JPH08147720A

JPH08147720A - ジャンプパルス生成装置

Info

Publication number: JPH08147720A
Application number: JP28196594A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Yamamoto; 一弘山元; Makoto Usui; 誠臼井
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1994-11-16
Filing date: 1994-11-16
Publication date: 1996-06-07

Abstract

(57)【要約】【目的】トラックがスパイラル状に構成された円盤状
記録媒体、特にセクタアライン構成のゾーンＣＡＶ光デ
ィスクを用いる情報記録再生装置のジャンプバックパル
スの発生装置を構成することを目的とする。【構成】円盤状記録媒体と、記録媒体に記録された信
号の再生手段１と、アドレス部検出手段２と、第１の計
数手段３と、第１の計数手段をリセットする第１のリセ
ット手段４と、ジャンプパルス発生手段５と、第２の計
数手段６と、第２のリセット手段７により構成される。【効果】セクタアライン構成の光ディスクにおいて、
ディスク上のセクタアライン位置を基準にしてジャンプ
パルス位置を正確に管理する。トラックセクタ番号は初
期化時のみ必要で、本発明のジャンプパルス発生装置は
必要な回路量がきわめて少ない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、円盤状記録媒体を用い
た情報記録再生装置に関するもので、特にトラックがス
パイラル状に構成された円盤状記録媒体を用いる情報記
録再生装置において、記録再生ヘッドを同一トラックに
待機させるためのジャンプバックタイミング生成装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年のコンピュータの進歩普及に伴い、
外部記憶装置も大容量化が求められている。そのひとつ
として現在光ディスク装置の利用が拡大している。

【０００３】ディスク装置では一般に、半径方向はトラ
ック、円周方向はセクタとよばれる領域にディスクを分
割して情報を記録再生している。各分割されたセクタ領
域に対しては識別を容易にするため、半径位置に対応し
た固有のトラック番号と、ディスクの円周方向を識別す
るためのセクタ番号をセットにして、各領域の先頭部に
トラックセクタアドレスとして記録している。

【０００４】ディスク装置のうちでも、特に光ディスク
装置の場合は、トラックがスパイラル状に構成されてい
て、この場合記録再生する目的セクタの前のトラックに
シーク後、ディスク１回転に１回ヘッドを前のトラック
にジャンプバックさせることによって、目的セクタへの
記録再生動作の待機を行うのが普通である。

【０００５】このジャンプバックは、情報の記録再生の
待機中に行われるものであり、単純にモータの制御クロ
ックの分周により１回転に１発のパルスを発生させるの
ではなく、トラックセクタアドレス位置を基準としたパ
ルスを発生させた方が記録再生動作の制御はしやすい。

【０００６】図５は従来のジャンプパルス生成装置のブ
ロック図を示すものである。図５において、従来のジャ
ンプパルス生成装置は、トラックセクタアドレスが１回
転に複数記録されている円盤状記録媒体があり、信号再
生部１１と、信号再生部１１にて再生された信号より第
０セクタを検出する第０セクタ検出部２２と、第０セク
タ検出位置を基点としてカウンタによりジャンプバック
パルス発生位置を決定する計数部３２と、ジャンプパル
スとして一定幅のパルスを発生するジャンプパルス発生
部５を備えている。

【０００７】以上のように構成されたジャンプパルス生
成装置の動作について説明する。まず、信号再生部１１
によって円盤状記録媒体に記録されている情報信号が順
次再生される。再生信号は第０セクタ検出部２２に与え
られる。第０セクタがディスク１回転に１箇所必ず存在
する場合、この第０セクタ検出位置をジャンプバックタ
イミングの基準に使用することができる。第０セクタ検
出部２２は、再生信号よりトラックセクタアドレスを見
つけだして復調し、セクタ番号が０のトラックセクタア
ドレスを検出すると第０セクタ検出パルスを計数部３２
に伝達する。計数部３２は、第０セクタ検出より一定時
間後のジャンプパルス発生位置を決定し、ジャンプパル
ス発生指令パルスをジャンプパルス発生部５に伝達す
る。ジャンプパルス発生部５はあらかじめ決められた一
定パルス幅のジャンプパルスを発生し、このパルスによ
りヘッド制御が行われる。

【０００８】この例では第０セクタを基準にして説明し
たが、実際には、例えば１トラック２５セクタのＣＡＶ
ディスクでは、第２４セクタを基準にしてもよい。また
通常、再生信号のドロップアウトなどにより第０セクタ
を検出ミスした場合は、前記計数手段によりジャンプバ
ックパルスの補完処理を行うように構成することもでき
る。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成で
は、ディスク１回転を１トラックとみなし、１回転中に
必ず１回の第０セクタが存在する性質を用いてジャンプ
バックタイミング位置を決定していた。しかし、近年光
ディスクの高密度化のためにゾーンＣＡＶフォーマット
が導入された。ゾーンＣＡＶフォーマットとは、ディス
クを半径方向に１０バンド程度に分割し、各バンドでの
セクタ数を変える、すなわち内周部から外周部にいくに
従って１回転あたりのセクタ数を増加させていき、ディ
スク上の記録密度をほぼ一定に保つフォーマットであ
る。

【００１０】ゾーンＣＡＶフォーマットの導入に伴い、
ディスクの半径方向、すなわちバンドごとにセクタ数が
異なるというディスクを扱う必要がでてきた。また、ト
ラックセクタ番号は論理的な扱いになり、必ずしもトラ
ックがディスクの物理的な１回転と対応しなくなり、セ
クタ番号が同一のセクタ領域がディスクの半径方向に揃
っているとも限らなくなった。このような標準化規格に
たとえば下記の様なものがある。

【００１１】ＥＣＭＡ／ＴＣ３１／９３／９０ＤＡＴＡＩＮＴＥＲＣＨＡＮＧＥＯＮ９０ｍｍＯＰＴＩＣＡＬＤＡＴＡＣＡＲＴＲＩＧ
ＥＳ， −ＣＡＰＡＣＩＴＹ：２３０ＭＥＧＡＢＹＴＥＳＰＥ
ＲＣＡＲＴＲＩＧＥ− （ＯＣＴＯＢＥＲ１９９３）この規格書のｐｐ４９では、９０ｍｍ光ディスクのトラ
ックセクタ構成が規定されている。この例では、ディス
ク上に実際に存在するセクタ数は、内周で３０セクタ、
外周で４８セクタであるが、実際のディスク上に記録さ
れているセクタ番号は０から２４までであり、内周から
順にセクタ番号がオーバフローするたびにトラック番号
がカウントアップしていく構成になっていて、これをロ
ジカルトラックフォーマットとよんでいる。

【００１２】従来のジャンプパルス発生装置で、このよ
うなロジカルトラックフォーマットでトラックセクタア
ドレスが記録された円盤状記録媒体のジャンプバックパ
ルスを発生しようとしても、１回転中に異なったトラッ
クアドレスが現れ、１回転中に同一セクタ番号のセクタ
が存在するため、単純にセクタ番号だけをみてジャンプ
バックタイミングを決定することはできなくなった。ト
ラックセクタアドレスは内周部より規則的に付けられて
いるため、このトラック番号、セクタ番号から四則演
算、テーブル参照等の操作によってジャンプ位置を決定
することも不可能ではないが、このために要する計算ス
テップ、回路量は相当なものが必要になり、またフォー
マットが変更された場合の柔軟性にも問題があった。

【００１３】また、ゾーンＣＡＶフォーマットでは半径
方向にセクタが揃っているとは限らないため、シークの
たびにジャンプパルス発生装置の初期化を要し、ジャン
プタイミングとセクタ位置を明確に規定することが難し
かった。

【００１４】本発明は、上記の問題点を解決するもの
で、前記円盤状記録媒体のジャンプパルス生成装置を提
供することを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係わるジャンプパルス生成装置は、図１に示
すように、トラックセクタアドレスが１回転に複数記録
されている円盤状記録媒体と、前記円盤状記録媒体に記
録された信号を再生する信号再生手段１と、再生信号よ
りトラックセクタアドレス記録部分を検出するアドレス
部検出手段２と、前記アドレス部検出手段の検出パルス
により計数を開始する第１の計数手段３と、前記第１の
計数手段が第１の所定時間になった場合に、前記第１の
計数手段をリセットする第１のリセット手段４と、前記
第１の計数手段が第２の所定時間になった場合にジャン
プバックパルスを発生するジャンプパルス発生手段５を
備えている。

【００１６】また、本発明では、前記第１の計数手段
が、第３の所定時間になった場合に計数を開始する第２
の計数手段６と、前記第２の計数手段が計数を開始して
から前記第２の計数手段が第４の所定時間になる期間に
限定して、前記アドレス部検出手段の検出パルスにより
前記第１の計数手段をリセットする第２のリセット手段
７を備える。

【００１７】また、本発明では、前記第１の所定時間
は、前記円盤状記録媒体の１回転に相当する時間にでき
る。

【００１８】また、本発明では、前記第２の所定時間
は、前記第１の所定時間より小さく、かつ前記第４の所
定時間は、円盤状記録媒体の１回転中の最短トラックセ
クタアドレス間隔に相当する時間にできる。

【００１９】また、本発明では、前記円盤状記録媒体上
のトラックセクタアドレスの開始位置が、少なくとも円
盤状記録媒体の半径方向に一方向は揃っている円盤状記
録媒体を用いることができる。

【００２０】また、本発明では、前記半径方向に一方向
に揃った位置にあるトラックセクタアドレスのセクタ番
号は、トラックごとに異なっている円盤状記録媒体を用
いることができる。

【００２１】また、本発明では、前記半径方向に一方向
に揃っているアドレス位置から、前記再生手段が再生中
のトラックセクタアドレス位置までの円周方向の再生時
間差を演算により求める計算手段と、前記第１の計数手
段の計数値を前記計算手段により計算された計算値に再
設定する計数値制御手段とを有し、前記第１の計数手段
の前記リセット時刻と前記半径方向に１方向に揃ってい
るトラックセクタアドレスの再生時刻とを一致させるよ
うに、第１の計数手段の計数値を初期化動作させること
ができる。

【００２２】

【作用】円盤状記録媒体は、信号を再生する手段によ
り、ディスク上に記録されている情報が再生される。デ
ィスク上に記録されている情報は、１回転に複数のトラ
ックセクタアドレスと各セクタ内データから構成される
が、アドレス部検出手段はこのうちトラックセクタアド
レス部が再生中であることを識別する。アドレス部検出
手段がアドレス部であることを識別し、アドレス部検出
パルスを出力すると、第１の計数手段が計数を開始す
る。

【００２３】第１の計数手段が、あらかじめ決められた
第１の所定時間を経過すると第１の計数手段をリセット
する手段により第１の計数手段がリセットされ、第１の
計数手段は新たに計数を開始する。また、第１の計数手
段が、あらかじめ決められた第２の所定時間になった場
合に、ジャンプパルス発生手段がジャンプパルスを発生
する。

【００２４】また、第１の計数手段が第３の所定時間に
なった場合には、第２の計数手段が計数を開始し、第２
の計数手段が計数を始めてから第４の所定時間になるま
での期間だけに限定して第１の計数手段のリセット手段
を有効にするように構成することができる。この場合
に、前記第１の所定時間は円盤状記録媒体の１回転時間
とし、前記第２の所定時間を前記第１の所定時間より短
くし、前記第３の所定時間は円盤状記録媒体の最短セク
タ間隔に設定することにより、数あるトラックセクタア
ドレスのうち、第１の計数手段がリセットされてから１
回転時間後近傍のトラックセクタアドレス検出パルスの
みでうまく第１の計数手段をリセットすることができ
る。

【００２５】また、円盤状記録媒体のうち、特にゾーン
ＣＡＶフォーマットを採用した記録媒体において、トラ
ックセクタアドレスの円盤上での物理的記録開始位置
が、少なくとも１箇所は円盤状記録媒体の半径方向に一
方向は揃っている場合、その半径方向に揃っていること
をセクタアラインと呼ぶ。セクタアラインの位置のトラ
ックセクタアドレスの検出パルスを第１の計数手段のリ
セットパルスになるように動作させると、シーク動作を
行った場合でも、第１の計数手段の再初期化は必要な
い。

【００２６】また、セクタアラインのアドレス位置か
ら、前記再生手段が再生中のトラックセクタアドレス位
置までの円周方向の再生時間差を計算する手段と、前記
第１の計数手段の計数値を前記計算値に再設定する制御
手段を用いて、前記計算により求めた値を前記第１の計
数手段に設定し、前記第１の計数手段のリセット時刻と
セクタアラインになっているトラックセクタアドレスの
再生時刻を一致させるように、第１の計数手段の計数値
を初期化することができる。

【００２７】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。

【００２８】図２において、予めトラック位置を示すト
ラックセクタアドレス番号が１回転に複数記録されてい
るディスクがあり、信号再生部１１はディスク上に記録
された情報を再生する。再生された情報信号は、アドレ
ス検出部２１に受け渡される。アドレス検出部２１は再
生された情報データがトラックセクタアドレス部であっ
た場合にアドレス部検出パルスを発生する。アドレス部
の判別には、たとえば前記ＥＣＭＡ／ＴＣ３１／９３／
９０の規格ディスクでは、セクタマーク検出パルスを用
いることができる。

【００２９】アドレス部検出パルスにより、カウンタ３
１がクリアされ、カウンタ３１は０よりカウントアップ
を始める。カウンタが第２の所定時間になるとジャンプ
パルス発生部５１はあらかじめ決められた一定幅のジャ
ンプパルスを出力する。またカウンタ３１が第３の所定
時間になるとゲート開始時間検出部６１は検出パルスを
状態保持器６２に送出し、状態保持器はセットされ、第
２カウンタ６３がカウントアップを開始する。第２カウ
ンタが第４の所定時間になるとゲート幅検出部７１は検
出パルスを状態保持器６２に出力し、状態保持器はリセ
ットされる。状態保持器がセットされている期間中はゲ
ート回路７２がイネーブルとなり、この期間、すなわち
ゲート開始時間から一定ゲート幅の期間中にアドレス検
出部２１がアドレスを検出するとカウンタ３１は０にリ
セットされる。また、カウンタ３１が第１の所定時間に
なると１回転時間検出部４１の動作によりカウンタ３１
はリセットされる。この第１の所定時間によるカウンタ
リセットは、たとえばディスクの欠陥などによりアドレ
ス信号が欠落した場合でもジャンプパルスのタイミング
を保持するために必要である。

【００３０】また、外部計算部８は、アドレス検出部よ
りトラックセクタアドレスを読みとり、そのトラックセ
クタアドレスがディスク上のセクタアラインの位置から
円周方向に何セクタ離れた位置にあるセクタであるのか
を計算する。たとえば、テーブル検索などの方法により
１０トラック２セクタがセクタアライン位置上に存在す
るセクタであるとすれば、１０トラック５セクタはセク
タアライン位置から３セクタ目のセクタであることにな
る。従って、１セクタ時間あたりのカウンタ３１の計数
値がたとえば１．０００であれば、このとき、カウンタ
には３．０００をカウンタプリセット部９を通して設定
する。この初期手続きを行うことにより、カウンタ３１
は以後、セクタアライン位置にあるトラックセクタアド
レスでリセット動作が行われ、セクタアライン位置を０
としてカウントを続けることになる。このようにいった
ん初期手続きのカウンタプリセットを行った後は、セク
タアライン位置にあるトラックセクタアドレスの具体的
なトラック番号、セクタ番号はもはや不要である。

【００３１】つぎにこのジャンプパルス生成装置の動作
を、図３、図４のタイミングチャートを用いて説明す
る。まず、図３、図４に示した符号＜１＞から＜５＞で
示される信号は図２に示した信号＜１＞から＜５＞に対
応している。図３はフォーマット同期中の時、つまりア
ドレス部を検出できている場合のタイムチャートを示し
ており、カウンタ３１の計数値＜２＞は前記第１の所定
時間設定値（Ｌ）まで＜５＞のクロックタイミングでカ
ウントし、第１の設定値（Ｌ）で１回転時間検出部４１
が動作して０にリセットされ、再びカウントアップを開
始する。ジャンプパルスは、カウンタ３１が第２の設定
値（Ｉ）になった場合に送出される。

【００３２】常にディスクのセクタアドレス位置とカウ
ント開始位置を一致させる為に、セクタマークが検出さ
れるとカウンタ３１は０にリセットされる。このリセッ
ト動作を許可するのが＜３＞のセクタマーク受付ゲート
信号で前記第２の所定時間設定値（Ｍ）からゲートが一
定時間（第４の所定時間）開き、カウンタ３１のリセッ
ト動作を許可する。このゲート期間は、タイミングチャ
ートからもわかるように、ゲート幅はセクタ間隔に、ゲ
ートの中心位置はセクタアラインのアドレスのセクタマ
ーク検出位置に合わせると、ディスクの回転変動等にも
っとも強くなる。

【００３３】図４はフォーマット同期のない状態の時、
つまりセクタマークを検出できなかった場合のタイムチ
ャートを示しており、カウンタ３１は前記第１の所定時
間設定値（Ｌ）まで＜５＞のクロックタイミングでカウ
ントを繰り返す。その間、＜３＞の前記基準セクタマー
クパルス受付ゲート信号は、前記第２の所定時間設定値
（Ｍ）によってゲートが一定時間開き前記セクタマーク
パルス待ち状態となる。＜４＞のジャンプパルスは、前
記第３の所定時間設定値（Ｉ）より一定周期で補完され
て出力し続けられる。

【００３４】

【発明の効果】以上のように本発明は、外部カウンタの
計数値の基準をディスク上のセクタアラインの位置にと
ること、カウンタの計数値とディスク上のセクタアライ
ン位置とは、外部計算手段（たとえばＣＰＵ）により初
期設定することにより対応をとることにより、ジャンプ
パルス発生装置内部で具体的なトラック番号、セクタ番
号を管理計算するハードウエアを持つ必要がなく、きわ
めて少ない回路規模でジャンプパルスを発生することが
できる。通常のＣＡＶフォーマットとゾーンＣＡＶで採
用が進んでいるロジカルトラックフォーマットの両方に
対応できる。また、セクタアライン位置を基準にするた
め、ゾーンＣＡＶディスクにおいてシーク動作を行って
もジャンプ位置は正確にロックされている。ジャンプ位
置は、同じくセクタアライン位置を基準とするカウンタ
のカウント値によって決定されるため、ジャンプ位置を
ディスク上のセクタアライン位置から正確かつ精密、か
つ自由な時間に設定できる。セクタアライン位置のセク
タマークを基準にしてカウンタの補正を行うため、ディ
スク回転中にディスクモータ回転変動やディスククラン
プの滑りが発生しても追従できるという多くの特徴を持
つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるジャンプパルス生成装置の構成
を原理的に示したブロック図

【図２】本発明に係わるジャンプパルス生成装置の実施
例を示したブロック図

【図３】本発明に係わるジャンプパルス生成装置の実施
例においてフォーマット同期中の時のタイムチャート

【図４】本発明に係わるジャンプパルス生成装置の実施
例においてフォーマット同期のない状態の時のタイムチ
ャート

【図５】従来例を示したブロック図

【符号の説明】

１信号再生手段２アドレス検出手段３第１の計数手段４第１のリセット手段５ジャンプパルス発生手段６第２の計数手段７第２のリセット手段１１信号再生部２１アドレス検出部２２第０セクタ検出部３１カウンタ４１１回転時間検出部５１ジャンプパルス発生部６１ゲート開始時間検出部６２状態保持器６３第２カウンタ７１ゲート幅検出部７２ゲート回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】トラックセクタアドレスが１回転に複数
記録されている円盤状記録媒体と、前記円盤状記録媒体
に記録された信号を再生する信号再生手段１と、再生信
号よりトラックセクタアドレス記録部分を検出するアド
レス部検出手段２と、前記アドレス部検出手段の検出パ
ルスにより計数を開始する第１の計数手段３と、前記第
１の計数手段が第１の所定時間になった場合に、前記第
１の計数手段をリセットする第１のリセット手段４と、
前記第１の計数手段が第２の所定時間になった場合にジ
ャンプバックパルスを発生するジャンプパルス発生手段
５により構成されたことを特徴とするジャンプパルス生
成装置。
【請求項２】前記第１の計数手段が、第３の所定時間
になった場合に計数を開始する第２の計数手段６と、前
記第２の計数手段が計数を開始してから前記第２の計数
手段が第４の所定時間になる期間に限定して、前記アド
レス部検出手段の検出パルスにより前記第１の計数手段
をリセットする第２のリセット手段７を備えたことを特
徴とする請求項１に記載のジャンプパルス生成装置。
【請求項３】前記第１の所定時間は、前記円盤状記録
媒体の１回転に相当する時間であることを特徴とした請
求項１または請求項２に記載のジャンプパルス生成装
置。
【請求項４】前記第２の所定時間は、前記第１の所定
時間より小さく、かつ前記第４の所定時間は、円盤状記
録媒体の１回転中の最短トラックセクタアドレス間隔で
あることを特徴とした請求項３に記載のジャンプパルス
生成装置。
【請求項５】前記円盤状記録媒体上のトラックセクタ
アドレスの開始位置が、少なくとも円盤状記録媒体の半
径方向に少なくとも一方向は揃っていることを特徴とし
た請求項１〜請求項４のいずれかに記載のジャンプパル
ス生成装置。
【請求項６】前記半径方向に一方向に揃った位置にあ
るトラックセクタアドレスのセクタ番号は、トラックご
とに異なっていることを特徴とした請求項５に記載のジ
ャンプパルス生成装置。
【請求項７】前記半径方向に一方向に揃っているアド
レス位置から、前記再生手段が再生中のトラックセクタ
アドレス位置までの円周方向の再生時間差を演算により
求める計算手段と、前記第１の計数手段の計数値を前記
計算手段により計算された計算値に再設定する計数値制
御手段とを有し、前記第１の計数手段の前記リセット時
刻と前記半径方向に１方向に揃っているトラックセクタ
アドレスの再生時刻とを一致させるように、第１の計数
手段の計数値を初期化することを特徴とした請求項５ま
たは請求項６に記載のジャンプパルス生成装置。