JPH08143430A - 頭皮処理剤 - Google Patents

頭皮処理剤

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Publication number
JPH08143430A
JPH08143430A JP30991994A JP30991994A JPH08143430A JP H08143430 A JPH08143430 A JP H08143430A JP 30991994 A JP30991994 A JP 30991994A JP 30991994 A JP30991994 A JP 30991994A JP H08143430 A JPH08143430 A JP H08143430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scalp
treating agent
hematin
hemin
treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP30991994A
Other languages
English (en)
Inventor
Asako Kamei
麻子 亀井
Seiji Tsujiura
誠司 辻浦
Nobunori Fujiwara
延規 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MANDAMU KK
Original Assignee
MANDAMU KK
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Publication date
Application filed by MANDAMU KK filed Critical MANDAMU KK
Priority to JP30991994A priority Critical patent/JPH08143430A/ja
Publication of JPH08143430A publication Critical patent/JPH08143430A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 0.1〜15重量%のアミドベタイン型両性
界面活性剤と、少なくとも0.001重量%以上のヘミ
ン又はヘマチンとが必須成分として配合される。 【効果】 パーマネントウエーブやヘアダイ施術に伴っ
て生じる頭皮のつっぱり感やヒリヒリ感、ほてり感等の
違和感を緩和し、施術後の頭皮を正常な状態に維持する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は頭皮処理剤に係り、そ
の目的はパーマネントウエーブ或いはヘアダイ施術後の
頭皮に生じやすいつっぱり感やヒリヒリ感、ほてり感等
の違和感を和らげて、頭皮を正常な状態に維持すること
のできる頭皮処理剤の提供にある。
【0002】
【従来の技術】近年、パーマネントウエーブやヘアダイ
の施術が各年代層の人々に広く普及されている。パーマ
ネントウエーブは、毛髪が備えている弾力性と復元力と
の特性を利用し毛髪にウエーブを形成させるもので、ま
ず毛髪の復元力を毛髪タンパクの側鎖を切断することに
より一時的に取り去って、毛髪に可塑性を与え、任意の
形状にカールした後、再び側鎖を新たな位置で再結合さ
せて毛髪に復元力を与え、ウエーブを形成させる。現在
のパーマネントウエーブでは、一般に還元剤を含む第1
剤と、酸化剤を含む第2剤とからなる2浴式コールドウ
エーブ剤が広く用いられており、チオグリコール酸又は
その塩からなる還元剤により毛髪のシスチン結合を切断
し、次いで臭素酸塩などの酸化剤を作用させて前記切断
した毛髪を再結合させてウエーブを形成させる機構から
なっている。
【0003】一方、髪を好みの色調に染毛するヘアダイ
としては、パラフェニレンジアミンその他の芳香族化合
物からなる酸化染料と、酸化剤とからなる酸化染毛剤が
広く使用されている。この酸化染毛剤は、毛髪に対して
良好な染色性や堅牢性を発現させることができるため、
「永久染毛剤」とも言われ、現在の染毛剤の主流となっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記パ
ーマネントウエーブ剤やヘアダイは、髪に好みのウエー
ブを付与させたり、染毛したりすることができ、女性の
「おしゃれ」には欠かせないものである反面、濃度の高
い還元剤やアルカリ、酸化剤を使用することにより、施
術時に頭皮を刺激しやすいという課題が存在した。すな
わち、パーマネントウエーブでは、ロッド巻き付け時に
頭皮にかかるテンション(引っ張り)に伴って、頭皮に
つっぱり感やパーマ液特有のヒリヒリ感、ほてり感が発
現されるという課題が存在した。また、ヘアダイ施術後
には、使用されたアルカリや酸化剤により、頭皮に特有
のつっぱり感やほてり感等の違和感が生じてしまうとい
う課題が存在した。そこで、業界では現代女性の「おし
ゃれ」に欠かせないパーマネントウエーブやヘアダイを
施術しても、その施術後の頭皮につっぱり感やヒリヒリ
感、ほてり感等の違和感を感じさせることがなく、頭皮
を正常な状態に維持することのできる優れた頭皮処理剤
の創出が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では0.1〜1
5重量%のアミドベタイン型両性界面活性剤と、0.0
01重量%以上のヘミン又はヘマチンとが必須成分とし
て配合されてなることを特徴とする頭皮処理剤を提供す
ることにより、前記従来の課題を悉く解消する。
【0006】
【発明の構成】以下、この発明に係る頭皮処理剤の構成
について詳述する。この発明に係る頭皮処理剤は、アミ
ドベタイン型両性界面活性剤及びヘミン又はヘマチンを
必須成分とする。アミドベタイン型両性界面活性剤とし
ては、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢
酸ベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、オレイン酸アミドプロピルジメチルア
ミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイ
ン等が好適な実施例として例示されるが、特に限定はさ
れない。このようなアミドベタイン型両性界面活性剤
は、この発明において0.1〜15重量%配合される。
【0007】アミドベタイン型両性界面活性剤の配合量
を0.1〜15重量%の範囲としたのは、配合量が0.
1重量%未満であると、パーマネントウエーブやヘアダ
イの施術に伴って生じる頭皮のつっぱり感やヒリヒリ
感、ほてり感等の違和感を充分に緩和することができ
ず、一方、15重量%を超えて配合しても違和感の緩和
作用がその配合量に比例して発現されず、しかも洗浄力
が高くなりすぎてかえって頭皮に悪影響を及ぼす可能性
が出てくるため、いずれの場合も好ましくないからであ
る。
【0008】一方、この発明の頭皮処理剤においては、
前述したアミドベタイン型両性界面活性剤とともにヘミ
ン又はヘマチンも必須成分として使用される。ヘミンは
狭義には鉄(III)ポルフィリン化物(C34324
4 FeCl)でクロロヘミンとも呼ばれ、広義には鉄
(III)ポルフィリンに任意の酸イオンが配位してで
きた錯塩を指し、ヘマチンはヘミンの塩素原子を水酸基
で置換された構造を有する鉄(III)プロトポルフィ
リン(C34324 4 Fe(OH))を指す。これら
ヘミン又はヘマチンはいずれも動物由来の血液から誘導
されるポルフィリン系化合物で、天然タンパク質と複合
体を形成して存在しているものである。このようなヘミ
ン又はヘマチンは、前述したアミドベタイン型両性界面
活性剤とともにパーマネントウエーブ、或いはヘアダイ
施術後の頭皮の違和感を緩和させる作用を示す。
【0009】このようなヘミン又はヘマチンは少なくと
も0.001重量%以上配合することが要件とされる。
この理由は、ヘミン又はヘマチンの配合量が0.001
重量%未満であると、パーマネントウエーブ或いはヘア
ダイ施術時に生じる頭皮のつっぱり感やヒリヒリ感、ほ
てり感等の違和感をやわらげる作用が充分に発現されな
いため好ましくないからである。
【0010】以上のアミドベタイン型両性界面活性剤及
びヘミン又はヘマチンとを必須成分とする頭皮処理剤に
おいては、通常の毛髪化粧料、皮膚化粧料等において用
いられている他の成分、例えば香料、界面活性剤、精製
水、アルコール、多価アルコール、保湿剤、防腐剤、p
H調整剤、増粘剤、油剤、紫外線防止剤、動植物抽出液
等を、この発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて
適宜任意に配合できる。また、頭皮処理剤の剤型も任意
であり、ローション型、クリーム型、スプレー型等適宜
任意の剤型を選択することができる。
【0011】
【処方例】以下、この発明に係る頭皮処理剤の具体的な
処方例を記すが、この発明は以下の処方例により何ら限
定はされない。
【0012】 (処方例1) ヘマチン 0.2 ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.5 ポリオキシエチレントリデシルエーテル 酢酸ナトリウム(3E.0) 0.5 エタノール 5.0 ジグリセリン 5.0 L−アルギニン 0.3 クエン酸 0.1 エデト酸2ナトリウム 0.1 ヒドロキシエチルセルロース 1.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O) 0.5 香料 0.1 グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 精製水 残 合 計 100.0
【0013】 (処方例2) ヘミン 0.1 ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.8 N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.8 エタノール 10.0 ジグリセリン 10.0 L−アルギニン 0.3 クエン酸 0.1 dl−α−トコフェロール 0.1 カルボキシメチルセルロース 0.2 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O) 0.5 香 料 0.1 メリッサ抽出液 0.3 精製水 残 部 合 計 100.0
【0014】
【実施例】以下、この発明に係る頭皮処理剤の効果を実
施例を挙げることにより、より一層明確なものとする。
但し、この発明は以下の実施例には何ら限定はされな
い。
【0015】(実施例1〜2及び比較例1〜3)表1の
処方に基づいて実施例1〜2及び比較例1〜3の頭皮処
理剤をそれぞれ調製した。
【表1】
【0016】
【試験例】前記実施例1〜2及び比較例1〜3で得られ
た頭皮処理剤を用いて、以下の試験を行った。 (1)頭皮における違和感の緩和性試験 20〜33歳の男女12人(男5人、女7人)のパネラ
ーに、それぞれパーマネントウエーブ又はヘアダイを施
術した後、前記実施例1〜2及び比較例1〜3で得られ
た頭皮処理剤をそれぞれ塗布し、1分間放置した後ぬる
ま湯で洗い流した。この後、各パネラーにおける頭皮の
つっぱり感、ヒリヒリ感、ほてり感等の違和感の感じ方
を、頭皮処理剤を使用しない時と比較して試験した。前
述した頭皮の違和感を全く感じないものを3点、頭皮処
理剤を使用しない時と比較して、頭皮処理剤を使用した
場合に少し違和感が緩和されたものを2点、変化がない
ものを1点、悪化したものを0点と評価させた。各頭皮
処理剤使用後の違和感の評価の平均点を算出し(小数点
第2位は四捨五入)、この値が2.5〜3であるものを
◎、1.5〜2.4であるものを〇、0.5〜1.4で
あるものを△、0.4以下を×とそれぞれ評価した。こ
の結果を表2に示す。
【表2】
【0017】表2の結果より明らかな如く、アミドベタ
イン型両性界面活性剤とヘマチンとを配合した実施例の
頭皮処理剤では、パーマネントウエーブ又はヘアダイ施
術後の頭皮のつっぱり感、ヒリヒリ感、ほてり感等の違
和感を緩和させる効果があることが判る。一方、アミド
ベタイン型両性界面活性剤又はヘマチンのみしか配合し
ない頭皮処理剤(比較例1、比較例2)では、パーマネ
ントウエーブ又はヘアダイ施術後の頭皮の違和感の緩和
作用が充分ではなく、アミドベタイン型両性界面活性剤
及びヘマチンを配合しない頭皮処理剤(比較例3)では
違和感の緩和作用が全く認められないことが判る。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は0.1〜
15重量%のアミドベタイン型両性界面活性剤と、0.
001重量%以上のヘミン又はヘマチンとが必須成分と
して配合されてなることを特徴とする頭皮処理剤である
から、前記試験例の結果からも明らかな如く、パーマネ
ントウエーブやヘアダイ施術に伴って生じる頭皮のつっ
ぱり感やヒリヒリ感、ほてり感等の違和感を緩和し、施
術後の頭皮を正常な状態に維持することができるという
優れた効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.1〜15重量%のアミドベタイン型両
    性界面活性剤と、0.001重量%以上のヘミン又はヘ
    マチンとが必須成分として配合されてなることを特徴と
    する頭皮処理剤。
JP30991994A 1994-11-17 1994-11-17 頭皮処理剤 Pending JPH08143430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30991994A JPH08143430A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 頭皮処理剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP30991994A JPH08143430A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 頭皮処理剤

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JPH08143430A true JPH08143430A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17998927

Family Applications (1)

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JP30991994A Pending JPH08143430A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 頭皮処理剤

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JP (1) JPH08143430A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10194915A (ja) * 1997-01-14 1998-07-28 Noevir Co Ltd 抗菌性低刺激化粧料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10194915A (ja) * 1997-01-14 1998-07-28 Noevir Co Ltd 抗菌性低刺激化粧料

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