JPH0814419B2 - 給湯器の制御装置 - Google Patents
給湯器の制御装置Info
- Publication number
- JPH0814419B2 JPH0814419B2 JP19768786A JP19768786A JPH0814419B2 JP H0814419 B2 JPH0814419 B2 JP H0814419B2 JP 19768786 A JP19768786 A JP 19768786A JP 19768786 A JP19768786 A JP 19768786A JP H0814419 B2 JPH0814419 B2 JP H0814419B2
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- amount
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Description
【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、出湯能力を超える使用状態になった場合に
出湯温度を速やかに設定温度に復帰できるようにした給
湯器の制御装置に関する。
出湯温度を速やかに設定温度に復帰できるようにした給
湯器の制御装置に関する。
（従来技術） 従来の給湯器の制御装置では、給湯器の出湯能力を超
えた使用状態では、設定温度の出湯が得られない為、給
湯器の最大能力で設定温度に加熱し得る最大の入水量
（水量制御目標値）を定め、入水量がこの最大の入水量
（水量制御目標値）となるよう、次の（１）、（２）の
両式から水量制御目標値Qsを演算し、現在の入水量Ｑを
フィードバックしてその偏差を求め、その偏差を解消す
るように水量を増減させるように構成されている。
えた使用状態では、設定温度の出湯が得られない為、給
湯器の最大能力で設定温度に加熱し得る最大の入水量
（水量制御目標値）を定め、入水量がこの最大の入水量
（水量制御目標値）となるよう、次の（１）、（２）の
両式から水量制御目標値Qsを演算し、現在の入水量Ｑを
フィードバックしてその偏差を求め、その偏差を解消す
るように水量を増減させるように構成されている。
Qs＝K2×Gmax/（Ts−Tc） ……（１） SM＝K3×（Qs−Ｑ）＋K4×Σ（Qs−Ｑ） ……（２） ここで、K2、K3、K4は定数、Gmaxは器具の最大能力
（最大号数）、Tsは設定温度、Tcは入水温度である。
（最大号数）、Tsは設定温度、Tcは入水温度である。
このために、入水量が水量制御目標値に達していない
場合で、例えば、一時的に元水圧が非常に低い場合や先
栓で絞られている様な場合には、水量制御器の開度を全
開にしても入水量が水量制御目標値に到達せず、その間
に（２）式の第２項の積分値が非常に大きくなり、いざ
元水圧が復帰したり先栓の開度が開かれて入水量が水量
制御目標値を越え、水量制御器の開度を絞る制御が開始
された時に、この（２）式の第２項の積分値の大きさに
妨げられて制御が遅れ、応答性が悪くなることがあっ
た。
場合で、例えば、一時的に元水圧が非常に低い場合や先
栓で絞られている様な場合には、水量制御器の開度を全
開にしても入水量が水量制御目標値に到達せず、その間
に（２）式の第２項の積分値が非常に大きくなり、いざ
元水圧が復帰したり先栓の開度が開かれて入水量が水量
制御目標値を越え、水量制御器の開度を絞る制御が開始
された時に、この（２）式の第２項の積分値の大きさに
妨げられて制御が遅れ、応答性が悪くなることがあっ
た。
（発明の目的） 本発明は、上述の事情を考慮して、給湯器の出湯能力
以上の使用状態になった場合に、速やかに出湯温度を設
定温度付近に補正できるようにした給湯器の制御装置を
提供することを目的とするものである。
以上の使用状態になった場合に、速やかに出湯温度を設
定温度付近に補正できるようにした給湯器の制御装置を
提供することを目的とするものである。
（発明の構成） 本発明に係わる給湯器の制御装置は、前記の目的を達
成するために、次の（３）式から必要とされる器具の能
力Ｇを演算し、その器具の能力が器具の最大能力（最大
号数）よりも小さいときには次の（１）式から得られる
水量制御目標値Qsを演算し、次に（４）式により現在の
入水量Ｑをフィードバックしてその偏差を求め、その偏
差の比例出力で水量制御器を制御するように構成し、器
具の能力が器具の最大能力より大きいときには、同じく
（１）式から得られる水量制御目標値Qsを演算し、次に
前記（２）式により現在の入水量Ｑをフィードバックし
てその偏差を求め、その偏差の積分値及び前記偏差の比
例出力で水量制御器を制御するように構成してある。
成するために、次の（３）式から必要とされる器具の能
力Ｇを演算し、その器具の能力が器具の最大能力（最大
号数）よりも小さいときには次の（１）式から得られる
水量制御目標値Qsを演算し、次に（４）式により現在の
入水量Ｑをフィードバックしてその偏差を求め、その偏
差の比例出力で水量制御器を制御するように構成し、器
具の能力が器具の最大能力より大きいときには、同じく
（１）式から得られる水量制御目標値Qsを演算し、次に
前記（２）式により現在の入水量Ｑをフィードバックし
てその偏差を求め、その偏差の積分値及び前記偏差の比
例出力で水量制御器を制御するように構成してある。
Qs＝K2×Gmax/（Ts−Tc） ……（１） Ｇ＝K1×（Ts−Tc）×Ｑ＋FB1（Th−Ts） ……（３） SM＝K3×（Qs−Ｑ） ……（４） ここで、K1は定数、FB1（Th−Ts）は出湯温度と設定
温度の差によるフィードバック関数であり、SMは水量制
御器の制御値である。
温度の差によるフィードバック関数であり、SMは水量制
御器の制御値である。
（実施例） 以下、本発明を図例に基づき具体的に説明する。
第１図において、（１）は出湯温検出器、（２）は熱
交換器、（３）は入水温検出器、（４）は水量検出器、
（５）は水量制御器、（６）はバーナ、（７）はバス比
例制御弁、（８）は制御器である。
交換器、（３）は入水温検出器、（４）は水量検出器、
（５）は水量制御器、（６）はバーナ、（７）はバス比
例制御弁、（８）は制御器である。
制御器（８）は、第２図のフローチャートで示すよう
に、常時水量検出器（４）で入水量Ｑを検出し（ステッ
プ１）、入水量Ｑが所定水量以上か以下か判定し（ステ
ップ２）、所定水量以上であれば、入水温検出器（３）
で入水温Tcを検出（ステップ３）すると共に設定温Tsを
検出（ステップ４）し、かつ出湯温検出器（１）で出湯
温Thを検出（ステップ５）する。次に水量制御目標値Qs
を（１）式に基づいて演算する（ステップ６）と共に、
器具の能力Ｇを（３）式に基づいて演算し（ステップ
７）、該演算した器具の能力Ｇとなるように器具の能力
Ｇに応じてガス比例弁（７）の開度を制御する。そし
て、更に、ステップ７で演算した器具の能力Ｇと器具の
最大能力Gmaxとを比較し（ステップ９）、器具の能力Ｇ
が最大能力Gmax以下の場合には、水量制御器（５）の制
御値SMを（４）式で演算し（ステップ10）、かかる制御
値SM即ち偏差の比例出力のみで水量制御器（５）を制御
し（ステップ11）て、ステップ１に戻り、ステップ９で
器具の能力Ｇが最大能力Gmaxを越えている場合は、制御
値SMを（２）式で演算し（ステップ12）て、かかる制御
値SM即ち偏差の積分値及び偏差の比例出力で水量制御器
（５）を制御するステップ11に移るのである。
に、常時水量検出器（４）で入水量Ｑを検出し（ステッ
プ１）、入水量Ｑが所定水量以上か以下か判定し（ステ
ップ２）、所定水量以上であれば、入水温検出器（３）
で入水温Tcを検出（ステップ３）すると共に設定温Tsを
検出（ステップ４）し、かつ出湯温検出器（１）で出湯
温Thを検出（ステップ５）する。次に水量制御目標値Qs
を（１）式に基づいて演算する（ステップ６）と共に、
器具の能力Ｇを（３）式に基づいて演算し（ステップ
７）、該演算した器具の能力Ｇとなるように器具の能力
Ｇに応じてガス比例弁（７）の開度を制御する。そし
て、更に、ステップ７で演算した器具の能力Ｇと器具の
最大能力Gmaxとを比較し（ステップ９）、器具の能力Ｇ
が最大能力Gmax以下の場合には、水量制御器（５）の制
御値SMを（４）式で演算し（ステップ10）、かかる制御
値SM即ち偏差の比例出力のみで水量制御器（５）を制御
し（ステップ11）て、ステップ１に戻り、ステップ９で
器具の能力Ｇが最大能力Gmaxを越えている場合は、制御
値SMを（２）式で演算し（ステップ12）て、かかる制御
値SM即ち偏差の積分値及び偏差の比例出力で水量制御器
（５）を制御するステップ11に移るのである。
従来は、ステップ７で（３）式に従って演算された必
要とされる器具の能力Ｇが器具の最大能力（最大号数）
Gmaxよりも小さいときでも、前記（１）、（２）両式か
ら得られる制御値SM即ち偏差の積分値及び偏差の比例出
力を演算し、その演算結果に従って、水量制御器（５）
を制御するように構成されていたので、第３図で入水量
Q1から入水量Q1より大なる水量制御目標値Qsにするべく
水量制御器（５）が開方向に制御されているにもかかわ
らず入水量が増えなければ（２）式の第２項の積分値が
増加するばかりであり、そのために、元水圧が高くなり
或いは先栓開度が増して水量が増加して器具の能力Ｇが
器具の最大能力（最大号数）Gmaxよりも大きくなったと
きに、（２）式の第２項の積分値の大きさが妨げになっ
て制御の遅れが生じていたが、上記の構成の制御によれ
ば、器具の能力Ｇが器具の最大能力（最大号数）Gmaxよ
りも小さいとき、即ち、水量制御器（５）を開方向に制
御するときには、（４）式に従って制御値SMを演算し、
その演算結果である偏差の比例出力に従って水量制御器
（５）を制御するので、前記（２）式の第２項の積分値
の影響を受けずに出湯温度の制御ができ、例えば、従来
では約１分20秒の応答時間を要したのに対して、約10秒
で応答できるというように、応答性を著しく高めること
ができた。そして、逆に、器具の能力Ｇが最大能力Gmax
以上の時には、入水量Q2を水量制御目標値Qsにするべ
く、水量制御器（５）を閉方向に制御する際は、前記元
水圧や先栓開度の影響はさほどないので、（２）式に基
づき演算した制御値SM即ち偏差の積分値及び偏差の比例
出力により水量制御器（５）を精度を高めて制御するこ
とができる。
要とされる器具の能力Ｇが器具の最大能力（最大号数）
Gmaxよりも小さいときでも、前記（１）、（２）両式か
ら得られる制御値SM即ち偏差の積分値及び偏差の比例出
力を演算し、その演算結果に従って、水量制御器（５）
を制御するように構成されていたので、第３図で入水量
Q1から入水量Q1より大なる水量制御目標値Qsにするべく
水量制御器（５）が開方向に制御されているにもかかわ
らず入水量が増えなければ（２）式の第２項の積分値が
増加するばかりであり、そのために、元水圧が高くなり
或いは先栓開度が増して水量が増加して器具の能力Ｇが
器具の最大能力（最大号数）Gmaxよりも大きくなったと
きに、（２）式の第２項の積分値の大きさが妨げになっ
て制御の遅れが生じていたが、上記の構成の制御によれ
ば、器具の能力Ｇが器具の最大能力（最大号数）Gmaxよ
りも小さいとき、即ち、水量制御器（５）を開方向に制
御するときには、（４）式に従って制御値SMを演算し、
その演算結果である偏差の比例出力に従って水量制御器
（５）を制御するので、前記（２）式の第２項の積分値
の影響を受けずに出湯温度の制御ができ、例えば、従来
では約１分20秒の応答時間を要したのに対して、約10秒
で応答できるというように、応答性を著しく高めること
ができた。そして、逆に、器具の能力Ｇが最大能力Gmax
以上の時には、入水量Q2を水量制御目標値Qsにするべ
く、水量制御器（５）を閉方向に制御する際は、前記元
水圧や先栓開度の影響はさほどないので、（２）式に基
づき演算した制御値SM即ち偏差の積分値及び偏差の比例
出力により水量制御器（５）を精度を高めて制御するこ
とができる。
（発明の効果） 以上のように、本発明によれば、器具の制御能力範囲
内では水量制御目標値QSと入水量Ｑの偏差の累積項を無
視して制御するので、入水量が過多となった時の出湯特
性において出湯温度の応答性を高めることができる。
内では水量制御目標値QSと入水量Ｑの偏差の累積項を無
視して制御するので、入水量が過多となった時の出湯特
性において出湯温度の応答性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
同例のフローチャート、第３図は入水量−出湯温度特性
曲線を示す図である。 （２）……熱交換器 （３）……入水温検出器 （４）……水量検出器 （５）……水量制御器 （６）……バーナ （７）……比例制御弁 （８）……制御器
同例のフローチャート、第３図は入水量−出湯温度特性
曲線を示す図である。 （２）……熱交換器 （３）……入水温検出器 （４）……水量検出器 （５）……水量制御器 （６）……バーナ （７）……比例制御弁 （８）……制御器
Claims (1)
- 【請求項１】熱交換器に連なる水路に入水温検出器、出
湯温検出器、水量検出器及び水量制御器を設けると共に
熱交換器を加熱するバーナに比例制御弁を接続し、上記
入水温検出器と出湯温検出器と水量検出器のそれぞれの
検出値と設定温度に基づき器具の能力を求め、前記器具
の能力に応じて比例制御弁を制御し、かつ器具の最大能
力で上記設定温度の出湯を行い得る最大の水量制御目標
値を定めて、入水量が当該水量制御目標値となるよう水
量制御器を制御する制御器を備えたものにおいて、上記
器具の能力が上記器具の最大能力よりも小さいときには
水量制御目標値と入水量との偏差の比例出力により水量
制御器を制御し、上記器具の能力が上記器具の最大能力
より大きいときには前記偏差の積分値及び前記偏差の比
例出力により水量制御器を制御することを特徴とする給
湯器の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19768786A JPH0814419B2 (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | 給湯器の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19768786A JPH0814419B2 (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | 給湯器の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6354553A JPS6354553A (ja) | 1988-03-08 |
| JPH0814419B2 true JPH0814419B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=16378678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19768786A Expired - Fee Related JPH0814419B2 (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | 給湯器の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814419B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114251833A (zh) * | 2021-08-24 | 2022-03-29 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 即热装置及其调控方法和调控装置、水处理装置和介质 |
-
1986
- 1986-08-22 JP JP19768786A patent/JPH0814419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114251833A (zh) * | 2021-08-24 | 2022-03-29 | 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 | 即热装置及其调控方法和调控装置、水处理装置和介质 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6354553A (ja) | 1988-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |