4に示す。通常のソーダライムガ
ラスと比較して板厚が半分にもかかわらず、耐荷重は約
1.6倍となっており、本ガラスを用いることによって
高強度化と軽量化が同時に実現できたことが分かる。
スにて太陽電池のカバーガラスとして用いられる厚さ
0.3mmの薄板を作成し、強度と可視光線透過率を測
定した。表5には通常使用されているソーダライムガラ
スと前述の実施例3の組成にて作製した薄板の特性を比
較して示す。強度は前述の実施例2と同様、リング−オ
ン−リング法にて測定した。なお、本検討ではより高い
可視光線透過率を得るために表面結晶化後に表面を研磨
しており、その結果、前述の表2に比べて高い可視光線
透過率が得られている。この結果から明らかな通り、本
結晶化ガラスを使用することにより、通常と同程度の可
視光線透過率を保持しつつ強度を2倍以上とすることが
可能である。
のガラスを用いて、厚さ2mmの腕時計用のガラスを試
作し、表面に結晶層を析出した。そのガラスについてビ
ッカース硬度と可視光線透過率とを測定し、その結果を
表6に示す。同表より明らかなように、本発明によるガ
ラスは、ビッカース硬度がソーダライムガラスに比べて
2倍以上大きく、耐擦傷性に優れている。しかも可視光
線透過率は、ソーダライムガラスとほとんど変わらな
い。またこのガラスを棒状に成形し、同一の条件で表面
に結晶を析出した。この棒について曲げ強度を測定した
結果、300MPaであり充分な強度を有する。
面結晶化ガラスとしてファイバー形状に成型したもの
を、繊維強化プラスチックの補強材料として使用した結
果を示す。表1の例3のガラスを溶融した後、白金製の
ピンホールから引き出すことにより紡糸を行い、太さ約
φ70μmの繊維を得た。数百本の同繊維を長さ約20
0mmに切りそろえてから電気炉にて所定の熱処理を実
施(730℃、1時間保持)し、表面に薄い結晶層を生
成した。この結晶層はベータスポジュメンであった。ま
た、短繊維強化プラスチック用に長さ1〜3mm程度に
切断してチョップドストランドを作り、長繊維同様熱処
理を実施して、表面結晶ファイバーとした。これらのフ
ァイバーをポリエステル樹脂中に含浸して板形状とし繊
維強化ポリエステル板を成型した。板厚は2mmで、常
温硬化後に60℃、1時間のキュアーを実施した。こう
して得られた板から長さ150mm、幅10mmの短冊
系試験片を切り出し、引張試験により平滑材強度を測定
した。また、平滑材の中央部片側に深さ4mm、幅0.
5mmのスリット状の切り欠けを設けた試験片も作成
し、切り欠け材強度も測定した。試験片本数は各5本で
ある。得られた結果を通常のEガラスファイバーを使用
して作製した試験片の結果と比較して表7に示す。同表
から強化繊維として本表面結晶化ガラスを使用すると繊
維強化樹脂版の強度が約20〜50%向上することが分
かる。
透過率が高いガラスが提供される。かかるガラスは、建
築用ガラス、自動車用ガラス、太陽電池カバーガラス、
磁気ディスク基板用ガラス、ガラスフアイバー、時計用
カバーガラスに適する。
Claims (10)
- 【請求項1】表面に薄い結晶層を有し、組成が60〜7
5重量%のSiO2 、3〜8重量%のLi2 O、15〜
22重量%のAl2 O3 、2〜8重量%のZnO、0〜
7重量%のZrO2 、0〜1.5重量%のMgO、0〜
2重量%のCaO、0〜10重量%のNa2 O+K2 O
からなる表面結晶化高強度ガラス。 - 【請求項2】ZrO2 の含有量が2〜4重量%である請
求項1記載のガラス。 - 【請求項3】Li2 OとAl2 O3 のモル比が1である
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のガラ
ス。 - 【請求項4】組成が60〜75重量%のSiO2 、3〜
8重量%のLi2 O、15〜22重量%のAl2 O3 、
2〜8重量%のZnO、0〜7重量%のZrO2 、0〜
1.5重量%のMgO、0〜2重量%のCaO、0〜1
0重量%のアルカリ金属酸化物からなるガラスを溶解
し、所定の形状に成型し、ガラス転移点温度から軟化点
温度の間の温度にて保持し、表面に薄い結晶層を析出さ
せる表面結晶化高強度ガラスの製造方法。 - 【請求項5】請求項1、2または3記載のガラスにより
構成してなる建築用ガラス。 - 【請求項6】請求項1、2または3記載のガラスにより
構成してなる自動車用ガラス。 - 【請求項7】請求項1、2または3記載のガラスにより
構成してなる太陽電池カバー用ガラス。 - 【請求項8】請求項1、2または3記載のガラスにより
構成してなる磁気ディスク基板用ガラス。 - 【請求項9】前記請求項1、2または3記載のガラスが
ガラスファイバーであり、それにより強化された繊維強
化複合材料。 - 【請求項10】請求項1、2または3記載のガラスによ
り構成してなる時計カバー用ガラス。
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