JPH08143205A - シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置 - Google Patents

シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置

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JPH08143205A
JPH08143205A JP28550494A JP28550494A JPH08143205A JP H08143205 A JPH08143205 A JP H08143205A JP 28550494 A JP28550494 A JP 28550494A JP 28550494 A JP28550494 A JP 28550494A JP H08143205 A JPH08143205 A JP H08143205A
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sheet
recess
pressing
light
pulley
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Tomihisa Suzuki
富久 鈴木
Masayuki Hamaya
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝票などのシートの搬送性を正確、かつ確実
に検出して、搬送性の悪いシートを搬送経路から排除す
る。 【構成】 シート検出装置20は、搬送経路の途中が搬
送方向に垂直にくぼんでまたは隆起して形成されるシー
ト10を搬送する搬送装置11と、シート10をくぼみ
に弾発的に押付けるばね力付与装置12と、ばね力付与
装置12による押付状態を検出する光センサ装置13
と、光センサ装置13の出力に応答して、ばね力付与装
置12のばね押付力によってくぼみを形成するシート1
0と、くぼみを形成しないシート10と区別して搬送経
路を切換えて導く経路切換装置14とを含んで構成され
る。厚さの厚いシートや、硬質なシートは光センサ装置
13によって検出され、経路切換装置14によって搬送
経路が切換えられ、排出容器28内に排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝票などのシートの搬
送性を検出する検出装置およびそれを用いるシートの仕
分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伝票などのシートを搬送しながらその厚
さや硬さなどを検出し、規定外のものを選別排除した
後、区分情報に基づき仕分け収納するシートの仕分け装
置は従来から知られている。
【0003】たとえば、特公昭55−33393号公報
には、シートの搬送路に設けられた厚さ選別部や、硬さ
選別部などによって規定外のものを選別排除した後、各
集積部に区分け収納するシートの自動仕分け装置が開示
されている。前記厚さ選別部は、相互に直交して走行す
る上下一対の搬送ベルトの間隙にシートを通過させて間
隙よりも厚さの厚い規定外のシートを排除し、規定内の
シートだけを搬送するように構成されている。
【0004】図23は、従来技術による硬さ選別部の簡
略化された構成を示す側面図である。前記硬さ選別部1
は、一対の回転体2および3間に張架された孔あきベル
ト4と、孔あきベルト4の孔を通してその前面に負圧を
発生させる真空チャンバ5とを含んで構成される。真空
チャンバ5の前面には、屈曲部6が形成されている。硬
さ選別部において、軟質なシートは、真空吸着力によっ
て孔あきベルト4に吸着され、屈曲部6に沿って矢符8
方向に吸着搬送される。しかしながら、硬質なシート
は、孔あきベルト4に吸着されないので、真っすぐな分
岐通路7に沿って矢符9方向に搬送される。このため、
硬質なシートは軟質なシートと選別され、排除される。
このように従来技術によれば、搬送性の悪い規定外のも
のが選別排除された後、シートが各集積部に搬送される
ので、搬送部の分岐部や折り曲げ部でシートが詰まった
り、破れたりする恐れがない。
【0005】一方、一般にシートを収納する集積部にお
いては、シートは特別な整列部材を用いることなく、順
次収納箱に送り込まれ、積み重ねられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来技
術によるシート仕分け装置の選別部においては、規定外
シートの選別排除が確実に行われるので、シートは後続
する搬送路の折り曲げ部においても、スムーズに搬送さ
れる。しかしながら、従来技術によるシート仕分け装置
の選別部においては、搬送性が正確、かつ確実に検出さ
れないので、搬送性の悪い規定外の厚さや硬さを有する
シートばかりでなく、規定内のシートも過剰に検出され
て選別排除される恐れがある。
【0007】すなわち、前記厚さ選別部では、搬送性ベ
ルトの間隙を通過させる方式であるので、たとえばシー
トが折れて山形になっている場合には、搬送性の良好な
厚みが薄いシートでも選別排除される恐れがある。ま
た、前記硬さ選別部では、吸着力の小さい真空チャンバ
方式が用いられているので、後続する搬送路の折り曲げ
部を搬送可能なシートでも、吸着搬送されずに選別排除
される恐れがある。さらに、従来技術によるシート仕分
け装置の選別部は、厚さ選別部と硬さ選別部とを両方設
ける必要がある。
【0008】一方、前述のようにシートを収納する集積
部においては、シートは特別な整列部材を用いることな
く、順次収納箱に送り込まれるので、積み重なっていく
際にシートが回転して裏返しになったり、折れ曲がった
りする恐れがある。
【0009】本発明の目的は、前記問題点を解決して、
伝票などのシートの搬送性を正確、かつ確実に検出し
て、搬送性の悪いシートを搬送経路から排除するととも
に、シートを収納箱に表裏を揃えて確実に収納すること
のできるシートの検出装置およびそれを用いるシートの
仕分け装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを搬送
する搬送手段であって、搬送経路の途中が搬送方向に垂
直にくぼんでまたは隆起して形成される搬送手段と、搬
送手段によって搬送されるシートを前記くぼみに弾発的
に押付ける押付手段と、押付手段による押付状態を検出
する検出手段と、検出手段の出力に応答し、押付手段が
シートを前記くぼみに押付けなかったとき、その搬送さ
れたシートと、押付手段がシートを前記くぼみに押付け
たときにおけるシートとを区別して導く切換手段とを含
むことを特徴とするシートの検出装置である。 また、本発明の前記搬送手段は、一対の無端状ベルトの
各張架部分が対向して配置され、それらの張架部分の間
にシートを挟持して搬送する構成を有し、その張架部分
の途中にその張架部分の一方には、走行方向に垂直な厚
み方向の凹所が形成される搬送手段であり、他方の張架
部分を前記凹所に向けて押付部材がばねのばね力によっ
て押付けることを特徴とする。 さらに、本発明の前記押付手段は、前記他方のベルトの
張架部分の前記一方の張架部分と反対側の張架部分に接
触して回転するプーリと、プーリを前記他方の張架部分
の幅方向に平行な回転軸線のまわりに回転自在に支持
し、その回転軸線に平行な揺動軸線のまわりに揺動可能
に設けられる揺動レバーと、揺動レバーに、プーリが前
記他方の張架部分に向けてばね力を与えられるように弾
発力を与えるばねとを含むことを特徴とする。 また、本発明の前記検出手段は、揺動レバーに固定さ
れ、プーリがシートを介して凹所寄りに角変位した第1
状態と、シートを介して凹所から離間した第2状態とに
対応して光経路に出入りする遮光部材と、光経路に光を
発生する発光素子と、光経路を介して発光素子からの光
を受ける受光素子とを含むことを特徴とする。また本発
明は、シートの検出装置であって、シートを搬送する搬
送手段であって、搬送経路の途中が搬送方向に垂直にく
ぼんでまたは隆起して形成される搬送手段と、搬送手段
によって搬送されるシートを前記くぼみに弾発的に押付
ける押付手段と、押付手段による押付状態を検出する検
出手段と、検出手段の出力に応答し、押付手段がシート
を前記くぼみに押付けなかったとき、その搬送されたシ
ートと、押付手段がシートを前記くぼみに押付けたとき
におけるシートとを区別して導く切換手段とを備えるシ
ートの検出装置と、シートを収納すべき収納箱に振り分
ける振り分け手段と、シートを収納箱に表裏を揃えて積
み重ねて収納するシートの収納装置とを含むことを特徴
とするシートの仕分け装置である。 また、本発明の前記搬送手段は、一対の無端状ベルトの
各張架部分が対向して配置され、それらの張架部分の間
にシートを挟持して搬送する構成を有し、その張架部分
の途中にその張架部分の一方には、走行方向に垂直な厚
み方向の凹所が形成される搬送手段であり、他方の張架
部分を前記凹所に向けて押付部材がばねのばね力によっ
て押付けることを特徴とする。 また、本発明の前記押付手段は、前記他方のベルトの張
架部分の前記一方の張架部分と反対側の張架部分に接触
して回転するプーリと、プーリを前記他方の張架部分の
幅方向に平行な回転軸線のまわりに回転自在に支持し、
その回転軸線に平行な揺動軸線のまわりに揺動可能に設
けられる揺動レバーと、揺動レバーに、プーリが前記他
方の張架部分に向けてばね力を与えられるように弾発力
を与えるばねとを含むことを特徴とする。 また、本発明の前記検出手段は、揺動レバーに固定さ
れ、プーリがシートを介して凹所寄りに角変位した第1
状態と、シートを介して凹所から離間した第2状態とに
対応して光経路に出入りする遮光部材と、光経路に光を
発生する発光素子と、光経路を介して発光素子からの光
を受ける受光素子とを含むことを特徴とする。 また、本発明の前記シートの収納装置は、上方に開口
した収納空間を有する収納箱と、収納箱の一端部上方か
ら搬送導入方向の上流側から下流側になるにつれて低く
傾斜し、導入方向の一側方に配置される整列部材とを含
むことを特徴とする。 また、本発明の前記整列部材は、収納箱の側壁に設けら
れ、搬送導入方向の上流側から下流側になるにつれて低
く傾斜しているシート案内突起であることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明に従えば、シートの検出装置は、搬送経
路の途中がくぼんでまたは隆起して形成されるシートを
搬送する搬送手段と、シートをくぼみに弾発的に押付け
る押付手段と、押付手段による押付状態を検出する検出
手段と、検出手段の出力に応答してシートの搬送経路を
切換えて導く切換手段とを含んで構成される。軟質なシ
ートは、押付手段の押付力によって搬送経路とともに変
形してくぼみを形成するけれども、厚さの厚いシートや
硬質なシートは変形しない。これによって、シート検出
装置は、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質なシート
を押付状態を介して検出し、搬送経路を切換えて排除す
ることができる。このため、後続する搬送経路の折り曲
げ部においてシートが詰まったり、破損したりする恐れ
がなくなり、シートの搬送性が大幅に向上する。
【0012】また本発明に従えば、搬送手段は、一対の
無端状ベルトの各張架部分が対向して配置され、それら
の張架部分の間にシートを挟持して搬送する構成を有し
ているので、搬送手段はシートを確実に搬送することが
できる。また、一対の無端状ベルトの一方の張架部分に
は、他方の張架部分からのばね押し付け力によって凹所
が形成されるように構成されている。これによって、軟
質なシートは、無端状ベルトの張架部分とともに変形し
て凹所を形成するので、凹所において変形しない厚さの
厚いシートや、硬質なシートと区別することができる。
このため、搬送手段は、シートの搬送性を検出する検出
手段の検出力を高めることができる。
【0013】また本発明に従えば、押付手段は、無端状
ベルトの他方の張架部分に接触して回転するプーリと、
プーリを回転軸線まわりに回転自在に支持し、その回転
軸線に平行な揺動軸線まわりに揺動可能に設けられる揺
動レバーと、揺動レバーに弾発力を与えるばねとを含
む。またばねは、プーリを介して無端状ベルトの他方の
張架部分にばね力を付与することができる。これによっ
て、軟質なシートは、プーリを介して付与されるばね力
によって無端状ベルトの張架部分とともに変形して凹所
を形成するので、凹所において変形しない厚さの厚いシ
ートや、硬質なシートと区別することができる。このた
め、押し付け手段は、シートの搬送性を検出する検出手
段の検出力を高めることができる。
【0014】また本発明に従えば、検出手段は揺動レバ
ーに固定され、プーリがシートを介して凹所寄りに角変
位した状態と、シートを介して凹所から離間した状態と
に対応して光経路に出入りする遮光部材と、発光素子
と、受光素子とを含む。これによって、ばね力によって
変形して凹所を形成する軟質なシートと、ばね力によっ
て変形しない厚さの厚いシートや硬質なシートとが光経
路の遮光状態と、入光状態とで明確に区別される。この
ため、検出手段は、シートの搬送性を正確、かつ確実に
検出することができる。
【0015】また本発明に従えば、シートの仕分け装置
は、シートの検出装置と、シートを収納すべき収納箱に
振り分ける振り分け手段と、シートを収納箱に表裏を揃
えて積み重ねて収納するシートの収納装置とを含んで構
成される。これによって、搬送性の悪い厚さの厚いシー
トや硬質のシートが搬送経路から排除された後、搬送性
の良好なシートが収納すべき収納箱に表裏を揃えて積み
重ねられて収納されるので、シートの仕分け装置のトラ
ブルによる休止時間が大幅に低減され、シートの仕分け
装置の稼働率が大幅に向上する。
【0016】また本発明に従えば、シートの収納装置
は、収納箱と、整列部材とを含み、整列部材はシート導
入方向の一側方に配置され、シート導入方向の上流側か
ら下流側になるにつれて低く傾斜している。これによっ
て、シートは、整列部材に案内されて収納箱内に積み重
ねられるので、積み重なっていく際にシートが回転して
裏返しになったり、折れ曲がったりする恐れがない。
【0017】また本発明に従えば、整列部材は、収納箱
の側壁に設けられるシート案内突起であってもよい。こ
れによって、整列部材の設置を極めて容易に行うことが
できる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるシート検出
装置の簡略化された構成を示す側面図である。シート検
出装置20は、シート10を搬送する搬送手段であっ
て、搬送経路の途中が搬送方向に垂直にくぼんでまたは
隆起して形成される搬送装置11と、シート10をくぼ
みに弾発的に押付ける押付手段であるばね力付与装置1
2と、ばね力付与装置12による押付け状態を検出する
検出手段である光センサ装置13と、光センサ装置13
の出力に応答してばね力付与装置12のばね押付力によ
ってくぼみを形成するシート10と、くぼみを形成しな
いシート10とを区別して搬送経路を切換えて導く切換
手段である経路切換装置14とを含んで構成される。
【0019】前記搬送装置11は、プーリA〜An
張架され、駆動モータ15によって駆動される第1搬送
ベルト17と、第1搬送ベルト17の下部に対向して配
置され、プーリB1〜Bnに張架され、駆動モータ16に
よって駆動される第2搬送ベルト18と、シート10の
搬送方向上流側において第1搬送ベルト17の上部に対
向して配置され、プーリC1〜C6に張架され、第1搬送
ベルト17に追従して駆動される第3搬送ベルト19
と、第3搬送ベルト19の下流側に間隔をおいて第1搬
送ベルト17の上部に対向して配置され、プーリD1
7に張架され、第1搬送ベルト17に追従して駆動さ
れる第4搬送ベルト95とによって構成される。第1〜
第4搬送ベルト17,18,19,95は、いずれも歯
付無端状ベルトであり、各プーリはいずれも歯付プーリ
である。
【0020】シート検出装置20に供給された伝票など
のシート10は、第1搬送ベルト17と第3搬送ベルト
19の間に挟持されて搬送された後、引続き第1搬送ベ
ルト17と第4搬送ベルト95の間に挟持されて矢符3
0方向に搬送され、経路切換装置14を経て、後続配置
されているシート10の収納箱23に送られる。なお収
納箱23は、同一構成の収納箱が多数配列されているけ
れども、本実施例ではこれらの収納箱を総称して参照符
号23で表す。また、ばね力付与装置12のばね押付力
によってくぼみを形成しないシート10、たとえば、厚
さの厚いシートや硬質なシートは、光センサ装置13に
よって検出され、経路切換装置14によって搬送経路が
切換えられ、排出容器28内に排除される。このため、
後続する搬送経路の折り曲げ部において、シート10は
詰まったり、破損したりする恐れがなくなり、シート1
0の搬送性が大幅に向上する。
【0021】また前記第3搬送ベルト19には、摩擦力
を利用して第3搬送ベルト19を第1搬送ベルト17に
追従して駆動させるために、第1押付力付与装置96が
設けられており、前記第4搬送ベルト95には、同様の
目的でシート10の搬送方向上流側から第2押付力付与
装置97、第3押付力付与装置98、第4押付力付与装
置99が設けられている。第1〜第4押付力付与装置9
6〜99の基本構成は、後述するばね力付与装置12と
同一である。なお本実施例では、第3搬送ベルト19お
よび第4搬送ベルト95は、追従駆動されるように構成
されているけれども、駆動モータによって駆動されるよ
うに構成してもよい。
【0022】図2は、本発明の一実施例であるシート仕
分け装置の外観を示す斜視図である。シート仕分け装置
21は、前記シート検出装置20と、バーコードなど区
分情報を読取る読取り装置22と、シート10を収納す
べき収納箱23に振り分ける振り分け手段である振り分
け装置24と、シート10を収納箱23に表裏を揃えて
積み重ねて収納するシート収納装置25とを含んで構成
される。シート仕分け装置21の収納箱23の個数は、
たとえば190個である。シート10は、バーコードな
ど区分情報記載面を上面にしてシュート27より供給さ
れる。図1に示すように、シート検出装置20の第3搬
送ベルト19と第4搬送ベルト95の間には、読取り部
29が設けられている。読取り部29においては、第1
搬送ベルト17の上部に搬送ベルトが配設されていない
ので、シート10に記載されている区分情報は、その位
置において読取り装置22によって容易に読取られる。
シート仕分け装置21の運転は、操作盤26によって行
われる。
【0023】図3は図1に示すシート検出装置のシート
搬送方向上流側における搬送装置、ばね力付与装置およ
び光センサ装置の簡略化された構成を示す側面図であ
り、図4は光センサの簡略化された構成を示す平面図で
ある。図3には、軟質シート搬送時の状況が示されてい
る。
【0024】前記搬送装置11は、第1搬送ベルト17
および第3搬送ベルト19の各張架部分が対向して配置
され、それら一対の張架部分の間にシート10を挟持し
て搬送する構成を有している。また、第1搬送ベルト1
7の搬送経路は、シート10の搬送方向上流側において
プーリA1〜A5によって形成されている。プーリA1
5 は、シート10の搬送方向上流側からA1,A2,A
5,A3,A4 の順序に配設されている。プーリA1〜A4
は、第1搬送ベルト17の張架状態において第1搬送ベ
ルト17に当接して回転する。しかしながら、プーリA
5 は、他のプーリA1〜A4よりも第1搬送ベルト17か
ら離れた位置に設けられているので、第1搬送ベルト1
7の張架状態においては、第1搬送ベルト17に当接す
ることができない。このため、第3搬送ベルト19のプ
ーリA5 と対向する位置にばね力付与装置12のばね押
付力を付与すれば、第1搬送ベルト17には凹所が形成
される。なお、歯付プーリA3 の側面には案内部材50
が設けられており、シート10の搬送安定性の向上を図
っている。
【0025】前記ばね力付与装置12は、第3搬送ベル
ト19のシート10との接触面とは反対側の張架部分に
接触して回転するプーリC3と、プーリC3を回転軸線ま
わりに回転自在に一端部において支持し、その回転軸線
に平行な揺動軸線を有する揺動軸36のまわりに揺動可
能に設けられる揺動レバー37と、揺動レバー37に弾
発力を与えるばね38と、揺動軸36に回転自在に指示
されるプーリC2 とを含む。ばね38はコイルばねであ
り、その一端部は揺動レバー37の他端部に固定されて
おり、その他端部は係止片39に固定されている。これ
によって、ばね38は、プーリC3 を介して第3搬送ベ
ルト19にばね押付力を付与することができるので、シ
ート10が軟質な場合には、図3に示すように第1搬送
ベルト17に凹所が形成される。
【0026】また前記ばね力付与装置12の下流側に
は、前記第1押付力付与装置96が設けられている。第
1押付力付与装置96は、ばね力付与装置12と同一の
基本構成を有しており、第3搬送ベルト19のシート1
0との接触面とは反対側の張架部分に接触して回転する
プーリC5 と、揺動レバー100と揺動軸101と、揺
動レバー100に弾発力を与えるばね102と、ばね1
02の一端部を固定する係止片103と、プーリC4
を含む。ばね102は、梃子の原理によりプーリC5
介して第3搬送ベルト19に押付力を付与することがで
きるので、第3搬送ベルト19は第1搬送ベルト17に
押し付けられ、第1搬送ベルト17に追従して駆動され
る。なお前記ばね力付与装置12のばね押付力も同様の
効果を有しており、第3搬送ベルト19を第1搬送ベル
ト17に追従して駆動させる。
【0027】前記光センサ装置13は、揺動レバー37
に固定され、光経路に出入りする遮光部材である遮光板
40と、光センサ41とを含む。遮光板40は、矩形断
面を有する短冊状板材であり、プーリC3 がシート10
を介して凹所寄りに角変位した第1状態と、シート10
を介して凹所から離間した第2状態とに対応して光経路
に、仮想線104で示すように矢符48方向またはその
反対方向に出入りすることができる。図3は、光経路に
遮光板40が介在しない入光状態を示している。
【0028】光センサ41は、透過型光センサであり、
図4に示すように光経路に光を発生する発光素子42
と、光経路を介して発光素子42からの光を受ける受光
素子43とを含む。発光素子42は、たとえばGaAs
赤外発光ダイオードであり、ピーク発光波長は940n
mである。受光素子43は、たとえばSiフォトトラン
ジスタであり、最大感度波長は850nmである。光セ
ンサ41は、光経路の遮光状態と入光状態とに対応し
て、出力信号を端子44から出力することができ、それ
に応じて表示灯45を点灯することができる。また、光
センサ41は、取付孔46を介して係止片47に固定さ
れる。なお、歯付プーリA5とA3との中間には、反射型
光センサ49が設けられており、反射型光センサ49が
シート10を検出している間、透過型光センサ41によ
る検出が行われる。
【0029】図5は、シート検出装置20における厚み
の厚いシートや硬質シートの搬送時の状況を示す側面図
である。厚みの厚いシートや硬質シートは、ばね力付与
装置12によるばね押付力によっても変形しないので、
第1搬送ベルト17には凹所が形成されない。この状態
は、プーリC3 がシート10を介して凹所から離間した
前記第2状態に該当するので、光センサ装置13の遮光
板40は、光センサ41の光経路を遮光する。このた
め、光センサ41は、搬送性の悪い厚みの厚いシートや
硬質シートを検出したことを示す検出信号を出力する。
【0030】図6は図1に示すシート検出装置の経路切
換装置の簡略化された構成を示す平面図であり、図7は
図6に示す経路切換装置の側面図である。経路切換装置
14は、シート10の搬送経路を切換える切換部材55
と、切換部材55に一端部が固定され、軸線まわりに角
変位可能な軸56と、軸56の他端部に固定されるレバ
ー57と、レバー57の一端部に設けられ、軸56を軸
線まわりに角変位させるソレノイド58およびその昇降
軸59と、レバー57の他端部に固定されるコイルばね
60とを含む。切換部材55は、先端部が先細状の板状
部材であり、幅中央部には切欠105が形成されてい
る。軸56は、軸受61,62によって角変位自在に支
持されており、その他端部はレバー57の略中央部コイ
ルばね60寄りに固定されている。また、レバー57の
一端部とソレノイド58の昇降軸59とは、レバー57
の一端部に設けられている切欠き溝63を介してレバー
57の長手方向にスライド可能にピン64によってピン
止めされている。ソレノイド58は、前記光センサ41
からの出力信号に応答して、昇降軸59を昇降させる。
ソレノイド58の昇降軸59の昇降は、レバー57およ
び軸56を介して切換部材55を角変位させるので、シ
ート10の搬送経路が自在に切換えられる。
【0031】図8はシート検出装置の経路切換装置にお
ける軟質シート搬送時の状況を示す側面図であり、図9
はシート検出装置の経路切換装置における厚さの厚いシ
ートや硬質シート搬送時の状況を示す側面図である。軟
質シート搬送時には、前記ばね力付与装置12は、プー
リC3 がシート10を介して凹所寄りに角変位した前記
第1状態を呈するので、光センサ41は図3に示すよう
に光経路に遮光板が介在しない入光状態となる。ソレノ
イド58は、入光状態を示す光センサ41からの出力に
応答して昇降軸59を下降させるので、切換部材55
は、第1搬送ベルト17から離れるように角変位する。
これによって、シート10は、図8に示すように、第1
搬送ベルト17と切換部材55とによって形成される搬
送経路65を矢符66方向に搬送される。厚さの厚いシ
ートや硬質シート搬送時には、前記ばね力付与装置12
は、プーリC3 がシート10を介して凹所から離間した
前記第2状態を呈するので、光センサ41は図5に示す
ように光経路に遮光板が介在する遮光状態となる。ソレ
ノイド58は、遮光状態を示す光センサ41からの出力
信号に応答して昇降軸59を上昇させるので、切換部材
55は第1搬送ベルト17に近接するように角変位す
る。これによって、シート10は図9に示すように、切
換部材55と案内部材67とによって形成される搬送経
路68を矢符69方向に搬送され、排出容器28内に排
除される。
【0032】また前記経路切換装置14の上流側には、
前記第4押付力付与装置99が設けられている。第4押
付力付与装置99は、前記第1押付力付与装置96と全
く同一の構成を有しており、第4搬送ベルト95のシー
ト10との接触面とは反対側の張架部分に接触して回転
するプーリD4 と、揺動レバー106と、揺動軸107
と、ばね108と、係止片109と、プーリD5 とを含
む。ばね108は梃子の原理によりプーリD4 を介して
第4搬送ベルト95に押付力を付与することができるの
で、第4搬送ベルト95は第1搬送ベルト17に押し付
けられ、第1搬送ベルト17に追従して駆動される。
【0033】図10は、シート検出装置の電気的構成を
示すブロック図である。シート検出装置20において
は、光センサ41からの出力信号が処理装置70に入力
され、それが遮光状態を示す場合には、シート10が経
路切換装置14に到達するタイミングで経路を切換える
ように、処理装置70から経路切換装置14に出力信号
が与えられる。これによって、搬送性が悪い厚さの厚い
シートや硬質シートは、図9に示すように排出容器28
内に排除される。
【0034】図11は、シート検出装置の動作を示すフ
ローチャートである。ステップs1では、シート検出装
置20の運転準備を行った後、シート10の搬送が開始
される。開始に際しては、経路切換装置14は、シート
10が後続する収納箱23に搬送されるように、図8に
示す状態にセットされる。ステップs2では、光センサ
が遮光状態か否かが判定される。光センサが遮光状態で
ある場合には、シート10が搬送性の悪い厚さの厚いシ
ートや硬質シートであるので、ステップs3において搬
送経路が切換えられる。搬送経路の切換えは、シート1
0が経路切換装置14に到達する一定時間後に行われ、
搬送経路が図9に示す状態に形成され、シート10が排
出容器28内に排除される。ステップs4では、経路切
換装置14によって搬送経路の再切換えが行われ、搬送
経路は図8に示す初期状態に復帰する。ステップs5で
は、シート検出装置20の動作が終了する。一方、ステ
ップs2において、光センサ41が遮光状態でなく入光
状態である場合には、シート10は搬送性の良好な軟質
シートであるので、搬送経路が初期状態のまま保持さ
れ、ステップs5に進み、シート検出装置20の動作が
終了する。
【0035】以上述べたように、本実施例によるシート
検出装置20は、シート10の搬送性を正確、かつ確実
に検出して、搬送性の悪いシート10を搬送経路から確
実に排除することができる。このため、後続する搬送経
路の折り曲げ部においてシート10が詰まったり破損し
たりする恐れがなくなる。
【0036】図12は、シート仕分け装置の読取り部の
簡略化された構成を示す斜視図である。読取り部29に
おいては、前述のように第1搬送ベルト17の上方に搬
送ベルトが配設されていない。このため、シート10の
上方に記載されている区分情報は、読取り部29の上方
に配設された前記読取り装置22によって容易に、かつ
確実に読取られる。また、読取り部29においては、シ
ート10は幅方向4本の第1搬送ベルト17で支持され
ており、読取り時に必要なシート10の平坦性が確保さ
れている。なお第1搬送ベルト17の本数は1本でもよ
い。
【0037】図13は、シート検出装置の下部搬送部の
簡略化された構成を示す斜視図である。シート検出装置
20の下部搬送部71は、第1搬送ベルト17および第
2搬送ベルト18の各張架部分が対向して配置されてい
る。第1搬送ベルト17および第2搬送ベルト18は、
ゴム製の歯付無端状ベルトであり、シート10はそれら
の張架部分の間に挟持されて搬送される。下部搬送部7
1には、反射型光センサ72が設けられており、シート
10の搬送状況がチェックされている。
【0038】図14はシート振り分け装置の簡略化され
た構成を示す斜視図であり、図15はシート振り分け装
置の作動状況を示す側面図である。また、図15(1)
は、シートを収納箱に収納している状況を、図15
(2)はシートを後続する収納箱に搬送している状況を
示している。シート振り分け装置24は、前記経路切換
装置14と全く同一の構成を有している。ソレノイド7
5は、前記読取り装置22によって読取られたシート1
0の区分情報に基づき、シート10が収納すべき収納箱
23に到達するタイミングで昇降軸76を下降させる。
ソレノイド75の昇降軸76の下降は、レバー77およ
び軸78を介して振り分け部材79を搬送ベルト80に
近接するように角変位させる。これによって、搬送経路
が図15の(1)に示すように振り分け部材79と収納
箱23の間に形成されるので、搬送ベルト80と搬送ベ
ルト111の間に挟持されて送られてくるシート10は
収納すべき収納箱23内に収納される。
【0039】一方、シート10を後続する収納箱23に
搬送させる場合には、ソレノイド75は昇降軸76を上
昇させる。ソレノイド75の昇降軸76の上昇は、レバ
ー77および軸78を介して振り分け部材79を搬送ベ
ルト80から離れるように角変位させる。これによっ
て、搬送経路が図15(2)に示すように、振り分け部
材79と搬送ベルト80の間に形成されるので、シート
10は搬送ベルト80と搬送ベルト112の間に挟持さ
れて後続する収納箱23に搬送される。なお搬送ベルト
80,111,112は、プーリE1〜En,F1〜Fn
張架されており、搬送ベルト112の下部には、シート
10の巻き込みを防止するために保護カバー113が設
けられている。
【0040】図16は図2に示すシート収納装置の簡略
化された構成を示す平面図であり、図17は図16に示
すシート収納装置の正面図であり、図18は図17に示
すシート収納装置の切断面線XVIII−XVIIIか
ら見た側面断面図である。図16および図18では、図
解の便宜のために前記搬送ベルト80,112を省略し
ている。前記シート収納装置25は、上方に開口した収
納空間を有する収納箱23と、シート10の導入方向の
一側方に配置される整列部材であるシート案内板84と
を含む。収納箱23は、底部81と、底部81に垂直に
立設された一対の短辺側側壁82,82aおよび一方の
長辺側側壁83とにより形成されており、他方の長辺側
側壁は収納されたシート10を取出すために設けられて
いない。また、一方の長辺側側壁83は、シート10の
搬送方向に平行に配設されている。シート案内板84
は、収納箱23の底部81に対して垂直に立設されてお
り、前記一方の長辺側側壁83に対して平行に配設され
ている。またシート案内板84の上端部85は、収納箱
23の一方の短辺側側壁82の上方からシート10の導
入方向の上流側から下流側になるにつれて低く傾斜して
いる。
【0041】収納箱23に搬送導入されるシート10
は、その幅方向一端部をシート案内板84の上端部85
に乗載した状態で、尾端部10aを高くして矢符86方
向に滑降してくる。滑降中、シート10の重心は、その
幅方向他端部寄りにあるので、図18に示すように、シ
ート10はシート案内板84の上端部85を支点として
その他端部側から収納箱23の底部81上に落下してゆ
く。このため、シート10は、回転して裏返しになった
り、折れ曲がったりすることなく、表裏を揃えて積み重
ねられる。また、収納箱23がシート10で一杯になる
と、アクチュエータ87が検知し、リミットスイッチ8
8が作動し、満杯ランプ89が点灯する。
【0042】図19は本発明の他の実施例であるシート
収納装置の簡略化された構成を示す正面図であり、図2
0は図19に示すシート収納装置の切断面線XX−XX
から見た側面断面図である。図20では、図解の便宜の
為に前記搬送ベルト80,112を省略している。また
図16〜図18と対応する部分には、同一の参照符号を
付す。シート収納装置90は、収納箱23と、シート1
0の導入方向の一側方に配置される整列部材であるシー
ト案内突起91とを含む。シート案内突起91は、収納
箱23の一方の長辺側側壁83に設けられており、それ
は収納箱23の一方の短側側壁82の上方からシート1
0の導入方向の上流側から下流側になるにつれて低く傾
斜している。シート収納装置90のシート10に対する
作用効果は、前記シート収納装置25の場合と同様であ
り、前述のようにシート10は、回転して裏返しになっ
たり、折れ曲がったりすることなく、表裏を揃えて積み
重ねられる。シート収納装置90のシート案内突起91
は、前記シート収納装置25のシート案内板84と比べ
て容易に設置することができる。なお、シート案内突起
91に代わって線材を用いてもよい。
【0043】図21は本発明のさらに他の実施例である
シート仕分け装置の簡略化された構成を示す正面図であ
り、図22は図21に示すシート仕分け装置の平面図で
ある。図2と対応する部分には、同一の参照符号を付
す。シート仕分け装置92は、前記シート仕分け装置2
1と同一の基本構成を有している。シート仕分け装置9
2の収納箱23の個数は、たとえば前記シート仕分け装
置21よりも少ない70個である。このように、収納箱
23の個数は、設置条件に応じて自在に設定することが
できる。
【0044】なお、搬送性の悪いシートおよび搬送でき
ないシートの検出方法として、距離センサによって厚さ
を検出する方法や金属探知センサによって金属を探知
し、排除する方法などを適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート検
出装置は、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質のシー
トを押付け状態を介して検出し、搬送経路を切換えて搬
送経路から排除することができる、これによって、後続
する搬送経路の折り曲げ部において、シートが詰まった
り、破損したりする恐れがなくなり、シートの搬送性が
大幅に向上する。また、厚さの厚いシートと、硬質なシ
ートとが1つの検出装置によって検出されるので、従来
技術のように、厚さと硬さを別々の検出装置を設けて検
出する必要がない。このため、検出装置がコンパクトに
なり、省スペースを図ることができる。
【0046】また本発明によれば、搬送手段は一対の無
端状ベルトの各張架部分の間にシートを挟持して搬送す
る構成を有しているので、搬送手段はシートを確実に搬
送することができる。また、一対の無端状ベルトの一方
の張架部分には、他方の張架部分からのばね押付力によ
って凹所が形成されるように構成されているので、変形
して凹所を形成する軟質シートと、変形しない厚さの厚
いシートや硬質なシートとを区別することができる。こ
れによって、搬送手段は、シートの搬送性を検出する検
出手段の検出力を高めることができる。
【0047】また本発明によれば、押付手段のばね力に
よって軟質シートは、無端状ベルトの張架部分とともに
変形して凹所を形成するので、凹所において変形しない
厚さの厚いシートや、硬質のシートと区別することがで
きる。このため、押付手段はシートの搬送性を検出する
検出手段の検出力を高めることができる。
【0048】また本発明によれば、軟質なシートと厚さ
の厚いシートや硬質なシートとは、検出手段の光経路の
遮光状態と入光状態とで明確に区別されるので、検出手
段はシートの搬送性を正確、かつ確実に検出することが
できる。
【0049】また本発明によれば、シート仕分け装置に
おいては、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質なシー
トが搬送経路から排除された後、搬送性の良好なシート
が収納すべき収納箱に表裏を揃えて積み重ねられて収納
されるので、シート仕分け装置のトラブルによる休止時
間が大幅に低減され、シート仕分け装置の稼働率が大幅
に向上する。
【0050】また本発明によれば、シート収納装置にお
いては、シートは整列部材に案内されて収納箱内に積み
重ねられるので、積み重なっていく際にシートが回転し
て裏返しになったり、折れ曲がったりする恐れがない。
このため、手作業による修正作業が不要になるので、シ
ートの仕分け作業の能率が大幅に向上する。
【0051】また本発明によれば、整列部材は、収納箱
の側壁に設けられるシート案内突起であってもよい。こ
れによって、整列部材の設置を極めて容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるシート検出装置の簡略
化された構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例であるシート仕分け装置の外
観を示す斜視図である。
【図3】図1に示すシート検出装置のシート搬送方向上
流側における搬送装置、ばね力付与装置および光センサ
装置の簡略化された構成を示す側面図である。
【図4】光センサの簡略化された構成を示す平面図であ
る。
【図5】シート検出装置における厚みの厚いシートや、
硬質シートの搬送時の状況を示す側面図である。
【図6】図1に示すシート検出装置の経路切換装置の簡
略化された構成を示す平面図である。
【図7】図6に示す経路切換装置の側面図である。
【図8】シート検出装置の経路切換装置における軟質シ
ート搬送時の状況を示す側面図である。
【図9】シート検出装置の経路切換装置における厚さの
厚いシートや硬質シート搬送時の状況を示す側面図であ
る。
【図10】シート検出装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図11】シート検出装置の動作を示すフローチャート
である。
【図12】シート仕分け装置の読取り部の簡略化された
構成を示す斜視図である。
【図13】シート検出装置の下部搬送部の簡略化された
構成を示す斜視図である。
【図14】シート振り分け装置の簡略化された構成を示
す斜視図である。
【図15】シート振り分け装置の作動状況を示す側面図
である。
【図16】図2に示すシート収納装置の簡略化された構
成を示す平面図である。
【図17】図16に示すシート収納装置の正面図であ
る。
【図18】図17に示すシート収納装置の切断面XVI
II−XVIIIから見た側面断面図である。
【図19】本発明の他の実施例であるシート収納装置の
簡略化された構成を示す正面図である。
【図20】図19に示すシート収納装置の切断面線XX
−XXから見た側面断面図である。
【図21】本発明のさらに他の実施例であるシート仕分
け装置の簡略化された構成を示す正面図である。
【図22】図20に示すシート仕分け装置の平面図であ
る。
【図23】従来技術による硬さ選別部の簡略化された構
成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 硬さ選別部 4 孔あきベルト 5 真空チャンバ 6 屈曲部 10 シート 11 搬送装置 12 ばね力付与装置 13 光センサ装置 14 経路切換装置 17 第1搬送ベルト 18 第2搬送ベルト 19 第3搬送ベルト 20 シート検出装置 21,92 シート仕分け装置 22 読取り装置 23 収納箱 24 シート振り分け装置 25,90 シート収納装置 27 シュート 28 排出容器 29 読取り部 36,101,107 揺動軸 37,100,106 揺動レバー 38,102,108 ばね 40 遮光板 41 光センサ 50,67 案内部材 55 切換部材 58 ソレノイド 79 振り分け部材 80,111,112 搬送ベルト 84 シート案内板 91 シート案内突起 95 第4搬送ベルト 96 第1押付力付与装置 97 第2押付力付与装置 98 第3押付力付与装置 99 第4押付力付与装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する搬送手段であって、搬
    送経路の途中が搬送方向に垂直にくぼんでまたは隆起し
    て形成される搬送手段と、 搬送手段によって搬送されるシートを前記くぼみに弾発
    的に押付ける押付手段と、 押付手段による押付状態を検出する検出手段と、 検出手段の出力に応答し、押付手段がシートを前記くぼ
    みに押付けなかったとき、その搬送されたシートと、押
    付手段がシートを前記くぼみに押付けたときにおけるシ
    ートとを区別して導く切換手段とを含むことを特徴とす
    るシートの検出装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、 一対の無端状ベルトの各張架部分が対向して配置され、
    それらの張架部分の間にシートを挟持して搬送する構成
    を有し、その張架部分の途中にその張架部分の一方に
    は、走行方向に垂直な厚み方向の凹所が形成される搬送
    手段であり、 他方の張架部分を前記凹所に向けて押付部材がばねのば
    ね力によって押付けることを特徴とする請求項1記載の
    シートの検出装置。
  3. 【請求項3】 前記押付手段は、 前記他方のベルトの張架部分の前記一方の張架部分と反
    対側の張架部分に接触して回転するプーリと、 プーリを前記他方の張架部分の幅方向に平行な回転軸線
    のまわりに回転自在に支持し、その回転軸線に平行な揺
    動軸線のまわりに揺動可能に設けられる揺動レバーと、 揺動レバーに、プーリが前記他方の張架部分に向けてば
    ね力を与えられるように弾発力を与えるばねとを含むこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のシートの検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、 揺動レバーに固定され、プーリがシートを介して凹所寄
    りに角変位した第1状態と、シートを介して凹所から離
    間した第2状態とに対応して光経路に出入りする遮光部
    材と、 光経路に光を発生する発光素子と、 光経路を介して発光素子からの光を受ける受光素子とを
    含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    シートの検出装置。
  5. 【請求項5】 シートの検出装置であって、 シートを搬送する搬送手段であって、搬送経路の途中が
    搬送方向に垂直にくぼんでまたは隆起して形成される搬
    送手段と、 搬送手段によって搬送されるシートを前記くぼみに弾発
    的に押付ける押付手段と、 押付手段による押付状態を検出する検出手段と、 検出手段の出力に応答し、押付手段がシートを前記くぼ
    みに押付けなかったとき、その搬送されたシートと、押
    付手段がシートを前記くぼみに押付けたときにおけるシ
    ートとを区別して導く切換手段とを備えるシートの検出
    装置と、 シートを収納すべき収納箱に振り分ける振り分け手段
    と、 シートを収納箱に表裏を揃えて積み重ねて収納するシー
    トの収納装置とを含むことを特徴とするシートの仕分け
    装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段は、 一対の無端状ベルトの各張架部分が対向して配置され、
    それらの張架部分の間にシートを挟持して搬送する構成
    を有し、その張架部分の途中にその張架部分の一方に
    は、走行方向に垂直な厚み方向の凹所が形成される搬送
    手段であり、 他方の張架部分を前記凹所に向けて押付部材がばねのば
    ね力によって押付けることを特徴とする請求項5記載の
    シートの仕分け装置。
  7. 【請求項7】 前記押付手段は、 前記他方のベルトの張架部分の前記一方の張架部分と反
    対側の張架部分に接触して回転するプーリと、 プーリを前記他方の張架部分の幅方向に平行な回転軸線
    のまわりに回転自在に支持し、その回転軸線に平行な揺
    動軸線のまわりに揺動可能に設けられる揺動レバーと、 揺動レバーに、プーリが前記他方の張架部分に向けてば
    ね力を与えられるように弾発力を与えるばねとを含むこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載のシートの仕分
    け装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、 揺動レバーに固定され、プーリがシートを介して凹所寄
    りに角変位した第1状態と、シートを介して凹所から離
    間した第2状態とに対応して光経路に出入りする遮光部
    材と、 光経路に光を発生する発光素子と、 光経路を介して発光素子からの光を受ける受光素子とを
    含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の
    シートの仕分け装置。
  9. 【請求項9】 前記シートの収納装置は、 上方に開口した収納空間を有する収納箱と、 収納箱の一端部上方から搬送導入方向の上流側から下流
    側になるにつれて低く傾斜し、導入方向の一側方に配置
    される整列部材とを含むことを特徴とする請求項5記載
    のシートの仕分け装置。
  10. 【請求項10】 前記整列部材は、収納箱の側壁に設け
    られ、搬送導入方向の上流側から下流側になるにつれて
    低く傾斜しているシート案内突起であることを特徴とす
    る請求項6記載のシートの仕分け装置。
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JP2804234B2 (ja) 1998-09-24

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