JPH081439U - 水平ジブクレーン - Google Patents

水平ジブクレーン

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JPH081439U
JPH081439U JP40722790U JP40722790U JPH081439U JP H081439 U JPH081439 U JP H081439U JP 40722790 U JP40722790 U JP 40722790U JP 40722790 U JP40722790 U JP 40722790U JP H081439 U JPH081439 U JP H081439U
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horizontal
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JP40722790U
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昌幸 酒井
喜雄 但馬
康雄 中田
茂 岡野
忍 角
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 同じ長さの水平梁を支持するとき、従来のも
のより支柱の高さを大幅に低く構成することのできる水
平ジブクレーン。 【構成】 支柱の一側に水平梁を張り出し、他側に荷重
登載用の梁を張り出すジブクレーンにおいて、水平梁H
を多数のブロックに分割し、各ブロックは3本のパイプ
を平行に並べて三角断面を形成した荷重支持梁1と、そ
の荷重支持梁1と底辺を共通にして頂点を荷重支持梁1
の上空に位置させて形成した保持枠2と、荷重支持梁1
の一端と保持枠2の他端とを連結する斜材とによって構
成し、このブロックを順次接続して構成した、ジブクレ
ーンである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水平ジブクレーンの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水平ジブクレーンの構造は例えば図3に示すようなものであった。 すわなち一定の高さの支柱Mの両側に水平梁Hを取り付け、この水平梁Hの先 端や中間と支柱Mの最上部とを引張材で連結した構造、あるいは支柱Mと水平梁 H全体とでトラス構造に構成した構造である。
【0003】
【本考案が解決しようとする問題点】
こうした従来の構造の水平ジブクレーンでは、水平梁の長さと、支柱の高さと が三角形を形成する比例関係にある。 したがって次のような問題があった。 <イ>水平梁を長くしようとすれば、それだけ支柱の高さを高くしなければなら ない。 したがって上空が広く開放された場所での使用には特に支障がないが、建設現 場のように上空に他のジブクレーンなどが錯綜していたり架空線が横断している ような場合には、使用できる水平梁の長さが大幅に制限されるものであった。 <ロ>支柱の先端と水平梁の両端によってひとつの三角形を構成するから、その 一部を変更すると全体の形状に影響する。 したがって、水平梁だけを延長したり短縮することができず、現場の状況に応 じた変更は不可能であった。
【0004】
【本考案の目的】
本考案はこのような点を改善するためになされたもので、同じ長さの水平梁を 支持するのに、支柱の高さを従来のものより大幅に低く構成することのできる、 水平ジブクレーンを提供することを目的とする。 また本考案は、支柱の高さを変更せずに、水平梁の長さを変更することのでき る、水平ジブクレーンを提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
すなわち本考案は、支柱の一側に水平梁を張り出し、他側に荷重登載用の梁を 張り出すジブクレーンにおいて、水平梁を多数のブロックに分割し、各ブロック は3本のパイプを平行に並べて三角断面を形成した荷重支持梁と、その荷重支持 梁と底辺を共通にして頂点を荷重支持梁の上空に位置させて形成した保持枠と、 荷重支持梁の一端と保持枠の他端とを連結する斜材とによって構成し、このブロ ックを順次接続して構成した、ジブクレーンである。
【0006】
【本考案の説明】
以下本考案を詳細に説明する。 <イ>全体の構成 支柱Mの一側には水平梁Hを張り出し、他側に荷重や運転席を搭載するための バランス梁Bを張り出して、ジブクレーンの全体を構成する点は従来と同様であ る。 この水平梁Hの下面に、横行ウインチを昇降自在に取り付けて荷物の吊り上げ と線上の移動を行う。 一方、水平梁Hはその全長を支柱Mを中心に回転して面上の移動を行う。 <ロ>水平梁 本考案の水平梁Hは、全長を1本の一体ものとはせず、複数のブロックに分割 して構成する。 そして各ブロックを、荷重を直接に支持する荷重支持梁1と、その上部に配置 して荷重支持梁1の形状を保持する保持枠とによって構成する。 <ハ>荷重支持梁 荷重支持梁1は、荷重支持を3本のパイプによって構成する。 すなわち、3本のパイプを平行に並べて、2本の底辺パイプ11と、その上部 空間に位置する頂点パイプ12とによって三角断面を形成する。 そして各パイプ間を斜材13によって連結し、長い梁体の一部を構成する。 <ニ>保持枠 この荷重支持梁1よりも大きい三角形を有する保持枠2を配置する。 すなわち荷重支持梁1の断面の三角形の底辺パイプ11を共通にした三角形 を、パイプによって構成しこれを保持枠2とする。 そのためにこの保持枠2の頂点は、荷重支持梁1の頂点パイプ12の上部空間 に平行に位置させる。 そしてこの頂点に位置する上辺材21と、荷重支持梁1の底辺パイプ11との 間を、やはり等辺パイプ22によって連結して二等辺三角形を構成する。この上 辺材21はパイプによってもあるいは鋼材(テンションバー)によっても構成す ることができる。 <ホ>斜材 こうして形成した保持枠2によって、荷重支持梁1の重量を負担する。 そのために荷重支持梁1の一端と、保持枠2の他端とをワイヤーなどの斜材3 によって連結する。 この斜材3の連結方向は、荷重支持梁1を水平梁Hとして組み立てた場合にお ける先端側(支柱Mと反対側)と、保持枠2における支柱M側とを連結する方向 に構成する。
【0007】 <組み立て方法> 以上のように構成した1ブロックを、順次接続して行くことによって、長い水 平梁Hを構成することができる。 水平梁Hのブロックの接続は、荷重支持梁1と保持枠2を構成するパイプの端 を、接続プレートや接続パイプを利用して連結してゆけばよい。 そして最先端のブロックのみは、荷重支持梁1のみによって構成し、支柱M側 の隣接ブロックの保持枠2の上辺材21と、最先端ブロックの底辺パイプ11と を斜材3によって連結する。 こうして構成した水平梁Hを支柱Mに固定する。 支柱Mにおいては水平梁Hとは反対側にカウンターウエイトや運転席を登載す るバランス梁Bを延長する。 さらに荷重支持梁1の底辺部分には走行(横行)自在にウインチを設けて吊り 上げ、吊り降ろしに使用する。
【0008】
【本考案の効果】
本考案のジブクレーンは上記したようになるから、次のような効果を期待でき る。 <イ>1本の支柱Mによって水平梁Hの先端までの重量を支持するのではなく、 各ブロックごとに斜材3によって荷重の支持を行っている。 したがって支柱Mの高さを大幅に低く抑えることができ、クレーン上空を開放 空間として使用できるようになった。 反対に建設現場のように上空に他の構造物などが位置してその制約を受ける場 合でも、十分に大きな吊り上げ能力を有するジブクレーンを設置することができ る。 <ロ>水平梁Hを上記したような構造のブロックの組み合わせで構成することが できる。 したがって必要に応じて水平梁Hの長さを延長したり解体して短くすることが 容易であり現場に最適な状況のもとに使用することができる。 <ハ>ブロックの組み合わせであるから、解体も容易であり、しかも各ブロック の重量が小さいから解体用のクレーンも小型のもので可能でありきわめて経済的 である。 さらに軽量であることから解体時にバランスを崩す危険性が少なく安全な作業 を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のジブクレーンの全体の構成の説明図
【図2】 水平梁Hを分割したブロックの斜視図
【図3】 従来のジブクレーンの説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中田 康雄 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)考案者 岡野 茂 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内 (72)考案者 角 忍 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の一側に水平梁を張り出し、他側に
    荷重登載用の梁を張り出すジブクレーンにおいて、 水平梁を多数のブロックに分割し、 各ブロックは、3本のパイプを平行に並べて三角断面を
    形成した荷重支持梁と、 その荷重支持梁と底辺を共通にして頂点を荷重支持梁の
    上空に位置させて形成した保持枠と、 荷重支持梁の一端と保持枠の他端とを連結する斜材とに
    よって構成し、 このブロックを順次接続して構成した、水平ジブクレー
    ン。
JP40722790U 1990-12-11 1990-12-11 水平ジブクレーン Expired - Fee Related JP2550068Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149438A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Manitowoc Crane Companies Ltd クレーンブームセグメント用の接続システム
JP5243650B1 (ja) * 2012-08-07 2013-07-24 株式会社アクティオ 排土クレーン
JP2019116372A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 清水建設株式会社 水平ジブを備えた揚重装置

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JP2019116372A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 清水建設株式会社 水平ジブを備えた揚重装置

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JP2550068Y2 (ja) 1997-10-08

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