JP2823806B2 - 画像復号装置 - Google Patents
画像復号装置Info
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- JP2823806B2 JP2823806B2 JP32674994A JP32674994A JP2823806B2 JP 2823806 B2 JP2823806 B2 JP 2823806B2 JP 32674994 A JP32674994 A JP 32674994A JP 32674994 A JP32674994 A JP 32674994A JP 2823806 B2 JP2823806 B2 JP 2823806B2
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- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像復号装置に関し、
特に、符号化された画像データを含むビットストリーム
を入力して該画像データを復号する際に、復号を開始す
べき時刻の情報をビットストリーム中に挿入する画像復
号装置に関するものである。
特に、符号化された画像データを含むビットストリーム
を入力して該画像データを復号する際に、復号を開始す
べき時刻の情報をビットストリーム中に挿入する画像復
号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル信号によって表現され
た画像データを伝送または蓄積する場合に、画像データ
のデータ量を削減するために符号化が行われている。符
号化の方法としては、画像データの時間的相関性または
空間的相関性を利用して冗長度を削減する方法がある。
時間的相関性を利用する方法としては、連続する2画面
(フレーム)の差分を符号化したり、画像の動きを検出
して動き補償を行ったりするものがある。一方、空間的
相関性を利用する方法としては、画像を所定の大きさの
ブロック(例えば縦方向、横方向とも8画素ずつ)に分
けてブロック内の画像データを直交変換し、変換係数を
スキャン変換(例えば低周波成分から高周波成分の順に
並びかえる)した後に、可変長符号化を行うものがあ
る。
た画像データを伝送または蓄積する場合に、画像データ
のデータ量を削減するために符号化が行われている。符
号化の方法としては、画像データの時間的相関性または
空間的相関性を利用して冗長度を削減する方法がある。
時間的相関性を利用する方法としては、連続する2画面
(フレーム)の差分を符号化したり、画像の動きを検出
して動き補償を行ったりするものがある。一方、空間的
相関性を利用する方法としては、画像を所定の大きさの
ブロック(例えば縦方向、横方向とも8画素ずつ)に分
けてブロック内の画像データを直交変換し、変換係数を
スキャン変換(例えば低周波成分から高周波成分の順に
並びかえる)した後に、可変長符号化を行うものがあ
る。
【0003】また、近年、前記2つの方法を併用する画
像符号化方式として、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)によって標準化が進められている「ISO/
IEC13818−2」に記載の”Generic Coding of
Moving Pictures and Associated Audio”において画像
符号化方式(以下、MPEG2という)の暫定勧告がな
されている。
像符号化方式として、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)によって標準化が進められている「ISO/
IEC13818−2」に記載の”Generic Coding of
Moving Pictures and Associated Audio”において画像
符号化方式(以下、MPEG2という)の暫定勧告がな
されている。
【0004】このMPEG2については、図10に示す
MPEG2が搭載されたデコーダが知られている。この
デコーダは、図10に示すように、MPEGシステムデ
コーダ51およびビデオデコーダ52から構成されてい
る。システムストリームは、ビデオ素材やオーディオ素
材等を符号化した後に、ネットワークや蓄積メディア等
の伝送媒体に伝送または記憶されたビットストリームで
ある。このシステムストリームは、MPEGシステムデ
コーダ51で所望のビデオストリーム、システム時刻基
準参照値SCR(System Clock Rsference)や復号時刻
管理情報DTS(Decoding Time Stamp )を含むタイミ
ング情報101に復号される。次に、復号時刻になった
ときにビデオデコーダ52でビデオストリームの復号を
開始し、再生画像200を復号する。
MPEG2が搭載されたデコーダが知られている。この
デコーダは、図10に示すように、MPEGシステムデ
コーダ51およびビデオデコーダ52から構成されてい
る。システムストリームは、ビデオ素材やオーディオ素
材等を符号化した後に、ネットワークや蓄積メディア等
の伝送媒体に伝送または記憶されたビットストリームで
ある。このシステムストリームは、MPEGシステムデ
コーダ51で所望のビデオストリーム、システム時刻基
準参照値SCR(System Clock Rsference)や復号時刻
管理情報DTS(Decoding Time Stamp )を含むタイミ
ング情報101に復号される。次に、復号時刻になった
ときにビデオデコーダ52でビデオストリームの復号を
開始し、再生画像200を復号する。
【0005】次に、図11にMPEGシステムデコーダ
51のシステム構成を示す。図11に示すように、MP
EGシステムデコーダ51は、リンクヘッダ解析部6
1、アダプテーションヘッダ解析部62、PES(Peck
tized Elementary Stream )パケットヘッダ解析/分離
部63、クロック再生PLL部65およびSCRカウン
タ部64から構成されている。
51のシステム構成を示す。図11に示すように、MP
EGシステムデコーダ51は、リンクヘッダ解析部6
1、アダプテーションヘッダ解析部62、PES(Peck
tized Elementary Stream )パケットヘッダ解析/分離
部63、クロック再生PLL部65およびSCRカウン
タ部64から構成されている。
【0006】入力されたシステムストリームはリンクヘ
ッダ解析部61で、リンクヘッダを解析して同期回復を
行い、次に、アダプテーションヘッダ解析部62でアダ
プテーションヘッダを解析して所望のPID(Packet I
dentification )に対応するパケットのペイロードを得
る。次に、PESパケットヘッダ解析/分離部63で所
望のパケットのペイロード中に多重化されたビデオパケ
ットおよびオーディオパケットを分離してビデオストリ
ーム100およびオーディオストリームを出力する。こ
こで、ビデオストリーム100とオーディオストリーム
を同期させるために、タイミング情報101としてビデ
オDTSおよびオーディオDTSを出力する。クロック
再生PLL部65は、アダプテーションヘッダ解析部6
2で解析されたプログラム時刻基準参照値PCRに基づ
いて27MHZ のクロックを再生する。
ッダ解析部61で、リンクヘッダを解析して同期回復を
行い、次に、アダプテーションヘッダ解析部62でアダ
プテーションヘッダを解析して所望のPID(Packet I
dentification )に対応するパケットのペイロードを得
る。次に、PESパケットヘッダ解析/分離部63で所
望のパケットのペイロード中に多重化されたビデオパケ
ットおよびオーディオパケットを分離してビデオストリ
ーム100およびオーディオストリームを出力する。こ
こで、ビデオストリーム100とオーディオストリーム
を同期させるために、タイミング情報101としてビデ
オDTSおよびオーディオDTSを出力する。クロック
再生PLL部65は、アダプテーションヘッダ解析部6
2で解析されたプログラム時刻基準参照値PCRに基づ
いて27MHZ のクロックを再生する。
【0007】次に、図12にビデオデコーダ52に適応
する画像復号装置70のシステム構成を示す。この画像
復号装置は、図12に示すように、バッファメモリ制御
部71、バッファメモリ72、DTSバッファメモリ7
3、可変長復号器74、スキャン変換器75、逆量子化
器76、逆DCT部77、動き補償画像再生部78およ
び予測フレームメモリ79から構成され、符号化された
画像データを含む入力ビットストリーム100を復号し
て再生画像200を出力するものである。
する画像復号装置70のシステム構成を示す。この画像
復号装置は、図12に示すように、バッファメモリ制御
部71、バッファメモリ72、DTSバッファメモリ7
3、可変長復号器74、スキャン変換器75、逆量子化
器76、逆DCT部77、動き補償画像再生部78およ
び予測フレームメモリ79から構成され、符号化された
画像データを含む入力ビットストリーム100を復号し
て再生画像200を出力するものである。
【0008】次に、図12に示す画像復号装置70の復
号動作について説明する。まず、入力ビットストリーム
100は、バッファメモリ制御部71によって制御され
てバッファメモリ72に順次に蓄積される。バッファメ
モリ制御部71は、ヘッダアドレス情報やDTSをDT
Sバッファメモリ73に書き込む。一方、DTSバッフ
ァメモリ73に記憶された情報を順次に読み出しヘッダ
アドレス情報やDTSに基づいてバッファメモリ72か
らの読み出しを開始する。バッファメモリ72から読み
出された画像データは、可変長復号器74によって可変
長復号される。なお、画像データには、可変長符号化さ
れているものと固定長符号化されているものとがあり、
両者とも可変長復号器74によって復号されるものとす
る。次に、スキャン変換器75によって画像データの順
序を並び換えた後に、逆量子化器76によって逆量子化
される。次に、逆DCT部77によって逆離散コサイン
変換される。動き補償画像再生部78では、フレーム間
差分データを受信した場合は、参照データを予測フレー
ムメモリ79から読み出し、受信データと加算した後
に、再生画像を予測フレームメモリ79に書き込み、再
生画像200を出力する。一方、フレーム内で符号化さ
れたデータを受信した場合は、受信データをそのまま予
測フレームメモリ79に書き込み、再生画像200を出
力する。
号動作について説明する。まず、入力ビットストリーム
100は、バッファメモリ制御部71によって制御され
てバッファメモリ72に順次に蓄積される。バッファメ
モリ制御部71は、ヘッダアドレス情報やDTSをDT
Sバッファメモリ73に書き込む。一方、DTSバッフ
ァメモリ73に記憶された情報を順次に読み出しヘッダ
アドレス情報やDTSに基づいてバッファメモリ72か
らの読み出しを開始する。バッファメモリ72から読み
出された画像データは、可変長復号器74によって可変
長復号される。なお、画像データには、可変長符号化さ
れているものと固定長符号化されているものとがあり、
両者とも可変長復号器74によって復号されるものとす
る。次に、スキャン変換器75によって画像データの順
序を並び換えた後に、逆量子化器76によって逆量子化
される。次に、逆DCT部77によって逆離散コサイン
変換される。動き補償画像再生部78では、フレーム間
差分データを受信した場合は、参照データを予測フレー
ムメモリ79から読み出し、受信データと加算した後
に、再生画像を予測フレームメモリ79に書き込み、再
生画像200を出力する。一方、フレーム内で符号化さ
れたデータを受信した場合は、受信データをそのまま予
測フレームメモリ79に書き込み、再生画像200を出
力する。
【0009】ここで、各フレームの復号を開始する場合
の制御方法を説明する。各フレームの復号を開始する場
合の制御方法は、MPEG2のプログラムストリームや
トランスポートストリーム等のシステムストリーム中に
付加されたタイミング情報101を用いるものである。
このシステムストリームは、1つのビットストリーム中
に、ビデオストリーム、オーディオストリームやその他
の情報を多重化して構成されている。ビデオストリーム
やオーディオストリーム等は、MPEGシステムデコー
ダにより分離されてビデオ復号器やオーディオ復号器等
に供給される。
の制御方法を説明する。各フレームの復号を開始する場
合の制御方法は、MPEG2のプログラムストリームや
トランスポートストリーム等のシステムストリーム中に
付加されたタイミング情報101を用いるものである。
このシステムストリームは、1つのビットストリーム中
に、ビデオストリーム、オーディオストリームやその他
の情報を多重化して構成されている。ビデオストリーム
やオーディオストリーム等は、MPEGシステムデコー
ダにより分離されてビデオ復号器やオーディオ復号器等
に供給される。
【0010】このようにして、図12に示すようなビデ
オの入力ビットストリーム100とタイミング情報10
1は得られる。タイミング情報101としては、基準時
刻を表すSCR(プログラムストリームではSCR、ト
ランスポートストリームではPCRと呼ばれるが、以下
まとめてPCRとする。)、復号開始時刻情報を表すD
TS、表示開始時刻情報を表すPTS(Presentation T
ime Stamp )がある。なお、DTSはPTSと異なる場
合にのみ与えられる情報であり、DTSとPTSが同一
である場合にはPTSのみが与えられる。従って、復号
開始時刻情報は、DTSまたはPTSにより判ることに
なるが、以下では両方を代表して復号開始時刻情報はD
TSで与えられるものとする。時刻計測は、画像復号装
置内にSTCカウンタを設け、SCRをこのSTCカウ
ンタにセットしてシステムデコーダから与えられる27
MHZの基準クロックをカウントアップして行う。また、
入力したDTSはバッファメモリ制御部71の内部に記
憶させておく。ここで、各フレームの復号を開始するに
は、バッファメモリ72に蓄積されたデータをSTCと
DTSとが一致する時刻に読み出しを開始するように制
御する。
オの入力ビットストリーム100とタイミング情報10
1は得られる。タイミング情報101としては、基準時
刻を表すSCR(プログラムストリームではSCR、ト
ランスポートストリームではPCRと呼ばれるが、以下
まとめてPCRとする。)、復号開始時刻情報を表すD
TS、表示開始時刻情報を表すPTS(Presentation T
ime Stamp )がある。なお、DTSはPTSと異なる場
合にのみ与えられる情報であり、DTSとPTSが同一
である場合にはPTSのみが与えられる。従って、復号
開始時刻情報は、DTSまたはPTSにより判ることに
なるが、以下では両方を代表して復号開始時刻情報はD
TSで与えられるものとする。時刻計測は、画像復号装
置内にSTCカウンタを設け、SCRをこのSTCカウ
ンタにセットしてシステムデコーダから与えられる27
MHZの基準クロックをカウントアップして行う。また、
入力したDTSはバッファメモリ制御部71の内部に記
憶させておく。ここで、各フレームの復号を開始するに
は、バッファメモリ72に蓄積されたデータをSTCと
DTSとが一致する時刻に読み出しを開始するように制
御する。
【0011】次に、図13に示す画像復号装置のバッフ
ァメモリ制御部71によって復号を開始する動作につい
て説明する。まず、書込ヘッダ解析部81は入力ビット
ストリーム100のピクチャヘッダを解析してヘッダフ
ラグを得る。次に、書込制御部82では、ヘッダフラグ
の位置に対応するバッファメモリ72のアドレスをヘッ
ダアドレス情報として取得してピクチャヘッダアドレス
多重部83に出力するとともに、ビットストリームを順
次にバッファメモリ72に書き込む。一方、ピクチャヘ
ッダアドレス多重部83は、ヘッダアドレス情報の後に
復号開始時刻情報を表すDTSを多重化し、DTS書込
制御部84を介して順次にヘッダアドレス情報やDTS
をDTSバッファメモリ73に書き込む。
ァメモリ制御部71によって復号を開始する動作につい
て説明する。まず、書込ヘッダ解析部81は入力ビット
ストリーム100のピクチャヘッダを解析してヘッダフ
ラグを得る。次に、書込制御部82では、ヘッダフラグ
の位置に対応するバッファメモリ72のアドレスをヘッ
ダアドレス情報として取得してピクチャヘッダアドレス
多重部83に出力するとともに、ビットストリームを順
次にバッファメモリ72に書き込む。一方、ピクチャヘ
ッダアドレス多重部83は、ヘッダアドレス情報の後に
復号開始時刻情報を表すDTSを多重化し、DTS書込
制御部84を介して順次にヘッダアドレス情報やDTS
をDTSバッファメモリ73に書き込む。
【0012】一方、DTS読出制御部85は、DTSバ
ッファメモリ73からヘッダアドレス情報を読み出し、
ヘッダアドレス情報を復号開始アドレスとして読出制御
部86に引き渡す。また、DTS読出制御部85は復号
開始時刻情報を表すDTSをPCR/DTS比較部87
に引き渡す。ここで、PCR/DTS比較部87は、プ
ログラム時刻基準参照値PCRとDTSを比較し、両者
が一致した場合には、復号開始信号を読出制御部86に
出力する。次に、復号開始信号を入力した読出制御部8
6は、バッファメモリ72の復号開始アドレスに対応す
るビットストリームの読み出しを開始し、読み出された
ビットストリームを可変長復号器74に引き渡して復号
を開始する。また、DTS読出制御部85では、復号開
始信号により次のヘッダアドレス情報を読み出す。
ッファメモリ73からヘッダアドレス情報を読み出し、
ヘッダアドレス情報を復号開始アドレスとして読出制御
部86に引き渡す。また、DTS読出制御部85は復号
開始時刻情報を表すDTSをPCR/DTS比較部87
に引き渡す。ここで、PCR/DTS比較部87は、プ
ログラム時刻基準参照値PCRとDTSを比較し、両者
が一致した場合には、復号開始信号を読出制御部86に
出力する。次に、復号開始信号を入力した読出制御部8
6は、バッファメモリ72の復号開始アドレスに対応す
るビットストリームの読み出しを開始し、読み出された
ビットストリームを可変長復号器74に引き渡して復号
を開始する。また、DTS読出制御部85では、復号開
始信号により次のヘッダアドレス情報を読み出す。
【0013】このように、従来の画像復号装置は、DT
Sを用いて復号の開始を制御する場合は、音声データと
画像データの同期が取りやすいという利点を有するもの
である。
Sを用いて復号の開始を制御する場合は、音声データと
画像データの同期が取りやすいという利点を有するもの
である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像復号装置にあっては、単独ストリームとなったビデ
オビットストリームとタイミング情報のストリームを別
々のバッファメモリに蓄積するため、相互の対応関係を
示す付加情報としてヘッダアドレス情報が必要になり、
さらに、MPEGシステムデコーダによってビデオビッ
トストリームとタイミング情報を分離してビデオ復号器
に入力するため、分離後のビデオビットストリームとタ
イミング情報のストリームとの時間関係を正確に伝えら
れないといった問題があった。
画像復号装置にあっては、単独ストリームとなったビデ
オビットストリームとタイミング情報のストリームを別
々のバッファメモリに蓄積するため、相互の対応関係を
示す付加情報としてヘッダアドレス情報が必要になり、
さらに、MPEGシステムデコーダによってビデオビッ
トストリームとタイミング情報を分離してビデオ復号器
に入力するため、分離後のビデオビットストリームとタ
イミング情報のストリームとの時間関係を正確に伝えら
れないといった問題があった。
【0015】また、MPEGシステムデコーダによって
ビデオビットストリームとタイミング情報を分離した後
に、画像復号装置に入力することで、別々の信号バスを
必要とするため、LSI化する際にピン数の増加を余儀
なくされ、LSIを小型化し難いといった問題があっ
た。そこで、本発明は、分離された画像ビットストリー
ム中に復号開始時刻情報を多重化してバッファメモリに
書き込むことができ、復号開始時刻に正確に復号を開始
するように制御できる画像復号装置を提供することを目
的としている。
ビデオビットストリームとタイミング情報を分離した後
に、画像復号装置に入力することで、別々の信号バスを
必要とするため、LSI化する際にピン数の増加を余儀
なくされ、LSIを小型化し難いといった問題があっ
た。そこで、本発明は、分離された画像ビットストリー
ム中に復号開始時刻情報を多重化してバッファメモリに
書き込むことができ、復号開始時刻に正確に復号を開始
するように制御できる画像復号装置を提供することを目
的としている。
【0016】また、多重化ビットストリームと復号開始
時刻情報および当該ビデオストリームに対応するタイミ
ング位置を示すフラグ信号のみを入力するため、従来の
ように復号開始時刻情報を分離して装置に入力しなくて
も、より少ない本数の信号線を用いて制御することがで
き、LSIの小型化を容易にできる画像復号装置を提供
することを目的としている。
時刻情報および当該ビデオストリームに対応するタイミ
ング位置を示すフラグ信号のみを入力するため、従来の
ように復号開始時刻情報を分離して装置に入力しなくて
も、より少ない本数の信号線を用いて制御することがで
き、LSIの小型化を容易にできる画像復号装置を提供
することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、符号化された画像データを含
むビットストリームを入力するとともに、該ビットスト
リームに含まれる基準時刻情報と復号開始時刻情報およ
び画像ビットストリームのタイミング位置にそれぞれ対
応する基準時刻位置と復号開始時刻位置および画像ビッ
トストリーム位置を入力して画像データの各フレームの
復号を開始する画像復号装置において、前記ビットスト
リームから復号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情
報を分離する復号開始時刻情報分離手段と、前記ビット
ストリームから画像ビットストリーム位置に対応する画
像ビットストリームを分離する画像ビットストリーム分
離手段と、該画像ビットストリームに含まれる画像ヘッ
ダから画像開始位置を検出する画像開始位置検出手段
と、該画像開始位置の後に該画像ビットストリームに復
号開始時刻情報を挿入する復号開始時刻情報挿入手段
と、該復号開始時刻情報を含む画像ビットストリームを
記憶する画像記憶手段と、記憶された画像ビットストリ
ームを順次に読み出し、該画像ビットストリームに含ま
れる復号開始時刻情報に基づいて該画像記憶手段に記憶
された画像ビットストリームの読み出しを開始するよう
に制御する読出制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
上記課題を解決するため、符号化された画像データを含
むビットストリームを入力するとともに、該ビットスト
リームに含まれる基準時刻情報と復号開始時刻情報およ
び画像ビットストリームのタイミング位置にそれぞれ対
応する基準時刻位置と復号開始時刻位置および画像ビッ
トストリーム位置を入力して画像データの各フレームの
復号を開始する画像復号装置において、前記ビットスト
リームから復号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情
報を分離する復号開始時刻情報分離手段と、前記ビット
ストリームから画像ビットストリーム位置に対応する画
像ビットストリームを分離する画像ビットストリーム分
離手段と、該画像ビットストリームに含まれる画像ヘッ
ダから画像開始位置を検出する画像開始位置検出手段
と、該画像開始位置の後に該画像ビットストリームに復
号開始時刻情報を挿入する復号開始時刻情報挿入手段
と、該復号開始時刻情報を含む画像ビットストリームを
記憶する画像記憶手段と、記憶された画像ビットストリ
ームを順次に読み出し、該画像ビットストリームに含ま
れる復号開始時刻情報に基づいて該画像記憶手段に記憶
された画像ビットストリームの読み出しを開始するよう
に制御する読出制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0018】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、入力された前記ビットストリームから前記基準
時刻位置に対応する基準時刻情報を分離する基準時刻情
報分離手段と、基準時刻情報に基づいて基準時刻を計測
する基準時刻計測手段と、順次に読み出された画像ビッ
トストリームに含まれる復号開始時刻情報が計測された
前記基準時刻と一致した場合には、読み出し開始を表す
読出開始信号を発生する時刻比較手段と、を備えたこと
を特徴とする。
るため、入力された前記ビットストリームから前記基準
時刻位置に対応する基準時刻情報を分離する基準時刻情
報分離手段と、基準時刻情報に基づいて基準時刻を計測
する基準時刻計測手段と、順次に読み出された画像ビッ
トストリームに含まれる復号開始時刻情報が計測された
前記基準時刻と一致した場合には、読み出し開始を表す
読出開始信号を発生する時刻比較手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記復号開始時刻情報分離手段は、前記復号開
始時刻情報を一時保持するラッチと、入力された前記ビ
ットストリームから復号開始時刻位置に対応する復号開
始時刻情報を分離できなかった場合には、該ラッチに一
時保持された復号開始時刻情報に1フレーム分の時間を
表す1フレーム時間値を加算して新たな復号開始時刻情
報を算出する加算器と、を有することを特徴とする。
るため、前記復号開始時刻情報分離手段は、前記復号開
始時刻情報を一時保持するラッチと、入力された前記ビ
ットストリームから復号開始時刻位置に対応する復号開
始時刻情報を分離できなかった場合には、該ラッチに一
時保持された復号開始時刻情報に1フレーム分の時間を
表す1フレーム時間値を加算して新たな復号開始時刻情
報を算出する加算器と、を有することを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明では、入力されたビットス
トリームから復号開始時刻位置に対応する復号開始時刻
情報を復号開始時刻情報分離手段で分離し、ビットスト
リームから画像ビットストリーム位置に対応する画像ビ
ットストリームを画像ビットストリーム分離手段で分離
する。ここで、画像ビットストリームに含まれる画像ヘ
ッダから画像開始位置を画像開始位置検出手段で検出
し、この画像開始位置の後に画像ビットストリームに復
号開始時刻情報を復号開始時刻情報挿入手段で挿入す
る。次に、復号開始時刻情報を含む画像ビットストリー
ムを画像記憶手段に記憶する。
トリームから復号開始時刻位置に対応する復号開始時刻
情報を復号開始時刻情報分離手段で分離し、ビットスト
リームから画像ビットストリーム位置に対応する画像ビ
ットストリームを画像ビットストリーム分離手段で分離
する。ここで、画像ビットストリームに含まれる画像ヘ
ッダから画像開始位置を画像開始位置検出手段で検出
し、この画像開始位置の後に画像ビットストリームに復
号開始時刻情報を復号開始時刻情報挿入手段で挿入す
る。次に、復号開始時刻情報を含む画像ビットストリー
ムを画像記憶手段に記憶する。
【0021】一方、記憶された画像ビットストリームを
順次に読み出し、画像ビットストリームに含まれる復号
開始時刻情報に基づいて画像記憶手段に記憶された画像
ビットストリームの読み出しを開始するように読出制御
手段で制御するように構成するので、分離された画像ビ
ットストリーム中に復号開始時刻情報を多重化してバッ
ファメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に正確
に復号を開始するように制御できる。
順次に読み出し、画像ビットストリームに含まれる復号
開始時刻情報に基づいて画像記憶手段に記憶された画像
ビットストリームの読み出しを開始するように読出制御
手段で制御するように構成するので、分離された画像ビ
ットストリーム中に復号開始時刻情報を多重化してバッ
ファメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に正確
に復号を開始するように制御できる。
【0022】また、多重化ビットストリームと復号開始
時刻情報および当該ビデオストリームに対応するタイミ
ング位置を示すフラグ信号のみを入力するため、従来の
ように復号開始時刻情報を分離して装置に入力しなくて
も、より少ない本数の信号線を用いて制御することがで
き、LSIの小型化が容易にできる。請求項2記載の発
明では、請求項1記載の発明において、入力されたビッ
トストリームから基準時刻位置に対応する基準時刻情報
を基準時刻情報分離手段で分離し、基準時刻情報に基づ
いて基準時刻を基準時刻計測手段で計測する。ここで、
画像記憶手段から順次に読み出された画像ビットストリ
ームに含まれる復号開始時刻情報が計測されたこの基準
時刻と一致した場合には、読み出し開始を表す読出開始
信号を時刻比較手段で発生して読出制御手段に出力し、
画像記憶手段に記憶された画像ビットストリームの読み
出しを読出制御手段に開始させるように構成するので、
バッファメモリから読み出された復号開始時刻に基づい
て正確に復号を開始するように制御できる。
時刻情報および当該ビデオストリームに対応するタイミ
ング位置を示すフラグ信号のみを入力するため、従来の
ように復号開始時刻情報を分離して装置に入力しなくて
も、より少ない本数の信号線を用いて制御することがで
き、LSIの小型化が容易にできる。請求項2記載の発
明では、請求項1記載の発明において、入力されたビッ
トストリームから基準時刻位置に対応する基準時刻情報
を基準時刻情報分離手段で分離し、基準時刻情報に基づ
いて基準時刻を基準時刻計測手段で計測する。ここで、
画像記憶手段から順次に読み出された画像ビットストリ
ームに含まれる復号開始時刻情報が計測されたこの基準
時刻と一致した場合には、読み出し開始を表す読出開始
信号を時刻比較手段で発生して読出制御手段に出力し、
画像記憶手段に記憶された画像ビットストリームの読み
出しを読出制御手段に開始させるように構成するので、
バッファメモリから読み出された復号開始時刻に基づい
て正確に復号を開始するように制御できる。
【0023】また、多重化ビットストリームの基準時刻
情報に対応するタイミング位置を示すフラグ信号のみを
入力するため、従来のように基準時刻情報を分離して装
置に入力しなくても、より少ない本数の信号線を用いて
復号を開始するように制御することができ、LSIの小
型化が容易になる。請求項3記載の発明では、請求項1
記載の発明において、分離された復号開始時刻情報をラ
ッチで一時保持し、入力されたビットストリームから復
号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情報を分離でき
なかった場合には、ラッチに一時保持された復号開始時
刻情報に1フレーム分の時間を表す1フレーム時間値を
加算して新たな復号開始時刻情報を加算器で算出して復
号開始時刻情報挿入手段に出力する。次に、画像開始位
置の後に画像ビットストリームに復号開始時刻情報を復
号開始時刻情報挿入手段で挿入する。次に、復号開始時
刻情報を含む画像ビットストリームを画像記憶手段に記
憶するように構成するので、入力されたビットストリー
ム中に復号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情報が
なかった場合でも、新たな復号開始時刻情報を算出して
復号開始時刻情報として画像ビットストリーに挿入して
バッファメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に
正確に復号を開始するように制御できる。
情報に対応するタイミング位置を示すフラグ信号のみを
入力するため、従来のように基準時刻情報を分離して装
置に入力しなくても、より少ない本数の信号線を用いて
復号を開始するように制御することができ、LSIの小
型化が容易になる。請求項3記載の発明では、請求項1
記載の発明において、分離された復号開始時刻情報をラ
ッチで一時保持し、入力されたビットストリームから復
号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情報を分離でき
なかった場合には、ラッチに一時保持された復号開始時
刻情報に1フレーム分の時間を表す1フレーム時間値を
加算して新たな復号開始時刻情報を加算器で算出して復
号開始時刻情報挿入手段に出力する。次に、画像開始位
置の後に画像ビットストリームに復号開始時刻情報を復
号開始時刻情報挿入手段で挿入する。次に、復号開始時
刻情報を含む画像ビットストリームを画像記憶手段に記
憶するように構成するので、入力されたビットストリー
ム中に復号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情報が
なかった場合でも、新たな復号開始時刻情報を算出して
復号開始時刻情報として画像ビットストリーに挿入して
バッファメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に
正確に復号を開始するように制御できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、画像復号装置のシステム構成について説明
する。図1は本発明の一実施例であるデコーダのシステ
ム構成図である。図1に示すように、デコーダは、MP
EGシステムデコーダ1およびビデオデコーダ2から構
成されている。
する。まず、画像復号装置のシステム構成について説明
する。図1は本発明の一実施例であるデコーダのシステ
ム構成図である。図1に示すように、デコーダは、MP
EGシステムデコーダ1およびビデオデコーダ2から構
成されている。
【0025】システムストリームは、ビデオ素材やオー
ディオ素材等を符号化した後に、ネットワークや蓄積メ
ディア等の伝送媒体に伝送または記憶されたストリーム
である。このシステムストリームは、MPEGシステム
デコーダ1で所望のビデオストリーム、ビデオストリー
ムのタイミング位置に対応するビデオフラグやプログラ
ム時刻基準参照値PCRのタイミング位置に対応するP
CRフラグや復号時刻管理情報DTSのタイミング位置
に対応するビデオDTSフラグを含むタイミング情報1
01に復号される。次に、復号時刻になったときにビデ
オデコーダ2でビデオストリームの復号を開始し、再生
画像200に復号する。
ディオ素材等を符号化した後に、ネットワークや蓄積メ
ディア等の伝送媒体に伝送または記憶されたストリーム
である。このシステムストリームは、MPEGシステム
デコーダ1で所望のビデオストリーム、ビデオストリー
ムのタイミング位置に対応するビデオフラグやプログラ
ム時刻基準参照値PCRのタイミング位置に対応するP
CRフラグや復号時刻管理情報DTSのタイミング位置
に対応するビデオDTSフラグを含むタイミング情報1
01に復号される。次に、復号時刻になったときにビデ
オデコーダ2でビデオストリームの復号を開始し、再生
画像200に復号する。
【0026】次に、図2はMPEG2トランスポートパ
ケットのデータ構造を示す図である。図2に示すよう
に、まず、MPEG2トランスポートストリームは、1
88バイトの固定長トランスポートパケットによって多
重分離される。トランスポートパケットは、リンクヘッ
ダ部、アダプテーション・フィールドおよびペイロード
(情報)から構成される。
ケットのデータ構造を示す図である。図2に示すよう
に、まず、MPEG2トランスポートストリームは、1
88バイトの固定長トランスポートパケットによって多
重分離される。トランスポートパケットは、リンクヘッ
ダ部、アダプテーション・フィールドおよびペイロード
(情報)から構成される。
【0027】また、リンクヘッダ部は、同期バイト、誤
り表示、ユニット開始表示、トランスポート・パケット
・プライオリティ、プログラム識別子PID、スクラン
ブル制御、アダプテーション・フィールド制御および巡
回カウンタから構成される。なお、ペイロード(情報)
は再パケット化処理の対象である。さらに、アダプテー
ション・フィールドは、アダプテーション・フィールド
長、不連続表示、ランダム・アクセス表示、ストリーム
優先表示、5種類のフラグ、オプショナル・フィールド
およびスタッフィング・バイトから構成される。
り表示、ユニット開始表示、トランスポート・パケット
・プライオリティ、プログラム識別子PID、スクラン
ブル制御、アダプテーション・フィールド制御および巡
回カウンタから構成される。なお、ペイロード(情報)
は再パケット化処理の対象である。さらに、アダプテー
ション・フィールドは、アダプテーション・フィールド
長、不連続表示、ランダム・アクセス表示、ストリーム
優先表示、5種類のフラグ、オプショナル・フィールド
およびスタッフィング・バイトから構成される。
【0028】さらにまた、オプショナル・フィールド
は、プログラム時刻基準参照値PCR、OPCR/オリ
ジナル、スプライス・カウント・ダウン、トランスポー
ト・プライベート・データ長とデータおよびアダプテー
ション・フィールド拡張から構成される。次に、図3は
MPEG2・PESパケットのデータ構造を示す図であ
る。
は、プログラム時刻基準参照値PCR、OPCR/オリ
ジナル、スプライス・カウント・ダウン、トランスポー
ト・プライベート・データ長とデータおよびアダプテー
ション・フィールド拡張から構成される。次に、図3は
MPEG2・PESパケットのデータ構造を示す図であ
る。
【0029】PESパケットは、PESパケット開始コ
ード、ストリーム識別子ID、PESパケット長、オプ
ショナルPESヘッダおよびPESパケット・データ
(バイト)から構成される。また、オプショナルPES
ヘッダは、’10’、PESスクランブル制御、PES
プライオリティ、データ整列表示、コピー・ライト、オ
リジナル/コピー、7種類のフラグ、PESヘッダデー
タ長、拡張フィールドおよびスタッフィング・バイトか
ら構成される。
ード、ストリーム識別子ID、PESパケット長、オプ
ショナルPESヘッダおよびPESパケット・データ
(バイト)から構成される。また、オプショナルPES
ヘッダは、’10’、PESスクランブル制御、PES
プライオリティ、データ整列表示、コピー・ライト、オ
リジナル/コピー、7種類のフラグ、PESヘッダデー
タ長、拡張フィールドおよびスタッフィング・バイトか
ら構成される。
【0030】さらに、拡張フィールドは、PTS/DT
S、ESCR、ESレート、DSMトリックモード、付
加コピー情報、先行PES・CRC、5種類のフラグお
よび拡張フィールドから構成される。次に、図4はMP
EG2・PESパケットをトランスポート・パケットで
分割伝送する場合のデータ構造を示す図である。
S、ESCR、ESレート、DSMトリックモード、付
加コピー情報、先行PES・CRC、5種類のフラグお
よび拡張フィールドから構成される。次に、図4はMP
EG2・PESパケットをトランスポート・パケットで
分割伝送する場合のデータ構造を示す図である。
【0031】図3では、PESパケットのデータ構造を
示した。そこで、図4においては、PESパケットを複
数含むグループをトランスポート・パケットで分割伝送
する場合のデータ構造を説明する。図4に示すように、
1個のトランスポート・パケットは188バイト固定長
の比較的短いパケットであり、各トランスポート・パケ
ット間にはリンクヘッダとしてTS(Trnsport Stream
)ヘッダが付加されている。このように、複数のプロ
グラム(番組)から個々のストリームを分割してトラン
スポート・パケットを構成することで、比較的短い伝送
単位で時分割多重ができるようになる。
示した。そこで、図4においては、PESパケットを複
数含むグループをトランスポート・パケットで分割伝送
する場合のデータ構造を説明する。図4に示すように、
1個のトランスポート・パケットは188バイト固定長
の比較的短いパケットであり、各トランスポート・パケ
ット間にはリンクヘッダとしてTS(Trnsport Stream
)ヘッダが付加されている。このように、複数のプロ
グラム(番組)から個々のストリームを分割してトラン
スポート・パケットを構成することで、比較的短い伝送
単位で時分割多重ができるようになる。
【0032】次に、図5はMPEGシステムデコーダ1
のシステム構成を示す図である。図5に示すように、M
PEGシステムデコーダ1は、リンクヘッダ解析部5、
アダプテーションフィールド解析部6、PESパケット
ヘッダ解析/分離部7およびクロック再生PLL部8か
ら構成されている。入力されたシステムストリーム10
0はリンクヘッダ解析部5で、図2に示すリンクヘッダ
部を解析して同期回復を行うとともに、所望のPIDに
対応するパケットイネーブル信号を出力する。次に、入
力されたパケットイネーブル信号に基づいてアダプテー
ションフィールド解析部6で、図2に示すアダプテーシ
ョンフィールドを解析して所望のPIDに対応するパケ
ットのペイロードを得る。次に、入力されたパケットイ
ネーブル信号に基づいてPESパケットヘッダ解析/分
離部7で所望のパケットのペイロード中に多重化された
システムストリーム100を出力する。ここで、ビデオ
ストリーム100とオーディオストリームを同期させる
ために、PESパケットヘッダ解析/分離部7は、多重
化位置情報101としてビデオフラグやオーディオフラ
グやビデオDTSフラグやオーディオDTSフラグやP
CRフラグを出力する。クロック再生PLL部8は、ア
ダプテーションフィールド解析部6で解析されたPCR
に基づいて27MHZ のクロックを再生する。
のシステム構成を示す図である。図5に示すように、M
PEGシステムデコーダ1は、リンクヘッダ解析部5、
アダプテーションフィールド解析部6、PESパケット
ヘッダ解析/分離部7およびクロック再生PLL部8か
ら構成されている。入力されたシステムストリーム10
0はリンクヘッダ解析部5で、図2に示すリンクヘッダ
部を解析して同期回復を行うとともに、所望のPIDに
対応するパケットイネーブル信号を出力する。次に、入
力されたパケットイネーブル信号に基づいてアダプテー
ションフィールド解析部6で、図2に示すアダプテーシ
ョンフィールドを解析して所望のPIDに対応するパケ
ットのペイロードを得る。次に、入力されたパケットイ
ネーブル信号に基づいてPESパケットヘッダ解析/分
離部7で所望のパケットのペイロード中に多重化された
システムストリーム100を出力する。ここで、ビデオ
ストリーム100とオーディオストリームを同期させる
ために、PESパケットヘッダ解析/分離部7は、多重
化位置情報101としてビデオフラグやオーディオフラ
グやビデオDTSフラグやオーディオDTSフラグやP
CRフラグを出力する。クロック再生PLL部8は、ア
ダプテーションフィールド解析部6で解析されたPCR
に基づいて27MHZ のクロックを再生する。
【0033】次に、図6はPESパケットヘッダ解析/
分離部7が多重化位置情報101を出力するタイミング
チャートを示す図である。図6に示すように、PESパ
ケットヘッダ解析/分離部7は、同期バイト以降のPC
RやDTS等を解析して多重化位置情報101としてビ
デオフラグやビデオDTSフラグやPCRフラグを出力
する。
分離部7が多重化位置情報101を出力するタイミング
チャートを示す図である。図6に示すように、PESパ
ケットヘッダ解析/分離部7は、同期バイト以降のPC
RやDTS等を解析して多重化位置情報101としてビ
デオフラグやビデオDTSフラグやPCRフラグを出力
する。
【0034】次に、図7は本発明に係る画像復号装置1
0のシステム構成を示す図である。図7に示すように、
画像復号装置10は、バッファメモリ制御部11、バッ
ファメモリ12、STCカウンタ部13、可変長復号器
14、スキャン変換器15、逆量子化器16、逆DCT
部17、動き補償画像再生部18および予測フレームメ
モリ19から構成される。
0のシステム構成を示す図である。図7に示すように、
画像復号装置10は、バッファメモリ制御部11、バッ
ファメモリ12、STCカウンタ部13、可変長復号器
14、スキャン変換器15、逆量子化器16、逆DCT
部17、動き補償画像再生部18および予測フレームメ
モリ19から構成される。
【0035】バッファメモリ制御部11は、多重化ビッ
トストリーム100を多重化位置情報101に基づいて
バッファメモリ12に順次に蓄積するとともに、バッフ
ァメモリ12に蓄積されたビットストリーム102を順
次に読み出す制御を行う。バッファメモリ12は、ビッ
トストリーム102を順次に蓄積するとともに、蓄積さ
れたビットストリーム102を先入先出順に出力する。
トストリーム100を多重化位置情報101に基づいて
バッファメモリ12に順次に蓄積するとともに、バッフ
ァメモリ12に蓄積されたビットストリーム102を順
次に読み出す制御を行う。バッファメモリ12は、ビッ
トストリーム102を順次に蓄積するとともに、蓄積さ
れたビットストリーム102を先入先出順に出力する。
【0036】可変長復号器14は、バッファメモリ12
から読み出された可変長符号化された画像データまたは
固定長符号化された画像データを可変長復号する。スキ
ャン変換器15は、復号された画像データの順序を並び
換える。逆量子化器16は、順序を並び換えられた画像
データを逆量子化してDCT係数を復元する。逆DCT
部17は、DCT係数を逆離散コサイン変換する。
から読み出された可変長符号化された画像データまたは
固定長符号化された画像データを可変長復号する。スキ
ャン変換器15は、復号された画像データの順序を並び
換える。逆量子化器16は、順序を並び換えられた画像
データを逆量子化してDCT係数を復元する。逆DCT
部17は、DCT係数を逆離散コサイン変換する。
【0037】動き補償画像再生部18は、フレーム間差
分データを入力した場合は、参照データを予測フレーム
メモリ19から読み出し、入力データと加算した後に、
再生画像を予測フレームメモリ19に書き込み、再生画
像200を出力する。一方、フレーム内で符号化された
データを入力した場合は、入力データをそのまま予測フ
レームメモリ19に書き込み、再生画像200を出力す
る。
分データを入力した場合は、参照データを予測フレーム
メモリ19から読み出し、入力データと加算した後に、
再生画像を予測フレームメモリ19に書き込み、再生画
像200を出力する。一方、フレーム内で符号化された
データを入力した場合は、入力データをそのまま予測フ
レームメモリ19に書き込み、再生画像200を出力す
る。
【0038】予測フレームメモリ19は、動き補償画像
再生部18でフレーム間差分データと予測フレームメモ
リ19から読み出した参照データを加算した結果として
の再生画像200を記憶するとともに、フレーム内で符
号化された画像データをそのまま記憶する。 (実施例1)本実施例(請求項1,2)は図7で説明し
た画像復号装置10に適用することができる。本実施例
では、本発明(請求項1,2)の特徴部分を具体的に説
明する。
再生部18でフレーム間差分データと予測フレームメモ
リ19から読み出した参照データを加算した結果として
の再生画像200を記憶するとともに、フレーム内で符
号化された画像データをそのまま記憶する。 (実施例1)本実施例(請求項1,2)は図7で説明し
た画像復号装置10に適用することができる。本実施例
では、本発明(請求項1,2)の特徴部分を具体的に説
明する。
【0039】図8は本発明に係る画像復号装置10のバ
ッファメモリ制御部11およびSTCカウンタ部13の
ブロック構成図である。図8に示すように、STCカウ
ンタ部13は、PCR分離部21およびSTCカウンタ
22から構成される。PCR分離部21は、PESパケ
ットヘッダ解析/分離部7から出力されたPCRフラグ
に基づいて多重化ビットストリーム100中に多重化さ
れたプログラム時刻基準参照値PCRを分離した後に、
分離されたプログラム時刻基準参照値PCRをSTCカ
ウンタ22にロードする。
ッファメモリ制御部11およびSTCカウンタ部13の
ブロック構成図である。図8に示すように、STCカウ
ンタ部13は、PCR分離部21およびSTCカウンタ
22から構成される。PCR分離部21は、PESパケ
ットヘッダ解析/分離部7から出力されたPCRフラグ
に基づいて多重化ビットストリーム100中に多重化さ
れたプログラム時刻基準参照値PCRを分離した後に、
分離されたプログラム時刻基準参照値PCRをSTCカ
ウンタ22にロードする。
【0040】STCカウンタ22は、300進の9ビッ
トカウンタと33ビットカウンタによって構成される。
9ビットカウンタは、27MHZクロックをカウントアッ
プして300に達した時に90KHZのトリガクロックを
33ビットカウンタに出力する。33ビットカウンタ
は、PCR分離部21からロードされたプログラム時刻
基準参照値PCRにプリセットされた後に、90KHZの
クロックでカウントアップされる。このように、STC
カウンタ部13は、基準時刻STC値を計測してSTC
/DTS比較部38に出力する。なお、PCR値が多重
化ビットストリーム100中に含まれてない場合には、
STCカウンタ部13は自走するものとする。また、D
TS値は90KHZ単位に設定された値であるため、デコ
ーダ中のカウンタは90KHZのカウンタを用いることが
できる。さらに、このカウンタはMPEGシステムデコ
ーダ1の内部に設けてもよい。
トカウンタと33ビットカウンタによって構成される。
9ビットカウンタは、27MHZクロックをカウントアッ
プして300に達した時に90KHZのトリガクロックを
33ビットカウンタに出力する。33ビットカウンタ
は、PCR分離部21からロードされたプログラム時刻
基準参照値PCRにプリセットされた後に、90KHZの
クロックでカウントアップされる。このように、STC
カウンタ部13は、基準時刻STC値を計測してSTC
/DTS比較部38に出力する。なお、PCR値が多重
化ビットストリーム100中に含まれてない場合には、
STCカウンタ部13は自走するものとする。また、D
TS値は90KHZ単位に設定された値であるため、デコ
ーダ中のカウンタは90KHZのカウンタを用いることが
できる。さらに、このカウンタはMPEGシステムデコ
ーダ1の内部に設けてもよい。
【0041】また、図8に示すように、バッファメモリ
制御部11は、ビデオストリーム分離部31、書込ヘッ
ダ解析部32、DTS分離部34、DTS多重部33、
書込制御部35、読出制御部36、読出ヘッダ解析部3
7およびSTC/DTS比較部38から構成される。ビ
デオストリーム分離部31は、PESパケットヘッダ解
析/分離部7から出力されたビデオフラグに基づいて多
重化ビットストリーム100中に多重化された当該ビデ
オストリームを分離した後に、分離されたビデオストリ
ームを書込ヘッダ解析部32に出力する。
制御部11は、ビデオストリーム分離部31、書込ヘッ
ダ解析部32、DTS分離部34、DTS多重部33、
書込制御部35、読出制御部36、読出ヘッダ解析部3
7およびSTC/DTS比較部38から構成される。ビ
デオストリーム分離部31は、PESパケットヘッダ解
析/分離部7から出力されたビデオフラグに基づいて多
重化ビットストリーム100中に多重化された当該ビデ
オストリームを分離した後に、分離されたビデオストリ
ームを書込ヘッダ解析部32に出力する。
【0042】書込ヘッダ解析部32は、ビデオストリー
ム分離部31で分離されたビデオストリームを解析して
ピクチャヘッダに対応するヘッダフラグを発生してDT
S多重部33に引き渡すとともに、入力されたビデオス
トリームをDTS多重部33に引き渡す。DTS分離部
34は、PESパケットヘッダ解析/分離部7から出力
されたビデオDTSフラグに基づいて多重化ビットスト
リーム100中に多重化された復号時刻管理情報DTS
値を分離して保持し、分離された復号時刻管理情報DT
S値をDTS多重部33に引き渡す。
ム分離部31で分離されたビデオストリームを解析して
ピクチャヘッダに対応するヘッダフラグを発生してDT
S多重部33に引き渡すとともに、入力されたビデオス
トリームをDTS多重部33に引き渡す。DTS分離部
34は、PESパケットヘッダ解析/分離部7から出力
されたビデオDTSフラグに基づいて多重化ビットスト
リーム100中に多重化された復号時刻管理情報DTS
値を分離して保持し、分離された復号時刻管理情報DT
S値をDTS多重部33に引き渡す。
【0043】DTS多重部33は、書込ヘッダ解析部3
2で発生されたヘッダフラグの後部位置に対応するタイ
ミングで、入力されたビデオストリーム中に復号時刻管
理情報DTS値を多重化して書込制御部35に引き渡
す。書込制御部35は、ビットストリーム102を順次
にバッファメモリ12に書き込む。
2で発生されたヘッダフラグの後部位置に対応するタイ
ミングで、入力されたビデオストリーム中に復号時刻管
理情報DTS値を多重化して書込制御部35に引き渡
す。書込制御部35は、ビットストリーム102を順次
にバッファメモリ12に書き込む。
【0044】読出制御部36は、バッファメモリ12に
書き込まれたビットストリーム102を先入先出順に順
次に読み出す。なお、読出ヘッダ解析部37から読出中
断信号を入力した場合には、読出制御部36はバッファ
メモリ12からのビットストリーム102の読み出しを
中断する。また、STC/DTS比較部38から復号開
始信号を入力した場合には、読出制御部36はバッファ
メモリ12からビットストリームの読み出しを開始す
る。
書き込まれたビットストリーム102を先入先出順に順
次に読み出す。なお、読出ヘッダ解析部37から読出中
断信号を入力した場合には、読出制御部36はバッファ
メモリ12からのビットストリーム102の読み出しを
中断する。また、STC/DTS比較部38から復号開
始信号を入力した場合には、読出制御部36はバッファ
メモリ12からビットストリームの読み出しを開始す
る。
【0045】読出ヘッダ解析部37は、バッファメモリ
12から読出制御部36を介して読み出されたビットス
トリーム102のピクチャヘッダ後の復号時刻管理情報
DTSを検出た後に、読出中断信号を読出制御部36に
出力してバッファメモリ12からビットストリーム10
2の読み出しを中断させる。次に、読出ヘッダ解析部3
7は復号時刻管理情報DTSを解析して復号時刻管理情
報DTS値をSTC/DTS比較部38に出力する。
12から読出制御部36を介して読み出されたビットス
トリーム102のピクチャヘッダ後の復号時刻管理情報
DTSを検出た後に、読出中断信号を読出制御部36に
出力してバッファメモリ12からビットストリーム10
2の読み出しを中断させる。次に、読出ヘッダ解析部3
7は復号時刻管理情報DTSを解析して復号時刻管理情
報DTS値をSTC/DTS比較部38に出力する。
【0046】STC/DTS比較部38は、読出ヘッダ
解析部37で解析された復号時刻管理情報DTS値とS
TCカウンタ部13から出力される基準時刻STC値と
を比較して一致した場合には、復号開始信号を読出制御
部36に出力してバッファメモリ12からビットストリ
ーム102の読み出しを開始させる。以下、図8を用い
て本発明に係る画像復号装置の動作を説明する。
解析部37で解析された復号時刻管理情報DTS値とS
TCカウンタ部13から出力される基準時刻STC値と
を比較して一致した場合には、復号開始信号を読出制御
部36に出力してバッファメモリ12からビットストリ
ーム102の読み出しを開始させる。以下、図8を用い
て本発明に係る画像復号装置の動作を説明する。
【0047】まず、PESパケットヘッダ解析/分離部
7から出力されたビデオフラグに基づいて多重化ビット
ストリーム100中に多重化されたビデオストリームを
ビデオストリーム分離部31で分離し、このビデオスト
リームを解析してピクチャヘッダに対応するヘッダフラ
グを書込ヘッダ解析部32で発生するとともに、書込ヘ
ッダ解析部32は入力されたビデオストリームをDTS
多重部33に引き渡す。一方、PESパケットヘッダ解
析/分離部7から出力されたビデオDTSフラグに基づ
いて多重化ビットストリーム100中に多重化された復
号時刻管理情報DTSをDTS分離部34で分離し、こ
の復号時刻管理情報DTSをDTS多重部33に引き渡
す。
7から出力されたビデオフラグに基づいて多重化ビット
ストリーム100中に多重化されたビデオストリームを
ビデオストリーム分離部31で分離し、このビデオスト
リームを解析してピクチャヘッダに対応するヘッダフラ
グを書込ヘッダ解析部32で発生するとともに、書込ヘ
ッダ解析部32は入力されたビデオストリームをDTS
多重部33に引き渡す。一方、PESパケットヘッダ解
析/分離部7から出力されたビデオDTSフラグに基づ
いて多重化ビットストリーム100中に多重化された復
号時刻管理情報DTSをDTS分離部34で分離し、こ
の復号時刻管理情報DTSをDTS多重部33に引き渡
す。
【0048】ここで、書込ヘッダ解析部32で発生され
たヘッダフラグの後部位置に対応するタイミングで、入
力されたビデオストリーム中に復号時刻管理情報DTS
をDTS多重部33で多重化し、次に、書込制御部35
でビットストリーム102を順次にバッファメモリ12
に書き込む。一方、バッファメモリ12に書き込まれた
ビットストリーム102を読出制御部36で先入先出順
に順次に読み出し、読み出されたビットストリーム10
2のピクチャヘッダ後の復号時刻管理情報DTSを読出
ヘッダ解析部37で検出した場合には、読出中断信号を
読出制御部36に出力してバッファメモリ12からビッ
トストリーム102の読み出しを中断させる。次に、読
出ヘッダ解析部37は復号時刻管理情報DTSを解析し
て復号時刻管理情報DTS値をSTC/DTS比較部3
8に出力する。
たヘッダフラグの後部位置に対応するタイミングで、入
力されたビデオストリーム中に復号時刻管理情報DTS
をDTS多重部33で多重化し、次に、書込制御部35
でビットストリーム102を順次にバッファメモリ12
に書き込む。一方、バッファメモリ12に書き込まれた
ビットストリーム102を読出制御部36で先入先出順
に順次に読み出し、読み出されたビットストリーム10
2のピクチャヘッダ後の復号時刻管理情報DTSを読出
ヘッダ解析部37で検出した場合には、読出中断信号を
読出制御部36に出力してバッファメモリ12からビッ
トストリーム102の読み出しを中断させる。次に、読
出ヘッダ解析部37は復号時刻管理情報DTSを解析し
て復号時刻管理情報DTS値をSTC/DTS比較部3
8に出力する。
【0049】ここで、STC/DTS比較部38は、読
出ヘッダ解析部37で解析された復号時刻管理情報DT
S値とSTCカウンタ部13から出力される基準時刻S
TC値とを比較して一致した場合には、復号開始信号を
読出制御部36に出力してバッファメモリ12からビッ
トストリーム102の読み出しを開始させる。このよう
に、本実施例(請求項1)では、入力されたビットスト
リームから復号開始時刻位置であるDTSフラグに対応
する復号開始時刻情報DTS値をDTS分離部34(復
号開始時刻情報分離手段)で分離し、ビットストリーム
から画像ビットストリーム位置であるビデオフラグに対
応する画像ビットストリームをビデオストリーム分離部
31(画像ビットストリーム分離手段)で分離する。こ
こで、画像ビットストリームに含まれる画像ヘッダから
画像開始位置を書込ヘッダ解析部32(画像開始位置検
出手段)で検出し、この画像開始位置の後に画像ビット
ストリームに復号開始時刻情報DTS値をDTS多重部
33(復号開始時刻情報挿入手段)で挿入する。次に、
復号開始時刻情報DTS値を含む画像ビットストリーム
をバッファメモリ12(画像記憶手段)に記憶する。
出ヘッダ解析部37で解析された復号時刻管理情報DT
S値とSTCカウンタ部13から出力される基準時刻S
TC値とを比較して一致した場合には、復号開始信号を
読出制御部36に出力してバッファメモリ12からビッ
トストリーム102の読み出しを開始させる。このよう
に、本実施例(請求項1)では、入力されたビットスト
リームから復号開始時刻位置であるDTSフラグに対応
する復号開始時刻情報DTS値をDTS分離部34(復
号開始時刻情報分離手段)で分離し、ビットストリーム
から画像ビットストリーム位置であるビデオフラグに対
応する画像ビットストリームをビデオストリーム分離部
31(画像ビットストリーム分離手段)で分離する。こ
こで、画像ビットストリームに含まれる画像ヘッダから
画像開始位置を書込ヘッダ解析部32(画像開始位置検
出手段)で検出し、この画像開始位置の後に画像ビット
ストリームに復号開始時刻情報DTS値をDTS多重部
33(復号開始時刻情報挿入手段)で挿入する。次に、
復号開始時刻情報DTS値を含む画像ビットストリーム
をバッファメモリ12(画像記憶手段)に記憶する。
【0050】一方、記憶された画像ビットストリームを
順次に読み出し、画像ビットストリームに含まれる復号
開始時刻情報DTS値に基づいてバッファメモリ12
(画像記憶手段)に記憶された画像ビットストリームの
読み出しを開始するように読出制御部36(読出制御手
段)で制御するように構成するので、分離された画像ビ
ットストリーム中に復号開始時刻情報DTS値を多重化
でき、バッファメモリに書き込むことができ、復号開始
時刻に正確に復号を開始するように制御できる。
順次に読み出し、画像ビットストリームに含まれる復号
開始時刻情報DTS値に基づいてバッファメモリ12
(画像記憶手段)に記憶された画像ビットストリームの
読み出しを開始するように読出制御部36(読出制御手
段)で制御するように構成するので、分離された画像ビ
ットストリーム中に復号開始時刻情報DTS値を多重化
でき、バッファメモリに書き込むことができ、復号開始
時刻に正確に復号を開始するように制御できる。
【0051】また、多重化ビットストリームと復号開始
時刻情報および当該ビデオストリームに対応するタイミ
ング位置を示すフラグ信号のみを入力するため、従来の
ように復号開始時刻情報を分離して装置に入力しなくて
も、より少ない本数の信号線を用いて制御することがで
き、LSIの小型化が容易になる。このように、本実施
例(請求項2)では、入力されたビットストリームから
基準時刻位置であるPCRフラグに対応する基準時刻情
報PCR値をPCR分離部21(基準時刻情報分離手
段)で分離し、基準時刻情報PCR値に基づいて基準時
刻STCをSTCカウンタ22(基準時刻計測手段)で
計測する。ここで、バッファメモリ12(画像記憶手
段)から順次に読み出された画像ビットストリームに含
まれる復号開始時刻情報DTS値が計測されたこの基準
時刻STC値と一致した場合には、読み出し開始を表す
読出開始信号である復号開始信号をSTC/DTS比較
部38(時刻比較手段)で発生して読出制御部36(読
出制御手段)に出力し、バッファメモリ12(画像記憶
手段)に記憶された画像ビットストリームの読み出しを
読出制御部36(読出制御手段)に開始させるように構
成するので、バッファメモリから読み出された復号開始
時刻DTS値に基づいて正確に復号を開始するように制
御できる。
時刻情報および当該ビデオストリームに対応するタイミ
ング位置を示すフラグ信号のみを入力するため、従来の
ように復号開始時刻情報を分離して装置に入力しなくて
も、より少ない本数の信号線を用いて制御することがで
き、LSIの小型化が容易になる。このように、本実施
例(請求項2)では、入力されたビットストリームから
基準時刻位置であるPCRフラグに対応する基準時刻情
報PCR値をPCR分離部21(基準時刻情報分離手
段)で分離し、基準時刻情報PCR値に基づいて基準時
刻STCをSTCカウンタ22(基準時刻計測手段)で
計測する。ここで、バッファメモリ12(画像記憶手
段)から順次に読み出された画像ビットストリームに含
まれる復号開始時刻情報DTS値が計測されたこの基準
時刻STC値と一致した場合には、読み出し開始を表す
読出開始信号である復号開始信号をSTC/DTS比較
部38(時刻比較手段)で発生して読出制御部36(読
出制御手段)に出力し、バッファメモリ12(画像記憶
手段)に記憶された画像ビットストリームの読み出しを
読出制御部36(読出制御手段)に開始させるように構
成するので、バッファメモリから読み出された復号開始
時刻DTS値に基づいて正確に復号を開始するように制
御できる。
【0052】また、多重化ビットストリームの基準時刻
PCR値に対応するタイミング位置を示すフラグ信号の
みを入力するため、従来のように基準時刻情報PCR値
を分離して装置に入力しなくても、より少ない本数の信
号線を用いて復号を開始するように制御することがで
き、LSIの小型化が容易になる。なお、本実施例にお
いては、STCカウンタ部13をビデオデコーダ2に設
けているが、MPEGシステムデコーダ1の内部に設け
て基準時刻STC値をビデオデコーダ2に送ってもよ
い。
PCR値に対応するタイミング位置を示すフラグ信号の
みを入力するため、従来のように基準時刻情報PCR値
を分離して装置に入力しなくても、より少ない本数の信
号線を用いて復号を開始するように制御することがで
き、LSIの小型化が容易になる。なお、本実施例にお
いては、STCカウンタ部13をビデオデコーダ2に設
けているが、MPEGシステムデコーダ1の内部に設け
て基準時刻STC値をビデオデコーダ2に送ってもよ
い。
【0053】(実施例2)本実施例(請求項3)も実施
例1と同様図7で説明した画像復号装置10適用するこ
とができる。本実施例では、本発明(請求項3)の特徴
部分を具体的に説明する。図9は本発明に係る画像復号
装置10のバッファメモリ制御部11のDTS分離部3
4およびDTS多重部33のブロック構成図である。
例1と同様図7で説明した画像復号装置10適用するこ
とができる。本実施例では、本発明(請求項3)の特徴
部分を具体的に説明する。図9は本発明に係る画像復号
装置10のバッファメモリ制御部11のDTS分離部3
4およびDTS多重部33のブロック構成図である。
【0054】図9に示すように、DTS分離部34は、
S/P変換部41、セレクタ42、ラッチ43、ORゲ
ート44および加算器45から構成される。S/P変換
部41は、PESパケットヘッダ解析/分離部7から出
力されたビデオDTSフラグに基づいて多重化ビットス
トリーム100中に多重化された復号時刻管理情報DT
S値をシリアル/パラレル変換して分離して保持する。
S/P変換部41、セレクタ42、ラッチ43、ORゲ
ート44および加算器45から構成される。S/P変換
部41は、PESパケットヘッダ解析/分離部7から出
力されたビデオDTSフラグに基づいて多重化ビットス
トリーム100中に多重化された復号時刻管理情報DT
S値をシリアル/パラレル変換して分離して保持する。
【0055】セレクタ42は、PESパケットヘッダ解
析/分離部7から出力されたビデオDTSフラグに基づ
いてS/P変換部41から出力された復号時刻管理情報
DTS値を選択する一方、ビデオDTSフラグがないタ
イミングのときには、加算器45によって加算されたD
TS加算値を選択する。ラッチ43は、セレクタ42で
選択された選択値をビデオDTSフラグまたはDTS多
重部33から出力される多重完了信号の終端エッジでD
TS値を保持するとともに、DTS値をDTS多重部に
出力する。
析/分離部7から出力されたビデオDTSフラグに基づ
いてS/P変換部41から出力された復号時刻管理情報
DTS値を選択する一方、ビデオDTSフラグがないタ
イミングのときには、加算器45によって加算されたD
TS加算値を選択する。ラッチ43は、セレクタ42で
選択された選択値をビデオDTSフラグまたはDTS多
重部33から出力される多重完了信号の終端エッジでD
TS値を保持するとともに、DTS値をDTS多重部に
出力する。
【0056】ORゲート44は、ビデオDTSフラグま
たは多重完了信号をラッチ43に出力する。加算器45
は、1フレームの時間’33msec’を90KHZ ク
ロックで表した1フレーム時間値とラッチ43で保持さ
れたDTS値を加算し、DTS加算値としてセレクタ4
2に出力する。
たは多重完了信号をラッチ43に出力する。加算器45
は、1フレームの時間’33msec’を90KHZ ク
ロックで表した1フレーム時間値とラッチ43で保持さ
れたDTS値を加算し、DTS加算値としてセレクタ4
2に出力する。
【0057】以下、図9を用いて本発明に係る画像復号
装置の動作を説明する。PESパケットヘッダ解析/分
離部7から出力されたビデオDTSフラグに基づいて多
重化ビットストリーム100中に多重化された復号時刻
管理情報DTS値をS/P変換部41でシリアル/パラ
レル変換して分離して保持する。ここで、PESパケッ
トヘッダ解析/分離部7から出力されたビデオDTSフ
ラグがある場合には、S/P変換部41から出力された
復号時刻管理情報DTS値をセレクタ42で選択し、選
択されたDTS値をラッチ43で保持し、このDTS値
をDTS多重部に出力する。
装置の動作を説明する。PESパケットヘッダ解析/分
離部7から出力されたビデオDTSフラグに基づいて多
重化ビットストリーム100中に多重化された復号時刻
管理情報DTS値をS/P変換部41でシリアル/パラ
レル変換して分離して保持する。ここで、PESパケッ
トヘッダ解析/分離部7から出力されたビデオDTSフ
ラグがある場合には、S/P変換部41から出力された
復号時刻管理情報DTS値をセレクタ42で選択し、選
択されたDTS値をラッチ43で保持し、このDTS値
をDTS多重部に出力する。
【0058】一方、PESパケットヘッダ解析/分離部
7からビデオDTSフラグが出力されない場合には、1
フレームの時間を表す1フレーム時間値とラッチ43で
保持されたDTS値が加算器45で加算され、このDT
S加算値をセレクタ42を介してラッチ43に出力す
る。ここで、ラッチ43は、DTS多重部33から出力
される多重完了信号の終端エッジでDTS加算値を保持
するとともに、DTS値をDTS多重部に出力する。こ
のように、本実施例(請求項3)では、分離された復号
開始時刻情報DTS値をラッチ43で一時保持し、入力
されたビットストリームから復号開始時刻位置であるD
TSフラグに対応する復号開始時刻情報DTS値を分離
できなかった場合には、ラッチ43に一時保持された復
号開始時刻情報DTS値に1フレーム分の時間を表す1
フレーム時間値を加算して新たな復号開始時刻情報DT
S値を加算器45で算出して(復号開始時刻情報挿入手
段)に出力する。次に、画像開始位置の後に画像ビット
ストリームに復号開始時刻情報DTS値をDTS多重部
33(復号開始時刻情報挿入手段)で挿入する。次に、
復号開始時刻情報を含む画像ビットストリームをバッフ
ァメモリ12(画像記憶手段)に記憶するように構成す
るので、入力されたビットストリーム中に復号開始時刻
位置に対応する復号開始時刻情報がなかった場合でも、
新たな復号開始時刻情報DTS値を算出して復号開始時
刻情報DTS値として画像ビットストリーに挿入してバ
ッファメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に正
確に復号を開始するように制御できる。
7からビデオDTSフラグが出力されない場合には、1
フレームの時間を表す1フレーム時間値とラッチ43で
保持されたDTS値が加算器45で加算され、このDT
S加算値をセレクタ42を介してラッチ43に出力す
る。ここで、ラッチ43は、DTS多重部33から出力
される多重完了信号の終端エッジでDTS加算値を保持
するとともに、DTS値をDTS多重部に出力する。こ
のように、本実施例(請求項3)では、分離された復号
開始時刻情報DTS値をラッチ43で一時保持し、入力
されたビットストリームから復号開始時刻位置であるD
TSフラグに対応する復号開始時刻情報DTS値を分離
できなかった場合には、ラッチ43に一時保持された復
号開始時刻情報DTS値に1フレーム分の時間を表す1
フレーム時間値を加算して新たな復号開始時刻情報DT
S値を加算器45で算出して(復号開始時刻情報挿入手
段)に出力する。次に、画像開始位置の後に画像ビット
ストリームに復号開始時刻情報DTS値をDTS多重部
33(復号開始時刻情報挿入手段)で挿入する。次に、
復号開始時刻情報を含む画像ビットストリームをバッフ
ァメモリ12(画像記憶手段)に記憶するように構成す
るので、入力されたビットストリーム中に復号開始時刻
位置に対応する復号開始時刻情報がなかった場合でも、
新たな復号開始時刻情報DTS値を算出して復号開始時
刻情報DTS値として画像ビットストリーに挿入してバ
ッファメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に正
確に復号を開始するように制御できる。
【0059】なお、上記各実施例では、MPEG2のト
ランスポートストリーム上の多重化ビットストリームを
用いた場合について述べたが、本発明はトランスポート
ストリームに限られることなく、プログラムストリーム
やパケット化エレメンタリストリーム(PES)を用い
た場合にも同様にして適応できる。
ランスポートストリーム上の多重化ビットストリームを
用いた場合について述べたが、本発明はトランスポート
ストリームに限られることなく、プログラムストリーム
やパケット化エレメンタリストリーム(PES)を用い
た場合にも同様にして適応できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、分離された画像ビット
ストリーム中に復号開始時刻情報を多重化でき、バッフ
ァメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に正確に
復号を開始するように制御できる。また、多重化ビット
ストリームと復号開始時刻情報および当該ビデオストリ
ームに対応するタイミング位置を示すフラグ信号のみを
入力するため、従来のように復号開始時刻情報を分離し
て装置に入力しなくても、より少ない本数の信号線を用
いて制御することができ、LSIの小型化が容易にな
る。
ストリーム中に復号開始時刻情報を多重化でき、バッフ
ァメモリに書き込むことができ、復号開始時刻に正確に
復号を開始するように制御できる。また、多重化ビット
ストリームと復号開始時刻情報および当該ビデオストリ
ームに対応するタイミング位置を示すフラグ信号のみを
入力するため、従来のように復号開始時刻情報を分離し
て装置に入力しなくても、より少ない本数の信号線を用
いて制御することができ、LSIの小型化が容易にな
る。
【図1】本発明の一実施例であるデコーダのシステム構
成図である。
成図である。
【図2】MPEG2トランスポートパケットのデータ構
造を示す図である。
造を示す図である。
【図3】MPEG2・PESパケットのデータ構造を示
す図である。
す図である。
【図4】MPEG2・PESパケットをトランスポート
・パケットで分割伝送する場合のデータ構造を示す図で
ある。
・パケットで分割伝送する場合のデータ構造を示す図で
ある。
【図5】MPEGシステムデコーダ1のシステム構成を
示す図である。
示す図である。
【図6】PESパケットヘッダ解析/分離部7が多重化
位置情報101を出力するタイミングチャートを示す図
である。
位置情報101を出力するタイミングチャートを示す図
である。
【図7】本発明に係る画像復号装置10のシステム構成
を示す図である。
を示す図である。
【図8】本発明に係る画像復号装置10のバッファメモ
リ制御部11およびSTCカウンタ部13のブロック構
成図である。
リ制御部11およびSTCカウンタ部13のブロック構
成図である。
【図9】本発明に係る画像復号装置10のバッファメモ
リ制御部11のDTS分離部34およびDTS多重部3
3のブロック構成図である。
リ制御部11のDTS分離部34およびDTS多重部3
3のブロック構成図である。
【図10】従来のMPEG2が搭載されたデコーダを示
す図である。
す図である。
【図11】従来のMPEGシステムデコーダ51のシス
テム構成を示す図である
テム構成を示す図である
【図12】従来のビデオデコーダ52に適応する画像復
号装置70のシステム構成を示す図である。
号装置70のシステム構成を示す図である。
【図13】従来の画像復号装置のバッファメモリ制御部
71の構成を示す図である。
71の構成を示す図である。
1 MPEGシステムデコーダ 2 ビデオデコーダ 5 リンクヘッダ解析部 6 アダプテーションフィールド解析部 7 PESパケットヘッダ解析/分離部 8 クロック再生PLL部 10 画像復号装置 11 バッファメモリ制御部 12 バッファメモリ 13 STCカウンタ部 14 可変長復号器 15 スキャン変換器 16 逆量子化器 17 逆DCT部 18 動き補償画像再生部 19 予測フレームメモリ19 21 PCR分離部 22 STCカウンタ 31 ビデオストリーム分離部 32 書込ヘッダ解析部 33 DTS多重部 34 DTS分離部 35 書込制御部 36 読出制御部 37 読出ヘッダ解析部 38 STC/DTS比較部 41 S/P変換部 42 セレクタ 43 ラッチ 44 ORゲート 45 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 茂 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 後藤 勝巳 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 永井 律彦 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 川村 嘉郁 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 西塔 隆二 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68
Claims (3)
- 【請求項1】符号化された画像データを含むビットスト
リームを入力するとともに、該ビットストリームに含ま
れる基準時刻情報と復号開始時刻情報および画像ビット
ストリームのタイミング位置にそれぞれ対応する基準時
刻位置と復号開始時刻位置および画像ビットストリーム
位置を入力して画像データの各フレームの復号を開始す
る画像復号装置において、前記ビットストリームから復
号開始時刻位置に対応する復号開始時刻情報を分離する
復号開始時刻情報分離手段と、前記ビットストリームか
ら画像ビットストリーム位置に対応する画像ビットスト
リームを分離する画像ビットストリーム分離手段と、該
画像ビットストリームに含まれる画像ヘッダから画像開
始位置を検出する画像開始位置検出手段と、該画像開始
位置の後に該画像ビットストリームに復号開始時刻情報
を挿入する復号開始時刻情報挿入手段と、該復号開始時
刻情報を含む画像ビットストリームを記憶する画像記憶
手段と、記憶された画像ビットストリームを順次に読み
出し、該画像ビットストリームに含まれる復号開始時刻
情報に基づいて該画像記憶手段に記憶された画像ビット
ストリームの読み出しを開始するように制御する読出制
御手段と、を備えたことを特徴とする画像復号装置。 - 【請求項2】入力された前記ビットストリームから前記
基準時刻位置に対応する基準時刻情報を分離する基準時
刻情報分離手段と、基準時刻情報に基づいて基準時刻を
計測する基準時刻計測手段と、順次に読み出された画像
ビットストリームに含まれる復号開始時刻情報が計測さ
れた前記基準時刻と一致した場合には、読み出し開始を
表す読出開始信号を発生する時刻比較手段と、を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の画像復号装置。 - 【請求項3】前記復号開始時刻情報分離手段は、前記復
号開始時刻情報を一時保持するラッチと、入力された前
記ビットストリームから復号開始時刻位置に対応する復
号開始時刻情報を分離できなかった場合には、該ラッチ
に一時保持された復号開始時刻情報に1フレーム分の時
間を表す1フレーム時間値を加算して新たな復号開始時
刻情報を算出する加算器と、を有することを特徴とする
請求項1記載の画像復号装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32674994A JP2823806B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 画像復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32674994A JP2823806B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 画像復号装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186822A JPH08186822A (ja) | 1996-07-16 |
JP2823806B2 true JP2823806B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=18191258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32674994A Expired - Lifetime JP2823806B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 画像復号装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2823806B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3407287B2 (ja) | 1997-12-22 | 2003-05-19 | 日本電気株式会社 | 符号化復号システム |
JPH11252552A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-17 | Sony Corp | ビデオ信号の圧縮符号化方法及び圧縮符号化装置、並びに、圧縮符号化データの多重化方法及び多重化装置 |
WO2009122675A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | パナソニック株式会社 | 可変長符号復号化装置及びその方法 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32674994A patent/JP2823806B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08186822A (ja) | 1996-07-16 |
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