JPH0814973A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JPH0814973A
JPH0814973A JP14276194A JP14276194A JPH0814973A JP H0814973 A JPH0814973 A JP H0814973A JP 14276194 A JP14276194 A JP 14276194A JP 14276194 A JP14276194 A JP 14276194A JP H0814973 A JPH0814973 A JP H0814973A
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JP
Japan
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signal
output
fluid
differential
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP14276194A
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English (en)
Inventor
Ikumitsu Ishikawa
郁光 石川
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空検知が可能な電磁流量計を提供する。 【構成】 測定流体の中に発生した信号電圧を一対の測
定電極G1,G2で検出しこの信号電圧を信号処理手段1
7で信号処理を行って流量信号として出力する電磁流量
計において、前記一対の測定電極からの出力を分岐して
入力するハイパスフィルタ20と、このハイパスフィル
タの出力の有無から前記測定流体の非満水状態を検知す
る微分成分検出手段を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定流体の流量を電気
信号に変換しこの流量に対応する流量信号を出力する電
磁流量計に係り、特に、微分性のノイズの有無を検出し
て非満水状態を検知する電磁流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁流量計は導管を流れる被測定流体の
流れ方向に対して直角な方向にコイルにより磁界を作用
させ、この磁界により被測定流体中にその流量に応じて
発生した電圧を前記磁界に対して直角な方向に設けた一
対の検出用電極で取り出す様にしたものである。本来こ
の種の電磁流量計は、測定管内を流れる流速分布がパイ
プの軸に対称であれば、流れの方向と磁界の方向とに直
交する電極間には平均流量に比例した起電力が発生する
ことを利用したものであり、正確な流量測定には管内の
流体が満水状態であることが前提となる。そのため測定
管内を流れる流体が満水状態でない場合には電磁流量計
の出力積算値に誤差を生じるという不都合がある。
【0003】図3は従来の非満水検知回路の一例を示す
構成図である。図において1は検出器、Pは測定流体Q
が流れる導管、G1,G2,は検出電極、2は励磁回路で
電極に対して直角方向からコイルLを介して磁界を印加
する。そして、この従来例においては、非満水状態検知
用交流電源6を高抵抗Rを介して一方の電極G1に接続
し、交流電源6の電源電圧ebを高抵抗Rと電極インピ
ーダンスとで分圧した交流電圧を電極G1に発生させ、
この電圧をバッファ増幅器3を介して差動増幅器5に加
えると共に、差動増幅器5の出力を整流平滑回路7を介
してコンパレータ8に加え、差動増幅器5の出力変化か
ら非満水状態を検知するものである。
【0004】ここでは、管路P内に流体Qが充満してい
る満水時には、電極G1,G2と導電性流体Qとが接触し
ており、電極インピーダンスが小さく、交流電源6の電
源電圧ebによって電極G1に生ずる電圧は小さいが、非
満水状態になると電極が導電性流体と非接触となり電極
インピーダンスが極めて大きくなるため、ebがそのま
ま電極G1に生じる。このように交流電源6によって電
極G1に生じる電圧が満水状態と非満水状態とでは大幅
に変化し、しかもeb≫e1なので非満水状態になると差
動増幅器5の出力e5も大幅に変化する。従って差動増
幅器5の出力e5を整流平滑した電圧を監視するコンパ
レータ8は、e5が所定値を越えると出力が反転し、非
満水検知信号ALを発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような構
成においては、電極G1に高抵抗Rと電極インピーダン
スとでebを分圧した交流電圧を印加しているため、高
抵抗Rの抵抗値が十分に大きく、かつ満水時の電極イン
ピーダンスが十分に小さければ、満水時の流量測定への
bによる影響は十分に小さくなるが、実際には高抵抗
Rの抵抗値に限定があり、しかも電極インピーダンスは
流体の導電度や、電極材料と流体との組合せや、電極の
汚れや経時変等によって大幅に変化する。このため図3
の回路ではebによる影響をさけることができず実用上
問題があった。特に流体の導電度が低い場合にはeb
よる影響が大きく、適用できなかった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、コイルを交流励磁した場合に発
生する微分ノイズが非満水状態では発生しないことに着
目し、微分ノイズの発生のタイミングで信号をサンプリ
ングし、その微分ノイズの有無により非満水状態を検知
する回路を有する電磁流量計を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、測定流体の中に発生した信号電圧を
一対の測定電極で検出しこの信号電圧を信号処理手段で
信号処理を行って流量信号として出力する電磁流量計に
おいて、前記一対の測定電極からの出力を分岐して入力
するハイパスフィルタと、このハイパスフィルタの出力
の有無から前記測定流体の非満水状態を検知する微分成
分検出手段を具備することを特徴とするものである。
【0008】
【作 用】測定電極で検出された信号には流量成分のほ
かノイズとしての微分成分が重畳されている。ハイパス
フィルタは検出信号から微分成分のみを抽出する。管路
内の流量が減少し液位が電極より下がると交流成分はな
く、DC成分のみが存在することになり微分成分はゼロ
となる。微分成分検出手段は微分ノイズの発生のタイミ
ングで信号をサンプリングし、その微分ノイズの有無に
より非満水状態を検知する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例を示す構成図である。
なお、図3に示す従来例と同等の構成部品には同一符号
を付して重複する説明は省略する。15a,15bは高
インピーダンスのバッファアンプであり、その入力端は
電極G1,G2に接続されている。15cは差動増幅器で
バッファアンプ15a,15bの出力が入力し、測定電
圧の差に対応する測定電圧VM2は信号処理回路17で信
号処理がなされてその出力端18に流量信号VQを出力
する。なお、信号処理回路17には図では省略するが励
磁回路の切替えや後述のマルチプレクサのサンプリング
の切替えを行うためのタイミング回路が含まれている。
【0010】バッファアンプ15a,15bの出力は分
岐されてハイパスフィルタ20を構成するアンプ20a
の反転・非反転端子に入力する。このハイパスフィルタ
では電極G1,G2間に発生する直流成分が除去される。
アンプ20aの出力は微分信号検出手段19の構成要素
であるマルチプレクサ21a,21bの接点21c,2
1dにそれぞれ接続されている。22は差動アンプで、
マルチプレクサ21a,21bでサンプリングされた信
号が反転・非反転端子に入力され、その出力は平滑回路
23に入力する。
【0011】次に、以上の様に構成された実施例の空検
知の動作について図2に示す波形図を用いて説明する。
励磁回路2は信号処理回路17からの所定のタイミング
信号に基づいて図2(a)の様な励磁電流をコイルLに
流す。この励磁電流により測定電極G1,G2は図2
(b)に示す様な微分ノイズ(イ)部を含む流量信号を
出力する。この流量信号は信号処理回路17に入力さ
れ、微分ノイズが除去されて後出力端18に流量信号V
Qを出力する。
【0012】一方マルチプレクサ21aは信号処理回路
17から励磁電流の立ち上がりのタイミングに合わせて
図2(c)に示す様な信号区間の前半1/4〜1/3の
間のサンプリング信号が出力され、図2(d)に示す様
な微分成分をサンプリングして差動アンプ22の非反転
端子に入力する。また、マルチプレクサ21bは信号処
理回路17から励磁電流の立ち下がりのタイミングに合
わせて図2(e)に示す様なサンプリング信号が出力さ
れ、図2(f)に示す様な微分成分をサンプリングして
差動アンプ22の反転端子に入力する。
【0013】その結果、差動アンプ22の出力は図2
(g)に示す様なものとなり、この信号は平滑回路23
で平滑され例えばA/D変換器(図では省略)でデジタ
ル信号に変換されて信号処理回路17に取り込まれる。
そして、流体のレベルが電極G 1,G2の位置から下方ま
で下がった場合は差動アンプ22の出力がゼロになるの
で異常を検知することができる。
【0014】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、一対の測定電極からの出力を分岐
して入力するハイパスフィルタと、このハイパスフィル
タの出力の有無から前記測定流体の非満水状態を検知す
る微分成分検出手段を設けたので、簡単な構成で空検知
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す構成図である。
【図2】図1の各部の出力波形を示す図である。
【図3】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 検出部 P 管路 G1,G2 電極 2 励磁回路 15a,15b バッファアンプ 15c,22 差動増幅器 17 信号処理回路 19 微分成分検出手段 20 ハイパスフィルタ 21a,21b マルチプレクサ 23 平滑回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定流体の中に発生した信号電圧を一対の
    測定電極で検出しこの信号電圧を信号処理手段で信号処
    理を行って流量信号として出力する電磁流量計におい
    て、前記一対の測定電極からの出力を分岐して入力する
    ハイパスフィルタと、このハイパスフィルタの出力の有
    無から前記測定流体の非満水状態を検知する微分成分検
    出手段を具備することを特徴とする電磁流量計。
JP14276194A 1994-06-24 1994-06-24 電磁流量計 Pending JPH0814973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14276194A JPH0814973A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電磁流量計

Applications Claiming Priority (1)

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JP14276194A JPH0814973A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電磁流量計

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Publication Number Publication Date
JPH0814973A true JPH0814973A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15322971

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14276194A Pending JPH0814973A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電磁流量計

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JP (1) JPH0814973A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001522457A (ja) * 1997-04-25 2001-11-13 エービービー メータリング リミテッド 電磁流量計
GB2352044B (en) * 1999-05-28 2003-12-31 Fusion Meters Ltd Meter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001522457A (ja) * 1997-04-25 2001-11-13 エービービー メータリング リミテッド 電磁流量計
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