JPH08143469A - 膵外分泌機能不全症治療剤 - Google Patents

膵外分泌機能不全症治療剤

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JPH08143469A
JPH08143469A JP6305510A JP30551094A JPH08143469A JP H08143469 A JPH08143469 A JP H08143469A JP 6305510 A JP6305510 A JP 6305510A JP 30551094 A JP30551094 A JP 30551094A JP H08143469 A JPH08143469 A JP H08143469A
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lipase
derived
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pancreas
pancreatic
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JP6305510A
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Yasuhiro Naka
恭寛 仲
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Amano Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パンクレアスリパーゼに代わる、投与量が少な
くてすむリパーゼ、即ち、胆汁酸塩存在下で、且つ酸性
側で活性を有するリパーゼを提供する。 【構成】微生物由来のリパーゼを有効成分として含有す
る膵外分泌機能不全症治療剤。更に詳細には、微生物由
来で、胆汁酸塩存在下、弱酸性から中性付近において作
用するリパーゼを有効成分として含有する膵外分泌機能
不全症治療剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微生物由来のリパーゼ
を有効成分として含有する膵外分泌機能不全症治療剤に
関する。更に詳細には、微生物由来で、胆汁酸塩存在
下、弱酸性から中性付近において作用するリパーゼを有
効成分として含有する膵外分泌機能不全症治療剤に関す
るものである。
【0002】本発明の膵外分泌機能不全症治療剤は、動
物起源の膵臓性脂肪消化酵素(パンクレアスリパーゼ)
と同様或はそれ以上の効果をもって膵摘出、慢性膵炎、
膵嚢胞性線維症により消化機能を失った患者の栄養改
善、脂肪便の減少及び疼痛の解消等に適用することがで
きる。
【0003】
【従来の技術】高等動物において、食餌中の脂肪は、消
化管(十二指腸)内で胆汁成分(胆汁酸塩)存在下、パ
ンクレアスリパーゼによって消化されており、膵摘出、
慢性膵炎、膵嚢胞性線維症等に伴う膵外分泌機能不全症
患者の栄養改善、脂肪便の減少及び疼痛の解消等の為に
は、パンクレアスリパーゼが胆汁成分(胆汁酸塩)の存
在下でも、リパーゼ活性が阻害されないことにより、こ
れまで広く利用されてきた。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】慢性膵炎患者の小腸
上部のpHが4〜7の間で激しく変動することが報告されて
いること〔消化と吸収、16巻、2号、147〜150頁(199
3)〕から明らかなように、膵摘出、慢性膵炎、膵嚢胞
性線維症等に伴う膵外分泌機能不全症患者の膵外分泌機
能不全症の治療に投与されるリパーゼとしては、胆汁酸
塩存在下、弱酸性から中性付近において少なくとも安定
なものが望ましいのであるが、パンクレアスリパーゼ
は、至適pHが6〜7にあり、酸性側での活性が著しく低い
ため〔消化と吸収、15巻、2号、48〜51頁(1992)〕、
膵外分泌機能不全症患者への使用に際しては、大量投与
を行わざるを得ず、〔日本臨床、36巻、2256頁(1978,
春季増刊号)〕該患者にとって大きな負担となってい
た。従って、パンクレアスリパーゼに代わる、投与量が
少なくてすむリパーゼ、即ち、胆汁酸塩存在下で、且つ
酸性側で活性を有するリパーゼが求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、パンクレア
スリパーゼに代わる膵外分泌機能不全症治療剤を求めて
鋭意検討し、種々の微生物起源のリパーゼについてpHと
胆汁酸塩の関係を調べた結果、意外にも、種々の微生物
起源のリパーゼが胆汁酸塩存在下、弱酸性から中性付近
において作用することを見いだし、これによって、従
来、主として食品用、工業用及び試薬用に用いられてい
た微生物由来のリパーゼを膵外分泌機能不全症治療剤と
して用いることを可能とし、本発明を完成した。即ち、
本発明は、微生物由来のリパーゼを有効成分として含有
する膵外分泌機能不全症治療剤に関するものであり、更
には、微生物由来で、胆汁酸塩存在下、弱酸性から中性
付近において作用するリパーゼを有効成分として含有す
る膵外分泌機能不全症治療剤に関するものである。
【0006】本発明者は、膵外分泌機能不全症治療用リ
パーゼを各種微生物起源のリパーゼから探索するに際し
て、高等動物の小腸内の条件(in vivo)にできるだけ
近づけた実験を行うため、活性測定法、胆汁酸塩の濃度
及びリパーゼ活性測定pHの範囲を選定した。
【0007】まず、本発明に使用する活性測定法として
は、通常のリパーゼ測定法である乳化系の測定法を用い
ず、非乳化系測定法を使用した。即ち、オリブ油(基
質)1.0ml, 0.1M酢酸緩衝液(pH3.5-6.0)またはトリス
-塩酸緩衝液(pH7.0)5.0mlを37℃で10分間予熱した
後、希釈酵素液1.0mlを加えて600rpmで30分間反応し、
次にアセトン・エタノール(1:1)溶液20mlを加えて
フェノールフタレイン試液2滴を指示薬として0.1N水酸
化カリウム溶液で滴定する測定法である。尚、活性の表
示は、使用した水酸化カリウム溶液の滴定量(ml)で表
した。
【0008】又、本発明のスクリーニングで使用する胆
汁酸塩の種類としては、代表的なものとしてよく用いら
れるタウロデオキシコール酸ナトリウムを用い、その使
用量は、4mMの生理的濃度〔Lipid metabolism、12頁
(1990)〕〔J.Lipid Res.,20巻、805-816頁(1979),
Biosci. Biotech. Biochem.,58巻、11号、2121-2122頁
(1994)〕を反応終濃度として用いた。
【0009】更に又、リパーゼ反応時のpHは、慢性膵炎
患者の小腸上部のpHが4〜7の間で変動することから、
この条件に合わせるためにpH4.0〜7.0を選定した。
【0010】尚、本発明者は、各種微生物起源のリパー
ゼを上記の条件でスクリーニングするに際し、あらかじ
め、対照となるパンクレアスリパーゼについて、酸性領
域での胆汁酸塩の影響を詳細に検討した。
【0011】実験例1 タウロデオキシコール酸ナトリ
ウム有無によるパンクレアチン中のリパーゼのpH 4.0〜
5.0での反応性 前記非乳化系測定法に従い、反応系にタウロデオキシコ
ール酸ナトリウム4mMを添加し、高濃度パンクレアスリ
パーゼ(商品名、膵臓性消化酵素8AP、天野製薬製)溶
液(10mg/ml)を30分、60分、90分と反応させ、タウロ
デオキシコール酸ナトリウムの無添加のものを対照とし
て比較した。リパーゼ活性は0.1N水酸化ナトリウム溶液
の滴定数(ml)で表示した。その結果は図1に示され
る。
【0012】図1より明らかなように、タウロデオキシ
コール酸ナトリウム無添加の場合のリパーゼ活性はpH4.
5以上で認められたが、タウロデオキシコール酸ナトリ
ウムの添加では、pH4.5〜4.9で殆どリパーゼ活性が抑え
られることを確認した。
【0013】次に、各種微生物起源のリパーゼについ
て、本目的のリパーゼを得る為のスクリーニングを行っ
た。
【0014】実験例2 各種微生物起源のリパーゼ活性
のpH4.0〜7.0におけるタウロデオキシコール酸ナトリウ
ムの影響 キャンディダ・ルゴーサ(Candida rugosa)由来のリパ
ーゼ(商品名、リパーゼAY「アマノ」)、ムコール・
ジャバニカス(Mucor javanicus)由来のリパーゼ(商
品名、リパーゼM「アマノ」)、シュードモナス・セパ
シア(Pseudomonas cepacia)由来のリパーゼ(商品
名、リパーゼP「アマノ」)、リゾプス・ジャバニカス
(Rhizopus javanicus)由来のリパーゼ(商品名、リパ
ーゼF「アマノ」)、リゾプス・デレマー(Rhizopus d
elemar)由来のリパーゼ(商品名、リパーゼD「アマ
ノ」)(以上、何れも天野製薬社製品)及びリゾプス・
ジャポニカス(Rhizopus japonicus)由来のリパーゼ
(商品名、リパーゼサイケン、大阪細研社製品)の各種
リパーゼについて、pH4.0,4.5,5.0,5.5,6.0及び7.0
でタウロデオキシコール酸ナトリウム4mM存在下、30分
間反応した。各種リパーゼの反応により得られたタウロ
デオキシコール酸ナトリウム4mM添加の活性の無添加の
それに対する相対活性(%)を図2に示した。
【0015】図2より明らかなように、タウロデオキシ
コール酸ナトリウムの存在にもかかわらず、微生物リパ
ーゼは、何れもpH4.5〜4.8附近で作用することが分か
り、ムコール属とシュードモナス属由来のリパーゼは、
pH5〜7において活性性化傾向を示し、一方、キャンデ
ィダ属由来のリパーゼは、pH5.5〜7において阻害傾向
を示すが、しかし、pH4.0においてかなり良く作用する
特徴を有することが分かった。そして又、リゾプス属由
来のリパーゼは、pH5〜7において、若干の阻害傾向を
示すものの、pH5〜7において一定の活性を維持してい
ることが分かった。
【0016】本発明者は、シュードモナス属の他のリパ
ーゼ、例えば〔商品名、リパーゼタイプ13(Pseudomona
s sp.由来)、シグマ社製品〕及び〔商品名、Thermosta
ble Lipase(Pseudomonas sp.KWI-56由来)、フナコシ
社製品〕についても実験例2と同様の実験を行った結
果、シュードモナス・セパシア由来のリパーゼとほとん
ど同じ結果を得た。そこで更に、シュードモナス・セパ
シア由来のリパーゼの酸性領域での安定性についてより
詳細に検討を試みた。
【0017】実験例3 シュードモナス・セパシア由来
のリパーゼ活性へのpH4.0〜5.0におけるタウロデオキシ
コール酸ナトリウムの影響 シュードモナス・セパシア由来のリパーゼのタウロデオ
キシコール酸ナトリウム4 mMによる様相がpH4.0〜4.5の
どこで変るのかを調べた。反応系にタウロデオキシコー
ル酸ナトリウム4mMを添加し、シュードモナス・セパシ
ア由来のリパーゼ溶液(1g/ml)の100倍希釈液を30
分、60分、90分と反応させ、タウロデオキシコール酸ナ
トリウムの無添加のものを対照として比較した。リパー
ゼ活性は0.1N水酸化ナトリウム溶液の滴定数(ml)で表
示した。その結果は、図3に示される。
【0018】図3より明らかなように、シュードモナス
・セパシア由来のリパーゼは、pH4.1以上で殆ど阻害さ
れず、pH 4.3以上ではむしろ賦活されることが分かっ
た。
【0019】これらの実験例1〜3で明らかなように、
上記の各種微生物起源のリパーゼは、何れもパンクレア
スリパーゼより優れていることが分かり、特にシュード
モナス属由来のリパーゼはその中でも優れていることが
分かった。
【0020】以上のことから、微生物由来のリパーゼ
は、パンクレアスリパーゼより広範囲のpH領域で使用で
き、しかも、該リパーゼは、微生物の培養によって高単
位品が得られるので、比較的少量投与が可能であるこ
と、更に又、生理食塩水に溶解した各種微生物由来のリ
パーゼについて、雌雄のマウスを1群10匹とし、腹腔内
投与後の1週間の様子を見る、急性毒性試験を実施して
も何等の異常も認められなかったこと等により、微生物
由来の各種リパーゼを膵外分泌機能不全症に伴う栄養不
良の改善、脂肪便の減少、疼痛の解消等の治療用として
好適に使用できることが分かった。そして、この場合に
おいて、微生物由来リパーゼは、単独使用のみならずパ
ンクレアスリパーゼとの併用使用よっても好適に使用で
きうることは言うまでもない。
【0021】微生物由来のリパーゼを膵外分泌機能不全
症に使用するに際しては、経口の形態での投与が可能で
あり、そのための成人に対する投与量は、パンクレアス
リパーゼの10分の1〜100分の1量、即ち、2g〜200 mg
/ヒト/日で十分であり、その投与回数は1日約3回が
好ましい。
【0022】そして、該リパーゼを経口投与するときに
は、錠剤、顆粒剤又はカプセル剤とするのがよい。これ
らは、結合剤例えば、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ゼラチン等、賦形剤例えば、ラ
クトース、グルコース、シュークロース、マンニトー
ル、コーンスターチ、結晶セルロース等、滑沢剤例え
ば、ステアリン酸マグネシウム、タルク等、崩壊剤例え
ば、アルギン酸ソーダ等のようなものを含有させても良
い。
【0023】錠剤及び顆粒剤は、これをコーティングし
ても良く、また更に、腸溶コーティングを施してもよ
く、又カプセル剤もそのまま若しくは、腸溶カプセルと
して使用することができる。
【0024】以下、本製剤の製法の実施例を述べる。
【0025】実施例 1(錠剤) 酵素成分 リパーゼ P「アマノ」 105 g 賦形剤 ラクトース 100 g コーンスターチ 30 g 結晶セルロース 20 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 4.5 g 滑沢剤 ステアリン酸マグネシウム 3 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・錠剤の項を
準用して錠剤を製した。
【0026】実施例 2(カプセル剤) 酵素成分 リパーゼ P「アマノ」 85 g 賦形剤 ラクトース 60 g コーンスターチ 20 g 結晶セルロース 20 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 4.5 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・顆粒剤の項
により顆粒剤を製した後、日本薬局方製剤総則・カプセ
ル剤の製法で硬カプセル剤を製した。
【0027】実施例 3(顆粒剤) 酵素成分 リパーゼ P「アマノ」 105 g 賦形剤 ラクトース 300 g コーンスターチ 90 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 5 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・顆粒剤製法
の項を準用して顆粒剤を製した。
【0028】実施例 4(錠剤) 酵素成分 リパーゼ M「アマノ」 105 g 賦形剤 ラクトース 100 g コーンスターチ 30 g 結晶セルロース 20 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 4.5 g 滑沢剤 ステアリン酸マグネシウム 3 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・錠剤の項を
準用して錠剤を製した。
【0029】実施例 5(カプセル剤) 酵素成分 リパーゼ D「アマノ」 85 g 賦形剤 ラクトース 60 g コーンスターチ 20 g 結晶セルロース 20 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 4.5 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・顆粒剤の項
により顆粒剤を製した後、日本薬局方製剤総則・カプセ
ル剤の製法で硬カプセル剤を製した。
【0030】実施例 6(顆粒剤) 酵素成分 リパーゼ R「アマノ」 105 g 賦形剤 ラクトース 300 g コーンスターチ 90 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 5 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・顆粒剤製法
の項を準用して顆粒剤を製した。
【0031】実施例 7(錠剤) 酵成分 リパーゼ サイケン 105 g 賦形剤 ラクトース 100 g コーンスターチ 30 g 結晶セルロース 20 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 4.5 g 滑沢剤 ステアリン酸マグネシウム 3 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・錠剤の項を
準用して錠剤を製した。
【0032】実施例 8(カプセル剤) 酵素成分 リパーゼ F「アマノ」 85 g 賦形剤 ラクトース 60 g コーンスターチ 20 g 結晶セルロース 20 g 結合剤 ヒドロキシプロピルセルロース 4.5 g 上記成分分量をとり、日本薬局方製剤総則・顆粒剤の項
により顆粒剤を製した後、日本薬局方製剤総則・カプセ
ル剤の製法で硬カプセル剤を製した。
【0033】
【発明の効果】本発明のシュードモナス属由来のリパー
ゼを有効成分として含有する膵外分泌機能不全症治療剤
は、該リパーゼが胆汁酸塩により阻害されることなく、
酸性側から中性にかけての広範囲のpHにわたって作用す
ることにより、従来のパンクレアスリパーゼより優れた
効果が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】タウロデオキシコール酸ナトリウムの有無によ
るパンクレアスリパーゼをpH4.0〜5.0で30分、60分、90
分間反応して、その活性を0.1N水酸化カリウム溶液の滴
定数(ml)で表したものである。実線はタウロデオキシ
コール酸ナトリウムの無添加のものを、点線はタウロデ
オキシコール酸ナトリウムを添加したものを示す。尚、
括弧内の数字はタウロデオキシコール酸ナトリウム添加
したものの活性の無添加のそれに対する相対値(%)を
表す。
【図2】各種微生物起源のリパーゼ活性のpH4.0〜7.0に
おけるタウロデオキシコール酸ナトリウムの影響を示し
たものである。尚、図中黒丸は、キャンディダ・ルゴー
サ由来のリパーゼ、白丸は、ムコール・ジャバニカス由
来のリパーゼ、黒三角は、シュードモナス・セパシア由
来のリパーゼ、白三角は、リゾプス・ジャバニカス由来
のリパーゼ、黒四角は、リゾプス・デレマー由来のリパ
ーゼ、白四角は、リゾプス・ジャポニカス由来のリパー
ゼをそれぞれ示すものである。
【図3】タウロデオキシコール酸ナトリウム有無による
シュードモナス・セパシア由来のリパーゼをpH4.0〜5.0
で30分、60分、90分間反応して、その活性を0.1N水酸化
カリウム溶液の滴定数(ml)で表したものである。実線
は、タウロデオキシコール酸ナトリウムの無添加のもの
を、点線は、タウロデオキシコール酸ナトリウムを添加
したものを示す。尚、括弧内の数字はタウロデオキシコ
ール酸ナトリウム添加したものの活性の無添加のそれに
対する相対値(%)を表す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微生物由来のリパーゼを有効成分として含
    有する膵外分泌機能不全症治療剤。
  2. 【請求項2】微生物由来のリパーゼが、胆汁酸塩存在
    下、弱酸性から中性付近において作用するリパーゼであ
    る請求項1記載の膵外分泌機能不全症治療剤。
  3. 【請求項3】微生物由来のリパーゼが、シュードモナス
    属由来のリパーゼである請求項1又は請求項2記載の膵
    外分泌機能不全症治療剤。
JP6305510A 1994-11-14 1994-11-14 膵外分泌機能不全症治療剤 Pending JPH08143469A (ja)

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