JPH08149463A - 画像符号化装置および画像復号化装置 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号化装置

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JPH08149463A
JPH08149463A JP29104994A JP29104994A JPH08149463A JP H08149463 A JPH08149463 A JP H08149463A JP 29104994 A JP29104994 A JP 29104994A JP 29104994 A JP29104994 A JP 29104994A JP H08149463 A JPH08149463 A JP H08149463A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、入力信号のフレーム周波数が様々
に変化した場合に、従来のような周波数変換のための付
加回路が無くても正しく符号化あるいは復号化を行うこ
とのできる画像符号化装置あるいは画像復号化装置を提
供することを目的とする。 【構成】 画像符号化装置は、入力映像信号がテレシネ
映像信号であるか否かを判別する信号判別手段と、信号
判別手段の判別結果に従って、テレシネ映像信号の3フ
ィールドを2フィールドに変換する3−2変換手段と、
可変長符号化を行う符号化手段とを備え、データ有効信
号に従って、データが無効の場合には符号化処理を中断
する構成である。また、画像復号化装置は、可変長符号
の復号を行う復号化手段と、2フィールドのデータを3
フィールドのデータに変換する2−3変換手段とを備
え、データ有効信号に従って、データが無効の場合には
復号化処理を中断する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変長符号化を用いて
映像信号を符号化する画像符号化装置、および可変長符
号化を用いて符号化された映像信号を復号化する画像復
号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル蓄積メディアの発展に伴い、
長時間の映像信号をこれらの記録メディアに圧縮して記
録する手法が検討されている。国際標準化機構(IS
O)においても、国際電気標準会議(IEC)のムーヒ゛ンク
゛ オヒ゜クチャー イメーシ゛ コーテ゛ィンク゛ エィスハ゜ーツ ク゛ルーフ゜(MPEG
(Moving Picture Image Cod
ing Experts Group))で動画像符号
化方式の標準化活動が行われている。
【0003】映像信号のソースとしては、大きく分けて
以下に示す2種類が考えられる。1つは30フレーム/
秒(NTSC方式)のテレビカメラで取った映像であ
り、もう1つは24コマ/秒のフィルム画像である。こ
のフィルム画像より映像信号(テレシネ映像信号)を作
成する方法として、従来2−3プルダウン方式が知られ
ている。
【0004】2−3プルダウン方式では、2n(nは正
の整数)コマ目のフィルム画像からは3フィールド分の
映像信号を作成し、(2n−1)コマ目のフィルム画像
からは2フィールド分の映像信号を作成する。例えば、
図1に示す例では、第1コマからはNo.1、No.2
のフィールド、第2コマからはNo.3、No.4、N
o.5のフィールド、第3コマからはNo.6、No.
7のフィールド、第4コマからはNo.8、No.9、
No.10のフィールドが作成されている。2−3プル
ダウン方式では、この10フィールドで1つの周期であ
る。この10フィールドの周期において、No.3とN
o.5のフィールドは全く等しいものであり、No.8
とNo.10のフィールドも全く等しいものである。
【0005】従って、2−3プルダウン方式で作成した
テレシネ映像信号をそのまま符号化することは、冗長な
信号を符号化することになる。そこで、符号化しようと
する入力映像信号がテレシネ映像信号の場合には、符号
化する前に重複したフィールドを削除して、冗長な信号
を削除した後で符号化する手法が行われている。
【0006】ここで問題となるのが、テレシネ映像信号
から重複したフィールドを削除した信号を入力する場合
には、24フレーム/秒の入力信号となり、通常の映像
信号の30フレーム/秒とは異なるため、符号化手段の
入力において何らかの方法で、フレーム周波数の変換を
行わなければならないということである。
【0007】この問題に対する従来の方法としては、2
4Hzと30Hzの2つの周波数のクロックを持ち、入
力信号のフレーム周波数に応じて、符号化手段全体の動
作周波数を変化させて動作させるという方法がある。
【0008】一方、可変長符号化を用いて符号化された
信号を復号化する画像復号化装置においても、入力信号
のフレーム周波数と復号化処理部の動作周波数とが異な
っていれば正しく復号化できないため、上述の符号化装
置と同じように、入力信号のフレーム周波数に応じて、
復号処理全体の周波数を変化させる方法が従来行われて
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような入力信号のフレーム周波数に応じて符号化処理
全体の動作クロックを変化させるという方法では、テレ
シネ映像信号から重複しているフィールドを削除する際
にノイズ等の影響により重複フィールドが検出されなか
った場合や、テレシネ信号が不規則な2−3プルダウン
方式で作成されていた場合には、重複フィールド削除後
の入力信号のフレーム周波数が必ずしも24Hzとはな
らず、符号化処理の周波数と異なり、符号化処理に不具
合を生じるという問題があった。
【0010】同じように復号化処理においても、入力信
号のフレーム周波数が様々に変化して、復号処理の周波
数と異なると正しく復号できない。また、入力信号のフ
レーム周波数に応じて、復号化処理の周波数を変化させ
るためには、様々な周波数のクロックと、入力信号のフ
レーム周波数を検知して、その結果に応じて復号化処理
全体の周波数を変化させるための付加回路が必要とな
る。
【0011】本発明は、上記課題を解消し、テレシネ映
像信号から重複フィールドを削除する際に、重複フィー
ルドの検出ができずにフレーム周波数が24Hzとは異
なった場合でも、正しく符号化処理を行うことのできる
画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0012】また、復号化装置においても、入力信号の
様々なフレーム周波数の変化に対応することが可能で、
かつ従来のような周波数変換の付加回路を必要としない
画像復号化装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像符号化装置は、入力映像信号がフィルム
画像より2−3プルダウン方式で作成されたテレシネ映
像信号であるか否かを判別する信号判別手段と、信号判
別手段の判別結果に従って、テレシネ映像信号の3フィ
ールドを2フィールドに変換する3−2変換手段と、可
変長符号化を行う符号化手段とを備えた構成である。こ
の構成で、入力映像信号がテレシネ画像であると判別さ
れた場合に、3−2変換手段で重複したフィールドを削
除して、これにあわせてデータ有効信号を作成し、削除
したフィールドの位置は有効信号を用いて、データが無
効であることを符号化手段に対して示し、データが無効
の間は符号化手段の動作を中断させ、有効なデータのみ
を符号化する。
【0014】また、本発明の画像復号化装置は、可変長
符号の復号を行う復号化手段と、2フィールドのデータ
を3フィールドのデータに変換する2−3変換手段とを
備えた構成であり、上述の画像符号化装置と同様に、入
力データとともにデータ有効信号を入力し、データが有
効な場合のみ復号化の処理を行い、無効の場合には復号
化処理を中断する。また、2−3変換手段では、データ
から読み出される情報に従い、重複したフィールドを作
成し、テレシネ映像信号を出力する。
【0015】さらに、本発明の画像符号化装置、画像復
号化装置では、データ有効信号に従って、入力信号が無
効の場合は符号化、復号化処理を中断するために、3−
2変換手段から符号化手段へ入力されるデータの並び
と、符号化、復号化処理を行って、復号化手段から出力
されて、2−3変換手段に入力されるデータの並びとが
等しくならないことが起こり得る。
【0016】このようなデータの並びの違いを吸収する
ために、本発明の画像符号化装置は、3−2変換手段の
出力を蓄えるメモリを備え、データ有効信号に従って、
有効なデータのみをメモリに書き込み、符号化、復号化
処理を行った後に、2−3変換が正しく行われるような
データの並びでメモリから読み出して入力する構成であ
る。
【0017】また、本発明の画像復号化装置は、復号化
処理の出力を蓄えるメモリを備え、データの有効信号に
従って、有効なデータのみをメモリに書き込み、2−3
変換が正しく行われるようなデータの並びでメモリから
読み出して入力する構成である。
【0018】さらに、上記のデータ蓄積用のメモリ削減
のため、データ有効信号に応じて、メモリの書き込みか
ら読み出しまでの時間差を決定している。
【0019】
【作用】前記した構成により、入力信号がテレシネ映像
信号で正しくフレーム周波数24Hzのデータに変換で
きなかった場合でも、符号化処理手段は常に30Hzの
周波数で動作し、データ有効信号に従い、データ無効で
あった場合に符号化処理を中断する。これにより、入力
信号のフレーム周波数が変化しても符号化処理手段は常
に同じ動作周波数で動作することが可能であり、かつ従
来のような周波数変換のための付加回路も必要としな
い。
【0020】また、画像復号化装置も画像符号化装置と
同様に、入力信号にあわせたデータ有効信号を用いて、
復号処理を中断させることにより、常に同じ周波数で動
作させることが可能であり、周波数変換のための付加回
路を必要としない。
【0021】さらに、有効信号に応じてメモリの書き込
みから読み出しまでの時間差を変化させることにより、
少ないメモリで2−3変換処理が可能なデータの並びに
変換し、正しくテレシネ映像信号を復号することができ
る。
【0022】
【実施例】以下、第1の実施例として、本発明の画像符
号化装置について、図2、図3を参照しながら説明す
る。図2はブロック図、図3は詳細図である。
【0023】図3において、入力信号301はまず信号
判別手段309に入り、2つのフィールドメモリ303
によって1フレーム遅延される。差分手段304におい
て、画素単位で入力信号301とフィールドメモリ30
3の出力である1フレーム遅れ信号302との差分が取
られる。差分値305は絶対値を取った後に、積和手段
306において積算される。積和手段306は、フィー
ルド単位のパルスVDによってリセットされ、リセット
直前に積和結果をラッチして、次段の比較器307に送
る。フィールド単位の積和結果は、比較器307におい
て、設定されたしきい値317と比較され、しきい値以
下の場合には”1”を出力する。つまり、この比較器3
07の出力であるフィールド一致信号308が”1”の
場合は、重複フィールドである。
【0024】次に、1フレーム遅れ信号302が3−2
変換手段310に入り、2つのフィールドメモリ303
によって、さらに1フレーム遅延される。セレクタ31
2では、1フレーム遅れ信号302と2フレーム遅れ信
号311とが入力され、選択信号313に従って、2つ
の入力のうちどちらかが選択されて出力される。選択信
号作成回路314では、フィールド一致信号308より
選択信号313を作成すると同時に、データ有効信号3
15も作成し、次段の符号化手段316に入力される。
【0025】図4は、信号判別手段、3−2変換手段の
タイミングを示したものである。図中の番号はフィール
ドNo.を示しており、この例ではNo.3とNo.
5、No.8とNo.10のフィールドがそれぞれ等し
いフィールドである。1フレーム遅れ信号と2フレーム
遅れ信号が選択信号によって選択され、3−2変換出力
信号が得られる。ただし、データ有効信号が”0”の場
合つまりデータが無効の場合は、無効データが出力さ
れ、それ以外には重複フィールドを削除した信号が出力
される。この3−2変換手段の出力は、通常5フレーム
毎に1フレームの無効データを出力し、同時にデータ有
効信号を”0”にする。この出力信号とデータ有効信号
が符号化手段216に入力され、可変長符号化処理が行
われる。可変長符号化処理の出力は図に示すような符号
化に伴うデータの並び替えが行われて出力される。ただ
し、データ有効信号が”0”の場合には、可変長符号化
処理全体が中断し、その間は無効データが出力される。
【0026】このように、3−2変換手段によって重複
フィールドを削除することにより冗長な信号を符号化す
ることを防ぐことができる。さらに、データ有効信号に
応じて、符号化処理動作を中断させることにより、従来
必要となっていたフレーム周波数に応じた符号化処理動
作周波数の変更が不要となり、周波数変更のための回路
も不要となるので、回路規模を小さくすることができ
る。また、データ有効信号を使用することにより、様々
なフレーム周波数に容易に対応することが可能である。
【0027】さらに、本実施例では、第1フィールドで
の重複と第2フィールドでの重複が検出された後に、こ
の削除位置をあわせて、これを1フレームの無効データ
としてフレーム単位でデータ有効信号を変化させてい
る。これにより、符号化手段がフレーム単位で動作して
いる場合は、データ有効信号もフレーム単位で変化した
方が動作の中断等も用意に対応できる。
【0028】なお、本実施例においてデータ有効信号を
フレーム単位で変化させたが、符号化処理手段がフィー
ルド単位で処理しているのであれば、データ有効信号を
フィールド単位で変化させて同様に動作可能であること
はいうまでもない。
【0029】なお、本実施例において、1フレームの遅
延を2つのフィールドメモリを用いて構成したが、これ
を1つのフレームメモリで構成しても同様に動作可能で
あることは言うまでもない。
【0030】次に、第2の実施例として、本発明の画像
復号化装置について、図5、図6を参照しながら説明す
る。図5は画像復号化装置のブロック図であり、図6は
2−3変換手段を詳細に示した図である。
【0031】入力信号601は復号化手段602におい
て可変長符号の復号が行われ、復号画像603が得られ
る。入力信号601に合わせて、データ有効信号604
が復号化手段602に入力され、データ無効の期間は復
号化手段の動作は中断する。従って、データ無効期間の
復号化手段の出力は無効データが出力される。
【0032】復号画像603は2−3変換手段604に
入力され、2つのフィールドメモリ612によって1フ
レーム遅延された1フレーム遅れ復号画像606と共に
セレクタ607に入る。セレクタ607は選択信号60
8に従って、2つの入力のうちどちらかを選択して出力
する。選択信号作成回路609では、復号化手段602
より送られてくる2−3変換のための情報であるTFF
610とRFF611により、選択信号608を作成す
る。
【0033】TFFは、Top_Filed_Firs
tの略で1つのフレームを構成する2つのフィールドの
どちらを先に出力するかを示す信号である。一方、RF
Fは、Repeat_First_Fieldの略で、
フレームの中で最初に出力されるフィールドを繰り返し
て出力することを示す信号である。このTFF,RFF
から選択信号が作成される。作成される選択信号608
は図7に示したようなものである。選択信号608が”
H”の場合には、1フレーム遅れた信号を出力するよう
にする。この処理を行うことにより、2フィールドの画
像から3フィールドの画像が作成され、テレシネ映像信
号が得られる。
【0034】図7は画像復号化装置のタイミングを示し
たものである。入力信号は、図4に示した画像符号化装
置の出力と同じものを仮定している。復号画像は、復号
化に要する遅延の後に符号化前と同じ順序で出力され
る。データ有効信号が”0”の場合は、復号化手段から
は無効データが出力される。この復号画像に合わせて、
TFF,RFFの情報が読み出される。このTFF,R
FFに従い選択信号が作成され、選択信号が”1”の場
合に1フレーム遅れ復号画像が選択される。このように
して、2−3変換出力画像は図4において、最初の入力
信号であるテレシネ映像信号と等しいものとなる。
【0035】このようにデータ有効信号に従って、復号
化手段の動作を中断させることにより、入力信号のフレ
ーム周波数が変化しても復号化手段の動作周波数を変化
させる必要はなく、周波数変換のための付加回路も不要
となり、回路規模を小さくすることが可能である。ま
た、データ有効信号を変化させるだけで様々なフレーム
周波数の入力に容易に対応することが可能である。
【0036】なお、本実施例において、データ有効信号
をフレーム単位で変化させた場合を例に取って説明した
がフィールド単位で変化させても同様に動作可能である
ことは言うまでもない。
【0037】なお、本実施例において、TFF,RFF
が入力信号の一部に記録され、復号化手段から読み出さ
れる場合を例に取って説明したが、これらの信号を入力
信号とは別に入力をしても同様に動作可能であることは
言うまでもない。
【0038】また、データ有効信号においては、入力信
号とは別に入力した場合について説明したが、復号化処
理の前段において、入力信号中よりデータ有効信号を読
み出す回路を付加しても同様に動作可能であることは言
うまでもない。
【0039】なお、本実施例において、1フレームの遅
延を2つのフィールドメモリを用いて構成したが、これ
を1つのフレームメモリで構成しても同様に動作可能で
あることは言うまでもない。
【0040】次に、第3の実施例として本発明の画像復
号化装置について図8を参照しながら説明する。図8
は、画像復号化装置のブロック図である。図8は、第2
の実施例で説明した画像復号化装置の復号化手段と2−
3変換手段との間にメモリを配置したものである。
【0041】入力信号801は復号化手段803により
可変長符号の復号が行われ、復号画像804が出力され
る。第2の実施例と同様に、データ有効信号802が”
0”の時は復号化手段803からは無効データが出力さ
れる。第2の実施例のタイミング図である図7において
は、復号画像のデータの並びが、符号化の際に符号化装
置に入力されたデータの並びと同じようになっている。
しかし、符号化、復号化処理の遅延の変化や、データ有
効信号の不規則パターンなどにより、必ずしも符号化の
際に符号化装置への入力のデータの並びとは一致せず、
無効データの位置が変化してしまうことが起こり得る。
このようなデータの並びでは、2−3変換が正しく行わ
れない。
【0042】そこで、復号画像804を一旦メモリ80
5に蓄えて、2−3変換手段810が正しく行うことが
できるデータの並びになるようにメモリ805よりデー
タを読み出す。2−3変換手段810の動作について
は、第2の実施例で説明したものと同じである。
【0043】図9にメモリ制御手段806のタイミング
を示す。ここでは、メモリは、フレームメモリを4つ並
列に配置した構成として説明を行う。メモリ制御手段
は、データ有効信号を受け取り、データが有効なところ
だけフレームカウンタを動作させ、4つのフレームメモ
リに対するライトイネーブル信号(以下、WEとする)
を作成する。データが有効な時には、4つのフレームメ
モリのうちのいずれか1つのみがWEが有効となり、デ
ータの書き込みが行われる。データ有効信号が無効の時
には、どのフレームメモリにも書き込みは行われない。
つまり、有効なデータのみが1フレームごとに順番にフ
レームメモリに書き込まれる。一方、読み出しはデータ
有効信号を復号化に要する時間だけ遅延させ、この遅延
させたデータ有効信号をもとに書き込みと同様にデータ
有効信号が有効な場合のみ4つのフレームメモリを順番
に読み出す。これにより、メモリ出力は符号化の際に符
号化装置に入力されたデータの並びと同じ並びで読み出
されて、次段の2−3変換手段において、正しく変換が
行われる。
【0044】このように、符号化手段の出力を蓄えるメ
モリを配置することにより、復号化手段の遅延が変化し
たり、データ有効信号が不規則になったりして、復号化
手段からの出力データの並びが変化した場合でも、容易
に並び替えて正しく2−3変換処理を行うことができ
る。
【0045】なお、本実施例において、フレームメモリ
を4つ配置した場合について説明したが、フレームメモ
リの数はこれに限るものではない。
【0046】なお、本実施例において、フレームメモリ
を並列に配置した場合について説明したが、直列に配置
した場合でも読み出し、書き込みのコントロールを変化
させるだけで同様に動作可能であることは言うまでもな
い。
【0047】次に、第4の実施例として、本発明の画像
復号化装置について説明する。図10に3−2変換手段
の出力、符号化手段の出力、復号化手段の出力、2−3
変換手段への入力のタイミングを示している。図10
は、図7、図9とは異なり、フレーム単位で記述してい
る。従って、図中の番号はフレーム番号であり、Xは無
効フレームを表している。3−2変換手段の出力は通常
5フレームに1フレーム無効データを出力するが、通常
の映像信号からテレシネ映像信号に変化した場合や、テ
レシネ映像信号に不規則なパターンが存在していた場合
には、図10に示すようにデータ有効信号の”0”の周
期が長くなったり、短くなったりする。このように不規
則になった場合、符号化、復号化の処理を行った後に得
られる出力は図10のように無効データの位置が大きく
変化し、このままでは、2−3変換手段に入力しても正
しく変換することができない。そこで、第3の実施例で
説明したように復号化手段の出力を一旦メモリに蓄え
て、2−3変換が正しく行われるデータの並びでメモリ
から読み出さなければならない。ここで、問題となるの
がメモリ容量がどのくらい必要かということである。
【0048】3−2変換の出力において、データ有効信
号が”0”の周期を1つのブロックとする。これをB
(n)(nは0以上の整数)とする。B(n)を構成す
るフレーム数(無効フレームも含む)をL(n)とす
る。符号化、復号化処理による遅延をDとすると、B
(n)の先頭のフレームが符号化、復号化を行って出力
されるまでの遅延は(D+P(n))となる。P(n)
はB(n)の先頭のフレームから有効データをDフレー
ム分数える間に存在する無効データフレームの数であ
る。
【0049】図10の例では、D=7フレームとしたタ
イミングを示しているので、 L(n) =11、 L(n+1)= 3、 L(n+2)= 3、 L(n+3)= 3、 L(n+4)= 5、 P(n) = 0、 P(n+1)= 3、 P(n+2)= 2、 P(n+3)= 2、 P(n+4)= 1 となる。B(n)の先頭フレームが復号化出力されるま
での遅延は(D+P(n))であり、B(n+1)の先
頭フレームが復号化出力されるまでの遅延は(D+P
(n+1))である。これより、L(n)フレームで構
成されるブロックB(n)が、復号化出力後では、(L
(n)+P(n+1)−P(n))フレームにわたっ
て、出力されている。つまり(P(n+1)−P
(n))フレーム分が余分あるいは不足していることに
なる。ブロックB(n)が符号化、復号化される前後で
のフレームの増減をF(n)とすると、 F(n)=P(n+1)−P(n) (式1) となる。F(n)が正の時は、F(n)フレームだけ蓄
えるためのフレームメモリの空きがあり、F(n)が負
の時は、F(n)フレーム分のデータがフレームメモリ
に存在していれば、図10に示すように3−2変換手段
の出力データの並びと同じようにメモリから読み出すが
できる。(式1)より、 ΣF(n)=P(n+1)−P(0) (式2) となる。データ有効信号”0”の周期の最小値をTmi
nとすると、 0≦P(n)≦(D/(Tmin−1)) となる。ただし、P(n)は整数値である。図10の例
では、D=7、Tmin=3であるので、 0≦P(n)≦3 となる。これより、 −3≦ΣF(n)≦3 となり、6フレーム分のメモリを備えて、3フレーム分
のデータが蓄えられたときに読み出しを開始すれば、図
10に示すように3−2変換手段の出力データの並びと
同じようにメモリから読み出すができる。
【0050】ここで、(式2)をみると、ΣF(n)は
P(0)の値に従い、変化する範囲が変化する。図10
の例では、 P(0)=0の時、 0≦ΣF(n)≦3 P(0)=1の時、−1≦ΣF(n)≦2 P(0)=2の時、−2≦ΣF(n)≦1 P(0)=3の時、−3≦ΣF(n)≦0 となる。このように、P(0)の値に従って、ΣF
(n)の値が変化する範囲は異なるので、P(0)の値
を測定し、この値に従って、メモリから読み出すタイミ
ングを決定することにより、6フレーム必要であったメ
モリが3フレームで十分であることになる。
【0051】これを実現する回路のブロック図を図11
に示す。フレームカウンタ1101と無効データカウン
タ1102は、動作開始で同時にリセットされ、フィー
ルド識別信号VF1103でカウントアップされる。開
始位置決定手段1104では、フレームカウンタ110
1の出力が符号化、復号化に要する遅延時間と一致した
ときに、無効データカウンタ1102の値をラッチす
る。このラッチした値に従って、読み出しカウンタ11
05に読み出し開始のためのPRESET値1106を
設定する。読み出しカウンタ1105と書き込みカウン
タ1107はともにVF1103でカウントアップし、
データが無効の時はカウントアップしない。書き込みカ
ウンタ1107には、データ有効信号1108がそのま
ま入力されるが、読み出しカウンタ1105には開始位
置決定手段1104の出力に応じて、遅延手段1101
で遅延されたデータ有効信号が入力される。
【0052】このように、3−2変換の出力が始まって
から、符号化、復号化による遅延期間内に存在する無効
データの数をカウントし、メモリの書き込みから読み出
しまでの時間差を決定することにより、少ないメモリで
2−3変換が正しく行うことが可能なデータの並びに変
換することが可能となる。
【0053】なお、本実施例において、復号化手段の後
にメモリを配置した場合を例に挙げて説明を行ったが、
このメモリを3−2変換手段と符号化手段の間に配置し
ても同様に動作可能であることは言うまでもない。
【0054】なお、本実施例において、フレームカウン
タ1101と無効データカウンタ1102を動作開始と
同時にリセットする場合を例に挙げて説明したが、所定
周期でリセット信号を入力しても同様に動作可能である
ことは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明の画像符号化装置
は、入力映像信号がフィルム画像より2−3プルダウン
方式で作成されたテレシネ映像信号であるか否かを判別
する信号判別手段と、信号判別手段の判別結果に従い、
テレシネ映像信号の3フィールドを2フィールドに変換
する3−2変換手段と、可変長符号化を行う符号化手段
とを備えた構成である。この構成で、入力映像信号がテ
レシネ画像であると判別された場合に、3−2変換手段
で重複したフィールドを削除して、これにあわせてデー
タ有効信号を作成し、削除したフィールドの位置は有効
信号を用いて、データが無効であることを符号化手段に
対して示し、データが無効の間は符号化手段の動作を中
断させ、有効なデータのみを符号化する。
【0056】また、本発明の画像復号化装置は、可変長
符号の復号を行う復号化手段と、2フィールドのデータ
を3フィールドのデータに変換する2−3変換手段とを
備えた構成であり、上述の画像符号化装置と同様に、入
力データとともにデータ有効信号を入力し、データが有
効な場合のみ復号化の処理を行い、無効の場合には復号
化処理を中断する。また、2−3変換手段では、データ
から読み出される情報に従い、重複したフィールドを作
成し、テレシネ映像信号を出力する。
【0057】上記構成により、入力信号がテレシネ映像
信号で正しくフレーム周波数24Hzのデータに変換で
きなかった場合でも、符号化処理手段は常に30Hzの
周波数で動作し、データ有効信号に従い、データ無効で
あった場合に符号化処理を中断する。これにより、入力
信号のフレーム周波数が変化しても符号化処理手段は常
に同じ動作周波数で動作することが可能であり、かつ従
来のような周波数変換のための付加回路も必要としな
い。
【0058】また、画像復号化装置も画像符号化装置と
同様に、入力信号にあわせたデータ有効信号を用いて、
復号処理を中断させることにより、常に同じ周波数で動
作させることが可能であり、周波数変換のための付加回
路を必要としない。
【0059】さらに、本発明の画像符号化装置、画像復
号化装置では、データ有効信号に従って、入力信号が無
効の場合は符号化、復号化処理を中断するために、3−
2変換手段から符号化手段へ入力されるデータの並び
と、符号化、復号化処理を行って、復号化手段から出力
されて、2−3変換手段に入力されるデータの並びとが
等しくならないことが起こり得る。
【0060】このようなデータの並びの違いを吸収する
ために、本発明の画像符号化装置は、3−2変換手段の
出力を蓄えるメモリを備え、データ有効信号に従って、
有効なデータのみをメモリに書き込み、符号化、復号化
処理を行った後に、2−3変換が正しく行われるような
データの並びでメモリから読み出して入力する構成であ
る。
【0061】また、本発明の画像符号化装置は、復号化
処理の出力を蓄えるメモリを備え、データの有効信号に
従って、有効なデータのみをメモリに書き込み、2−3
変換が正しく行われるようなデータの並びでメモリから
読み出して入力する構成である。
【0062】さらに、上記のデータ蓄積用のメモリ削減
のため、データ有効信号に応じて、メモリの書き込みか
ら読み出しまでの時間差を決定している。これにより、
少ないメモリで2−3変換処理が可能なデータの並びに
変換し、正しくテレシネ映像信号を復号することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の2−3プルダウン方式の説明図
【図2】本発明の第1の実施例における画像符号化装置
のブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における画像符号化装置
の信号判別手段と3−2変換手段のブロック図
【図4】本発明の第1の実施例における画像符号化装置
のタイミング図
【図5】本発明の第2の実施例における画像復号化装置
のブロック図
【図6】本発明の第2の実施例における画像復号化装置
の2−3変換手段のブロック図
【図7】本発明の第2の実施例における画像復号化装置
のタイミング図
【図8】本発明の第3の実施例における画像復号化装置
のブロック図
【図9】本発明の第3の実施例における画像復号化装置
のタイミング図
【図10】本発明の第4の実施例における画像復号化装
置のタイミング図
【図11】本発明の第4の実施例における画像復号化装
置のブロック図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変長符号化を用いて動画像の圧縮符号化
    を行う画像符号化装置であって、入力映像信号がフィル
    ム画像より2−3プルダウン方式で作成されたテレシネ
    映像信号であるか否かを判別する信号判別手段と、前記
    信号判別手段の判別結果に従って前記入力映像信号の3
    フィールドを2フィールドに変換する3−2変換手段
    と、可変長符号化を行う符号化手段とを備え、前記入力
    映像信号が前記テレシネ画像であると判別された場合
    に、前記3−2変換手段で重複したフィールドを削除
    し、削除したフィールド期間には無効データを前記符号
    化手段に入力すると同時に、データが有効であるか否か
    を示すデータ有効信号を送り、データが有効でない場合
    に前記符号化手段の動作を中断させることを特徴とする
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】3−2変換手段の出力を蓄えるメモリと、
    前記メモリの制御を行うメモリ制御手段とを備え、デー
    タ有効信号に従って前記メモリに有効なデータだけを書
    き込み、書き込みとは異なるタイミングでデータを読み
    出して符号化手段に入力することを特徴とする請求項1
    記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】符号化、復号化処理によっておこる所定の
    遅延期間内に存在し得る無効データの最大数以上のメモ
    リを備え、動作開始から前記遅延期間内に存在する無効
    データの数を測定し、測定結果に従い、前記メモリの書
    き込みから読み出しまでの時間差を決定することを特徴
    とする請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】所定の間隔の識別信号によって、所定遅延
    期間内の無効データ数の測定を行うことを特徴とする請
    求項3記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】可変長符号化を用いて符号化された画像を
    復号する画像復号化装置であって、可変長符号の復号を
    行う復号化手段と、2フィールドのデータを3フィール
    ドのデータに変換する2−3変換手段とを備え、前記復
    号化手段に入力されるデータ有効信号に従って、入力デ
    ータが無効である場合には、前記復号化手段の動作を中
    断することを特徴とする画像復号化装置。
  6. 【請求項6】復号化手段の出力を蓄えるためのメモリ
    と、前記メモリの制御を行うメモリ制御手段とを備え、
    データ有効信号に従って前記メモリに有効なデータだけ
    を書き込み、書き込みとは異なるタイミングでデータを
    読み出して2−3変換手段に入力することを特徴とする
    請求項5記載の画像復号化装置。
  7. 【請求項7】符号化、復号化処理によっておこる所定の
    遅延期間内に存在し得る無効データの最大数に相当する
    メモリを備え、動作開始から前記遅延期間内に存在する
    無効データの数を測定し、測定結果に従い、前記メモリ
    の書き込みから読み出しまでの時間差を決定することを
    特徴とする請求項6記載の画像復号化装置。
  8. 【請求項8】所定の間隔の識別信号によって、所定遅延
    期間内の無効データ数の測定を行うことを特徴とする請
    求項7記載の画像復号化装置。
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