JPH08144570A - 地下タンクの屋根構造 - Google Patents
地下タンクの屋根構造Info
- Publication number
- JPH08144570A JPH08144570A JP6308103A JP30810394A JPH08144570A JP H08144570 A JPH08144570 A JP H08144570A JP 6308103 A JP6308103 A JP 6308103A JP 30810394 A JP30810394 A JP 30810394A JP H08144570 A JPH08144570 A JP H08144570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- plate
- side wall
- underground tank
- knuckle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大口径、高蓄圧が可能な地下タンクの屋根構
造を提供すること。 【構成】 側壁5頂部にて、ナックルプレート13を胴
板19に溶接する。ナックルプレート13は、鋼殻15
と鉄筋コンクリートより構成される。
造を提供すること。 【構成】 側壁5頂部にて、ナックルプレート13を胴
板19に溶接する。ナックルプレート13は、鋼殻15
と鉄筋コンクリートより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNGやLPG等の低
温液化ガスを貯蔵する地下タンクの屋根構造に関するも
のである。
温液化ガスを貯蔵する地下タンクの屋根構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、LNG等の低温液化ガスを貯蔵
する地下タンクは、地盤内に底版と側壁が設けられ、側
壁上に屋根が設けられる。
する地下タンクは、地盤内に底版と側壁が設けられ、側
壁上に屋根が設けられる。
【0003】ところで、気化ガスの圧力が大気圧より大
きい蓄圧形式の地下タンクの屋根として、ナックルリン
グ形式の鋼製屋根構造が広く用いられている。図3はナ
ックルリング形式の屋根の一例を示すもので、この屋根
は肉厚の二方向曲面板であるナックルプレート105
と、屋根板103、及び、胴板107で構成される。内
部のガス圧に対して、ナックルプレート105の円周方
向軸力と、経線方向引張力で抵抗する構造である。
きい蓄圧形式の地下タンクの屋根として、ナックルリン
グ形式の鋼製屋根構造が広く用いられている。図3はナ
ックルリング形式の屋根の一例を示すもので、この屋根
は肉厚の二方向曲面板であるナックルプレート105
と、屋根板103、及び、胴板107で構成される。内
部のガス圧に対して、ナックルプレート105の円周方
向軸力と、経線方向引張力で抵抗する構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地下タンク
の大型化を図る場合、屋根径を増加し、又、地下タンク
の効率化を図る場合、設計内圧を増加することが考えら
れるが、このような場合、ナックルリング形式屋根のナ
ックルプレート厚を増加させなければならないが、現状
では製造、曲げ加工、溶接等の制約からナックルプレー
トの形状寸法がほぼ限界となっている。
の大型化を図る場合、屋根径を増加し、又、地下タンク
の効率化を図る場合、設計内圧を増加することが考えら
れるが、このような場合、ナックルリング形式屋根のナ
ックルプレート厚を増加させなければならないが、現状
では製造、曲げ加工、溶接等の制約からナックルプレー
トの形状寸法がほぼ限界となっている。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは大口径、高蓄圧が可
能な地下タンクの屋根構造を提供することにある。
たもので、その目的とするところは大口径、高蓄圧が可
能な地下タンクの屋根構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決しようとするための手段】前述した目的を
達成するために、本発明は、地盤内に底版と側壁とが設
けられ、前記側壁上に屋根が設けられる地下タンクにお
いて、前記屋根は屋根板と、前記屋根板の端部に設けら
れるナックルプレートと、前記ナックルプレートに接合
され、他端が前記側壁に設けられる胴板からなり、前記
ナックルプレートは、鋼殻と、前記鋼殻の内側に設けら
れる鉄筋コンクリートとからなることを特徴とする地下
タンクの屋根構造である。
達成するために、本発明は、地盤内に底版と側壁とが設
けられ、前記側壁上に屋根が設けられる地下タンクにお
いて、前記屋根は屋根板と、前記屋根板の端部に設けら
れるナックルプレートと、前記ナックルプレートに接合
され、他端が前記側壁に設けられる胴板からなり、前記
ナックルプレートは、鋼殻と、前記鋼殻の内側に設けら
れる鉄筋コンクリートとからなることを特徴とする地下
タンクの屋根構造である。
【0007】
【作用】本発明では、ナックルプレートを鋼殻と鉄筋コ
ンクリートの合成構造とし、ナックルプレートの板厚の
低減を図ったものである。
ンクリートの合成構造とし、ナックルプレートの板厚の
低減を図ったものである。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、地下タンクの概略構成図であり、
1は地下タンク、3は地表面を示す。地下タンク1は側
壁5、底版7及び屋根9からなり、内部にLNG23等
の低温液化ガスを貯蔵する。
に説明する。図1は、地下タンクの概略構成図であり、
1は地下タンク、3は地表面を示す。地下タンク1は側
壁5、底版7及び屋根9からなり、内部にLNG23等
の低温液化ガスを貯蔵する。
【0009】図2は、図1のA部の拡大図である。図
1、図2を参照して地下タンク1の屋根9の構築の手順
を簡単に説明する。側壁5頂部にてナックルプレート1
3を胴板19に溶接し組み立てる。ナックルプレート1
3の内面に取り付けたジベル筋(図示せず)を介して合
成作用を期待し、屋根補剛用の鉄筋コンクリート17の
配筋を行った後、コンクリートを打設する。この際、側
壁5頂部には、縁切り目地21を配置し、側壁5のコン
クリートと屋根補剛用の鉄筋コンクリート17の相対変
形を許容する構造とすることもできる。
1、図2を参照して地下タンク1の屋根9の構築の手順
を簡単に説明する。側壁5頂部にてナックルプレート1
3を胴板19に溶接し組み立てる。ナックルプレート1
3の内面に取り付けたジベル筋(図示せず)を介して合
成作用を期待し、屋根補剛用の鉄筋コンクリート17の
配筋を行った後、コンクリートを打設する。この際、側
壁5頂部には、縁切り目地21を配置し、側壁5のコン
クリートと屋根補剛用の鉄筋コンクリート17の相対変
形を許容する構造とすることもできる。
【0010】底版7上で組み立てた屋根板11を吊り上
げ、ナックルプレート13に溶接する。内面保冷層及び
メンブレンを側壁5の延長として屋根補剛用の鉄筋コン
クリート17内面にも施工する。
げ、ナックルプレート13に溶接する。内面保冷層及び
メンブレンを側壁5の延長として屋根補剛用の鉄筋コン
クリート17内面にも施工する。
【0011】かかる地下タンク1では、内圧を受けた屋
根板11の変形を拘束するナックルプレート13は、経
線方向に引張力、円周方向に圧縮力を受ける。ナックル
プレート13の板厚は、この円周方向圧縮力に対して決
定され、ナックルプレート13を鋼殻15と屋根補剛用
の鉄筋コンクリート17の合成構造とすることで応力分
担がスムーズに行われ、結果的にナックルプレート13
の板厚を低減できる。
根板11の変形を拘束するナックルプレート13は、経
線方向に引張力、円周方向に圧縮力を受ける。ナックル
プレート13の板厚は、この円周方向圧縮力に対して決
定され、ナックルプレート13を鋼殻15と屋根補剛用
の鉄筋コンクリート17の合成構造とすることで応力分
担がスムーズに行われ、結果的にナックルプレート13
の板厚を低減できる。
【0012】このように、本実施例では、円周方向軸圧
縮力が支配的となるナックルプレート13を鋼殻15と
屋根補剛用の鉄筋コンクリート17の合成構造とし、円
周方向軸圧縮力をコンクリートに負担させることで、ナ
ックルプレート13の板厚を低減するとともに、ナック
ルプレート13の変形追随性を活かした構造とすること
ができる。従って、かかる屋根構造を用いれば、地下タ
ンクの大口径化、高蓄圧化を図ることができる。
縮力が支配的となるナックルプレート13を鋼殻15と
屋根補剛用の鉄筋コンクリート17の合成構造とし、円
周方向軸圧縮力をコンクリートに負担させることで、ナ
ックルプレート13の板厚を低減するとともに、ナック
ルプレート13の変形追随性を活かした構造とすること
ができる。従って、かかる屋根構造を用いれば、地下タ
ンクの大口径化、高蓄圧化を図ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、大口径、高蓄圧が可能な地下タンクの屋根構造を
提供することができる。
れば、大口径、高蓄圧が可能な地下タンクの屋根構造を
提供することができる。
【図1】 地下タンクの概略構成図
【図2】 図1のA部の拡大図
【図3】 従来の地下タンクの側壁と屋根との接合部の
拡大図
拡大図
1………地下タンク 3………地表 5………側壁 7………底版 9………屋根 11………屋根板 13………ナックルプレート 15………鋼殻 17………屋根補剛用の鉄筋コンクリート 19………胴板 21………縁切り目地 23………LNG
Claims (1)
- 【請求項1】 地盤内に底版と側壁とが設けられ、前記
側壁上に屋根が設けられる地下タンクにおいて、 前記屋根は、 屋根板と、 前記屋根板の端部に設けられるナックルプレートと、 前記ナックルプレートに接合され、他端が前記側壁に設
けられる胴板からなり、 前記ナックルプレートは、 鋼殻と、前記鋼殻の内側に設けられる鉄筋コンクリート
とからなることを特徴とする地下タンクの屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6308103A JPH08144570A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 地下タンクの屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6308103A JPH08144570A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 地下タンクの屋根構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144570A true JPH08144570A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17976909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6308103A Pending JPH08144570A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 地下タンクの屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08144570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101586576B1 (ko) * | 2014-07-22 | 2016-01-18 | 대우조선해양 주식회사 | 구조 보강 너클을 갖는 체인로커 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6308103A patent/JPH08144570A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101586576B1 (ko) * | 2014-07-22 | 2016-01-18 | 대우조선해양 주식회사 | 구조 보강 너클을 갖는 체인로커 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4616279B2 (ja) | 液化天然ガスの保存タンク及びその製造方法 | |
US5865923A (en) | Method of fabricating a dual chamber composite pressure vessel | |
JP5305198B2 (ja) | 低温燃料用外側タンク | |
CN204693029U (zh) | 带轻型绝热吊顶的低温储罐罐顶结构 | |
JPH0942595A (ja) | 圧力容器 | |
JP3111657U (ja) | 極低温液化ガス用超真空断熱タンクのドーム端 | |
JPH08144570A (ja) | 地下タンクの屋根構造 | |
JP4611505B2 (ja) | 貯蔵タンク及び貯蔵タンクの施工方法 | |
JP3089394B2 (ja) | 超高圧軽量球形タンク | |
JP2004324857A (ja) | 多球殻型の圧力流体用高圧タンク | |
KR20210034741A (ko) | 화물창 | |
JP2001180793A (ja) | 地下式貯槽の側壁部構造 | |
Li et al. | The design of composite pressurized tanks with and without liners for use in space applications | |
JPH094795A (ja) | 液化ガスタンク | |
JP2000337594A (ja) | 圧力容器 | |
JPS63280964A (ja) | 薄肉大径円筒の補強構造 | |
KR102719092B1 (ko) | 소직경 장축 압력용기 | |
JP3764705B2 (ja) | 貯槽 | |
US20230358363A1 (en) | Cryogenic container for a vehicle and a method of manufacturing an outer container of the cryogenic container | |
JPH0926095A (ja) | 液体貯槽における側壁と屋根との接続構造 | |
JPH11236998A (ja) | 地上式低温貯槽 | |
JP2003254497A (ja) | 極低温タンク用防熱構造 | |
JPH05280222A (ja) | モルタル型枠とその型枠で形成したドーム屋根 | |
JP2001173393A (ja) | トンネル覆工用鋼板製セグメント及びその製造方法 | |
JP2539730Y2 (ja) | 車両用消音器のシェル構造 |