JPH081441Y2 - びんの傾き測定装置 - Google Patents

びんの傾き測定装置

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JPH081441Y2
JPH081441Y2 JP1992015184U JP1518492U JPH081441Y2 JP H081441 Y2 JPH081441 Y2 JP H081441Y2 JP 1992015184 U JP1992015184 U JP 1992015184U JP 1518492 U JP1518492 U JP 1518492U JP H081441 Y2 JPH081441 Y2 JP H081441Y2
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ダリアス、オーリー、リッグス
トマス、ブラウン、ソービー
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オーエンス−イリノイ・インコーポレーテツド
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/30Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、びん特にガラスびんの
垂直軸心に対する底面の傾きを測定するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガラスびんの製造においては、びんの底
が、びんの中心軸心に垂直な面内にないびんが時折でき
る。このようなびんは“傾きびん”と称される。すなわ
ち、このようなびんが底を下にして立てられると、びん
の垂直軸心は一つの側または他の側に傾く。また、この
ようなびんは、充填ラインおよび蓋締め機中を通る時に
問題を生じる。と言うのは、びんは通常、その側壁によ
り案内されつつその底上で摺動しながら、これらのライ
ンを通るのであるが、もし、びんの垂直軸心がびんの底
に垂直でないと(すなわち、“傾きびん”であると)、
充填装置が、充填のためにびんの口端中に下げられる時
に、びんの首部または口端に固着したり、または、首部
中に入らないことが生じ得る。このことによって、未充
填のびんが生ずる。
【0003】ここにおいて本考案は、米国特許第3,3
13,409号明細書に示された如き既存のびん検査機
上の一つの場所に置かれ得る、「びんの傾き測定装置」
を提供することを目的とする。
【0004】上述の特許は、びんの種々な欠陥を検査す
るための多数の検査場所を通してびんを送るためのびん
取扱装置を示すものであり、本考案による測定装置は、
この取扱装置上に現在ある場所の一つに経済的に置かれ
得る。
【0005】ガラスびんの製造においては、底がびんの
軸心と一致してないびんができることがあり、(この場
合には充填装置が損傷され得るが)その外に、底が中心
軸心に対して垂直でない“傾きびん”ができることもあ
る。“傾きびん”は使用を阻害することはないまでも、
商品価値の点から排除されるべきであり、また、側が真
直でないびんまたは、軸心に対して垂直な底を有しない
びんは奇妙な外観を与える。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ほぼ円筒形の
ガラスびんの傾きを測定するための装置において、測定
位置に置かれて、間隔を隔てた一組の開孔を有し、ガラ
スびんを支持するほぼ水平な摺動板と; びんを測定位置へ横方向に動かすための手段と; びんの底が上記摺動板に接触する状態で測定位置に置か
れたびんを、垂直に保持しながら回転するために上記び
んに係合する手段と; 上記開孔を通って上記びんの底に係合する手段と; 上記底に係合する手段の位置を感知する手段と; びんの底の垂直軸心に対する傾きを示すために上記感知
手段に連結された手段と; 底が予定量以上不正であるびんを拒絶するための手段
と; を有し、上記びんを垂直に保持しながら回転するための
手段は、びんの側壁に係合する回転輪であって回転軸が
びんの軸とほぼ平行である回転輪を有し、上記びんの底
に係合する手段は、所定の間隔を隔てて設けられるとと
もに、前記一組の開孔を通ってびんの底と当接して転が
り接触を保つ一組のローラを有することを特徴とする装
置である。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により説明
する。
【0008】図1は、測定器(測定装置)の説明図的斜
視図であるが、保持構造を除いて運動機構のみを示す。
【0009】本出願者による、前の米国特許第3,59
9,780号明細書には、びんを多数の検査場所を通過
する様に動かすためのびん取扱装置が示され、この装置
中には、垂直方向に間隔を隔てた水平星形輪が置かれ、
これらの輪はびんの側面に係合し、これらの輪がインデ
ックス回転(定量回転)されると、びんが供給コンベヤ
から多数の場所を経て排出コンベヤへ数段階に送られ
る。本考案は、一つの検査場所においてびんの傾きを測
定するための装置に関する。
【0010】図1に示す如く、びん送り機構は下方星形
輪10および上方星形輪11を有する(図には、両者と
も部分的にしか示されてない)。星形輪10は一組のロ
ーラ12を保持し、ローラ12の周辺は星形輪10中の
切込み部14中に飛出し、星形輪11はローラ13を有
し、ローラ13は、この星形輪11中の切込み部15内
に置かれたびん“C”の首部を保持する役をする。図示
のびんは“細首びん”と称されるびんであり、清涼飲料
およびビール用に最も広く用いられる型のものである。
【0011】星形輪10および11は、図1中にそれら
の上に示した矢印の方向にインデックス回転され、よっ
て、びん“C”が図1に示した位置に送られる。びんが
図1に示した位置に送られる時に、びんの底は板16上
を摺動する。この運動の間、びんは、保持棒の端に取付
けられたプラスチック指17により下方へ弛く押され、
板16と同心な位置に置かれる。びんは、図1に示した
位置に来ると、駆動軸19に取付けられた係合ローラ1
8に係合する。上記ローラ18の、その上に示した矢印
の方向への回転により、びんはその垂直軸心を中心とし
て、びんの側面上に示した矢印の方向に回転される。び
んの回転の間、びんの下部は一組の測定ローラ20およ
び21と係合している。これらのローラの上方周辺面
は、板16中の直径方向対向孔22および23から飛出
している。びんが垂直軸心を中心として回転されている
時に、ローラ20および21と係合しているびんの底
は、びんの底面とびんの垂直軸心との関係に呼応してロ
ーラ20および21を上下に動かす。びんの回転の間、
びんの首部または上部はローラ13と係合し、びんの側
壁または本体部はローラ12と係合して回転される。こ
の場合、ローラ12および13は、特定な寸法のびんに
対して装置を設定する時に、びんの中心軸心が垂直にな
るようにびんを位置させるように調節されているものと
仮定する。ローラ12と13との距離が大であればある
程正確な測定が行われ得る。
【0012】後述する如く、駆動軸19は垂直に対して
傾けられているから、ローラ18は、びん“C”をその
軸心を中心として回転する役をする計りでなく、びん
“C”を板16および測定ローラ20,21に対して押
下げる役をもする。
【0013】このようにローラ18によって、びんCは
回転するとともに下方に向って押圧されるので、びんC
の底を測定ローラ20,21に対して確実に係合するこ
とができる。またローラ18によってびんCは下方に向
って押圧されるので、びんCを下方押圧するための特別
の装置を必要としない。
【0014】図2および図3に示す如く、板16は全体
として円形であり、摺動板24(図3)中に作られた中
心円形孔内に置かれる。摺動板24は検査機全体に亘
り、その上を通ってびんが場所から場所へ摺動するため
の表面として働く。図2には、上記摺動板24は示され
ていないが、保持板25が示され、保持板25も円形孔
を有し、この孔の上方に板16が置かれる。保持板25
は摺動板24の下に取付けられ、この板25は、検査場
所におけるびん駆動機構のための取付け体および、測定
ローラのための保持機構の役をする。板25は、水平板
であり、びんが、現存する取扱装置上の五つの検査場所
を通って動かされる時にびんを保持する板の下に取付け
られる。検査装置全体の一例は米国特許第3,313,
409号明細書に示す如くである。
【0015】図2ないし図4に示す如く、ローラ20は
水平軸26に取付けられ、水平軸26は腕27により保
持され、腕27の他端は軸28に取付けられ、軸28
は、その水平軸心を中心として回転し得るように軸受け
29により保持される。軸28はさらに、下向きに出る
クランク腕30を有し、クランク腕30は、その下端上
の柱32および固定体34上の柱33に連結されたばね
31により、図3で見て反時計方向に弾発される。腕3
0は、ローラ20がびんの底に係合していない時には、
可調節の止めねじ35により回転を停められ、よって、
測定ローラ20の上方表面の上方への運動が限定され、
これにより、びんが、板24上を経て板16上の位置に
摺動する間に不当な干渉を受けずにローラ上の位置へ動
くことが許される。ローラ21は腕36により同様に保
持され、腕36も、軸28と同様な軸37に連結され、
軸37は、下向きに出るクランク腕38を有し、クラン
ク腕38は(腕30がばね31により弾発されるのと同
様に)ばね39により弾発される。
【0016】クランク腕30および38の長さの中間に
はアイボルト40および41が置かれ、これらのボルト
のアイ(孔あき頭部)はそれぞれの腕30および38に
ピボット連結される。アイボトル40のねじ端は、図3
で見て右方に延び、細長い棒43の端42中にねじ込ま
れる。上記棒43は手動輪44を有し、手動輪44は、
棒43を回転してその端42の位置をアイボルト40の
ねじ端に対して調節するのに用いられる。アイボルト4
0のねじ端上の保持ナット45は、棒43が所望位置に
調節された後に端42をその位置にロックするために端
42に対して締付けられ得る。棒43の他端は差動トラ
ンスフォーマ46中に入る。差動トランスフォーマのア
ーマチュア(コア)は棒43に連結される。トランスフ
ォーマ46はボルト48により取付け体47に固定され
る。ローラ21およびそのアイボルト41も、トランス
フォーマ46への連結と実質的に同様に差動トランスフ
ォーマ49に連結される。
【0017】図2ないし図4に示す如く、取付け体47
は実際には、二つのローラ20と21との間を通って水
平に延びる部材からなり、その一端に至る途中の部分
は、軸受け29のための取付け体の役をする。さらに、
47の一端からは一組の腕50および51が外方に出、
腕50,51は、内方に曲げられた端部52および53
を有し、端部52,53は、軸37および28の軸受け
のための外方保持体の役をする。平面図で見たこの取付
け体47の形は、図2に破線で示す如くである。
【0018】さて、図2および図5に従い、ローラ18
を駆動するための機構に就て説明する。図2で見て板2
5の右下部には矩形の切込み部54が作られ、切込み部
54は板25の前面まで至る。この切込み部54は、そ
の各側に、細長い内向きに出る舌部55を有し、舌部5
5は、矩形の取付け板56の両側に作られた溝中に嵌合
する。上記取付け板56は切込み部54に対して水平に
摺動し得、その調節は、「板56の全長を貫いて水平に
延び、板25の端中にねじ込まれたボルト57」を弛め
ることにより行われ得、ボルト57を弛めた後、板56
中の一組のねじ58を締めることにより板56が調節位
置に固定される。この方法により板56が、所望の如く
切込み部54中に出入りされ得る。この調節は、後述す
る如くベルト59の張力を調節するために行われるので
ある。
【0019】板56の下面には、下向きに出て二つの直
径およびねじ付き下端を有する軸60が取付けられ、軸
60の上方大径部は、8の字形鋳造体62内にある一組
のベアリング61を保持し(この鋳造体の形は、図6中
に破線で示された如くである)、軸60の下方小径部は
ベアリング63を保持し、ベアリング63の外側レース
は取付けスリーブ64中に保持される。ベルト59が掛
けられる被駆動プーリ65はボルト66により取付けス
リーブ64に固定され、スリーブ65の反対側には被駆
動ピニオン67がボルト68により取付けられ、よっ
て、ベルト59が駆動されるとプーリ65およびピニオ
ン67が駆動される。ベルト59は、図2に示す駆動プ
ーリ69により駆動される。このプーリ69は、本考案
が適用される既存の検査機上に存在し、相当高速で回転
され得る。軸60の下端上のナットはベアリング63を
その位置に保持する役をする。
【0020】上記ピニオン67は、ボルト72により取
付けスリーブ71に固定された第二ピニオン70と噛合
う。取付けスリーブ71は輪形であり、これを貫通する
細長い、“軸を囲むスリーブ”73を有する。取付けス
リーブ71の下にはクランプスリーブ74があり、クラ
ンプスリーブ74は、図5に破線で示す如く、上方に出
る耳片75を有し、耳片75は、取付けスリーブ71中
の溝中に嵌合する。クランプスリーブ74はさらに、上
記スリーブ73の下部を囲み、よって、クランプスリー
ブ74のボルト76を締めることにより、スリーブ73
が軸19と堅く係合される。勿論、ボルト76を弛める
と、スリーブ73に対する軸19の垂直方向調節が許さ
れるが、ボルト76が一旦締められると、軸19とピニ
オン70との堅固な駆動連結が保証される。スリーブ7
3はピニオン70より上方に延び、ベアリング77によ
り鋳造体62の垂直孔78中に保持される。
【0021】図5に示す如く、軸19は板25の面に対
して垂直ではない。この角度は故意に作られたものであ
り、また、図5において取付け板56を精細に見ると、
板56の右側はこの板の左側程厚くないことが分かる。
よって、軸60も、この軸は板56の下面に対して直角
であるから、板25の表面に対して垂直には延びない。
したがって、鋳造体62および、これが保持する機構
も、垂直に対して角度をなすように置かれる。
【0022】前述した如く、板56の調節により、駆動
ベルト59の張力が調節される。びん駆動機構には、側
面に係合するローラ18が異なる直径のびんを駆動し得
るようにするために、さらに他の調節が与えられる。一
旦設定されると、機構は、同時に作られた一つの寸法の
びんのみを回転し得るのであるが、他の寸法のびんを回
転し得るように機構を調節することができ、この調節を
するための手段は図6および図7に示す如くであり、板
25の下面にボルト80により取付けられた水平ブラケ
ット79を有する。
【0023】前述した如く、鋳造体62は、上から見て
8の字形であり、二つの円形部を連結するウエブ部81
を有し、ウエブ部81は水平貫通孔を有し、この孔中を
ボルト82が延びる。
【0024】ボルト82上にはゴムスリーブ83が置か
れ、ボルト82にはナット84がかけられ、ナット84
は、ゴムスリーブ83を押付けて、鋳造体62のウエブ
部81と堅く係合させる役をする。ブラケット79の下
方に出る部分85には水平孔が作られ、この孔をボルト
82の端が貫通する。上記部分85は、86として示す
如く、上記孔迄切割られる。クランプボルト87が部分
85中のねじ孔を通って延び、上記切割り86を亘り、
よって、ボルト87を締めるとボルト82がブラケット
79中にクランプされる。
【0025】図2において、ブラケット79の角度の可
調節位置は、破線(仮想線)で示す如くである。ボルト
80を弛めることによりブラケット79が右に動かされ
得、よって、ローラ18およびその軸19が反時計方向
に揺動されて、ローラ18の周辺が板16の中心から遠
ざけられる。このことは、鋳造体62が、ピニオン67
と70との間の係合を保ちつつ軸60を中心として回転
され得るから、行われ得るのであり、これにより、ロー
ラ18が板16の中心から遠ざけられ得るのであり、調
節が反対方向に行われた場合には、ローラは板16の中
心に向けて動かされ、これにより、この測定器を異なる
直径のびんに対して用いることが可能にされる。
【0026】さて、図8の回路について説明する。トラ
ンスフォーマ46,49の二次巻線は抵抗器93および
94を経て並列バッキング出力に連結される。両抵抗器
の接合部からの信号は増巾器88に送られ、ついで、デ
モデュレータ89に送られ、デモデュレータ89からの
出力は検出回路91に送られ、検出回路91は、正ピー
ク電圧貯蔵キャパシタ95および負ピーク電圧貯蔵キャ
パシタ96を有する。トランスフォーマ46および49
のアーマチュアは、最初にびんが測定器中に置かれた時
にトランスフォーマの範囲内にあるように、ローラ20
および21に対して置かれる。しかし、この位置は厳密
であることを要せず、この位置が如何であれ、測定の始
めに、この時における上記両抵抗の接合点からの信号に
相当する電圧が一組のキャパシタ95および96中に貯
蔵される。測定の間に、ローラの位置が相対的に左程変
化しなければ、トランスフォーマの並列バッキング出力
からの電気信号は僅かしか変化せず、したがって、両貯
蔵キャパシタ中の電荷量も僅かしか変化せず、したがっ
て、このびんは測定器により合格と判断される。びんの
底面がびんの軸心に対してあまり変化しない場合(底面
が軸心に対して左程傾いてない場合)には、トランスフ
ォーマの並列バッキング出力からの信号の変化および両
キャパシタ中に貯蔵された電荷の変化も僅かである。キ
ャパシタ中に貯蔵された電荷の変化が予定限界を超す
と、びんは“傾きびん”として拒絶される。このような
周知の電子手段の詳細および機能は米国特許第3,27
3,710号(1966年9月20日、出願者の一人は
共同考案者である)明細書に詳細に示されている。
【0027】図8に示すように、検出回路91の出力は
拒絶リレー92に送られ、拒絶リレー92は、拒絶ソレ
ノイドを通常の如く作動するか、または、電磁記憶手段
および計数器を作動する。
【0028】上述より明らかなる如く、上記二つのトラ
ンスフォーマ46および49の出力の合算が電子回路の
検出回路を作動するための信号を出すのに用いられるの
である。
【0029】本出願者の経験によれば、一組のローラを
設け、それらの位置を各個に感知し、よって発せられる
信号を合算することにより、単一の作動トランスフォー
マからの出力によるよりも正確な信号が与えられるので
ある。
【0030】傾きびんが測定される時には、並列バッキ
ングに連結された二つのトランスフォーマからの出力信
号は、ローラがびんの底の形(高低)上を動く時にコア
(アーマチュア)の平均レベルが変化するので、変化す
る。このように、出力巻線を並列バッキングに連結され
た二つの差動トランスフォーマを用いることにより、二
つのトランスフォーマの出力が代数学的に加算され、識
別器に送られる電圧信号は容器の底の平均高さに比例す
る電圧になる。この平均信号および、そのような信号を
発し得ることは本考案の重要な特徴である。これは、こ
れにより、傾きびんの拒絶が誤りなく行われ得るからで
ある。トランスフォーマの出力がびんの回転の周期と同
じ周期で変動する場合は、びんの底面がびんの回転軸心
に対して垂直でないことが示される。びんの上下移動に
よるトランスフォーマコアの運動は打消されるが、びん
の傾きによる運動は打消されず、加算される。
【0031】同時に発せられる両ローラの同方向への運
動の等しい増減は相打消される。正しいびんは作動トラ
ンスフォーマの範囲内で垂直方向に移動され得、拒絶さ
れない。傾きびんは、両ローラの反対方向への垂直運動
を発生させ、よって発せられる信号は加算され、この信
号が大になると拒絶が行われる。
【0032】両ローラの最初の位置は、トランスフォー
マの範囲内にある限りにおいては、影響を及ぼさない。
【0033】回転の間、びんは軸心上に保たれることを
要するが、必らずしも摺動板に垂直であることを要しな
い。
【0034】上述においては、並列バッキング関係に連
結された二つのトランスフォーマについて述べたが、ト
ランスフォーマを、一つのデモデュレータに直列バッキ
ング関係に連結することもできる。
【0035】さらに、各トランスフォーマを別々のデモ
デュレータに連結し、別々の出力を検出の前に加算する
こともできる。加算は、逆相トランスフォーマを有する
加算レジスタまたはコンパレータによっても行われ得
る。
【0036】一般にガラスびんは、例えばエンジンバル
ブ等の金属製円筒部材に比較してきわめて弱く、大きな
外力を加えると破損してしまうことも考えられる。しか
しながら本願考案によれば、ガラスびんを垂直に保持し
て回転する場合、びんの側壁に係合する回転輪に加え
て、ガラスびんの底をガラスびんを支持する摺動板上で
摺動させて保持することにより、ガラスびんの保持力を
回転輪と摺動板とに分散させることができる。このため
破損し易いガラスびんを回転輪のみで保持する場合に比
べて、ガラスびんの破損を未然に防止することができ
る。またびんの底に係合する手段は、摺動板の一組の開
孔を通りびんの底と当接して転がり接触を保つ一対のロ
ーラを有しているので、破損し易いガラスびんの底に傷
付けることなくガラスびんの底の位置を精度良く検知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による傾き測定装置の実施例を示す説明
図的斜視図。
【図2】測定装置の平面図。
【図3】図2の3−3線による断面図。
【図4】図3の4−4線による断面図。
【図5】測定器の一部断面側面図。
【図6】図5のびん回転機構の底面図。
【図7】異なる寸法のびんに適合させるための調節手段
の斜視図。
【図8】作動トランスフォーマからの信号を分析するた
めの電子回路の配線図。
【符号の説明】
10,11 びん送り星形輪 12,13 保持ローラ 18 びん回転ローラ 20,21 測定ローラ 46,49 差動トランスフォーマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−91503(JP,A) 特公 昭47−4571(JP,B2) 特公 昭45−15649(JP,B2) 実公 昭52−47490(JP,Y2)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ円筒形のガラスびんの傾きを測定する
    ための装置において、 測定位置に置かれて、間隔を隔てた一組の開孔を有し、
    ガラスびんを支持するほぼ水平な摺動板と; びんを測定位置へ横方向に動かすための手段と; びんの底が上記摺動板に接触する状態で測定位置に置か
    れたびんを、垂直に保持しながら回転するために上記び
    んに係合する手段と; 上記開孔を通って上記びんの底に係合する手段と; 上記底に係合する手段の位置を感知する手段と; びんの底の垂直軸心に対する傾きを示すために上記感知
    手段に連結された手段と; 底が予定量以上不正であるびんを拒絶するための手段
    と; を有し、 上記びんを垂直に保持しながら回転するための手段は、
    びんの側壁に係合する回転輪であって回転軸がびんの軸
    とほぼ平行である回転輪を有し、 上記びんの底に係合する手段は、所定の間隔を隔てて設
    けられるとともに、前記一組の開孔を通ってびんの底と
    当接して転がり接触を保つ一組のローラを有することを
    特徴とする装置。
  2. 【請求項2】さらに、上記ローラを上方へ弾発するため
    に上記ローラに連結された手段を有する請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】さらに、上記ローラの各々に連結された差
    動トランスフォーマおよび、上記トランスフォーマのコ
    アの予定量以上の相対運動を検出するために上記トラン
    スフォーマに連結された手段を有する請求項2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】上記、トランスフォーマに連結された手段
    は電子回路を有し、上記回路は一組のキャパシタを有
    し、上記両キャパシタは、上記両トランスフォーマのコ
    アが同じ関係位置にとどまっている時には等しい電荷を
    有し、上記手段はさらに、上記両キャパシタ中の電荷が
    予定量以上アンバランスになったことを示すための手段
    を有する請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】上記電子回路は、信号が組み合わされた後
    に差動トランスフォーマからの一次周波数を除去するた
    めのデモデュレータを有する請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】上記電子回路は、信号が組合わされる前に
    差動トランスフォーマからの一次周波数を除去するため
    の二つのデモデュレータを有する請求項4に記載の装
    置。
JP1992015184U 1981-06-24 1992-03-23 びんの傾き測定装置 Expired - Lifetime JPH081441Y2 (ja)

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