JPH08147003A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH08147003A
JPH08147003A JP28778794A JP28778794A JPH08147003A JP H08147003 A JPH08147003 A JP H08147003A JP 28778794 A JP28778794 A JP 28778794A JP 28778794 A JP28778794 A JP 28778794A JP H08147003 A JPH08147003 A JP H08147003A
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signal
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mode
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JP28778794A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Konishi
敏之 小西
Hiroshi Ogura
弘 小倉
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検査モードの実行を可能としたものにあっ
て、意図せずに検査モードが実行されることを未然に防
止する。 【構成】 制御装置1は、マイクロコンピュータ2や入
力端子5〜7、出力端子8〜10を備え、水温センサ1
1等の入力機器が接続されると共に、ウォーニングラン
プ12等の制御対象機器が接続される。各入力機器から
の入力に応じて各制御対象機器を制御する通常制御モー
ドと、制御装置1の動作等の検査結果信号を出力端子
9,10から出力する検査モードとの実行を可能とす
る。マイクロコンピュータ2に、検査装置の接続を判定
する判定手段17、通常制御モードから検査モードへと
切替える切替手段18の機能を設ける。所定の変化を伴
う出力信号が出力端子8から出力され、その際、その出
力信号に同期した信号が入力端子5に所定時間継続して
入力されたときに、検査モードを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用のエンジ
ン制御システムに用いられ、検査モードの実行を可能と
した制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の制御装置例えばエンジン制御装
置は、マイクロコンピュータ,入出力回路,A/D変換
器等から成り、入力端子に接続される水温センサや吸気
量センサ等の各種のセンサからの入力に応じて、燃料制
御用のソレノイドやウォーニングランプ等への制御信号
を出力端子から出力するように構成されている。
【0003】かかるエンジン制御装置においては、エン
ジンの形式や車種によって動作仕様が細かく異なってく
るが、パッケージの標準化により外観上は同一に見える
場合がある。このような場合には、製品出荷時などに製
品が正しい仕様のものかどうかを検査する必要がある。
また、製品出荷時や車両の検査時等において、制御装置
が正しく動作するかどうかを検査することも行われる。
【0004】このような検査を、通常の制御モードで行
おうとすると、入力端子に走行状態を疑似入力するため
の疑似入力装置が必要となり、また、多種の条件で検査
を行わなければならないため、検査が複雑になったり多
大な時間がかかるものとなってしまう。そこで、近年で
は、特公平5−60606号公報、特公平5−6060
7号公報に示されるように、制御装置に、ROMの種類
や制御仕様の内容を検査するための検査モードを付加
し、入力端子に実使用上あり得ないセンサ状態の信号が
入力されたときに、検査モードを実行する構成が考えら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した特
公平5−60606号公報等に示された検査は、出力端
子から、通常制御時とは全く異なる検査結果信号を出力
するものであるから、車両の走行中など通常の動作時
に、検査モードに入ることは避けなければならない。上
記公報に示された技術においては、検査モードを実行す
る条件を、各センサの出力が実使用上あり得ない状態で
あることを検出することとして、意図的に検査を行う場
合以外に検査モードに入ることを未然に防止するように
している。
【0006】しかしながら、上記従来のものでは、セン
サの故障があったり、配線(ワイヤハーネス)の短絡が
あったりすると、意図せずに検査モードを実行する条件
が成立してしまう可能性がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、検査モードの実行を可能としたものに
あって、意図せずに検査モードが実行されることを未然
に防止することができ、信頼性の向上を図り得る制御装
置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の制御装置は、セ
ンサ等の入力機器が接続される入力端子と、制御対象機
器が接続される出力端子とを備え、前記入力端子に入力
される信号に応じて前記制御対象機器に対する制御信号
を前記出力端子から出力する通常制御モードと、検査結
果信号を前記出力端子から出力する検査モードとの実行
を可能としたものであって、一の出力端子から出力され
所定の変化を伴う出力信号に対応した出力対応信号が所
定時間継続して一の入力端子に入力されているかどうか
を判定する判定手段と、この判定手段が出力対応信号の
所定時間継続した入力があったと判定したときに前記通
常制御モードの実行から検査モードの実行へと切替える
切替手段とを具備するところに特徴を有する(請求項1
の発明)。
【0009】この場合、前記出力対応信号を、前記出力
信号に対して所定の変換がなされたものとすれば、より
効果的である(請求項2の発明)。また、前記切替手段
を、前記判定手段が出力対応信号の所定時間継続した入
力があったと判定したことに加えて、別の入力端子に所
定の信号が入力されることを条件に、通常制御モードの
実行から検査モードの実行へと切替えるように構成して
も良い(請求項3の発明)。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明の請求項1の制御装置に
おいては、通常制御モードの実行時においては、入力端
子に接続されたセンサ等から入力される信号に応じて、
出力端子から制御対象機器に対する制御信号が出力され
る。そして、検査モードの実行時には、出力端子から検
査結果信号が出力される。従って、検査モードの実行時
に出力端子の出力を取込むことにより、制御装置の種類
や制御装置が正しく動作するかどうかの検査を簡易に行
うことができる。
【0011】ここで、通常制御モードから検査モードへ
の切替えは、判定手段により、一の出力端子から出力さ
れ所定の変化を伴う出力信号に対応した出力対応信号が
所定時間継続して一の入力端子に入力されていると判定
されたときに、切替手段により行われるので、検査者
が、一の出力端子の出力信号に対応した出力対応信号を
一の入力端子に入力させるような回路の接続等を意図的
に行って初めて検査モードが実行されることになる。
【0012】このとき、通常制御モードの実行時におい
て、瞬間的には、一の出力端子の出力信号に対応した出
力対応信号が入力端子に入力されることも考えられる
が、出力信号は変化しており、出力対応信号の入力が所
定時間継続したと判定されたときに検査モードに切替え
られるものであるから、意図せずに検査モードに入って
しまうことはない。また、通常制御モードの実行時にお
いて、センサ等の入力機器が故障したり配線が短絡した
りする可能性もあるが、出力対応信号の基となる出力信
号は所定の変化を伴うので、上記故障等があっても、そ
の所定の変化を伴う出力信号に同期した信号が入力端子
に入力されることはなく、やはり、意図せずに検査モー
ドに入ってしまうことはない。
【0013】従って、本発明の請求項1の制御装置によ
れば、検査モードの実行を可能として検査を簡易に行い
得るものにあって、意図せずに検査モードが実行される
ことを未然に防止することができ、信頼性の向上を図り
得るという優れた実用的効果を奏するものである。
【0014】この場合、前記出力対応信号を、前記出力
信号に対して所定の変換がなされたものとすれば(請求
項2の制御装置)、通常制御モード実行時に、出力対応
信号に相当する信号が一の入力端子に入力される確率を
より一層小さくすることができる。例えば万一、一の出
力端子に接続された配線と、一の入力端子に接続された
配線とが短絡した場合でも、出力対応信号に相当する信
号が一の入力端子に入力されることを未然に防止するこ
とができ、より信頼性が向上する。
【0015】また、前記切替手段を、前記判定手段が出
力対応信号の所定時間継続した入力があったと判定した
ことに加えて、別の入力端子に所定の信号が入力される
ことを条件に、通常制御モードの実行から検査モードの
実行へと切替えるように構成すれば(請求項3の制御装
置)、検査モードへの切替え条件が成立する偶然性を、
より一層排除することができ、信頼性を一層向上させる
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を車両用のエンジン制御装置に
適用した第1の実施例(請求項1及び2に対応)につい
て、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施
例に係るエンジン制御装置1を含むエンジン制御システ
ムの概略構成を簡略化して示している。
【0017】ここで、制御装置1は、CPU,ROM,
RAM等からなるマイクロコンピュータ2、入力インタ
フェイス3、出力インタフェイス4、A/D変換回路
(図示せず)等を備えて構成されると共に、図では3個
のみを示すように複数個の入力端子(以下、第1〜第3
の入力端子5〜7と称する)、及び、図では3個のみを
示すように複数個の出力端子(以下、第1〜第3の出力
端子8〜10と称する)を備えて構成されている。
【0018】かかる制御装置1は、車両への組付状態
で、図1に破線で示すように、入力機器及び制御対象機
器に接続されるようになっている。即ち、前記第1の入
力端子5には、例えばエンジン冷却水温度を検出するた
めの水温センサ11が接続されるようになっている。こ
の水温センサ11は、検出したエンジン冷却水温度に応
じた電圧信号を第1の入力端子5に与えるようになって
いる。尚、図示はしないが、前記第2及び第3の入力端
子6及び7には、入力機器としての例えば吸気量セン
サ,吸気温センサ,スロットル開度センサ等のセンサが
接続されるようになっている。
【0019】一方、前記第1の出力端子8には、制御対
象機器としての例えばウォーニングランプ12が接続さ
れ、前記第2及び第3の出力端子9及び10には、制御
対象機器としての例えば燃料制御用のソレノイド13及
び14が夫々接続されるようになっている。尚、制御装
置1には、図示しない電源端子から駆動用電源が供給さ
れるようになっている。
【0020】そして、前記マイクロコンピュータ2は、
そのソフトウエア構成により、前記複数個の入力端子5
〜7に入力される入力機器(水温センサ11を含む各種
センサ)からの信号に応じて、各制御対象機器(ウォー
ニングランプ12やソレノイド13,14等)に対する
制御量を決定し各出力端子8〜10から出力する通常制
御量決定手段13としての機能を果たすようになってい
る。この通常制御量決定手段13の機能により、通常制
御モードが実行されるのである。
【0021】さらに、後の作用説明にて詳述するよう
に、マイクロコンピュータ2は、そのソフトウエア構成
により、例えば制御装置1の種類や正しく動作するかど
うかの検査結果信号を前記第2及び第3の出力端子9及
び10から出力する検査モードを実行する検査用制御量
決定手段16、検査モードの実行が指示されているかど
うかを判定する判定手段17、通常制御モードから検査
モードへと切替える切替手段(出力切替手段)18の機
能を果たすようになっている。
【0022】さて、このようなエンジン制御装置1にお
いては、製品出荷時や車両の検査時等において、例えば
制御装置1の種類や制御装置1が正しく動作するかどう
かを検査することが行われる。この検査は、検査者が、
前記入力端子5及び第1〜第3の出力端子8〜10に検
査装置を接続することにより行われるようになってい
る。この検査装置は、信号変換手段としての変換回路1
9、及び検査結果出力回路20等を備えて構成されてい
る。
【0023】このうち変換回路19は、図に実線で示す
ように、入力側が前記第1の出力端子8に接続され、出
力側が前記第1の入力端子5に接続されるようになって
いる。そして、前記第1の出力端子8から出力された出
力信号を、所定の変換を行うことにより、出力対応信号
として前記入力端子5に出力するように構成されてい
る。この信号の変換としては、論理反転、微分、積分、
F/V変換、V/F変換、増幅、位相シフト等を採用す
ることができる。
【0024】一方、前記検査結果出力回路20は、前記
第2及び第3の出力端子9及び10に接続され、それら
出力端子9,10からの検査結果信号を取込み、その結
果を例えば検査者が理解できるデータとして出力するよ
うになっている。また、検査装置の接続時には、やはり
制御装置1の電源端子に電源が供給されるようになって
いる。
【0025】次に、上記構成の作用について、図2も参
照して説明する。まず、通常時例えば車両の走行時にお
いては、上述のように、通常制御モードが実行され、水
温センサ11を含む各種センサから入力される信号に基
づいて、通常制御量決定手段15により決定された制御
量にて、ウォーニングランプ12やソレノイド13,1
4等の各制御対象機器が制御される。
【0026】一方、製品出荷時や車両の検査時等におい
て、検査者がエンジン制御装置1の検査を行うにあたっ
ては、図1に示すように、変換回路19の入力側を第1
の出力端子8に接続すると共に出力側を第1の入力端子
5に接続し、さらに検査結果出力回路20を第2及び第
3の出力端子9及び10に接続する。そして、この状態
で、電源が投入されると、制御装置1は、図2のフロー
チャートに示す処理手順で、モードを判定し、実行する
ようになっている。
【0027】このとき、制御装置1は、通常制御モード
及び検査モードのいずれかに関係なく、電源が投入され
た際に、ウォーニングランプ12を、消灯状態から、一
旦点灯させ、数秒後消灯させるような所定の変化を伴う
点灯信号(出力信号)を、第1の出力端子8から出力す
るようになっている。そして、前記変換回路19は、ウ
ォーニングランプ12の点灯信号が入力されると、その
信号を水温センサ11の検出温度0℃に相当する電圧信
号に変換して出力し、ウォーニングランプ12の点灯信
号が入力されないとき(ウォーニングランプ12の消灯
に相当する信号が入力されたとき)は、水温センサ11
の検出温度100℃に相当する電圧信号を出力するよう
になっている。
【0028】図2のフローチャートにおいて、制御装置
1に電源が投入されると、まず、イニシャル処理が行わ
れる(ステップS1)。次のステップS2では、ウォー
ニングランプ12の点灯信号が第1の出力端子8から出
力されているかどうかが判断され、ウォーニングランプ
12の点灯信号が出力されているときには(Yes)、
次のステップS3にて、水温センサ11の検出温度0℃
に相当する電圧信号が第1の入力端子5に入力されてい
るかどうかが判断され、ウォーニングランプ12の点灯
信号が出力されていないときには(ステップS2にてN
o)、次のステップS4にて、水温センサ11の検出温
度100℃に相当する電圧信号が第1の入力端子5に入
力されているかどうかが判断される。
【0029】ここで、上述のように、検査装置(変換回
路19)が接続されているときには、第1の出力端子8
から消灯,点灯,消灯の出力信号が順次出力されること
に対応して、第1の入力端子5には、水温センサ11の
100℃,0℃,100℃に相当する信号(出力対応信
号)が順次入力される。また、通常の走行時等において
は、水温センサ11の検出温度は、初めは常温で、エン
ジンの始動に伴って徐々に上昇する筈である。従って、
第1の入力端子5に0℃あるいは100℃に相当する電
圧信号が入力されていないときには(ステップS3ある
いはS4にてNo)、検査装置が接続されていないの
で、継続カウンタがクリアされ(ステップS5)、通常
制御モードが実行されるのである(ステップS6)。
【0030】一方、検査装置(変換回路19)が接続さ
れているときには、まず、第1の入力端子5に、100
℃に相当する信号(出力対応信号)が入力される(ステ
ップS4にてYes)。すると、次のステップS7に
て、継続カウンタが所定値になったかどうか、言換えれ
ば出力対応信号が所定時間継続して入力されたかどうか
が判断される。この場合、その所定値(所定時間)は、
例えば第1の出力端子8から消灯,点灯,消灯の一連の
出力信号が出力される時間に設定される。従って、最初
の消灯信号が出力された時点では、未だ継続カウンタは
所定値に至らず(ステップS7にてNo)、次のステッ
プS8にて継続カウンタがアップされた後、ステップS
9にて通常制御モードが実行され(判定待ち状態)、ス
テップS2に戻るようになっている。
【0031】そして、電源投入から短い時間が経過する
と、第1の出力端子8から点灯信号が出力され、第1の
入力端子5に0℃に相当する電圧信号が入力されるよう
になる(ステップS3にてYes)。するとやはり、ス
テップS7にて、継続カウンタが所定値になったかどう
かが判断され、所定値に至らないときには(No)、継
続カウンタをアップしつつ判定待ち状態となり(ステッ
プS8,S9)、ステップS2に戻る。
【0032】さらに、第1の出力端子8から点灯信号の
出力が数秒間継続した後、消灯の出力信号に変化するの
で、再び第1の入力端子5に100℃に相当する出力対
応信号が入力されるようになる(ステップSS4にてY
es)。そして、この状態が所定の時間継続すると、継
続カウンタが所定値となり(ステップS7にてYe
s)、ステップS10にてモードが通常制御モードから
検査モードへと切替えられ、検査モードが実行されるの
である。
【0033】この検査モードにおいては、検査用制御量
決定手段16により、制御装置1の種類や制御装置1が
正しく動作するかどうかの検査結果信号が第2及び第3
の出力端子9及び10から検査結果出力回路20に出力
されるのである。尚、本実施例では、この検査モード実
行時にも、ウォーニングランプ12の点灯,消灯の信号
を、常に変化させながら第1の出力端子8から出力する
ようになっており(ステップS11)、これにて、もし
変換回路19の断線等があったときには、直ちに通常制
御モードに戻るようになっているのである。電源のオフ
あるいは検査装置を切離すことにより、検査モードが終
了する。
【0034】このようにして、制御装置1を、検査モー
ドの実行を可能に構成したことにより、入力端子に走行
状態を疑似入力するための疑似入力装置等が不要とな
り、簡単な構成の検査装置で、しかも短時間で検査を行
うことができるのである。
【0035】しかして、通常制御モードの実行時即ち車
両の走行時において、瞬間的には偶然に第1の出力端子
8からの出力信号に対応した信号が第1の入力端子5に
入力されることが考えられる。また、水温センサ11の
故障や配線(ワイヤハーネス)の短絡により、第1の入
力端子5に、0℃あるいは100℃に相当する信号が入
力されてしまう可能性もある。
【0036】ところが、通常制御モードから検査モード
への切替えは、第1の出力端子8からの出力信号に対応
した出力対応信号の入力が所定時間継続したときにのみ
行われるので、意図せずに検査モードに入ってしまうこ
とを未然に防止することができるのである。また、出力
対応信号の基となる出力信号は所定の変化を伴うので、
水温センサ11の故障や配線の短絡があっても、第1の
出力端子8からの所定の変化を伴う出力信号に同期した
信号が第1の入力端子5に入力されることは有り得ない
ので、やはり、意図せずに検査モードに入ってしまうこ
とはない。さらに、特に本実施例では、変換回路18を
設けたことによって、通常制御モード実行時において、
出力対応信号に相当する信号が第1の入力端子5に入力
される確率をより一層小さくすることができるものであ
る。
【0037】このように本実施例によれば、検査モード
の実行を可能として検査を簡易に行い得るものにあっ
て、センサの故障があったり配線の短絡があったりする
と検査モードを実行する条件が成立してしまう可能性が
あった従来のものと異なり、意図せずに検査モードが実
行されることを未然に防止することができ、信頼性の向
上を図り得るものである。
【0038】次に、図3及び図4は本発明の第2の実施
例(請求項1,2,3に対応)を示すものである。この
実施例に係る制御装置21が、上記第1の実施例の制御
装置1と異なる点は、マイクロコンピュータ22のソフ
トウエア構成にあり、ここでは、切替手段は、第1の出
力端子8からの出力信号xに同期した出力対応信号F
(x)が第1の入力端子5に所定時間継続して入力され
ることに加えて、別の入力端子である第2及び第3の入
力端子6及び7に、所定の信号A及びBが入力されるこ
とを条件に、通常制御モードの実行から検査モードの実
行へと切替えるように構成されている。
【0039】また、車両への組付時(走行時)において
は、前記第2の入力端子6には第2のセンサ23が接続
され、第3の入力端子7には第3のセンサ24が接続さ
れるのであるが、第2のセンサ23の出力信号がAであ
り、且つ第3のセンサ24の出力信号がBであること
は、通常走行時には起り得ないものとされている。
【0040】そして、これに伴い、検査装置には、第2
及び第3の入力端子6及び7に接続される信号印加回路
25が付加され、検査時にはこの信号印加回路25によ
り、第2の入力端子6に所定の信号である信号Aが入力
され、第3の入力端子7には所定の信号である信号Bが
入力されるようになっている。尚、本実施例では、説明
の簡単化のため、第1の出力端子8から出力される出力
信号をxとし、変換回路19は、そのxの入力があった
ときに、それを変換して出力対応信号F(x)を出力す
るものとしている。信号xが所定の変化を伴うものであ
ることは、上記第1の実施例と同様である。
【0041】さて、本実施例においては、制御装置21
は、図4のフローチャートに示す処理手順で、モードを
判定し、実行するようになっている。即ち、ステップS
21にてイニシャル処理を行うと、ステップS22に
て、第1の入力端子5に出力対応信号F(x)が入力さ
れているかどうかが判断され、ステップS23にて、第
2の入力端子6に信号Aが入力されているかどうかが判
断され、ステップS24にて第3の入力端子7に信号B
が入力されているかどうかが判断される。
【0042】それらステップS22〜S24のいずれか
でもNoであれば、継続カウンタがクリアされ(ステッ
プS25)、通常制御モードが実行される(ステップS
26)。一方、ステップS22〜S24の全てがYes
であるときには、次のステップS27にて、継続カウン
タが所定値になったかどうか判断され、未だ継続時間が
所定時間に満たないときには(No)、判定待ち状態
(ステップS28,S29)とされてステップS22に
戻る。
【0043】そして、上記ステップS22〜S24の全
てがYesの状態が所定の時間継続すると、継続カウン
タが所定値となり(ステップS27にてYes)、ステ
ップS30にてモードが通常制御モードから検査モード
へと切替えられ、検査モードが実行されるのである。こ
の検査モード実行時にも、第1の出力端子8の出力信号
xを、常に変化させるようになっている(ステップS3
1)。
【0044】このような実施例においても、検査モード
の実行を可能として検査を簡易に行い得るものにあっ
て、通常制御モードから検査モードへの切替えは、所定
の変化を伴う出力信号xに同期した出力対応信号F
(x)の入力が所定時間継続したときにのみ行われるの
で、偶然あるいは水温センサ11等の故障や配線の短絡
があっても、意図せずに検査モードに入ってしまうこと
を未然に防止することができる。
【0045】そして、本実施例では、第1の入力端子5
に出力対応信号F(x)が入力されることに加えて、第
2の入力端子6の信号Aの入力と、第3の入力端子7の
信号Bの入力のAND条件により、検査モードの実行へ
と切替えるように構成したので、検査モードへの切替え
条件が成立する偶然性をより一層排除することができ、
信頼性をより一層向上させることができるものである。
【0046】尚、上記各実施例では、変換回路19を設
けて、第1の出力端子8からの出力信号の所定の変換を
行って第1の入力端子5に入力するように構成したが、
第1の出力端子8からの出力信号を、そのまま加工せず
に第1の入力端子5に入力させるように構成しても、意
図せずに検査モードに入ってしまうことを十分に防止す
ることができる。また、判定手段及び切替手段をソフト
ウエア構成により実現するようにしたが、ハードウエア
構成で実現することも可能である。
【0047】その他、本発明は上記した各実施例に限定
されるものではなく、例えば車両のエンジン制御装置に
限らず、サスペンションシステムの制御装置や、前後輪
のステアリング制御装置、ABSの制御装置など車両用
の様々な制御装置に適用することができ、さらには、車
両用以外の各種の電子制御システムにも適用することが
できる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、検査装置
を含む全体構成を概略的に示す機能ブロック図
【図2】モード判定の手順を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図4】図2相当図
【符号の説明】
図面中、1,21は制御装置、2,22はマイクロコン
ピュータ、3は入力インタフェイス、4は出力インタフ
ェイス、5,6,7は入力端子、8,9,10は出力端
子、11は水温センサ、12はウォーニングランプ、1
3,14はソレノイド、15は通常制御量決定手段、1
6は検査用制御量決定手段、17は判定手段、18は切
替手段、19は変換回路、20は検査結果出力回路、2
3,24はセンサ、25は信号印加回路を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ等の入力機器が接続される入力端
    子と、制御対象機器が接続される出力端子とを備え、前
    記入力端子に入力される信号に応じて前記制御対象機器
    に対する制御信号を前記出力端子から出力する通常制御
    モードと、検査結果信号を前記出力端子から出力する検
    査モードとの実行を可能としたものであって、 一の出力端子から出力され所定の変化を伴う出力信号に
    対応した出力対応信号が所定時間継続して一の入力端子
    に入力されているかどうかを判定する判定手段と、 この判定手段が出力対応信号の所定時間継続した入力が
    あったと判定したときに前記通常制御モードの実行から
    検査モードの実行へと切替える切替手段とを具備するこ
    とを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力対応信号は、前記出力信号に対
    して所定の変換がなされたものとなっていることを特徴
    とする請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段は、前記判定手段が出力対
    応信号の所定時間継続した入力があったと判定したこと
    に加えて、別の入力端子に所定の信号が入力されること
    を条件に、通常制御モードの実行から検査モードの実行
    へと切替えるように構成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2404791A4 (en) * 2009-03-06 2017-03-01 Honda Motor Co., Ltd. Abnormality detection and vehicle tracking device

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