JPH0814451A - 無鍔型管継手用防食構造 - Google Patents
無鍔型管継手用防食構造Info
- Publication number
- JPH0814451A JPH0814451A JP17347894A JP17347894A JPH0814451A JP H0814451 A JPH0814451 A JP H0814451A JP 17347894 A JP17347894 A JP 17347894A JP 17347894 A JP17347894 A JP 17347894A JP H0814451 A JPH0814451 A JP H0814451A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe joint
- sacrificial anode
- water
- collarless
- pipes
- Prior art date
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- Pending
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- Joints With Sleeves (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 海水等を流す無鍔型管継手で接続した管の腐
食を防止する無鍔型管継手用防食構造を提供する。 【構成】 ２つの管１０，１０を接続する無鍔型管継手
２０と、両管１０，１０との間において管端面に取付け
る環状の犠牲陽極３０、及びその犠牲陽極３０の外面に
重ね合わせた環状の水膨張ゴム或は水膨張樹脂或はスポ
ンジゴムよりなるシール材４０よりなる無鍔型管継手用
防食構造である。
食を防止する無鍔型管継手用防食構造を提供する。 【構成】 ２つの管１０，１０を接続する無鍔型管継手
２０と、両管１０，１０との間において管端面に取付け
る環状の犠牲陽極３０、及びその犠牲陽極３０の外面に
重ね合わせた環状の水膨張ゴム或は水膨張樹脂或はスポ
ンジゴムよりなるシール材４０よりなる無鍔型管継手用
防食構造である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶・各種プラントの
海水配管系の無鍔型管継手用防食構造に関するものであ
る。
海水配管系の無鍔型管継手用防食構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図１及び図２を参考にして説明する。管
継手として、近年、接続作業の簡略化・省スペースを狙
った、無鍔型管継手と称するものの使用が増加してい
る。無鍔型管継手とは、従来管同士を接続するために使
用していたフランジ及びボルト・ナット等の通常の管継
手を廃止したものであって、例えば、図１及び図２に示
すものがこれに当る。１０，１０は管、２０はその管１
０，１０同士を接続する無鍔型管継手、９０は管１０，
１０内を流れる海水等の流水である。又、無鍔型管継手
２０はゴムパッキン２１、ワッシャー２２、ロックリン
グ２３、ナット２４、ケーシング２５又はケーシング２
６、スプリング又は穴２７とより構成されている。
継手として、近年、接続作業の簡略化・省スペースを狙
った、無鍔型管継手と称するものの使用が増加してい
る。無鍔型管継手とは、従来管同士を接続するために使
用していたフランジ及びボルト・ナット等の通常の管継
手を廃止したものであって、例えば、図１及び図２に示
すものがこれに当る。１０，１０は管、２０はその管１
０，１０同士を接続する無鍔型管継手、９０は管１０，
１０内を流れる海水等の流水である。又、無鍔型管継手
２０はゴムパッキン２１、ワッシャー２２、ロックリン
グ２３、ナット２４、ケーシング２５又はケーシング２
６、スプリング又は穴２７とより構成されている。
【０００３】しかしながら、上記従来の無鍔型管継手２
０は、管１０，１０の継目１１と管継手２０との間に水
の滞留８０が起り、それによって形成された極部電池
が、管継手２０の周辺の管１０を腐食すると言う問題点
がある。
０は、管１０，１０の継目１１と管継手２０との間に水
の滞留８０が起り、それによって形成された極部電池
が、管継手２０の周辺の管１０を腐食すると言う問題点
がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来の無鍔型管継手２０は、管１０，１０の
継目１１と管継手２０との間に水の滞留８０が起り、そ
れによって形成された極部電池が、管継手２０の周辺の
管１０を腐食することである。
点は、上記従来の無鍔型管継手２０は、管１０，１０の
継目１１と管継手２０との間に水の滞留８０が起り、そ
れによって形成された極部電池が、管継手２０の周辺の
管１０を腐食することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】図３乃至図６を参考にし
て説明する。第１の発明は、２つの管１０，１０を接続
する無鍔型管継手２０と、両管１０，１０との間におい
て管端面に取付ける環状の犠牲陽極３０と、及びその犠
牲陽極３０の外面に重ね合わせた環状の水膨張ゴム或は
水膨張樹脂或はスポンジゴムよりなるシール材４０と、
からなる無鍔型管継手用防食構造である。
て説明する。第１の発明は、２つの管１０，１０を接続
する無鍔型管継手２０と、両管１０，１０との間におい
て管端面に取付ける環状の犠牲陽極３０と、及びその犠
牲陽極３０の外面に重ね合わせた環状の水膨張ゴム或は
水膨張樹脂或はスポンジゴムよりなるシール材４０と、
からなる無鍔型管継手用防食構造である。
【０００６】第２の発明は、第１の発明をさらに限定し
たもので、管端面に取付ける環状の犠牲陽極３０と、そ
の犠牲陽極３０の外面に重ね合わせた環状の水膨張ゴム
或は水膨張樹脂或はスポンジゴムよりなるシール材４０
と、そのシール材４０の外面に重ね合わせた環状の硬質
ゴム等よりなる保持材５０と、及び各管１０，１０と犠
牲陽極３０との接触面に塗った犠牲陽極パテ６０と、か
らなる無鍔型管継手用防食構造である。
たもので、管端面に取付ける環状の犠牲陽極３０と、そ
の犠牲陽極３０の外面に重ね合わせた環状の水膨張ゴム
或は水膨張樹脂或はスポンジゴムよりなるシール材４０
と、そのシール材４０の外面に重ね合わせた環状の硬質
ゴム等よりなる保持材５０と、及び各管１０，１０と犠
牲陽極３０との接触面に塗った犠牲陽極パテ６０と、か
らなる無鍔型管継手用防食構造である。
【０００７】
【実施例】実施例について説明する。第３図を基本と
し、第４〜第６図は無鍔型管継手２０を略称して図示し
ている。１０，１０は無鍔型管継手２０によって接続す
る２つの管、３０は亜鉛等よりになる環状の犠牲陽極で
あって、円周方向の伸縮に自由度を持たせた状態で、無
鍔型管継手２０と、両管１０，１０との間における管端
部に取付けてある。
し、第４〜第６図は無鍔型管継手２０を略称して図示し
ている。１０，１０は無鍔型管継手２０によって接続す
る２つの管、３０は亜鉛等よりになる環状の犠牲陽極で
あって、円周方向の伸縮に自由度を持たせた状態で、無
鍔型管継手２０と、両管１０，１０との間における管端
部に取付けてある。
【０００８】尚、犠牲陽極３０は図４のように管端部の
外周面と管端面に略Ｌ字状の断面形状にしても良いし、
図５のように管端部の内周面と管端面に略Ｌ字状の断面
形状にしても良い。
外周面と管端面に略Ｌ字状の断面形状にしても良いし、
図５のように管端部の内周面と管端面に略Ｌ字状の断面
形状にしても良い。
【０００９】４０はその犠牲陽極３０の外面に重ね合わ
せた水膨張ゴム或は水膨張樹脂或はスポンジゴムよりな
る断面略Ｌ字状且つ環状のシール材、５０はそのシール
材４０の外面に重ね合わせた硬質ゴム等よりなる環状の
保持材、６０は管１０と犠牲陽極３０との接触面に塗る
犠牲陽極パテであって、両者の間が電流の絶縁状態にな
るのを防止するものである。
せた水膨張ゴム或は水膨張樹脂或はスポンジゴムよりな
る断面略Ｌ字状且つ環状のシール材、５０はそのシール
材４０の外面に重ね合わせた硬質ゴム等よりなる環状の
保持材、６０は管１０と犠牲陽極３０との接触面に塗る
犠牲陽極パテであって、両者の間が電流の絶縁状態にな
るのを防止するものである。
【００１０】９０は管１０，１０内を流れる海水等の流
水である。
水である。
【００１１】作用について説明すると、シール材４０が
管１０，１０の継目１１を埋め、水の滞留を防止し、極
部電池の生成を抑制する。特に水膨張ゴム或は水膨張樹
脂よりなるものは、図４に示す如く、吸水膨張して、継
目の隙間を完全に塞ぐため、極部電池による管１０，１
０の腐食が著しく抑制される。また、犠牲陽極３０が管
１０に密着していて、犠牲陽極３０が先に腐食されるた
め、無鍔型管継手２０の周辺の管１０，１０の腐食が抑
制され、さらに犠牲陽極３０が腐食されてできた隙間は
水膨張ゴム或は水膨張樹脂にすると吸水膨張により塞が
れ、より一層効果が上がる。
管１０，１０の継目１１を埋め、水の滞留を防止し、極
部電池の生成を抑制する。特に水膨張ゴム或は水膨張樹
脂よりなるものは、図４に示す如く、吸水膨張して、継
目の隙間を完全に塞ぐため、極部電池による管１０，１
０の腐食が著しく抑制される。また、犠牲陽極３０が管
１０に密着していて、犠牲陽極３０が先に腐食されるた
め、無鍔型管継手２０の周辺の管１０，１０の腐食が抑
制され、さらに犠牲陽極３０が腐食されてできた隙間は
水膨張ゴム或は水膨張樹脂にすると吸水膨張により塞が
れ、より一層効果が上がる。
【００１２】なお、材料としては、水膨張ウレタンゴム
を使用するのが最も良い。さらに形態としては水膨張ゴ
ム或は水膨張樹脂においてはソリッド材でも良い。
を使用するのが最も良い。さらに形態としては水膨張ゴ
ム或は水膨張樹脂においてはソリッド材でも良い。
【００１３】また、犠牲陽極パテとしては、アルミニウ
ムパテやマグネシウムパテや亜鉛パテが使用可能である
が、亜鉛パテを使用するのが最も良い。
ムパテやマグネシウムパテや亜鉛パテが使用可能である
が、亜鉛パテを使用するのが最も良い。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
無鍔型管継手２０の周辺の管１０，１０の腐食が著しく
抑制される。
無鍔型管継手２０の周辺の管１０，１０の腐食が著しく
抑制される。
【図１】第１従来例を示す断面図である。
【図２】第２従来例を示す断面図である
【図３】本発明の一実施例の管同士を無鍔型管継手で接
続した直後の状態を示す断面図である。
続した直後の状態を示す断面図である。
【図４】図３の実施例の管接続後に海水を流した状態を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図５】本発明の他の実施例の管接続後に海水を流した
状態を示す要部拡大断面図である。
状態を示す要部拡大断面図である。
【図６】本発明の実施例の管接続前の状態を示す要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【符号の説明】 １０ 管 １１ 継目 ２０ 無鍔型管継手 ２１ ゴムパッキン ２２ ワッシャー ２３ ロックリング ２４ ナット ２５ ケーシング ２６ ケーシング ２７ スプリング又は穴 ３０ 犠牲電極 ４０ シール材 ５０ 保持材 ６０ 亜鉛パテ ８０ 水の滞留 ９０ 流水
Claims (2)
- 【請求項１】 ２つの管（１０，１０）を接続する無鍔
型管継手（２０）と、両管（１０，１０）との間におい
て管端面に取付ける環状の犠牲陽極（３０）、及びその
犠牲陽極（３０）の外面に重ね合わせた環状の水膨張ゴ
ム或は水膨張樹脂或はスポンジゴムよりなるシール材
（４０）と、からなる無鍔型管継手用防食構造。 - 【請求項２】 ２つの管（１０，１０）を接続する無鍔
型管継手（２０）と、両管（１０，１０）との間におい
て管端面に取付ける環状の犠牲陽極（３０）と、その犠
牲陽極（３０）の外面に重ね合わせた環状の水膨張ゴム
或は水膨張樹脂或はスポンジゴムよりなるシール材（４
０）と、そのシール材（４０）の外面に重ね合わせた環
状の硬質ゴム等よりなる保持材（５０）と、及び各管
（１０，１０）と犠牲陽極（３０）との接触面に塗った
犠牲陽極パテ（６０）と、からなる無鍔型管継手用防食
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17347894A JPH0814451A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 無鍔型管継手用防食構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17347894A JPH0814451A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 無鍔型管継手用防食構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814451A true JPH0814451A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15961243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17347894A Pending JPH0814451A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 無鍔型管継手用防食構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814451A (ja) |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17347894A patent/JPH0814451A/ja active Pending
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