JPH08145952A - 漏洩磁束探傷方法 - Google Patents

漏洩磁束探傷方法

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JPH08145952A
JPH08145952A JP28689394A JP28689394A JPH08145952A JP H08145952 A JPH08145952 A JP H08145952A JP 28689394 A JP28689394 A JP 28689394A JP 28689394 A JP28689394 A JP 28689394A JP H08145952 A JPH08145952 A JP H08145952A
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magnetic flux
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magnetic
yoke
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JP28689394A
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Shinichi Fukuda
田 真 一 福
Shigetoshi Tsuruoka
岡 繁 利 鶴
Teruaki Fujii
井 昭 明 藤
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Nippon Steel Corp
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SYST HIGHTECH KK
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏洩磁束によって鋼管や棒鋼等の割れ傷やピ
ット状傷等を高精度で探傷するとともに、被検査材の曲
がりや芯ずれ等による感磁性素子の出力変動を補償す
る。 【構成】 被検査材5の軸方向に磁束2を発生させ、被
検査材5の傷によって生じた漏洩磁束9を感磁性素子7
によって検出する探傷方法において、断面が略U字状の
ヨーク3の対向部3a,3bに設けた貫通孔4aに被検
査材5を挿入し、ヨーク3に嵌着した励磁コイルにより
発生した磁束2をヨーク3aを介して被検査材5に与
え、被検査材5の傷8からの漏洩磁束9を感磁性素子7
により検出するとともに、探傷中における感磁性素子7
と被検査材5との距離の変動量を計測し、この変動量に
応じて感磁性素子7によって検出した漏洩磁束9の信号
を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管や棒鋼等の表面及
び表面近傍に存在する割れ傷やピット状傷等を漏洩磁束
によって探傷する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管等の探傷方法には、例えば日本非破
壊検査協会発行(平成2年9月1日)の「渦流探傷試験
III(1990)」121頁に記載されているように、
超音波探傷(UT)、渦流探傷(ET)、漏洩磁束探傷
(MLFT)、磁粉探傷(MT)等の種々の非破壊検査
法があり、予測される傷に応じて一種類もしくは複数種
類の方法が組合せ適用される。
【0003】このような非破壊検査法として、例えば日
本工業規格の「JIS G 0568−1982 鋼の渦
流探傷試験方法」及び「JIS G 05833−197
8 鋼管の渦流探傷試験方法」には、貫通形コイルに周
波数0.5〜500kHz程度の交流電流を流し、自己
誘導又は相互誘導により被検査材を励磁し、例えば1.
0mmφのドリル孔(貫通孔)を基準として検査する方
法が記載されている。しかし、近年は数百μm程度の微
小表面傷が問題となってきており、1.0mmφのドリ
ル孔を基準とする検査では微小表面傷を検出できない。
【0004】微小表面傷の検出方法として、例えば日本
非破壊検査協会発行の「非破壊検査」第30巻、第7
号、468〜477頁には、漏洩磁束探傷法が記載され
ている。 図4は、従来の漏洩磁束探傷装置の側断面図
を示している。この装置は、被検査材5の軸方向に2つ
の励磁コイル1,1を設け、励磁コイル1,1によって
矢印方向の磁束2を発生させ、傷8による漏洩磁束9を
感磁性素子7によって検知するものである。しかし、こ
の探傷法による検出限界は、例えば日本鉄鋼協会発行
(平成2年11月30日)の「鉄鋼製品の漏洩磁束探傷
法」83頁に記載されているように、0.15mm(S
N≧3)程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】漏洩磁束探傷法におい
ては、鋼管や棒鋼等の被検査材に曲がりや芯ずれ等があ
ると、被検査材と感磁性素子との距離(以下、リフトオ
フと呼ぶ)が変動し、これに伴って感磁性素子の出力が
変動する。図5は、漏洩磁束探傷法におけるリフトオフ
と感磁性素子の出力との関係を示す。リフトオフが大き
くなると、感磁性素子の出力が小さくなり、この傾向は
感磁性素子の寸法が小さくなるほど顕著である。また、
リフトオフ変動による出力変化率は傷の大きさ及び種類
に関係なく同じである。つまり、同じ大きさの傷であっ
てもリフトオフの変動に伴って感磁性素子の出力が変動
し、この結果、探傷精度が低下する。
【0006】リフトオフの変動を一定に保つ方法として
例えば、実開昭61−170068号公報によれば、漏
洩磁束を検出するセンサーをボートに埋め込み、このボ
ートに圧縮空気を供給してその流体圧によってボート
(つまりセンサー)を鋼板の表面より一定距離に浮上さ
せる方法が知られている。しかし、このような流体圧に
よる方法は、被検査材が鋼板のような平面状の場合に
は、流体圧を一定にしてリフトオフを一定に保つことが
可能であるが、被検査材が鋼管や棒鋼等のような曲面の
場合には、流体圧が変動するためリフトオフを一定に保
つことは困難である。
【0007】本発明は、鋼管や棒鋼等の表面及び表面近
傍に存在する割れ傷やピット状傷等を漏洩磁束によって
高精度で探傷することを課題とし、特に被検査材の曲が
りや芯ずれ等による感磁性素子の出力変動を補償するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の漏洩磁束探傷方法は、被検査材の軸方向に磁束を発
生させ、該被検査材の傷によって生じた漏洩磁束を感磁
性素子によって検出する漏洩磁束探傷方法において、探
傷中における前記感磁性素子と被検査材との距離の変動
量を計測し、この変動量に応じて前記感磁性素子によっ
て検出した漏洩磁束の信号を補正することを特徴とす
る。
【0009】また、前記探傷方法において、前記被検査
材を断面が略U字状のヨークの対向部に設けた貫通孔に
挿入し、前記ヨークに嵌着した励磁コイルにより発生し
た磁束を該ヨークを介して被検査材に与え、該被検査材
の傷からの漏洩磁束を前記貫通孔同士の間に設けた感磁
性素子により検出するとともに、探傷中における前記感
磁性素子と被検査材との距離の変動量を計測し、この変
動量に応じて前記感磁性素子によって検出した漏洩磁束
の信号を補正することを特徴とする。
【0010】
【作用】断面が略U字状のヨークの対向部に被検査材の
貫通孔を設け、ヨークの底部に励磁コイルを嵌着して設
け、貫通孔同士の間に感磁性素子を設ける。探傷する被
検査材を貫通孔に挿入し、励磁コイルに励磁電流を供給
すると、励磁コイルによって発生した磁束は、ヨークを
通って貫通孔に集中し、貫通孔の内面から被検査材に侵
入した後、ヨークを通って励磁コイルに戻る磁気回路を
形成する。被検査材に傷があれば、その部分より発生す
る漏洩磁束を感磁性素子によって検出することができ
る。
【0011】前記励磁コイルによって発生した磁束は、
ヨークの対向部を通って貫通孔に集中するため、該ヨー
クによって磁束を被検査材に集束させることができる。
この結果、浮遊磁界や磁束の乱れが小さくなり、磁化効
率及びSN比が向上するため、微小傷を確実に検出する
ことができ、また被検査材端部における未探傷領域を著
しく小さくすることができる。また、磁束を被検査材に
集束させることができるため、励磁電流の低電流化及び
励磁部の小型化が可能となり、ヨークの前後に設置する
ピンチロール間の距離を短くでき、搬送中の被検査材の
振動を小さくできるためにリフトオフを小さくし探傷す
ることができる。更には、励磁コイルと感磁性素子を離
して設置しても浮遊磁界や磁束の乱れが少なく、また離
して設置することで、励磁コイルの発熱による温度ドリ
フトの影響を小さくできる。
【0012】被検査材の傷が小さい場合には、傷から発
生する漏洩磁束も小さく、これを検出するためには小さ
い感磁性素子を使用する必要がある。また、リフトオフ
が変動すれば同一の傷であっても感磁性素子からの出力
も変動する。そこで、感磁性素子の前方又は後方にリフ
トオフ計測用の変位計を設け、この変位計によりリフト
オフを計測し、その値をリフトオフ比較装置によって、
基準リフトオフの値と比較してリフトオフ変動量を求め
る。このリフトオフ変動量の値を、出力調整装置におい
て予め記憶されたリフトオフと感磁性素子の出力との相
関データと照合して、感磁性素子の出力値をリフトオフ
変動量に応じた補正値で補正する。この処理によって、
リフトオフ変動に伴う感磁性素子出力の変動を補償する
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により詳細に説
明する。図1は本発明による漏洩磁束探傷装置の側断面
図、図2は図1のA−A’断面図、図3は図1のB−
B’断面図を示している。図1に示す側断面図におい
て、ヨーク3は略U字状であり、ヨークの対向部3a,
3bには被検査材5としての鋼管が通過するための貫通
孔4a,4bが設けられており、ヨークの底部3cには
励磁コイル1が嵌着されている。ヨークの対向部3aと
3bの間には、ホルダー16に保持された複数の感磁性
素子7及び変位計17が、図2及び図3に示すように、
リング状に配設されており、リングの中心を貫通孔4
a,4bの中心と一致させて固定されている。
【0014】18は、リフトオフの変動を補正するため
のリフトオフ比較装置であり、変位計17によって計測
されたリフトオフ値と基準リフトオフ値とを比較し、リ
フトオフ変動に応じた補正信号を出力する。19は、リ
フトオフ変動による感磁性素子7の出力変動を補償する
ための出力調整装置であり、予め記憶されたリフトオフ
と感磁性素子7の出力との相関データに基づいて、探傷
中に検出された感磁性素子7の出力を前記リフトオフの
変動分に応じて補正する。
【0015】次に本装置による探傷法について説明す
る。直流又は交流の励磁電源装置(図示せず)により励
磁電流を励磁コイル1に供給すると、励磁コイル1によ
って発生した磁束2はヨークの対向部3aを通って貫通
孔4aに集中し、貫通孔4aの内面から隙間を通って被
検査材5に侵入し、対極の貫通孔4bからヨークの対向
部3bを通って励磁コイル1に戻る磁気回路を形成す
る。励磁コイル1への励磁電流値は、被検査材5の磁束
密度が飽和となるように設定する。矢印6の方向へ搬送
中の被検査材5に傷8があれば、その部分より漏洩磁束
9が発生し、漏洩磁束9は感磁性素子7によって検出さ
れる。漏洩磁束9の信号は微弱であるために増幅器10
により増幅する。
【0016】一方、変位計17により計測したリフトオ
フの信号は、リフトオフ比較装置18において、基準リ
フトオフ値と比較してリフトオフ変動量を求める。この
リフトオフ変動量を、出力調整装置19において予め記
憶されたリフトオフ値と感磁性素子7の出力値との相関
データと照合して、感磁性素子7の出力をリフトオフ変
動量に応じた補正値で補正する。この処理によって、リ
フトオフ変動に伴う感磁性素子出力の変動が補償され
る。
【0017】次に、補正した信号の中からノイズ信号を
フィルタ11により除去し、更にノイズ信号を除去した
信号の中から不要な信号を波形整形器12により除去し
た後、記録計13に入力する。また、このようにして検
出された一定レベル以上の信号をコンパレータ14によ
り抽出し、検出信号の大きさと基準値とを比較器15で
比較し被検査材5の良否を判定する。なお、変位計17
及び感磁性素子7の設置位置は、鋼管5との距離が一定
になるように鋼管5の径に応じて調整する。
【0018】前記実施例において、励磁コイル1によっ
て発生した磁束2は、ヨークの対向部3aを通って貫通
孔4a,4bに集中するため、磁束2を被検査材5に集
束させることができる。この結果、浮遊磁界や磁束の乱
れが小さくなり、磁化効率及びSN比が向上するため、
微小傷を確実に検出することができ、また被検査材5の
端部における未探傷領域を著しく小さくすることができ
る。また、磁束2を被検査材5に集束させることができ
るため、励磁電流の低電流化及び励磁部の小型化が可能
となる。さらには、励磁コイル1と感磁性素子7を離し
て設置しても浮遊磁界や磁束2の乱れが少なく、また離
して設置することで、励磁コイル1の発熱による温度ド
リフトの影響を著しく小さくできる。またリフトオフ変
動を補償することができるため、従来、リフトオフ変動
による感磁性素子の出力低下が大きいため適用が難しか
った小型感磁性素子や半導体素子の使用が可能になる。
【0019】なお、以上の説明では、励磁コイル1をヨ
ーク3の底部に設けたが、励磁コイル1はヨークの対向
部3a,3bに設けてもよい。また、変位計を感磁性素
子の前方に設置したが、後方に設置してもよく、また感
磁性素子として半導体検出素子の一つである感磁性ダイ
オードを用いたが、ホール素子,サーチコイル等を用い
てもよい。更に実施例では、略U字状のヨークを正立さ
せて設置したが、倒立させて設置するなど設置方向は任
意である。変位計の設置場所は、感磁性素子の直前に設
置したがヨーク3bの前方でも、ヨーク3aの後方でも
よい。また、本発明のリフトオフ補償は図4に示す従来
法及びプローブ型コイルによる渦流探傷法に適用しても
可能である。
【0020】次に、前記実施例に沿った具体的な数値例
について説明する。外径89.1mmφ、肉厚2.8m
m、長さ100mの炭素鋼の電縫管をストレッチレジュ
ーサー(絞り圧延機)により熱間圧延し、外径21.7
mmφ、肉厚2.3mmに仕上げた後、長さ8m単位で
切断した。目視検査により検出された各種表面傷(自然
傷)を含む鋼管及び健全な鋼管に0.1mmの深さのノ
ッチ加工したものを被検査材として用いた。被検査材の
曲がりは0.1mm/m以下であり、本発明及び図4に
示した従来法により探傷した。更に、この被検査材を故
意に、0.5mm/m、1.0mm/m、1.5mm/
m、2.0mm/mの4水準で曲げ加工し、同様に探傷
した。励磁コイル1は2.0mmφの銅線を600ター
ン巻きとし、この励磁コイル1に2Aの直流電流を流し
た。図1及び図2に示すヨーク厚さtは20mm、貫通
孔4a,4bの径dは32mmφ、ヨーク間隔pは30
mm、ヨーク高さhは200mm、ヨークの幅Zは90
mmとした。感磁性素子7としては、管周方向幅wは
3.5mm、管軸方向長さl(小文字のエル)は0.6
mmのMDセンサー(Magnet Diode)を用い、センサー間
隔pを1.0mm、リフトオフLFを2.0mmとし、
ホルダー16に取り付けた。
【0021】本発明法としては、リフトオフ変動による
感度変動の補正を精度よく行うために、MDセンサーの
直前の位置で、渦流式変位計17を円周方向に45度間
隔で8個設置してリフトオフの計測を行った。被検査材
5を安定搬送するためにピンチロール(図示せず)をヨ
ーク3a,3bの前後の位置に設置し、搬送速度120
m/分で探傷し、探傷信号を記録計13によって記録し
た。
【0022】0.15mm深さのノッチからの信号レベ
ルを比較器15の基準値とし、曲げ加工した被検査材5
を探傷する場合には、傷8が感磁性素子7から最も遠く
なるように、つまり傷8の位置のリフトオフが最も大き
くなる位置にして、被検査材5を搬送した。探傷後、傷
部分を切断して自然傷の深さを測定した。なお、従来法
として2.0mmφの銅線を600ターン巻きし、図4
に示すコイル長さLが80mm、内径Dが40mmφの
励磁コイル1を間隔Pを30mmにして設置し、2Aの
直流電流を流した。
【0023】表1は、本発明法及び従来法による各種表
面傷を探傷した結果を示す。表中の○印は傷検出可能、
×印は傷検出不能を示すものである。被検査材の曲がり
が0.1mm/m以下の場合は、本発明法及び従来法共
に、0.15mm深さ以上の表面傷を確実に検出可能で
あった。さらに本発明法は、0.10mm深さの表面疵
(人工ノッチ傷)を検出可能であった。被検査材の曲が
りが0.5mm/m、1.0mm/m、1.5mm/m
の場合は、本発明法では全ての傷を確実に検出できた
が、従来法では傷検出ができない場合があり、その傾向
は被検査材の曲がりが大きいほど顕著である。被検査材
の曲がりが2.0mm/mの場合は、本発明法では全て
の傷を確実に検出できたが、従来法では全く検出できな
かった。また、本実施例は傷の位置でのリフトオフが最
も大きくなるように被検査材を搬送した例であるが、逆
に傷の位置でのリフトオフが最も小さくなるように被検
査材搬送した場合には必要以上の小さい傷を過検出する
ようになる。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明によればリフトオフ変動による感
磁性素子の出力変動を補償することができるため、曲が
りが大きい被検査材であっても高精度で探傷することが
できる。また、リフトオフ変動による感磁性素子の出力
低下が大きいために適用が難しかった小型の感磁性素子
や半導体素子の使用が可能となるため検出能力が向上す
る。 また、励磁コイルより発生した磁束をヨークを介
して被検査材に集中させることができるため、浮遊磁界
や磁束の乱れが少なくなる。また、励磁コイルと感磁性
素子を離して設置できるため、励磁コイルの発熱による
温度ドリフトの影響を小さくできる。その結果、磁化効
果及びSN比が向上し、また被検査材端部における未探
傷領域が小さくなるため、微小傷を確実に検出できる。
また、磁束を被検査材に集中させることができるため、
装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の漏洩磁束探傷装置の実施例を示す側
断面図である。
【図2】 図1のA−A’線断面図である。
【図3】 図1のB−B’線断面図である
【図4】 従来の漏洩磁束探傷装置を示す側断面図であ
る。
【図5】 リフトオフと感磁性素子の出力の関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
1:励磁コイル 2:磁束 3:ヨーク 3a:ヨークの対向
部 3b:ヨークの対向部 3c:ヨークの底
部 4a:ヨークの貫通孔 4b:ヨークの貫
通孔 5:被検査材(鋼管) 6:鋼管搬送方向 7:感磁性素子 8:傷 9:漏洩磁束 10:増幅器 11:フィルター 12:波形整形器 13:記録計 14:コンパレー
タ 15:比較器 16:ホルダー 17:変位計 18:リフトオフ
比較装置 19:出力調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤 井 昭 明 山口県徳山市大字徳山5635番地の6 株式 会社システムハイテック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査材の軸方向に磁束を発生させ、該
    被検査材の傷によって生じた漏洩磁束を感磁性素子によ
    って検出する漏洩磁束探傷方法において、 探傷中における前記感磁性素子と被検査材との距離の変
    動量を計測し、この変動量に応じて前記感磁性素子によ
    って検出した漏洩磁束の信号を補正することを特徴とす
    る漏洩磁束探傷方法。
  2. 【請求項2】 被検査材の軸方向に磁束を発生させ、該
    被検査材の傷によって生じた漏洩磁束を感磁性素子によ
    って検出する漏洩磁束探傷方法において、 前記被検査材を断面が略U字状のヨークの対向部に設け
    た貫通孔に挿入し、前記ヨークに嵌着した励磁コイルに
    より発生した磁束を該ヨークを介して被検査材に与え、
    該被検査材の傷からの漏洩磁束を前記貫通孔同士の間に
    設けた感磁性素子により検出するとともに、探傷中にお
    ける前記感磁性素子と被検査材との距離の変動量を計測
    し、この変動量に応じて前記感磁性素子によって検出し
    た漏洩磁束の信号を補正することを特徴とする漏洩磁束
    探傷方法。
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