JPH08150521A - 止め輪の圧入装置 - Google Patents

止め輪の圧入装置

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JPH08150521A
JPH08150521A JP31410694A JP31410694A JPH08150521A JP H08150521 A JPH08150521 A JP H08150521A JP 31410694 A JP31410694 A JP 31410694A JP 31410694 A JP31410694 A JP 31410694A JP H08150521 A JPH08150521 A JP H08150521A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 止め輪の嵌合状態を正確に確認できるように
すること。 【構成】 内面42がテ−パ状に形成された縮径部材4
1によって止め輪Rを縮径させながら被圧入部材の係合
溝に嵌込むようにした押圧部材31の押圧面34に、係
合溝に嵌入することによって拡開する止め輪Rの変位を
検知して装着具合いを見る検知センサS1 、S2 を設け
るようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCリングのような止め輪
を係合溝に嵌合させるための圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車輌用のナックルア−ムに、ベア
リングと、これを固定するための止め輪を組付ける場合
には、正常な組付けがなされたか否かを確認するため
に、例えば特開平2−88120号公報に示されたよう
な圧入良否判定装置が用いられる。この装置は、圧入部
材の圧入ストロークと、ストロークの終端部での荷重変
化とを検出することによって、止め輪が嵌合したかどう
かを判別するようにしたものであるが、装置を構成する
各部品の許容クリアランスの積み重ねが、薄い板材によ
り形成された止め輪の厚みを越えてしまいかねないため
に信頼性の高い検出が行い得ないといった不都合を有し
ている。
【0003】また一方、特開平2−250731号公報
に示された装置は、圧入部材の止め輪押圧面に止め輪検
知用のエア通孔を臨ませ、止め輪が係合溝に係合したか
否かによって生じる通気状態の変化をもとに検知するよ
うにしたもので、この装置は止め輪の変位をもとに組付
けの適否を検知するものである関係上、上記した問題を
有しない反面、検知部分が一箇所であるため、止め輪が
係合溝の全周に等しく係合したか否かを確認することが
できない点で、いま一つ問題を残している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
嵌め込まれた際に生じる止め輪の変位を数個所で検知す
ることによって、正常に組付けられたか否かを確認する
ことのできる新たな止め輪の圧入装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための止め輪の圧入装置として、
止め輪圧入部材の押圧面に、係合溝に係合した際の止め
輪の切欠き部とその対向部の各変位を検出する止め輪の
装着具合い検知手段を配設するようにしたものである。
【0006】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図面はいずれも本発明の一実施例を示したものであ
る。
【0007】はじめに、図5、図6をもとにこの装置の
概要構成を説明すると、この装置は、一対のナックルア
−ム支持台8、8と一対のハブ支持台9、9とを備えた
基盤1と、ナックルア−ム支持台8上のナックルア−ム
Nに、ベアリングBと止め輪RとハブHをそれぞれ圧入
すべく、これらの支持台8、9間を往復動し、かつこれ
らの支持台8、9上で上下動するスライダ基板11と、
保持した止め輪RをベアリングBとともにナックルア−
ムNに組付けるべく、スライダ基板11のナックルア−
ム支持台8側に取付けた一対の圧入ユニット30、30
と、ハブ支持台9上で把持したハブHをベアリングBに
圧入すべく、ハブ支持台9側に取付けた一対の把持ユニ
ット50、50とによって構成されている。
【0008】つぎに、各部を詳細に説明すると、基盤1
の一半には、ベアリング装着用の開口部N1 を上に向け
た状態でナックルア−ムNを保持する一対のナックルア
−ム支持台8、8が固定され、またこの基盤1の他半に
は、ベアリングBとの嵌合部H1 を下に向けた状態でハ
ブHを保持する一対のハブ支持台9、9が一段高い基台
2を介して固定されている。
【0009】一方、この基盤1には、ナックルア−ム支
持台8、8を囲むようにして4本の支柱3…が立設さ
れ、これらの支柱3…の相対向する面に設けた縦向きの
ガイドレ−ル4には、組付けユニット10を水平方向及
び上下方向に移動変位させる一対の横向きガイドレ−ル
5、5がスライドガイド6、6を介して摺動自在に取付
けられ、さらにこれらの支柱3…の頂部には、後述する
昇降駆動シリンダ20を支える頂板7が一体的に固定さ
れている。
【0010】これに対して上記した組付けユニット10
は、保持した止め輪RをベアリングBとともにナックル
ア−ムNに圧入するとともに、把持したハブHをベアリ
ングBに圧入する機能を有するもので、このユニット1
0のベ−スをなすスライダ基板11は、下面に取付けた
圧入ユニット30とハブ把持ユニット50とをそれぞれ
ナックルア−ム支持台8とハブ支持台9の直上位置へ移
動させるために、その両側に固定したスライダ12、1
2を介して横向きガイドレ−ル5、5に摺動自在に取付
けられた上、基板11の一端に固定したブラケット16
を、ガイドレ−ル5の一部にブラケット13、13を介
して取付けた横送りシリンダ14のロッド15に結合す
ることによって、横向きに駆動されるように構成されて
いる。
【0011】このスライダ基板11はまた、圧入ユニッ
ト30とハブ把持ユニット50をそれぞれナックルア−
ム支持台8とハブ支持台9上に昇降させることができる
ように構成され、このために、横移動すべきこのスライ
ド基板11の上面にブラケット17、17を介して固定
したガイドレ−ル18には、前後左右のロ−ラ23…を
介して昇降プレ−ト22が相対的に移動可能に取付けら
れていて、頂板7上に立設した昇降用シリンダ20のロ
ッド21をこの昇降プレ−ト22に固定することによっ
て、スライド基板11を上下に駆動できるように構成さ
れている。
【0012】なお、図中符号25はスライド基板11の
位置決め用シリンダで、図6に示したように、このロッ
ド26をスライド基板11に設けた前後2つの位置決め
孔19a、19bに挿入することによって、圧入ユニッ
ト30とハブ把持ユニット50をそれぞれナックルア−
ム支持台8とハブ支持台9の直上位置に位置決めするよ
うに構成されている。
【0013】一方、上記した圧入ユニット30は図1、
図2に示したように、ベアリング圧入部材31と止め輪
縮径部材41とによって構成された上、スライド基板1
1の下面にア−ム支持台8、8と対向するようにして配
設されている。
【0014】ベアリング圧入部材31は、止め輪Rとベ
アリングBとを同時に圧入するもので、ボルト32をも
ってスライド基板11の下面に固定したフランジ付きの
円柱状本体33は、ナックルア−ムNのベアリング装着
用開口部N1 より若干小径の外径を有していて、その下
端の肩部34は止め輪Rの押圧面をなし、さらにこの肩
部34の中心には、ベアリングBの孔B1 に挿入してセ
ンタリングを行う突部35が一体的に突設されている。
【0015】この本体33の円周上の一部には、後述す
る止め輪縮径部材41に設けた度決め用の隆条43が滑
動する縦溝36が設けられ、また、本体33の肩部34
には、その縦溝36の両側部分に、止め輪Rがナックル
ア−ムNの止め輪嵌合溝N2に嵌合した際の切り欠きR1
の開き具合を検知する光電式の第1の装着具合い検知
センサS1 、S1 が止めビス37をもって固定され、さ
らにこの肩部34には、その縦溝36と対向する部分
に、ナックルア−ムNの止め輪嵌合溝N2 に嵌合した際
の止め輪Rの開き度をもとに装着具合いを検知する光電
式の第2の装着具合い検知センサS2 が止めビス38を
もって固定され(図3)、またさらに、この肩部34に
は、止め輪Rの内周よりも内側に、ベアリングBの有無
を検知する光電式のベアリング検知センサS3 がビス3
8をもって取付けられている。
【0016】これに対して止め輪縮径部材41は、ベア
リング圧入部材31とともに下降してそのテーパー状の
内面42により止め輪Rを縮径しつつナックルア−ムN
の止め輪嵌合溝N2 に嵌合させるもので、この止め輪縮
径部材41を支持する支持板47は、図6に示したよう
に、スライド基板11の下面に垂設した4本のガイドロ
ッド48…に摺動自在に取付けられていて、下降時に止
め輪縮径部材41がベアリングBの頂部に当接した際に
は、圧縮バネ49を圧縮させつつこの縮径部材41をこ
の位置に保持するように構成されている。
【0017】この止め輪縮径部材41は、止め輪Rを自
由な拡開状態からナックルア−ムNの止め輪嵌合溝N2
に嵌合させ得る程度まで縮径できるよう、その内面42
が上向き拡開状のテ−パ−面として形成され、またこの
内面42の一部には、止め輪Rの切り欠きR1 と係合し
てこれを度決めする度決め用の隆条43がビス44をも
って縦向きに固定され、さらにこの部材41の上部に
は、止め輪Rを載置する複数のボ−ル45…が、止め輪
載置用出入部材として常時内面42から突出するように
プリング46に押圧された状態で等間隔に配設されてい
る。
【0018】この止め輪縮径部材41には、また、上述
した止め輪載置用ボ−ル45の配設位置のすぐ上に光電
式の止め輪検知センサS4 が内面42に向けて配設さ
れ、また、このセンサS4 よりも止め輪Rの厚みに相当
する距離だけ離れた上方には、複数の止め輪Rが載置さ
れた場合の異常載置状態を検知する光電式の多枚検知セ
ンサS5 が同じく内面42に向けて配設されている。
【0019】他方、スライド基板11のハブ支持台9側
下面に設けたハブ把持ユニット50は、ハブ支持台9か
らナックルア−ム支持台8上へハブHを運んで、これを
ベアリングBの孔B1 内に挿通する働きをなすもので、
このハブ把持ユニット50は、ハブ圧入部材51と、こ
の部材51にハブHを保持するハブ把持部材54とによ
って構成されている。
【0020】ハブ圧入部材51は、図6に示したよう
に、その先端中央にハブHの中心孔H1 に挿通する突部
52が形成されていて、その外周上の面はハブHのフラ
ンジ部H2 を押圧する押圧面53として構成されてい
る。
【0021】これに対してハブ把持部材54は、図7に
示したように、ラックアンドピニオン機構をなしてい
て、支板55に軸支されかつ図示しない駆動モ−タによ
り駆動されて回転するピニオン56には、その軸を挟ん
で一対のラック57、57が噛み合っていて、これらの
ラック57、57のア−ム58、58端に設けた各把持
爪59、59によってハブHを把持するように構成され
ている。
【0022】他方、図8はこの装置の制御機構の一例を
示したものである。制御回路60に設けた電磁弁切換え
制御手段62は、外部操作ボタン61により昇降用シリ
ンダ20の電磁弁を切換え制御するもので、この制御手
段62は、反転信号出力手段65からの出力信号により
下降から上昇へと、また、OR回路63からの信号によ
りニュ−トラルの位置へとそれぞれ電磁弁を切換え操作
するように動作し、上記したOR回路63は、止め輪検
知センサS4 か、多枚検知センサS5 のうちのいずれか
一方の検出信号により電磁弁切換え制御手段62にニュ
−トラルの位置への切換え信号を出力するとともに、報
知手段68に異常信号を出力し、また反転信号出力手段
65は、ベアリング検知センサS3 がベアリングBを検
知しなかった場合に、止め輪縮径部材41がベアリング
Bに当接した時点で出力する第1タイマ64からの信号
を待って電磁弁切換え制御手段62に下降から上昇への
反転信号を出力するとともに、報知手段68に異常信号
を出力するように構成され、さらにAND回路67は、
ベアリングBの圧入終了段階で出力する第2タイマ66
からの出力信号と、第1、第2の装着具合い検知センサ
S1 、S2 からの装着不良信号を受けて報知手段68に
異常信号を出力するように構成されている。
【0023】つぎにこのように構成された装置の動作を
図9をもとに説明する。自動車のナックルア−ムNにベ
アリングB、止め輪S及びハブHを組付けるには、図6
に示した状態、つまり圧入ユニット30とハブ把持ユニ
ット50がそれぞれナックルア−ム支持台8とハブ支持
台9の上方へ引上げられた状態のもとで、各ナックルア
−ム支持台8、8とハブ支持台9、9のそれぞれに、左
右のナックルア−ムNとハブHを載置し、さらに、止め
輪縮径部材41の内面43に突出した複数の止め輪載置
用ボ−ル45…の上に止め輪Rを載せるとともに、ナッ
クルア−ムNの開口部N1 にベアリングBを嵌込む(ス
テップ イ)。
【0024】これにより、図2に示したように、ベアリ
ングBはその外径よりも若干大径に形成されたナックル
ア−ムNの止め輪嵌合溝N2 より上方に係止されるか
ら、つぎに外部操作ボタン61を操作し、昇降用シリン
ダ20の作動開始に先だって、止め輪縮径部材41の止
め輪検知センサS4 と多枚検知センサS5 とにより止め
輪Rの載置状態を検知させる(ステップ ロ)。
【0025】そして、止め輪Rが止め輪載置用ボ−ル4
5の上に正しく載置されていないか、全く載置されてい
ないか、あるいは2枚以上載置されている場合には、こ
れらの検知センサS4 、S5 からの出力信号により昇降
用シリンダ20の作動を不能にするとともに(ステップ
ニ)、報知手段68を作動させて作業者に装着不良を
知らせる(ステップ ホ)。
【0026】また、止め輪Rが正常に装着されている場
合には、昇降用シリンダ20を作動させスライド基板1
1を下降させて(ステップ ヘ)、はじめに、下降して
きたベアリング押圧部材31の肩部34により止め輪R
を押下げ、図5(a)に示したように、この止め輪Rを
介して度決め用隆条43の下端がベアリングBに当接す
るまで縮径部材41を下降させ、その点で、圧入部材3
1に設けたベアリング検知センサS3 により当接時の輝
度をもとにベアリングBを検出させる(ステップ
ト)。
【0027】そして、ベアリングBが装着されていなか
ったような場合には、この時点で出力する第1タイマ6
4からの信号により反転信号出力手段65から反転信号
を出力させ、これを電磁弁切換え手段62に入力させて
昇降用シリンダ20を上昇に転じさせ、スライド基板1
1をもとの位置に復帰させるとともに(ステップ
リ)、報知手段68を作動させてベアリングBが装填さ
れていないことを作業者に伝える(ステップ ヌ)。
【0028】一方、ベアリングBが装填されている場合
には、図3(a)に示したように、止め輪縮径部材41
がベアリングBの上で停止している状態のもとでベアリ
ング圧入部材31をさらに下降させ、載置用ボ−ル45
の上に乗っている止め輪Rをその肩部34で押圧して、
ボ−ル45をスプリング46に抗して押し込みながら止
め輪Rをテーパー上の内面42に沿わせて縮径させつつ
水平に押し下げてゆく。
【0029】このようにして、圧入部材31によって押
し下げられた止め輪Rが、最後にベアリングBの外径に
等しくなるまで縮径されてベアリングBの頂部に圧着す
ると、圧入部材31は、図3(b)に示したように、そ
の突部35がベアリングBの孔B1 内に貫入してこれを
センタリングしながら、ナックルア−ムNの孔N1 内に
さらに押込んでゆく。
【0030】そして、ナックルア−ムNの孔N1 にベア
リングBが完全に圧入されると、ベアリングB上の止め
輪Rも同時にナックルア−ムNの嵌合溝N2 に合致する
位置に達するから、止め輪Rは、肩部34に設けた段差
34aにより切り欠きR1 が引っ掛ることなく自己の弾
性により拡開して嵌合溝N2 内に入り込む。
【0031】これにより、止め輪Rは、図4(a)から
(b)へと拡開変形するが、この状態になると、縦溝3
6の両側に設けた第1の装着具合い検知センサS1 、S
1 は、図4(b)に示したように、止め輪Rの切り欠き
R2 から外れて切り欠きR1の開き具合いをもとに装着
具合いを検知し、また、この対側に設けた第2の装着具
合い検知センサS2 も止め輪Rの内周縁から外れてその
拡開状態から嵌合状態を検出する(ステップ ル)。
【0032】そしてこの検出信号はAND回路67に入
力し、この時点で出力する第2タイマ68からの信号を
待って電磁弁切換え制御手段62に信号を出力し、予め
設定されたプログラムに従って電磁弁を操作しスライド
基板11を上昇させて、当初の状態に戻す。これに対し
て、止め輪Rが嵌合溝N2 の全周に等しく嵌合しない
か、あるいは全く嵌合しなかったような場合には、両検
知センサS1 、S2 のうちの少なくとも一方の検知セン
サは検知信号を出力しないため、AND回路67は、こ
の時点で出力する第2タイマ68からの信号を待って報
知手段68にLレべルの異常信号を出力し、作業者に装
着不具合いを知らせると同時に(ステップ ワ)、図示
しない排出手段を介してこの組付け物を経路外へ排出す
る(ステップ カ)。
【0033】一方、このスライド基板11の下降動作の
最終段階で、ハブ支持台9上のハブHに当接したハブ圧
入部材51は、その中心の突部52をハブHの中心孔H
1 に挿入し、これと同時に図示しない駆動モ−タに駆動
されて回転を始めたピニオン56は、一対のラック5
5、55を介してア−ム58、58を縮動させて、把持
爪59、59によりハブHを挟持する。
【0034】そしてつぎに、上述したスライド基板11
の上昇ともにハブHを持上げ、つぎのナックルア−ム支
持台8側への横移動とこれに続く下降動により、挟持し
たハブHの軸部H1 を圧入部材51によってベアリング
Bの孔B1 に圧入して、一連の組付け動作を終了する。
【0035】なお、以上はナックルア−ムNへベアリン
グBと止め輪Rを組付ける装置の例によって本発明を説
明したものであるが、Cリングを圧入部材とともに被圧
入部材に圧入して係止するようにする他の圧入装置にも
本発明を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、縮径
部材によって止め輪を縮径しながら係合溝内へ圧入する
止め輪圧入部材の押圧面に、係合溝に係合した際の止め
輪の切欠き部とその対向部の各変位を検出する止め輪の
装着具合い検知手段を設けたので、止め輪がごく薄い部
材からなるものであっても、その組付け状態を容易に検
知することができるばかりでなく、係合溝全周への係合
の如何をも確実に判別して、不良品の発生を未然に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすベアリング圧入部材と
止め輪縮径部材を示した斜視図である。
【図2】圧入開始直前の状態をもって示した上記両部材
の側面図である。
【図3】(a)(b)は止め輪の縮径工程とベアリング
の圧入工程を示した図である。
【図4】(a)(b)は止め輪の各変形状態と検知セン
サとの関係を示した図である。
【図5】本発明の一実施例をなす装置の全容を示した斜
視図である。
【図6】同上装置の側面図である。
【図7】ハブ把持ユニットを示した下面図である。
【図8】制御装置の一例を示した図である。
【図9】圧入動作を示したフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
8 ナックルア−ム支持台 9 ハブ支持台 10 組付けユニット 11 スライド基板 14 横送りシリンダ 20 昇降用シリンダ 30 圧入ユニット 31 ベアリング圧入部材 41 止め輪縮径部材 50 ハブ把持ユニット 51 圧入部材 54 把持部材 S1 第1の装着具合い検知センサ S2 第2の装着具合い検知センサ N ナックルア−ム B ベアリング R 止め輪 H ハブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面をテ−パ−状に形成した縮径部材に
    よって止め輪を縮径しつつ、これを被圧入部材のリング
    状係合溝内へ圧入する止め輪の圧入装置において、止め
    輪圧入部材の押圧面に、上記係合溝に係合した際の上記
    止め輪の切欠き部とその対向部の各変位を検出する止め
    輪の装着具合い検知手段を配設したことを特徴とする止
    め輪の圧入装置。
  2. 【請求項2】 上記止め輪の装着具合い検知手段とし
    て、上記縮径部材の内面一部に突設した度決め用突条を
    挟むようにして上記押圧面に、上記係合溝に係合した際
    の上記止め輪の切欠き部端縁の拡開変位を検出する一対
    の検知センサを配設したことを特徴とする請求項1記載
    の止め輪の圧入装置。
  3. 【請求項3】 上記止め輪の装着具合い検知手段とし
    て、上記押圧面の上記度決め用突条の対側に、上記係合
    溝に係合した際の上記止め輪の内周縁の拡開変位を検出
    する検知センサを配設したことを特徴とする止め輪の圧
    入装置。
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