JPH08150431A - 金属管の製造装置 - Google Patents

金属管の製造装置

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JPH08150431A
JPH08150431A JP31258894A JP31258894A JPH08150431A JP H08150431 A JPH08150431 A JP H08150431A JP 31258894 A JP31258894 A JP 31258894A JP 31258894 A JP31258894 A JP 31258894A JP H08150431 A JPH08150431 A JP H08150431A
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rail
metal plate
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metal
metallic sheet
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Makoto Ito
伊藤  誠
Norihiko Nishioka
則彦 西岡
Hiromitsu Murai
弘光 村井
Akira Morikawa
明 森川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ほゞ水平に配置されて、略筒状に成形された
金属板の両端を支持して吊下げるレールと、当該レール
に吊下げられた金属板を前方に移動させる移送装置と、
レールに位置決め支持された状態の金属板の両端を互い
に食違う方向に折返す折曲げ装置と、当該折曲げ装置の
前方に配置され、レールに支持された状態の金属板の両
端の折返し部を互いに係合してプレスするシーミング装
置とを有し、レールに支持された筒状の金属板の両端を
はぜ継ぎにより接合する。 【効果】 金属板4の端末部の折返し工程と、そこで折
返された折返し部を係合してかしめる工程とを、自動的
に行うので、半自動で行う場合のようにプレス機の下に
作業者の手が入ることがなく、安全にはぜ継ぎを形成で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はまほうびん、電気炊飯
器、各種容器などの金属製の胴として使用される、金属
管を製造するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこれらの金属管は、金属板を筒状
に成形し、その両端を継ぎ合わせて管とすることにより
形成されている。
【0003】そして金属板の両端を継ぎ合わせる場合に
は、その一方の端末を外側に、他方の端末を内側にそれ
ぞれ折返し、その両折返し部を係合してプレスすること
によりかしめて、はぜ継ぎと呼ばれる構造により継ぎ合
わせている。
【0004】而してこのように、筒状に成形した金属板
の両端を継ぎ合わせる作業は、折返し部を形成する位置
や寸法を正確に設定する必要があり、またその折返し部
を正確に係合してプレスしなければならないのであっ
て、その折返し部を形成する位置の位置合わせや、折返
し部の係合操作は手作業により行っていた。
【0005】また他の方法として、平板状の金属板の両
端に折返し部を形成しておき、然る後にこの金属板を筒
状に成形し、折返し部を係合して継ぎ合わせて管とする
ことも行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら折返し部
の位置合わせや係合操作を手作業で行う場合において
は、大出力のプレス機の下部で、筒状に成形した金属板
を手で支えていなければならないので、安全上好ましく
なく、改善が望まれていた。
【0007】また平板状の金属板に折返し部を形成した
後、これを筒状に成形して継ぎ合わせる方法は、自動化
が容易であって安全上好ましいが、その反面、金属管の
径が異ればそれに伴って装置の仕様を変更しなければな
らず、まほうびんなどの胴のような多品種少量生産には
不向きであった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、筒状に成形された金属板に折返し部を形成し、
これを係合して継ぎ合わせて管とする方法を、簡単な構
造で且つ自動的に行い得る装置を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決する手段】而して本発明は、ほゞ水平に配
置されて、略筒状に成形された金属板の両端を支持して
吊下げるレールと、当該レールに吊下げられた金属板を
前方に移動させる移送装置と、レールに位置決め支持さ
れた状態の金属板の両端を互いに食違う方向に折返す折
曲げ装置と、当該折曲げ装置の前方に配置され、レール
に支持された状態の金属板の両端の折返し部を互いに係
合してプレスするシーミング装置とを有することを特徴
とするものである。
【0010】本発明においては、前記レールの後端部
に、平板状の金属板を略筒状に成形する成形装置が設け
られ、当該成形装置で略筒状に成形された金属板が、そ
の両端を前記レールに支持されて吊下げられるようにす
るのが好ましい。
【0011】この成形装置としては、硬度の異る一対の
ローラーよりなり、平板状の金属板を略円筒状に彎曲せ
しめるものとすることができる。
【0012】また本発明においては、前記折曲げ装置の
後方、折曲げ装置とシーミング装置との間、及びシーミ
ング装置の前方の、それぞれレール部分の下部に、レー
ルの下部から移動可能の支持台を設けるのが好ましい。
【0013】また前記折曲げ装置としては、レールの上
面に形成された下型と、その下型の上方に上下動可能に
設けられた上型とよりなり、プレス機により上型を下動
させて下型との間に金属板の端末を挟圧して、折返し部
を形成するものとすることができる。
【0014】さらに前記シーミング装置としては、レー
ル上面に出没可能に突設された突条と当該突条に隣接し
て形成された凹溝とが形成され、前記突条で離間せしめ
られた金属板の一方の端部を誘導してその折返し部を他
方の端部の折返し部に係合する誘導手段と、レールの上
方に設けられて係合された折返し部をプレスするプレス
機とを有するものとすることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものである。
当該図1において1は成形装置であって、当該成形装置
1は図2(a)に示すように、硬度の異る二本のローラ
ー2,3よりなっており、当該ローラー2,3間で平板
状の金属板4を挟圧することにより、当該金属板4は彎
曲せしめられて略円筒状に成形される。
【0016】この成形装置1の下部から前方にかけて装
置のほゞ全長に亙って、ほゞ水平にレール5が設けられ
ており、このレール5は筒状に成形された金属板4を、
その両端を支持して吊下げた状態に保持するようになっ
ている。
【0017】そしてその成形装置1の下部には、レール
5の一部を形成するメインレール5a が配置されてお
り、このメインレール5a は、図2(a)に示すよう
に、両側部に溝6が形成されている。
【0018】そして筒状に成形された金属板4は、筒状
の形状を保持する弾力によって、その両端がメインレー
ル5a の溝6に嵌合し、その金属板4はメインレール5
a に吊下げられた状態で保持される。
【0019】成形装置1に供給された金属板4は、ロー
ラー2,3間から彎曲形状で排出され、その先端がメイ
ンレール5a の一方の溝6に嵌合するよう誘導される。
そして金属板4の全体が成形装置1から排出されたとき
には、金属板4の他端がメインレール5a の他方に溝6
に誘導されて係合し、前記メインレール5a に吊下げら
れるようになっている。
【0020】メインレール5a の前方には、そのメイン
レール5a より低い位置にベース7が設けられており、
当該ベース7の両端部及び中央の下部には支持台8a,8
b,8c が設けられ、当該支持台8a,8b,8c はベース7
の下から側方に移動可能となっている。なお支持台8a,
8b,8c の移動方向は側方であることが好ましいが、下
方に移動可能であってもよい。
【0021】そしてベース7上には、折曲げ装置9及び
シーミング装置10が取付けられており、前記メインレ
ール5a と折曲げ装置9との間、及び、折曲げ装置9と
シーミング装置10との間には、それぞれベース7上に
接続レール5b,5d が取付けられている。
【0022】そしてこの接続レール5b,5d を介して前
記ベース7は、上方から吊下げて支持されている。また
前記支持台8a,8b は、その接続レール5b,5d の下部
の位置に設けられている。
【0023】11a,11b,11c は、それぞれ金属板4
の移送装置であって、当該移送装置11a,11b,11c
により、それぞれメインレール5a の金属板4を折曲げ
装置9へ、折曲げ装置9の金属板4をシーミング装置1
0へ移送し、及びシーミング装置10の金属板4を前方
に排出するようになっている。
【0024】そして移送装置11a,11b,11c により
金属板4を移送するときには、図2(b)及び(d)に
示されるように、前記支持台8a,8b,8c が側方に移動
することにより、当該支持台8a,8b,8c の位置を金属
板4が通過し得るようになっている。
【0025】前記接続レール5b はメインレール5a と
同様の断面形状を有しており、メインレール5a と連続
して設けられている。
【0026】而して折曲げ装置9は、図3(a)に示す
ように、ベース7の上に設けられたレール5c の上面に
下型12が形成されており、当該下型12の上方に上型
13が設けられ、その上型13がプレス機14により下
型12に離接するようになっている。
【0027】上型13の中央部には下方に突出する摺動
片15が突設され、当該摺動片15が下型12に形成さ
れた凹部16に摺動自在に嵌合し、レール5c に吊下げ
られた金属板4の両端を、この摺動片15で所定間隔に
離間せしめると共に、金属板4の端縁は金属板4の筒状
の形状による弾力によって、摺動片15に当接し、位置
決めされている。
【0028】なお金属板4の彎曲の程度により、その端
縁が十分に接近するだけの弾力がなく、摺動片15に接
触しないときには、図2(c)に示すように適宜の押圧
具32を設けて、金属板4の端縁を摺動片15に当接す
る方向に押圧せしめるのが好ましい。
【0029】そして摺動片15の両側には、下型12と
上型13とにより、一方には金属板4の端末部を下方に
折返すための型17a,17b が、他方には上方に折返す
ための型18a,18b が、それぞれ形成されている。
【0030】そしてプレス機14で上型13を下動せし
めると、図3(b)に示すように、上型13と下型12
との間に金属板4の端末部を挟圧し、前記一方の型17
a,17b で一方の端末部を下方に折返して折返し部19
a を形成すると共に、他方の型18a,18b で他方の端
末部を上方に折返して折返し部19b を形成するように
なっている。
【0031】このとき折返し部19a,19b は、それぞ
れ90°以上折返されるので、レール5c に吊下げられ
た金属板4は、図3(b)に示すように側方に振れるこ
とにより、鋭角の折返し部19a,19b の形成を可能と
する。
【0032】そしてプレス機14を上動させると、金属
板4はレール5c に吊下げられた状態に復帰し、図3
(c)に示すように、筒状に成形された金属板4の両端
にそれぞれ折返し部19a,19b が形成される。
【0033】なおプレス機14によりプレスするときに
は、下型12を介してベース7に荷重が作用するが、そ
の荷重はベース7の下に挿入された支持台8a,8b,8c
により支持される。
【0034】接続レール5d は図2(d)に示すよう
に、上面中央にリブ20が突設され、該リブ20の両側
に凹溝21が形成されており、金属板4の両端がリブ2
0で互いに離間せしめられると共に、内側に折返された
折返し部19a が凹溝21に嵌合した状態で、金属板4
が接続レール5d に吊下げられる。
【0035】また金属板4が接続レール5d を通過する
ときは、図2(d)に実線で示すように当該接続レール
5d の下部の支持台8b が側方に移動し、金属板4が通
過し得るようになっている。
【0036】次にシーミング装置10は図4に示すよう
に、レール5e の上面に、突条22が出没可能に取付け
られており、当該突条22はばね手段23により常時レ
ール5e の上面から突出せしめられており、またレール
5e の上面における突条22の一側部には、凹溝24が
形成されている。また25は、レール5e の上方に設け
られたプレス機である。
【0037】図4において、26は金属板4における図
中左側の端末部をレール5e 上に保持する押え部材であ
り、27はレール5e に吊下げられた金属板4を上方に
押し上げる押上げ部材であり、28は金属板4における
図中右側の端末部を左方に偏倚せしめる押圧部材であ
り、29は金属板4の図中右側を外方に押し拡げる拡開
部材である。
【0038】而して押え部材26により金属板4の図中
左側の端末部をレール5e に保持しつつ、押上げ部材2
7で金属板4を上方に押し上げると、図5(a)に示す
ように金属板4の右半部が上方に押し上げられて図中右
側の端末部がレール5e の上から浮上る。
【0039】この状態で押圧部材28を作動させると、
図5(b)に示すように浮上った右側の端末部が突条2
2の上部を乗越えて左方に偏倚する。なお金属板4の筒
状形状を保持する弾力が十分に大きい場合には、図5
(a)の状態から金属板4の弾力のみによって図5
(b)の状態となり得るので、必ずしも押圧部材28に
よる押圧は必要としない。
【0040】次に押上げ部材27による押上げを解除
し、拡開部材29で金属板4の右側部分を外方に押し拡
げると、図5(c)に示すように下方に折返された折返
し部19a が上方に折返された折返し部19b に係合す
る。
【0041】そしてこの状態でプレス機25でプレスす
ると、突条22は下動してレール5e の上面と連続面を
形成すると共に、折返し部19a,19b が係合した部分
は凹溝24に陥入し、プレス機25と凹溝24の底面と
の間でプレスされてかしめられ、はぜ継ぎ30が形成さ
れ、当該はぜ継ぎ30で接合された金属管31が得られ
るのである。
【0042】なおこの実施例でははぜ継ぎ30を金属管
31の内面に突出するように形成しているが、凹溝24
をプレス側に設けて、金属管31の外面に突出するよう
形成してもよい。
【0043】前記メインレール5a 、接続レール5b 、
折曲げ装置9のレール5c 、接続レール5d 及びシーミ
ング装置10のレール5e は、連続したレール5を形成
し、メインレール5a からシーミング装置10のレール
5e まで、金属板4を吊下げた状態で移送することがで
きる。
【0044】なお本発明においては、前記成形装置1は
必ずしも必要ではなく、別工程で筒状に成形された金属
板4をレール5に支持することもできる。また成形装置
1を設ける場合にも、当該成形装置1は金属板4を断面
円形に彎曲させるものに限らず、断面角型形状など任意
の筒状に屈曲するものであってもよい。
【0045】さらに本発明の装置を単独で設けることも
できるが、他の機能を有する装置を付加することもでき
る。例えば成形装置1にさらに金属板4の打抜き装置を
接続し、当該打抜き装置で板状の金属素材から平板状の
金属板4を打抜き、それを成形装置1に自動的に供給せ
しめることもできる。
【0046】また金属管31の用途によっては、得られ
た金属管31にさらに他の加工を施すこともある。例え
ば金属管31をまほうびんなどの胴として使用する場合
には、その金属管31の両端を内側にカールさせること
が行われるが、本発明の装置とそのカールを形成する装
置とを連結し、得られた金属管31に自動的にカールを
形成する、一体の装置とすることもできる。
【0047】
【作用】次に先の実施例に基いて、本発明の装置の作用
を説明する。
【0048】先ず成形装置1に平板状の金属板4を供給
すると、それがローラー2,3で挟圧されて筒状に彎曲
せしめられる。このとき金属板4は、製造しようとする
金属管31の径より、若干小径となるように彎曲せしめ
るよう、ローラー2,3の押圧力を調節するのが好まし
い。
【0049】また最終的な金属管31は、円筒状のもの
である必要はなく、円錐台状のものであってもよい。こ
の場合は、略扇形の平板状の金属板4を使用すれば、円
錐台状に彎曲せしめられた金属板4が得られる。
【0050】成形装置1で筒状に成形された金属板4
は、前述のようにその両端縁がメインレール5a の溝6
に嵌合し、吊下げられる。このとき金属板4を金属管3
1の径より若干小径となるよう彎曲せしめることによ
り、その金属板4自身の弾力によりメインレール5a を
挾みつけ、吊下げられた状態が確実に保持され、不用意
に落ちることがない。
【0051】なおこの実施例のように、装置に成形装置
1を組込み、平板状の金属板4を当該成形装置1で筒状
に成形してレール5に吊下げて、それ以後の工程を行う
こともできるが、本発明においては前記成形装置1は必
ずしも必須ではなく、予め別工程で筒状に成形した金属
板4をレール5の後端部に供給して吊下げ、それ以後の
工程に供することもできる。
【0052】而してメインレール5a に吊下げられた金
属板4は、移送装置11a により図1中左方に移動し、
金属板4の端縁を位置決めしつつ、折曲げ装置9のレー
ル5c に移送される。このとき支持台8a,8b,8c がベ
ース7の下部から図2(b)に実線で示すように側方に
移動し、接続レール5b を金属板4が通過することがで
きる。
【0053】次いで支持台8a,8b,8c が再度ベース7
の下部に移動する。そしてプレス機14が上型13を下
動せしめると、図3(b)に示すように、また先に述べ
たように、金属板4の両端末部が型17a,17b 及び型
18a,18b で挟圧され、それぞれ鋭角の折返し部19
a,19b が形成される。またレール5c に作用するプレ
ス機14の力は、支持台8a,8b,8c が支持する。
【0054】そして再度支持台8a,8b,8c がベース7
の下部から側方に移動し、移送装置11b が金属板4を
レール5に沿って図1中左方に移送し、金属板4は接続
レール5d を通過してシーミング装置10のレール5e
に移送される。
【0055】而して先に述べたように、押え部材26、
押上げ部材27、押圧部材28及び拡開部材29の作用
で金属板4の図中右側の端末部が突条22を乗越え、折
返し部19a が折返し部19b に係合し、この状態でプ
レス機25が下動することにより先に述べたようにはぜ
継ぎ30が形成され、筒状に完成された金属管31が得
られるのである。
【0056】またプレス機25が下動してはぜ継ぎ30
を形成するときには、支持台8a,8b,8c はベース7の
下部に移動しており、プレス機25による押圧力をこの
支持台8a,8b,8c が支持する。
【0057】そして得られた金属管31は、移送装置1
1c で図1中左方に移送され、レール5e の端末から左
方に排出されて、次の工程に供給される。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、折返し部19a,19b
を形成する工程及び係合した折返し部19a,19b をプ
レスしてはぜ継ぎ30を形成する工程は、いずれもプレ
ス機を使用する工程であるが、この工程をいずれも機械
的に自動的に行うことができるので、これらの工程の際
に作業者の手がプレス機の下に入ることがなく、安全で
ある。
【0059】また前述のように平板状の金属板の両端に
折返し部を形成しておき、然る後にこの金属板を筒状に
成形し、折返し部を係合して継ぎ合わせて管とする方法
においては、金属管31の径が異なれば折返し部を形成
する位置も異なるため、機械の仕様を変更する必要があ
った。
【0060】また円錐台状の金属管を製造しようとする
場合には、金属板の両端の角度調整が必要であり、機構
が複雑になると共に、生産性が悪いものであった。
【0061】しかしながら本発明によれば、レール5に
より筒状の金属板4の両端のみを位置決め支持し、当該
両端部のみにおいて工程を進めるので、両端部以外の部
分の状態に影響されることがない。従って金属管31の
径や長さが変化しても、また円錐台状に成形する場合に
おいても、成形装置1におけるローラー2,3の押圧力
を調整するだけで、他の箇所は殆ど調節することなく、
同一の機械仕様で製造することができる。
【0062】さらに角型などの金属管31を得る場合に
おいても、成形装置1のみを変更すれば足り、また別工
程で筒状に成形した金属板4をレール5に供給すれば、
その断面形状に拘らず金属板4の両端のみを制御して、
自動的にはぜ継ぎ30を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の正面図
【図2】 (a)乃至(e)は、それぞれ図1における
A−A乃至E−Eの断面図
【図3】 (a)及び(b)は図1におけるC−C部の
主要部の拡大断面図であって、(a)は金属板4が折曲
げ装置9に到達した状態、(b)はプレス機14により
プレスした状態を示し、(c)は折返し部19a,19b
を形成した金属板4の主要部の横断面図である。
【図4】 金属板4が図1におけるE−E部に到達した
状態の拡大断面図
【図5】 図4と同様の位置における金属板4の加工工
程を示す主要部の拡大断面図であって、(a)は金属板
4の右部を上動させた状態、(b)は右側の端末部を左
方に偏倚させた状態、(c)は折返し部19a,19b を
係合させた状態、(d)はプレス機25でプレスしては
ぜ継ぎ30を形成した状態を示す。
【符号の説明】
1 成形装置 2,3 ローラー 4 金属板 5 レール 8a,8b,8c 支持台 9 折曲げ装置 10 シーミング装置 11a,11b,11c 移送装置 12 下型 13 上型 14 プレス機 15 摺動片 19a,19b 折返し部 22 突条 24 凹溝 25 プレス機 26 押え部材 27 押上げ部材 28 押圧部材 29 拡開部材 30 はぜ継ぎ 31 金属管
フロントページの続き (72)発明者 森川 明 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほゞ水平に配置されて、略筒状に成形さ
    れた金属板(4)の両端を支持して吊下げるレール
    (5)と、当該レール(5)に吊下げられた金属板
    (4)を前方に移動させる移送装置(11a,11b,11
    c )と、レール(5)に位置決め支持された状態の金属
    板(4)の両端を互いに食違う方向に折返す折曲げ装置
    (9)と、当該折曲げ装置(9)の前方に配置され、レ
    ール(5)に支持された状態の金属板(4)の両端の折
    返し部(19a,19b )を互いに係合してプレスするシ
    ーミング装置(10)とを有することを特徴とする、金
    属管の製造装置
  2. 【請求項2】 前記レール(5)の後端部に、平板状の
    金属板(4)を略筒状に成形する成形装置(1)が設け
    られ、当該成形装置(1)で略筒状に成形された金属板
    (4)が、その両端を前記レール(5)に支持されて吊
    下げられるようになっていることを特徴とする、請求項
    1に記載の金属管の製造装置
  3. 【請求項3】 前記成形装置(1)が、硬度の異る一対
    のローラー(2,3)よりなり、平板状の金属板(4)
    を略円筒状に彎曲せしめることを特徴とする、請求項2
    に記載の金属管の製造装置
  4. 【請求項4】 前記折曲げ装置(9)の後方、折曲げ装
    置(9)とシーミング装置(10)との間、及びシーミ
    ング装置(10)の前方の、それぞれレール(5)の下
    部に支持台(8a,8b,8c )を設け、当該支持台(8a,
    8b,8c )をレール(5)の下部から移動可能としたこ
    とを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の金属管の
    製造装置
  5. 【請求項5】 前記折曲げ装置(9)が、レール(5)
    の上面に形成された下型(12)と、その下型(12)
    の上方に上下動可能に設けられた上型(13)とよりな
    り、プレス機(14)により上型(13)を下動させて
    下型(12)との間に金属板(4)の端末を挟圧して折
    返し部(19a,19b )を形成することを特徴とする、
    請求項1、2、3又は4に記載の金属管の製造装置
  6. 【請求項6】 前記シーミング装置(10)が、レール
    (5)上面に出没可能に突設された突条(22)と、当
    該突条(22)に隣接して形成された凹溝(24)とが
    形成され、前記突条(22)で離間せしめられた金属板
    (4)の一方の端部を誘導して、当該端部の折返し部
    (19a )を他方の端部の折返し部(19b )に係合す
    る誘導手段(26,27,28,29)と、レール
    (5)の上方に設けられて係合された折返し部(19a,
    19b )をプレスするプレス機(25)とを有すること
    を特徴とする、請求項1、2、3、4又は5に記載の金
    属管の製造装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001105055A (ja) * 1999-10-13 2001-04-17 Sato Katako Seisakusho:Kk 金属製四角筒の製造方法および製造装置
CN103521638A (zh) * 2013-10-16 2014-01-22 山东恒硕自动化装备制造股份有限公司 热水器外壳内外收口两用机
CN104646470A (zh) * 2015-03-12 2015-05-27 中山市小天鸽五金制品有限公司 一种成形卷边机

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