JPH08149159A - データ受信装置およびデータ通信方法 - Google Patents

データ受信装置およびデータ通信方法

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JPH08149159A
JPH08149159A JP6291126A JP29112694A JPH08149159A JP H08149159 A JPH08149159 A JP H08149159A JP 6291126 A JP6291126 A JP 6291126A JP 29112694 A JP29112694 A JP 29112694A JP H08149159 A JPH08149159 A JP H08149159A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ受信装置と複数のデータ送信装置との
間で受信バッファにデータを効率的に格納するようにし
たデータ通信方法を得ること。 【構成】 データ送信装置21(図では1つのみを提
示。)は送信データ12の送信要求があると、そのデー
タサイズを表わしたサイズ情報51をデータ受信装置2
3に送る。データ受信装置23は、受信バッファ36の
空き容量と比較して否定応答52または肯定応答53を
送る。否定応答52が送られてきた場合にはサイズ情報
51を送り続ける。データ受信装置23から肯定応答5
3が送られてきたら送信データ12を送信する。送信デ
ータ12のサイズが比較的大きい場合には、これを分割
して送信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば全国各地に配置さ
れた端末装置と接続された中央のデータ処理装置のよう
に、複数のデータ送信装置と接続されこれらの送信する
データを一手に処理するようなデータ受信装置に関し、
また、このようなデータ受信装置と前記したデータ送信
装置との間のデータ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば銀行の各支店に配置された入出金
処理のための端末装置は中央のデータ処理装置と接続さ
れている。中央のデータ処理装置は、各端末装置から送
られてくるデータを受信バッファ(例えば特開平3−9
7341号公報、特開平2−75249号公報に開
示。)に一時的に格納して処理を行っているが、これら
の端末装置の稼働状況に応じて、処理すべきデータの量
が大幅に変動する。したがって、受信バッファにかなり
の余裕を設けているような場合でも、各端末装置からの
アクセスが集中するような場合には、受信バッファの受
信可能領域が不足するといった事態が発生することにな
った。
【0003】図8は、データの受信側あるいは処理側の
装置としてのデータ受信装置に対するデータの送信が集
中したような場合のあるデータ送信装置とデータ受信装
置の間の通信の一例を表わしたものである。データ送信
装置11はあるサイズの送信データ12を発生させ、こ
れをデータ受信装置13に送信することを試みる。すな
わち、回線を接続してデータ受信装置13に対してその
サイズの送信データ12を送信する(ステップS10
1)。データ受信装置13では、送信データ12を受信
し、これを受信バッファ14内に格納していく。受信バ
ッファ14に送信データ12を格納するのに十分な空き
容量が存在しなければ、格納は失敗する。そこでこの場
合、データ受信装置13はデータ送信装置11に対して
否定応答16を返送する(ステップS102)。
【0004】データ送信装置11側では否定応答を受け
ると、再びデータ受信装置13に対して送信データ12
を送信する(ステップS103)。このときもデータ受
信装置13の受信バッファ14に十分な空き容量が存在
しなかったものとする。この場合には、同様にデータ受
信装置13から否定応答16が返送される(ステップS
104)。受信バッファ14に十分な空き容量が存在し
ない間は、同様の処理が繰り返されることになるが、例
えば3回目に送信データ12が送信された時点で(ステ
ップS105)、受信バッファ14に十分な空き容量が
生じていたものとする。この場合には送信データ12が
受信バッファ14にすべて格納される。そこでデータ送
信装置13は受信が完了したことを示す肯定応答17を
データ受信装置11に送信し、データの通信作業を終了
させることになる(ステップS106)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のデー
タ通信方法では、受信バッファに十分な空き容量がある
という前提にたっていた。このため、データ送信装置は
データ受信装置と接続された状態で送信データを送信す
るようになっていた。したがって、多数のデータ送信装
置が集中的にデータの送信を行った場合のように受信バ
ッファの空き容量が一時的に少なくなったような場合に
は、送信データを送ってもこれを格納することができ
ず、否定応答を受信することになった。この場合にはそ
のデータ送信装置は次の処理でも送信データを送るしか
なく、最終的に送信データが受信バッファに格納されて
肯定応答が返されるまでの間に無駄なデータ通信が行わ
れることになった。これは、個々のデータ送信装置に無
駄な作業を強いるばかりでなく、これらの装置と順に回
線を接続するデータ受信装置側にとっても受信バッファ
に送信データを格納する作業を無駄に繰り返すことにな
り、本来のデータ処理以外の作業にかなりの無駄な作業
を必要とするといった問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、複数のデータ送信
装置と択一的に接続されてデータを受信バッファに格納
するようなデータ受信装置で、データの効率的な処理を
実現することにある。
【0007】本発明の他の目的は、データ受信装置と、
これに対してデータの送信を行う複数のデータ送信装置
との間で受信バッファにデータを効率的に格納するよう
にしたデータ通信方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)データの処理を行う処理手段と、(ロ)この
処理手段が処理をするデータを一時的に格納する受信バ
ッファと、(ハ)複数のデータ送信装置と接続されこれ
らのデータ送信装置のいずれかからデータの送信に先だ
ってそのデータのサイズを示すサイズ情報が送られてき
たとき受信バッファにそのサイズのデータを格納するこ
とができるか否かを判別する空き容量判別手段と、
(ニ)この空き容量判別手段が前記したサイズのデータ
を格納することができるときにはそのデータ送信装置に
データの送信を許可する許可信号を送出し、そのサイズ
のデータを格納することができないときにはデータの送
信を待機させる待機信号を送出する応答手段と、(ホ)
許可信号の送出後にそのデータ送信装置からデータが送
られてきたときこれを受信バッファに格納するデータ格
納手段とをデータ受信装置に具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、データ
送信装置側から送信するデータのサイズを表わすサイズ
情報が送られてきたら、受信バッファがそのサイズのデ
ータを格納できるかどうかを判別してデータの送信の許
否の応答をすることにしたので、送信するデータが確実
にデータ受信装置側に格納されることになり、受信バッ
ファを通常不必要な程度まで大容量としなくてもデータ
の効率的な処理を行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明では、(イ)データの
処理を行う処理手段と、(ロ)この処理手段が処理をす
るデータを一時的に格納する受信バッファと、(ハ)複
数のデータ送信装置と接続されこれらのデータ送信装置
のいずれかからデータの送信に先だってそのデータ送信
装置の送信対象となる全データのサイズとこのうちの今
回送信するデータのサイズとを示すサイズ情報が送られ
てきたとき受信バッファに今回送信しようとするサイズ
のデータを格納することができるか否かを判別する空き
容量判別手段と、(ニ)この空き容量判別手段が前記し
たサイズのデータを格納することができるときにはその
データ送信装置にデータの送信を許可する許可信号を送
出し、そのサイズのデータを格納することができないと
きにはデータの送信を待機させる待機信号を送出する応
答手段と、(ホ)許可信号の送出後にその送信元から送
信対象の全データが送られてくるまでそのデータ送信装
置から送られてくるデータのみを排他的に受信しこれら
を受信バッファに同一の連結されたデータとして格納す
るデータ格納手段とをデータ受信装置に具備させる。
【0011】すなわち請求項2記載の発明では、データ
送信装置が分割してデータの送信を行うことができるの
で、受信バッファの空き容量に対する送信側のデータの
全サイズが大きすぎるような場合にも比較的早くデータ
の送信を行うことができ、この後はデータの処理に応じ
て受信バッファに生じる空きを利用してデータを送信す
ることができる。したがって、データの送信開始時期を
早めることで、効率的な処理を行うことができる。
【0012】請求項3記載の発明では、複数のデータ送
信装置と回線で接続され、これらの装置から送られてい
るデータを受信バッファに一旦格納してデータ受信装置
側で集中的に処理する方法であって、(イ)データ送信
装置側はデータの送信に先だって送信するデータのサイ
ズを表わしたサイズ情報をデータ受信装置に送信し、
(ロ)データ受信装置はデータの受信処理中以外の期間
で最先にサイズ情報を受信したそのデータ送信装置をデ
ータの受信先に選定してこれに対して受信バッファがそ
のサイズ情報で示されている今回送られてくるデータを
受信できるかどうかを示す受信可否情報を返送し、
(ハ)この受信可否情報を受信したデータ送信装置は受
信可否情報が受信を可とするものであればそのサイズの
データをデータ送信装置に送信し、それ以外の場合には
受信可否情報が受信を可とするものに変わるまでサイズ
情報を繰り返し送信することをデータ通信方法としての
特徴としている。
【0013】すなわち請求項3記載の発明では、データ
送信装置がデータの送信に先立ってサイズ情報を送信
し、これに対する受信バッファの格納可能状況が確認さ
れてからデータの送信を行うことにしたので、送信側お
よび受信側の負担を軽減し、効率的なデータ処理を行わ
せることができる。
【0014】また請求項4記載の発明では、請求項3記
載の発明において、データ送信装置は送信するデータの
全サイズを所定の値と比較して、この値よりも大きい場
合にはデータを分割して送信することにし、データの全
サイズを示すサイズ情報と分割して送るその回のデータ
のサイズを示すサイズ情報とをデータの送信に先立って
データ受信装置に対して送信することを特徴としてい
る。
【0015】更に請求項5記載の発明では、請求項3記
載の発明において、データ送信装置およびデータ受信装
置は、受信バッファの空きが比較的大きくなる時間帯で
サイズ情報を先に送信することなくデータを直接送信す
るようモード切り換えを行うようになっている。
【0016】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例におけるデータ通
信システムの概要を表わしたものである。このデータ通
信システムは、複数のデータ送信装置211 〜21
N と、これらとそれぞれ回線221 〜22N によって接
続された1つのデータ受信装置23とから構成されてい
る。
【0018】図2はデータ受信装置の要部の構成を表わ
したものである。データ受信装置23は、各種制御の中
枢的な機能を有するCPU(中央処理装置)31を搭載
している。CPU31はデータバス等のバス32を通じ
て装置内の各部と接続されている。このうち作業用メモ
リ33はこのデータ受信装置の制御のためのプログラム
やその他の一時的に必要となるデータを格納するメモリ
であり、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)によっ
て構成されている。ディスク制御装置34は、磁気ディ
スク35の入出力制御を行う装置である。磁気ディスク
35には、前記したプログラムやその他の固定的なデー
タが格納されるようになっている。
【0019】受信バッファ36は、CPU31が所定の
データ処理を行うためのデータとして、前記した各デー
タ送信装置211 〜21N から送られてくるデータを一
時的に格納するバッファメモリである。通信制御装置3
7は、これらのデータ送信装置211 〜21N ごとに用
意された回線221 〜22N と択一的に接続して、デー
タの受信や所定の制御信号の送受信を行うようになって
いる。
【0020】なお、データ受信装置23はデータ処理の
ために専用のCPUを搭載していてもよいし、外部記憶
装置の構成がこれ以外のものとなっていてもよいことは
当然である。また、本実施例では説明を簡単にするため
に、キーボードやディスプレイ等の入出力機器について
の説明は省略している。これらについて各種の態様をと
ることができることは当然である。
【0021】図3は、データ送信装置の構成を表わした
ものである。ここでは第1のデータ送信装置211 の構
成を示すが、他のデータ送信装置212 〜21N も基本
的には同一の構成となっている。第1のデータ送信装置
211 はCPU41を搭載している。CPU41はデー
タバス等のバス42を通じて装置内の各部と接続されて
いる。このうちROM43はこのデータ送信装置211
の制御のためのプログラムを格納したリード・オンリ・
メモリである。作業用メモリ44は、制御のために必要
な各種データを一時的に格納するためのランダム・アク
セス・メモリである。送信すべきデータは、この作業用
メモリ44に格納されるようになっている。
【0022】入力回路45は、タッチパネル46からの
入力データを処理するようになっている。表示制御回路
47はCRTディスプレイ48の表示制御を行う。CR
Tディスプレイ48の前面にはタッチパネル46が配置
されている。通信制御装置49は回線221 と接続され
ており、図2に示したデータ受信装置23との間で行わ
れるデータおよび各種制御信号の通信の制御を行うよう
になっている。
【0023】図4は、データ送信装置のデータ送信処理
の流れを表わしたものである。ここでは第1のデータ送
信装置211 がデータ受信装置23に対してデータの送
信を行うものとして説明を行う。第1のデータ送信装置
211 はデータの送信要求が発生すると(ステップS2
01;Y)、送信するデータの全量が所定の閾値DTH
上であるかどうかの判別を行う(ステップS202)。
これ以上であれば(Y)、一度に送信を行うことが困難
な場合が多いのでデータを分割して送ることになる。こ
の場合には、送ろうとする全データのサイズと第1回目
に送信するデータのサイズとを表わしたサイズ情報を回
線221 に送出する(ステップS203)。
【0024】これに対して、送信するデータの全量が所
定の閾値DTH未満であれば(ステップS202;N)、
一度にデータの送信を行うことにし、このときのデータ
のサイズ情報を回線221 に送出する(ステップS20
4)。
【0025】この後、CPU41は通信制御装置49が
回線の接続に成功したかどうかを判別し(ステップS2
05)、接続に失敗した場合(N)、すなわち他の回線
22 2 〜22N のいずれかがデータ受信装置23を専有
している場合やデータ受信装置23に何らかの障害が存
在する場合には、所定時間tだけ経過した時点で(ステ
ップS206;Y)、再びステップS202に戻ってサ
イズ情報送信のための処理を試みる。
【0026】これに対して、ステップS205で回線の
接続が成功した場合には(Y)、データ受信装置23か
らサイズ情報に対して肯定応答が返答されてきたか否定
応答が返答されてきたかの判別を行う(ステップS20
7)。ここで肯定応答とは、送信しようとするデータに
対して受信バッファ36の空き容量が十分であることの
回答であり、否定応答とは受信バッファ36の空き容量
が十分ではないことの回答である。回線接続時に肯定応
答が送られてきている場合には(Y)、その回のデータ
の送信を実行する(ステップS208)。すなわち、デ
ータを複数に分割して送信する場合には、最初に送信す
るサイズのデータが送出され、データを分割しないで送
信する場合にはすべてのデータが一度に送出される。
【0027】次にCPU41は全データが送出されたか
どうかの判別を行い(ステップS209)、送出された
のであれば(Y)、処理を終了させる(リターン)。分
割により次回の送信分が残っているような場合には(ス
テップS209;N)、次に説明するように次回以降の
データ送出処理が行われる(ステップS210)。
【0028】なお、ステップS207で否定応答である
と判別された場合には(N)、回線が接続された状態の
ままで第1のデータ送信装置211 は送信のための試み
を継続させることができる。これは、データ受信装置2
3側の受信バッファ36の空き容量はデータ処理の進行
と共に次第に増大するからである。そこで、CPU41
はステップS202に処理を戻して再度サイズ情報の送
出作業を行わせ、肯定応答が得られるのを待機すること
になる。
【0029】図5は、図4のステップS210で示した
2回目以降のデータ送出処理の流れを表わしたものであ
る。第1のデータ送信装置211 のCPU41はデータ
受信装置23から制御信号が受信されるのを待機し(ス
テップS301)、これが肯定応答であれば(ステップ
S302;Y)、その回に送信するデータを回線22 1
を介して送出する(ステップS303)。この後、CP
U41は全データの送出が終了したかどうかを判別し
(ステップS304)、終了していなければ(N)、次
回に送信するデータのサイズを表わしたサイズ情報をデ
ータ受信装置23側に送出する(ステップS305)。
そして、これに対する肯定応答あるいは否定応答の受信
を待機することになる(ステップS301)。
【0030】このようにして分割したデータの送信が順
に行われることになるが、ステップS302で否定応答
が返ってきたような場合には(N)、受信バッファ36
が一時的に空きが少なくなった場合であるので、ステッ
プS305に進んで次回のサイズ情報を送出して肯定応
答になるのを待機することになる。ステップS304で
全データの送出が終了すると(Y)、第1のデータ送信
装置211 によるデータの送出作業が完了する(エン
ド)。
【0031】図6は、データ受信装置側の制御の様子を
表わしたものである。データ受信装置23側では第1〜
第Nのデータ送信装置211 〜21N のいずれか1つと
回線を接続すると(ステップS401;Y)、そのとき
受信したサイズ情報から、今回格納されるデータのサイ
ズと現在の受信バッファ36の空きサイズとを比較する
(ステップS402)。そして、両者が等しいか後者の
方が大きいような場合には受信が可能であるので(ステ
ップS403;Y)、そのデータ送信装置21に対して
肯定応答を送信する(ステップS404)。そして、そ
のデータ送信装置21からのデータの受信を待機するこ
とになる(ステップS405)。
【0032】そのデータ送信装置21からデータが送ら
れてくると(Y)、CPU31はこれを受信バッファ3
6に格納する(ステップS406)。そして、続けてデ
ータが送られてくるかどうかを判別し、続けてデータが
送られてくる場合には(ステップS407;Y)、現在
送られてきたデータと共に送られてきた次回の送信デー
タのサイズと現在のデータ格納終了後の受信バッファ3
6の空きサイズとを比較する(ステップS408)。
【0033】ここで、データが続けて送られてくるかど
うかの判別は、次のようにして行う。すなわち、データ
が分割して送られてこないような場合には、続データが
ないものと判別する。データが分割して送られてくるよ
うな場合には、ステップS203で説明した全データの
サイズから毎回送られてくるデータのサイズを順に引き
算し、その結果残りが存在しなくなる場合には続データ
がなくなったと判別する。引算の結果、余りがある場合
には続データが存在すると判別することになる。続デー
タが存在しないような場合には(ステップS407;
N)、その回線との接続を切り離して次の回線との接続
を待機することになる(リターン)。
【0034】続データがあると判別された場合には(ス
テップS407;Y)、両サイズの比較を行った後、ス
テップS403に戻って受信が可能であれば肯定応答を
返答し(ステップS404)、それ以外の場合には否定
応答を返答する(ステップS409)ことになる。以下
同様である。
【0035】否定応答を送信した場合には(ステップS
409)、回線の接続状態にあるそのデータ送信装置2
1からサイズ情報が送られてくることになるので、これ
を待機する(ステップS410)。サイズ情報が送られ
てきたら(Y)、ステップS402に戻って現在の受信
バッファ36との関係でサイズの比較を行い、前記した
ようにこれ以降の処理が行われることになる。すなわ
ち、十分空き容量ができた段階で、そのデータが受信バ
ッファ36に格納されることになる(ステップS40
6)。
【0036】図7は、図8と対比して本実施例のデータ
通信方法を表わしたものである。本実施例では、ステッ
プS501で送信するデータのサイズを表わしたサイズ
情報51のみが送信される。データ受信装置23の受信
バッファ36の空き容量がこれよりも少ない場合には否
定応答52が返送される(ステップS502)。該当の
データ送信装置21は、これを受け取ると再びサイズ情
報51を送信する(ステップS503)。この時点でも
受信バッファ36の空き容量が十分でない場合には再び
データ受信装置23から否定応答52が返送されること
になる(ステップS504)。
【0037】データ送信装置21は再度、サイズ情報5
1を送信する(ステップS505)が、この時点で受信
バッファ36の空き容量が十分になっていれば、今度は
肯定応答53が返送されてくる(ステップS506)。
そこでデータ送信装置21は初めて送信データ12をデ
ータ受信装置23に送出し(ステップS507)、これ
が受信バッファ36に格納されることになる。なお、こ
の例では送信データ12が分割されない態様のものとし
て説明を行った。図7で了解されるように、データ送信
装置21とデータ受信装置23の間で交わされる信号の
量は、受信バッファ36に空きがない状況で従来と比較
して大幅に減少することになる。
【0038】以上説明した実施例では、データ送信装置
21側が送信する全データのサイズが所定の閾値DTH
りも大きい場合には、データを分割して送信することに
したが、常に全データを一度に送信すようにしてもよ
い。また、データを分割して送信する場合には、一度に
送るデータの量とデータの送られる周期とデータ受信装
置23の処理速度との関係を推測して、次回以降に送ら
れるデータの1回分のサイズあるいは初回に送るデータ
のサイズを適宜調整するようにしてもよい。
【0039】また、実施例では常にサイズ情報を先に送
信してその後に肯定応答があることを条件としてデータ
を送出することにしたが、例えば銀行のデータ処理業務
ではデータの送信がピークとなる時間や曜日あるいは特
定の日をある程度推測することができる。したがって、
例えばデータ受信装置23側にカレンダや時計を用意
し、受信バッファ36に空きがなくなると予想される時
間や曜日あるいは特定の日に対してのみ本発明のように
サイズ情報を先行して送信することにし、それ以外の場
合には従来通りにいきなりデータの送信を行うようにし
てもよい。
【0040】また、装置によっては否定応答の発生頻度
を計数し、これが所定の割合を越えるような場合にサイ
ズ情報を先行して送信するようにすることも有効であ
る。このようなことを実現するためには、例えばデータ
受信装置23側に否定応答を発行する回数をカウントす
るカウンタと、このカウンタのカウント値を所定周期ご
とにクリアするクリア手段と、カウンタのカウント値が
所定の閾値を越えたときには所定時間だけサイズ情報の
先行送出を各データ送信装置211 〜21N に義務付け
るモード変更用信号を送出するモード変更用信号送出手
段を備えさせるようにすればよい。この場合、これらデ
ータ送信装置211 〜21N はモード変更用信号を受信
すると、その内容に応じてデータの送信形態を変更する
送信形態変更手段を備えることになる。
【0041】もっとも、各データ送信装置211 〜21
N は画一的にこれらのモードを切り換える必要がない。
例えばあるデータ送信装置21M は、いきなりデータを
送出して否定応答が返ってきたことをもって、次回から
はサイズ情報を先行して送信するように自らの判断でモ
ードの切り換えを行うようにしてもよい。このような場
合、データ受信装置23側では回線を接続した後にサイ
ズ情報が先行して来るかデータがいきなり来るかを判別
し、これに対してそれぞれに応じた処置を行えばよい。
このようなときに、データ受信装置23は自身の状況に
よってそのデータ送信装置21M にモードの変更を推奨
あるいは強制するような制御信号を送ることも可能であ
る。
【0042】なお、実施例では回線の種類について触れ
なかったが、これは公衆回線であってもよいし、専用回
線であってもよい。また、一部の回線が1または複数の
データ送信装置と共用されていてもよいことは当然であ
る。更に実施例では各端末装置がデータ送信装置として
データの送信を行うのを前提として説明を行ったが、例
えばある支店や事業所等に複数の端末装置が存在し、こ
れらの端末装置の発生させるデータをその支店や事業所
等のマスタとなる処理装置が一度受信して本発明のデー
タ受信装置にデータを送出する場合にも本発明が適用さ
れることは当然である。この場合のデータ送信装置に
は、各支店や事業所等のマスタとなる処理装置が該当す
ることになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、データ送信装置側から送信するデータのサイ
ズを表わすサイズ情報が送られてきたら、受信バッファ
がそのサイズのデータを格納できるかどうかを判別して
データの送信の許否の応答をすることにしたので、送信
するデータが確実にデータ受信装置側に格納されること
になり、受信バッファを通常不必要な程度まで大容量と
しなくてもデータの効率的な処理を行うことができる。
また、データ送信装置側では送信したデータを直ちに消
去することができるので、そのバッファメモリの節約も
図ることができる。
【0044】また請求項2記載の発明によれば、データ
送信装置が分割してデータの送信を行うことができるの
で、受信バッファの空き容量に対する送信側のデータの
全サイズが大きすぎるような場合にも比較的早くデータ
の送信を行うことができ、この後はデータの処理に応じ
て受信バッファに生じる空きを利用してデータを送信す
ることができる。したがって、データの送信開始時期を
早めることで、効率的な処理を行うことができる。
【0045】更に請求項3記載の発明によれば、データ
送信装置がデータの送信に先立ってサイズ情報を送信
し、これに対する受信バッファの格納可能状況が確認さ
れてからデータの送信を行うことにしたので、送信側お
よび受信側の負担を軽減し、効率的なデータ処理を行わ
せることができる。また、回線に障害が発生しているよ
うな場合でも、データ受信装置側から送られてくる制御
信号に応じてデータの送信を行うようにしているので、
受信バッファが満杯となっているような場合はもちろ
ん、無駄なデータの送信を防止することができる。
【0046】また請求項4記載の発明では、請求項3記
載の発明において、データ送信装置は送信するデータの
全サイズを所定の値と比較して、この値よりも大きい場
合にはデータを分割して送信することにし、データの全
サイズを示すサイズ情報と分割して送るその回のデータ
のサイズを示すサイズ情報とをデータの送信に先立って
データ受信装置に対して送信することにしているので、
データ受信装置側では毎回送られてくるデータの総量と
データの全サイズを比較することで、データの受信が完
了する時点を容易に判別することができる。また、デー
タ送信装置は2回目以降のデータの送信の際にもサイズ
情報を同時に伝送しているので、この分だけ送出に要す
る時間を短縮することができる。更にサイズ情報を毎回
送信することにしているので、送信するデータのサイズ
を送信側の事情に応じて変更することが可能になる。
【0047】更に請求項5記載の発明では、請求項3記
載の発明において、データ送信装置およびデータ受信装
置は、受信バッファの空きが比較的大きくなる時間帯で
サイズ情報を先に送信することなくデータを直接送信す
るようモード切り換えを行うようになっている。したが
って、このような場合にサイズ情報をデータ以外に送る
ことを省略することができ、データの送信処理を更に効
率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデータ通信システム
の概要を表わしたブロック図である。
【図2】本実施例のデータ受信装置の構成を表わしたブ
ロック図である。
【図3】本実施例の第1のデータ送信装置の構成を表わ
したブロック図である。
【図4】本実施例の第1のデータ送信装置のデータ送信
処理の流れを表わした流れ図である。
【図5】図4のステップS210で示した2回目以降の
データ送出処理の流れを表わした流れ図である。
【図6】本実施例のデータ受信装置のデータ受信処理の
様子を表わした流れ図である。
【図7】図8と対比して本実施例のデータ通信方法によ
る通信の様子の一例を経時的に表わした説明図である。
【図8】従来のデータ通信方法による通信の様子の一例
を経時的に表わした説明図である。
【符号の説明】
12 送信データ 211 〜21N データ送信装置 221 〜22N 回線 23 データ受信装置 31、41 CPU 35 磁気ディスク 36 受信バッファ 37、49 通信制御装置 51 サイズ情報 52 肯定応答 53 否定応答

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの処理を行う処理手段と、 この処理手段が処理をするデータを一時的に格納する受
    信バッファと、 複数のデータ送信装置と接続されこれらのデータ送信装
    置のいずれかからデータの送信に先だってそのデータの
    サイズを示すサイズ情報が送られてきたとき前記受信バ
    ッファにそのサイズのデータを格納することができるか
    否かを判別する空き容量判別手段と、 この空き容量判別手段が前記サイズのデータを格納する
    ことができるときにはそのデータ送信装置にデータの送
    信を許可する許可信号を送出し、そのサイズのデータを
    格納することができないときにはデータの送信を待機さ
    せる待機信号を送出する応答手段と、 前記許可信号の送出後にそのデータ送信装置からデータ
    が送られてきたときこれを前記受信バッファに格納する
    データ格納手段とを具備することを特徴とするデータ受
    信装置。
  2. 【請求項2】 データの処理を行う処理手段と、 この処理手段が処理をするデータを一時的に格納する受
    信バッファと、 複数のデータ送信装置と接続されこれらのデータ送信装
    置のいずれかからデータの送信に先だってそのデータ送
    信装置の送信対象となる全データのサイズとこのうちの
    今回送信するデータのサイズとを示すサイズ情報が送ら
    れてきたとき前記受信バッファに今回送信しようとする
    サイズのデータを格納することができるか否かを判別す
    る空き容量判別手段と、 この空き容量判別手段が前記サイズのデータを格納する
    ことができるときにはそのデータ送信装置にデータの送
    信を許可する許可信号を送出し、そのサイズのデータを
    格納することができないときにはデータの送信を待機さ
    せる待機信号を送出する応答手段と、 前記許可信号の送出後にその送信元から前記送信対象の
    全データが送られてくるまでそのデータ送信装置から送
    られてくるデータのみを排他的に受信しこれらを前記受
    信バッファに同一の連結されたデータとして格納するデ
    ータ格納手段とを具備することを特徴とするデータ受信
    装置。
  3. 【請求項3】 複数のデータ送信装置と回線で接続さ
    れ、これらの装置から送られているデータを受信バッフ
    ァに一旦格納してデータ受信装置側で集中的に処理する
    方法であって、 前記データ送信装置側はデータの送信に先だって送信す
    るデータのサイズを表わしたサイズ情報をデータ受信装
    置に送信し、 データ受信装置はデータの受信処理中以外の期間で最先
    にサイズ情報を受信したそのデータ送信装置をデータの
    受信先に選定してこれに対して前記受信バッファがその
    サイズ情報で示されている今回送られてくるデータを受
    信できるかどうかを示す受信可否情報を返送し、 この受信可否情報を受信したデータ送信装置は受信可否
    情報が受信を可とするものであればそのサイズのデータ
    をデータ送信装置に送信し、それ以外の場合には受信可
    否情報が受信を可とするものに変わるまで前記サイズ情
    報を繰り返し送信することを特徴とするデータ通信方
    法。
  4. 【請求項4】 データ送信装置は送信するデータの全サ
    イズを所定の値と比較して、この値よりも大きい場合に
    はデータを分割して送信することにし、データの全サイ
    ズを示すサイズ情報と分割して送るその回のデータのサ
    イズを示すサイズ情報とをデータの送信に先立ってデー
    タ受信装置に対して送信することを特徴とする請求項3
    記載のデータ通信方法。
  5. 【請求項5】 データ送信装置およびデータ受信装置
    は、前記受信バッファの空きが比較的大きくなる時間帯
    でサイズ情報を先に送信することなくデータを直接送信
    するようモード切り換えを行うようになっていることを
    特徴とする請求項3記載のデータ通信方法。
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US7859693B2 (en) 2001-02-15 2010-12-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing system with power saving mode

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