JPH08151002A - 錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器 - Google Patents

錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器

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JPH08151002A
JPH08151002A JP6296874A JP29687494A JPH08151002A JP H08151002 A JPH08151002 A JP H08151002A JP 6296874 A JP6296874 A JP 6296874A JP 29687494 A JP29687494 A JP 29687494A JP H08151002 A JPH08151002 A JP H08151002A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、病院等に設置される薬剤選択供給装
置に組み込まれる薬剤収容容器の改良に関するものであ
って、その薬剤収容容器に収納される薬剤のブリッジン
グ化を防止すると共に、より確実に且つ迅速に排出用案
内路に薬剤を導入することができるように改良すること
を目的とするものである。 【構成】錠剤等の薬剤22が収納される薬剤収容容器本体
1 内に、外周側に形成された排出用案内路23に薬剤22を
導入すべく該薬剤22を攪拌する略筒状の薬剤攪拌ローラ
ー体3 が備えられた薬剤収容容器に於いて、前記薬剤攪
拌ローラー体3の上面部には、該薬剤攪拌ローラー体3
の円周の一周端15a 側から他周端15b 側へと下向きに傾
斜した傾斜部24が形成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬剤収容容器、更に詳
しくは、主として病院等に設置される薬剤選択供給装
置、即ち錠剤等の薬剤を患者毎の処方箋に従って適宜選
択して取り出すための装置に組み込んで用いられる錠剤
等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤選択供給装置に組み込まれる
錠剤等の薬剤収容容器としては、以下に示すものが一般
的に存在する。
【0003】即ち、図5に示すように、錠剤等の薬剤40
の薬剤収容容器41の底板42上を一方向に回転駆動する円
形ローラー43の上面部に、中心から外周に向けて下り勾
配をもって傾斜するテーパ面44が設けられて、円形ロー
ラー43の上部が円錐型に形成されてなるものである。か
かるテーパ面44を有する円形ローラー43が回転すること
によって、収納された錠剤等の薬剤40が、攪拌されてテ
ーパ面44を滑りながらその円形ローラー43の外周部に設
けられた排出用案内路45に導かれ、図中矢印方向に所定
量排出する(矢印で示す)構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の様な薬剤収容容器41に於いては、薬剤40を投入時、
つまり薬剤収容容器41に薬剤40が多量に収納された時、
薬剤40は、前記テーパ面44に沿って円形ローラー43の上
部外周側46に集積し、薬剤40の自重及び形状等によって
ブリッジング(自然に起こる薬剤の固まり)を生じるこ
ととなる。一方、円形ローラー43が回転しても、円形ロ
ーラー43は円錐型に形成されているので、円形ローラー
43の回転時の軌跡は、円形ローラー43の静止時と何ら変
化のない円錐型であるため、一旦生じたブリッジングを
崩すことは容易ではなく、薬剤40が排出用案内路45に導
入できないという問題点があった。
【0005】而して、本発明は上記の問題を解決するも
のであり、薬剤収容容器に収納される薬剤のブリッジン
グ化を防止すると共に、より確実に且つ迅速に排出用案
内路に薬剤を導入することができる錠剤等の薬剤収容容
器を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたもので、その課題を解決するための手段
は、薬剤選択供給装置内の薬剤収容容器支持体2 に装着
され且つ薬剤収納部7 が設けられた薬剤収容容器本体1
と、前記薬剤収容容器支持体2 又は該薬剤収容容器本体
1 の少なくとも何れか一方に設けられた回転駆動装置30
と、該回転駆動装置30を介して略鉛直方向に設けられた
軸体を回転軸として回転可能で且つ前記薬剤収納部7 の
底部6 側に設けられた略筒状の薬剤攪拌ローラー体3
と、該薬剤攪拌ローラー体3 の外周側に複数形成された
錠剤等の薬剤22の縦列しうる排出用案内路23とが具備さ
れた薬剤収容容器に於いて、前記薬剤攪拌ローラー体3
の上面部には、該薬剤攪拌ローラー体3 の円周の一周端
15a 側から他周端15b 側へと下向きに傾斜した傾斜部24
が形成されてなることにある。
【0007】さらに、請求項2記載の手段は、前記薬剤
攪拌ローラー体3 が筒体12と中子体15とからなり、該筒
体12の外周側に前記排出用案内路23が形成され、且つ、
該中子体15に前記傾斜部24が形成されてなり、しかも前
記筒体12と中子体15とは異なる速度で回転しうる構成さ
れたことにある。
【0008】また、請求項3記載の手段は、前記薬剤攪
拌ローラー体3 が筒体12と中子体15とからなり、該筒体
12の外周側に前記排出用案内路23が形成され、且つ、該
中子体15に前記傾斜部24が形成されてなり、しかも該筒
体12又は中子体15の少なくとも何れか一方が上下動を有
して回転しうる構成にしてなることにある。
【0009】さらに、請求項4記載の手段は、前記薬剤
収容容器支持体2 に装着されるべく薬剤選択供給装置に
セットされ、しかも該薬剤選択供給装置から露出する薬
剤収容容器本体1 の外側面には、薬剤投入口1aが設けら
れてなることにある。
【0010】
【作用】上記構成からなる錠剤等の薬剤収容容器は、そ
の容器内に収納される錠剤等の薬剤22を薬剤選択供給装
置の指示に応じて排出するためにその装置の薬剤収容容
器支持体2 に装着されるものである。そして、前記薬剤
収容容器から所定量の錠剤等の薬剤22を排出する場合、
薬剤収容容器支持体2 の回転駆動装置30が回転し、それ
に連動して薬剤収容容器に具備された薬剤攪拌ローラー
体3 が回転し、薬剤収納部7 に収納された錠剤等の薬剤
22が排出用案内路23に導入されて排出される。このと
き、前記薬剤攪拌ローラー体3 の上面部に、一周端15a
側から他周端15b 側へと下向きに傾斜する傾斜部24が形
成されており一周端15a 側が他周端15b側に比して高
い、つまり、一周端15a 側と他周端15b 側には高低差が
あるため、その傾斜部24上の錠剤等の薬剤22は、薬剤攪
拌ローラー体3 が回転すると攪拌されることとなり、何
らブリッジングを起こすこともなく、その外周側に形成
された排出用案内路23に確実に導入されることとなる。
【0011】さらに、請求項2記載の如く、前記薬剤攪
拌ローラー体3 が、傾斜部24が形成された錠剤等の薬剤
22を主として攪拌する中子体15と、錠剤等の薬剤22を縦
列する排出用案内路23が形成された筒体12とからなり、
その中子体15と筒体12とが異なる速度で回転する構成で
あれば、中子体15の他周端15b 側が全ての排出用案内路
23に会合することなり、中子体15の傾斜部24に沿ってそ
の他周端15b 側(傾斜部24の低い側)に滑り落ちながら
排出用案内路23に導入される錠剤等の薬剤22は、全ての
排出用案内路23に迅速且つ均等に導入されることとなる
のである。
【0012】また、請求項3記載の如く、前記薬剤攪拌
ローラー体3 が、収納される錠剤等の薬剤22を主として
攪拌する中子体15と、錠剤等の薬剤22を縦列する排出用
案内路23が形成された筒体12とからなり、少なくともそ
の筒体12又は中子体15の何れか一方が上下動する構成で
あれば、薬剤収納部7 内の錠剤等の薬剤22は上下にも攪
拌されることとなって、より確実に且つ迅速に排出用案
内路23に導入されることとなる。
【0013】さらに、請求項4記載の如く、前記薬剤収
容容器支持体2 に装着されるべく薬剤選択供給装置にセ
ットされ、しかも該薬剤選択供給装置から露出する薬剤
収容容器本体1 の外側面に、薬剤投入口1aが設けられて
いれば、薬剤22を追加するとき等いちいち薬剤収容容器
を薬剤収容容器支持体2 から取り外すことなく薬剤22を
薬剤収納部7 に入れることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。図1及び図2に於いて、1 は薬剤選択供給装置内
の薬剤収容容器支持体2 に装着され、且つ収納されるカ
プセル等の薬剤を所要量ずつ送出可能な薬剤収容容器本
体を示し、上部に薬剤投入口1aとそれを開閉すべく蓋1b
が設けられ、外形は平面視略扇形状に形成されている。
【0015】前記薬剤収容容器本体1 内の略中央部に
は、薬剤攪拌ローラー体3 が設けられ、しかもその薬剤
攪拌ローラー体3 方向に薬剤収容容器本体1 の一壁面4
とそれに対向する他壁面5 から下向き傾斜で一体的に底
部6 が延出されて薬剤収納部7が形成されている。
【0016】前記薬剤攪拌ローラー体3 は、薬剤収容容
器本体1 の下方に仕切板8 を介して設けられたギア収納
部9 内の支持体10上に立設された軸芯11に遊嵌されてな
る略円筒形状の筒体12と前記軸芯11の上端13側に形成さ
れた雄螺子部14に螺合されて固定されてなる平面視略円
形状の中子体15とからなる。かかる構成より薬剤攪拌ロ
ーラー体3 は、薬剤収容容器本体1 の装着される薬剤収
容容器支持体2 に対して略鉛直に設けられ、その鉛直
軸、つまり前記軸芯11を回転軸として回転する構成であ
る。
【0017】薬剤攪拌ローラー体3 に関して更に詳しく
は、前記筒体12の円形の上面側には中子体15が嵌合すべ
く平面視略円形・断面視略凹状の切欠部16が形成され、
且つ、その下面側には薬剤収容容器本体1 の仕切板8 か
ら上方へ突出された筒状の支持部17に嵌入すべく略筒状
の切欠部18が形成されてなり、筒体12の略中心部には孔
19が穿通されている。さらに、前記軸芯11に外遊嵌さ
れ、且つ支持部17に内遊嵌された挿通管20に前記筒体12
の孔19が外嵌合されることにより筒体12は軸芯11を中心
として薬剤収容容器支持体2 に対して回転自在に軸支さ
れている。尚、前記挿通管20の下方は、ギア収納部9 に
突出され、且つその先端側には大歯車21が固着されてい
る。
【0018】また、図3に示すように、前記筒体12の外
周側には長楕円型カプセルの薬剤22が嵌入し縦列すべく
排出用案内路23が等間隔で10ケ所形成されている。
尚、前記排出用案内路23の上部両側面23a は、図2に示
すように薬剤22が排出用案内路23に容易に進入すべくテ
ーパ状に形成されている。
【0019】一方、中子体15の上面部は、略円筒を斜め
に切断することにより一周端側が高い高部15a と他周端
側が低い低部15b を有する傾斜部24として形成され、そ
の傾斜部24が薬剤収納部7 側に位置すべく前記筒体12の
切欠部16に嵌合させ軸芯11の上端13側に固定されてな
る。またギア収納部9 に突出された軸芯11の下端25側に
は小歯車26が固着されている。
【0020】ギア収納部9 内の支持体10には、軸芯11と
同一方向に駆動伝達軸27が軸支されてなり、その上部側
には前記筒体12の挿通管20に固着された大歯車21と軸芯
11に固着された小歯車26に夫々噛合する大小2連の歯車
28が固着され、且つその下部側には装着される薬剤選択
供給装置内の薬剤収容容器支持体2 の回転駆動装置30に
接続すべく接続部31が設けられている。
【0021】32は薬剤収容容器本体1 の仕切板8 に開口
された薬剤供給口を示し、その薬剤供給口32には、薬剤
収容容器支持体2 に設けられた薬剤排出口33に連通すべ
く薬剤流通路34が設けられている。
【0022】35は薬剤収容容器本体1 の一壁面4 に着脱
自在に固定された断面視略L字状の係止部35a を有する
係止体を示し、その係止部35a と仕切板8 との距離が薬
剤22の長さと略同長になるべく前記一壁面4 に穿設され
た開口部36に係止部35a が嵌入されて一壁面4 の外側に
ボルト37にて固定されている。尚、係止体35は、ボルト
37の締緩により上下動可能な構成であるため、例えば、
収納される薬剤22が変更され、薬剤の長さが短くなった
場合、ボルト37を緩めて係止体35を下方に修正すること
ができ、種々の薬剤に対応できる。
【0023】上記構成からなる錠剤等の薬剤収容容器
は、薬剤収納部7 内で回転する薬剤攪拌ローラー体3 の
中子体15に一周端側が高い高部15a と他周端側が低い低
部15bとが形成された傾斜部24が形成されていることに
より、収納された薬剤22はその自重により傾斜部24の低
部15b 側に滑り落ち排出用案内路23に導入されることと
なる。そして、中子体15が軸芯11の回転に従って回転す
ると、傾斜部24の軌跡からその高部15a 側が低部15b 側
に集積した薬剤22を攪拌するので、低部15b 側には薬剤
22がブリッジング化することもなく、排出用案内路23に
確実に且つ迅速に導入され縦列することとなる。
【0024】さらに、大歯車21及び小歯車26又は大小2
連の歯車28を適宜変更することによって、軸芯11に固定
された中子体15と、排出用案内路23の設けられた筒体12
とを異なる回転速度を以て夫々回転させるならば薬剤22
を排出用案内路23に迅速且つ均等に導入することができ
る。即ち、中子体15と筒体12とが同速度で回転する場合
は、中子体15の低部15b 側が、筒体12の外周側に形成さ
れた10ケ所の排出用案内路23のうち一の排出用案内路
23と常に会合した状態で回転するが、前記のように夫々
異なる速度で回転する場合は、中子体15の低部15b 側
が、全ての排出用案内路23に会合することなる。従っ
て、中子体15の傾斜部24を低部15b 側に滑り落ちながら
排出用案内路23に導入される薬剤22は、全ての排出用案
内路23に迅速且つ均等に導入されることとなるのであ
る。
【0025】尚、上記実施例に於いて、薬剤収容容器本
体1 の上部に薬剤投入口1aが設けられているが、必ずし
も薬剤投入口1aは薬剤収容容器本体1 の上部に設けなけ
ればならないわけではなく、図4に示すように薬剤収容
容器本体1 の他壁面5 に設けてもよい。かかる他壁面5
とは、薬剤収容容器が薬剤選択供給装置内の薬剤収容容
器支持体2 に多段に装着されたときに、その薬剤選択供
給装置の外側2aに露出する面を指す。このように他壁面
5 に薬剤投入口1aを設けると、錠剤等の薬剤を追加・変
更等する場合に於いて、薬剤収容容器支持体2 から薬剤
収容容器を外すことなく、薬剤収容容器本体1 の蓋1bを
開閉するだけで薬剤を投入することができるという利点
がある。
【0026】さらに、上記実施例に於いて、薬剤攪拌ロ
ーラー体3 の中子体15及び筒体12は、薬剤収容容器支持
体2 に略鉛直に設けられた軸心11の回りを回転するだけ
であったが、それに加えて、中子体15若しくは筒体12又
はそれら双方(薬剤攪拌ローラー体3 )が上下動しても
よい。このように、少なくとも中子体15又は筒体12の何
れか一方が上下動する構成であれば、薬剤22は上下方向
にも攪拌されることによって、より確実に且つ迅速に排
出用案内路23に薬剤22が導入されるという効果がある。
【0027】また、上記実施例に於いて、回転駆動装置
30は薬剤収容容器支持体2 に設けられてなるが、必ずし
も、かかる構成でなければならないわけではなく、例え
ば回転駆動装置30が薬剤収容容器本体1 に設けられてい
るものであってもよいし、薬剤収容容器支持体2 及び薬
剤収容容器本体1 双方に設けられていてもよい。
【0028】また、上記実施例に於いて、薬剤22は長楕
円型カプセルを例示したが、薬剤22は必ずしも長楕円型
カプセルに限定されず、薄円筒型、球型、楕円型等の錠
剤であってもよい。いわゆる錠剤といわれる通常の状態
で一定形状を有する薬剤であればよい。従って、錠剤の
形状が異なれば、上記実施例の排出用案内路23等の形状
も適宜変更しなければならないことは言うまでもなく、
又本発明に係る薬剤収容容器は、その使用態様に於いて
適宜設計変更されて使用されるものである。
【0029】
【発明の効果】叙上の様に、本発明に係る薬剤収容容器
は、薬剤収納部内を回転する薬剤攪拌ローラー体の上面
が、一周端側から他周端側へと下向きに傾斜する傾斜部
として形成されているので、収納された錠剤等の薬剤は
何らブリッジングを起こすこともなく、速やかに薬剤攪
拌ローラー体の外周側に形成された排出用案内路に確実
に導入されることとなる。従って、従来のように錠剤等
の薬剤が容器内に残っているにもかかわらず薬剤が排出
されないというようなこともない。
【0030】さらに、請求項2記載の如く、前記薬剤攪
拌ローラー体が、前記傾斜部を有して錠剤等の薬剤を主
として攪拌する中子体と、錠剤等の薬剤を縦列する排出
用案内路が形成された筒体とからなり、その中子体と筒
体とが異なる速度で回転する構成であれば、中子体の他
周端側が全ての排出用案内路に会合することなる。従っ
て、中子体の傾斜部を滑り落ちる薬剤は、全ての排出用
案内路に均等に導入されるので空の排出用案内路を生ず
ることなく、迅速な薬剤の供給を可能ならしめる。
【0031】また、請求項3記載の如く、前記薬剤攪拌
ローラー体が、前記傾斜部を有して錠剤等の薬剤を主と
して攪拌する中子体と、錠剤等の薬剤を縦列する排出用
案内路が形成された筒体とからなり、少なくともその筒
体又は中子体の何れか一方が上下動する構成であれば、
薬剤収納部内の錠剤は上下にも攪拌されることとなっ
て、より迅速に排出用案内路に導入されることとなり、
薬剤の選択供給が速やかに行われるという効果がある。
【0032】さらに、請求項4記載の如く、前記薬剤収
容容器支持体に装着されるべく薬剤選択供給装置にセッ
トされ、しかも該薬剤選択供給装置から露出する薬剤収
容容器本体の外側面に、薬剤投入口が設けられていれ
ば、薬剤を追加するとき等いちいち薬剤収容容器を薬剤
収容容器支持体から取り外すことなく薬剤を薬剤収納部
に入れることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬剤収容容器とそれを装着する薬剤選
択供給装置内の薬剤収容容器支持体の一部を示す斜視
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】本発明の薬剤収容容器の他実施例を示す斜視
図。
【図5】従来の薬剤収容容器の断面図。
【符号の説明】
1 …薬剤収容容器本体 1a…薬剤投入口 2 …薬剤収容容器支持体 3 …薬剤攪拌ローラー体 6 …底部 7 …薬剤収納部 12…筒体 15…中子体 15a …一周端 15b …他周端 22…薬剤 23…排出用案内路 24…傾斜部 30…回転駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤選択供給装置内の薬剤収容容器支持
    体(2) に装着され且つ薬剤収納部(7) が設けられた薬剤
    収容容器本体(1) と、前記薬剤収容容器支持体(2) 又は
    該薬剤収容容器本体(1) の少なくとも何れか一方に設け
    られた回転駆動装置(30)と、該回転駆動装置(30)を介し
    て略鉛直方向に設けられた軸体を回転軸として回転可能
    で且つ前記薬剤収納部(7) の底部(6) 側に設けられた略
    筒状の薬剤攪拌ローラー体(3) と、該薬剤攪拌ローラー
    体(3) の外周側に複数形成された錠剤等の薬剤(22)の縦
    列しうる排出用案内路(23)とが具備された薬剤収容容器
    に於いて、前記薬剤攪拌ローラー体(3) の上面部には、
    該薬剤攪拌ローラー体(3)の円周の一周端(15a) 側から
    他周端(15b) 側へと下向きに傾斜した傾斜部(24)が形成
    されてなることを特徴とする錠剤等の薬剤選択供給装置
    用の薬剤収容容器。
  2. 【請求項2】 前記薬剤攪拌ローラー体(3) が筒体(12)
    と中子体(15)とからなり、該筒体(12)の外周側に前記排
    出用案内路(23)が形成され、且つ、該中子体(15)に前記
    傾斜部(24)が形成されてなり、しかも前記筒体(12)と中
    子体(15)とは異なる速度で回転する構成にしてなる請求
    項1記載の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容容
    器。
  3. 【請求項3】 前記薬剤攪拌ローラー(3) が筒体(12)と
    中子体(15)とからなり、該筒体(12)の外周側に前記排出
    用案内路(23)が形成され、且つ、該中子体(15)に前記傾
    斜部(24)が形成されてなり、しかも該筒体(12)又は中子
    体(15)の少なくとも何れか一方が上下動を有して回転す
    る構成にしてなる請求項1又は2記載の錠剤等の薬剤選
    択供給装置用の薬剤収容容器。
  4. 【請求項4】 前記薬剤収容容器支持体(2) に装着され
    るべく薬剤選択供給装置にセットされ、しかも該薬剤選
    択供給装置から露出する薬剤収容容器本体(1)の外側面
    には、薬剤投入口(1a)が設けられてなる請求項1〜3の
    何れかに記載の錠剤等の薬剤選択供給装置用の薬剤収容
    容器。
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