JPH08145103A - ガススプリング - Google Patents

ガススプリング

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JPH08145103A
JPH08145103A JP30973694A JP30973694A JPH08145103A JP H08145103 A JPH08145103 A JP H08145103A JP 30973694 A JP30973694 A JP 30973694A JP 30973694 A JP30973694 A JP 30973694A JP H08145103 A JPH08145103 A JP H08145103A
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JP
Japan
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piston
orifice
gas
cylinder
piston rod
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JP30973694A
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Inventor
Yusuke Takagi
雄右 高木
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンの加工を容易にすると共に、ピスト
ンを共通部品化する。 【構成】 ピストン26とは別体にオリフィス30を有
する薄肉円板状のディスク28を設けると共に、ディス
ク28に環状シール部材31をピストン26の移動に応
じて当接,離間させることにより、オリフィス通路32
を形成してガス室C,D間の流路を絞ってガスに抵抗を
与えたり、ガス室C,D間の流路を拡大するようにして
いる。従って、ディスク28およびオリフィス30をプ
レス加工等によって容易かつ正確に形成することができ
る上に、オリフィス通路32のバラつきによる伸長速度
の不安定も防止できる。また、ピストン26を共通部品
として複数種類のガススプリングに用いることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバンやワゴン車
のバックドアの開閉用等に用いて好適なガススプリング
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バンやワゴン車のバックドアに
あっては、該バックドアを開扉させるとき、ロックを解
除した後に該バックドアに軽い力を作用させるだけで自
動的に開扉させるために、該バックドアと車体との間に
ガススプリングを取付けるようにしている。
【0003】そして、この種のガススプリングは、加圧
状態のガスが封入されたシリンダと、一側が該シリンダ
内に挿入され、他側が該シリンダ外に伸,縮可能に突出
したピストンロッドと、前記シリンダ内に位置して該ピ
ストンロッドの一側端部に軸方向に可動に取付けられ、
該シリンダ内を2つの室に画成したピストンと、該ピス
トンに設けられ、各室間を連通する連通路とから大略構
成されており、例えば実開昭61−122436号公報
等で知られている。
【0004】そこで、このガススプリングの構成につい
て図8を参照しつつ詳述する。
【0005】図において、1は有蓋筒状のシリンダで、
該シリンダ1の開口側はシール部材2、ロッドガイド3
によって施蓋され、内部には加圧状態のガスとシール性
を保持するための少量の油液が封入されている。
【0006】4はロッドガイド3、シール部材2を介し
てシリンダ1内に挿入されたピストンロッドで、該ピス
トンロッド4の先端側は段部4Aを介して後述のピスト
ン5を挿嵌する中径部4Bとなり、該中径部4Bの先端
は後述のワッシャ10を挿嵌する小径部4Cとなり、か
つ該小径部4Cの先端はワッシャ10を固定するかしめ
部4Dとなっている。
【0007】5はシリンダ1内を2つのガス室A,Bに
画成すべく、該シリンダ1内に摺動可能に挿嵌され、ピ
ストンロッド4の中径部4Bにロッド挿通穴5Aを介し
て軸方向に移動可能に挿通されたピストンで、該ピスト
ン5は、中径部4Bより若干短い軸方向寸法を有して前
記段部4Aと後述のワッシャ10との間で軸方向に寸法
Δt1 だけ移動できるように取付けられている。
【0008】ここで、前記ピストン5には、前記ロッド
挿通穴5Aの周囲に互いに対向するように大きな通路面
積を有するガス通路6と、小さな通路面積を有するオリ
フィス通路7とが軸方向に形成されている。また、該オ
リフィス通路7には、その途中から斜め上方に向けてオ
リフィス通路7と前記ガス室Aとを連通するオリフィス
穴8が穿設され、ピストン5の上面側の開口部9に向け
て開口している。そして、前記ガス通路6は、ピストン
5の下面側がピストンロッド4の段部4Aに当接した状
態でも、該段部4Aによって閉塞されることのないよう
な形状とされ、また、オリフィス通路7は、該段部4A
によって閉塞されるような形状となっている。
【0009】さらに、10はピストン5の上面側に位置
してピストンロッド4の小径部4Cに挿嵌されたワッシ
ャで、該ワッシャ10は前記小径部4C先端をかしめる
ことによって形成されたかしめ部4Dによって固定され
ている。ここで、前記ワッシャ10は前記ガス通路6、
オリフィス通路7よりは大径で、開口部9よりは小径と
なり、ピストン5の上面側がワッシャ10に当接した状
態では前記ガス通路6、オリフィス通路7は共に閉塞さ
れるように形成されている。
【0010】11はピストン5の外周側に設けられたシ
ール部材で、該シール部材11は、ピストン5とシリン
ダ1との間をシールし、ガス室A,B間を気密に画成す
るものである。
【0011】従来技術によるガススプリングは、上述の
如き構成を有するもので、ピストンロッド4の縮小行程
では、ピストンロッド4がピストン5に対して縮小方向
にΔt1 だけ移動するので、ピストン5の下面側は段部
4Aに当接し、オリフィス通路7を閉塞する。一方、ガ
ス通路6は段部4Aで閉塞されず、大きな通路面積を確
保しているから、ガス室AからBへのガスの流通に対し
ては殆ど抵抗力を発生しない。
【0012】一方、ピストンロッド4の伸長行程では、
ピストンロッド4がピストン5に対して伸長方向にΔt
1 だけ移動するので、ピストン5の上面側はワッシャ1
0に当接し、ガス通路6、オリフィス通路7を閉塞する
ようになるから、ガス室BからAに対する流路はオリフ
ィス通路7、オリフィス穴8、開口部9からなる系路の
みとなり、該オリフィス穴8の通路面積によって定まる
大きな抵抗力を発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるガススプリングでは、ピストン5にオリフ
ィス穴8を斜めに形成するようにしているから、ドリル
加工によってオリフィス穴8を穿設する必要がある。し
かし、このようにオリフィス穴8をドリルで斜めに加工
するのは難しいため、オリフィス穴8の穴径(通路面
積)にバラつきが生じ易く、同じ仕様のガススプリング
であってもピストンロッド4の伸長速度に差が生じてし
まい、信頼性を大幅に低下させるという問題がある。
【0014】また、ピストン5を鋳造、プレス加工、切
削加工等の手段を用いて成形した後、該ピストン5にオ
リフィス穴8を斜めにドリル加工するものであるから、
ピストンロッド4の伸長速度が異なる複数種類のガスス
プリングに対応するためには、それぞれの伸長速度に応
じて異なるオリフィス穴8が形成されたピストン5を複
数種類揃える必要があり、製造コストが大幅に増大する
という問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ピストンの加工を容易にすると共に、ピ
ストンを共通部品化できるようにしたガススプリングを
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用するガススプリングは、ガスが封
入されたシリンダと、一側が該シリンダ内に挿入され、
他側が該シリンダ外に伸,縮可能に突出したピストンロ
ッドと、前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌されて該ピス
トンロッドの一側端部に取付けられ、前記シリンダ内を
2つの室に画成したピストンと、該ピストンの軸方向に
形成され、前記各室間を連通する連通路と、前記ピスト
ンの一側に設けられ、該連通路と一側の室とを連通する
オリフィスが設けられたオリフィス部材と、前記ピスト
ンの外周側に可動に設けられ、該ピストンの移動に応じ
て該オリフィス部材に当接したときはオリフィスによっ
て2室間の流路を絞り、オリフィス部材から離間したと
きは前記連通路によって2室間の流路を拡大する可動シ
ール部材とから構成してなる。
【0017】
【作用】上記構成により、ピストンロッドを縮小させる
場合には、ピストンロッドの縮小動作により可動シール
部材がピストンに対して他側に移動し、オリフィス部材
から離間して連通路により2室間の流路が拡大する。こ
れにより、一側の室内のガスは該連通路を介して抵抗な
く他側の室に流入するから、外力によってピストンロッ
ドを速やかに縮小することができる。一方、ピストンロ
ッドを伸長させる場合には、ピストンロッドに加えられ
た外力を取除くことにより、ピストンの受圧面積差によ
って該ピストンが他側に移動してピストンロッドが伸長
し、このときに、可動シール部材はピストンに対して一
側に移動してオリフィス部材に当接する。これにより、
2室間の流路がオリフィスによって絞られるから、流通
するガスに抵抗が与えられてピストンロッドがこの抵抗
に応じた所望の伸長速度で伸長する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例によるガススプリング
を図1ないし図7に基づいて説明する。
【0019】図において、21はガススプリングの本体
を構成するシリンダを示し、該シリンダ21は長尺のチ
ューブにより形成され、上端側がボトムキャップ21A
によって閉塞されている。また、該シリンダ21の下側
開口にはかしめ部21Bを介してロッドガイド22が嵌
着され、前記ボトムキャップ21Aには取付ブラケット
23が固着されている。さらに、該シリンダ21内に
は、加圧状態のガスとシール性を保持するための少量の
油液が封入されている。
【0020】24は上端側がシリンダ21内に挿入さ
れ、下端側がロッドガイド22を介してシリンダ21外
に伸,縮可能に突出したピストンロッドで、該ピストン
ロッド24の下端部には取付ブラケット25が取付けら
れている。また、該ピストンロッド24の上端部は、図
2に示す如く、段部24Aを介して縮径された小径部2
4Bとなり、該小径部24Bの先端は、後述するピスト
ン26等を該ピストンロッド24に固定するためのかし
め部24Cとなっている。
【0021】26はシリンダ21内を上,下のガス室
C,Dに画成すべく、該シリンダ21内に摺動可能に挿
嵌されたピストンを示し、該ピストン26は、金属材料
をプレスすることにより、または樹脂材料を成型するこ
とによって製造されている。また、該ピストン26の中
央部には、ピストンロッド24の小径部24Bが挿通さ
れるロッド挿通穴26Aが形成され、後述するディスク
28,ワッシャ29と共にピストンロッド24の上端部
にかしめ部24Cを介して固着されている。さらに、該
ピストン26は、上側に向けて段階的に縮径するように
形成され、1段目は後述する可動シール部材31が軸方
向に移動可能に嵌合されるシール嵌合段部26Bとな
り、2段目は後述する連通路27とオリフィス通路32
とを連通する連通段部26Cとなっている。
【0022】また、27はガス室C,Dを連通するよう
にピストン26に穿設された連通路27で、該連通路2
7はピストン26の加工時に連通段部26Cに開口する
ように軸方向に貫通して形成されている。
【0023】28はピストン26の上面に当接して設け
られた薄肉円板状のディスク、29は該ディスク28の
上面に当接して設けられ、該ディスク28の変形等を防
止するために厚肉円板状に形成されたワッシャをそれぞ
れ示し、該ディスク28とワッシャ29とでオリフィス
部材を構成している。また、前記ディスク28の外周側
には径方向に伸長するように切欠れたオリフィス30が
形成されている。そして、該ディスク28,ワッシャ2
9は、ピストン26と共にピストンロッド24の小径部
24Bにかしめ部24Cを介して固定されている。
【0024】31はピストン26のシール嵌合段部26
Bに嵌合され、外周面がシリンダ21の内周面に摺接す
る可動シール部材を示し、該可動シール部材31は、例
えば樹脂材料、金属材料等によって断面方形状のリング
として形成され、前記シール嵌合段部26Bとディスク
28との間で軸方向にΔt2 だけ移動可能となってい
る。そして、該可動シール部材31は、ピストン26と
シリンダ21との間をシールしつつ、ピストン26が下
側に移動するとき(ピストンロッド24が伸長すると
き)、図2に示すように、シリンダ21との摺接によっ
てピストン26に対して上側に移動することにより、デ
ィスク28に当接してオリフィス30をワッシャ29と
の間に挟んでオリフィス通路32を形成し、ガス室C,
D間の流路を絞る。一方、ピストン26が上側に移動す
るとき(ピストンロッド24が縮小するとき)には、図
3に示すように、可動シール部材31がピストン26に
対して下側に移動し、ディスク28から離間して連通路
27を開口させ、ガス室C,D間の流路を拡大するよう
になっている。
【0025】本実施例によるガススプリングは上述の如
き構成を有するもので、次に、その作動について説明す
る。
【0026】まず、ピストンロッド24を伸長させる場
合には、ピストンロッド24に加えられた外力を取除
き、ガスの圧力を受承するピストン26の受圧面積差に
よって該ピストン26を下側に移動させる。これによ
り、可動シール部材31がピストン26に対して上側に
移動されるから、図2に示す如く、該可動シール部材3
1をディスク28に当接させてオリフィス通路32を形
成し、該オリフィス通路32によりガス室C,D間の流
路を絞る。この結果、ピストンロッド24の伸長に伴っ
てガス室D内のガスが該オリフィス通路32を介してガ
ス室C側に流通するようになるから、該オリフィス通路
32によって流通するガスに抵抗を与えることができ、
ピストンロッド24をこの抵抗に応じた所望の伸長速度
をもって伸長させることができる。
【0027】次に、ピストンロッド24を縮小させる場
合には、該ピストンロッド24に縮小方向の外力を加え
ることによりピストン26を上側に移動させる。これに
より、図3に示す如く、可動シール部材31がピストン
26に対し下側に移動してディスク28から離間し、連
通路27を開口してガス室C,D間の流路が拡大され
る。この結果、ガス室C内のガスは、連通路27等を介
して抵抗なくガス室Dに流入するから、外力によってピ
ストンロッド24を速やかに縮小することができる。
【0028】然るに、本実施例では、ピストン26の軸
方向に貫通するように連通路27を設けるようにしてい
るから、該ピストン26を例えばプレス加工によって製
造するときに該連通路27を同時に加工することがで
き、また連通路27を軸方向に形成しているから成型後
の型抜きが可能となり、樹脂成型加工によって製造する
ことができる。また、ピストン26と別体にオリフィス
30を有するディスク28を設けるようにしているか
ら、従来技術で用いていたドリル加工を廃止することが
できる。
【0029】かくして、本実施例によれば、ピストン2
6を製造するのに加工費が安価なプレス加工や樹脂成型
加工を用いることができる上に、従来で用いていたドリ
ル加工を廃止することができるから、ピストン26を容
易かつ安価に製造することができ、コストの低減を図る
ことができる。
【0030】また、本実施例では、ピストン26とは別
体にオリフィス30を有する薄肉円板状のディスク28
を設け、ピストンロッド24の伸長時に該ディスク28
に可動シール部材31を当接させることにより、オリフ
ィス通路32を形成してガス室C,D間の流路を絞って
ガスに抵抗を与えることができるから、従来技術と同等
の基本性能を有しつつ、ディスク28およびオリフィス
30をプレス加工によって容易かつ正確に形成すること
ができ、生産性を大幅に向上することができる上に、オ
リフィス通路32のバラつきによって伸長速度に差が生
じるのを防止でき、ガススプリングに対する信頼性や歩
留りを大幅に向上することができる。
【0031】さらに、オリフィス30の大きさ(形状)
が異なる複数種類のディスク28を用意し、ピストンロ
ッド24の伸長速度がそれぞれ異なる複数種類のガスス
プリングに適宜この伸長速度に応じてディスク28(オ
リフィス30)を選択して組付ける構成とすることによ
り、ディスク28の変更だけで複数種類のガススプリン
グに対応することができるから、1種類のピストン26
を複数種類のガススプリングに共通部品として用いるこ
とができ、製造コストを低減できる。
【0032】また、連通路27とオリフィス通路32と
の間にピストン26の連通段部26Bを設けるようにし
ているから、連通路27とオリフィス通路32とが周方
向に位置ずれしても、常時連通状態を保持することがで
きる。
【0033】なお、前記実施例では、ディスク28に1
個のオリフィス30を形成した場合を例示したが、本発
明はこれに限らず、例えば、図4に示す第1の変形例の
如く、ディスク41の外周側に複数個のオリフィス4
2,42,…を形成するようにしてもよく、この場合に
は、該各オリフィス42の数によってピストンロッド2
4の伸長速度を変更することができる。
【0034】また、前記実施例では、ピストン26に連
通段部26Cを設けて連通路27とオリフィス通路32
との間の周方向の位置ずれを許容するようにしたが、図
5に示す第2の変形例の如く、ピストン51から連通段
部を削除し、連通路52をディスク28まで伸長させる
ようにしてもよく、この場合には、該ピストン51に対
してディスク28を周方向に固定すればよい。
【0035】さらに、前記実施例では、ディスク28と
ワッシャ29とによってオリフィス部材を構成するもの
として述べたが、図6に示す第3の変形例の如く、ワッ
シャ61の下面外周側にオリフィス62を形成するよう
にしてもよく、この場合には、ディスク28を廃止する
ことができる。
【0036】さらに、図7に示す第4の変形例の如く、
ピストン71を軸方向の上側面と下側面が対称となるよ
うに形成し、連通路72を軸方向に貫通して設けること
により、該ピストン71をピストンロッド24に組付け
るときに誤組付けが発生するのを防止でき、組付け作業
時の作業性や歩留りを向上することができる。
【0037】また、ディスク28に形成したオリフィス
30は、径方向に伸長する切欠状に限ることなく、円形
穴、長穴等の他の形状としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ピ
ストンと別体にオリフィスを有するオリフィス部材を設
け、ピストンロッドが伸長するときに該オリフィス部材
に可動シール部材を当接させることにより、2室間の流
路をオリフィスによって絞りピストンロッドの伸長速度
を所望の伸長速度とすることができ、一方、ピストンロ
ッドを縮小させるときには、オリフィス部材から環状シ
ール部材を離間させることにより、2室間の流路を拡大
してピストンロッドを速やかに縮小させることができ
る。従って、従来技術と同等の基本性能を有しつつ、ピ
ストンと別体のオリフィス部材にオリフィスを形成して
いるから、従来技術においてオリフィス穴を穿設するの
に用いていたドリル加工を廃止することができ、生産性
の向上を図ることができる。また、ピストンからオリフ
ィスを除くことにより、該ピストンを複数機種に共通し
て用いることができる上に、連通路をピストンの軸方向
に形成しているから、ピストンを共通部品として成型加
工等により大量に製造することができ、生産性の向上や
製造コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるガススプリングを示す縦
断面図である。
【図2】図1中のガススプリングを可動シール部材がデ
ィスクに当接した状態で示す要部拡大縦断面図である。
【図3】図1中のガススプリングを可動シール部材がデ
ィスクから離間した状態で示す図2と同様位置の要部拡
大縦断面図である。
【図4】第1の変形例によるディスクを示す平面図であ
る。
【図5】第2の変形例によるピストンを用いたガススプ
リングを示す図2と同様位置の要部拡大縦断面図であ
る。
【図6】第3の変形例によるワッシャを示す縦断面図で
ある。
【図7】第4の変形例によるピストンを示す縦断面図で
ある。
【図8】従来技術によるガススプリングを示す縦断面図
である。
【符号の説明】
21 シリンダ 24 ピストンロッド 26,51,71 ピストン 27,52,72 連通路 28,41 ディスク(オリフィス部材) 29,61 ワッシャ(オリフィス部材) 30,42,62 オリフィス 31 可動シール部材 32 オリフィス通路 C,D ガス室(室)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスが封入されたシリンダと、一側が該
    シリンダ内に挿入され、他側が該シリンダ外に伸,縮可
    能に突出したピストンロッドと、前記シリンダ内に摺動
    可能に挿嵌されて該ピストンロッドの一側端部に取付け
    られ、前記シリンダ内を2つの室に画成したピストン
    と、該ピストンの軸方向に形成され、前記各室間を連通
    する連通路と、前記ピストンの一側に設けられ、該連通
    路と一側の室とを連通するオリフィスが設けられたオリ
    フィス部材と、前記ピストンの外周側に可動に設けら
    れ、該ピストンの移動に応じて該オリフィス部材に当接
    したときはオリフィスによって2室間の流路を絞り、オ
    リフィス部材から離間したときは前記連通路によって2
    室間の流路を拡大する可動シール部材とから構成してな
    るガススプリング。
JP30973694A 1994-11-18 1994-11-18 ガススプリング Pending JPH08145103A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522908A (ja) * 2003-04-11 2006-10-05 ストルームスホルメン エービー ガススプリング
JP2013133890A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Hitachi Automotive Systems Ltd ガススプリング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006522908A (ja) * 2003-04-11 2006-10-05 ストルームスホルメン エービー ガススプリング
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