JPH08144227A - 防音壁施工方法および防音壁 - Google Patents

防音壁施工方法および防音壁

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JPH08144227A
JPH08144227A JP30571494A JP30571494A JPH08144227A JP H08144227 A JPH08144227 A JP H08144227A JP 30571494 A JP30571494 A JP 30571494A JP 30571494 A JP30571494 A JP 30571494A JP H08144227 A JPH08144227 A JP H08144227A
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JP
Japan
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soundproof wall
side edge
sound
soundproof
wall
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JP30571494A
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English (en)
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Koji Nakanishi
孝司 中西
Kenji Okamoto
賢治 岡本
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OZAWA CONCRETE KOGYO KK
Original Assignee
OZAWA CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スカート部分を持つ縦長の防音壁の据えつけ
施工を迅速に行えるようにする。 【構成】 地覆30の側縁に据え付けたときにその側縁
側に屈折するようなスカート部分3を持つ防音壁1であ
って、上記防音壁1の側端面に設けた第1の吊り金具8
を巻揚げ手段20を用いて吊り上げ、上記防音壁1に吊
り下げ用装着部材11を装着し、上記防音壁1の上端面
側の上記吊り下げ用装着部材11に設けた第2の吊り金
具14と巻揚げ手段20との間を吊り用部材22で連結
し、上記第1の吊り金具8側を巻揚げ手段20で下降さ
せ最終的に防音壁1を第2の吊り金具14で吊り下げる
ことにより防音壁1全体を地覆30の側縁に対して反対
側に傾斜させ、その吊り下げ状態で防音壁1を地覆30
の側縁に据え付けて防音壁1を列状に並設するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道や自動車用道路
などの高架橋に防音壁を据えつける際の防音壁施工方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄道や自動車用道路など
の高架橋の路面には、周囲の住宅に対する騒音防止のた
め地覆の側縁に防音壁を設ける必要がある。この防音壁
の据えつけ工事は、交通を一旦停止して行わなければな
らないため、一般に交通量の少ない夜間に行うが、それ
でもできるだけ迅速にしかも確実に行う必要がある。こ
のような要請は、特に新幹線や高速道路の高架橋などの
ように、重要な交通幹線での工事に際して強くなる。一
方、防音壁の構造もその防音効果向上やデザイン性、軽
量化などのために多様化する傾向にあり、例えば地覆の
側縁から上側の壁本体部分だけでなく、下側にもスカー
ト部分を側縁側に屈折させた状態で延出させ、その壁本
体部分とスカート部分とを一体に縦長に構成したものも
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スカート部分を持つ縦長の防音壁を、高架橋などの地覆
に据え付ける場合、防音壁の上端側にチェーンを掛けて
防音壁をチェーンブロックで吊り下げ、徐々に地覆の側
縁に据え付ける通常の方法では、側縁側に屈折したスカ
ート部分がその側縁と干渉するので、据えつけを速やか
に行うことができず、上記した据えつけ工事の迅速化と
いった要請に十分に応えることができなかった。
【0004】本発明は、上記した問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、防音壁の据えつけ施工を
迅速に行うことができる防音壁施工方法を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防音壁施工方法は、地覆の側縁に据え付け
たときにその側縁側に屈折するようなスカート部分を持
つ防音壁であって、上記防音壁に吊り下げ用装着部材を
装着し、その防音壁の上端面側の吊り下げ用装着部材に
設けた吊り金具で上記防音壁を吊り下げることにより防
音壁全体を地覆の側縁に対して反対側に傾斜させ、その
吊り下げ状態で防音壁を地覆の側縁に据え付けて防音壁
を列状に並設するようにした。
【0006】
【作用】上述したように、本発明によれば、防音壁に装
着した吊り下げ用装着部材の吊り金具で防音壁を吊り下
げることにより、防音壁を地覆の側縁に対して反対側に
傾斜させ、その状態で地覆の側縁に据え付けるようにす
るので、地覆の側縁側に屈折するようなスカート部分を
持つ防音壁であっても、スカート部分と側縁との干渉を
適当に回避して防音壁を据え付けることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1および図2において、30は鉄道や自
動車用道路などの高架用桁30Aの地覆で、この地覆3
0の側縁には、U字状のアンカーボルト31の下方部分
を埋設し、アンカーボルト31の上端部32を側縁上面
から突出させる。上記したアンカーボルト31はU字状
であるから、2本の上端部32が地覆30の側縁上面に
左右に並列する。
【0008】上記したアンカーボルト31は地覆30の
側縁に、長さ方向に沿って一定の間隔で植設するので、
左右の上端部32が地覆30に沿い一定の間隔で並列す
る状態になる。そして、地覆30の側縁上面にこの上端
部32毎に薄板小片を複数枚積層して成るライナープレ
ート35を配置し、防音壁1設置時の底面部5の下面の
高さ調整を行っている。なお、このライナープレート3
5によって形成される底面部5と地覆30の側縁上面と
の間隙部分には、セメントペーストまたはグラウト材を
充填するので、その充填材の漏れを防止するためのノロ
止め材36を側縁上面にセットする。
【0009】上記した側縁上面には防音壁1を地覆30
の長さ方向に沿って列状に並設する。この防音壁1は、
普通コンクリート、繊維強化コンクリート、合成樹脂含
浸コンクリートなどのコンクリートにより成形するもの
で、底面部5と、その底面部5の一側縁から上方に延び
る壁本体部分2と、その一側縁から下方に延び下端には
地覆30側に突出した顎部分3aを有する薄肉状のスカ
ート部分3とから成り、壁本体部分2とスカート部分3
とは、断面略「く」字状に底面部5の一側縁を境にして
それぞれ地覆30側に少し傾斜するように構成されてい
る。
【0010】底面部5にはアンカーボルト31の各上端
部32に対応して形成した通孔6…を開設する。この通
孔6…は、詳細は後述するように防音壁1全体を傾斜さ
せた状態でアンカーボルト31に挿通する関係で、また
アンカーボルト31を地覆30の側縁に埋設したときア
ンカーボルト31の垂直度や位置に誤差が生じていても
そのアンカーボルト31に挿通できるように、径が大き
めに穿設されている。防音壁1には補強を目的として底
面部5と壁本体部分2とにより構成される略L字状部分
の左右に側面部41,42を設けるとともに、2本のリ
ブ材7,7を設ける。これらの側面部41,42および
リブ材7は、強度低下を来さない範囲内で細くしたりテ
ーパー状にして軽量化を図るのが望ましい。また、上記
した側面部41の外面には長さ方向に溝部43を形成
し、一方の側面部42の外面には、その溝部43と嵌合
する凸部44を長さ方向に形成し、凸部44にはゴム質
からなる緩衝部材を接着剤などで固着する。この側面部
41の溝部43、側面部42の凸部44によって、防音
壁1を並列上に設置したとき、隣り合う防音壁1は互い
に密接に接触し、その接触部分に緩衝部材が介在してい
るので、防音効果が良好になる。また、底面部5の側面
部42側には、図3に示すように、防音壁1全体をバラ
ンス良く吊り上げることができる重心位置に、プレート
81と一体に構成されている吊り金具8がボルト締めで
固定されている。
【0011】次に、防音壁1を地覆30に据え付けるま
での手順を、図4〜図14を用いて説明する。図4は防
音壁の荷姿を示す図である。防音壁1は、図に示すよう
に、側面部42を上にして横向きに左右交互にパレット
上に置かれる。そして、防音壁1の据え付け施工を開始
するときは、まず側面部42に固定されている吊り金具
8にチェーンブロック20のチェーン21を引っかけ、
チェーンブロック20で防音壁1全体を吊り上げ、その
状態で吊り下げ用装着部材11を装着する(図4)。こ
の吊り下げ用装着部材11は、図6、図7および図8に
示すように、アングル材12a,12b,……を互いに
組み付け固定して成る。上端側のアングル材12e,1
2eは各一端側が互いに接続されて頂角を成すように、
各他端側が開放端を成すように構成され、そのアングル
材12e,12eの略中央には、アングル材12e,1
2eを固定し補強するための補強用アングル材12gが
架設されている。このアングル材12gの下端面は、吊
り下げ用装着部材11を防音壁1に装着したとき、防音
壁1の壁本体部分2の上端面に緩衝部材16を介して当
接するようになっている。また、アングル材12e,1
2eの頂角側にはプレート141と一体に吊り金具14
が上方に突出して固定されている。
【0012】アングル材12e,12eの中央で少し開
放端側にずれた位置に、直線状のアングル材12a,1
2aが下方に延出して設けられ、吊り下げ用装着部材1
1を防音壁1に装着したとき、このアングル材12a,
12aは防音壁1のリブ材7,7に当接するようになっ
ている。またアングル材12e,12eの中央で少し頂
角側にずれた位置に、湾曲したアングル材12b,12
bが下方に延出して設けられ、吊り下げ用装着部材11
を防音壁1に装着したとき、このアングル材12b,1
2bは緩衝部材15,16を介して防音壁1の壁本体部
分2の湾曲した外表面に当接するようになっている。な
お、他に、上記当接用のアングル材12a,12aを補
強するために、アングル材12c,12cと、アングル
材12hとが、また上記当接用のアングル材12b,1
2bを補強するためにアングル材12d,12dが、そ
れぞれ架設されている。
【0013】さらに、アングル材12a,12aに、吊
り下げ用装着部材11と防音壁1とを互いに固着するた
めに固着部13,13が設けられ、またアングル材12
b,12bの上端側、下端側、およびアングル材12g
の下端面側には緩衝部材15,16が設けられている。
上記構成の吊り下げ用装着部材11を防音壁1に装着す
るときは、上述したようにチェーンブロック20で防音
壁1全体を横向き状態に吊り上げておき、その状態で防
音壁1の壁本体部分2にその上端面から吊り下げ用装着
部材1のアングル材12a,12bを挿入し、アングル
材12aを防音壁1のリブ材7に当接させるとともに、
アングル材12bおよびアングル材12gのパッキン1
5,16を壁本体部分2の外表面および上端面に当接さ
せ、続いて固着部13,13で壁本体部分2の内表面を
押圧する。これにより防音壁1に吊り下げ用装着部材1
1を装着でき、その際に緩衝部材15,16を介して装
着するので防音壁1の外表面を傷つけることなく装着で
きる。なお、固着部13,13に例えばバネ式レバーの
タイプのものを用いると、ワンタッチで作用させること
ができ、装着作業を容易に行えるようになる。
【0014】吊り下げ用装着部材11の防音壁1への装
着が完了すると、図5に示すように、チェーンブロック
20から所定長さのワイヤーロープ22を延ばして吊り
下げ用装着部材11の吊り金具14に固定し、続いて図
9に示すように、チェーンブロック20を操作して防音
壁1の吊り金具8を下降させ、最終的に防音壁1を吊り
下げ用装着部材11の吊り金具14で吊り下げるように
する。吊り金具14は、上述したように吊り下げ用装着
部材11のアングル材12e,12eの頂角側に設けら
れているので、この吊り金具14で防音壁1全体を吊り
下げると、防音壁1は水平方向のバランスは保つが垂直
方向は地覆30の側縁に対して反対側に所定の角度だけ
傾斜することになる(図10、図11)。この傾斜させ
た状態で防音壁1を地覆30に接近させ、防音壁1の底
面部5の各通孔6が、地覆30のアンカーボルト31の
各上端部32に対向するような位置で防音壁1を静止さ
せる(図12)。このとき、防音壁1のスカート部3の
上端側は地覆30の側縁上端と接触するが、このように
接触していても、各通孔6は大きめに穿設されているの
で、各通孔6とアンカーボルト31の各上端部32とを
対向させることができ、結果的にはスカート部3と地覆
30とを接触させないで各通孔6にアンカーボルト31
の各上端部32を挿通することができる。なお、スカー
ト部3下端の顎部3aは、地覆30の側縁下端側とは接
触しないように若干の距離を保持している。底面部5の
各通孔6とアンカーボルト31の各上端部32とを上記
のように対向させると、続いて防音壁1全体を少し地覆
30側に引き寄せながら、防音壁1を吊り降ろし、底面
部5の各通孔6にアンカーボルト31の各上端部32を
下から挿通し(図13)、底面部5の下面をライナープ
レート35上に設置し、各上端部32を底面部5の上面
に突出させてナット33で強固に止着する(図14)。
なお、各通孔6とアンカーボルト31の各上端部32と
の間にできる間隙部分にはペーストを充填して密着させ
るようにする。また、上述したように、ライナープレー
ト35によって形成される底面部5と側縁上面との間隙
部分には、セメントペーストまたはグラウト材を充填し
養生硬化させる。上記の手順を防音壁1毎に繰り返すこ
とにより、地覆30の長さ方向に沿って防音壁1を列状
に並設させることができる。
【0015】このように、本実施例では防音壁1を地覆
30の側縁に対して反対側に傾斜させ、その状態で地覆
30の側縁に据え付けるようにするので、地覆30の側
縁側に屈折するようなスカート部分を持つ防音壁1であ
っても、スカート部分3と側縁との干渉を適当に回避し
て防音壁1を据え付けることができ、防音壁施工を迅速
に行うことができる。また、1台のチェーンブロック2
0を用いるだけで、防音壁1の吊り下げ状態を横向きか
ら縦向きに変更できるので、防音壁施工のための設備を
少なくすることができ、スペースもそれほど広く取る必
要がない。さらに、軽量化のために薄肉状に形成された
スカート部分3を地覆30に接触させないで、防音壁1
を宙吊りのままで地覆30に据え付けることができるの
で、スカート部分3を損傷させることなく施工すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防音壁施工
方法によれば、防音壁を地覆の側縁に対して反対側に傾
斜させ、その状態で地覆の側縁に据え付けるようにする
ので、地覆の側縁側に屈折するようなスカート部分を持
つ防音壁であっても、スカート部分と側縁との干渉を適
当に回避して防音壁を据え付けることができ、防音壁施
工を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地覆の構成を示す図である。
【図2】防音壁を施工したときの側面断面図である。
【図3】防音壁の構成を示す正面図である。
【図4】防音壁の荷姿を示す平面図である。
【図5】防音壁施工における水平吊り上げのステップを
示す図である。
【図6】装着部材の構成を示す正面図である。
【図7】装着部材の構成を示す側面図である。
【図8】装着部材の構成を示す平面図である。
【図9】防音壁施工における建て越こしのステップを示
す図である。
【図10】防音壁施工における垂直吊りのステップを示
す図である。
【図11】図10の側面を示す図である。
【図12】防音壁施工における初期の位置決めステップ
を示す図である。
【図13】防音壁施工における据え置きのステップを示
す図である。
【図14】防音壁施工における据えつけ完了のステップ
を示す図である。
【符号の説明】
1 防音壁 2 壁本体部分 3 スカート部分 5 底面部 6 通孔 7 リブ材 8 吊り金具(第1の吊り金具) 11 吊り下げ用装着部材 12a,12b,12c,…… アングル材 13 固着部材 14 吊り金具(第2の吊り金具) 15,16 緩衝部材 20 チェーンブロック(巻揚げ手段) 21 チェーン 22 ワイヤーロープ(吊り用部材) 30 地覆 31 アンカーボルト 32 アンカーボルトの上端部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 防音壁施工方法および防音壁
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道や自動車用道路
などの高架橋に防音壁を据えつける際の防音壁施工方法
および防音壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、鉄道や自動車用道路など
の高架橋の路面には、周囲の住宅に対する騒音防止のた
め地覆の側縁に防音壁を設ける必要がある。この防音壁
の据えつけ工事は、交通を一旦停止して行わなければな
らないため、一般に交通量の少ない夜間に行うが、それ
でもできるだけ迅速にしかも確実に行う必要がある。こ
のような要請は、特に新幹線や高速道路の高架橋などの
ように、重要な交通幹線での工事に際して強くなる。一
方、防音壁の構造もその防音効果向上やデザイン性、軽
量化などのために多様化する傾向にあり、例えば地覆の
側縁から上側の壁本体部分だけでなく、下側にもスカー
ト部分を側縁側に屈折させた状態で延出させ、その壁本
体部分とスカート部分とを一体に縦長に構成したもの
、本出願人によって開発されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
スカート部分を持つ縦長の防音壁を、高架橋などの地覆
に据え付ける場合、防音壁の上端側にチェーンを掛けて
防音壁をチェーンブロックで吊り下げ、徐々に地覆の側
縁に据え付ける通常の方法では、側縁側に屈折したスカ
ート部分がその側縁と干渉するので、据えつけを速やか
に行うことができず、上記した据えつけ工事の迅速化と
いった要請に十分に応えることができなかった。
【0004】本発明は、上記した問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、防音壁の据えつけ施工を
迅速に行うことができる防音壁施工方法および防音壁
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防音壁施工方法は、地覆の側縁に据え付け
たときにその側縁側に屈折するようなスカート部分を持
つ防音壁であって、上記防音壁に吊り下げ用装着部材を
装着し、その防音壁の上端面側の吊り下げ用装着部材に
設けた吊り金具で上記防音壁を吊り下げることにより防
音壁全体を地覆の側縁に対して反対側に傾斜させ、その
吊り下げ状態で防音壁を地覆の側縁に据え付けて防音壁
を列状に並設するようにした。また、本発明の防音壁
は、地覆の側縁に接しその側縁に固定される底面部と、
上記底面部の一側縁から上方に延設した壁本体部分と、
上記底面部の一側縁から下方に延設し上記壁本体部分と
は一体に形成したスカート部分と、を有している。
【0006】
【作用】上述したように、本発明によれば、防音壁に装
着した吊り下げ用装着部材の吊り金具で防音壁を吊り下
げることにより、防音壁を地覆の側縁に対して反対側に
傾斜させ、その状態で地覆の側縁に据え付けるようにす
るので、スカート部分を一体に形成した防音壁であって
も、スカート部分と側縁との干渉を適当に回避して防音
壁を据え付けることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1および図2において、30は鉄道や自
動車用道路などの高架用桁30Aの地覆で、この地覆3
0の側縁には、U字状のアンカーボルト31の下方部分
を埋設し、アンカーボルト31の上端部32を側縁上面
から突出させる。上記したアンカーボルト31はU字状
であるから、2本の上端部32が地覆30の側縁上面に
左右に並列する。
【0008】上記したアンカーボルト31は地覆30の
側縁に、長さ方向に沿って一定の間隔で植設するので、
左右の上端部32が地覆30に沿い一定の間隔で並列す
る状態になる。そして、地覆30の側縁上面にこの上端
部32毎に薄板小片を複数枚積層して成るライナープレ
ート35を配置し、防音壁1設置時の底面部5の下面の
高さ調整を行っている。なお、このライナープレート3
5によって形成される底面部5と地覆30の側縁上面と
の間隙部分には、セメントペーストまたはグラウト材を
充填するので、その充填材の漏れを防止するためのノロ
止め材36を側縁上面にセットする。
【0009】上記した側縁上面には防音壁1を地覆30
の長さ方向に沿って列状に並設する。この防音壁1は、
普通コンクリート、繊維強化コンクリート、合成樹脂含
浸コンクリートなどのコンクリートにより成形するもの
で、底面部5と、その底面部5の一側縁から上方に延び
る壁本体部分2と、その一側縁から下方に延び下端には
地覆30側に突出した顎部分3aを有する薄肉状のスカ
ート部分3とから成り、壁本体部分2とスカート部分3
とは、断面略「く」字状に底面部5の一側縁を境にして
それぞれ地覆30側に少し傾斜するように構成されてい
る。このように本実施例での防音壁1では、壁本体部分
2とスカート部分3とを底面部5を境にして一体に構成
したので、スカート部分3を有しない防音壁に比べ防音
壁外観のデザイン性を向上させることができ、また、そ
のスカート部分3で高架用桁30Aや地覆30を遮蔽す
ることができるので、美観をも満たせるようになる。さ
らに、一体に構成したので、スカート部分を後付けする
必要もなく、それだけ施工を迅速に行うことができる。
【0010】底面部5にはアンカーボルト31の各上端
部32に対応して形成した通孔6…を開設する。この通
孔6…は、詳細は後述するように防音壁1全体を傾斜さ
せた状態でアンカーボルト31に挿通する関係で、また
アンカーボルト31を地覆30の側縁に埋設したときア
ンカーボルト31の垂直度や位置に誤差が生じていても
そのアンカーボルト31に挿通できるように、径が大き
めに穿設されている。防音壁1には補強を目的として底
面部5と壁本体部分2とにより構成される略L字状部分
の左右に側面部41,42を設けるとともに、2本のリ
ブ材7,7を設ける。これらの側面部41,42および
リブ材7は、強度低下を来さない範囲内で細くしたりテ
ーパー状にして軽量化を図るのが望ましい。また、上記
した側面部41の外面には長さ方向に溝部43を形成
し、一方の側面部42の外面には、その溝部43と嵌合
する凸部44を長さ方向に形成し、凸部44にはゴム質
からなる緩衝部材を接着剤などで固着する。この側面部
41の溝部43、側面部42の凸部44によって、防音
壁1を並列上に設置したとき、隣り合う防音壁1は互い
に密接に接触し、その接触部分に緩衝部材が介在してい
るので、防音効果が良好になる。また、底面部5の側面
部42側には、図3に示すように、防音壁1全体をバラ
ンス良く吊り上げることができる重心位置に、プレート
81と一体に構成されている吊り金具8がボルト締めで
固定されている。
【0011】次に、防音壁1を地覆30に据え付けるま
での手順を、図4〜図14を用いて説明する。図4は防
音壁の荷姿を示す図である。防音壁1は、図に示すよう
に、側面部42を上にして横向きに左右交互にパレット
上に置かれる。そして、防音壁1の据え付け施工を開始
するときは、まず側面部42に固定されている吊り金具
8にチェーンブロック20のチェーン21を引っかけ、
チェーンブロック20で防音壁1全体を吊り上げ、その
状態で吊り下げ用装着部材11を装着する(図4)。こ
の吊り下げ用装着部材11は、図6、図7および図8に
示すように、アングル材12a,12b,……を互いに
組み付け固定して成る。上端側のアングル材12e,1
2eは各一端側が互いに接続されて頂角を成すように、
各他端側が開放端を成すように構成され、そのアングル
材12e,12eの略中央には、アングル材12e,1
2eを固定し補強するための補強用アングル材12gが
架設されている。このアングル材12gの下端面は、吊
り下げ用装着部材11を防音壁1に装着したとき、防音
壁1の壁本体部分2の上端面に緩衝部材16を介して当
接するようになっている。また、アングル材12e,1
2eの頂角側にはプレート141と一体に吊り金具14
が上方に突出して固定されている。
【0012】アングル材12e,12eの中央で少し開
放端側にずれた位置に、直線状のアングル材12a,1
2aが下方に延出して設けられ、吊り下げ用装着部材1
1を防音壁1に装着したとき、このアングル材12a,
12aは防音壁1のリブ材7,7に当接するようになっ
ている。またアングル材12e,12eの中央で少し頂
角側にずれた位置に、湾曲したアングル材12b,12
bが下方に延出して設けられ、吊り下げ用装着部材11
を防音壁1に装着したとき、このアングル材12b,1
2bは緩衝部材15,16を介して防音壁1の壁本体部
分2の湾曲した外表面に当接するようになっている。な
お、他に、上記当接用のアングル材12a,12aを補
強するために、アングル材12c,12cと、アングル
材12hとが、また上記当接用のアングル材12b,1
2bを補強するためにアングル材12d,12dが、そ
れぞれ架設されている。
【0013】さらに、アングル材12a,12aに、吊
り下げ用装着部材11と防音壁1とを互いに固着するた
めに固着部13,13が設けられ、またアングル材12
b,12bの上端側、下端側、およびアングル材12g
の下端面側には緩衝部材15,16が設けられている。
上記構成の吊り下げ用装着部材11を防音壁1に装着す
るときは、上述したようにチェーンブロック20で防音
壁1全体を横向き状態に吊り上げておき、その状態で防
音壁1の壁本体部分2にその上端面から吊り下げ用装着
部材1のアングル材12a,12bを挿入し、アングル
材12aを防音壁1のリブ材7に当接させるとともに、
アングル材12bおよびアングル材12gのパッキン1
5,16を壁本体部分2の外表面および上端面に当接さ
せ、続いて固着部13,13で壁本体部分2の内表面を
押圧する。これにより防音壁1に吊り下げ用装着部材1
1を装着でき、その際に緩衝部材15,16を介して装
着するので防音壁1の外表面を傷つけることなく装着で
きる。なお、固着部13,13に例えばバネ式レバーの
タイプのものを用いると、ワンタッチで作用させること
ができ、装着作業を容易に行えるようになる。
【0014】吊り下げ用装着部材11の防音壁1への装
着が完了すると、図5に示すように、チェーンブロック
20から所定長さのワイヤーロープ22を延ばして吊り
下げ用装着部材11の吊り金具14に固定し、続いて図
9に示すように、チェーンブロック20を操作して防音
壁1の吊り金具8を下降させ、最終的に防音壁1を吊り
下げ用装着部材11の吊り金具14で吊り下げるように
する。吊り金具14は、上述したように吊り下げ用装着
部材11のアングル材12e,12eの頂角側に設けら
れているので、この吊り金具14で防音壁1全体を吊り
下げると、防音壁1は水平方向のバランスは保つが垂直
方向は地覆30の側縁に対して反対側に所定の角度だけ
傾斜することになる(図10、図11)。この傾斜させ
た状態で防音壁1を地覆30に接近させ、防音壁1の底
面部5の各通孔6が、地覆30のアンカーボルト31の
各上端部32に対向するような位置で防音壁1を静止さ
せる(図12)。このとき、防音壁1のスカート部3の
上端側は地覆30の側縁上端と接触するが、このように
接触していても、各通孔6は大きめに穿設されているの
で、各通孔6とアンカーボルト31の各上端部32とを
対向させることができ、結果的にはスカート部3と地覆
30とを接触させないで各通孔6にアンカーボルト31
の各上端部32を挿通することができる。なお、スカー
ト部3下端の顎部3aは、地覆30の側縁下端側とは接
触しないように若干の距離を保持している。底面部5の
各通孔6とアンカーボルト31の各上端部32とを上記
のように対向させると、続いて防音壁1全体を少し地覆
30側に引き寄せながら、防音壁1を吊り降ろし、底面
部5の各通孔6にアンカーボルト31の各上端部32を
下から挿通し(図13)、底面部5の下面をライナープ
レート35上に設置し、各上端部32を底面部5の上面
に突出させてナット33で強固に止着する(図14)。
なお、各通孔6とアンカーボルト31の各上端部32と
の間にできる間隙部分にはペーストを充填して密着させ
るようにする。また、上述したように、ライナープレー
ト35によって形成される底面部5と側縁上面との間隙
部分には、セメントペーストまたはグラウト材を充填し
養生硬化させる。上記の手順を防音壁1毎に繰り返すこ
とにより、地覆30の長さ方向に沿って防音壁1を列状
に並設させることができる。
【0015】このように、本実施例では防音壁1を地覆
30の側縁に対して反対側に傾斜させ、その状態で地覆
30の側縁に据え付けるようにするので、地覆30の側
縁側に屈折するようなスカート部分を持つ防音壁1であ
っても、スカート部分3と側縁との干渉を適当に回避し
て防音壁1を据え付けることができ、防音壁施工を迅速
に行うことができる。また、1台のチェーンブロック2
0を用いるだけで、防音壁1の吊り下げ状態を横向きか
ら縦向きに変更できるので、防音壁施工のための設備を
少なくすることができ、スペースもそれほど広く取る必
要がない。さらに、軽量化のために薄肉状に形成された
スカート部分3を地覆30に接触させないで、防音壁1
を宙吊りのままで地覆30に据え付けることができるの
で、スカート部分3を損傷させることなく施工すること
ができる。なお、上記の説明では、本発明の防音壁施工
方法を、スカート部分を地覆の側縁側に屈折するように
して形成した防音壁に適用するようにしたが、スカート
部分を壁本体部分からストレートに延出させて形成した
防音壁、あるいは壁本体部分と一体に形成した任意形状
のスカート部分を持つ防音壁にも、同様に適用すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防音壁施工
方法によれば、防音壁を地覆の側縁に対して反対側に傾
斜させ、その状態で地覆の側縁に据え付けるようにする
ので、地覆の側縁側に屈折するようなスカート部分を持
つ防音壁であっても、スカート部分と側縁との干渉を適
当に回避して防音壁を据え付けることができ、防音壁施
工を迅速に行うことができる。また、本発明の防音壁で
は、壁本体部分とスカート部分とを底面部を境にして一
体に構成したので、スカート部分を有しない防音壁に比
べ防音壁外観のデザイン性を向上させることができ、ま
た、そのスカート部分で高架用桁や地覆を遮蔽すること
ができるので、美観をも満たせるようになる。さらに、
一体に構成したので、スカート部分を後付けする必要も
なく、それだけ施工を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地覆の構成を示す図である。
【図2】防音壁を施工したときの側面断面図である。
【図3】防音壁の構成を示す正面図である。
【図4】防音壁の荷姿を示す平面図である。
【図5】防音壁施工における水平吊り上げのステップを
示す図である。
【図6】装着部材の構成を示す正面図である。
【図7】装着部材の構成を示す側面図である。
【図8】装着部材の構成を示す平面図である。
【図9】防音壁施工における建て越こしのステップを示
す図である。
【図10】防音壁施工における垂直吊りのステップを示
す図である。
【図11】図10の側面を示す図である。
【図12】防音壁施工における初期の位置決めステップ
を示す図である。
【図13】防音壁施工における据え置きのステップを示
す図である。
【図14】防音壁施工における据えつけ完了のステップ
を示す図である。
【符号の説明】 1 防音壁 2 壁本体部分 3 スカート部分 5 底面部 6 通孔 7 リブ材 8 吊り金具(第1の吊り金具) 11 吊り下げ用装着部材 12a,12b,12c,……アングル材 13 固着部材 14 吊り金具(第2の吊り金具) 15,16 緩衝部材 20 チェーンブロック(巻揚げ手段) 21 チェーン 22 ワイヤーロープ(吊り用部材) 30 地覆 31 アンカーボルト 32 アンカーボルトの上端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地覆の側縁に据え付けたときにその側縁
    側に屈折するようなスカート部分を持つ防音壁であっ
    て、 上記防音壁に吊り下げ用装着部材を装着し、その防音壁
    の上端面側の吊り下げ用装着部材に設けた吊り金具で上
    記防音壁を吊り下げることにより防音壁全体を地覆の側
    縁に対して反対側に傾斜させ、 その吊り下げ状態で防音壁を地覆の側縁に据え付けて防
    音壁を列状に並設するようにしたことを特徴とする防音
    壁施工方法。
  2. 【請求項2】 地覆の側縁に据え付けたときにその側縁
    側に屈折するようなスカート部分を持つ防音壁であっ
    て、 上記防音壁の側端面に設けた第1の吊り金具を巻揚げ手
    段を用いて吊り上げ、 上記防音壁に吊り下げ用装着部材を装着し、 上記防音壁の上端面側の上記吊り下げ用装着部材に設け
    た第2の吊り金具と巻揚げ手段との間を吊り用部材で連
    結し、 上記第1の吊り金具側を巻揚げ手段で下降させ最終的に
    防音壁を第2の吊り金具で吊り下げることにより防音壁
    全体を地覆の側縁に対して反対側に傾斜させ、 その吊り下げ状態で防音壁を地覆の側縁に据え付けて防
    音壁を列状に並設するようにしたことを特徴とする防音
    壁施工方法。
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