JPH04971B2 - - Google Patents

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JPH04971B2
JPH04971B2 JP57108047A JP10804782A JPH04971B2 JP H04971 B2 JPH04971 B2 JP H04971B2 JP 57108047 A JP57108047 A JP 57108047A JP 10804782 A JP10804782 A JP 10804782A JP H04971 B2 JPH04971 B2 JP H04971B2
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JP
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uti
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amylase
amylase activity
lipase
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JP57108047A
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Haruo Oonishi
Koji Kosasa
Yoshikazu Ashida
Yasuo Suzuki
Suguru Mochida
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Mochida Pharmaceutical Co Ltd
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Mochida Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はヒト尿中トリプシンインヒビターを有
効成分とするアミラーゼ活性および/またはリパ
ーゼ活性亢進に起因する疾患の予防および治療剤
に関する。 哺乳動物が炭水化物を含む食品を摂取した後に
過血糖症状が起ることが知られており、この症状
は炭水化物がアミラーゼ、マルターゼ等のグリコ
シド加水分解酵素により迅速にグルコースに分解
されることに起因する。この過血糖症状は糖尿病
の場合に特に強く、且つ長時間持続する。また、
この食餌性過血糖症状時に、さらに脂肪性食餌を
摂取するとインシユリンの強い分泌を起こし、そ
のために更に脂肪合成の増大および脂肪分解の減
少の結果、体内に脂肪が蓄積される。 アミラーゼ活性阻害物質は生体内においてアミ
ラーゼ活性を阻害するので、これらの現象が抑制
され、そのため、肥満症、脂肪症、過類脂質症、
糖尿病、糖尿病前期、膵炎等の生体内のアミラー
ゼが関与する疾患の予防あるいは治療剤として有
用である。 一方、高脂血症は動脈硬化症進展の重要なリス
クフアクターであることはよく知られているとこ
ろであり、高脂血症を予防または治療するための
様々な薬剤が開発されている。 コレステロール、トリグリセリド、リン脂質等
の血清中の脂質の大部分は食餌に由来しており、
その過剰摂取および処理障害の結果生じる脂質の
不均衡により、高脂血症をきたすと考えられてい
る。従つて、高脂血症の予防、ひいては動脈硬化
性疾患の予防に食餌療法が有用とされている。ま
た、同様の観点から食餌中の脂質の吸収をコント
ロールすることも動脈硬化症の発症および進展に
重要な意義を有するものと考えられる。従つて、
食餌中の脂質の吸収に関与するリパーゼ活性を抑
制し得る薬剤は血清中の脂質量を抑制し、ひいて
は動脈硬化性疾患を予防し得ることとなり、医薬
としての有用性を期待し得るものである。 このような観点から、本発明者らはアミラーゼ
活性およびリパーゼ活性を阻害する薬物は肥満
症、糖尿病、動脈硬化症等のいわゆる成人病の予
防および治療剤として極めて有用であるとの考え
のもとに研究を重ねた結果、ヒト尿中トリプシン
インヒビターがトリプシン活性のみならず、アミ
ラーゼ活性およびリパーゼ活性をも阻害すること
を見出し、本発明を完成した。 本発明の治療剤の有効成分であるヒト尿中トリ
プシンインヒビター(以下、UTIという)は分
子量17000〜70000の分布を示す公知の糖蛋白質で
あり〔プロクシエ(Proksh)、ジヤーナル オブ
ラボラトリー アンド クリニカル メデイシ
ン(J.Lab.Clin.Med.)79巻 491頁 1972年〕、
例えば須見らの方法〔ジヤーナル オブ バイオ
ケミストリー(J.Biochem.)83巻 141頁 1978
年〕により、ヒト尿から精製することができる。
即ち、適当な方法によりヒト尿を濃縮してアルギ
ニン−セフアロース カラムを通過させた後、こ
のカラムを0.2M塩化ナトリウムを含む2%アン
モニア水で溶出する。次いで、常法により、溶出
液をセフアデツクスG−100のカラムにかけてゲ
ルクロマトグラフイーを行ない、UTI分画を得
る。このようにして精製したUTIは分子量約
67000、等電点PH2〜3、5〜12%の中性糖を含
む酸性糖蛋白質である。 UTIの製法を更に製造例によつて示す。 製造例 プロクシエ(Proksh)の方法〔ジヤーナル
オブ ラボラトリー アンド クリニカル メデ
イシン(J.Lab.Clin.Med.)79巻 491頁 1972
年〕に準じた。 健康成人尿650を濃縮した後、脱イオン水に
対して透析し、1規定水酸化ナトリウム溶液でPH
7.8に調整し、次いで0.05Mトリス−塩酸緩衝液
(PH7.8)で充分に平衡化したDEAEセルロースカ
ラム(20×80cm)を通過させる。同緩衝液40で
洗浄した後、0.3M塩化ナトリウムを含む同緩衝
液を用いて吸着しているUTIを溶出させ、次い
で60℃、20分間の加熱処理を行ない、混入してい
るプロテアーゼを失活せしめ、UTIの分解を防
止して、粗製UTI520万Uを得た。 このようにして得た粗製UTI520万Uを、
0.02Mグリシン−塩酸緩衝液(PH3.4)に溶解し、
一夜透析した後、同緩衝液で平衡化したDEAEセ
ルロースカラム(8.0×60cm)に吸着させた。こ
のカラムを同緩衝液10、次に0.2M塩化ナトリ
ウムを含む同緩衝液10で順次洗浄した後、
0.4M塩化ナトリウムを含む同緩衝液8でUTI
を溶出した。活性画分を限外濃縮法で濃縮した
後、発熱性物質を含まないように調整したセフア
デツクスG−100(フアルマシア社)を充填したカ
ラム(10×95cm)を用い、生理食塩水を展開溶媒
として用いUTI分画を得た。 なお、UTIの活性は、カツセル(Kasell)の方
法〔メソツド イン エンザイモロジー
(Methods in Enzymology)19巻 844頁 1970
年〕に準じ、ウシトリプシン(3000NFU/mg、
マイルズ社)1μgを100%阻害するUTI量を1Uと
したときの比活性は2500U/mgであつた。 次に、UTIの作用及び毒性を実験例によつて
説明する。 実験例 1 アミラーゼ活性阻害作用 UTIのアミラーゼ活性阻害作用をブルースタ
ーチ法によつて測定した。ブタ膵臓由来のα−ア
ミラーゼ(904U/mg、Washington)を1/
1000M塩化カルシウムを含む生理食塩水で希釈し
て1U/mlの溶液とした。この溶液0.5mlにUTIの
生理食塩水溶液0.5ml及びイオン交換水3.0mlを加
えて37℃に10分間インキユベーシヨンした。その
後、ブルースターチ錠(シオノギ)1錠を加えて
10秒間振盪し、更に37℃で5分間インキユベーシ
ヨンした。0.5N−水酸化ナトリウム溶液1.0mlを
加えた後3500rpmで5分間遠心分離し、上清液の
吸光度を620nmで測定し、標準曲線からアミラー
ゼ活性を測定した。対照はUTIを加えないで同
様に測定した。UTIのアミラーゼ活性阻害率は
次式によつて算出した。 活性阻害率(%)=〔1−(UTI添加時のアミラーゼ活
性/対照のアミラーゼ活性)〕×100 UTIの用量とアミラーゼ阻害活性との関係は
第1図に示す通りであり、この図から50%阻害濃
度を算出すると2500U/mlであつた。 実験例 2 高アミラーゼ血症抑制作用 胆石症および胃ガン手術を受けた患者の中で、
高アミラーゼ血症の認められた6例について、
UTI1万Uを1日1回、1週間静注した。最終投
与日から1週間後に採血し、血清アミラーゼ活性
をブルースターチポリマーを用いた色素澱粉法を
用い測定した。 結果を第1表に示した。UTI投与により6例
中4例にアミラーゼ活性の低下が認められ、特に
術後高アミラーゼ血症に至つた1例は正常値に復
した。
【表】 実験例 3 血糖抑制作用 高アミラーゼ血症を呈した糖尿病患者にUTI1
万Uを1日1回静脈内注射した。最終投与日から
1週間後に血清アミラーゼ活性をブルースターチ
ポリマーを用いた色素澱粉法を用いて、血糖値を
グルコースオキシダーゼ法を用いて測定した。結
果を第2表に示した。 UTI投与により血清アミラーゼ活性の減少と
ともに、血糖値の低下を認めた。
【表】 実験例 4 リパーゼ活性阻害作用 UTIのリパーゼ活性阻害作用をクロオカ
(Kurooka)らの方法〔ジヤーナル オブ バイ
オケミストリー(J.Biochem.)81巻 361頁
1977年〕に準じて測定した。即ち、豚膵臓由来の
リパーゼ(50U/ml)0.1mlにUTI0.1mlおよびフ
エニルメチルスルフオニルフルオリド
(phenylmethylsulfonyl fluoride)0.05ml加えて
37℃で10分間インキユベーシヨンした。その後、
5,5′−ジチオビス2−ニトロベンゾイツク ア
シツド〔5,5′−dithiobis(2−nitrobenzoic
acid)〕1mlを加えて30℃で5分間インキユベー
シヨンし、更に、2,3−ジメルカプト−1−プ
ロパノールトリブチレイト(2,3−
dimercapto−1−propanol tributyrate)0.1ml
を加えて10分間インキユベーシヨンした。反応終
了後アセトン2mlを加えて3500rpmで10分間遠心
分離し、上清の吸光度を412nmで測定し、標準曲
線からリパーゼ活性を測定した。対照はUTIを
加えないで同様に測定した。UTIのリパーゼ活
性阻害率は次式によつて算出した。 阻害率(%)=〔1−(UTI添加時のリパーゼ活性/
対照のリパーゼ活性)〕×100 UTIの用量とリパーゼ阻害剤との関係は第2
図に示す通りであり、この図から50%阻害濃度を
算出すると170U/mlであつた。 実験例 5 1群10匹のウイスター系雄性ラツト(体重200
g)を用い、林らの方法(応用薬理 14巻 679
頁 1977年)に準じて高脂血症を誘発した。即
ち、ココナツツオイル(ヤシ油200gにアラヒア
ゴム100gを加え、精製水にて1000mlとした)20
ml/Kgを経口投与した。腸溶コーテイングした
UTIをココナツツオイル投与30分前に経口投与
した。結果を第3表に示した。UTI30万U/Kg
投与群は対照群に比べ中性脂肪は低値であつた。
【表】 実験例 6 急性毒性 6週令のddY系マウスを1群10匹とした。
UTI100万U/Kgを生理食塩水に溶解して静脈内
または腹腔内に注射し、7日間経過を観察した
が、何ら異常を認めなかつた。 以上のようにUTIはヒト由来であり、毒性も
低いことから生体内のアミラーゼ活性および/ま
たはリパーゼ活性を阻害する必要のある疾患例え
ば、肥満症、脂肪症、過類脂質症、糖尿病、糖尿
病前期、膵炎、高脂血圧、動脈硬化症等の予防剤
および治療剤として有用である。 UTIは任意、慣用の製薬用担体あるいは賦形
剤とともに慣用の方法で医薬用製剤に調製するこ
とができる。通常は注射剤として使用するのが有
利であるが、経口投与剤、直腸内投与剤あるいは
吸入剤とすることもできる。注射剤は凍結乾燥剤
とするのが好ましく、吸入剤も同様の剤形とする
のが好ましい。経口投与剤としてはカプセル剤、
錠剤、顆粒剤、散剤あるいは経口用液体製剤とす
ることができ、要すれば腸溶剤とする。 UTIの治療量は1日当り1万〜100万Uである
が、症状あるいは投与経路に応じて適宜増減して
さしつかえない。 次に、実施例を示すが本発明はこれのみに限定
されるものではない。 実施例 1 UTI 1000万Uを200mlの生理食塩水に溶解し、
メンブランフイルターを用いて無菌的に濾過す
る。濾液を滅菌したガラス容器に1mlずつ充填し
て凍結乾燥し、これを密栓して凍結乾燥粉末製剤
とする。 実施例 2 UTI 100億U 乳糖 3.2Kg ポテト澱粉 1.5Kg ポリビニールアルコール 0.15Kg ステアリン酸マグネシウム 0.15Kg 上記成分をそれぞれ秤量し、UTI、乳糖およ
びポテト澱粉を均一に混合する。この混合物にポ
リビニールアルコールの水溶液を加え、湿式顆粒
造粒法により顆粒を調製する。この顆粒を乾燥
し、ステアリン酸マグネシウムを混合した後、圧
縮打錠して重量100mgの錠剤とし、常法により腸
溶錠とする。 実施例 3 卵黄レシチンとコレステロールとジアセチルホ
スフエートと7対2対1のモル比で混合し、その
100mgを12.5mlのクロロホルムに溶解し、フラス
コ壁に薄いフイルムを調製した。このフイルムと
UTI100mgを含むリン酸緩衝液25mlを混合し、分
散液を調製した。超音波処理後、110000gにて遠
心し、得られた沈澱を3mlの生理食塩水に懸濁
し、滅菌処理後、UTI含有リポゾーム封入製剤
を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実験例1の結果を示すグラフ、第2図
は実験例4の結果を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヒト尿中トリプシンインヒビターを有効成分
    とするアミラーゼ活性および/またはリパーゼ活
    性亢進に起因する疾患の予防および治療剤。
JP57108047A 1982-06-23 1982-06-23 アミラ−ゼ活性および/またはリパ−ゼ活性亢進に起因する疾患の予防および治療剤 Granted JPS58225026A (ja)

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JPS51123810A (en) * 1975-04-03 1976-10-28 Green Cross Corp:The A process for preparing trypsin inhibitor from human urine

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