JPH08144336A - 二重配管における騒音防止構造 - Google Patents

二重配管における騒音防止構造

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Publication number
JPH08144336A
JPH08144336A JP6308356A JP30835694A JPH08144336A JP H08144336 A JPH08144336 A JP H08144336A JP 6308356 A JP6308356 A JP 6308356A JP 30835694 A JP30835694 A JP 30835694A JP H08144336 A JPH08144336 A JP H08144336A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
water
plastic pipe
water supply
header
Prior art date
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Pending
Application number
JP6308356A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Takahashi
淨 高橋
Noriaki Hattori
憲明 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp filed Critical Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水栓乃至は給湯栓の急閉止により騒音の発
生原因となる水撃作用を低下させ、騒音が生じないよう
にする。 【構成】さや管tに給水乃至は給湯用のプラスチックp
管が挿通され、該プラスチック管pの先端側が給水栓8
に、基端側がヘッダー1にそれぞれ接続されている二重
配管を構成して、上記ヘッダー1側におけるプラスチッ
ク管pとの接続部4の取り出し口2には水流方向に対し
先細りテーパー状のオリフィス5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水乃至は給湯用のプ
ラスチック管がさや管内に挿通されている二重配管にお
ける騒音防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】屋内における湯水の供給には、配管経路
に予め敷設されているさや管に挿通した給水乃至は給湯
用のプラスチック管をヘッダー(分配金具)に接続し、
湯水を使用先の各給水栓乃至は給湯栓(以下、給水栓と
いう)に供給する二重配管による供給方式が多く採用さ
れている。この二重配管の場合、プラスチック管はさや
管内部では固定されていない。
【0003】したがって、給水栓がバルブ式であっても
レバー式であっても、湯水供給中の使用先の給水栓を急
閉止すると、プラスチック管は管内水圧が急激に上昇し
て弾性波による水撃作用で振動したり踊ったりし、プラ
スチック管がさや管の内壁に衝突して、水撃音と併せて
異常な衝突音等の騒音を発生させ、快適な居住環境を損
なう原因となっている。
【0004】このような騒音の発生を防止するための解
決策として、プラスチック管の口径を大きくして管内流
速を下げ、給水栓の急閉止時における管内水圧の上昇を
抑制する方法とか、さや管とプラスチック管との間に緩
衝材を介在させる方法(特開平3−292487号公報)、或
いは、プラスチック管の給水栓取付け部近くに管路内の
水圧上昇を吸収できるようにした市販の水撃防止器を取
り付ける方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チック管の口径を大きくする方法の場合は、プラスチッ
ク管をさや管へ挿通させる際の通管性の関係から、さや
管も口径の大きいものを使用しなければならず、全体と
して広い配管スペースが必要となってしまい、この方法
は採用できない。
【0006】また、緩衝材を介在させる方法の場合は、
緩衝材をプラスチック管に巻き付けながらさや管に挿通
しなければならず、その通管は、予めさや管に挿通され
ているプラスチック管牽引用のワイヤーをさや管の先方
側で引っ張る人と緩衝材をプラスチック管に巻きながら
押し込む人による2人作業となる上、その作業自体も手
間がかかるという問題がある。更に、水撃防止器を用い
た方法の場合は、その水撃防止器を取り付けるためのス
ペースが新たに必要となり、コンパクトな配管施工がで
きないので、満足な方法とは云えない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は本来の二重配管自体の構造は変更し
ないで、給水栓の急閉止により騒音の発生原因となる水
撃作用を低下させ、騒音が生じないように改良した二重
配管における騒音防止構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とする二重配管における騒音防止構造
は、さや管に給水乃至は給湯用のプラスチック管が挿通
され、該プラスチック管の先端側が給水栓に、基端側が
ヘッダーにそれぞれ接続されている二重配管を構成し
て、上記ヘッダー側または給水栓側におけるプラスチッ
ク管との接続部の適所には先細りテーパー形状のオリフ
ィスを設けて成るものである。
【0009】
【作用】オリフィスにより給水栓の所要吐水量の範囲内
で管内流速が制限されるので、給水栓の急閉止に伴う管
内水圧の急上昇を抑制して水撃作用を低下させることが
でき、また、オリフィスは先細りテーパー形状とされて
いるので、オリフィス通過時の水流音も発生しない。し
たがって、給水栓の急閉止時における異常な騒音の発生
を防止できる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。図1において、1はヘッダー、2はヘ
ッダー1に複数個突設されている取り出し口で、この取
り出し口2には継手3を介して給水乃至は給湯用のプラ
スチック管pの基端側が接続されており、取り出し口2
と継手3によりプラスチック管pのヘッダー1側の接続
部4を構成している。プラスチック管pは配管経路に予
め敷設されているさや管t内に挿通され、その先端側は
給水栓(図示せず)に接続されている。
【0011】そして、ヘッダー1側には、水流方向に対
し先細りテーパー形状のオリフィス5を取り出し口2に
設ける。このオリフィス5は、図2に示すように継手3
内の中間に位置させて設けてもよく、同図に仮想線で示
すように継手3のインナーコア部3aに設けてもよい。
なお、図1,2において、3bは継手3の接続用雄ネジ
口部、6はプラスチック管pの接続用の割りリング、7
は締め付けリングである。
【0012】また、図3に示すように、水流方向に対し
先細り形状である上記オリフィス5はプラスチック管p
の先端側が接続される給水栓8側の接続部9に設けるこ
ともできる。この場合、接続部9は水栓エルボ9aと該
水栓エルボ9aに一体形成されているインナーコア部9
bにより構成され、そのインナーコア部9bにオリフィ
ス5が設けられている。なお、図3において、11はプ
ラスチック管pの接続用の割りリング、12は締め付け
リング、13は水栓ボックス、14は給水栓、tはさや
管である。
【0013】オリフィス5の好ましい形状としては、プ
ラスチック管pの断面積をA、オリフィス5の先端口の
断面積Bとすると、通常はB/A×100=5〜40%であ
る。そして、図1に示す態様、即ち、オリフィス5がヘ
ッダー1の取り出し口2に設けられている本発明に係る
騒音防止構造の実施例とオリフィスが設けられていない
比較例についての水撃音発生の有無を実験した結果は下
記の比較表に示す通りである。
【0014】この実験では、オリフィス5は先端の口径
が3.0mm、後端の口径が9.0mmのものが、またプラスチッ
ク管pは10A(内径が10.0mm、外径が13.0mm)と13A(内
径が13.0mm、外径が17.0mm)の管サイズのものがそれぞ
れ用いられた。なお、プラスチック管p内の給水元圧を
0.196MPaとして、また、さや管tは内径が何れも22.1mm
のものを用いて実施した。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】オリフィスにより所要吐水量の範囲内で
管内流速が制限され、管内水圧の上昇を抑制して水撃作
用を低下できる。したがって、水撃音は勿論のこと、プ
ラスチック管の振動に起因するさや管との衝突による騒
音も防止できて、給水栓や給湯栓の閉操作時における不
快感や不審感を解消する上に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例をヘッダーの一部を省略して示
す部分平断面図である。
【図2】本発明の他の実施例をヘッダーを省略して示す
部分平断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す部分側断面図で
ある。
【符号の説明】
1はヘッダー 2は取り出し口 3は継手 3aはインナーコア部 4は接続部 5はオリフィス 8は給水栓 9は接続部 9aは水栓エルボ 9bはインナーコア部 pはプラスチック管 tはさや管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さや管に給水乃至は給湯用のプラスチッ
    ク管が挿通され、該プラスチック管の先端側が給水栓
    に、基端側がヘッダーにそれぞれ接続されている二重配
    管を構成して、ヘッダー側または給水栓側におけるプラ
    スチック管との接続部内の適所には先細りテーパー状の
    オリフィスを設けて成ることを特徴とする二重配管にお
    ける騒音防止構造。
JP6308356A 1994-11-18 1994-11-18 二重配管における騒音防止構造 Pending JPH08144336A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6308356A JPH08144336A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 二重配管における騒音防止構造

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JP6308356A JPH08144336A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 二重配管における騒音防止構造

Publications (1)

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JPH08144336A true JPH08144336A (ja) 1996-06-04

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ID=17980081

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6308356A Pending JPH08144336A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 二重配管における騒音防止構造

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JP (1) JPH08144336A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007485A (ja) * 2011-05-23 2013-01-10 Blast Kogyo Kk 遮音装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013007485A (ja) * 2011-05-23 2013-01-10 Blast Kogyo Kk 遮音装置

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