JPH08146740A - 粉体補充機構 - Google Patents

粉体補充機構

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JPH08146740A
JPH08146740A JP6286415A JP28641594A JPH08146740A JP H08146740 A JPH08146740 A JP H08146740A JP 6286415 A JP6286415 A JP 6286415A JP 28641594 A JP28641594 A JP 28641594A JP H08146740 A JPH08146740 A JP H08146740A
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JP
Japan
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powder
toner
replenishing cartridge
cartridge
opening
Prior art date
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JP6286415A
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English (en)
Inventor
Morimichi Takashika
守通 高鹿
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着脱スペースが少なく、新しい粉体補充カー
トリッジのシールを自動開封し、使用済みカートリッジ
の残留粉体付着部分を外部から遮蔽して粉体の飛散や他
への移転を防止する粉体補充機構を提供する。 【構成】 トナー補充カートリッジ10が装着部に上か
ら装着されるのに応じてアーム22先端の係合ピン26
が装着部側面の切り込み底部に係合して引かれることで
側板16に対し支持ピン23を中心に反時計回り方向に
回動し、アーム22に係止するカバー20が真下の閉位
置から真横の開位置まで移動して下部開口11aを開放
する。そして装着部の駆動機構に係合するギア17が初
期運転により駆動され、ギア17に係止するクランク1
4がブレード15と共に反時計回り方向に回転してクラ
ンク14に接合している封止テープ13を開口11aか
ら引き剥がして開封する。更にクランク14と共にブレ
ード15が回転して開口11aからトナー12を掻き出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】粉体を収容した粉体補充カートリ
ッジを粉体補充カートリッジ受入装置に装着することに
より自動的に粉体を粉体補充カートリッジ受入装置に補
充する粉体補充機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばプリンタ等の現像器に
粉体のトナーを補充するに際して、図6(a),(b) に示す
ような横長の直方体状をなすトナー補充カートリッジが
実用化されている。同図(a) は、プリンタ1の蓋2を開
き、更に内部の現像部3の蓋4を開いて、トナー補充カ
ートリッジ5を所定の位置に着装したところを示してい
る。この後、つまみ6を図の矢印Aで示す右横方向に引
いてシール部材7を引き出すと、現像部3内にトナーが
補充される。このシール部材7は、同図(b) に示すよう
に、トナー補充カートリッジ5の匡体5aの下部開口5
bを封止している封止部7bとこれに連続して折り返さ
れている延出部7aとで形成されている。したがって、
つまみ6が引き出されると、延出部7aに続いて引き出
される封止部7bが、つまみ6の反対側の封止辺5cか
らつまみ6側の封止辺5dまで剥離されて封止が開封さ
れる。これで、匡体5a内部に収容されていたトナー8
が下方の現像部3に落下してトナーが補充されるように
なっている。トナー補充後は、トナー補充カートリッジ
5を取り外して廃棄し、蓋4及び2を閉じてトナー補充
作業が完了する。
【0003】また、図7に示すように、円筒状のトナー
補充カートリッジが知られている。同図に示すトナー補
充カートリッジ5−1は、内部にトナー8を収容し、周
面長手方向の略全長に亘って補給口5−1aを有し、一
端にはつまみ5−1bを備え、他端には周面に垂直に突
出する係合体5−1cを備えている。同図は補給口5−
1aを封止していた封止テープを剥ぎ取って除き、内部
のトナー8を露出させた装着直前の状態を示している。
一方、装着部3−1aは、現像部3−1の上部に設けら
れ、横長の筒状に形成され、下部周面に開口3−1bが
設けられている。更にその周面には装着口から終端まで
長手方向にスライド溝3−1cが形成され、スライド溝
3−1cの終端は、装着部3−1aの筒状の内周面より
外側へ形成されているリング状の段差部3−1dに連続
している。トナー補充カートリッジ5−1の装着に際し
ては、露出したトナー8が外部にこぼれ出ないように留
意しながら、トナー補充カートリッジ5−1の係合体5
−1cをスライド溝3−1cに嵌入させ、トナー補充カ
ートリッジ5−1を図の矢印Bで示す方向へ装着部3−
1aの奥まで押し込み、つまみ5−1bを図の矢印Cで
示す反時計回り方向に捻って終端に達している係合体5
−1cをリング状の段差部3−1dに移動させることに
より、トナー補充カートリッジ5−1の上向きの補給口
5−1aを下向きにして装着部3−1aの下部開口3−
1bに合致させると共にトナー補充カートリッジ5−1
を位置固定させる。これでトナー8が下方の現像部3−
1に落下してトナーが補充されるようになっている。
【0004】上記の2例は、いずれの場合も、パッケー
ジ化された現像部3又は3−1を使い捨てにせず、トナ
ーの補充のみで繰り返し使用するようにして経済性を向
上させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た直方体状のトナー補充カートリッジ5のようにシール
部材7を引き出してトナー補充カートリッジ5の下部開
口5bの封止を開封するには、シール部材7の延出部7
aと封止部7bとを連続して引き出さねばならない。こ
の引き出すシール部材7の総長はトナー補充カートリッ
ジ5の長手方向の長さのほぼ2倍の長さに相当する。つ
まりトナーを補充するには、プリンタ1の右横方向に、
トナー補充カートリッジ5の長手方向の長さのほぼ2倍
の作業空間が必要とされる。近年OA機器の小型化や設
置場所の省スペース化が希求されているときに、上記の
ようにトナー補充のために装置本体の横方向に大きな作
業空間を必要とするのでは、小型化や省スペース化の市
場の要望に対応していないという問題があった。
【0006】また、上述の円筒状のトナー補充カートリ
ッジ5−1も、交換に際しては、直方体状のトナー補充
カートリッジ5の場合ほど大きくはないにしても、やは
り現像部の横方向つまりプリンタの横方向に、トナー補
充カートリッジ5−1の長手方向に相当する大きな作業
空間を必要とするという問題があった。また装着時にト
ナーが露出する補給口5−1aが比較的大きく、このた
め流動性の高いトナーが外部にこぼれ易く手や着衣が汚
れるという問題もあった。
【0007】また、上記のトナー補充カートリッジ5又
は5−1は、いずれの場合も、トナー補充時に引き剥が
されたシール部材の封止面にはトナーが付着している。
さらに、トナー補充後に脱装されたときの使用済みカー
トリッジにも、トナー排出後の匡体内部にトナーが付着
して残留している。これらのトナーは飛散又は他に移転
し易く容易に手や着衣に付着する。このため上記のよう
にトナー補充作業中ばかりでなく、補充作業終了後の使
用済みカートリッジの廃棄等の取り扱いにおいても手や
着衣が汚れるという問題があった。
【0008】このような一旦手や着衣に付着した汚れを
除去する作業は極めてわずらわしいものであり、オフィ
ス内では勿論のこと、家庭等で個人的に使用する場合に
は特に嫌悪される問題であり解決が急がれる問題である
といえる。
【0009】また、上記のように残留トナーの付着部分
が外部から隔絶されていないために、トナー補充後のカ
ートリッジを廃棄する場合には、例えばポリ袋等の適宜
の包装部材を用いて廃棄カートリッジを封入して残留ト
ナーの飛散や他への移転等を防止する必要があり、この
ような手数もまた面倒であるという問題もあった。
【0010】本発明の課題は、着脱に余分なスペースを
必要とせず、新しい粉体補充カートリッジを自動的に開
封し、使用済みカートリッジの残留粉体付着部分を外部
から自動的に遮蔽して粉体の飛散や他への移転を防止す
る粉体補充機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
粉体補充機構の構成を述べる。本発明の粉体補充機構に
おいて、粉体補充カートリッジは、粉体を収容した円筒
状の容器本体、該容器本体の周面に形成された開口部、
該開口部を内側より封止するシール部材、容器本体の端
部に配設された被駆動伝達部材、及び該被駆動伝達部材
との連結部と上記開口部を封止するシール部材端部との
接合部と容器本体の内壁面に付着する粉体を掻き寄せる
掻き寄せ部とからなる掻き寄せ部材を備えて構成され
る。
【0012】上記粉体補充カートリッジは、例えば請求
項2記載のように、容器本体の周面に沿って開口部を覆
う閉位置と開口部を開放する開位置とに移動自在な蓋部
材と、該蓋部材を上記閉位置へ付勢する付勢手段と、上
記蓋部材に連結され粉体補充カートリッジ受入装置の装
着部に係合して粉体補充カートリッジの装着動作に連動
し上記蓋部材を開位置に移動させる移動手段とを更に備
えて構成される。
【0013】粉体補充カートリッジ受入装置は、粉体補
充カートリッジを着脱自在に受け入れる装着部、この粉
体補充カートリッジ装着受け入れ時において該粉体補充
カートリッジと係合して該粉体補充カートリッジの開口
部が略下方を向く位置で粉体補充カートリッジを保持す
る保持手段、及び粉体補充カートリッジの被駆動伝達部
材と係合して該被駆動伝達部材を介して掻き寄せ部材を
駆動すると共に該掻き寄せ部材を介してシール部材の封
止を開封せしめる駆動手段とを備えて構成される。
【0014】そして、例えば請求項3記載のように、上
記粉体がトナーであり、上記装着部がトナーを収容すべ
き現像装置であり、上記粉体補充カートリッジ受入装置
が画像形成装置であるように構成される。
【0015】
【作用】この発明は、容器本体が粉体を収容しシール部
材が開口部を内側より封止する粉体補充カートリッジ
が、粉体補充カートリッジ受入装置の装着部に着脱自在
に装着されると、粉体補充カートリッジ受入装置は、保
持手段が粉体補充カートリッジの開口部が略下方を向く
位置で粉体補充カートリッジを保持し、駆動手段が粉体
補充カートリッジの被駆動伝達部材を駆動する。粉体補
充カートリッジの被駆動伝達部材は掻き寄せ部材に連結
して上記駆動を伝達し、掻き寄せ部材はシール部材端部
との接合によりシール部材の封止を剥離させて封止を開
封する。
【0016】これにより、封止のまま装着部に装着され
た新しい粉体補充カートリッジが自動的に開封される。
さらに、粉体補充カートリッジの例えば移動自在な蓋部
材が、容器本体の周面に沿って開口部を閉位置で覆いあ
るいは開位置で開放する。付勢手段は該蓋部材を閉位置
へ付勢し、一方、移動手段は粉体補充カートリッジの装
着動作に連動して蓋部材を開位置に移動させる。
【0017】これにより、装着時に開口部を開放する蓋
部材が脱装時には付勢されて開口を覆い、使用済みカー
トリッジの残留粉体付着部分を外部から自動的に遮蔽し
て残留粉体の飛散や他への移転を防止する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳述する。図1(a) は、一実施例に係わるトナー
補充カートリッジの斜視図であり、同図(b) は、その側
断面図である。同図(a),(b) に示すように、トナー補充
カートリッジ10は、下部開口11aを有する円筒形の
容器本体11を備え、その内部にはトナー12を収納
し、封止テープ13により上記の開口11aを内側から
封止されている。さらに、容器本体11内部には、封止
テープ13の折り返し端部に接合するクランク14が配
設され、このクランク14は他方でブレード(トナー掻
き寄せ板)15に接合している。そして、このクランク
14は、容器本体11の外側端部と側板16間に回転自
在に配設されている被駆動部材であるギア17に連結し
ている。
【0019】一方、上記開口11aの外側には、開口1
1aを覆う閉位置にカバー20が配設される。このカバ
ー20は、カバー軸21を介してフック状のアーム22
に連結されている。そのアーム22は支持ピン23によ
って側板16の面中央に回動自在に支持されている。こ
のアーム22は、トナー補充カートリッジ10が未装着
の(又は脱装した)状態で単独に在るときは、引っ張り
バネ25により図の時計回り方向に付勢されストッパー
24に当接して垂直位置に停止し、カバー20を同図
(b) に示すように開口11aを覆う閉位置に維持してい
る。
【0020】このアーム22のフック状の先端には、同
図(a) に示すように、係合ピン26が配設されている。
この係合ピン26が、後述する装着部の係合部に係合し
て側板16に対して図の上方に相対移動すると、アーム
22が支持ピン23を中心にして図の反時計回り方向に
回動する。この回動によりカバー20が、同図(b) に示
すように、開口11aを覆う閉位置から図の矢印Eに示
す反時計回り方向に、図の二点鎖線20aで示す開位置
まで摺動して開口11aを開放する。
【0021】この後、同図(a) に示すギア17がトナー
補充カートリッジ10が装着される装着部の駆動機構に
より駆動されると、クランク14が、同図(b) に示すよ
うに、図の矢印Dで示す反時計回り方向に回転してトナ
ー12を攪拌し且つ掻き寄せると共に、封止テープ13
の折り返し端部を引き上げて、開口11aを封止してい
る封止テープ13の封止部を引き剥がすように全体が構
成されている。
【0022】図2は、上記トナー補充カートリッジ10
が装着される画像形成装置の全体構成を示す側面図であ
る。本実施例ではLEDプリンタの場合を例として説明
している。同図に示すLEDプリンタ30は、図の左が
正面、右が背面であり、奥行き(図の左右)が例えば3
0cm(センチメートル)前後程度の小型のプリンタで
ある。同図において、LEDプリンタ(以下、装置本体
という)30は、給紙部31、用紙搬送部32、画像形
成部33及び画像定着部34を備えている。
【0023】給紙部31は、給紙トレー31a、ガイド
板31b等からなる。給紙トレー31aは装置本体30
の上蓋(図の二点砂線31a′)を兼ねており、同図で
は、図の矢印Fで示す時計回り方向(装置本体の手前か
ら背面方向)へ回動させて定位置で斜めに開いた状態を
示している。この斜め上向きに開いた面に、なかば立て
掛けるようにして複数の用紙が載置される。ガイド板3
1bはその載置された用紙先端を、用紙搬送部32へ当
接させる。
【0024】用紙搬送部32は、搬送ロール、捌き部
材、待機板等からなる。捌き部材は載置されている複数
枚の用紙を一枚毎に分離し、この一枚毎に分離した用紙
を搬送ロールが画像形成部33方向へ給送する。そし
て、待機板が印字タイミングに合わせて給送路を開放す
る。
【0025】画像形成部33は、感光体ドラム33a
と、この感光体ドラム33aの周面近傍に順次配設され
る帯電器、LEDヘッド、現像器33b、転写器、クリ
ーナ等から構成されている。帯電器は感光体ドラム33
aの感光面に初期帯電電荷を付与し、その感光面にLE
Dヘッドが画像データに基づく露光を行い、その露光に
より感光面に形成された静電潜像を現像器33bの現像
ロールがトナー像化し、このトナー像を転写器が用紙に
転写する。クリーナは感光体ドラム33aの感光面に残
留するトナーを除去する。
【0026】上記の現像器33bは、画像形成に伴って
逐次減少するトナーを補給するために、前述したトナー
補充カートリッジ10を着脱するカートリッジ装着部3
3cを上部に備えている。この現像器33bは、カート
リッジ装着部33cの下方がトナー貯留槽になってお
り、トナー貯留槽内には攪拌器、供給ロール等が配設さ
れ、この供給ロールが上述の現像ロールにトナーを供給
する。現像器33bには、それら攪拌器、供給ロール等
を駆動する駆動機構が配設されている。前述のトナー補
充カートリッジ10がカートリッジ装着部33cに装着
されたとき、被駆動伝達部材である図1(a) に示したギ
ア17が、上記の駆動機構に係合するように構成されて
いる。
【0027】画像定着部34は、発熱ロール、圧接ロー
ル等を備えており、これらのロールにより、画像形成部
33でトナー像を転写されて搬送されてくる用紙を挟持
して用紙にトナー像を定着させる。トナー像を定着され
た用紙は、搬出ガイド35aに案内されて反転し、画像
形成面を下にして、排紙ロール35bにより装置本体3
0の上面手前から後方に向かって排出される。
【0028】この排出紙を受けるトレー部は、装置本体
30の内蓋を兼ねる水平トレー36aと開きトレー36
bとで形成されている。開きトレー36bは、装置本体
30の休止中は、上蓋(給紙トレー31a)と内蓋(水
平トレー36a)の中間位置(図の二点砂線36b′)
に折畳まれており、使用時には、開いた給紙トレー31
aに用紙を載置したのち、その給紙トレー31a同様
に、図の矢印Fで示す時計回り方向へ回動させて斜めに
開いた状態にして用いる。
【0029】上記の水平トレー36aは、ヒンジ37を
中心にして図の矢印Fで示す時計回り方向に回動させて
開くことができる。これによって現像器33b上部のカ
ートリッジ装着部33cを露出させ、使用済みのトナー
補充カートリッジ10を上方に持ち上げて取り出し、新
しいトナー補充カートリッジ10を上方から押し込んで
装填(装着)できるようになっている。
【0030】続いて、このように装置本体30に装着さ
れるトナー補充カートリッジ10のトナー自動補充の動
作を以下に説明する。図3(a),(b) は、トナー補充カー
トリッジ10の開口11aを覆うカバー20の動作状態
を示す図であり、図4は、その開口11aの封止を開封
する動作状態を示す図である。これらの図に示す構成部
分には、図1及び図2に示した構成部分と同一の部分に
は図1及び図2に示した番号と同一の番号を付与して示
している。
【0031】図3(a) は、トナー補充カートリッジ10
がカートリッジ装着部33cに装着されつつあるところ
を示している。同図(a) に示すように、トナー補充カー
トリッジ10のアーム22先端の係合ピン26がカート
リッジ装着部33cの内側面に設けられている係合部切
り込み33c−1の底部に係合しており、この係合によ
り係合ピン26の上下位置が固定されている。これから
更に同図(b) に示すように、トナー補充カートリッジ1
0が装着固定位置まで、図の矢印Hで示す下方向に押し
込まれると、上下位置が固定されている係合ピン26に
よりアーム22の先端が側板16に対し相対的に上方へ
移動する。この係合ピン26の上方移動により、アーム
22が支持ピン23を中心にして図の矢印Jで示す反時
計回り方向に回動する。この回動によりカバー20も同
方向に回動して同図(a) に示す真下の閉位置から同図
(b) 示す真横の開位置まで移動し、トナー補充カートリ
ッジ10下部の開口11aを開放する。
【0032】図4は、上記の装着固定位置にトナー補充
カートリッジ10が装填された状態を断面図で示してい
る。上述したようにカバー20がトナー補充カートリッ
ジ10の真横の開位置に自動的に移動しており開口11
aが開放されている。同図は、このときカートリッジ装
着部33cの駆動機構に係合した図には見えないギア1
7(図1(a) 参照)が、駆動機構による初期運転のアイ
ドル駆動によって駆動され、ギア17に連結するクラン
ク14がブレード15と共に図の矢印Kで示す反時計回
り方向に回転する。この回転により、クランク14に接
合している封止テープ13の折り返し端部が引き上げら
れて開口11aの開封が開始される。クランク14が更
に回転を続けて上記の開封が完了すると共に、この開封
され既にカバー20により開放されている開口11aか
らトナー12が上記回転するブレード15によって外部
に掻き出される。これにより、トナー12がトナー補充
カートリッジ10内からカートリッジ装着部33c下部
のトナー貯留槽(現像器33b)に補充される。
【0033】このように、トナー補充カートリッジ10
をカートリッジ装着部33cに装填するだけで、駆動機
構による初期運転のアイドル駆動を利用することにより
トナー12を現像器33bに自動的に補充することがで
きる。
【0034】また、トナー補充カートリッジ10を新し
く交換する際にカートリッジ装着部33cから取り出さ
れる使用済みのトナー補充カートリッジ10は、図3
(a),(b) に示す動作を同図(b) から同図(a) へ逆に行っ
て、カバー20が閉位置に戻り、開口11aを自動的に
閉鎖する。これによって、トナー12が付着して残留す
るカートリッジ内壁や封止テープ等が外部から遮蔽さ
れ、残留トナーの飛散や他への移転が防止される。
【0035】このように、トナー補充カートリッジの装
着、脱装いずれの場合も、単にトナー補充カートリッジ
をそのままカートリッジ装着部に上方から操作して着脱
するだけであるので、作業が簡単であるばかりでなく、
装置本体横方向の作業空間を必要とせず、また、封止テ
ープを取り扱うことがないので手も着衣も汚れず、使用
済みトナー補充カートリッジの内部が封止テープと共に
遮蔽されるので残留トナーが飛散したり他へ移転して周
囲が汚れるようなこともない。
【0036】尚、上記の実施例では、トナー補充カート
リッジ10の開口11aを、トナー補充カートリッジ1
0の長手方向の略全長に亘って開口するように形成して
いるが、開口の形成はこの大きさに限ることなく、これ
より小さくてもよい。
【0037】図5(a) は、開口を小さく形成したトナー
補充カートリッジの他の例を示す斜視図であり、同図
(b) はその断面図である。同図に示すトナー補充カート
リッジ10−1は、図1に示した構成と異なる部分のみ
に番号を付与して示している。このトナー補充カートリ
ッジ10−1は、下部中央に設けられた開口11−1が
菱形に形成されていて全体に小さくなっている。したが
って、これを開閉するカバー20−1も、前述した実施
例の場合よりも長さがおよそ1/3の大きさに形成され
ており、また、封止テープ13−1も同様に小さくなっ
ている。また、ブレードが除かれ、代りに変形クランク
14−1が内部全長に亘って周面を摺動するように構成
されている。その他の構成及び係合関係は図1の場合と
同様である。上記の変形クランク14−1は、トナー補
充カートリッジ10−1の内周面を摺動する部分が変形
クランク14−1の回転方向に凹んで形成されている。
【0038】このトナー補充カートリッジ10−1が、
図4に示した場合と同様にカートリッジ装着部33cに
装填され、変形クランク14−1がギア17を介して駆
動機構により駆動されて回転すると、図4の場合と同様
に封止テープ13−1が剥がされて開口11−1が開封
され、変形クランク14−1の内周面摺動部がその凹部
にトナー12を掻き集め、開放され開封された開口11
−1から、掻き集めたトナー12を排出する。このトナ
ー補充カートリッジ10−1の構成は、開口、カバー、
封止テープ等が全て小さく、且つブレードも除かれてい
るので、部品コストが削減されて経済的である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、トナー補充カートリッジの装着、脱装いずれの場
合も単にトナー補充カートリッジをそのままカートリッ
ジ装着部に着脱するだけであるので、作業が簡単であ
り、したがって、作業の能率が向上する。また、トナー
補充カートリッジの着脱は上方からの操作であるので、
装置本体横方向の作業空間を必要とせず、したがって、
設置場所の省スペース化が実現可能となる。また、封止
テープを直接取り扱うことがないので、手や着衣を汚す
ことがなく、したがって、快適な作業環境が形成され
る。また、使用済みトナー補充カートリッジの内部が封
止テープと共に遮蔽されるので、残留トナーが飛散した
り他へ移転することがなく、したがって、使用済トナー
補充カートリッジの取り扱いに際し他の袋等に封入する
等の手数が省け、この点からも能率のよい清潔な作業環
境を維持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施例に係わるトナー補充カートリッ
ジの斜視図、(b) はその側断面図である。
【図2】トナー補充カートリッジが装着される画像形成
装置の全体構成を示す側面図である。
【図3】(a),(b) はトナー補充カートリッジの開口を覆
うカバーの動作状態を示す図である。
【図4】トナー補充カートリッジの封止を開封する動作
状態を示す図である。
【図5】トナー補充カートリッジの他の構成例を示す図
であり、(a) は斜視図、(b) はその側断面図である。
【図6】(a),(b) は従来の直方体状のトナー補充カート
リッジの使用方法を説明する図である。
【図7】従来の円筒状のトナー補充カートリッジの使用
方法を説明する図である。
【符号の説明】
10、10−1 トナー補充カートリッジ 11 容器本体 11a、11−1 開口 12 トナー 13、13−1 封止テープ 14、14−1 クランク 15 ブレード(トナー掻き寄せ板) 16 側板 17 ギア 20、20−1 カバー 20a 開位置 21 カバー軸 22 アーム 23 支持ピン 25 引っ張りバネ 26 係合ピン 30 LEDプリンタ(装置本体) 31 給紙部 31a 給紙トレー 31b ガイド板 32 用紙搬送部 33 画像形成部 33a 感光体ドラム 33b 現像器 33c カートリッジ装着部 34 画像定着部 35a 搬出ガイド 35b 排紙ロール 36a 水平トレー 36b 開きトレー 37 ヒンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を収容した円筒状の容器本体と、該
    容器本体の周面に形成された開口部と、該開口部を内側
    より封止するシール部材と、前記容器本体の端部に配設
    された被駆動伝達部材と、該被駆動伝達部材との連結部
    と前記開口部を封止するシール部材端部との接合部と前
    記容器本体の内壁面に付着する粉体を掻き寄せる掻き寄
    せ部とからなる掻き寄せ部材と、 を備えた粉体補充カートリッジと、 該粉体補充カートリッジを着脱自在に受け入れる装着部
    と、この粉体補充カートリッジ装着受け入れ時において
    該粉体補充カートリッジと係合して該粉体補充カートリ
    ッジの前記開口部が略下方を向く位置で前記粉体補充カ
    ートリッジを保持する保持手段と、前記粉体補充カート
    リッジの前記被駆動伝達部材と係合して該被駆動伝達部
    材を介して前記掻き寄せ部材を駆動すると共に該掻き寄
    せ部材を介して前記シール部材の封止を開封せしめる駆
    動手段と、 を備えた粉体補充カートリッジ受入装置と、 からなることを特徴とする粉体補充機構。
  2. 【請求項2】 前記粉体補充カートリッジは、前記容器
    本体の周面に沿って前記開口部を覆う閉位置と前記開口
    部を開放する開位置とに移動自在な蓋部材と、該蓋部材
    を前記閉位置へ付勢する付勢手段と、前記蓋部材に連結
    され前記粉体補充カートリッジ受入装置の装着部に係合
    して前記粉体補充カートリッジの装着動作に連動し前記
    蓋部材を前記開位置に移動させる移動手段と、を更に備
    えることを特徴とする請求項1記載の粉体補充機構。
  3. 【請求項3】 前記粉体がトナーであり、前記装着部が
    トナーを収容すべき現像装置であり、前記粉体補充カー
    トリッジ受入装置が画像形成装置であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の粉体補充機構。
JP6286415A 1994-11-21 1994-11-21 粉体補充機構 Withdrawn JPH08146740A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5797073A (en) * 1997-03-13 1998-08-18 Xerox Corporation Toner container with biased closure
WO2006131052A1 (en) * 2005-06-07 2006-12-14 Print-Rite Unicorn Image Products Co., Ltd. Of Zhuhai Toner cartridge used in laser printer
JP2010072118A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US10025226B2 (en) * 2016-03-31 2018-07-17 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sealing member for a movable developer container of a developer cartridge

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