JP2001204032A - Ｍｐｅｇ復号装置 - Google Patents
Ｍｐｅｇ復号装置Info
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/434—Disassembling of a multiplex stream, e.g. demultiplexing audio and video streams, extraction of additional data from a video stream; Remultiplexing of multiplex streams; Extraction or processing of SI; Disassembling of packetised elementary stream
- H04N21/4343—Extraction or processing of packetized elementary streams [PES]
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- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/4302—Content synchronisation processes, e.g. decoder synchronisation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路規模が小さく、時間情報の管理が簡単な
ＭＰＥＧ復号装置を提供する。 【解決手段】 ＭＰＥＧ復号装置１に、入力された複数
のＰＥＳストリームを個別に格納する複数の符号バッフ
ァ２Ａ、２Ｂ、２Ｃと、符号バッファに格納されたＰＥ
Ｓストリームのうちのいずれか一つを時分割で選択する
選択器３と、選択器が選択したＰＥＳストリームをＰＥ
Ｓヘッダとエレメンタリストリームとに分離させ、ＰＥ
Ｓヘッダ中のＰＥＳヘッダ情報とエレメンタリストリー
ムとを別々に出力する単一のＰＥＳデコーダ４と、ＰＥ
Ｓデコーダが出力するＰＥＳヘッダ情報を保持する単一
のＰＥＳヘッダ情報保持部５と、ＰＥＳヘッダ情報保持
部が保持するＰＥＳヘッダ情報を参照しながらＰＥＳデ
コーダが出力するエレメンタリストリームの復号を行う
単一のＭＰＥＧデコーダ６とを設けた。
ＭＰＥＧ復号装置を提供する。 【解決手段】 ＭＰＥＧ復号装置１に、入力された複数
のＰＥＳストリームを個別に格納する複数の符号バッフ
ァ２Ａ、２Ｂ、２Ｃと、符号バッファに格納されたＰＥ
Ｓストリームのうちのいずれか一つを時分割で選択する
選択器３と、選択器が選択したＰＥＳストリームをＰＥ
Ｓヘッダとエレメンタリストリームとに分離させ、ＰＥ
Ｓヘッダ中のＰＥＳヘッダ情報とエレメンタリストリー
ムとを別々に出力する単一のＰＥＳデコーダ４と、ＰＥ
Ｓデコーダが出力するＰＥＳヘッダ情報を保持する単一
のＰＥＳヘッダ情報保持部５と、ＰＥＳヘッダ情報保持
部が保持するＰＥＳヘッダ情報を参照しながらＰＥＳデ
コーダが出力するエレメンタリストリームの復号を行う
単一のＭＰＥＧデコーダ６とを設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＭＰＥＧ方式で圧
縮されたビデオ信号またはオーディオ信号を復号するＭ
ＰＥＧ復号装置に関し、特に、複数のビットストリーム
を単一のＭＰＥＧデコーダで復号するＭＰＥＧ復号装置
に関する。
縮されたビデオ信号またはオーディオ信号を復号するＭ
ＰＥＧ復号装置に関し、特に、複数のビットストリーム
を単一のＭＰＥＧデコーダで復号するＭＰＥＧ復号装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、衛星デジタル放送等のビデオ（動
画）信号およびオーディオ（音声）信号として、ＭＰＥ
Ｇ方式で圧縮されたビットストリームが用いられてい
る。このため、衛星デジタル放送等の受信機は、ＭＰＥ
Ｇ方式で圧縮されたビットストリームを復号するＭＰＥ
Ｇ復号装置を備える必要がある。
画）信号およびオーディオ（音声）信号として、ＭＰＥ
Ｇ方式で圧縮されたビットストリームが用いられてい
る。このため、衛星デジタル放送等の受信機は、ＭＰＥ
Ｇ方式で圧縮されたビットストリームを復号するＭＰＥ
Ｇ復号装置を備える必要がある。
【０００３】従来のＭＰＥＧ復号装置には、ＰＥＳ（Pa
cketized Elementary Stream）ストリームと呼ばれる形
式のビットストリームを、ＰＥＳヘッダとエレメンタリ
ストリームとに分離するＰＥＳデコーダと、このＰＥＳ
デコーダで分離されたエレメンタリストリームを一時保
管する符号バッファと、前記ＰＥＳデコーダで分離され
たＰＥＳヘッダに含まれる時間情報を一時保管する時間
情報バッファと、前記符号バッファに一時保管されたエ
レメンタリストリームを、前記時間情報バッファに一時
保管された時間情報と対応付けながら復号するＭＰＥＧ
デコーダとを備えたものがあった。
cketized Elementary Stream）ストリームと呼ばれる形
式のビットストリームを、ＰＥＳヘッダとエレメンタリ
ストリームとに分離するＰＥＳデコーダと、このＰＥＳ
デコーダで分離されたエレメンタリストリームを一時保
管する符号バッファと、前記ＰＥＳデコーダで分離され
たＰＥＳヘッダに含まれる時間情報を一時保管する時間
情報バッファと、前記符号バッファに一時保管されたエ
レメンタリストリームを、前記時間情報バッファに一時
保管された時間情報と対応付けながら復号するＭＰＥＧ
デコーダとを備えたものがあった。
【０００４】また、従来のＭＰＥＧ復号装置は、単一の
ビットストリームを復号するものであったので、ＰＥＳ
デコーダおよび時間情報バッファも一つでよかった。ま
た、単一のビットストリームを復号するＭＰＥＧ復号装
置においては、ＰＥＳデコーダの後段に符号バッファを
設け、この符号バッファに、ＰＥＳデコーダで、ＰＥＳ
ストリームからＰＥＳヘッダを剥ぎ取った後のエレメン
タリストリームを保管する構成とすることが合理的であ
った。すなわち、符号バッファに、ＰＥＳストリームか
らＰＥＳヘッダを剥ぎ取った後のエレメンタリストリー
ムを保管すれば、ＰＥＳヘッダが付いたままのＰＥＳス
トリームをそのまま保管するよりも、符号バッファの保
管領域を節約することができる。
ビットストリームを復号するものであったので、ＰＥＳ
デコーダおよび時間情報バッファも一つでよかった。ま
た、単一のビットストリームを復号するＭＰＥＧ復号装
置においては、ＰＥＳデコーダの後段に符号バッファを
設け、この符号バッファに、ＰＥＳデコーダで、ＰＥＳ
ストリームからＰＥＳヘッダを剥ぎ取った後のエレメン
タリストリームを保管する構成とすることが合理的であ
った。すなわち、符号バッファに、ＰＥＳストリームか
らＰＥＳヘッダを剥ぎ取った後のエレメンタリストリー
ムを保管すれば、ＰＥＳヘッダが付いたままのＰＥＳス
トリームをそのまま保管するよりも、符号バッファの保
管領域を節約することができる。
【０００５】ところが、近年、放送の多チャンネル化等
に対応するため、ＭＰＥＧ復号装置も多チャンネル化す
ることが要求されるようになってきた。この要求に応え
るため、従来の単一のビットストリームを復号するＭＰ
ＥＧ復号装置が、複数のビットストリームを復号するこ
とができるように拡張された。
に対応するため、ＭＰＥＧ復号装置も多チャンネル化す
ることが要求されるようになってきた。この要求に応え
るため、従来の単一のビットストリームを復号するＭＰ
ＥＧ復号装置が、複数のビットストリームを復号するこ
とができるように拡張された。
【０００６】図６は、複数のビットストリームを復号す
ることができるＭＰＥＧ復号装置の構成の一例である。
この例は、３つのビットストリーム（ＰＥＳストリー
ム）を単一のＭＰＥＧデコーダで復号することが可能な
ＭＰＥＧ復号装置である。ＭＰＥＧ復号装置１００に
は、３つのＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃが入力される。
これらのＰＥＳストリームは、それぞれ、ＭＰＥＧ方式
で圧縮された画像データを含むものである。
ることができるＭＰＥＧ復号装置の構成の一例である。
この例は、３つのビットストリーム（ＰＥＳストリー
ム）を単一のＭＰＥＧデコーダで復号することが可能な
ＭＰＥＧ復号装置である。ＭＰＥＧ復号装置１００に
は、３つのＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃが入力される。
これらのＰＥＳストリームは、それぞれ、ＭＰＥＧ方式
で圧縮された画像データを含むものである。
【０００７】ＰＥＳストリームＡは、ＰＥＳデコーダ１
０１Ａで、ＰＥＳヘッダとエレメンタリストリームＡと
に分離される。分離されたエレメンタリストリームＡは
符号バッファ１０２Ａに一時保管される。これと同時
に、分離されたＰＥＳヘッダに含まれる時間情報が、時
間情報保持部１０３Ａを介して、時間情報バッファ１０
４Ａに一時保管される。
０１Ａで、ＰＥＳヘッダとエレメンタリストリームＡと
に分離される。分離されたエレメンタリストリームＡは
符号バッファ１０２Ａに一時保管される。これと同時
に、分離されたＰＥＳヘッダに含まれる時間情報が、時
間情報保持部１０３Ａを介して、時間情報バッファ１０
４Ａに一時保管される。
【０００８】上記の構成および動作は、ＰＥＳストリー
ムＢおよびＣについても同様である。すなわち、ＰＥＳ
ストリームＢは、ＰＥＳデコーダ１０１Ｂで、ＰＥＳヘ
ッダとエレメンタリストリームＢとに分離され、分離さ
れたエレメンタリストリームＢが符号バッファ１０２Ｂ
に一時保管されると同時に、分離されたＰＥＳヘッダに
含まれる時間情報が、時間情報保持部１０３Ｂを介して
時間情報バッファ１０４Ｂに一時保管される。
ムＢおよびＣについても同様である。すなわち、ＰＥＳ
ストリームＢは、ＰＥＳデコーダ１０１Ｂで、ＰＥＳヘ
ッダとエレメンタリストリームＢとに分離され、分離さ
れたエレメンタリストリームＢが符号バッファ１０２Ｂ
に一時保管されると同時に、分離されたＰＥＳヘッダに
含まれる時間情報が、時間情報保持部１０３Ｂを介して
時間情報バッファ１０４Ｂに一時保管される。
【０００９】また、ＰＥＳストリームＣは、ＰＥＳデコ
ーダ１０１Ｃで、ＰＥＳヘッダとエレメンタリストリー
ムＣとに分離され、分離されたエレメンタリストリーム
Ｃが符号バッファ１０２Ｃに一時保管されると同時に、
分離されたＰＥＳヘッダに含まれる時間情報が、時間情
報保持部１０３Ｃを介して時間情報バッファ１０４Ｃに
一時保管される。
ーダ１０１Ｃで、ＰＥＳヘッダとエレメンタリストリー
ムＣとに分離され、分離されたエレメンタリストリーム
Ｃが符号バッファ１０２Ｃに一時保管されると同時に、
分離されたＰＥＳヘッダに含まれる時間情報が、時間情
報保持部１０３Ｃを介して時間情報バッファ１０４Ｃに
一時保管される。
【００１０】単一のＭＰＥＧデコーダ１０７は、時分割
で３つのストリームを復号するので、選択器１０５は、
３つのストリームのうちのいずれか一つを時分割で選択
し、選択器１０６は、選択器１０５が選択したストリー
ムに対応する時間情報をやはり時分割で選択する。従っ
て、選択器１０５と１０６とは同期した動作を行う。
で３つのストリームを復号するので、選択器１０５は、
３つのストリームのうちのいずれか一つを時分割で選択
し、選択器１０６は、選択器１０５が選択したストリー
ムに対応する時間情報をやはり時分割で選択する。従っ
て、選択器１０５と１０６とは同期した動作を行う。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には、次のような問題がある。すなわち、複数のＰＥＳ
ストリームのそれぞれに対して、ＰＥＳデコーダおよび
時間情報バッファを設ける必要があるので、ＭＰＥＧ復
号装置の回路規模が大きくなる。
には、次のような問題がある。すなわち、複数のＰＥＳ
ストリームのそれぞれに対して、ＰＥＳデコーダおよび
時間情報バッファを設ける必要があるので、ＭＰＥＧ復
号装置の回路規模が大きくなる。
【００１２】また、ＭＰＥＧデコーダは、エレメンタリ
ストリームを取り込むのに同期して、エレメンタリスト
リーム中の各ピクチャに対応する時間情報を取り込む。
このとき、時間情報と各ピクチャとを正しく対応させる
ために、時間情報は、時間情報バッファ内でＦＩＦＯ方
式で管理される。さらに、ＭＰＥＧデコーダは、複数の
ストリームに対して、この動作を行うので、時間情報の
管理が複雑になる。
ストリームを取り込むのに同期して、エレメンタリスト
リーム中の各ピクチャに対応する時間情報を取り込む。
このとき、時間情報と各ピクチャとを正しく対応させる
ために、時間情報は、時間情報バッファ内でＦＩＦＯ方
式で管理される。さらに、ＭＰＥＧデコーダは、複数の
ストリームに対して、この動作を行うので、時間情報の
管理が複雑になる。
【００１３】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、回路規模が小さく、時間情報の管理が簡
単なＭＰＥＧ復号装置を提供するものである。
されたもので、回路規模が小さく、時間情報の管理が簡
単なＭＰＥＧ復号装置を提供するものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、複数のＰＥＳストリームを入力可能なビデオ信号復
号装置において、入力された複数のＰＥＳストリームを
個別に格納する複数の符号バッファと、これらの符号バ
ッファに格納されたＰＥＳストリームのうちのいずれか
一つを時分割で選択する選択器と、この選択器が選択し
たＰＥＳストリームをＰＥＳヘッダとエレメンタリスト
リームとに分離させ、前記ＰＥＳヘッダ中のＰＥＳヘッ
ダ情報と、前記エレメンタリストリームとを別々に出力
する単一のＰＥＳデコーダと、このＰＥＳデコーダが出
力するＰＥＳヘッダ情報を保持する単一のＰＥＳヘッダ
情報保持部と、このＰＥＳヘッダ情報保持部が保持する
ＰＥＳヘッダ情報を参照しながら、前記ＰＥＳデコーダ
が出力するエレメンタリストリームの復号を行う単一の
ＭＰＥＧデコーダとを有することを特徴とするＭＰＥＧ
復号装置である。
は、複数のＰＥＳストリームを入力可能なビデオ信号復
号装置において、入力された複数のＰＥＳストリームを
個別に格納する複数の符号バッファと、これらの符号バ
ッファに格納されたＰＥＳストリームのうちのいずれか
一つを時分割で選択する選択器と、この選択器が選択し
たＰＥＳストリームをＰＥＳヘッダとエレメンタリスト
リームとに分離させ、前記ＰＥＳヘッダ中のＰＥＳヘッ
ダ情報と、前記エレメンタリストリームとを別々に出力
する単一のＰＥＳデコーダと、このＰＥＳデコーダが出
力するＰＥＳヘッダ情報を保持する単一のＰＥＳヘッダ
情報保持部と、このＰＥＳヘッダ情報保持部が保持する
ＰＥＳヘッダ情報を参照しながら、前記ＰＥＳデコーダ
が出力するエレメンタリストリームの復号を行う単一の
ＭＰＥＧデコーダとを有することを特徴とするＭＰＥＧ
復号装置である。
【００１５】請求項２に記載の発明は、前記ＰＥＳヘッ
ダ情報は、前記エレメンタリストリーム中の各ピクチャ
を表示する時間を示す時間情報であることを特徴とする
請求項１に記載のＭＰＥＧ復号装置である。
ダ情報は、前記エレメンタリストリーム中の各ピクチャ
を表示する時間を示す時間情報であることを特徴とする
請求項１に記載のＭＰＥＧ復号装置である。
【００１６】請求項３に記載の発明は、前記ＭＰＥＧデ
コーダは、エレメンタリストリームの復号を実行するデ
コード実行部と、時間情報を管理する時間情報管理部と
を内蔵し、前記デコード実行部が、エレメンタリストリ
ーム中から、各ピクチャの先頭にあるピクチャヘッダを
検出したとき、前記時間情報管理部が、前記ＰＥＳヘッ
ダ情報保持部が保持する時間情報を取り込むことを特徴
とする請求項２に記載のＭＰＥＧ復号装置である。
コーダは、エレメンタリストリームの復号を実行するデ
コード実行部と、時間情報を管理する時間情報管理部と
を内蔵し、前記デコード実行部が、エレメンタリストリ
ーム中から、各ピクチャの先頭にあるピクチャヘッダを
検出したとき、前記時間情報管理部が、前記ＰＥＳヘッ
ダ情報保持部が保持する時間情報を取り込むことを特徴
とする請求項２に記載のＭＰＥＧ復号装置である。
【００１７】請求項４に記載の発明は、複数のＰＥＳス
トリームを入力可能なオーディオ信号復号装置におい
て、入力された複数のＰＥＳストリームを個別に格納す
る複数の符号バッファと、これらの符号バッファに格納
されたＰＥＳストリームのうちのいずれか一つを時分割
で選択する選択器と、この選択器が選択したＰＥＳスト
リームをＰＥＳヘッダとエレメンタリストリームとに分
離させ、前記ＰＥＳヘッダ中のＰＥＳヘッダ情報と、前
記エレメンタリストリームとを別々に出力する単一のＰ
ＥＳデコーダと、このＰＥＳデコーダが出力するＰＥＳ
ヘッダ情報を保持する単一のＰＥＳヘッダ情報保持部
と、このＰＥＳヘッダ情報保持部が保持するＰＥＳヘッ
ダ情報を参照しながら、前記ＰＥＳデコーダが出力する
エレメンタリストリームの復号を行う単一のＭＰＥＧデ
コーダとを有することを特徴とするＭＰＥＧ復号装置で
ある。
トリームを入力可能なオーディオ信号復号装置におい
て、入力された複数のＰＥＳストリームを個別に格納す
る複数の符号バッファと、これらの符号バッファに格納
されたＰＥＳストリームのうちのいずれか一つを時分割
で選択する選択器と、この選択器が選択したＰＥＳスト
リームをＰＥＳヘッダとエレメンタリストリームとに分
離させ、前記ＰＥＳヘッダ中のＰＥＳヘッダ情報と、前
記エレメンタリストリームとを別々に出力する単一のＰ
ＥＳデコーダと、このＰＥＳデコーダが出力するＰＥＳ
ヘッダ情報を保持する単一のＰＥＳヘッダ情報保持部
と、このＰＥＳヘッダ情報保持部が保持するＰＥＳヘッ
ダ情報を参照しながら、前記ＰＥＳデコーダが出力する
エレメンタリストリームの復号を行う単一のＭＰＥＧデ
コーダとを有することを特徴とするＭＰＥＧ復号装置で
ある。
【００１８】請求項５に記載の発明は、前記ＰＥＳヘッ
ダ情報は、前記エレメンタリストリーム中の各フレーム
を出力する時間を示す時間情報であることを特徴とする
請求項４に記載のＭＰＥＧ復号装置である。
ダ情報は、前記エレメンタリストリーム中の各フレーム
を出力する時間を示す時間情報であることを特徴とする
請求項４に記載のＭＰＥＧ復号装置である。
【００１９】請求項６に記載の発明は、前記ＭＰＥＧデ
コーダは、エレメンタリストリームの復号を実行するデ
コード実行部と、時間情報を管理する時間情報管理部と
を内蔵し、前記デコード実行部が、エレメンタリストリ
ーム中からフレームの先頭を検出したとき、前記時間情
報管理部が、前記ＰＥＳヘッダ情報保持部が保持する時
間情報を取り込むことを特徴とする請求項５に記載のＭ
ＰＥＧ復号装置である。
コーダは、エレメンタリストリームの復号を実行するデ
コード実行部と、時間情報を管理する時間情報管理部と
を内蔵し、前記デコード実行部が、エレメンタリストリ
ーム中からフレームの先頭を検出したとき、前記時間情
報管理部が、前記ＰＥＳヘッダ情報保持部が保持する時
間情報を取り込むことを特徴とする請求項５に記載のＭ
ＰＥＧ復号装置である。
【００２０】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態にお
けるＭＰＥＧ復号装置１の構成図である。このＭＰＥＧ
復号装置１には、３つのＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃが
入力される。ＭＰＥＧ復号装置１は、入力される３つの
ＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃおよび復号時に参照する参
照画像を格納するメモリ２と、複数のストリームのうち
の一つを時分割で選択する選択器３と、ＰＥＳストリー
ムをＰＥＳヘッダとエレメンタリストリームとに分離す
る単一のＰＥＳデコーダ４と、ＰＥＳヘッダに含まれる
時間情報を保持する単一の時間情報保持部５と、エレメ
ンタリストリームを復号する単一のＭＰＥＧデコーダ６
とを内蔵している。
けるＭＰＥＧ復号装置１の構成図である。このＭＰＥＧ
復号装置１には、３つのＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃが
入力される。ＭＰＥＧ復号装置１は、入力される３つの
ＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃおよび復号時に参照する参
照画像を格納するメモリ２と、複数のストリームのうち
の一つを時分割で選択する選択器３と、ＰＥＳストリー
ムをＰＥＳヘッダとエレメンタリストリームとに分離す
る単一のＰＥＳデコーダ４と、ＰＥＳヘッダに含まれる
時間情報を保持する単一の時間情報保持部５と、エレメ
ンタリストリームを復号する単一のＭＰＥＧデコーダ６
とを内蔵している。
【００２１】前記メモリ２は、３つのＰＥＳストリーム
Ａ、Ｂ、Ｃをそれぞれ格納する符号バッファ２Ａ、２
Ｂ、２Ｃと、復号時に参照する参照画像を格納する動き
補償用参照画像格納部２Ｄとを内蔵している。
Ａ、Ｂ、Ｃをそれぞれ格納する符号バッファ２Ａ、２
Ｂ、２Ｃと、復号時に参照する参照画像を格納する動き
補償用参照画像格納部２Ｄとを内蔵している。
【００２２】符号バッファ２Ａは、ＰＥＳストリームＡ
を入力し、入力したＰＥＳストリームＡを一時保管す
る。符号バッファ２Ｂは、ＰＥＳストリームＢを入力
し、入力したＰＥＳストリームＢを一時保管する。符号
バッファ２Ｃは、ＰＥＳストリームＣを入力し、入力し
たＰＥＳストリームＣを一時保管する。
を入力し、入力したＰＥＳストリームＡを一時保管す
る。符号バッファ２Ｂは、ＰＥＳストリームＢを入力
し、入力したＰＥＳストリームＢを一時保管する。符号
バッファ２Ｃは、ＰＥＳストリームＣを入力し、入力し
たＰＥＳストリームＣを一時保管する。
【００２３】選択器３は、前記符号バッファ２Ａ、２
Ｂ、２Ｃが出力するＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃのうち
のいずれか一つを時分割で選択し、選択したＰＥＳスト
リームをＰＥＳデコーダ４へ送る。
Ｂ、２Ｃが出力するＰＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃのうち
のいずれか一つを時分割で選択し、選択したＰＥＳスト
リームをＰＥＳデコーダ４へ送る。
【００２４】ＰＥＳデコーダ４は、選択器３から送られ
たＰＥＳストリームを、ＰＥＳヘッダとエレメンタリス
トリームとに分離し、ＰＥＳヘッダに含まれる時間情報
を時間情報保持部５へ送り、エレメンタリストリームを
ＭＰＥＧデコーダ６へ送る。
たＰＥＳストリームを、ＰＥＳヘッダとエレメンタリス
トリームとに分離し、ＰＥＳヘッダに含まれる時間情報
を時間情報保持部５へ送り、エレメンタリストリームを
ＭＰＥＧデコーダ６へ送る。
【００２５】時間情報保持部５は、前記ＰＥＳデコーダ
４から送られた時間情報を保持し、保持した時間情報を
所定のタイミングでＭＰＥＧデコーダ６へ送る。
４から送られた時間情報を保持し、保持した時間情報を
所定のタイミングでＭＰＥＧデコーダ６へ送る。
【００２６】ＭＰＥＧデコーダ６は、前記ＰＥＳデコー
ダ４から送られたエレメンタリストリームを復号し、復
号画像を出力する。このとき、ＭＰＥＧデコーダ６は、
前記時間情報保持部５から送られた時間情報に従って、
エレメンタリストリーム中のピクチャを復号し、復号さ
れたピクチャを表示順に並べ替えて、復号画像として出
力する。また、ＭＰＥＧデコーダ６は、エレメンタリス
トリームの復号時に、必要に応じて、前記動き補償用参
照画像格納部２Ｄに参照画像を格納したり、格納された
参照画像を取り出したりする。
ダ４から送られたエレメンタリストリームを復号し、復
号画像を出力する。このとき、ＭＰＥＧデコーダ６は、
前記時間情報保持部５から送られた時間情報に従って、
エレメンタリストリーム中のピクチャを復号し、復号さ
れたピクチャを表示順に並べ替えて、復号画像として出
力する。また、ＭＰＥＧデコーダ６は、エレメンタリス
トリームの復号時に、必要に応じて、前記動き補償用参
照画像格納部２Ｄに参照画像を格納したり、格納された
参照画像を取り出したりする。
【００２７】図２は、前記ＭＰＥＧデコーダ６の内部構
成図である。ＭＰＥＧデコーダ６は、エレメンタリスト
リームを復号するデコード実行部７と、復号された画像
を出力する復号画像出力部８と、時間情報を管理する時
間情報管理部９と、時間情報に応じて復号動作を制御す
るデコード制御部１０とを内蔵している。
成図である。ＭＰＥＧデコーダ６は、エレメンタリスト
リームを復号するデコード実行部７と、復号された画像
を出力する復号画像出力部８と、時間情報を管理する時
間情報管理部９と、時間情報に応じて復号動作を制御す
るデコード制御部１０とを内蔵している。
【００２８】前記デコード実行部７は、可変長符号を復
号するＶＬＤ（可変長符号復号器）１１と、圧縮された
データの逆量子化を行うＩＱ（逆量子化器）１２と、２
次元逆離散コサイン変換を行うＩＤＣＴ（２次元逆離散
コサイン変換器）１３と、このＩＤＣＴ（２次元逆離散
コサイン変換器）１３の出力と、前記動き補償用参照画
像格納部２Ｄに格納された参照画像とを加算するＭＣ
（動き補償器）１４とを内蔵している。
号するＶＬＤ（可変長符号復号器）１１と、圧縮された
データの逆量子化を行うＩＱ（逆量子化器）１２と、２
次元逆離散コサイン変換を行うＩＤＣＴ（２次元逆離散
コサイン変換器）１３と、このＩＤＣＴ（２次元逆離散
コサイン変換器）１３の出力と、前記動き補償用参照画
像格納部２Ｄに格納された参照画像とを加算するＭＣ
（動き補償器）１４とを内蔵している。
【００２９】前記時間情報管理部９は、現在デコード実
行部７で復号されているピクチャの時間情報を保持する
第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５と、バッファ１６と、
現在復号画像出力部８から出力されているピクチャの時
間情報を保持する第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７とを
内蔵している。
行部７で復号されているピクチャの時間情報を保持する
第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５と、バッファ１６と、
現在復号画像出力部８から出力されているピクチャの時
間情報を保持する第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７とを
内蔵している。
【００３０】前記デコード制御部１０は、基準時間をカ
ウントするタイマ１８を内蔵している。
ウントするタイマ１８を内蔵している。
【００３１】ＶＬＤ１１は、前記ＰＥＳデコーダ４から
送られたエレメンタリストリームを入力し、入力された
エレメンタリストリーム中からピクチャヘッダを検出し
たとき、ピクチャヘッダ検出信号を前記第１の時間情報
保持用Ｆ／Ｆ１５へ送る。
送られたエレメンタリストリームを入力し、入力された
エレメンタリストリーム中からピクチャヘッダを検出し
たとき、ピクチャヘッダ検出信号を前記第１の時間情報
保持用Ｆ／Ｆ１５へ送る。
【００３２】第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５は、上記
ＶＬＤ１１からのピクチャヘッダ検出信号を受信する
と、前記時間情報保持部５が保持する時間情報を取り込
む。すなわち、第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５には、
エレメンタリストリーム中からピクチャヘッダが検出さ
れたときの時間情報が取り込まれる。従って、第１の時
間情報保持用Ｆ／Ｆ１５には、時間情報がピクチャのデ
コード順に格納される。
ＶＬＤ１１からのピクチャヘッダ検出信号を受信する
と、前記時間情報保持部５が保持する時間情報を取り込
む。すなわち、第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５には、
エレメンタリストリーム中からピクチャヘッダが検出さ
れたときの時間情報が取り込まれる。従って、第１の時
間情報保持用Ｆ／Ｆ１５には、時間情報がピクチャのデ
コード順に格納される。
【００３３】上記第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５に格
納された時間情報は、バッファ１６を介して、第２の時
間情報保持用Ｆ／Ｆ１７へ送られる。この過程で、時間
情報が並べ替えられ、第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７
には、時間情報がピクチャの表示順に格納される。第２
の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７は、ピクチャの表示順に格
納した時間情報をデコード制御部１０へ送る。
納された時間情報は、バッファ１６を介して、第２の時
間情報保持用Ｆ／Ｆ１７へ送られる。この過程で、時間
情報が並べ替えられ、第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７
には、時間情報がピクチャの表示順に格納される。第２
の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７は、ピクチャの表示順に格
納した時間情報をデコード制御部１０へ送る。
【００３４】デコード制御部１０は、上記第２の時間情
報保持用Ｆ／Ｆ１７から送られた時間情報と、デコード
制御部１０内のタイマ１８がカウントする基準時間ＳＴ
Ｃ（System Time Clock）とを比較し、比較結果に応じ
て、スキップ指示信号またはリピート指示信号を前記Ｖ
ＬＤ１１へ送る。
報保持用Ｆ／Ｆ１７から送られた時間情報と、デコード
制御部１０内のタイマ１８がカウントする基準時間ＳＴ
Ｃ（System Time Clock）とを比較し、比較結果に応じ
て、スキップ指示信号またはリピート指示信号を前記Ｖ
ＬＤ１１へ送る。
【００３５】ＶＬＤ１１は、デコード制御部１０からス
キップ指示信号またはリピート指示信号を受信すると、
ピクチャのスキップまたはリピートを行う。ピクチャの
スキップとは、ＶＬＤ１１がエレメンタリストリームの
取り込みを早送りし、エレメンタリストリーム中のピク
チャを所定枚数スキップして復号し、復号画像出力部８
から出力される復号画像を早送りさせることである。ま
た、ピクチャのリピートとは、ＶＬＤ１１がエレメンタ
リストリームの取り込みを停止し、復号画像出力部８か
ら出力される復号画像をリピートさせることである。
キップ指示信号またはリピート指示信号を受信すると、
ピクチャのスキップまたはリピートを行う。ピクチャの
スキップとは、ＶＬＤ１１がエレメンタリストリームの
取り込みを早送りし、エレメンタリストリーム中のピク
チャを所定枚数スキップして復号し、復号画像出力部８
から出力される復号画像を早送りさせることである。ま
た、ピクチャのリピートとは、ＶＬＤ１１がエレメンタ
リストリームの取り込みを停止し、復号画像出力部８か
ら出力される復号画像をリピートさせることである。
【００３６】ここで、ＭＰＥＧで圧縮されたピクチャの
種類を説明する。ＭＰＥＧで圧縮されたピクチャには、
圧縮率が異なるＩピクチャ、Ｐピクチャ、Ｂピクチャと
いう３種類のピクチャがあり、これらのピクチャが組み
合わされて動画像が構成されている。
種類を説明する。ＭＰＥＧで圧縮されたピクチャには、
圧縮率が異なるＩピクチャ、Ｐピクチャ、Ｂピクチャと
いう３種類のピクチャがあり、これらのピクチャが組み
合わされて動画像が構成されている。
【００３７】Ｉ（Intraframe；フレーム内符号化）ピク
チャは、ストリームの伝送エラーが起こった場合等のた
めに、予測を行わないで１つの画像内で符号化されたピ
クチャであり、その圧縮率は、３種類のピクチャのなか
で最も低い。
チャは、ストリームの伝送エラーが起こった場合等のた
めに、予測を行わないで１つの画像内で符号化されたピ
クチャであり、その圧縮率は、３種類のピクチャのなか
で最も低い。
【００３８】Ｐ（Predictive；フレーム間予測）ピクチ
ャは、過去のフレームから一方向のフレーム間予測を行
い、差分を符号化したものであり、その圧縮率は、Ｉピ
クチャとＢピクチャの中間である。
ャは、過去のフレームから一方向のフレーム間予測を行
い、差分を符号化したものであり、その圧縮率は、Ｉピ
クチャとＢピクチャの中間である。
【００３９】Ｂ（Bidirectional；フレーム間双方向予
測）ピクチャは、過去と未来の２つのフレームから二方
向のフレーム間予測を行い、差分を符号化したものであ
り、その圧縮率は、３種類のピクチャのなかで最も高
い。Ｂピクチャは、未来のフレームを予測に用いるた
め、予測に用いる未来のフレームが先に符号化され、伝
送されていなければならない。そこで、符号化時に、フ
レームの並べ替えが行われる。並べ替えられて符号化さ
れたピクチャは、復号時に、再び並べ替えられ、元の表
示順に戻される。
測）ピクチャは、過去と未来の２つのフレームから二方
向のフレーム間予測を行い、差分を符号化したものであ
り、その圧縮率は、３種類のピクチャのなかで最も高
い。Ｂピクチャは、未来のフレームを予測に用いるた
め、予測に用いる未来のフレームが先に符号化され、伝
送されていなければならない。そこで、符号化時に、フ
レームの並べ替えが行われる。並べ替えられて符号化さ
れたピクチャは、復号時に、再び並べ替えられ、元の表
示順に戻される。
【００４０】ＭＣ（動き補償器）１４は、このＭＣ（動
き補償器）１４にＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換
器）１３からＩピクチャまたはＰピクチャが入力された
場合に、前記動き補償用参照画像格納部２Ｄに、入力さ
れたＩピクチャまたはＰピクチャを格納する。そして、
ＭＣ（動き補償器）１４は、このＭＣ（動き補償器）１
４にＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換器）１３から
Ｂピクチャが入力された場合に、このＢピクチャ以前の
ＩピクチャまたはＰピクチャから、このＢピクチャを予
測するために、前記動き補償用参照画像格納部２Ｄか
ら、このＢピクチャ以前のＩピクチャまたはＰピクチャ
を取り出し、取り出したＩピクチャまたはＰピクチャ
と、ＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換器）１３から
入力されたＢピクチャとを加算し、１枚のピクチャを完
成させる。
き補償器）１４にＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換
器）１３からＩピクチャまたはＰピクチャが入力された
場合に、前記動き補償用参照画像格納部２Ｄに、入力さ
れたＩピクチャまたはＰピクチャを格納する。そして、
ＭＣ（動き補償器）１４は、このＭＣ（動き補償器）１
４にＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換器）１３から
Ｂピクチャが入力された場合に、このＢピクチャ以前の
ＩピクチャまたはＰピクチャから、このＢピクチャを予
測するために、前記動き補償用参照画像格納部２Ｄか
ら、このＢピクチャ以前のＩピクチャまたはＰピクチャ
を取り出し、取り出したＩピクチャまたはＰピクチャ
と、ＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換器）１３から
入力されたＢピクチャとを加算し、１枚のピクチャを完
成させる。
【００４１】復号画像出力部８は、前記デコード実行部
７で復号されたピクチャを表示順に並べ替えて、復号画
像として出力すると同時に、デコード制御部１０へピク
チャ表示信号を送る。
７で復号されたピクチャを表示順に並べ替えて、復号画
像として出力すると同時に、デコード制御部１０へピク
チャ表示信号を送る。
【００４２】図３は、ＭＰＥＧ復号装置１に入力される
ＰＥＳストリームと、ＰＥＳデコーダ４から出力される
エレメンタリストリームとの関係を示す図である。エレ
メンタリストリーム中の１枚のピクチャは、ピクチャヘ
ッダ（ＭＰＥＧ規格でのSequence層からPicture層まで
のパラメータ）と、ピクチャデータ（ＭＰＥＧ規格での
Slice層以下のデータ）とから構成されている。例え
ば、図３におけるピクチャ０は、ピクチャヘッダ０とピ
クチャデータ０とから構成されている。ピクチャヘッダ
には、ピクチャのタイプ等のパラメータが格納されてい
る。ピクチャデータは、ＭＰＥＧ方式で圧縮された画像
データである。このようなピクチャが何枚も連続したも
のがエレメンタリストリームである。
ＰＥＳストリームと、ＰＥＳデコーダ４から出力される
エレメンタリストリームとの関係を示す図である。エレ
メンタリストリーム中の１枚のピクチャは、ピクチャヘ
ッダ（ＭＰＥＧ規格でのSequence層からPicture層まで
のパラメータ）と、ピクチャデータ（ＭＰＥＧ規格での
Slice層以下のデータ）とから構成されている。例え
ば、図３におけるピクチャ０は、ピクチャヘッダ０とピ
クチャデータ０とから構成されている。ピクチャヘッダ
には、ピクチャのタイプ等のパラメータが格納されてい
る。ピクチャデータは、ＭＰＥＧ方式で圧縮された画像
データである。このようなピクチャが何枚も連続したも
のがエレメンタリストリームである。
【００４３】このエレメンタリストリームを分割し、分
割したデータの先頭にＰＥＳヘッダを付加したものがＰ
ＥＳパケットである。エレメンタリストリームをＰＥＳ
パケットに分割するのは、複数のストリームを多重化す
るためである。ＰＥＳパケットが連続したものがＰＥＳ
ストリームである。
割したデータの先頭にＰＥＳヘッダを付加したものがＰ
ＥＳパケットである。エレメンタリストリームをＰＥＳ
パケットに分割するのは、複数のストリームを多重化す
るためである。ＰＥＳパケットが連続したものがＰＥＳ
ストリームである。
【００４４】前記ＰＥＳヘッダは、時間情報（ＰＴＳ；
Presentation Time Stamp，ＤＴＳ；Decode Time Stam
p）を含む。ＰＴＳは、そのＰＥＳパケットに含まれる
ピクチャデータの表示時刻を表し、ＤＴＳは、そのＰＥ
Ｓパケットに含まれるピクチャデータの復号時刻を表
す。ＭＰＥＧデコーダ６は、ＤＴＳが示す時刻でピクチ
ャデータを復号し、ＰＴＳが示す時刻で復号されたピク
チャを出力する。
Presentation Time Stamp，ＤＴＳ；Decode Time Stam
p）を含む。ＰＴＳは、そのＰＥＳパケットに含まれる
ピクチャデータの表示時刻を表し、ＤＴＳは、そのＰＥ
Ｓパケットに含まれるピクチャデータの復号時刻を表
す。ＭＰＥＧデコーダ６は、ＤＴＳが示す時刻でピクチ
ャデータを復号し、ＰＴＳが示す時刻で復号されたピク
チャを出力する。
【００４５】ＭＰＥＧ規格では、ピクチャヘッダを含む
ＰＥＳパケットのＰＥＳヘッダに含まれる時間情報が、
前記ピクチャヘッダに続くピクチャデータの時間情報で
あると規定されている。例えば、図３では、ピクチャ０
の時間情報はＰＥＳヘッダ０に含まれ、ピクチャ１の時
間情報はＰＥＳヘッダ３に含まれている。
ＰＥＳパケットのＰＥＳヘッダに含まれる時間情報が、
前記ピクチャヘッダに続くピクチャデータの時間情報で
あると規定されている。例えば、図３では、ピクチャ０
の時間情報はＰＥＳヘッダ０に含まれ、ピクチャ１の時
間情報はＰＥＳヘッダ３に含まれている。
【００４６】図４は、上記ＰＥＳパケットの詳細な構造
を示す図である。ＰＥＳパケットは、図示したような階
層構造をしている。ＰＥＳパケットは、ＰＥＳヘッダ
と、ＰＥＳパケットデータとで構成されている。ＰＥＳ
ヘッダは、先頭開始コード（２４ビット）と、ストリー
ムＩＤ（８ビット）と、ＰＥＳパケット長（１６ビッ
ト）と、オプショナルＰＥＳヘッダとで構成されてい
る。ＰＥＳパケット長は、このフィールドに続くパケッ
トのデータ長を示すものである。
を示す図である。ＰＥＳパケットは、図示したような階
層構造をしている。ＰＥＳパケットは、ＰＥＳヘッダ
と、ＰＥＳパケットデータとで構成されている。ＰＥＳ
ヘッダは、先頭開始コード（２４ビット）と、ストリー
ムＩＤ（８ビット）と、ＰＥＳパケット長（１６ビッ
ト）と、オプショナルＰＥＳヘッダとで構成されてい
る。ＰＥＳパケット長は、このフィールドに続くパケッ
トのデータ長を示すものである。
【００４７】オプショナルＰＥＳヘッダは、制御コード
（２ビット）と、ＰＥＳスクランブル制御（２ビット）
と、ＰＥＳプライオリティ（１ビット）と、データ整列
表示（１ビット）と、コピー・ライト（１ビット）と、
オリジナル／コピー（１ビット）と、７つのフラグ（８
ビット）と、ＰＥＳヘッダ長（８ビット）と、オプショ
ナルフィールドと、スタッフィング・バイト（ｍ×８ビ
ット）とで構成されている。制御コードは、ＭＰＥＧ１
とＭＰＥＧ２との識別用であり、ＭＰＥＧ２では“１
０”とされる。
（２ビット）と、ＰＥＳスクランブル制御（２ビット）
と、ＰＥＳプライオリティ（１ビット）と、データ整列
表示（１ビット）と、コピー・ライト（１ビット）と、
オリジナル／コピー（１ビット）と、７つのフラグ（８
ビット）と、ＰＥＳヘッダ長（８ビット）と、オプショ
ナルフィールドと、スタッフィング・バイト（ｍ×８ビ
ット）とで構成されている。制御コードは、ＭＰＥＧ１
とＭＰＥＧ２との識別用であり、ＭＰＥＧ２では“１
０”とされる。
【００４８】ＰＥＳスクランブル制御は、データにスク
ランブル（データ列の組み替え等）をかけて、データを
守秘情報や商用システム等に用いるためのものである。
ＰＥＳプライオリティは、アプリケーションによって、
重要なパケットと、重要ではないパケット（場合によっ
ては捨てることが可能なパケット）とに区別できるよう
にし、例えば、重要なパケットは伝送上のビット・エラ
ー対策を強化すること等に用いられる。コピー・ライト
は、ビデオ信号やオーディオ信号の著作権を示すもので
ある。スタッフィング・バイトは、ダミーのデータ・バ
イトで、例えば、ＰＴＳやＤＴＳの有無に関わらずパケ
ット・データ長を一定にするために、ＰＴＳやＤＴＳが
ないパケットにおいて、これらの代わりに置くものであ
る。
ランブル（データ列の組み替え等）をかけて、データを
守秘情報や商用システム等に用いるためのものである。
ＰＥＳプライオリティは、アプリケーションによって、
重要なパケットと、重要ではないパケット（場合によっ
ては捨てることが可能なパケット）とに区別できるよう
にし、例えば、重要なパケットは伝送上のビット・エラ
ー対策を強化すること等に用いられる。コピー・ライト
は、ビデオ信号やオーディオ信号の著作権を示すもので
ある。スタッフィング・バイトは、ダミーのデータ・バ
イトで、例えば、ＰＴＳやＤＴＳの有無に関わらずパケ
ット・データ長を一定にするために、ＰＴＳやＤＴＳが
ないパケットにおいて、これらの代わりに置くものであ
る。
【００４９】オプショナルフィールドは、ＰＴＳおよび
ＤＴＳを含む時間情報（３３ビット）と、ＥＳＣＲ（４
２ビット）と、ＥＳレート（２２ビット）と、ＤＳＭト
リックモード制御データ（８ビット）と、付加コピー情
報（７ビット）と、先行ＰＥＳ・ＣＲＣ（１６ビット）
と、ＰＥＳ拡張制御とで構成されている。
ＤＴＳを含む時間情報（３３ビット）と、ＥＳＣＲ（４
２ビット）と、ＥＳレート（２２ビット）と、ＤＳＭト
リックモード制御データ（８ビット）と、付加コピー情
報（７ビット）と、先行ＰＥＳ・ＣＲＣ（１６ビット）
と、ＰＥＳ拡張制御とで構成されている。
【００５０】ＤＳＭトリックモード制御データは、例え
ば、テープ等の記録媒体に記録されたビデオストリーム
を特殊再生して、本来のビットストリームと異なるもの
になっていることを示す情報である。
ば、テープ等の記録媒体に記録されたビデオストリーム
を特殊再生して、本来のビットストリームと異なるもの
になっていることを示す情報である。
【００５１】ＰＥＳ拡張制御は、５つのフラグと、オプ
ショナルフィールドとで構成されている。このオプショ
ナルフィールドは、ＰＥＳプライベート・データ（１２
８ビット）と、パック・ヘッダ・フィールド（８ビッ
ト）と、プログラム・パケット・シーケンス・カウンタ
（８ビット）と、Ｐ−ＳＴＤバッファ（７ビット）と、
ＰＥＳ拡張フィールド・データとで構成されている。
ショナルフィールドとで構成されている。このオプショ
ナルフィールドは、ＰＥＳプライベート・データ（１２
８ビット）と、パック・ヘッダ・フィールド（８ビッ
ト）と、プログラム・パケット・シーケンス・カウンタ
（８ビット）と、Ｐ−ＳＴＤバッファ（７ビット）と、
ＰＥＳ拡張フィールド・データとで構成されている。
【００５２】上述したように、ＰＥＳヘッダは、時間情
報以外にも各種の情報を含み、例えば、このパケットが
優先的にリピートまたはスキップされるべきパケットで
あるか否かを示す情報等を含む。
報以外にも各種の情報を含み、例えば、このパケットが
優先的にリピートまたはスキップされるべきパケットで
あるか否かを示す情報等を含む。
【００５３】従って、本発明によれば、時間情報とピク
チャとの対応付けが簡単になることに加えて、時間情報
以外の全てのＰＥＳパケット情報とピクチャとの対応付
けも簡単になる。
チャとの対応付けが簡単になることに加えて、時間情報
以外の全てのＰＥＳパケット情報とピクチャとの対応付
けも簡単になる。
【００５４】図５は、前記復号画像出力部８で行われ
る、ピクチャのデコード順から表示順ヘの並べ替えを示
す図である。図中、ＩはＩピクチャ、ＰはＰピクチャ、
ＢはＢピクチャを表し、Ｉ、Ｐ、Ｂの後の数字は表示順
を表す。ＭＰＥＧ方式で圧縮されたピクチャは、デコー
ド順と表示順とが異なることがある。
る、ピクチャのデコード順から表示順ヘの並べ替えを示
す図である。図中、ＩはＩピクチャ、ＰはＰピクチャ、
ＢはＢピクチャを表し、Ｉ、Ｐ、Ｂの後の数字は表示順
を表す。ＭＰＥＧ方式で圧縮されたピクチャは、デコー
ド順と表示順とが異なることがある。
【００５５】上記復号画像出力部８でのピクチャの並べ
替えと同時に、時間情報管理部９でも、時間情報のデコ
ード順から表示順への並べ替えが行われ、時間情報管理
部９内の第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７に、各ピクチ
ャに対応する時間情報が表示順に格納される。
替えと同時に、時間情報管理部９でも、時間情報のデコ
ード順から表示順への並べ替えが行われ、時間情報管理
部９内の第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７に、各ピクチ
ャに対応する時間情報が表示順に格納される。
【００５６】次に、図１を参照し、本実施形態における
ＭＰＥＧ復号装置１の動作を説明する。ＭＰＥＧ復号装
置１へ同時に入力された３つのＰＥＳストリームＡ、
Ｂ、Ｃは、ＰＥＳストリームの形式のまま、それぞれメ
モリ２内の符号バッファ２Ａ、２Ｂ、２Ｃに格納され
る。
ＭＰＥＧ復号装置１の動作を説明する。ＭＰＥＧ復号装
置１へ同時に入力された３つのＰＥＳストリームＡ、
Ｂ、Ｃは、ＰＥＳストリームの形式のまま、それぞれメ
モリ２内の符号バッファ２Ａ、２Ｂ、２Ｃに格納され
る。
【００５７】選択器３は、符号バッファ２Ａ、２Ｂ、２
Ｃのうちのいずれか一つが出力するＰＥＳストリームを
時分割で選択し、選択したＰＥＳストリームをＰＥＳデ
コーダ４へ送る。
Ｃのうちのいずれか一つが出力するＰＥＳストリームを
時分割で選択し、選択したＰＥＳストリームをＰＥＳデ
コーダ４へ送る。
【００５８】ＰＥＳデコーダ４は、前記選択器３から送
られたＰＥＳストリームを、ＰＥＳヘッダとエレメンタ
リストリームとに分離させ、分離された一方のＰＥＳヘ
ッダに含まれる時間情報を時間情報保持部５へ送り、分
離された他方のエレメンタリストリームをＭＰＥＧデコ
ーダ６へ送る。
られたＰＥＳストリームを、ＰＥＳヘッダとエレメンタ
リストリームとに分離させ、分離された一方のＰＥＳヘ
ッダに含まれる時間情報を時間情報保持部５へ送り、分
離された他方のエレメンタリストリームをＭＰＥＧデコ
ーダ６へ送る。
【００５９】ＭＰＥＧデコーダ６は、入力されたエレメ
ンタリストリーム中のピクチャの復号速度に合わせて、
ＰＥＳデコーダ４から次のエレメンタリストリームを取
り込む。ＭＰＥＧデコーダ６は、エレメンタリストリー
ムの取り込みと同期して、時間情報保持部５から、エレ
メンタリストリーム中の各ピクチャに対応する時間情報
を取り込む。
ンタリストリーム中のピクチャの復号速度に合わせて、
ＰＥＳデコーダ４から次のエレメンタリストリームを取
り込む。ＭＰＥＧデコーダ６は、エレメンタリストリー
ムの取り込みと同期して、時間情報保持部５から、エレ
メンタリストリーム中の各ピクチャに対応する時間情報
を取り込む。
【００６０】次に、図２を参照し、ＭＰＥＧデコーダ６
内部の動作を説明する。前記ＰＥＳデコーダ４が出力し
たエレメンタリストリームは、ＭＰＥＧデコーダ６内の
デコード実行部７に入力され、ここで復号される。すな
わち、エレメンタリストリームは、ＶＬＤ１１、ＩＱ１
２、ＩＤＣＴ１３、ＭＣ１４で復号される。このとき、
ＶＬＤ１１は、エレメンタリストリーム中からピクチャ
ヘッダを検出すると、ピクチャヘッダ検出信号を時間情
報管理部９内の第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５へ送
る。
内部の動作を説明する。前記ＰＥＳデコーダ４が出力し
たエレメンタリストリームは、ＭＰＥＧデコーダ６内の
デコード実行部７に入力され、ここで復号される。すな
わち、エレメンタリストリームは、ＶＬＤ１１、ＩＱ１
２、ＩＤＣＴ１３、ＭＣ１４で復号される。このとき、
ＶＬＤ１１は、エレメンタリストリーム中からピクチャ
ヘッダを検出すると、ピクチャヘッダ検出信号を時間情
報管理部９内の第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５へ送
る。
【００６１】第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５は、ピク
チャヘッダ検出信号を入力すると、前記時間情報保持部
５が出力する時間情報を取り込む。従って、第１の時間
情報保持用Ｆ／Ｆ１５には、ＰＥＳストリーム中の、ピ
クチャヘッダ直前のＰＥＳヘッダ内の時間情報が格納さ
れるので、現在デコード実行部７が復号しているピクチ
ャの時間情報が格納されることになる。
チャヘッダ検出信号を入力すると、前記時間情報保持部
５が出力する時間情報を取り込む。従って、第１の時間
情報保持用Ｆ／Ｆ１５には、ＰＥＳストリーム中の、ピ
クチャヘッダ直前のＰＥＳヘッダ内の時間情報が格納さ
れるので、現在デコード実行部７が復号しているピクチ
ャの時間情報が格納されることになる。
【００６２】復号画像出力部８は、ＭＣ１４が出力する
復号されたピクチャを、デコード順から表示順ヘ並べ替
え、復号画像として出力する。このとき、復号画像出力
部８は、復号画像の出力と同期して、デコード制御部１
０へピクチャ表示信号を出力する。
復号されたピクチャを、デコード順から表示順ヘ並べ替
え、復号画像として出力する。このとき、復号画像出力
部８は、復号画像の出力と同期して、デコード制御部１
０へピクチャ表示信号を出力する。
【００６３】時間情報管理部９は、この時間情報管理部
９内の第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５にデコード順で
格納された時間情報を、表示順へ並べ替えて、第２の時
間情報保持用Ｆ／Ｆ１７に格納する。
９内の第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１５にデコード順で
格納された時間情報を、表示順へ並べ替えて、第２の時
間情報保持用Ｆ／Ｆ１７に格納する。
【００６４】デコード制御部１０は、前記復号画像出力
部８からピクチャ表示信号が送られたときのタイマ１８
のタイマ値と、第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７が出力
する時間情報とを比較する。そして、時間情報がタイマ
値より大きい場合は、ＶＬＤ１１へリピート指示信号を
送り、ＶＬＤ１１によるエレメンタリストリームの取り
込みを停止させ、復号画像出力部８から出力される復号
画像をリピートさせる。時間情報がタイマ値より小さい
場合は、ＶＬＤ１１へスキップ指示信号を送り、ＶＬＤ
１１によるエレメンタリストリームの取り込みを早送り
させ、ピクチャを所定枚数スキップして復号させ、復号
画像出力部８から出力される復号画像を早送りさせる。
この一連の動作により、ＰＥＳヘッダ内の時間情報に従
った復号画像表示が行われる。
部８からピクチャ表示信号が送られたときのタイマ１８
のタイマ値と、第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ１７が出力
する時間情報とを比較する。そして、時間情報がタイマ
値より大きい場合は、ＶＬＤ１１へリピート指示信号を
送り、ＶＬＤ１１によるエレメンタリストリームの取り
込みを停止させ、復号画像出力部８から出力される復号
画像をリピートさせる。時間情報がタイマ値より小さい
場合は、ＶＬＤ１１へスキップ指示信号を送り、ＶＬＤ
１１によるエレメンタリストリームの取り込みを早送り
させ、ピクチャを所定枚数スキップして復号させ、復号
画像出力部８から出力される復号画像を早送りさせる。
この一連の動作により、ＰＥＳヘッダ内の時間情報に従
った復号画像表示が行われる。
【００６５】以上の動作を、３つのＰＥＳストリーム
Ａ、Ｂ、Ｃに対して時分割で行うことにより、３つのＰ
ＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃを、単一のＰＥＳデコーダ
４、時間情報保持部５およびＭＰＥＧデコーダ６を用い
て復号する。
Ａ、Ｂ、Ｃに対して時分割で行うことにより、３つのＰ
ＥＳストリームＡ、Ｂ、Ｃを、単一のＰＥＳデコーダ
４、時間情報保持部５およびＭＰＥＧデコーダ６を用い
て復号する。
【００６６】なお、上記実施形態は、３つのＰＥＳスト
リームを復号するものであるが、本発明はこの数に限定
されるものではなく、例えば４つのＰＥＳストリームを
復号する構成とすることも可能であり、一般に、複数の
ＰＥＳストリームを復号することが可能である。
リームを復号するものであるが、本発明はこの数に限定
されるものではなく、例えば４つのＰＥＳストリームを
復号する構成とすることも可能であり、一般に、複数の
ＰＥＳストリームを復号することが可能である。
【００６７】また、上記実施形態は、時間情報とピクチ
ャとの関連付けを行うものであるが、本発明は、これに
限定されるものでもなく、ＰＥＳヘッダに含まれる全て
の情報とピクチャとの関連付けを行うことができる。
ャとの関連付けを行うものであるが、本発明は、これに
限定されるものでもなく、ＰＥＳヘッダに含まれる全て
の情報とピクチャとの関連付けを行うことができる。
【００６８】さらに、上記実施形態は、ＰＥＳストリー
ムがビデオ信号である場合の例であるが、ＰＥＳストリ
ームがオーディオ信号であっても、ビデオ信号の場合と
同様に本発明を適用することができる。
ムがビデオ信号である場合の例であるが、ＰＥＳストリ
ームがオーディオ信号であっても、ビデオ信号の場合と
同様に本発明を適用することができる。
【００６９】
【発明の効果】本発明によれば、符号バッファの後段に
ＰＥＳデコーダを設けたので、複数のＰＥＳストリーム
を、単一のＰＥＳデコーダで処理することができ、ＰＥ
Ｓストリーム毎にＰＥＳデコーダを設ける必要がなくな
り、ＭＰＥＧ復号装置の回路規模を小さくすることがで
きる。
ＰＥＳデコーダを設けたので、複数のＰＥＳストリーム
を、単一のＰＥＳデコーダで処理することができ、ＰＥ
Ｓストリーム毎にＰＥＳデコーダを設ける必要がなくな
り、ＭＰＥＧ復号装置の回路規模を小さくすることがで
きる。
【００７０】また、ＰＥＳストリームからのＰＥＳヘッ
ダ情報の抽出および抽出されたＰＥＳヘッダ情報の、対
応するピクチャへの関連付けが容易となる。具体的に
は、ＰＥＳストリームからの時間情報の抽出および抽出
された時間情報の、対応するピクチャヘの関連付けが容
易となる。
ダ情報の抽出および抽出されたＰＥＳヘッダ情報の、対
応するピクチャへの関連付けが容易となる。具体的に
は、ＰＥＳストリームからの時間情報の抽出および抽出
された時間情報の、対応するピクチャヘの関連付けが容
易となる。
【図１】 本発明の一実施形態におけるＭＰＥＧ復号装
置１の構成図。
置１の構成図。
【図２】 ＭＰＥＧデコーダ６の内部構成図。
【図３】 ＭＰＥＧ復号装置１に入力されるＰＥＳスト
リームと、ＰＥＳデコーダ４から出力されるエレメンタ
リストリームとの関係を示す図。
リームと、ＰＥＳデコーダ４から出力されるエレメンタ
リストリームとの関係を示す図。
【図４】 ＰＥＳパケットの詳細な構造を示す図。
【図５】 復号画像出力部８で行われる、ピクチャのデ
コード順から表示順ヘの並べ替えを示す図。
コード順から表示順ヘの並べ替えを示す図。
【図６】 従来技術による、複数のビットストリームを
復号することができるＭＰＥＧ復号装置の構成の一例を
示す図。
復号することができるＭＰＥＧ復号装置の構成の一例を
示す図。
１ ＭＰＥＧ復号装置 ２ メモリ ２Ａ、２Ｂ、２Ｃ 符号バッファ ２Ｄ 動き補償用参照画像格納部 ３ 選択器 ４ ＰＥＳデコーダ ５ 時間情報保持部（ＰＥＳヘッダ情報保持部） ６ ＭＰＥＧデコーダ ７ デコード実行部 ８ 復号画像出力部 ９ 時間情報管理部 １０ デコード制御部 １１ ＶＬＤ（可変長符号復号器） １２ ＩＱ（逆量子化器） １３ ＩＤＣＴ（２次元逆離散コサイン変換器） １４ ＭＣ（動き補償器） １５ 第１の時間情報保持用Ｆ／Ｆ １６ バッファ １７ 第２の時間情報保持用Ｆ／Ｆ １８ タイマ １００ ＭＰＥＧ復号装置 １０１Ａ、１０１Ｂ、１０１Ｃ ＰＥＳデコーダ １０２ メモリ １０２Ａ、１０２Ｂ、１０２Ｃ 符号バッファ １０２Ｄ 動き補償用参照画像格納部 １０３Ａ、１０３Ｂ、１０３Ｃ 時間情報保持部 １０４Ａ、１０４Ｂ、１０４Ｃ 時間情報バッファ １０５、１０６ 選択器 １０７ ＭＰＥＧデコーダ
Claims (6)
- 【請求項１】 複数のＰＥＳストリームを入力可能なビ
デオ信号復号装置において、 入力された複数のＰＥＳストリームを個別に格納する複
数の符号バッファと、 これらの符号バッファに格納されたＰＥＳストリームの
うちのいずれか一つを時分割で選択する選択器と、 この選択器が選択したＰＥＳストリームをＰＥＳヘッダ
とエレメンタリストリームとに分離させ、前記ＰＥＳヘ
ッダ中のＰＥＳヘッダ情報と、前記エレメンタリストリ
ームとを別々に出力する単一のＰＥＳデコーダと、 このＰＥＳデコーダが出力するＰＥＳヘッダ情報を保持
する単一のＰＥＳヘッダ情報保持部と、 このＰＥＳヘッダ情報保持部が保持するＰＥＳヘッダ情
報を参照しながら、前記ＰＥＳデコーダが出力するエレ
メンタリストリームの復号を行う単一のＭＰＥＧデコー
ダとを有することを特徴とするＭＰＥＧ復号装置。 - 【請求項２】 前記ＰＥＳヘッダ情報は、前記エレメン
タリストリーム中の各ピクチャを表示する時間を示す時
間情報であることを特徴とする請求項１に記載のＭＰＥ
Ｇ復号装置。 - 【請求項３】 前記ＭＰＥＧデコーダは、エレメンタリ
ストリームの復号を実行するデコード実行部と、時間情
報を管理する時間情報管理部とを内蔵し、 前記デコード実行部が、エレメンタリストリーム中か
ら、各ピクチャの先頭にあるピクチャヘッダを検出した
とき、前記時間情報管理部が、前記ＰＥＳヘッダ情報保
持部が保持する時間情報を取り込むことを特徴とする請
求項２に記載のＭＰＥＧ復号装置。 - 【請求項４】 複数のＰＥＳストリームを入力可能なオ
ーディオ信号復号装置において、 入力された複数のＰＥＳストリームを個別に格納する複
数の符号バッファと、これらの符号バッファに格納され
たＰＥＳストリームのうちのいずれか一つを時分割で選
択する選択器と、 この選択器が選択したＰＥＳストリームをＰＥＳヘッダ
とエレメンタリストリームとに分離させ、前記ＰＥＳヘ
ッダ中のＰＥＳヘッダ情報と、前記エレメンタリストリ
ームとを別々に出力する単一のＰＥＳデコーダと、 このＰＥＳデコーダが出力するＰＥＳヘッダ情報を保持
する単一のＰＥＳヘッダ情報保持部と、 このＰＥＳヘッダ情報保持部が保持するＰＥＳヘッダ情
報を参照しながら、前記ＰＥＳデコーダが出力するエレ
メンタリストリームの復号を行う単一のＭＰＥＧデコー
ダとを有することを特徴とするＭＰＥＧ復号装置。 - 【請求項５】 前記ＰＥＳヘッダ情報は、前記エレメン
タリストリーム中の各フレームを出力する時間を示す時
間情報であることを特徴とする請求項４に記載のＭＰＥ
Ｇ復号装置。 - 【請求項６】 前記ＭＰＥＧデコーダは、エレメンタリ
ストリームの復号を実行するデコード実行部と、時間情
報を管理する時間情報管理部とを内蔵し、 前記デコード実行部が、エレメンタリストリーム中から
フレームの先頭を検出したとき、前記時間情報管理部
が、前記ＰＥＳヘッダ情報保持部が保持する時間情報を
取り込むことを特徴とする請求項５に記載のＭＰＥＧ復
号装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000012227A JP2001204032A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | Ｍｐｅｇ復号装置 |
| US09/761,776 US6600787B2 (en) | 2000-01-20 | 2001-01-18 | MPEG decoding device |
| EP20010101071 EP1119206A1 (en) | 2000-01-20 | 2001-01-18 | MPEG decoding device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000012227A JP2001204032A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | Ｍｐｅｇ復号装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001204032A true JP2001204032A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18539973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000012227A Pending JP2001204032A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | Ｍｐｅｇ復号装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6600787B2 (ja) |
| EP (1) | EP1119206A1 (ja) |
| JP (1) | JP2001204032A (ja) |
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| US7602801B2 (en) | 2003-06-16 | 2009-10-13 | Panasonic Corporation | Packet processing device and method |
| US8605599B2 (en) | 2004-11-24 | 2013-12-10 | Samsung Electronics Co., Ltd | Method and apparatus for processing asynchronous audio stream |
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| TWI248073B (en) * | 2002-01-17 | 2006-01-21 | Media Tek Inc | Device and method for displaying static pictures |
| TWI249356B (en) * | 2002-11-06 | 2006-02-11 | Nokia Corp | Picture buffering for prediction references and display |
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| CN115211039B (zh) * | 2020-02-27 | 2023-09-01 | 哲库科技(上海)有限公司 | 一种用于操作通信设备的方法、通信设备以及非瞬时计算机可读介质 |
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-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000012227A patent/JP2001204032A/ja active Pending
-
2001
- 2001-01-18 EP EP20010101071 patent/EP1119206A1/en not_active Withdrawn
- 2001-01-18 US US09/761,776 patent/US6600787B2/en not_active Expired - Fee Related
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| US8605599B2 (en) | 2004-11-24 | 2013-12-10 | Samsung Electronics Co., Ltd | Method and apparatus for processing asynchronous audio stream |
Also Published As
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|---|---|
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| US20010009567A1 (en) | 2001-07-26 |
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|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |