JPH08148354A - 積層コモンモードチョークコイル - Google Patents

積層コモンモードチョークコイル

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JPH08148354A
JPH08148354A JP28517694A JP28517694A JPH08148354A JP H08148354 A JPH08148354 A JP H08148354A JP 28517694 A JP28517694 A JP 28517694A JP 28517694 A JP28517694 A JP 28517694A JP H08148354 A JPH08148354 A JP H08148354A
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JP
Japan
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coil
primary
conductor
primary coil
secondary coil
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Application number
JP28517694A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Takayama
光広 高山
Yoko Isogai
陽子 磯貝
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノーマルモード伝送信号の減衰や波形歪を十
分に低減することができる積層コモンモードチョークコ
イルを提供する。 【構成】 磁性絶縁体層と、1次コイルを構成する1次
コイル導体と、2次コイルを構成する2次コイル導体と
を複数積層すると共に、複数の1次コイル導体及び2次
コイル導体のそれぞれをスルーホールによって接続す
る。この際、各層において磁性絶縁体層の幾何的中心点
に対して、1次コイル導体と2次コイル導体が点対称と
なるように配置する。これにより、磁性絶縁体内に磁気
的に結合した1次コイルと2次コイルを形成した後、1
次コイルと2次コイルのそれぞれの両端に接続された外
部電極を設け、高いコモンモードインピーダンスと低い
ノーマルモードインピーダンスをもつ積層コモンモード
チョークコイルを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高透磁率積層体内部
に、スルーホールによって接続される複数の導体ライン
層によって構成される1次と2次の磁気的に結合したコ
イルと、その各々のコイル両端を引き出した導体ライン
で積層体外面に設けられた外部端子へ接続した積層コモ
ンモードチョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高透磁率磁心にリード線を巻いた
巻線型や積層型を問わず、コモンモードチョークコイル
の特性は、コモンモードノイズを抑圧するコモンモード
インピーダンス(Zc)と、ノーマルモード伝送信号の
減衰や歪に関係するノーマルモードインピーダンス(Z
n)で決定される。
【0003】コモンモードチョークコイルでは、十分な
コモンモードノイズ抑圧効果を得るだけのZcを実現し
つつZnを可能な限り低減させてノーマルモード伝送信
号の減衰を低減しなければならない。
【0004】Zc,Znは、2つの1次及び2次コイル
単体のインピーダンスをそれぞれZ1,Z2、インダク
タンスをそれぞれL1,L2、これらの間の結合度をk
とすると、次の(1),(2) 式で表される。
【0005】 1次側のZc=Z1+k(Z1×Z2)1/2 =jωL1+jkω(L1×L2)1/2 …(1) 1次側のZn=Z1−k(Z1×Z2)1/2 =jωL1−jkω(L1×L2)1/2 …(2) 2次側も同様に計算される。
【0006】次に、前記(1),(2) 式を図2に基づいて定
性的に解説する。コモンモードノイズが入力した場合、
図2の(a) に示すように、1次コイル1及び2次コイル
2で形成される磁束は同じ方向なので、コイル内の磁束
は足し合わされ、その分コイルのインダクタンスが増加
する。
【0007】従って、十分なZcを得るためにコイル単
体の特性であるL1,L2が高く、且つ漏洩磁束がない
(k→1)のが理想である。
【0008】また、ノーマルモード信号入力時は、図2
の(b) に示すように、1次コイル1と2次コイル2が形
成する磁界は逆方向なので、コイル内の磁束が打ち消し
合う分のインダクタンスが減少する。
【0009】従って、1次コイル1で発生する磁束と2
次コイル2で発生する磁束が等しく、漏洩磁束がなけれ
ばZnは0になる。即ち、L1=L2且つk=1であ
る。
【0010】前述したように、Znの低減にはkを向上
させつつ、L1,L2を等しくするような設計構造が求
められている。
【0011】積層コモンモードチョークコイルについて
の従来技術では、コイル単体の特性や2つのコイル間の
結合度kの向上については数多く検討されていても、1
次及び2次コイルのインダクタンス特性を一致させてZ
nを低減するという観点からの検討は十分になされてい
ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、1次
コイル及び2次コイルの形状の関係や配置が規定されて
いない従来技術で設計された積層コモンモードチョーク
コイルは、1次及び2次コイルのインダクタンスを一致
させた上で高結合を実現するような内部導体構造が実現
されていない。
【0013】従って、前記(2) 式よりZ1≠Z2なの
で、結合度kをいくら向上(k→1)させても、Zn→
0にならない。このため、ノーマルモード伝送信号の減
衰や波形歪が十分に低減されていないという問題点があ
った。
【0014】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、ノー
マルモード伝送信号の減衰や波形歪を十分に低減するこ
とができる積層コモンモードチョークコイルを提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、磁性絶縁体層と、1次コ
イルを構成する1次コイル導体と、2次コイルを構成す
る2次コイル導体とを複数積層すると共に、前記複数の
1次コイル導体及び2次コイル導体のそれぞれを層間接
続用導体によって接続することにより、磁性絶縁体内に
磁気的に結合した1次コイルと2次コイルを形成し、前
記1次コイルと2次コイルのそれぞれの両端に接続され
た外部電極を設けてなる積層コモンモードチョークコイ
ルであって、前記磁性絶縁体の幾何的中心点に対して点
対称となるように前記1次コイルと2次コイルを配置し
てなる積層コモンモードチョークコイルを提案する。
【0016】また、請求項2では、磁性絶縁体層と、1
次コイルを構成する1次コイル導体と、2次コイルを構
成する2次コイル導体とを複数積層すると共に、前記複
数の1次コイル導体及び2次コイル導体のそれぞれを層
間接続用導体によって接続することにより、磁性絶縁体
内に磁気的に結合した1次コイルと2次コイルを形成
し、前記1次コイルと2次コイルのそれぞれの両端に接
続された外部電極を設けてなる積層コモンモードチョー
クコイルであって、前記磁性絶縁体層の幾何的中心点を
通り且つ磁性絶縁体層に垂直に交わる仮想軸に対して、
前記1次コイル導体と2次コイル導体は回転対称となる
ように配置されている積層コモンモードチョークコイル
を提案する。
【0017】また、請求項3では、請求項2記載の積層
コモンモードチョークコイルにおいて、前記各層におけ
る1次コイル導体と2次コイル導体のそれぞれは、1/
4<N≦1/2で規定されるNターン分の形状を有する
積層コモンモードチョークコイルを提案する。
【0018】また、請求項4では、請求項1乃至3のい
ずれかに記載の積層コモンモードチョークコイルにおい
て、前記磁性絶縁体層は高透磁率磁性絶縁体からなる積
層コモンモードチョークコイルを提案する。
【0019】
【作用】本発明の請求項1によれば、磁性絶縁体層と、
1次コイルを構成する1次コイル導体と、2次コイルを
構成する2次コイル導体が、複数積層されると共に、前
記複数の1次コイル導体及び2次コイル導体のそれぞれ
が層間接続用導体によって接続されて、磁性絶縁体内に
磁気的に結合した1次コイルと2次コイルが形成され
る。この際、前記磁性絶縁体の幾何的中心点に対して点
対称となるように前記1次コイルと2次コイルが配置さ
れる。これにより、1次及び2次コイル各々のインダク
タンスを等しくすることができる。
【0020】また、請求項2によれば、磁性絶縁体層
と、1次コイルを構成する1次コイル導体と、2次コイ
ルを構成する2次コイル導体が、複数積層されると共
に、前記複数の1次コイル導体及び2次コイル導体のそ
れぞれが層間接続用導体によって接続されて、磁性絶縁
体内に磁気的に結合した1次コイルと2次コイルが形成
される。この際、前記磁性絶縁体層の幾何的中心点を通
り且つ磁性絶縁体層に垂直に交わる仮想軸に対して、前
記1次コイル導体と2次コイル導体は回転対称となるよ
うに配置される。これにより、同一層上の1次コイル導
体及び2次コイル導体の作る磁界は等しくなり、コイル
導体全体として、1次コイル及び2次コイル各々のイン
ダクタンスが等しくなる。
【0021】また、請求項3によれば、前記各層におけ
る1次コイル導体と2次コイル導体のそれぞれは、1/
4<N≦1/2で規定されるNターン分の形状を有して
いる。
【0022】これにより、第m番の導体層の1次コイル
導体は、第m+1番や第m−1番の導体層の2次コイル
導体と2N−1/2ターン分対向する。同様に、第m番
の導体層の2次コイル導体は、第m+1番や第m−1番
の導体層の1次コイル導体と2N−1/2ターン分対向
する。このように、上下で隣接する層の1次コイル導体
と2次コイル導体が対向する部分では、局所的な磁束の
ループがなくなり、1次コイル及び2次コイルを共通し
て横切る磁束だけになる。この結果、1次コイルと2次
コイルとの間の結合度が向上する。
【0023】また、請求項4によれば、前記磁性絶縁体
層は高透磁率磁性絶縁体からなるので、漏洩磁束が低減
される。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例の積層コモンモード
チョークコイルを示す分解斜視図である。図において、
11a〜11gは高透磁率磁性絶縁体層(以下、磁性絶
縁体層と称する。)、12a〜12fは導体層、13a
〜13dは1次コイル導体、14a〜14dは2次コイ
ル導体、15a〜15dは外部端子への引き出し導体、
16はスルーホールである。
【0025】各導体層12a〜12fと磁性絶縁体層1
1a〜11gは交互に積層され、導体層12a〜12f
は磁性絶縁体層11a〜11gに挟まれている。また、
最上部と最下部の導体層12a,12fには外部端子へ
の引き出し導体15a〜15dが配置され、これらの間
の各導体層12b〜12eには、1次コイル導体13a
〜13dと2次コイル導体14a〜14dがそれぞれ対
になって設けられ、一つの導体層12b〜12e当たり
の1次及び2次コイル導体のターン数NはN=3/8に
設定されている。
【0026】これにより、正方形断面をした1.5ター
ンずつの1次コイル13及び2次コイル14を内蔵する
積層コモンモードチョークコイル10が得られる。
【0027】1次コイル13及び2次コイル14を形成
する1次及び2次コイル導体13a〜13d,14a〜
14dは、図3に示すように各層の幾何的中心点Pに対
して点対称の形状をなしている。
【0028】これらのコイル導体13a〜13d,14
a〜14dと引き出し導体15a〜15dは、グリーン
シート化した磁性絶縁体層11b〜11gに印刷工程に
よって形成される。これらの導体層12a〜12fを形
成する前に、必要に応じて、磁性絶縁体シートの適切な
位置に導体を充填したスルーホール16を形成しておい
て、上に印刷された導体と下層の導体を電気的に接続す
る。
【0029】こうした導体の印刷と積層を適切に行い図
1に示す構成とする。次に、これらを圧着して一体成形
した後、図6に示すように引き出し導体15a〜15d
に接続された外部端子電極17a〜17dを形成してチ
ップ化し、積層コモンモードチョークコイルが完成す
る。
【0030】前述した構成よりなる積層コモンモードチ
ョークコイルによれば、コイルを形成する1次コイル1
3及び2次コイル14の各々のコイル導体13a〜13
d,14a〜14dの断片が、各導体層12b〜12e
で点対称の関係になっているので、1次及び2次コイル
各々のインダクタンス(L1,L2)が等しくなる。
【0031】即ち、コイルが、均一な材料からなる高透
磁率積層体内部に形成する磁界は、コイルと高透磁率積
層体双方の幾何的な形状で決定される。
【0032】従って、1次及び2次コイル導体13a〜
13d,14a〜14dの各々を、高透磁率積層体の幾
何的中心に対して常に点対称の形状にすれば、同一層上
の1次及び2次コイル導体の作る磁界は等しくなり、コ
イル導体トータルの結果として、1次及び2次コイルの
インダクタンスL1,L2を等しくすることができる。
【0033】さらに、高透磁率積層体の幾何的中心に対
して常に点対称の形状に形成された1次及び2次コイル
13,14の各々のコイル導体の断片が1/4<N≦1
/2ターンであれば、第m番の導体層の1次コイル導体
は、第m+1番や第m−1番の導体層の2次コイル導体
と2N−1/2ターン分対向する。
【0034】同様に、第m番の導体層の2次コイル導体
は、第m+1番や第m−1番の導体層の1次コイル導体
と2N−1/2ターン分対向する。
【0035】これを、N=3/8ターンを例に解説した
図を図5に示す。この例では、2N−1/2=1/4タ
ーンずつ、隣接する上下層で1次コイル導体と2次コイ
ル導体とが対向している。このように、上下で隣接する
層の1次コイル導体と2次コイル導体が対向する部分で
は、局所的な磁束のループ(図6の(a) )がなくなり、
1次及び2次コイルを共通して横切る磁束(図6の(b)
)だけになる。その結果、1次コイル13と2次コイ
ル14との間の結合度が向上する。
【0036】前述したように本実施例によれば、1次コ
イル13と2次コイル14間で高い結合度を有しつつ1
次コイル13と2次コイル14のインダクタンスL1,
L2を等しくすることができるので、高いコモンモード
インピーダンスZcと低いノーマルモードインピーダン
スZnをもつ積層コモンモードチョークコイルを実現す
ることができる。これにより、本実施例の積層コモンモ
ードチョークコイルは、十分なコモンモードノイズ除去
効果を有しつつ、ノーマルモード信号への影響を抑える
ことができる。
【0037】また、本実施例よるコイル導体形状は、導
体層や磁性絶縁体層形成工程や積層方法、材料に制約を
受けない技術であるので汎用性が高く、従来の積層イン
ダクタや積層コモンモードチョークコイルと同様に、全
て巻線工程を必要とせず、印刷、積層工程で容易に作成
することができる。
【0038】尚、本発明によるコイル導体の形状は、本
実施例で示されるコイル断面形状、導体や高透磁率磁性
体絶縁層の形成方法に限定されない汎用性の高いもので
あるから、あらゆる組合せの実施例が考えられることは
言うまでもないことである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、1次コイルと2次コイル間で高い結合度を有し
つつ1次コイルと2次コイルのインダクタンスを等しく
することができるので、高いコモンモードインピーダン
スと低いノーマルモードインピーダンスをもつ積層コモ
ンモードチョークコイルを実現できるため、十分なコモ
ンモードノイズ除去効果を有しつつ、ノーマルモード伝
送信号の減衰及び波形歪を低減することができる。
【0040】また、請求項2によれば、1次コイルと2
次コイル間で高い結合度を有しつつ1次コイルと2次コ
イルのインダクタンスを等しくすることができるので、
高いコモンモードインピーダンスと低いノーマルモード
インピーダンスをもつ積層コモンモードチョークコイル
を実現できるため、十分なコモンモードノイズ除去効果
を有しつつ、ノーマルモード伝送信号の減衰及び波形歪
を低減することができる。
【0041】また、請求項3によれば、上記の効果に加
えて、前記1次コイルと2次コイルとの間の結合度をさ
らに向上させることができるので、コモンモードノイズ
除去効果をさらに高めることができると共に、ノーマル
モード伝送信号の減衰や波形歪を十分に低減させること
ができる。
【0042】また、請求項4によれば、上記の効果に加
えて、漏洩磁束が低減されるので、1次コイルと2次コ
イルとの間の結合度をさらに向上させることができるた
め、コモンモードノイズ除去効果をさらに高めることが
できると共に、ノーマルモード伝送信号の減衰や波形歪
を十分に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の積層コモンモードチョーク
コイルを示す分解斜視図
【図2】コモンモードチョークコイルの内部磁束形態を
説明する図
【図3】本発明の一実施例における1次コイル導体と2
次コイル導体の点対称関係を説明する図
【図4】本発明の一実施例における積層コモンモードチ
ョークコイルを示す外観図
【図5】本発明の一実施例におけるコイル導体形状と対
向部分を示す図
【図6】本発明の一実施例における磁束形態を説明する
【符号の説明】
10…積層コモンモードチョークコイル、11a〜11
g高透磁率磁性絶縁体層、12a〜12f…導体層、1
3…1次コイル、13a〜13d…1次コイル導体、1
4…2次コイル、14a〜14d…2次コイル導体、1
5a〜15d…外部端子への引き出し導体、16…スル
ーホール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性絶縁体層と、1次コイルを構成する
    1次コイル導体と、2次コイルを構成する2次コイル導
    体とを複数積層すると共に、前記複数の1次コイル導体
    及び2次コイル導体のそれぞれを層間接続用導体によっ
    て接続することにより、磁性絶縁体内に磁気的に結合し
    た1次コイルと2次コイルを形成し、前記1次コイルと
    2次コイルのそれぞれの両端に接続された外部電極を設
    けてなる積層コモンモードチョークコイルであって、 前記磁性絶縁体の幾何的中心点に対して点対称となるよ
    うに前記1次コイルと2次コイルを配置してなることを
    特徴とする積層コモンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 磁性絶縁体層と、1次コイルを構成する
    1次コイル導体と、2次コイルを構成する2次コイル導
    体とを複数積層すると共に、前記複数の1次コイル導体
    及び2次コイル導体のそれぞれを層間接続用導体によっ
    て接続することにより、磁性絶縁体内に磁気的に結合し
    た1次コイルと2次コイルを形成し、前記1次コイルと
    2次コイルのそれぞれの両端に接続された外部電極を設
    けてなる積層コモンモードチョークコイルであって、 前記磁性絶縁体層の幾何的中心点を通り且つ磁性絶縁体
    層に垂直に交わる仮想軸に対して、前記1次コイル導体
    と2次コイル導体は回転対称となるように配置されてい
    ることを特徴とする積層コモンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】 前記各層における1次コイル導体と2次
    コイル導体のそれぞれは、1/4<N≦1/2で規定さ
    れるNターン分の形状を有することを特徴とする請求項
    2記載の積層コモンモードチョークコイル。
  4. 【請求項4】 前記磁性絶縁体層は高透磁率磁性絶縁体
    からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の積層コモンモードチョークコイル。
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