JPH08147137A - マルチウインドウ制御装置 - Google Patents

マルチウインドウ制御装置

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Publication number
JPH08147137A
JPH08147137A JP6290964A JP29096494A JPH08147137A JP H08147137 A JPH08147137 A JP H08147137A JP 6290964 A JP6290964 A JP 6290964A JP 29096494 A JP29096494 A JP 29096494A JP H08147137 A JPH08147137 A JP H08147137A
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Application number
JP6290964A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Harada
一良 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 他のウインドウにより隠されたウインドウを
容易に確認することができ、隠れたウインドウを簡便な
操作により画面の最上位に再表示することができる。 【構成】 表示画面14上に新規にウインドウ14cが
表示された場合、ウインドウ14cがウインドウ管理テ
ーブルに登録され、新規なウインドウ14cにより隠さ
れたウインドウ14a,14bが隠れウインドウ管理テ
ーブルに登録される。操作者がキーボード又はマウスに
よりメニュー表示を指示すると、隠れウインドウ管理テ
ーブルに基づいて、隠れているウインドウ14a,14
bを示すメニュー15が表示画面14上に表示され、操
作者がメニュー15のメニュー項目を選択すると、該当
するウインドウ14bが表示画面14の最上位に再表示
されるとともに、表示画面14からメニュー15が消滅
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に適用され
るマルチウインドウ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置のユーザインタフェースとして
マルチウインドウシステムが用いられている。このマル
チウインドウシステムは、画面上に複数のウインドウを
表示することにより、視覚性を向上させるとともに、各
ウインドウ上でそれぞれ独立に操作を行うことを可能に
するものである。
【0003】従来より、種々のマルチウインドウ制御方
法が提案されている。例えば、特開昭57−12598
9号公報には、画面上で複数のウインドウが重なり合っ
たときに入力可能なウインドウに白抜き表示を行うこと
により両ウインドウを識別可能にする方法が開示されて
いる。
【0004】また、特開昭60−205492号公報に
は、表示画面上で目に見えるウインドウのうち入力可能
なウインドウと入力不可能なウインドウとで輝度を異な
らせることによりオペレータに操作可能なウインドウを
知らせる方法が開示されている。
【0005】しかしながら、これらのマルチウインドウ
制御方法においては、あるウインドウが他のウインドウ
により隠されてしまった場合については全く配慮されて
いない。この場合、操作者は、隠れたウインドウを把握
することができない。操作者が隠れたウインドウを操作
するためには、画面で上に表示されているウインドウを
順に削除する操作や、隠れたウインドウを順に上位に表
示させる操作などが必要となる。
【0006】一方、特開昭63−670号公報には、画
面上の最上位にアイコンウインドウ表示エリアを設け、
あるウインドウが他のウインドウにより隠される場合
に、そのウインドウを縮小し、縮小されたウインドウを
アイコンとしてアイコンウインドウ表示エリアに表示す
る方法が開示されている。この方法によれば、操作者
は、画面上で隠れたウインドウをアイコンにより知るこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、アイコンウインドウ表示エリアは常時画面上の
最上位に表示されているので、新規にウインドウの作成
時または画面上のウインドウの表示サイズまたは表示位
置の変更時にウインドウの一部がアイコンウインドウ表
示エリアと重なると、アイコンウインドウ表示エリアの
アイコン群は常にウインドウの上に表示される。そのた
め、アイコン表示エリアのアイコン群によりその下にあ
るウインドウの一部が隠されてしまう。
【0008】この場合、隠された部分の情報を見ること
ができず、また隠された部分をポインティングすること
ができないため、操作性が悪いという問題がある。本発
明の目的は、他のウインドウにより隠されたウインドウ
を容易にかつ随時に確認することができるマルチウイン
ドウ制御装置を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、他のウインドウによ
り隠されたウインドウを容易にかつ随時に確認すること
ができるとともに、隠れたウインドウを簡便な操作によ
り画面上の最上位に再表示させることができるマルチウ
インドウ制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明 第1の発明に係るマルチウインドウ制御装置は、ウイン
ドウ表示手段、表示変更手段、隠れウインドウ検出手
段、メニュー表示手段および指示手段を備える。
【0011】ウインドウ表示手段は、ウインドウを画面
上に表示する。表示変更手段は、画面上に表示されるウ
インドウの表示状態を変更する。隠れウインドウ検出手
段は、ウインドウ表示手段による新たなウインドウの表
示または表示変更手段によるウインドウの表示状態の変
更に伴って画面上で他のウインドウによって部分的にま
たは全体的に隠されるウインドウを検出する。
【0012】メニュー表示手段は、隠れウインドウ検出
手段により検出されたウインドウを示すメニューを画面
上に表示する。指示手段は、メニュー表示手段にメニュ
ーの表示およびメニューの表示の終了を指示する。
【0013】(2)第2の発明 第2の発明に係るマルチウインドウ制御装置は、第1の
発明に係るマルチウインドウ制御装置の構成において、
選択手段およびウインドウ再表示手段をさらに備えたも
のである。
【0014】選択手段は、画面上のメニューに示された
ウインドウのいずれかを選択する。ウインドウ再表示手
段は、選択手段により選択されたウインドウを画面上で
最上位に再表示する。
【0015】(3)第3の発明 第3の発明に係るマルチウインドウ制御装置は、第1の
発明に係るマルチウインドウ制御装置の構成において、
格納手段をさらに備えたものである。格納手段は、隠れ
ウインドウ検出手段により検出されたウインドウに関す
る情報を格納する。メニュー表示手段は、格納手段に格
納された情報に基づいてメニューの表示を行う。
【0016】
【作用】第1〜第3の発明に係るマルチウインドウ制御
装置においては、ウインドウ表示手段により画面上にウ
インドウが表示され、表示変更手段により画面上のウイ
ンドウの表示状態が変更される。新たなウインドウの表
示またはウインドウの表示状態の変更に伴って画面上で
あるウインドウが他のウインドウによって部分的にまた
は全体的に隠された場合には、隠れウインドウ検出手段
によりその隠されたウインドウが検出される。
【0017】操作者が指示手段によりメニューの表示を
指示すると、隠れウインドウ検出手段により検出された
ウインドウを示すメニューがメニュー表示手段により画
面上に表示される。
【0018】したがって、操作者は、他のウインドウに
より隠されたウインドウをメニューにより容易にかつ随
時に確認することができる。しかも、指示手段によりメ
ニュー表示手段にメニューの表示の終了を指示すること
により、メニューを適宜画面から適宜消滅させることが
できるので、メニュー表示によりウインドウの一部が隠
れることによる不都合が回避される。
【0019】特に、第2の発明に係るマルチウインドウ
制御装置においては、操作者が選択手段により画面上の
メニューに示されたウインドウのいずれかを選択する
と、ウインドウ再表示手段により、選択されたウインド
ウが画面上で最上位に再表示される。
【0020】したがって、操作者は、他のウインドウに
より隠されたウインドウをメニューにより確認し、隠さ
れたウインドウを簡便な操作で画面上の最上位に再表示
させることができる。
【0021】また、第3の発明に係るマルチウインドウ
制御装置においては、隠れウインドウ検出手段により検
出されたウインドウに関する情報が格納手段に格納さ
れ、格納手段に格納された情報に基づいてメニューの表
示が行われる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるマルチウイン
ドウ制御装置を備えたワークステーション、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置の構成を示すブロック図
である。
【0023】図1において、システムバス11にCPU
(中央演算処理装置)1、プログラムメモリ2、CRT
コントローラ3、VRAM(ビデオ・ランダム・アクセ
ス・メモリ)4、入力インタフェース5、管理テーブル
メモリ6およびメニュー領域退避メモリ7が接続されて
いる。
【0024】プログラムメモリ2には、情報処理装置の
全体を制御するオペレーティングシステム、マルチウイ
ンドウ機能を果たすシステムソフトウエア、およびアプ
リケーションプログラムが格納される。CRTコントロ
ーラ3には表示装置としてCRT(陰極線管)8が接続
されている。CRTコントローラ3は、VRAM4に書
き込まれた表示イメージをCRT4に表示する。入力イ
ンタフェース5には入力デバイスとしてキーボード9お
よびマウス10が接続されている。
【0025】管理テーブルメモリ6には、マルチウイン
ドウ制御に用いられるウインドウ管理テーブル、および
マルチウインドウ表示時に他のウインドウにより隠され
たウインドウを管理するための隠れウインドウ管理テー
ブルが格納される。メニュー領域退避メモリ7は、画面
上で隠れたウインドウの一覧を表示するメニュー表示の
際にメニューの下に隠れる表示イメージを一時的に退避
するために用いられる。
【0026】図2は管理テーブルメモリ6に格納される
ウインドウ管理テーブルを示す図であり、図3は管理テ
ーブルメモリ6に格納される隠れウインドウ管理テーブ
ルを示す図である。また、図4は表示画面上での一連の
操作を示す図である。
【0027】図2のウインドウ管理テーブル12には、
n個のウインドウ情報が格納され、そのウインドウ数n
が先頭に格納されている。例えば、図4の(a)に示す
ように、表示画面14上にウインドウ14aおよびウイ
ンドウ14bが表示されている場合には、ウインドウ1
4aおよびウインドウ14bのウインドウ情報12aが
ウインドウ管理テーブル12に格納される。
【0028】各ウインドウ情報12aは、表示画面上で
の表示位置(始点x座標および始点y座標)、大きさ
(x方向の長さおよびy方向の長さ)、表示優先度、お
よびウインドウタイトルへのポインタを含む。
【0029】図4の(a)に示すように、表示画面14
においてウインドウ14b上にウインドウ14aが重な
っている場合には、ウインドウ14aの表示優先度がウ
インドウ14bの表示優先度よりも上位となる。
【0030】ウインドウタイトルへのポインタは、ウイ
ンドウタイトル格納領域12bを指している。このウイ
ンドウタイトル格納領域12bには、ウインドウ名また
はウインドウを作成したプログラム名の文字列がウイン
ドウタイトルとして格納される。このウインドウタイト
ルは、表示画面14上へのウインドウ表示時のタイトル
バーとして用いられる。
【0031】図3の隠れウインドウ管理テーブル13に
は、表示画面14上で現在隠れているウインドウの数
(隠れウインドウ数)および実際に隠れているウインド
ウの情報(隠れウインドウ情報)が格納される。
【0032】例えば、図4の(b)に示すように、表示
画面14上でウインドウ14aおよびウインドウ14b
がウインドウ14cにより隠された場合に、ウインドウ
14aおよびウインドウ14bのウインドウ情報12a
が隠れウインドウ情報13aとして隠れウインドウ管理
テーブル13に格納される。
【0033】各隠れウインドウ情報13aは、ウインド
ウ番号、メニュー表示識別子およびポインタを含む。ウ
インドウ番号としては、ウインドウ管理テーブル12内
の対応するウインドウ情報12aのレコード番号が用い
られる。
【0034】メニュー表示識別子は、次に続くポインタ
の指す領域の内容がウインドウタイトルであるかまたは
ウインドウの縮小表示イメージであるかを示している。
メニュー表示識別子が“0”のときには、次に続くポイ
ンタはウインドウタイトル格納領域13bを指してお
り、メニュー表示識別子が“1”のときには、次に続く
ポインタはウインドウ縮小表示イメージ格納領域13c
を指している。これにより、隠れたウインドウの一覧を
メニュー表示する際に、隠れウインドウ管理テーブル1
3内の個々のレコードであるウインドウ情報13aから
ポインタを辿ってウインドウタイトルまたはウインドウ
の縮小表示イメージが読み込まれ、メニュー項目として
表示画面14に表示される。
【0035】図5は新規ウインドウの登録処理を示すフ
ローチャートである。ここでは、図4の(a)に示すよ
うに表示画面14上にウインドウ14a,14bが表示
されている場合に、図14の(b)に示すように新規に
ウインドウ14aを作成する場合の登録処理を説明す
る。この場合、ウインドウ管理テーブル12には、ウイ
ンドウ14a,14bのウインドウ情報12aが格納さ
れている。
【0036】まず、新規ウインドウ14cの表示画面1
4上での表示位置(始点x座標および始点y座標)およ
び大きさ(x方向の長さおよびy方向の長さ)を読み込
み(ステップS1)、カウンタの値iに“1”をセット
する(ステップS2)。そして、カウンタの値iがウイ
ンドウ管理テーブル12のウインドウ数よりも大きいか
どうかを判別する(ステップS3)。
【0037】カウンタの値iがウインドウ数以下なら
ば、ウインドウ管理テーブル12からi番目のウインド
ウのウインドウ情報12aを読み込む(ステップS
4)。新規ウインドウ14cの表示位置および大きさを
i番目のウインドウの表示位置(始点x座標および始点
y座標)および大きさ(x方向の長さおよびy方向の長
さ)と比較し、i番目のウインドウが新規ウインドウ1
4cにより隠されるかどうかを判別する(ステップS
5)。i番目のウインドウが新規ウインドウ14cによ
り隠される場合には、後述する隠れウインドウの登録処
理を行う(ステップS6)。その後、カウンタの値iに
“1”を加えてステップS3に戻る(ステップS7)。
【0038】ステップS3〜S7の処理をウインドウ管
理テーブル12のウインドウ数だけ繰り返し、カウンタ
の値iがウインドウ数よりも大きくなると、新規ウイン
ドウ14cのウインドウ情報12aをウインドウ管理テ
ーブル12に登録する(ステップS8)。そして、ウイ
ンドウ管理テーブル12のウインドウ数に“1”を加え
(ステップS9)、図4の(b)に示すように、表示画
面14上に新規ウインドウ14cを表示する(ステップ
S10)。
【0039】このようにして、図4の(b)に示すウイ
ンドウ14cのウインドウ情報12aがウインドウ管理
テーブル12に登録される。図6は隠れウインドウの登
録処理を示すフローチャートである。ここでは、図4の
(b)に示すように、表示画面14上でウインドウ14
cによりウインドウ14a,14bが隠された場合に、
隠れウインドウ管理テーブル13へのウインドウ14
a,14bの登録処理を説明する。
【0040】まず、隠れウインドウ管理テーブル13か
ら隠れウインドウ数を読み込み(ステップS11)、そ
の隠れウインドウ数に基づいて隠れウインドウ情報の空
きレコード位置を得る(ステップS12)。そして、ウ
インドウ管理テーブル12の該当するウインドウ情報1
2aからウインドウタイトルへのポインタを読み込む
(ステップS13)。
【0041】ウインドウタイトルへのポインタが設定さ
れている場合には(ステップS14)、ポインタの値を
隠れウインドウ情報13aのポインタとして格納し(ス
テップS15)、メニュー表示識別子を“0”に設定す
る(ステップS16)。
【0042】ウインドウタイトルへのポインタが設定さ
れていない場合には(ステップS14)、ウインドウタ
イトルがないウインドウとして、ウインドウ管理テーブ
ル12の該当するウインドウ情報12aの表示位置(始
点x座標および始点y座標)および大きさ(x方向の長
さおよびy方向の長さ)に基づいて、VRAM4から表
示イメージを読み出し、その表示イメージをCPU1を
用いて縮小することによりウインドウの縮小表示イメー
ジを生成する(ステップS17)。そして、管理テーブ
ルメモリ6上にウインドウ縮小表示イメージ格納領域1
3cを確保し、縮小表示イメージおよびその大きさ(x
方向の長さおよびy方向の長さ)をそのウインドウ縮小
表示イメージ格納領域13cに格納する。さらに、ウイ
ンドウ縮小表示イメージ格納領域13cのアドレスを隠
れウインドウ情報13aのポインタとして格納し(ステ
ップS18)、メニュー表示識別子を“1”に設定する
(ステップS19)。
【0043】その後、新たな隠れウインドウ情報13a
のウインドウ番号を格納し(ステップS20)、隠れウ
インドウ管理テーブル13の隠れウインドウ数に1を加
える(ステップS21)。
【0044】このようにして、図4の(b)に示すウイ
ンドウ14a,14bのウインドウ情報が隠れウインド
ウ管理テーブル13に登録される。図7は隠れウインド
ウのメニュー表示の処理を示すフローチャートである。
ここでは、図4の(c)に示すように、表示画面14上
でウインドウ14cによりウインドウ14a,14bが
隠された場合に、ウインドウ14a,14bが隠れてい
ることを示すメニュー15を表示画面14上に表示する
処理を説明する。
【0045】操作者がキーボード9またはマウス10を
用いてメニュー15の呼び出しを指示すると(ステップ
S30)、入力インタフェース5を介して指示信号がC
PU1に与えられる。これにより、以下に示すように、
隠れウインドウ管理テーブル13の隠れウインドウ数に
従って隠れウインドウ情報13aが順次読み込まれ、メ
ニュー表示のためのデータが作成される。
【0046】まず、カウンタの値iに“1”をセットし
(ステップS31)、カウンタの値iが隠れウインドウ
管理テーブル13の隠れウインドウ数よりも大きいかど
うかを判別する(ステップS32)。カウンタの値iが
隠れウインドウ数以下であれば、隠れウインドウ管理テ
ーブル13からi番目の隠れウインドウ情報13aを読
み込み(ステップS33)、その隠れウインドウ情報1
3aのメニュー表示識別子が“1”であるかどうかを判
別する(ステップS34)。
【0047】メニュー表示識別子が“0”の場合には、
隠れウインドウ情報13aのポインタに基づいてウイン
ドウタイトル格納領域13bからウインドウタイトルを
読み込み(ステップS35)、ウインドウタイトルの文
字列を表示イメージに展開し、i番目のメニュー項目と
して追加する(ステップS36)。
【0048】隠れウインドウ情報13aのメニュー表示
識別子が“1”の場合には、隠れウインドウ情報13a
のポインタに基づいてウインドウ縮小表示イメージ格納
領域13cからウインドウの縮小表示イメージを読み込
み(ステップS37)、縮小表示イメージをi番目のメ
ニュー項目として追加する(ステップS38)。その
後、カウンタの値iに“1”を加え(ステップS3
9)、ステップS32に戻る。
【0049】ステップS32〜S39の処理を隠れウイ
ンドウ数だけ繰り返し、カウンタの値iが隠れウインド
ウ数よりも大きくなると(ステップS32)、表示画面
14上のメニュー表示領域(メニュー15により隠れる
領域)の表示イメージをメニュー領域退避メモリ7に退
避させ(ステップS40)、メニュー15の表示イメー
ジをVRAM4に転送する(ステップS41)。
【0050】このようにして、図4の(c)に示すよう
に、表示画面14上にメニュー15が表示される。ここ
では、メニュー15のメニュー項目としてウインドウ1
4a,14bのウインドウタイトルが表示されている。
【0051】図8および図9は隠れウインドウの最上位
への表示処理を示すフローチャートである。ここでは、
図4の(c)に示すように表示画面14上で最下位(一
番下)にあったウインドウ14cを、図4の(d)に示
すように最上位(一番上)に表示する処理を説明する。
【0052】まず、表示画面14上にメニュー15が表
示されている状態で、操作者は、キーボード9の上下方
向の矢印キーを用いてメニュー15内でカーソルを上ま
たは下へ移動させ、該当するメニュー項目を反転表示さ
せる(図8のステップS51〜S56)。あるいは、操
作者は、マウス10を操作して表示画面14上のポイン
ティングカーソルをメニュー表示15の該当するメニュ
ー項目に移動させ、メニュー項目を反転表示させる(ス
テップS59〜S60)。なお、キーボード9の取消キ
ーを押下した場合(ステップS57)、またはポインテ
ィングカーソルがメニュー15の外にある状態でマウス
ボタンを押下した場合には(ステップS61,S6
2)、メニュー領域退避メモリ7に退避されている元の
表示イメージをVRAM4の元の位置に転送し、メニュ
ー表示15を表示画面14から消滅させる(ステップS
63)。
【0053】メニュー15のメニュー項目が反転表示さ
れた状態で、操作者が、キーボード9の確定キーの押下
(ステップS58)またはマウスボタンの押下(ステッ
プS61,S62)により反転表示されたメニュー項目
を選択すると、隠れウインドウ管理テーブル13から選
択されたメニュー項目に対応するウインドウの隠れウイ
ンドウ情報13aを読み込む(図9のステップS6
4)。
【0054】次いで、選択されたメニュー項目に対応す
る隠れウインドウ情報13aを隠れウインドウ管理テー
ブル13から削除し(ステップS65)、隠れウインド
ウ管理テーブル13の隠れウインドウ数から“1”を減
じる(ステップS66)。さらに、メニュー領域退避メ
モリ7に退避されている元の表示イメージをVRAM4
の元の位置に転送し、メニュー15を表示画面14から
消滅させる(ステップS67)。
【0055】そして、読み込んだ隠れウインドウ情報1
3aのウインドウ番号に基づいてウインドウ管理テーブ
ル12から対応するウインドウ情報12aを読み出す
(ステップS68)。
【0056】その後、新規ウインドウ作成時と同様に、
最上位に表示させるウインドウ14bのウインドウ情報
12aに基づいて、ウインドウ管理テーブル12から新
たに隠れるウインドウのウインドウ情報12aの抽出処
理を行い、新たに隠れるウインドウが発生するならば、
隠れウインドウ管理テーブル13への隠れウインドウの
登録処理を行った後、メニュー15上で選択したメニュ
ー項目に対応するウインドウ14bを表示画面14の最
上位に表示する(ステップS69)。
【0057】このようにして、図4の(d)に示すよう
に、表示画面14からメニュー15が消滅されるととも
に、ウインドウ14bが表示画面14上の最上位に表示
される。
【0058】以上のように、本実施例のマルチウインド
ウ制御装置によれば、表示画面14上で他のウインドウ
により隠されたウインドウをメニュー15により容易に
かつ随時に確認することができ、隠されたウインドウを
簡便な操作で表示画面14上の最上位に再表示すること
ができる。しかも、メニュー15を適宜表示画面14ら
消滅させることができるので、メニュー15によりウイ
ンドウの一部が隠されることによる不都合が回避され
る。したがって、マルチウインドウ環境での操作性が著
しく向上する。
【0059】なお、上記実施例では、新規ウインドウの
作成時に、新規ウインドウにより他のウインドウが隠さ
れる場合の処理を説明しているが、隠れウインドウの登
録処理は、図10に示すようなウインドウの表示サイズ
の変更時および図11に示すようなウインドウの表示位
置の変更時にも行われる。
【0060】図10の(a)においては、表示画面14
上にウインドウ14aおよびウインドウ14bが表示さ
れている。この状態で、ウインドウ14aの表示サイズ
を矢印で示す方向に拡大すると、図10の(b)に示す
ように、拡大されたウインドウ14a’によりウインド
ウ14bが隠されることになる。
【0061】この場合には、ウインドウ管理テーブル1
2に登録されているウインドウ14aのウインドウ情報
12aを更新するとともに、図6に示した処理と同様に
して、隠れウインドウ管理テーブル13への隠れウイン
ドウ14bの登録処理を行う。隠れウインドウ14bの
メニュー表示の処理および隠れウインドウ14bの最上
位への表示処理は、図7〜図9に示した処理と同様であ
る。
【0062】図11の(a)においても、表示画面14
上にウインドウ14aおよびウインドウ14bが表示さ
れている。この状態で、ウインドウ14aの表示位置を
矢印で示す方向に移動させると、図11の(b)に示す
ように、移動したウインドウ14a’によりウインドウ
14bが隠されることになる。
【0063】この場合にも、ウインドウ管理テーブル1
2に登録されているウインドウ14aのウインドウ情報
12aを更新するとともに、図6に示した処理と同様に
して、隠れウインドウ管理テーブル13への隠れウイン
ドウ14bの登録処理を行う。隠れウインドウ14bの
メニュー表示の処理および隠れウインドウ14bの最上
位への表示処理は、図7〜図9に示した処理と同様であ
る。
【0064】なお、上記実施例では、他のウインドウに
より完全に隠されたウインドウを隠れウインドウ管理テ
ーブル13に登録するとともにメニュー15にメニュー
項目として表示しているが、他のウインドウにより部分
的に隠されたウインドウも隠れウインドウ管理テーブル
13に登録するとともにメニュー15にメニュー項目と
して表示してもよい。
【0065】
【発明の効果】第1〜第3の発明によれば、他のウイン
ドウにより隠されたウインドウをメニューにより容易に
かつ随時に確認することができるマルチウインドウ制御
装置が得られる。しかも、メニューを適宜画面から消滅
させることができるので、メニュー表示によりウインド
ウの一部が隠されることによる不都合が回避される。し
たがって、マルチウインドウ環境での操作性が著しく向
上する。
【0066】特に、第2の発明によれば、他のウインド
ウにより隠されたウインドウをメニューにより確認し、
隠されたウインドウを簡便な操作で画面上の最上位に再
表示することができるマルチウインドウ制御装置が得ら
れる。したがって、マルチウインドウ環境での操作性が
さらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるマルチウインドウ制御
装置を備えた情報処理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の管理テーブルメモリに格納されるウイン
ドウ管理テーブルを示す図である。
【図3】図1の管理テーブルメモリに格納される隠れウ
インドウ管理テーブルを示す図である。
【図4】表示画面上の一連の操作を示す図である。
【図5】ウインドウ管理テーブルへの新規ウインドウの
登録処理を示すフローチャートである。
【図6】隠れウインドウ管理テーブルへの隠れウインド
ウの登録処理を示すフローチャートである。
【図7】隠れウインドウのメニュー表示の処理を示すフ
ローチャートである。
【図8】隠れウインドウの最上位への表示処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】隠れウインドウの最上位への表示処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】ウインドウの表示サイズの変更時の表示画面
上の操作を示す図である。
【図11】ウインドウの表示位置の変更時の表示画面上
の操作を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 プログラムメモリ 3 CRTコントローラ 4 VRAM 6 管理テーブルメモリ 7 メニュー領域退避メモリ 8 CRT 9 キーボード 10 マウス 12 ウインドウ管理テーブル 12a ウインドウ情報 13 隠れウインドウ管理テーブル 13a 隠れウインドウ情報 12b,13b ウインドウタイトル格納領域 13c ウインドウ縮小表示イメージ格納領域 14 表示画面 14a,14b,14c ウインドウ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドウを画面上に表示するウインド
    ウ表示手段と、 前記画面上に表示されるウインドウの表示状態を変更す
    る表示変更手段と、 前記ウインドウ表示手段による新たなウインドウの表示
    または前記表示変更手段によるウインドウの表示状態の
    変更に伴って前記画面上で他のウインドウによって部分
    的にまたは全体的に隠されるウインドウを検出する隠れ
    ウインドウ検出手段と、 前記隠れウインドウ検出手段により検出されたウインド
    ウを示すメニューを前記画面上に表示するメニュー表示
    手段と、 前記メニュー表示手段に前記メニューの表示および前記
    メニューの表示の終了を指示する指示手段とを備えたマ
    ルチウインドウ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記画面上の前記メニューに示されたウ
    インドウのいずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたウインドウを前記画面上
    で最上位に再表示するウインドウ再表示手段とをさらに
    備えた請求項1記載のマルチウインドウ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記隠れウインドウ検出手段により検出
    されたウインドウに関する情報を格納する格納手段をさ
    らに備え、 前記メニュー表示手段は、前記格納手段に格納された前
    記情報に基づいて前記メニューの表示を行うことを特徴
    とする請求項1記載のマルチウインドウ制御装置。
JP6290964A 1994-11-25 1994-11-25 マルチウインドウ制御装置 Pending JPH08147137A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102063281A (zh) * 2011-01-14 2011-05-18 广东威创视讯科技股份有限公司 快速切换窗口布局方法及快速切换窗口布局系统

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