JPH0815118B2 - 複合調理器 - Google Patents

複合調理器

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JPH0815118B2
JPH0815118B2 JP830287A JP830287A JPH0815118B2 JP H0815118 B2 JPH0815118 B2 JP H0815118B2 JP 830287 A JP830287 A JP 830287A JP 830287 A JP830287 A JP 830287A JP H0815118 B2 JPH0815118 B2 JP H0815118B2
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JP
Japan
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induction heating
high frequency
heating coil
magnetron
coil
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JP830287A
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JPS63178489A (ja
Inventor
秀喜 越智
芳 甚野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はマイクロ波により誘電加熱を行なう電子レン
ジと高周波磁界により誘導加熱を行なう電磁調理器とを
組み合わせた複合調理器に関する。
(ロ)従来の技術 この手の複合調理器に関するものとして、特開昭55−
64392号公報に見られるように、商用電源から高周波を
作り出すインバータ回路を1つ設けて、得られる高周波
電力を誘電加熱を行なうための誘導加熱コイル側あるい
は誘電加熱を行なうためのマグネトロン側へ適宜切換え
るようにしたものが提案されている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のように高周波電力を供給する回
路を切換える場合、電磁リレーや半導体素子が使用され
るが、使用電圧が高く流す電流も大きいので、それらの
部品が大形で高価なものになる。
また、高周波電力を取り出すための具体的なインバー
タ回路は、一般に特開昭61−211987号公報に見られるよ
うに、直流電源部、昇圧するためのトランス、そのトラ
ンスの1次巻線に高周波チョークコイルとコンデンサと
を直列に接続して形成したLC共振回路およびそのLC共振
回路への通電をオンオフするスイッチング部などにより
構成される。ところが、このような回路はトランスや高
周波チョークコイルが他の部品に比べて大きいので、全
体が大形化してしまう。
一方、特公昭56−19959号公報に見られるように、昇
圧するためのトランスの1次側と2次側巻線間の結合係
数を小さくすることにより、1次巻線の漏洩インダクタ
ンスを大きくし、高周波チョークコイルを不要にしたも
のが提案されている。ところが、この場合高圧トランス
の損失が増大する上、その高圧トランス自体が大形化す
る不都合が生じる。
このように、従来の複合調理器は、形状の大きい部品
を必要としたり、部品点数が多くなったりするので、そ
れらの配設スペースを設けるために、機器が大形化して
しまう問題があった。
本発明は、上記の問題を解決し、大形部品を削減し小
形化できる複合調理器を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 このため、本発明は高周波電流を発生させるためのLC
共振回路の高周波チョークコイルの代わりに、誘導加熱
コイルを接続する一方、マグネトロンの作動と停止を切
換えられるようにしたものである。
(ホ)作用 誘導加熱コイルは、LC共振会路に流れる高周波電流に
より高周波磁界を発生するようになり、高周波電力を誘
導加熱コイル側とマグネトロン側に切換える回路および
高周波チョークコイルが不要になるため、大形部品が削
減でき、全体が小形化できる。
(ヘ)(実施例) 以下、実施例の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
図面は、本発明の一実施例に係る複合調理器の回路構
成図を示したものである。図において、商用電源1には
ダイオードブリッジ等から成る整流回路2が接続され、
その整流回路2の出力端にはコンデンサ3,4とチョーク
コイル5が接続されている。これらコンデンサ3,4とチ
ョークコイル5とで高周波遮断フィルタが構成され、発
生する高周波が商用電源1側に漏洩するのが防止され
る。このフィルタの一端側は誘導加熱コイル6の一端に
接続され、その誘導加熱コイル6の他端は、高圧トラン
ス7の1次巻線の一端に接続されている。その1次巻線
の他端は、並列接続されるコンデンサ9,トランジスタ1
0,ダイオード11を介して前記フィルタの他端接地側に接
続されている。
ここで、誘導加熱コイル6,高圧トランス7の1次巻
線、コンデンサ9と4によりLC共振回路が形成される。
このとき、トランジスタ10はその誘導加熱コイル6と高
圧コイル7への通電をスイッチングし、上記LC共振回路
で共振を起こさせて、高周波電流を発生させる。また、
ダイオード11は、1回のスイッチングで1周期の高周波
電流が流れて共振が停止するように働く。制御回路12
は、整流器2の出力側ラインに配設された電流検出器13
により検出された電流と、その+側の電圧に基づいて高
周波のパルス信号を出力し、トランジスタ11をオンオフ
制御する一方、マグネトロン8の作動と停止を切換え
る。
コンデンサ14とダイオード15は高圧トランス7の2次
側に誘起される電圧を半波倍電圧整流してマグネトロン
8に高電圧を印加するためのものである。トランス16は
マグネトロン8のフィラメントに通電するためのもの
で、リレー17はその通電をオンオフするためのものであ
る。
次に、この複合調理器の動作を説明する。整流器2に
より整流されて得られた直流電圧は、コンデンサ3,4と
チョークコイル5によるフィルタを介して、誘導加熱コ
イル6とさらにこれを介して高圧トランス7の1次巻線
に印加される。
制御回路12は、オフ時間が一定でオン時間が可変の例
えば20KHz前後の周波数のパルス信号をトランジスタ10
に出力する。パルス信号のオン時間は、整流器2の出力
側ラインから入力する前記電圧と電流との積に基づい
て、制御している。すなわち、整流器2より取り出され
る電力が大きいときは、パルス信号のオン時間を短かく
することにより、誘導加熱コイル6と高圧コイル7への
通電時間を短かくし、逆にその電力が小さいときにはそ
の通電時間を長くして消費電力を一定に制御している。
なお、この制御動作は従来より既知のものである。
トランジスタ10がオンする期間、誘導加熱コイル6と
高圧トランス7の1次側に電流が流れる。トランジスタ
10がオフすると、その誘導加熱コイル6と高圧トランス
7に先の通電により蓄積されたエネルギーに相当する電
流が発生し、コンデンサ9を充電するようになる。これ
により、誘導加熱コイル6と高圧トランス7の1次巻線
とのインダクタンスと、コンデンサ9およびコンデンサ
4とでLC共振が起こり、高周波電流が流れる。このLC共
振により、1周期の高周波電流が流れると、ダイオード
11に順方向電圧が加わるようになり、共振動作が停止す
る。
一般に、このようなLC共振を起こさせる場合、高圧ト
ランス7の1次巻線だけではインダクタンスが不足す
る。そこで、従来は高周波チョークコイルを直列に挿入
していたが、本実施例では、上記のように誘導加熱コイ
ル6を直列に挿入することにより、そのコイルに有する
インダクタンスが加わるようにして、所定のLC共振が起
こるようにしている。
トランジスタ10は、制御回路12よりパルス信号を入力
するごとにオンオフし、上記LC共振が繰り返される。
高圧トランス7の1次巻線に上記動作により流れる高
周波電流によって、その2次巻線に高電圧が誘起され
る。
ところで、この複合調理器の調理モードには、複合モ
ードと誘導加熱モードとがある。いま、図示せぬ操作部
で複合モードに設定されているとすると、制御回路12は
リレー17の接点を閉じるように制御する。これにより、
商用電源1よりトランス16を介してマグネトロンのフィ
ラメントが通電される。
高圧トランス7の2次側に誘起した高電圧は、コンデ
ンサ14とダイオード15により倍電圧整流されて、マグネ
トロン8に印加される。これにより、マグネトロン8が
励振され、マイクロ波を発生する。発生したマイクロ波
はこの複合調理器内に図示せぬ鍋等に入れてセットされ
た食品に照射され、その食品が誘電加熱される。
一方、このとき誘電加熱コイル6にも高周波電流が流
れているので、誘電加熱コイル6は、高周波磁界を発生
している。この高周波磁界は、上記鍋に作用し、鍋が誘
導加熱され、その中の食品が過熱される。
このように、調理モードが複合モードに設定されてい
る場合、誘導加熱と誘電加熱とを同時に行なうことがで
きる。
ここで、この複合モードで、食品を鍋のような導電体
に入れず、耐熱ガラスなどの絶縁体の容器に入れて、こ
の複合調理器内にセットすれば、誘電加熱のみ行なわれ
ることになる。即ち、誘電加熱モードが実現できる。
次に、調理モードが誘導加熱モードに設定されたとす
ると、制御回路12はリレー17の接点を開くように制御す
る。これにより、マグネトロン8は、フィラメントに通
電されないので、動作を停止する。
一方、このとき誘電加熱コイル6には前記と同様に高
周波電流が流れ、高周波磁界を発生する。従って、この
場合には誘電加熱のみ行なわれる。
以上のように本実施例では、従来配設していた高周波
チョークコイルの代わりに誘導加熱コイル6を接続する
と共に、マグネトロン8のフィラメントの通電をオンオ
フすることにより、誘電加熱を行なうかどうかの選択が
できるようにしている。
この構成により、従来のように誘導加熱コイル側とマ
グネトロン側とに高周波電力の供給を切換えるための大
形のリレーや半導体が不要になる一方、高周波チョーク
コイルも不要になる。このため、それらの配設スペース
が不要となり、全体が小形化できる上、部品コストも安
くなる。
また、この場合高周波チョークコイルに相当するイン
ダクタンスは誘導加熱でもつことができるので、高圧ト
ランス7の1次巻線のインダクタンスを大きくするため
に、1次巻線と2次巻線との結合係数を小さくしたりす
る必要がない。従って、結合係数を小さくすることによ
るトランス自体の大形化や損失の増加もない。
さらに、この構成の場合、誘導加熱コイル6は常に高
周波磁界を発生しているが、この調理器内に鍋など誘電
体が置かれたときのみ、その高周波磁界が作用し、鍋な
どを加熱したエネルギーに相当する電力が消費されるこ
とになる。
従って、調理モードが複合モードに設定されていて
も、誘導加熱の必要がなければ、食品は絶縁体製の容器
に入れて、調理器内にセットすれば、誘電加熱は行なわ
れず、誘電加熱のみ行なうことができ、余分な電力消費
を抑制することができる。尚、前記実施例では、誘導加
熱コイルは調理器内にセットされた食品を誘導加熱する
ものであるが、誘導加熱コイルを調理器本体の天面付近
に一体的に配置することも勿論考えられる(特公昭51−
48285号等参照)。この場合、誘導加熱コイルおよびマ
グネトロンの同時使用に際しては、誘電体鍋に入れられ
て天面にセットされた食品、および絶縁体容器に入れら
れて調理器内にセットされた食品が、各々誘導加熱およ
び誘電加熱される。
(ト)発明の効果 以上のように本発明によれば、高周波を発生させるLC
共振回路の高周波チョークコイルの代わりに、誘電加熱
コイルを接続する一方、マグネトロンの作動と停止をフ
ィラメントの通電をオンオフすることにより切換えられ
るようにしたので、誘導加熱コイル側とマグネトロン側
とに高周波電力の供給を切換えるための大形のリレーや
半導体および高周波チョークコイルが不要になり、それ
らの配設スペースが削減できる。この結果、機器を小形
に形成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例に係る複合調理器の回路構成図
である。 1……商用電源、2……整流器、3,4,9,14……コンデン
サ、5……チョークコイル、6……誘導加熱コイル、7
……高圧トランス、8……マグネトロン、10……トラン
ジスタ、11,15……ダイオード、12……制御回路、13…
…電流検出器、16……トランス、17……リレー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘導加熱コイルおよびマグネトロンの単独
    あるいは同時使用状態を選択できる複合調理器におい
    て、前記誘導加熱コイルと高圧トランスの1次巻線とコ
    ンデンサとを直列接続して共振回路を形成すると共に、
    前記コンデンサに並列にスイッチング回路を接続して高
    周波を発生させる一方、前記高圧トランスの2次巻線に
    はマグネトロンを接続すると共に、そのマグネトロンの
    フィラメントへの通電をオンオフする切換スイッチを設
    け、この切換スイッチをオンオフすることにより前記使
    用状態の選択を行なうことを特徴とする複合調理器。
JP830287A 1987-01-19 1987-01-19 複合調理器 Expired - Lifetime JPH0815118B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP830287A JPH0815118B2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19 複合調理器

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JP830287A JPH0815118B2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19 複合調理器

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JPS63178489A JPS63178489A (ja) 1988-07-22
JPH0815118B2 true JPH0815118B2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=11689356

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JP830287A Expired - Lifetime JPH0815118B2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19 複合調理器

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JP (1) JPH0815118B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106533184A (zh) * 2016-12-29 2017-03-22 广东美的厨房电器制造有限公司 变频器及微波炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106533184A (zh) * 2016-12-29 2017-03-22 广东美的厨房电器制造有限公司 变频器及微波炉

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JPS63178489A (ja) 1988-07-22

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