JPH08145109A - フロントフォーク - Google Patents
フロントフォークInfo
- Publication number
- JPH08145109A JPH08145109A JP6309998A JP30999894A JPH08145109A JP H08145109 A JPH08145109 A JP H08145109A JP 6309998 A JP6309998 A JP 6309998A JP 30999894 A JP30999894 A JP 30999894A JP H08145109 A JPH08145109 A JP H08145109A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- piston
- cylinder
- sub
- tip
- Prior art date
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- Pending
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
適となるようにする。 【構成】 シリンダ4内に出没可能に挿通されたピスト
ンロッド3の先端部にシリンダ4内に摺動可能に収装さ
れロッド側室Aとピストン側室Bとを区画するピストン
5を有してなると共にピストン5に配設の伸側減衰バル
ブ7を迂回するバイパス路を有してなるフロントフォー
クにおいて、バイパス路のピストン側室Bに連通する下
流端に圧側チェックバルブとして機能するサブバルブ1
1を有してなると共に、ピストン側室Bにシリンダ4内
におけるピストン5の大きいストロークでの圧側作動時
にその先端がサブバルブ11に当接されるセットスプー
ル15を有してなり、該セットスプール15がシリンダ
4内に摺動可能に収装されながらシリンダ4のボトム側
端にその基端が係止されたスプリング16の先端に担持
されてなり、セットスプール15の先端がサブバルブ1
1に当接されて該サブバルブ11が強制的に不作動状態
におかれるときにバイパス路が遮断されるように形成さ
れてなるとする。
Description
ントフォークに関し、特に、ロードレース仕様の自動二
輪車に架装されるフロントフォークの改良に関する。
は、総じて平坦路面を走行するが、直進時に比較してコ
ーナリング時には、その車体姿勢がノーズダイブ傾向に
維持されるのが好ましいとされている。
場合のフロントフォークにおける伸側減衰力を小さくす
るように設定し、速やかに車体姿勢が復帰されて操縦安
定性を得易いようにするのが良いことになる。
キ作用等によって大きいストロークで収縮されたフロン
トフォークにおける伸側減衰力を大きくするように設定
し、コーナリングが終了するまで所望のノーズダイブ傾
向が維持され易いようにするのが良いことになる。
て、その高低が収縮ストロークに対して相反することに
なる要請に応じられるフロントフォークとして、従来か
ら種々の提案がなされているが、未だ満足されるものが
提供されていないのが実情である。
れたものであって、その目的とするところは、ロードレ
ース仕様の自動二輪車への架装に最適となるフロントフ
ォークを提供することである。
ために、この発明の構成を、シリンダ内に出没可能に挿
通されたピストンロッドの先端部にシリンダ内に摺動可
能に収装されロッド側室とピストン側室とを区画するピ
ストンを有してなると共にピストンに配設の伸側減衰バ
ルブを迂回するバイパス路を有してなるフロントフォー
クにおいて、バイパス路のピストン側室に連通する下流
端に圧側チェックバルブとして機能するサブバルブを有
してなると共に、ピストン側室にシリンダ内におけるピ
ストンの大きいストロークでの圧側作動時にその先端が
サブバルブに当接されるセットスプールを有してなり、
該セットスプールがシリンダ内に摺動可能に収装されな
がらシリンダのボトム側端にその基端が係止されたスプ
リングの先端に担持されてなり、セットスプールの先端
がサブバルブに当接されて該サブバルブが強制的に不作
動状態におかれるときにバイパス路が遮断されるように
形成されてなるとするものである。
ューブが車体側チューブとされその軸芯部にピストンロ
ッドを配在させてなると共に、インナーチューブが車軸
側チューブとされその軸芯部にシリンダを配在させてな
るとする。
ダ内を昇降する際には、特に、伸側作動時にバイパス路
が連通状態にあり、ピストンに配設の伸側減衰バルブで
発生される伸側減衰力が低くなる。
ンダ内を下降する際には、バイパス路の下流端に配設の
サブバルブにシリンダのボトム側にスプリングの介在下
に配在のセットスプールが当接されて該サブバルブが不
作動状態におかれ、バイパス路が遮断状態になる。
伸側に反転されるときにもバイパス路が遮断された状態
にあり、伸側減衰バルブで発生される伸側減衰力が設定
通りの高い状態になる。
説明するが、図1に示すように、この実施例に係るフロ
ントフォークは、車体側チューブとされるアウターチュ
ーブ1内に車軸側チューブとされるインナーチューブ2
が出没可能に挿通されてなるとし、アウターチューブ1
がその軸芯部にピストンロッド3を有し、図2にも示す
ように、インナーチューブ2がその軸芯部にシリンダ4
を有してなるとしている。
上端たる基端がアウターチューブ1の上端内部に一体に
連設されてなるもので、図示するように、その下端側た
る先端側がシリンダ4内に出没可能に挿通されている。
る開口端がピストンロッド3を摺動可能に挿通させるよ
うに軸封構造に形成されてなるもので、図示するよう
に、その内部にピストン5を摺動可能に収装し、図2に
示すように、その下端たるボトム側端の内部にベースバ
ルブ部6を有している。
ダ4内にロッド側室Aとピストン側室Bとを区画してな
るもので、ロッド側室Aとピストン側室Bとは、ピスト
ン5に配設の伸側減衰バルブ7及び圧側チェックバルブ
8を介して連通可能とされている。
に、ベースバルブ部6に配設の圧側減衰バルブ9及び伸
側チェックバルブ10を介してシリンダ4外、即ち、シ
リンダ4とインナーチューブ2との間に形成されている
リザーバ室Cに連通可能とされている。
圧側減衰バルブ9の下流側には、環状の容室Dが形成さ
れており、該容室Dがシリンダ4に開穿の連通孔4aを
介してリザーバ室Cに連通されることで、上記したピス
トン側室Bとリザーバ室Cとの連通が実現されるとして
いる。
フォークにあっては、アウターチューブ1に対してイン
ナーチューブ2が出没されるとき、シリンダ4に対して
ピストンロッド3の先端側が出没されることになる。
する圧縮作動時には、ピストン側室Bからの作動油がピ
ストン5における圧側チェックバルブ8を介してロッド
側室Aに流入する。
体積分に相当する作動油がピストン側室Bからベースバ
ルブ部6における圧側減衰バルブ9を介してリザーバ室
Cに流出される。
ースバルブ部6における圧側減衰バルブ9を通過すると
きに所定の圧側減衰力が発生されることになる。
ストン5がシリンダ4内を上昇する伸側作動時にロッド
側室Aからの作動油がピストン5における伸側減衰バル
ブ7を介してピストン側室Bに流出する。
減衰バルブ7を通過するときに所定の伸側減衰力が発生
されることになる。
即ち、退出によってロッド側室Bにおいて不足すること
になる作動油は、ベースバルブ部6における伸側チェッ
クバルブ10を介してリザーバ室Cからピストン側室B
に補給される。
ークにあっては、ピストン5に配設の伸側減衰バルブ7
を迂回するバイパス路を有してなるとしており、該バイ
パス路が遮断されるときに伸側減衰バルブ7で発生され
る伸側減衰力が高くなるように設定されている。
ピストンロッド3の先端側の軸芯部に開穿された縦孔3
aを有してなるもので、該縦孔3aは、図中で上端とな
るその上流側端がピストンロッド3の径方向に開穿され
同じくバイパス路を構成する横孔3bを介してロッド側
室Aに連通されている。
下流側端が、基本構造的には、ピストンロッド3の先端
で開口されていて、ピストン側室Bに開放される開口端
とされているが、この発明にあっては、その下流側端に
スチールボール31が嵌入されていて、ピストンロッド
3の先端では閉塞されているとしている。
ロッド3の先端に近い部分、即ち、ピストン5における
伸側減衰バルブ7を所謂交した部分でピストン側室Bに
連通されるとしている。
流側端は、ピストンロッド3の先端に近い部分に径方向
に開穿され同じくバイパス路を構成する横孔3cを介し
てピストン側室Bに連通可能とされている。
路の下流端には圧側チェックバルブとしても機能するサ
ブバルブ11が配設されており、該サブバルブ11は、
図3に示すように、ピストンロッド3の先端部の外周に
介装されたバルブシート12の下端面に形成の環状窓1
2aを開放可能に閉塞するように配設されている。
12は、前記伸側減衰バルブ7におけるバルブストッパ
を兼ねるように設定されている。
からなり、間座13の介在下にピストンナット14の所
定位置への螺着によって内周端固定の態様に配在され、
その外周端がバルブシート12の外周シート部12bに
隣接されて、上記環状窓12aを開放可能に閉塞すると
している。
内周壁面に形成されて前記横孔3cに連通する環状溝1
2cを有してなり、該環状溝12cが切欠溝12dを介
して上記環状窓12aに連通するとしている。
イパス路を構成する縦孔3aからの作動油が横孔3c,
環状溝12c及び切欠溝12dを介して環状窓12a内
に至り、サブバルブ11の外周側端を押し下げるように
して外部、即ち、ピストン側室Bに流出することを許容
する。
ン側室Bからの作動油が上記と逆の流れとなってバイパ
ス路中に流入することを阻止するてチェックバルブとし
て機能することになる。
あって、伸側のバイパス路として機能するものであっ
て、該バイパス路が閉塞されない限り、前記伸側減衰バ
ルブ7で発生される伸側減衰力を低下させるように機能
することになる。
面的に許容するときには、伸側減衰バルブ7による減衰
力の発生を全く期待できないことになるので、該バイパ
ス路における作動油の流量制御を実現する必要がある。
流量制御は、例えば、該バイパス路を構成する横孔3b
あるいは横孔3cにおける径の選択によって招来される
流路抵抗によるとしても良く、さらには、該バイパス路
中に外部操作で作動する可変流量制御バルブを配在させ
るとしても良い。
が閉塞されるときに伸側減衰バルブ7で発生される伸側
減衰力を高いものにするように構成されているとする
が、該バイパス路の閉塞は、この発明にあって、サブバ
ルブ11の開放が強制的に阻止されることで実現される
としている。
ースバルブ部6に配設されているセットスプール15
(図2参照)の先端が当接されるときにその開放が強制
的に阻止されるように構成されている(図4参照)。
11の外周端に当接されるのは、ピストン5が大きいス
トロークでシリンダ4内を下降するときである。
説明すると、該セットスプール15は、この実施例にあ
って、図2に示すように、略筒状に形成されてなり、シ
リンダ4内のピストン側室B内においてシリンダ4に対
して摺動可能な状態に配在されている。
端側と下方のベースバルブ部6との間に配在されている
スプリング16で上昇傾向に附勢されてなるもので、ス
プリング16の基端は、ベースバルブ部6を構成するセ
ンターロッド61に螺着されるナット62の上端側外周
に嵌着されている。
ール15の下端側外周に嵌着されている。
に前記ピストンナット14部分を収装させる空部15a
を有してなると共に、該空部15aをセットスプール1
5の所謂上流側及び下流側に連通する通孔15b,15
cを有してなる。
すように、ピストン5が大きいストロークでシリンダ4
内を下降するときにその先端がサブバルブ11の外周端
に当接されて該サブバルブ11の外周端の撓み、即ち、
該サブバルブ11の作動を阻止することになる。
バイパス路が閉鎖状態におかれることになって、上記の
状態下に反転してピストン5がシリンダ4内を上昇する
伸側作動になるとき、伸側減衰バルブ7に設定されてい
る減衰力、即ち、高い減衰力の発生が可能になる。
車体側チューブとされるアウターチューブ1内に配在さ
れ、シリンダ4が車軸側チューブとされるインナーチュ
ーブ2内に配在されてなるとしているが、これに代え
て、車体側チューブたるアウターチューブ1内にシリン
ダ4が配在され、車軸側チューブたるインナーチューブ
2内にピストンロッド3が配在されてなるとしても良
い。
ブとされインナーチューブ2が車体側チューブとされな
がら、ピストンロッド3及びシリンダ4がアウターチュ
ーブ1内あるいはインナーチューブ2内に選択的に配在
されるとしても良い。
伸側減衰力の発生状況が前記した実施例の場合と異なら
ないこと勿論である。
トンがシリンダ内で通常のストロークで昇降するときに
は、特に、伸側作動時にバイパス路が連通可能な状態に
なり、伸側減衰バルブで設定されているよりも低い伸側
減衰力の発生が可能になる。
やかな伸長が可能になり、従って、該フロントフォーク
がロードレース仕様の自動二輪車に架装される場合に
は、総じて平坦路面を直進走行する際の車体姿勢の復帰
が速やかに実現されることになり、操縦安定性を得易く
なる利点がある。
リンダ内で大きいストロークで昇降するときには、特
に、伸側作動時にバイパス路が遮断された状態になり、
伸側減衰バルブで発生される減衰力が設定の高い伸側減
衰力とされることになる。
ードレース仕様の自動二輪車がコーナリングする際に
は、該フロントフォークが大きく圧縮された場合にその
伸側への復帰が遅れる傾向になり、従って、自動二輪車
における車体姿勢がノーズダイブ傾向に維持され易くな
り、所望のコーナリングを効果的に実現し得ることにな
る利点がある。
流端に配設されているサブバルブの作動がセットスプー
ルの当接によって強制的に阻止されるときにバイパス路
が遮断されるように構成されているから、所謂油圧によ
ってバイパス路が遮断されるように構成されている場合
に比較して、バイパス路の遮断に信頼をおける利点があ
る。
ルがシリンダの内周に摺接する状態に配在されてなると
するから、セットスプールに横方向の慣性が発生される
ような事態にもセットスプールが偏芯等しなくなり、セ
ットスプールの作動性を恒久的に維持できる利点があ
る。
スプールを上昇傾向に附勢するスプリングの全体長さを
適宜に選択することで、伸側減衰力を高くする有効スト
ロークを自由に設定できる利点もある。
ピストン部分を中心にして示す部分縦断面図である。
を中心にして示す部分縦断面図である。
を拡大して示す部分縦断面図である。
圧縮された状態を示す部分縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ内に出没可能に挿通されたピス
トンロッドの先端部にシリンダ内に摺動可能に収装され
ロッド側室とピストン側室とを区画するピストンを有し
てなると共にピストンに配設の伸側減衰バルブを迂回す
るバイパス路を有してなるフロントフォークにおいて、
バイパス路のピストン側室に連通する下流端に圧側チェ
ックバルブとして機能するサブバルブを有してなると共
に、ピストン側室にシリンダ内におけるピストンの大き
いストロークでの圧側作動時にその先端がサブバルブに
当接されるセットスプールを有してなり、該セットスプ
ールがシリンダ内に摺動可能に収装されながらシリンダ
のボトム側端にその基端が係止されたスプリングの先端
に担持されてなり、セットスプールの先端がサブバルブ
に当接されて該サブバルブが強制的に不作動状態におか
れるときにバイパス路が遮断されるように形成されてな
るフロントフォーク - 【請求項2】 アウターチューブが車体側チューブとさ
れその軸芯部にピストンロッドを配在させてなると共
に、インナーチューブが車軸側チューブとされその軸芯
部にシリンダを配在させてなることを特徴とする請求項
1のフロントフォーク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6309998A JPH08145109A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | フロントフォーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6309998A JPH08145109A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | フロントフォーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145109A true JPH08145109A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17999919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6309998A Pending JPH08145109A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | フロントフォーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08145109A (ja) |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6309998A patent/JPH08145109A/ja active Pending
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Legal Events
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