JPH08147213A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPH08147213A
JPH08147213A JP6281684A JP28168494A JPH08147213A JP H08147213 A JPH08147213 A JP H08147213A JP 6281684 A JP6281684 A JP 6281684A JP 28168494 A JP28168494 A JP 28168494A JP H08147213 A JPH08147213 A JP H08147213A
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memory
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data
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JP6281684A
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Masato Suzuki
正人 鈴木
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンプルアクセスモードであるか、バースト
アクセスモードであるかを択一的に指定するモード指定
信号が、メモリへのアクセス開始後、2CPUサイクル
目以降で確定するCPUと組み合わして使用した際に、
高速にデータ転送が行えるシステムを構築することがで
きるメモリ装置を提供する。 【構成】 モード指定信号“*BURST”が確定する以前の
段階で、CPUより与えられたアドレスのデータを出力
するための処理と、アクセスモードがバーストアクセス
であった場合に実行することが必要となる処理(アドレ
スカウンタ12のカウントアップ)が開始され、その
後、バーストアクセスモードであることが確定した場合
には、引き続いてバーストアクセスに必要な処理が繰り
返され、シンプルアクセスであることが確定した場合に
は、装置の状態がアクセス要求を待機する状態に移行す
るように、メモリコントローラ11を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ装置に係わり、
特に、使用するアクセスモードがシンプルアクセスモー
ドであるかバーストアクセスモードであるかを指定する
信号が、アクセス開始後、2CPUサイクル目以降で確
定するCPUと組み合わせて用いられるメモリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】RISC(Reduced Instruction Set Com
puter)タイプのCPUには、バーストアクセスというメ
モリアクセスモードをサポートしているものがある。バ
ーストアクセスモードは、連続したアドレスのデータを
高速にアクセスするために設けられたアクセスモードで
あり、このアクセスモードでは、図7および図8に示し
たように、CPU31からアクセス対象とするメモリ装
置32に対して、バーストアクセスを行うことを示す制
御信号と、アクセスを行うデータの最初のアドレス(ス
タートアドレス)だけが供給され、CPU31は、その
後、データバス上に出力されるデータ0、データ1等
を、クロック(CLK)に同期して取得していくことによ
り、連続したアドレスのデータのアクセスを行ってい
く。なお、図7において、制御信号“*BURST”が、アク
セスモードを択一的に指定する信号であり、この図に示
したCPUでは、2番目のCPUサイクル内で、アクセ
スモードが確定することになる。
【0003】このように、バーストアクセス時には、C
PUからスタートアドレスしか出力されないため、バー
ストアクセスを行うCPUは、バーストアクセスを要求
された際に、スタートアドレスを基に、順次、出力する
アドレスを変更していく機能を備えたメモリ装置と組み
合わせて使用されることになる。
【0004】現在、バーストアクセスを行うCPUと組
み合わせて使用できるメモリ装置(メモリチップ)とし
ては、メモリチップ自体にバーストアクセスに対応でき
る機能が付加されたものと、通常のメモリチップに幾つ
かの回路を付加してバーストアクセスに対応できるよう
にしたものとが存在している。
【0005】このうち、前者のメモリチップ(メモリ装
置)は、製造されている種類が少ないため、そのような
メモリチップを用いてバーストアクセスが行えるシステ
ムを構成した場合、システムのメモリ容量が、製造され
ているメモリチップの容量によって制限されてしまうこ
とになり、自由なシステム設計が行えない。さらに、そ
のようなメモリチップは、高価でもあるため、システム
が高価になってしまうといった問題もあった。
【0006】これに対し、後者のメモリ装置は、広く一
般的に用いられているメモリチップを用いて構成するこ
とが可能であるため、メモリ容量を任意に設定でき、ま
た、安価にシステムを構築できることにもなるので、バ
ーストアクセスを行うCPUは、通常のメモリチップに
回路を付加したメモリ装置と組み合わされて使用される
ことが多くなっている。
【0007】その際、アクセスタイムが比較的遅いメモ
リを用いる場合には、通常、複数のメモリに対して、ア
ドレスが1つずれるたびに隣のメモリが使用されるよう
にアドレス付け(アドレスインタリーブ)をしておき、
それら複数のメモリから順にデータが読み出されるよう
にメモリ装置が構成される。
【0008】以下、図9ないし図11を用いて、従来
の、アドレスインタリーブを行っているメモリ装置の概
要を説明する。なお、これから説明を行うメモリ装置
は、アクセス開始後2CPUサイクル目以降でアクセス
モードが確定する、前述したようなCPUと接続されて
使用される装置であり、図9は、そのようなメモリ装置
の概略構成を示したブロック図であり、図10は、メモ
リ装置内に設けられているメモリコントローラの状態
が、CPUから入力される制御信号に応じて遷移する様
子を示した状態遷移図である。また、図11は、メモリ
コントローラが各状態において出力する各制御信号のレ
ベルを示した図である。
【0009】図9に示してあるように、従来のメモリ装
置は、メモリコントローラ21とアドレスカウンタ22
EVEN、22ODD と、メモリバンク23EVEN、23ODD
よって構成されている。アドレスカウンタ22EVEN、2
ODD は、メモリコントローラ21からイネーブルレベ
ルの信号“*LOAD ”が入力されたときに、アドレスバス
上のアドレスを取り込むとともに、そのアドレスをメモ
リバンク23に出力し、イネーブルレベルの信号“*CE-
EVEN”または“*CE-ODD ”が入力された際に、内部に記
憶しているアドレスのカウントアップを行うように構成
された回路である。
【0010】また、メモリバンク23EVEN、23
ODD は、アドレスインターリブされたメモリであり、そ
れぞれのメモリバンク23が出力すべきデータのアドレ
スは、アドレスカウンタ22EVEN、22ODD によって指
定され、メモリバンク23EVEN、23ODD は、それぞ
れ、メモリコントローラ21から、イネーブルレベルの
信号“*OE-EVEN”、“*OE-ODD ”が入力された際に、該
当アドレスのデータをデータバス上に出力するようにな
っている。
【0011】メモリコントローラ21は、CPUから入
力される制御信号(*BURST,*ROMOE,*ROMCS) 、クロック
(CLK) およびアドレスバスの最下位ビットA0を基に、ア
ドレスカウンタ22およびメモリバンク23を制御する
ための信号(*LOAD,*CE-EVEN,*OE-EVEN,*CE-ODD,*OE-OD
D) を作成する回路であり、以下に記すような手順で制
御信号を発生している。
【0012】図10に示してあるように、従来のメモリ
コントローラ21は、“IDLE”、“PRE-EVEN”、“SIM-
EVEN”、“BUR-EVEN”、“PRE-ODD ”、“SIM-ODD ”、
“BUR-ODD ”という7つの状態を、信号“*BURST”や、
“*ROMCS”のレベルに応じて、“CLK ”で規定される1
CPUサイクル毎に、遷移するように構成されており、
“IDLE”ステートから、“PRE-EVEN”ステートへの遷移
は、“!ROMCS&!A0”、すなわち、信号“*ROMCS”が
“L”であり、アドレスの最下位ビットA0が、“0”で
あるときに行われ、“IDLE”ステートから、“PRE-ODD
”ステートへの遷移は、信号“*ROMCS”が“L”であ
り、最下位ビットA0が“1”であるときに行われるよう
になっている。
【0013】このため、従来のメモリコントローラ21
は、メモリアクセスが開始された際のアドレス(スター
トアドレス)によって、“PRE-EVEN”、“PRE-ODD ”、
いずれか一方のステートに遷移する。そして、“PRE-EV
EN”、“PRE-ODD ”ステートでは、図11に示してある
ように、それぞれ、信号“*OE-EVEN”、“*OE-ODD ”が
イネーブルとされるが、信号“*RADY ”が“H”(ディ
セーブル)とされ、CPUのデータの取り込みが禁止さ
れる。
【0014】“PRE-EVEN”(“PRE-ODD ”)ステートに
おいて、信号“*BURST”が確定し、たとえば、シンプル
アクセスモードであることが判明した場合には、メモリ
コントローラ21は、次のCPUサイクルで“SIM-EVE
N”(“SIM-ODD ”)ステートに遷移する。そして、そ
のステートにおいて、信号“*RADY ”を“L”とするこ
とによって、1アドレス分のデータの転送を行った後
に、“IDLE”ステートに戻ることになる。
【0015】また、バーストアクセスモードであること
が判明した場合には、メモリコントローラ21は、“BU
R-EVEN”(“BUR-ODD ”)ステートに遷移し、信号“*B
URST”がバーストモードが続行されていることを示すも
のである間、“BUR-ODD ”、“BUR-EVEN”ステート間の
遷移を繰り返す。すなわち、各ステートにおいて、アド
レスカウンタへのカウントアップ指示(“*CE-EVEN”、
“*CE-ODD ”)と、メモリバンクへのデータの出力指示
(“*OE-EVEN”、“*OE-ODD ”)を行うことによって、
各メモリバンク23に連続するアドレスのデータをデー
タバス上に出力させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明した、従来
のメモリ装置の簡単なタイミングチャートを、図12に
示す。図中、データ2を取得するのに要しているCPU
サイクル数(“ADD EVEN”、“DATA(EVEN)”を参照され
たい)から明らかなように、従来のメモリ装置では、メ
モリとして、アクセスタイムが1CPUサイクル程度の
ものが使用されることになる。
【0017】しかしながら、従来のメモリ装置では、既
に説明したように、アクセスモードの確定を待つための
ステート“PRE-EVEN”、“PRE-ODD ”が設けられている
ため、“ADD EVEN”、“DATA”の変化から明らかなよう
に、最初のデータであるデータ0の読み出しに、3CP
Uサイクルが必要とされている。このように、従来のメ
モリ装置では、アドレスの指定とデータの読み出しが2
CPUサイクルで完了させることができるメモリを用い
ていながら、最初のデータアクセスに関しては、その能
力を十分に利用していないものとなっていた。
【0018】また、従来のメモリ装置は、シンプルアク
セス時にも、3CPUサイクルが必要とされる構成とな
っているため、バーストアクセスとシンプルアクセスの
使用頻度によっては、従来のメモリ装置を用いてシステ
ムを構築するより、バーストアクセス機能を一切用いず
にシステムを構成した方が、システムの総合的なパフォ
ーマンスが向上するような場合もあった。
【0019】そこで、本発明の目的は、アクセスモード
がシンプルアクセスモードであるか、バーストアクセス
モードであるかを択一的に指定するモード指定信号が、
メモリへのアクセス開始後、2CPUサイクル目以降で
確定するCPUと組み合わして使用した際に、高速にデ
ータ転送が行えるシステムを構築することができるメモ
リ装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では、メモリへの
アクセスモードが1アドレス分のデータの出力を要求す
るシンプルモードであるか、連続した複数のアドレスの
データの出力を要求するバーストモードであるかを択一
的に指定するモード指定信号が、メモリへのアクセス開
始後、2CPUサイクル目以降で確定するCPUと組み
合わされて使用されるメモリ装置を、(イ)アドレスイ
ンタリーブされた、アクセスタイムが1CPUサイクル
程度の所定数のメモリと、(ロ)これら所定数のメモリ
のそれぞれに接続された、各メモリから読み出すデータ
を指定するアドレスを出力するための所定数のアドレス
カウンタと、(ハ)CPUから供給されたアドレスを所
定数のアドレスカウンタに供給するとともに、そのアド
レスを基に、所定数のメモリからデータの読み出しを行
うメモリを特定する特定手段と、(ニ)CPUサイクル
毎に、モード指定信号がシンプルモードを指定するもの
かバーストモードを指定するものかを判断する判断手段
と、(ホ)この判断手段の判断結果に依らず、特定手段
によって特定されたメモリがデータを出力できる状態に
なるCPUサイクルにおいて、そのメモリに対してデー
タの出力を指示するとともに、そのメモリに対応するア
ドレスカウンタにアドレスのカウントアップを指示する
第1指示手段と、(ヘ)判断手段によってモード指定信
号がバーストモードを指定するものであると判断された
際に、前回のCPUサイクルにおいてデータの出力が指
示されたメモリの次のメモリにデータの出力を指示する
とともに、データの出力を指示したメモリに対応するア
ドレスカウンタにアドレスのカウントアップを指示する
第2指示手段と、(ト)判断手段によってモード指定信
号がシンプルアクセスモードを指定するものであると判
断された際に、自装置の状態をアクセス要求を待機する
状態に移行させる状態移行手段とから構成する。
【0021】すなわち、本発明では、アクセスモードが
確定する以前の段階で、CPUより与えられたアドレス
のデータを出力するための処理およびそのアクセスモー
ドがバーストアクセスモードであった場合に実行するこ
とが必要となる処理(アドレスカウンタのカウントアッ
プ)が開始され、その後、バーストアクセスモードであ
ることが確定した場合には、引き続いてバーストアクセ
スに必要な処理が繰り返され、また、シンプルアクセス
モードであることが確定した場合には、装置の状態がア
クセス要求を待機する状態に移行するように、メモリ装
置を構成する。
【0022】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0023】図1に、本発明の一実施例によるメモリ装
置の概略構成を示す。図示してあるように、実施例のメ
モリ装置は、メモリコントローラ11と、2つのアドレ
スカウンタ12EVEN、12ODD と、2つのメモリバンク
13EVEN、13ODD によって構成されている。
【0024】アドレスカウンタ12EVEN、12ODD は、
メモリコントローラ11からイネーブルレベルの信号
“*LOAD ”が入力されたときに、アドレスバス上のアド
レスを取り込むとともに、そのアドレスを“ADD EVE
N”、“ADD ODD ”として、メモリバンク13EVEN、1
ODD に出力するカウンタであり、イネーブルレベルの
信号“*CE-EVEN”または“*CE-ODD ”が入力された際
に、内部に記憶されているアドレスのカウントアップを
行うようにもなっている。
【0025】メモリバンク13EVEN、13ODD は、アド
レスインターリブされており、偶数アドレスデータがメ
モリバンク13EVENに、奇数アドレスデータがメモリバ
ンク13ODD に格納されている。メモリバンク1
EVEN、13ODD は、それぞれ、メモリコントローラ1
1から、イネーブルレベルの信号“*OE-EVEN”、“*OE-
ODD”が入力された際に、アドレスカウンタ12EVEN
12ODD によって指定されているアドレスのデータをデ
ータバス上に出力するようになっている。
【0026】メモリコントローラ11は、CPUから入
力される制御信号(*BURST,*ROMOE,*ROMCS) 、クロック
(CLK) およびアドレスバスの最下位ビットA0の内容を基
に、アドレスカウンタ12およびメモリバンク13を制
御するための信号(*LOAD,*CE-EVEN,*OE-EVEN,*CE-ODD,*
OE-ODD) を作成する、いわゆる、ステートマシーンであ
り、クロックに同期して、ステート(状態)を変化さ
せ、各状態に対して定められているレベルの制御信号を
出力する。以下、図面を参照して、実施例のメモリコン
トローラの動作の詳細を説明する。
【0027】図2に、CPUからの各信号によって、メ
モリコントローラの状態(ステート)がどのように遷移
するかを模式的に示す。図示してあるように、実施例の
メモリコントローラは、“IDLE”、“SIM-EVEN”、“BU
R-EVEN”、“SIM-ODD ”、“BUR-ODD ”という5つの状
態を、1CPUサイクル毎に遷移することによって、C
PUからのメモリアクセス要求に応答するように構成さ
れている。
【0028】CPUからのアクセス要求がなされた際、
メモリコントローラは、“!ROMCS&!A0”、すなわち、信
号“*ROMCS”が“L”であり、アドレスの最下位ビット
A0が、“0”であるときには、“IDLE”ステートから、
“SIM-EVEN”ステートへ遷移し、また、信号“*ROMCS”
が“L”であり、最下位ビットA0が“1”であるときに
は、“IDLE”ステートから、“SIM-ODD ”ステートへ遷
移する。
【0029】“SIM-EVEN”から“BUR-ODD ”への遷移お
よび“SIM-ODD ”から“BUR-EVEN”への遷移は、信号
“*BURST”が“L”であるときに行われ、“BUR-EVE
N”、“BUR-ODD ”間の遷移も、信号“*BURST”が
“L”であるときに行われる。そして、信号“*BURST”
が“H”であるときには、“SIM-EVEN”、“SIM-ODD
”、“BUR-EVEN”、“BUR-ODD ”から、“IDLE”への
遷移が行われる。
【0030】図3に、これら各ステートにおいて、メモ
リコントローラが出力する各制御信号のレベルを示す。
図示してあるように、“IDLE”ステートでは、メモリコ
ントローラは、制御信号“*LOAD ”をイネーブルにする
ことによって、アドレスカウンタ12EVEN、12
ODD (以下、アドレスカウンタEVEN、ODD と表記す
る。) に対して、アドレスバス上のアドレスのロードを
指示する。また、同時に、信号“*RADY ”を、ディセー
ブルにすることによって、CPUに、データの出力準備
が整っていないことを通知する。
【0031】そして、“SIM-EVEN”ステートと“BUR-EV
EN”ステートでは、“*OE-EVEN”と“*CE-EVEN”と“*R
ADY ”をイネーブルとし、“SIM-ODD ”ステートと“BU
R-ODD ”ステートでは、“*OE-ODD ”と“*CE-ODD ”と
“*RADY ”をイネーブルとする。
【0032】以上、説明したように動作するメモリコン
トローラによって、実施例のメモリ装置では、図4に示
すようなタイミングでメモリからのデータ読み出しが行
われることになる。なお、図4に示したタイミングチャ
ートは、偶数アドレスをスタートアドレスとしたバース
トアクセスがCPUから、要求された際のタイミングチ
ャートである。
【0033】まず、第1番目のCPUサイクル(“IDL
E”ステート)では、アドレスバス上にCPUから供給
されているスタートアドレスが、イネーブルレベルの信
号“*LOAD ”を受けているアドレスカウンタEVEN、ODD
にロードされ、アドレスカウンタEVEN、ODD は、ロード
したスタートアドレス(最下位ビットを除く)を、その
まま、“ADD EVEN”、“ADD ODD ”として、各メモリバ
ンクに供給する。なお、各メモリバンクのアクセスタイ
ムは、1CPUサイクル程度であるため、“ADDEVE
N”、“ADD ODD ”が供給が行われる1番目のCPUサ
イクルでは、データの出力準備が整わず、次のCPUサ
イクルにおいて、データ出力準備が整うことになる。
【0034】2番目のCPUサイクルにおいては、信号
“*BURST”が確定していないため、要求されているアク
セスがバーストアクセスモードがシンプルアクセスモー
ドかの判断ができない訳であるが、メモリコントローラ
は、シンプルアクセスモードのステートである“SIM-EV
EN”ステートに遷移し、信号“*OE-EVEN”(図4には示
していない。)をイネーブルにすることによって、メモ
リバンクEVENに対してデータの出力を指示するととも
に、“*CE-EVEN”をイネーブルにすることによって、ア
ドレスカウンタEVENにアドレスのカウントアップを指示
する。
【0035】これにより、2番目のCPUサイクル
(“SIM-EVEN”ステート)の最後で、アドレスカウンタ
EVEN内のアドレスのカウントアップがなされ、また、メ
モリバンクEVENからデータバス上に供給されたアドレス
0のデータが、CPUに格納されることになる。
【0036】3番目のCPUサイクルにおいて、信号
“*BURST”により、現在のアクセスモードがバーストモ
ードであることが確定することになり、メモリコントロ
ーラは、“BUR-ODD ”ステートに移行し、メモリバンク
ODD にイネーブルレベルの信号“*OE-ODD ”を出力する
ことによって、データの出力を指示するとともに、イネ
ーブルレベルの信号“*CE-ODD ”を出力することによっ
て、アドレスカウンタODD にアドレスのカウンタアップ
を指示する。
【0037】図示してあるように、4番目のCPUサイ
クルにおいても、バーストモードが続行されていた場合
には、メモリコントローラは、“BUR-EVEN”ステートに
移行し、メモリバンクEVENにイネーブルレベルの信号
“*OE-EVEN”を出力することによって、メモリバンクEV
ENに対して、データの出力を指示するとともに、アドレ
スカウンタEVENにイネーブルレベルの信号“*CE-EVEN”
を出力することによって、アドレスカウンタEVENに対し
て、内部に記憶されているアドレスのカウンタアップを
指示する。
【0038】図2および図3を用いて説明したように動
作するメモリコントローラによって制御されている実施
例のメモリ装置では、このようなデータの出力(“BUR-
ODD”“BUR-EVEN”という2つのステートの繰り返し)
が、信号“*BURST”が“L”である限り続行され、信号
“*BURST”または“*ROMCS”がディセーブルになったと
きに、メモリからのデータ出力が停止されることにな
る。
【0039】このように、実施例のメモリ装置では、バ
ーストモードを指定した際に、CPUが最初のデータを
受けるまでに必要なCPUサイクルが、2サイクルとな
っており、従来のメモリ装置よりも、高速にアクセス要
求に応答できるようになっている。
【0040】また、偶数アドレスに対するシンプルアク
セスモードが指定された場合にも、図4の、2番目のC
PUサイクルにおけるステート“SIM-EVEN”において、
データ0の出力が行われた後に、3番目のCPUサイク
ルにおいて、“IDLE”に戻ることになるので、やはり、
従来のメモリ装置と比して、高速にメモリアクセスが行
えることになる。
【0041】なお、実施例のメモリ装置は、アドレスバ
スのA0の内容によって、メモリバンクの特定を行うよう
に構成してあるが、接続するCPUや、各メモリバンク
の使用法に応じて、メモリバンクの特定に用いるビット
を変更しても良いことは当然である。
【0042】また、実施例のメモリ装置は、2つのメモ
リバンクによって構成してあるが、本発明が適用できる
メモリバンク数には、特に制限はなく、たとえば、図5
に、模式的に示したように、4つのメモリバンクを用い
ても、バーストアクセスモードかシンプルアクセスモー
ドかが確定する前に、1データ分のアクセスが、実行さ
れるようにメモリコントローラを構成しておけば、図6
に示すように、最初のデータを、2CPUサイクル目に
データバス上に出力させることができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
メモリ装置によれば、従来、バーストアクセスおよびシ
ンプルアクセス、いずれのアクセスモードにおいても、
3CPUサイクルを要していた最初のデータアクセス
が、2CPUサイクルで完了することになり、本発明の
メモリ装置を用いれば、バーストアクセスモードを備え
たCPUを有効に活用した、安価で高速に動作するシス
テムが構築できることになる。
【0044】特に、FAX、複写機などの制御に、バー
ストアクセスが行えるCPUを用いる場合には、頻繁に
少量のデータをバーストアクセスすることになるので、
そのような装置に本発明のメモリ装置を用いた場合に
は、従来のメモリ装置を用いた装置と比して、特に高速
に動作する装置を得ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のメモリ装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】 実施例によるメモリ装置内に設けられている
メモリコントローラの状態遷移図である。
【図3】 実施例のメモリ装置内に設けられているメモ
リコントローラが、各状態において出力する制御信号レ
ベルを示した説明図である。
【図4】 実施例のメモリ装置に対して、偶数アドレス
で開始されるバーストアクセスを行った際のタイミング
チャートである。
【図5】 本発明が適用できるメモリ装置の他の一例を
示したブロック図である。
【図6】 図5に示した構成のメモリ装置に対して、バ
ーストアクセスを行った際の簡単なタイミングチャート
である。
【図7】 バーストアクセスが行えるCPUを用いたシ
ステムの概略構成図である。
【図8】 バーストアクセスを説明するためのタイミン
グチャートである。
【図9】 従来のメモリ装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図10】 従来のメモリ装置内に設けられているメモ
リコントローラの状態遷移図である。
【図11】 従来のメモリ装置内に設けられているメモ
リコントローラが、各状態において出力する制御信号レ
ベルを示した説明図である。
【図12】 従来のメモリ装置に対して、偶数アドレス
で開始されるバーストアクセスを行った際のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
11、21…メモリコントローラ、12、22…アドレ
スカウンタ、13、23…メモリバンク、31…CP
U、32…メモリ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリへのアクセスモードが1アドレス
    分のデータの出力を要求するシンプルモードであるか、
    連続した複数のアドレスのデータの出力を要求するバー
    ストモードであるかを択一的に指定するモード指定信号
    が、メモリへのアクセス開始後、2CPUサイクル目以
    降で確定するCPUと組み合わされて使用されるメモリ
    装置であって、 アドレスインタリーブされた、アクセスタイムが1CP
    Uサイクル程度の所定数のメモリと、 これら所定数のメモリのそれぞれに接続された、各メモ
    リから読み出すデータを指定するアドレスを出力するた
    めの所定数のアドレスカウンタと、 前記CPUから供給されたアドレスを前記所定数のアド
    レスカウンタに供給するとともに、そのアドレスを基
    に、前記所定数のメモリからデータの読み出しを行うメ
    モリを特定する特定手段と、 前記CPUサイクル毎に、前記モード指定信号がシンプ
    ルモードを指定するものかバーストモードを指定するも
    のかを判断する判断手段と、 この判断手段の判断結果に依らず、前記特定手段によっ
    て特定されたメモリがデータを出力できる状態になるC
    PUサイクルにおいて、そのメモリに対してデータの出
    力を指示するとともに、そのメモリに対応するアドレス
    カウンタにアドレスのカウントアップを指示する第1指
    示手段と、 前記判断手段によって前記モード指定信号がバーストモ
    ードを指定するものであると判断された際に、前回のC
    PUサイクルにおいてデータの出力が指示されたメモリ
    の次のメモリにデータの出力を指示するとともに、デー
    タの出力を指示したメモリに対応するアドレスカウンタ
    にアドレスのカウントアップを指示する第2指示手段
    と、 前記判断手段によって前記モード指定信号がシンプルア
    クセスモードを指定するものであると判断された際に、
    自装置の状態をアクセス要求を待機する状態に移行させ
    る状態移行手段とを具備することを特徴とするメモリ装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002008376A (ja) * 2000-03-24 2002-01-11 Cypress Semiconductor Corp 同期式バーストメモリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002008376A (ja) * 2000-03-24 2002-01-11 Cypress Semiconductor Corp 同期式バーストメモリ

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