JPH07250321A - 画像復号装置 - Google Patents

画像復号装置

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JPH07250321A
JPH07250321A JP3675594A JP3675594A JPH07250321A JP H07250321 A JPH07250321 A JP H07250321A JP 3675594 A JP3675594 A JP 3675594A JP 3675594 A JP3675594 A JP 3675594A JP H07250321 A JPH07250321 A JP H07250321A
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JP
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bitstream
image
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JP3675594A
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Inventor
Yutaka Okada
豊 岡田
Takayuki Kobayashi
孝之 小林
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GRAPHICS COMMUN LAB KK
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GRAPHICS COMMUN LAB KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力ビットストリームの復号器における処理
を高速化する。 【構成】 入力ビットストリーム100中の画像形成に
直接関係ない0スタッフィング,ユーザデータ等の特定
のデータを特定データ除去手段30で除去し、処理量を
小さくしてバッファメモリ12に格納し、一定量に達し
たところで読み出し、可変調復号器21で復号し、以
下、従来例と同じ処理を施して再生画像200を得る構
成を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化された画像信号
を復号する画像復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル表現された画像データを伝送
または蓄積する場合、データ量を削減するために符号化
が行われる。符号化の方法としては、画像情報の時間的
または空間的相関性を利用して冗長度を少なくする方法
がある。
【0003】時間的相関性を利用する方法として、連続
する2画面(フレーム)の差分を符号化したり、画像の
動きを検出して、動き補償を行ったりするものがある。
また、空間的相関性を利用する方法として、画像を所定
の大きさのブロック(例えば縦方向,横方向とも8画素
ずつ)に分けて、ブロック内のデータを直交変換し、変
換係数をスキャン変換し(例えば低周波成分から高周波
成分の順に並びかえる)、可変長符号を行うものがあ
る。MPEG(Moving Picture Expert Group )が標準
化を進めている画像符号化方式(以下、MPEG2と略
す)は、上記2つの方法を併用するものとなっている。
MPEG2の暫定勧告は“Generic Codingof Moving Pi
ctures and Associated Audio”と題するISO/IE
C13818−2に記載されている。
【0004】図11は、このような方法により符号化さ
れたデータを復号する画像復号装置の構成例である。図
11において、10はメモリ蓄積手段で、バッファメモ
リ制御部11と、バッファメモリ12とからなる。20
は復号手段で、可変長復号器21,スキャン変換器2
2,逆量子化器23,逆DCT部24,動き補償画像再
生部25および予測フレームメモリ26からなる。ま
た、100は符号化された画像を表現する入力ビットス
トリーム、200は再生画像を示す。
【0005】次に、動作について説明する。入力ビット
ストリーム100はバッファメモリ制御部11の制御に
より、バッファメモリ12に蓄積される。バッファメモ
リ12から読み出されたデータは、可変長復号器21に
よって、可変長復号される。
【0006】全データが可変長符号化されている訳では
ないが、固定長符号もこの可変長復号器21で復号され
るものとする。次に、スキャン変換器22によりデータ
の順序を並びかえた後、逆量子化器23により逆量子化
される。次に、逆DCT部24により逆離散コサイン変
換される。動き補償画像再生部25では、フレーム間差
分を受信した場合は、参照データを予測フレームメモリ
26から読み出し、受信データと加算した後、再生画像
を予測フレームメモリ26に書き込む。フレーム内で符
号化されたデータを受信した場合は、受信データをその
まま予測フレームメモリ26に書き込む。以上のように
して再生画像200が再生される。
【0007】復号を高速に行うためには、図11の各ブ
ロック間の処理速度に見合うようにデータを転送しなけ
ればならない。いずれかのブロックに前段のブロックか
らデータが転送されないとそのブロックが処理待ちにな
って復号全体が遅くなるからである。
【0008】さて、画像復号装置に入力されるMPEG
2の入力ビットストリーム100のシンタックスに関す
る流れを模式的に示すと、図12のように定められてい
る。入力ビットストリーム100の内容の詳細は勧告に
定められているのでここでは述べないが、注意すべきこ
とは、スキャン変換,逆量子化,逆DCT,動き補償画
像再生に直接的には用いられないデータが挿入され得る
ということである。その1つはユーザデータと呼ばれる
ものである。これは、図12のエクステンション&ユー
ザと示したストリーム中に入れることができるもので、
特殊の応用のための情報として用いられる。
【0009】図13は図12のエクステンション&ユー
ザのストリーム部分の詳細例を示したもので、所定のユ
ーザデータ,スタートコードに続いて任意バイト数のユ
ーザデータが挿入される。画像再生に直接的に用いられ
ない別のデータとして0スタッフィングがある。これ
は、所定の場所に0のビット列を3バイト以上連続して
挿入するもので、固定ビットレートストリームのダミー
データとして用いられる。
【0010】図14は入力ビットストリーム100のフ
ォーマットの一例を示すもので、シーケンスエクステン
ションの後に0スタッフィング、シーケンスディスプレ
イエクステンションの後にユーザデータ、GOP(Grou
p of Picture)ヘッダの後に0スタッフィング、ピクチ
ャエクステンションの後にユーザデータが挿入された例
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像復号装置で
は、以上のような入力ビットストリーム100を図11
のバッファメモリ制御部11を介して、バッファメモリ
12に蓄積し、再度読み出して可変長復号器21にて復
号していた。そして、画像復号に必要なデータを解読し
てスキャン変換以降へ転送していた。0スタッフィン
グ,ユーザデータは、可変長復号器21で解読されるの
で、これらのデータが長く続く場合にはスキャン変換以
降の処理が待ち状態となり、画像復号の高速処理を著し
く妨げることが判明した。
【0012】本発明は、従来の画像復号装置における高
速復号のための上記問題点を解消し、従来技術の処理遅
延の原因となる0スタッフィング,ユーザデータ等の除
去を行い入力ビットストリームの処理を高速化する画像
復号装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像復号
装置は、入力ビットストリーム中の画像に直接関係のな
い特定のデータを除いて入力ビットストリームを再構成
する特定データ除去手段と、この再構成されたビットス
トリームをバッファメモリに蓄積するメモリ蓄積手段
と、バッファメモリから再構成されたビットストリーム
を読み出して復号する復号手段とを有するものである。
【0014】そして、入力ビットストリームから除かれ
る特定のデータは、0スタッフィングであるか、ユーザ
データであるか、またはその両方としたものである。
【0015】さらに、入力されるビットストリームから
除かれたユーザデータを、ユーザデータ格納手段に再構
成されたビットストリームと分離して格納するようにし
たものである。
【0016】また、ユーザデータが除かれたビットスト
リームに、ユーザデータの存在を示す識別子とユーザデ
ータ長を示す情報を再挿入してビットストリームを再構
成する情報付加手段を備えたものである。
【0017】さらに、入力されるビットストリームから
除かれたデータの量を計測するデータ量計測手段を備え
たものである。
【0018】
【作用】本発明によれば、入力ビットストリームから画
像再生に直接関係のない特定データをあらかじめ除去し
てビットストリームを再構成するので、処理対象のデー
タが少なくてすみ、高速処理が可能となる。
【0019】また、特定データとして、0スタッフィン
グ,ユーザデータのいずれか一方、または両方とするこ
とで、処理対象のデータを少なくできる。
【0020】さらに、取り除かれたユーザデータは、再
構成されたビットストリームとは別に格納される。
【0021】また、入力ビットストリームからユーザデ
ータが除かれたビットストリームに、ユーザデータの存
在があることを示す識別子と、ユーザデータ長を示す情
報を再挿入し、ビットストリームを再構成する。
【0022】そして、ビットストリームから除かれる特
定のデータのデータ量がどれ位かがデータ量計測手段に
より計測される。
【0023】
【実施例】
〔実施例1〕以下、本発明の第1の実施例を図1により
説明する。
【0024】図1は本実施例の構成図であり、図11と
同じ番号のブロックは図11と同じ機能を有する。30
は特定データ除去手段で、本実施例では、0スタッフィ
ングと、ユーザデータとを分離する場合である。すなわ
ち、特定データ除去手段30は、入力ビットストリーム
100から0スタッフィングまたはユーザデータを検出
し、これらのデータを除いたビットストリームを出力す
る。
【0025】図2は図14の入力ビットストリーム10
0に対応するもので、特定データ除去手段30の出力を
示すものである。
【0026】特定データ除去手段30で得られたビット
ストリームはバッファメモリ制御部11を介してバッフ
ァメモリ12に蓄積され、再度読み出されて可変長復号
器21へ送られる。可変長復号器21で復号されるビッ
トストリームには0スタッフィングやユーザデータが含
まれていないので、これらのデータの復号に時間を費や
すことなく、画像再生に必要なデータの復号が可能とな
っている。
【0027】図3は0スタッフィングとユーザデータを
分離する特定データ除去手段30の構成例である。
【0028】図3において、31〜34はバイトアライ
ンドレジスタA〜D(以下、単にレジスタという)、3
5はユーザデータ・0スタッフィング検出部、36はユ
ーザデータスタートコード検出部であり、51〜58は
データまたは信号、100は入力ビットストリーム、1
01は再構成されたビットストリームである。
【0029】また、図4は図3のユーザデータ・0スタ
ッフィング検出部35の詳細を示すもので、37〜4
1,43,44,46はORゲート、42,45はイン
バータ、47はラッチ、48はSRラッチ、51〜58
は図3と対応するデータまたは信号、59は前記オアゲ
ート43の出力を示す。
【0030】以下に図3,図4によりユーザデータと0
スタッフィングの入力ビットストリーム100からの除
去動作について説明する。
【0031】図3のブロック図に示されるユーザデータ
・0スタッフィング検出部35は3つの機能を有する。
【0032】第1の機能はバイト同期をとる機能であ
る。これを図5を参照して説明する。各レジスタ31〜
34はそれぞれ8個のメモリ素子からなる8ビットのレ
ジスタであり、画像復号装置の起動時に、これらのレジ
スタは32ビットのシフトレジスタとして動作する。す
なわち、図5の実線矢印で示すように入力ビットストリ
ーム100は1ビットずつレジスタ31に入力され、同
レジスタに8ビット記憶された後はレジスタ31からレ
ジスタ32に1ビットずつ転送される。このようにして
各レジスタ32〜34に記憶された24ビットのデータ
51,52,53はユーザデータ・0スタッフィング検
出部35に転送され、スタートコードプレフィックスの
ビット列“0000 0000 0000 0000
00000001”の検出に用いられる。
【0033】図4において、データ51の最終ビット以
外の23ビット分がすべて“0”である時、ORゲート
40の出力は“L”となる。データ53の最終ビットが
“1”の時、これがインバータ42で反転されて、OR
ゲート43の2つの入力がともに“L”となるため、O
Rゲート43の出力59も“L”となり、スタートコー
ドプレフィックスのビット列が検出されたことが判る。
ORゲート43の出力59はラッチ47によりホールド
され、ラッチ47の信号55を“H”から“L”に反転
させる。この信号55は、図3の各レジスタ31〜34
へ送られて、これらのレジスタ間のデータ転送を1ビッ
トずつのシフトレジスタ転送から図5の点線矢印で示す
ように8ビットずつのバイト単位転送に切り換える。す
なわちレジスタ31内の8ビットのデータをレジスタ3
2へ、レジスタ32内の8ビットをレジスタ33へ、レ
ジスタ33内の8ビットをレジスタ34へ同時に転送す
る。その後は入力ビットストリーム100が1ビットず
つレジスタ31に入力されて、レジスタ31内のデータ
が8ビットになる毎に上述のバイト転送を繰り返す。以
後、レジスタ31〜34はバイトアラインドレジスタ
(バイト単位で、スタートコードプレフィックスに同期
したデータを記憶するレジスタ)として動作する。
【0034】0スタッフィング・ユーザデータ検出部3
5の第2の機能は、ユーザデータを分離する機能であ
る。
【0035】ユーザデータは図12〜14で述べたよう
にスタートコードプレフィックスとそれに続くユーザデ
ータスタートコード(識別子)により検出される。ユー
ザデータスタートコードは図3に示したユーザデータス
タートコード検出部36により検出される。
【0036】このコードが検出された時、データ56は
“L”になるものとする。スタートコードプレフィック
スは前述したように図4により検出され、出力59が
“L”となって認識される。同時に信号56が“L”の
時ORゲート44の出力が“L”となってSRラッチ4
8の出力である信号57を“L”にする。信号57は図
3のレジスタ34に送られて、レジスタ34内のデータ
を再構成されたビットストリーム101として出力しな
いように制御する。このようなユーザデータの分離はユ
ーザデータ以外のスタートコードが検出されるまで繰り
返される。
【0037】ユーザデータ以外のスタートコードは、出
力59が“L”で、かつ、信号56が“H”の時に検出
される。この時、信号56はインバータ45により反転
され、ORゲート46の出力が“L”となり、SRラッ
チ48の出力57が“H”となる。これによりユーザデ
ータの分離が終了する。
【0038】ユーザデータ・0スタッフィング分離部3
5の第3の機能は、0スタッフィングを廃棄する機能で
ある。
【0039】0スタッフィングは図12で述べたように
バイトアラインされたビット列において3バイト以上の
“0”が連続することにより検出される。
【0040】すなわち、図3においてデータ51,5
2,53の24ビットがすべて“0”の時、0スタッフ
ィングと識別できる。この時、図4のORゲート41の
信号58が“L”となり、これが図3のレジスタ34に
送られてこのレジスタ34内の1バイト分が廃棄でき
る。信号58が“L”の間は1バイトずつ0スタッフィ
ングを廃棄し続ける。
【0041】以上述べたように本実施例によれば、ユー
ザデータと0スタッフィングを含まないビットストリー
ムを得ることが可能であり、可変調復号器21の処理が
容易となるので、入力ビットストリーム100中に長大
なユーザデータ等が入っていても全体の処理を遅延させ
ることなく、従来に比較して画像復号が著しく高速に実
現される。 〔実施例2〕以下、本発明の第2の実施例を図6〜8に
より説明する。
【0042】図6において、61はユーザデータ・0ス
タッフィング分離部、62は情報付加手段、63はユー
ザデータ格納手段であり、図6では可変長復号器21ま
でを示したが、これに続くブロックは図1と同じである
ので省略してある。
【0043】本実施例では、ユーザデータ識別子を付加
する情報付加手段62とユーザデータ格納手段63を備
える。なお、ユーザデータ・0スタッフィング分離部6
1は図1の特定データ検出手段30が特定の場合、つま
り、特定データとしてユーザデータと0スタッフィング
とを対象とする場合であり、図3のユーザデータ・0ス
タッフィング検出部35に対応する。
【0044】次に、動作について説明する。図1の第1
の実施例と同様にして入力ビットストリーム100から
検出,分離されたユーザデータを本実施例ではユーザデ
ータ格納手段63に格納する。
【0045】さらに、情報付加手段62では入力ビット
ストリーム100でユーザデータが挿入されていた場所
に、ユーザデータの番号と入力ビットストリーム100
に挿入されていたユーザデータのバイト長を挿入する。
例えば図7の入力ビットストリーム100に対しては、
図8のようなビットストリーム101を再構成して出力
する。なお、図7の入力ビットストリーム100のフォ
ーマットのユーザデータの部分の詳細を展開して示して
あり、また、図8では、同じくユーザデータ識別子・デ
ータ長の部分を展開して示してある。
【0046】本実施例では、可変長復号器21でユーザ
データを検出した時、そのバイト長のみを認識して、ユ
ーザデータ格納手段63の所定のエリアにユーザデータ
が格納されていることを知ることができる。ユーザデー
タの量が多くて、そのバイト長が、あらかじめ定めたバ
イト長を指定するフィールドでは表現できない時は、ス
タートコードプレフィックス,ユーザデータスタートコ
ード,番号,バイト長の組を繰り返して用いればよい。
【0047】このようにして、長いユーザデータが含ま
れていても、可変長復号器21はユーザデータのバイト
長のみを復号すればよく、すぐに次の入力ビットストリ
ーム100の復号を再開できる。しかも、ユーザデータ
の挿入されていた時点を知ることができるので、ユーザ
データを得るタイミングも正確にすることが可能とな
る。 〔実施例3〕以下、本発明の第3の実施例を図9により
説明する。
【0048】本実施例は図6の第2の実施例のユーザデ
ータ格納手段63におけるユーザデータ格納エリアをバ
ッファメモリ12内に63Aとしてとる例である。ユー
ザデータはユーザデータ・0スタッフィング分離部61
から直接バッファメモリ制御部11に送られてバッファ
メモリ12の所定のエリアに記憶される。 〔実施例4〕以下、本発明の第4の実施例を図10によ
り説明する。
【0049】本実施例は、第2の実施例にデータ量計測
手段64を付加したものである。データ量計測手段64
としては、廃棄データカウンタを用い、これにより廃棄
されて入力ビットストリーム100から除かれたユーザ
データと0スタッフィングのバイト数をカウントする。
この廃棄データカウンタは第1の実施例の図3に示す信
号57と信号58の“L”の期間をカウントすることに
より動作させられる。
【0050】このようにして得られた廃棄データ量とバ
ッファメモリ12に実際に記憶されているデータ量を加
えることにより、仮想バッファ占有データ量(データを
廃棄しなかった時のバッファ占有データ量)を求めるこ
とが可能である。
【0051】さて、復号は次の様に開始される。すなわ
ち、上記仮想バッファ占有データ量が (Vbvdelay×R)/90000 に達した時点で、バッファメモリ12からの読み出しを
開始し、復号を開始する。
【0052】ただし、Vbvdelayはピクチャヘッ
ダ内に含まれている遅延時間設定のパラメータで、Rは
シーケンスヘッダとシーケンスエクステンション(図1
2〜14参照)に含まれているビットレート設定のパラ
メータ、90000はMPEG2の規格で定められてい
るものである。そして、VbvdelayとRはバッフ
ァメモリ12にデータを書き込む際に、読みとってお
く。以上の動作によりMPEG2に記載されているよう
に、バッファメモリ12のオーバフロー,アンダフロー
をさせることなく復号できることが保証される。
【0053】なお、以上の実施例の説明においては、本
発明が、図1のようないくつかの機能ブロックによって
構成される場合について述べた。しかし、マイクロプロ
セッサ等のプログラム化された処理により、ビットスト
リームからユーザデータや0スタッフィングを分離,除
去することが可能であることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる画像復号装置は、入力ビットストリーム中の画像に
直接関係のない特定のデータを除いて入力ビットストリ
ームを再構成する特定データ除去手段と、この再構成さ
れたビットストリームをバッファメモリに蓄積するメモ
リ蓄積手段と、バッファメモリから再構成されたビット
ストリームを読み出して復号する復号手段とを有するの
で、入力ビットストリームから画像再生に直接関係のな
い特定データがあらかじめ除去された再構成されたビッ
トストリームを復号すればよいので、処理対象のデータ
が少なくてすみ、復号に要する時間を少なくすることが
できる。
【0055】また、入力ビットストリームから除かれる
特定のデータは、0スタッフィングであるか、ユーザデ
ータであるか、またはその両方としたので、目的に合わ
せて特定データを決定し、処理対象のデータを少なくす
ることができる。
【0056】さらに、入力されるビットストリームから
除かれたユーザデータを、ユーザデータ格納手段に再構
成されたビットストリームと分離して格納するようにし
たしたので、入力ビットストリームから除去されたデー
タを何時でも検出可能である。
【0057】また、ユーザデータが除かれたビットスト
リームに、ユーザデータの存在を示す識別子とユーザデ
ータ長を示す情報を再挿入してビットストリームを再構
成する情報付加手段を備えたので、ユーザデータの挿入
されていた時点を知ることができ、ユーザデータを得る
タイミングを正確にすることができる。
【0058】さらに、入力されるビットストリームから
除かれたデータの量を計測するデータ量計測手段を備え
たので、廃棄されたデータ量を知ることができ、バッフ
ァメモリに実際に記憶されているデータ量とから仮想バ
ッファ占有データ量を求めることが可能となる。
【0059】以上のように、本発明によれば、可変長復
号器による入力ビットストリーム中の0スタッフィング
やユーザデータの復号が必要なくなるので、画像復号装
置の著しい高速化が可能となる。
【0060】例えば、入力ビットストリーム中に1メガ
ビットのユーザデータが挿入されているとする。さら
に、バッファメモリからのデータ読み出しサイクルと可
変長復号のサイクルがともに100ナノ秒であり、バッ
ファメモリのデータ幅が8ビットであったとすると、上
記ユーザデータの復号には12.5ミリ秒必要となる。
これはNTSC方式1のフレームの画像復号に許される
33ミリ秒の40%にも達する。本発明では、上記時間
はまったく必要なくなるので高速化の効果が非常に大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明によって得られる符号化された画像のビ
ットストリームのフォーマット例を示す図である。
【図3】図1の実施例における特定データ除去手段の詳
細を示すブロック図である。
【図4】図3の特定データ除去手段におけるユーザデー
タ・0スタッフィング検出部の詳細を示す回路図であ
る。
【図5】図3の特定データ除去手段の動作説明図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明で用いる入力ビットストリームのフォー
マット例を示す図である。
【図8】本発明により再構成されたビットストリームの
フォーマット例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例を構成するブロック図で
ある。
【図10】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図11】従来の画像復号装置の構成例を示すブロック
図である。
【図12】MPEG2の入力ビットストリームのシンタ
ックスに関する流れ図である。
【図13】図12におけるエクステンション&ユーザの
ストリーム部分のフォーマットを示す図である。
【図14】入力ビットストリームのフォーマット例を示
す図である。
【符号の説明】
10 メモリ蓄積手段 11 バッファメモリ制御部 12 バッファメモリ 20 復号手段 21 可変長復号器 22 スキャン変換器 23 逆量子化器 24 逆DCT部 25 動き補償画像再生部 26 予測フレームメモリ 30 特定データ除去手段 61 ユーザデータ・0スタッフィング分離部 62 情報付加手段 63 ユーザデータ格納手段 63A ユーザデータ格納エリア 64 データ量計測手段 100 入力ビットストリーム 101 再構成されたビットストリーム 200 再生画像

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された画像を表現する入力ビット
    ストリームを入力し、画像を復号する装置において、 前記入力ビットストリーム中の画像再生に直接関係ない
    特定のデータを除いてビットストリームを再構成する特
    定データ除去手段と、 前記再構成されたビットストリームをバッファメモリに
    蓄積するメモリ蓄積手段と、 前記再構成されたビットストリームを前記バッファメモ
    リから読み出して復号する復号手段と、を有することを
    特徴とする画像復号装置。
  2. 【請求項2】 特定のデータが0スタッフィングである
    か、ユーザデータであるか、またはその両方であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
  3. 【請求項3】 特定データ除去手段において入力ビット
    ストリームから除かれたユーザデータを再構成されたビ
    ットストリームと分離して格納するユーザデータ格納手
    段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像復号
    装置。
  4. 【請求項4】 特定データ除去手段において該ユーザデ
    ータが除かれたビットストリームに、ユーザデータの存
    在を示す識別子とユーザデータ長を示す情報を再挿入し
    てビットストリームを再構成する情報付加手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 入力ビットストリームから除かれた特定
    データの量を計測するデータ量計測手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
JP3675594A 1994-03-08 1994-03-08 画像復号装置 Pending JPH07250321A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3675594A JPH07250321A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 画像復号装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015147610A3 (ko) * 2014-03-28 2016-12-29 삼성전자 주식회사 통신 시스템에서 패킷 송수신 방법 및 장치

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US10728161B2 (en) 2014-03-28 2020-07-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting and receiving packet in communication system
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