JPH08144314A - サブバケット付きバケット装置 - Google Patents

サブバケット付きバケット装置

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JPH08144314A
JPH08144314A JP30963294A JP30963294A JPH08144314A JP H08144314 A JPH08144314 A JP H08144314A JP 30963294 A JP30963294 A JP 30963294A JP 30963294 A JP30963294 A JP 30963294A JP H08144314 A JPH08144314 A JP H08144314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
sub
shaped hole
hydraulic cylinder
tip arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP30963294A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizou Miyamukai
圭造 宮向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOEI KENKI KK
Original Assignee
KYOEI KENKI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KYOEI KENKI KK filed Critical KYOEI KENKI KK
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Publication of JPH08144314A publication Critical patent/JPH08144314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 バケットとサブバケットとを同一回動支点の
廻りに回動させて両者の姿勢を不変にするとともに、サ
ブバケットをアームの裏面に沿う程度まで引き上げられ
るようにしてバケット作業の邪魔にならないようにす
る。 〔構成〕 先端アーム10に取り付けたバケット14と
サブバケット16とをそれぞれ専用の油圧シリンダ1
8、20で回動させるサブバケット付きバケット装置に
おいて、バケット14とサブバケット16とを同じ回動
支点12に取り付けるとともに、サブバケット用油圧シ
リンダ20とサブバケット16との間に四辺リンク機構
44を介設し、サブバケット用油圧シリンダ20でサブ
バケット16を先端アーム10と一部オーバーラップし
てこれにほぼ沿う位置から先端アームの延長線上を越え
た位置まで回動させることを特徴とするサブバケット付
きバケット装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブバケット付きバケ
ット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重機の先端アームにバケットをその回動
支点の廻りに回動自在に取り付け、先端アームに取り付
けた油圧シリンダでバケットを回動支点の廻りに自由に
回動させるバケット装置は知られている。この場合、バ
ケットに掴み機能や蓋機能を付加する目的で、バケット
に蓋をするような動きをするサブバケットを取り付け、
これを先端アームに取り付けた別の油圧シリンダで回動
させることがある。
【0003】このサブバケットの取付構成には、サブバ
ケットをバケットの回動支点と同軸に取り付け、サブバ
ケット用油圧シリンダで直接サブバケットを回動させる
ものがある。しかし、この方法によると、サブバケット
を使用しないときにこれを先端アームの裏側に沿わせる
まで引き上げることができないから、これの存在がバケ
ット作業の邪魔をする。
【0004】何故なら、サブバケット用油圧シリンダの
長さは限られており(先端アームは基部アームに対して
屈曲するものであるから、サブバケット用油圧シリンダ
を先端アームの長さ以上にすると、屈曲時に干渉してし
まうからである)、そのストロークではサブバケットを
先端アームの裏側に沿わせるまで引き上げられないから
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これを改善するため、
サブバケットの回動支点をバケットの後方にずらせると
ともに、サブバケット用油圧シリンダとサブバケットと
の間にリンク機構を介在させてその回動範囲を拡大させ
たものがある。しかし、この場合は、両者の回動支点が
異なることから、バケットの回動角度が大きくなると相
互の姿勢が変更し、掴みや蓋ができないことになる。
【0006】本発明は、このような課題を解決するもの
であって、回動角度如何にかかわらず、両者の姿勢が変
わらない同一回動支点廻りの回動構成をとるものの、作
業の邪魔にならないよう、サブバケットを先端アームに
沿う程度まで引き上げて格納できるようにしたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、先端アームに取り付けたバケットとサブバケットと
をそれぞれ専用の油圧シリンダで回動させるサブバケッ
ト付きバケット装置において、バケットとサブバケット
とを同じ回動支点に取り付けるとともに、サブバケット
用油圧シリンダとサブバケットとの間に四辺リンク機構
を介設し、サブバケット用油圧シリンダでサブバケット
を先端アームと一部オーバーラップしてこれにほぼ沿う
位置から先端アームの延長線上を越えた位置まで回動さ
せることを特徴とするサブバケット付きバケット装置を
提供したものである。
【0008】又、本発明は、以上の構成において、バケ
ット用油圧シリンダで回動支点を中心に回動するバケッ
ト取付体を設けるとともに、バケット取付体にバケット
を取外し可能に取り付けたことを特徴とするサブバケッ
ト付きバケット装置を提供したものである。
【0009】
【作用】本発明が第一の手段をとることにより、サブバ
ケットは四辺リンク機構でその動きが拡大され、これを
使用しないときには先端アームにほぼ沿う位置にまで引
き上げられる格納姿勢をとることができる。従って、バ
ケットの作業に邪魔にならないし、その回動角度を制限
することもない。
【0010】又、第二の手段をとることにより、バケッ
トと他のアタッチメントとの交換等に際し、バケットは
バケット取付体に対してだけ着脱すればよく、先端アー
ムやリンク機構との着脱は要しない。従って、作業が楽
に早くできる。更に、バケット取付体とバケットの着脱
はワンタッチ式にもできるから、交換作業を一層楽にす
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例を示すサブバケット付きバ
ケット装置の要部側面図、図2は要部背面図であるが、
本発明に係るサブバケット付きバケット装置は、先端ア
ーム10に同一の回動支点12の廻りを回動するバケッ
ト14とサブバケット16とを取り付け、各々を専用の
油圧シリンダ18、20で回動させるようにしたもので
ある。
【0012】このうち、バケット14の取付構成は、回
動支点12にバケット取付体22の一端を枢着するとと
もに、他端側に設けられた取付点24と、回動支点12
の上方の先端アーム10に設けられたリンク軸26とに
それぞれリンク片28、30を枢着し、リンク片28、
30の他端をバケット用油圧シリンダ18の連結ピン3
2に連結した四辺リンク機構34によっている。一方、
バケット14はバケット取付体22に取り付けられる
(その詳細については後述する)。以上により、バケッ
ト用油圧シリンダ18を伸縮させると、バケット14は
先端アーム10に対して正負約45°の範囲で回動す
る。
【0013】これ対して、サブバケット16の取付構成
は、回動支点12にサブバケット16の根元部を枢着す
るとともに、サブバケット16の根元側前面に設けられ
た取付点36と前記したリンク軸26とにそれぞれリン
ク片38、40を枢着し、リンク片38、40の他端を
サブバケット用油圧シリンダ20の連結ピン42に連結
した同じく四辺リンク機構44によっている。これによ
り、サブバケット用油圧シリンダ20を伸縮させると、
サブバケット16は先端アーム10の裏側にほぼ沿う位
置(図1の(a)位置)から先端アームの延長線上を越
えた位置(同じく(b)位置)まで約180°の範囲に
亘って回動する。
【0014】ところで、以上のサブバケット16は、側
面視フォーク形をしている二つの側端部材16a、16
aの先端を連結部材16bで連結したもので、残部は何
もない形状をしているものである(図2参照)。但し、
根元側の取付点36には両側端部材16a、16a間に
ピンが挿通されるから、このピンによって根元側も連結
されており、強度的には問題ない。サブバケット16の
中央部にこのようなヌスミが形成されていることによ
り、サブバケット16は先端アーム10に一部オーバー
ラップできるまで引上げが可能になるのである(図1参
照)。
【0015】図3はバケット取付体22とバケット14
との着脱の状態を示す要部側面図、図4はバケット取付
体22の要部断面図であるが、本実施例では、バケット
取付体22に対するバケット14の着脱は以下のように
して行われる。即ち、バケット取付体22の下部に下方
に開口を有するU字孔が形成された固定U字孔体46、
46が二つ設けられており、各固定U字孔体46、46
の中にはこれと同じU字孔が形成された回動U字孔体4
8、48が同芯に回動可能に収納されているものであ
る。
【0016】これにより、回動U字孔体48、48を回
動させてそのU字孔を固定U字孔体46、46のU字孔
と合わせ、この状態でバケット取付体22を下方に降ろ
して下に置いたバケット14の取付棒50、50(バケ
ット14には取付棒50、50を予め設けておく)をそ
のU字孔に挿入する。次に、回動U字孔体48、48を
回動させると(これが容易なように回動U字孔体48、
48にはレバー52、52等を設けておく)、取付棒5
0、50は両U字孔によってバケット取付体22に保持
されるのである。
【0017】尚、この保持の状態を維持させるため、レ
バー52、52は回動位置で適宜固定されるのが好まし
い。又、両者の芯を僅かずらせ、レバー52、52を回
動させると取付棒50、50を締め付けることになるカ
ム構造にすることも考えられる。
【0018】図5はバケット取付体22の他の実施例を
示す一部断面側面図であるが、本実施例のものは、一方
の固定U字孔体46と回動U字孔体48との組を可動に
して他方のものとの芯間が変更できるようにしたもので
ある。具体的には、バケット取付体22に回動支点12
等に対して回動可能なブラケット54を別に設け(56
は仮止めのためのネジ)、これに固定U字孔体46と回
動U字孔体48をセットするのである。
【0019】メーカーによっては取付棒50、50の芯
間が異なるものがあるから、それに対処するためであ
る。尚、本実施例のものは、一方の固定U字孔体46と
回動U字孔体48とが可動できるようにしたものである
が、両方のそれが可動できるようにしたものであっても
よい。
【0020】この他、サブバケット用油圧シリンダ20
のロッド20aの先端には、これから延びてロッド20
aの後方を上方に延伸しているガード58が取り付けら
れている。このガード58の長さは、サブバケット用油
圧シリンダ20の伸縮にかかわらず、常にそのロッド2
0aを覆うように設定されている。これにより、ロッド
20aはその後方をガード58によって保護されること
になり、物に当たってこれを傷つけ、オイル漏れ等の事
態を防ぐことができる。
【0021】以上により、オペレータは、先端アーム1
0の屈曲角度と、バケット14及びサブバケット16の
回動角度を変えて作業をすることになる。このとき、サ
ブバケット16とバケット14とを合わせるような操作
をすれば、両者の先端は閉じる(交差する)ことになる
から、通常のバケット作業の他に、物を掴んだり、砕い
たり、バケット14に蓋をしたりする作業が可能になる
のである。
【0022】一方、サブバケット16が不要なときに
は、サブバケット16を一杯に引き上げる。このとき、
サブバケット16は先端アーム10の裏面にほぼ沿う位
置まで引き上げられるから、バケット14による作業の
邪魔にならないし、その回動角度を制限することもな
い。
【0023】
【発明の効果】以上、本発明によれば、次のような効果
が期待できる。 a)バケットとサブバケットとは同じ回動支点の廻りを
回動するものであるから、回動角度如何にかかわらず両
者の相対的姿勢が変わらない。従って、掴み機能や蓋機
能を低下させない。 b)サブバケットを先端アームの裏側にほぼ沿う位置ま
で引き上げて格納できるから、バケット作業の邪魔にな
らないし、その回動角度を制限することもない。 c)バケットの取付けをバケット取付体を介して行うこ
とにより、その付変えの際等に油圧シリンダや先端アー
ムとのピン等を外さなくてもよく、作業が迅速である。 d)このとき、ピンの挿抜等を行わないワンタッチ式の
ものにすれば、その作業が一層容易になる。 e)先端アームの裏側に取り付けられるサブバケット用
油圧シリンダのロッドにガードを取り付けることによ
り、ロッドはこのガードで保護され、物に当たってこれ
を傷付け、油漏れ等の事態を起こさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すサブバケット付きバケッ
ト装置の要部側面図である。
【図2】本発明の実施例を示すサブバケット付きバケッ
ト装置の要部背面図である。
【図3】本発明の実施例を示すバケット着脱の状態を示
す要部側面図である。
【図4】本発明の実施例を示すバケット取付体の要部断
面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すバケット取付体の一
部断面側面図である。
【符号の説明】
10 先端アーム 12 回動支点 14 バケット 16 サブバケット 18 バケット用油圧シリンダ 20 サブバケット用油圧シリンダ 20a同上のロッド 44 四辺リンク機構 46 固定U字孔体 48 回動U字孔体 50 バケットの取付棒 58 ガード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端アームに取り付けたバケットとサブ
    バケットとをそれぞれ専用の油圧シリンダで回動させる
    サブバケット付きバケット装置において、バケットとサ
    ブバケットとを同じ回動支点に取り付けるとともに、サ
    ブバケット用油圧シリンダとサブバケットとの間に四辺
    リンク機構を介設し、サブバケット用油圧シリンダでサ
    ブバケットを先端アームと一部オーバーラップしてこれ
    にほぼ沿う位置から先端アームの延長線上を越えた位置
    まで回動させることを特徴とするサブバケット付きバケ
    ット装置。
  2. 【請求項2】 バケット用油圧シリンダで回動支点を中
    心に回動するバケット取付体を設けるとともに、バケッ
    ト取付体にバケットを取外し可能に取り付けたことを特
    徴とする請求項1のサブバケット付きバケット装置。
  3. 【請求項3】 バケット取付体にU字孔が形成された固
    定U字孔体を設ける一方、固定U字孔体にU字孔が形成
    された回動U字孔体を回動可能に収納し、回動U字孔体
    を回動させて両U字孔を合わせ、その開口からバケット
    の取付棒を挿入するとともに、回動U字孔体を回動させ
    て取付棒を保持することを特徴とする請求項2のサブバ
    ケット付きバケット装置。
  4. 【請求項4】 固定U字孔体と回動U字孔体との芯間距
    離が変更できるものである請求項2又は3のサブバケッ
    ト付きバケット装置。
  5. 【請求項5】 サブバケット用油圧シリンダのロッド先
    端に、ロッドの後方を覆うガードを取り付けたことを特
    徴とする請求項1乃至4いずれかのサブバケット付きバ
    ケット装置。
JP30963294A 1994-11-18 1994-11-18 サブバケット付きバケット装置 Pending JPH08144314A (ja)

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JP30963294A JPH08144314A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 サブバケット付きバケット装置

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JP30963294A JPH08144314A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 サブバケット付きバケット装置

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JPH08144314A true JPH08144314A (ja) 1996-06-04

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ID=17995378

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30963294A Pending JPH08144314A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 サブバケット付きバケット装置

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JP (1) JPH08144314A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3039914U (ja) * 1997-01-24 1997-08-05 務 長崎 油圧式バックホウにおける補助顎の取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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