JP2804234B2 - シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置 - Google Patents
シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置Info
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- JP2804234B2 JP2804234B2 JP6285504A JP28550494A JP2804234B2 JP 2804234 B2 JP2804234 B2 JP 2804234B2 JP 6285504 A JP6285504 A JP 6285504A JP 28550494 A JP28550494 A JP 28550494A JP 2804234 B2 JP2804234 B2 JP 2804234B2
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- sheet
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- pulley
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝票などのシートの搬
送性を検出する検出装置およびそれを用いるシートの仕
分け装置に関する。
送性を検出する検出装置およびそれを用いるシートの仕
分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伝票などのシートを搬送しながらその厚
さや硬さなどを検出し、規定外のものを選別排除した
後、区分情報に基づき仕分け収納するシートの仕分け装
置は従来から知られている。
さや硬さなどを検出し、規定外のものを選別排除した
後、区分情報に基づき仕分け収納するシートの仕分け装
置は従来から知られている。
【0003】たとえば、特公昭55−33393号公報
には、シートの搬送路に設けられた厚さ選別部や、硬さ
選別部などによって規定外のものを選別排除した後、各
集積部に区分け収納するシートの自動仕分け装置が開示
されている。前記厚さ選別部は、相互に直交して走行す
る上下一対の搬送ベルトの間隙にシートを通過させて間
隙よりも厚さの厚い規定外のシートを排除し、規定内の
シートだけを搬送するように構成されている。
には、シートの搬送路に設けられた厚さ選別部や、硬さ
選別部などによって規定外のものを選別排除した後、各
集積部に区分け収納するシートの自動仕分け装置が開示
されている。前記厚さ選別部は、相互に直交して走行す
る上下一対の搬送ベルトの間隙にシートを通過させて間
隙よりも厚さの厚い規定外のシートを排除し、規定内の
シートだけを搬送するように構成されている。
【0004】図23は、従来技術による硬さ選別部の簡
略化された構成を示す側面図である。前記硬さ選別部1
は、一対の回転体2および3間に張架された孔あきベル
ト4と、孔あきベルト4の孔を通してその前面に負圧を
発生させる真空チャンバ5とを含んで構成される。真空
チャンバ5の前面には、屈曲部6が形成されている。硬
さ選別部において、軟質なシートは、真空吸着力によっ
て孔あきベルト4に吸着され、屈曲部6に沿って矢符8
方向に吸着搬送される。しかしながら、硬質なシート
は、孔あきベルト4に吸着されないので、真っすぐな分
岐通路7に沿って矢符9方向に搬送される。このため、
硬質なシートは軟質なシートと選別され、排除される。
このように従来技術によれば、搬送性の悪い規定外のも
のが選別排除された後、シートが各集積部に搬送される
ので、搬送部の分岐部や折り曲げ部でシートが詰まった
り、破れたりする恐れがない。
略化された構成を示す側面図である。前記硬さ選別部1
は、一対の回転体2および3間に張架された孔あきベル
ト4と、孔あきベルト4の孔を通してその前面に負圧を
発生させる真空チャンバ5とを含んで構成される。真空
チャンバ5の前面には、屈曲部6が形成されている。硬
さ選別部において、軟質なシートは、真空吸着力によっ
て孔あきベルト4に吸着され、屈曲部6に沿って矢符8
方向に吸着搬送される。しかしながら、硬質なシート
は、孔あきベルト4に吸着されないので、真っすぐな分
岐通路7に沿って矢符9方向に搬送される。このため、
硬質なシートは軟質なシートと選別され、排除される。
このように従来技術によれば、搬送性の悪い規定外のも
のが選別排除された後、シートが各集積部に搬送される
ので、搬送部の分岐部や折り曲げ部でシートが詰まった
り、破れたりする恐れがない。
【0005】一方、一般にシートを収納する集積部にお
いては、シートは特別な整列部材を用いることなく、順
次収納箱に送り込まれ、積み重ねられている。
いては、シートは特別な整列部材を用いることなく、順
次収納箱に送り込まれ、積み重ねられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来技
術によるシート仕分け装置の選別部においては、規定外
シートの選別排除が確実に行われるので、シートは後続
する搬送路の折り曲げ部においても、スムーズに搬送さ
れる。しかしながら、従来技術によるシート仕分け装置
の選別部においては、搬送性が正確、かつ確実に検出さ
れないので、搬送性の悪い規定外の厚さや硬さを有する
シートばかりでなく、規定内のシートも過剰に検出され
て選別排除される恐れがある。
術によるシート仕分け装置の選別部においては、規定外
シートの選別排除が確実に行われるので、シートは後続
する搬送路の折り曲げ部においても、スムーズに搬送さ
れる。しかしながら、従来技術によるシート仕分け装置
の選別部においては、搬送性が正確、かつ確実に検出さ
れないので、搬送性の悪い規定外の厚さや硬さを有する
シートばかりでなく、規定内のシートも過剰に検出され
て選別排除される恐れがある。
【0007】すなわち、前記厚さ選別部では、搬送性ベ
ルトの間隙を通過させる方式であるので、たとえばシー
トが折れて山形になっている場合には、搬送性の良好な
厚みが薄いシートでも選別排除される恐れがある。ま
た、前記硬さ選別部では、吸着力の小さい真空チャンバ
方式が用いられているので、後続する搬送路の折り曲げ
部を搬送可能なシートでも、吸着搬送されずに選別排除
される恐れがある。さらに、従来技術によるシート仕分
け装置の選別部は、厚さ選別部と硬さ選別部とを両方設
ける必要がある。
ルトの間隙を通過させる方式であるので、たとえばシー
トが折れて山形になっている場合には、搬送性の良好な
厚みが薄いシートでも選別排除される恐れがある。ま
た、前記硬さ選別部では、吸着力の小さい真空チャンバ
方式が用いられているので、後続する搬送路の折り曲げ
部を搬送可能なシートでも、吸着搬送されずに選別排除
される恐れがある。さらに、従来技術によるシート仕分
け装置の選別部は、厚さ選別部と硬さ選別部とを両方設
ける必要がある。
【0008】一方、前述のようにシートを収納する集積
部においては、シートは特別な整列部材を用いることな
く、順次収納箱に送り込まれるので、積み重なっていく
際にシートが回転して裏返しになったり、折れ曲がった
りする恐れがある。
部においては、シートは特別な整列部材を用いることな
く、順次収納箱に送り込まれるので、積み重なっていく
際にシートが回転して裏返しになったり、折れ曲がった
りする恐れがある。
【0009】本発明の目的は、前記問題点を解決して、
伝票などのシートの搬送性を正確、かつ確実に検出し
て、搬送性の悪いシートを搬送経路から排除するととも
に、シートを収納箱に表裏を揃えて確実に収納すること
のできるシートの検出装置およびそれを用いるシートの
仕分け装置を提供することにある。
伝票などのシートの搬送性を正確、かつ確実に検出し
て、搬送性の悪いシートを搬送経路から排除するととも
に、シートを収納箱に表裏を揃えて確実に収納すること
のできるシートの検出装置およびそれを用いるシートの
仕分け装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、無端状に形成
され、駆動され、シート10を搬送する検出用下搬送ベ
ルト17と、検出用下搬送ベルト17の外周面のシート
搬送方向下流側外方に配置される無端状の分岐用下搬送
ベルト18であって、検出用下搬送ベルト17の下張架
部分に分岐用下搬送ベルト18の上張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシート1
0を挟持して搬送する分岐用下搬送ベルト18と、検出
用下搬送ベルト17のシート搬送方向上流側外周面の外
方に配置される無端状の検出用上搬送ベルト19であっ
て、検出用下搬送ベルト17の上張架部分に検出用上搬
送ベルト19の下張架部分が対向して配置され、対向配
置される上下張架部分の間にシートを挟持して搬送する
検出用上搬送ベルト19と、検出用上搬送ベルト19の
シート搬送方向下流側で、かつ分岐用下搬送ベルト18
のシート搬送方向上流側において、検出用下搬送ベルト
17の外周面の外方に配置される無端状の分岐用上搬送
ベルト95であって、検出用下搬送ベルト17の上張架
部分に分岐用上搬送ベルト95の下張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシートを
挟持して搬送する分岐用上搬送ベルト95と、前記検出
用下搬送ベルト17の上張架部分の内周面を支持し、シ
ート搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置
される第1〜第5プーリA1〜A5であって、検出用下搬
送ベルト17に外力が作用しない状態では、第3プーリ
A3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出用下搬送
ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した位置に配
置されている第1〜第5プーリA1〜A5と、前記検出用
上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を支持し、シー
ト搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置さ
れる第6〜第10プーリC1〜C5であって、第6〜第1
0プーリC1〜C5が前記第1〜第5プーリA1〜A5と対
向する位置に対を成してそれぞれ配置されており、第8
プーリC3が対向する位置に配置されている前記第3プ
ーリA3に対して近接離反可能に設けられている第6〜
第10プーリC1〜C5と、第7プーリC2を回転自在に
支持する揺動軸36と、揺動軸36に揺動可能に設けら
れ、第8プーリC3を揺動軸36よりもシート搬送方向
下流側において回転自在に支持する揺動レバー37と、
揺動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結さ
れ、前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね
力を付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19
に押付けるばね38と、第8プーリC3が第3プーリA3
に近接して検出用下搬送ベルト17の内周面をシート1
0を介して第3プーリA3に押付けている第1状態と、
第8プーリC3がシート10を介して第3プーリA3から
離間している第2状態とに対応して光経路に出入りする
遮光部材40であって、揺動レバー37に、揺動レバー
37の長手方向に沿う揺動軸36と第8プーリC3との
間に設けられ、第2プーリA2とは検出用下搬送ベルト
17および検出用上搬送ベルト19に関して反対側に延
びる遮光部材40と、遮光部材40に関して一側方に配
置され、遮光部材40の移動範囲内に形成される光経路
に光を発生する発光素子42と、遮光部材40に関して
他側方に配置され、発光素子42からの光を光経路を介
して受光する受光素子43であって、前記第1状態のと
きには光経路が遮光部材40によって遮光されない位置
に配置され、前記第2状態のときには光経路が遮光部材
40によって遮光される位置に配置されている受光素子
43と、シート搬送方向に沿って分岐用上搬送ベルト9
5の下張架部分のシート搬送方向下流側端部と分岐用下
搬送ベルト18の下張架部分のシート搬送方向上流側端
部との間において検出用下搬送ベルト17の外周面より
も外方に設けられ、軸線まわりに角変位可能な軸56
と、軸56に固定され、軸56と連動して角変位するシ
ート搬送方向上流側に向かって先細状に形成された切換
部材55であって、切換部材55の先端部が検出用下搬
送ベルト17の上張架部分から離間して、検出用下搬送
ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下
張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送するこ
とを許容る第3状態と、切換部材55の先端部が検出用
下搬送ベルト17の上張架部分に近接して、検出用下搬
送ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の
下張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を
検出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬送
することを許容する第4状態とを切換えて案内する切換
部材55と、前記軸56に連結され、発光素子42と受
光素子43とから成る光センサ41の出力に応答して軸
56を角変位させるソレノイド58であって、前記第1
状態のときには、切換部材55が前記第3状態になるよ
うに軸56を角変位させ、前記第2状態のときには、切
換部材55が前記第4状態になるように軸56を角変位
させるソレノイド58とを含むことを特徴とするシート
の検出装置である。また本発明は、(a)無端状に形成
され、駆動され、シート10を搬送する検出用下搬送ベ
ルト17と、検出用下搬送ベルト17の外周面のシート
搬送方向下流側外方に配置される無端状の分岐用下搬送
ベルト18であって、検出用下搬送ベルト17の下張架
部分に分岐用下搬送ベルト18の上張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシート1
0を挟持して搬送する分岐用下搬送ベルト18と、検出
用下搬送ベルト17のシート搬送方向上流側外周面の外
方に配置される無端状の検出用上搬送ベルト19であっ
て、検出用下搬送ベルト17の上張架部分に検出用上搬
送ベルト19の下張架部分が対向して配置され、対向配
置される上下張架部分の間にシートを挟持して搬送する
検出用上搬送ベルト19と、検出用上搬送ベルト19の
シート搬送方向下流側で、かつ分岐用下搬送ベルト18
のシート搬送方向上流側において、検出用下搬送ベルト
17の外周面の外方に配置される無端状の分岐用上搬送
ベルト95であって、検出用下搬送ベルト17の上張架
部分に分岐用上搬送ベルト95の下張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシートを
挟持して搬送する分岐用上搬送ベルト95と、前記検出
用下搬送ベルト17の上張架部分の内周面を支持し、シ
ート搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置
される第1〜第5プーリA1〜A5であって、検出用下搬
送ベルト17に外力が作用しない状態では、第3プーリ
A3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出用下搬送
ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した位置に配
置されている第1〜第5プーリA1〜A5と、前記検出用
上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を支持し、シー
ト搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置さ
れる第6〜第10プーリC1〜C5であって、第6〜第1
0プーリC1〜C5が前記第1〜第5プーリA1〜A5と対
向する位置に対を成してそれぞれ配置されており、第8
プーリC3が対向する位置に配置されている前記第3プ
ーリA3に対して近接離反可能に設けられている第6〜
第10プーリC1〜C5と、第7プーリC2を回転自在に
支持する揺動軸36と、揺動軸36に揺動可能に設けら
れ、第8プーリC3を揺動軸36よりもシート搬送方向
下流側において回転自在に支持する揺動レバー37と、
揺動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結さ
れ、前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね
力を付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19
に押付けるばね38と、第8プーリC3が第3プーリA3
に近接して検出用下搬送ベルト17の内周面をシート1
0を介して第3プーリA3に押付けている第1状態と、
第8プーリC3がシート10を介して第3プーリA3から
離間している第2状態とに対応して光経路に出入りする
遮光部材40であって、揺動レバー37に、揺動レバー
37の長手方向に沿う揺動軸36と第8プーリC3との
間に設けられ、第2プーリA2とは検出用下搬送ベルト
17および検出用上搬送ベルト19に関して反対側に延
びる遮光部材40と、遮光部材40に関して一側方に配
置され、遮光部材40の移動範囲内に形成される光経路
に光を発生する発光素子42と、遮光部材40に関して
他側方に配置され、発光素子42からの光を光経路を介
して受光する受光素子43であって、前記第1状態のと
きには光経路が遮光部材40によって遮光されない位置
に配置され、前記第2状態のときには光経路が遮光部材
40によって遮光される位置に配置されている受光素子
43と、シート搬送方向に沿って分岐用上搬送ベルト9
5の下張架部分のシート搬送方向下流側端部と分岐用下
搬送ベルト18の下張架部分のシート搬送方向上流側端
部との間において検出用下搬送ベルト17の外周面より
も外方に設けられ、軸線まわりに角変位可能な軸56
と、軸56に固定され、軸56と連動して角変位するシ
ート搬送方向上流側に向かって先細状に形成された切換
部材55であって、切換部材55の先端部が検出用下搬
送ベルト17の上張架部分から離間して、検出用下搬送
ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下
張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送するこ
とを許容する第3状態と、切換部材55の先端部が検出
用下搬送ベルト17の上張架部分に近接して、検出用下
搬送ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95
の下張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10
を検出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬
送することを許容する第4状態とを切換えて案内する切
換部材55と、前記軸56に連結され、発光素子42と
受光素子43とから成る光センサ41の出力に応答して
軸56を角変位させるソレノイド58であって、前記第
1状態のときには、切換部材55が前記第3状態になる
ように軸56を角変位させ、前記第2状態のときには、
切換部材55が前記第4状態になるように軸56を角変
位させるソレノイド58とを含むことを特徴とするシー
トの検出装置と、(b)シート10を収納すべき収納箱
23に振り分けるシート振り分け手段24と、(c)前
記シートの検出装置20からシート振り分け手段24を
経て搬送される薄い軟質シート10を回転して裏返しに
なったり、折れ曲がったりすることなく、表裏を揃えて
積重ねて収納箱23に収納するシートの収納装置25で
あって、上方に開口した収納空間を有する収納箱23
と、収納箱23のシート搬送方向上流側の一端部上部か
らシート搬送方向下流側になるにつれて低く傾斜し、シ
ート搬送方向の一側方に配置される整列部材84とを備
えるシートの収納装置25とを含むことを特徴とするシ
ートの仕分け装置である。また本発明は、前記整列部材
84は、収納箱23の側壁に設けられ、シート搬送方向
の上流側から下流側になるにつれて低く傾斜しているシ
ート案内突起91であることを特徴とする。
され、駆動され、シート10を搬送する検出用下搬送ベ
ルト17と、検出用下搬送ベルト17の外周面のシート
搬送方向下流側外方に配置される無端状の分岐用下搬送
ベルト18であって、検出用下搬送ベルト17の下張架
部分に分岐用下搬送ベルト18の上張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシート1
0を挟持して搬送する分岐用下搬送ベルト18と、検出
用下搬送ベルト17のシート搬送方向上流側外周面の外
方に配置される無端状の検出用上搬送ベルト19であっ
て、検出用下搬送ベルト17の上張架部分に検出用上搬
送ベルト19の下張架部分が対向して配置され、対向配
置される上下張架部分の間にシートを挟持して搬送する
検出用上搬送ベルト19と、検出用上搬送ベルト19の
シート搬送方向下流側で、かつ分岐用下搬送ベルト18
のシート搬送方向上流側において、検出用下搬送ベルト
17の外周面の外方に配置される無端状の分岐用上搬送
ベルト95であって、検出用下搬送ベルト17の上張架
部分に分岐用上搬送ベルト95の下張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシートを
挟持して搬送する分岐用上搬送ベルト95と、前記検出
用下搬送ベルト17の上張架部分の内周面を支持し、シ
ート搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置
される第1〜第5プーリA1〜A5であって、検出用下搬
送ベルト17に外力が作用しない状態では、第3プーリ
A3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出用下搬送
ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した位置に配
置されている第1〜第5プーリA1〜A5と、前記検出用
上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を支持し、シー
ト搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置さ
れる第6〜第10プーリC1〜C5であって、第6〜第1
0プーリC1〜C5が前記第1〜第5プーリA1〜A5と対
向する位置に対を成してそれぞれ配置されており、第8
プーリC3が対向する位置に配置されている前記第3プ
ーリA3に対して近接離反可能に設けられている第6〜
第10プーリC1〜C5と、第7プーリC2を回転自在に
支持する揺動軸36と、揺動軸36に揺動可能に設けら
れ、第8プーリC3を揺動軸36よりもシート搬送方向
下流側において回転自在に支持する揺動レバー37と、
揺動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結さ
れ、前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね
力を付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19
に押付けるばね38と、第8プーリC3が第3プーリA3
に近接して検出用下搬送ベルト17の内周面をシート1
0を介して第3プーリA3に押付けている第1状態と、
第8プーリC3がシート10を介して第3プーリA3から
離間している第2状態とに対応して光経路に出入りする
遮光部材40であって、揺動レバー37に、揺動レバー
37の長手方向に沿う揺動軸36と第8プーリC3との
間に設けられ、第2プーリA2とは検出用下搬送ベルト
17および検出用上搬送ベルト19に関して反対側に延
びる遮光部材40と、遮光部材40に関して一側方に配
置され、遮光部材40の移動範囲内に形成される光経路
に光を発生する発光素子42と、遮光部材40に関して
他側方に配置され、発光素子42からの光を光経路を介
して受光する受光素子43であって、前記第1状態のと
きには光経路が遮光部材40によって遮光されない位置
に配置され、前記第2状態のときには光経路が遮光部材
40によって遮光される位置に配置されている受光素子
43と、シート搬送方向に沿って分岐用上搬送ベルト9
5の下張架部分のシート搬送方向下流側端部と分岐用下
搬送ベルト18の下張架部分のシート搬送方向上流側端
部との間において検出用下搬送ベルト17の外周面より
も外方に設けられ、軸線まわりに角変位可能な軸56
と、軸56に固定され、軸56と連動して角変位するシ
ート搬送方向上流側に向かって先細状に形成された切換
部材55であって、切換部材55の先端部が検出用下搬
送ベルト17の上張架部分から離間して、検出用下搬送
ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下
張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送するこ
とを許容る第3状態と、切換部材55の先端部が検出用
下搬送ベルト17の上張架部分に近接して、検出用下搬
送ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の
下張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を
検出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬送
することを許容する第4状態とを切換えて案内する切換
部材55と、前記軸56に連結され、発光素子42と受
光素子43とから成る光センサ41の出力に応答して軸
56を角変位させるソレノイド58であって、前記第1
状態のときには、切換部材55が前記第3状態になるよ
うに軸56を角変位させ、前記第2状態のときには、切
換部材55が前記第4状態になるように軸56を角変位
させるソレノイド58とを含むことを特徴とするシート
の検出装置である。また本発明は、(a)無端状に形成
され、駆動され、シート10を搬送する検出用下搬送ベ
ルト17と、検出用下搬送ベルト17の外周面のシート
搬送方向下流側外方に配置される無端状の分岐用下搬送
ベルト18であって、検出用下搬送ベルト17の下張架
部分に分岐用下搬送ベルト18の上張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシート1
0を挟持して搬送する分岐用下搬送ベルト18と、検出
用下搬送ベルト17のシート搬送方向上流側外周面の外
方に配置される無端状の検出用上搬送ベルト19であっ
て、検出用下搬送ベルト17の上張架部分に検出用上搬
送ベルト19の下張架部分が対向して配置され、対向配
置される上下張架部分の間にシートを挟持して搬送する
検出用上搬送ベルト19と、検出用上搬送ベルト19の
シート搬送方向下流側で、かつ分岐用下搬送ベルト18
のシート搬送方向上流側において、検出用下搬送ベルト
17の外周面の外方に配置される無端状の分岐用上搬送
ベルト95であって、検出用下搬送ベルト17の上張架
部分に分岐用上搬送ベルト95の下張架部分が対向して
配置され、対向配置される上下張架部分の間にシートを
挟持して搬送する分岐用上搬送ベルト95と、前記検出
用下搬送ベルト17の上張架部分の内周面を支持し、シ
ート搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置
される第1〜第5プーリA1〜A5であって、検出用下搬
送ベルト17に外力が作用しない状態では、第3プーリ
A3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出用下搬送
ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した位置に配
置されている第1〜第5プーリA1〜A5と、前記検出用
上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を支持し、シー
ト搬送方向上流側から下流側に向かって順次的に配置さ
れる第6〜第10プーリC1〜C5であって、第6〜第1
0プーリC1〜C5が前記第1〜第5プーリA1〜A5と対
向する位置に対を成してそれぞれ配置されており、第8
プーリC3が対向する位置に配置されている前記第3プ
ーリA3に対して近接離反可能に設けられている第6〜
第10プーリC1〜C5と、第7プーリC2を回転自在に
支持する揺動軸36と、揺動軸36に揺動可能に設けら
れ、第8プーリC3を揺動軸36よりもシート搬送方向
下流側において回転自在に支持する揺動レバー37と、
揺動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結さ
れ、前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね
力を付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19
に押付けるばね38と、第8プーリC3が第3プーリA3
に近接して検出用下搬送ベルト17の内周面をシート1
0を介して第3プーリA3に押付けている第1状態と、
第8プーリC3がシート10を介して第3プーリA3から
離間している第2状態とに対応して光経路に出入りする
遮光部材40であって、揺動レバー37に、揺動レバー
37の長手方向に沿う揺動軸36と第8プーリC3との
間に設けられ、第2プーリA2とは検出用下搬送ベルト
17および検出用上搬送ベルト19に関して反対側に延
びる遮光部材40と、遮光部材40に関して一側方に配
置され、遮光部材40の移動範囲内に形成される光経路
に光を発生する発光素子42と、遮光部材40に関して
他側方に配置され、発光素子42からの光を光経路を介
して受光する受光素子43であって、前記第1状態のと
きには光経路が遮光部材40によって遮光されない位置
に配置され、前記第2状態のときには光経路が遮光部材
40によって遮光される位置に配置されている受光素子
43と、シート搬送方向に沿って分岐用上搬送ベルト9
5の下張架部分のシート搬送方向下流側端部と分岐用下
搬送ベルト18の下張架部分のシート搬送方向上流側端
部との間において検出用下搬送ベルト17の外周面より
も外方に設けられ、軸線まわりに角変位可能な軸56
と、軸56に固定され、軸56と連動して角変位するシ
ート搬送方向上流側に向かって先細状に形成された切換
部材55であって、切換部材55の先端部が検出用下搬
送ベルト17の上張架部分から離間して、検出用下搬送
ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下
張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送するこ
とを許容する第3状態と、切換部材55の先端部が検出
用下搬送ベルト17の上張架部分に近接して、検出用下
搬送ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95
の下張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10
を検出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬
送することを許容する第4状態とを切換えて案内する切
換部材55と、前記軸56に連結され、発光素子42と
受光素子43とから成る光センサ41の出力に応答して
軸56を角変位させるソレノイド58であって、前記第
1状態のときには、切換部材55が前記第3状態になる
ように軸56を角変位させ、前記第2状態のときには、
切換部材55が前記第4状態になるように軸56を角変
位させるソレノイド58とを含むことを特徴とするシー
トの検出装置と、(b)シート10を収納すべき収納箱
23に振り分けるシート振り分け手段24と、(c)前
記シートの検出装置20からシート振り分け手段24を
経て搬送される薄い軟質シート10を回転して裏返しに
なったり、折れ曲がったりすることなく、表裏を揃えて
積重ねて収納箱23に収納するシートの収納装置25で
あって、上方に開口した収納空間を有する収納箱23
と、収納箱23のシート搬送方向上流側の一端部上部か
らシート搬送方向下流側になるにつれて低く傾斜し、シ
ート搬送方向の一側方に配置される整列部材84とを備
えるシートの収納装置25とを含むことを特徴とするシ
ートの仕分け装置である。また本発明は、前記整列部材
84は、収納箱23の側壁に設けられ、シート搬送方向
の上流側から下流側になるにつれて低く傾斜しているシ
ート案内突起91であることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、シートの検出装置20は、シ
ートを搬送する搬送手段と、シートに押付力を付与する
手段と、シートの変形状態を検出する手段と、その検出
出力に応答してシートの搬送経路を切換える手段とを含
んで構成される。軟質なシートは、ばねの押付力によっ
て搬送経路とともに変形するけれども、厚さの厚いシー
トや硬質なシートは変形しない。これによって、シート
検出装置は、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質なシ
ートを変形状態を介して検出し、搬送経路を切換えて排
除することができる。このため、後続する搬送経路の折
り曲げ部においてシートが詰まったり、破損したりする
恐れがなくなり、シートの搬送性が大幅に向上する。
ートを搬送する搬送手段と、シートに押付力を付与する
手段と、シートの変形状態を検出する手段と、その検出
出力に応答してシートの搬送経路を切換える手段とを含
んで構成される。軟質なシートは、ばねの押付力によっ
て搬送経路とともに変形するけれども、厚さの厚いシー
トや硬質なシートは変形しない。これによって、シート
検出装置は、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質なシ
ートを変形状態を介して検出し、搬送経路を切換えて排
除することができる。このため、後続する搬送経路の折
り曲げ部においてシートが詰まったり、破損したりする
恐れがなくなり、シートの搬送性が大幅に向上する。
【0012】またシート10は、一対の搬送ベルトの対
向して配置される各張架部分の間に挟持されて搬送され
るので、確実に搬送される。さらに第1〜第5プーリA
1〜A5は、検出用下搬送ベルト17の上張架部分の内周
面を支持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かっ
て順次的に配置されており、第6〜第10プーリC1〜
C5は検出用上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を
支持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かって順
次的に配置されており、第6〜第10プーリC1〜C5が
前記第1〜第5プーリA1〜A5と対向する位置に対を成
してそれぞれ配置されている。このように各プーリが各
搬送ベルトを挟んで対向配置されているので、各搬送ベ
ルトのシートに対する挟持力が安定的に保持され、各搬
送ベルトとシート10との間にすべりが発生しない。し
たがってシート10の長手方向をシート搬送方向に平行
に保持したまま確実に搬送することができる。
向して配置される各張架部分の間に挟持されて搬送され
るので、確実に搬送される。さらに第1〜第5プーリA
1〜A5は、検出用下搬送ベルト17の上張架部分の内周
面を支持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かっ
て順次的に配置されており、第6〜第10プーリC1〜
C5は検出用上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を
支持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かって順
次的に配置されており、第6〜第10プーリC1〜C5が
前記第1〜第5プーリA1〜A5と対向する位置に対を成
してそれぞれ配置されている。このように各プーリが各
搬送ベルトを挟んで対向配置されているので、各搬送ベ
ルトのシートに対する挟持力が安定的に保持され、各搬
送ベルトとシート10との間にすべりが発生しない。し
たがってシート10の長手方向をシート搬送方向に平行
に保持したまま確実に搬送することができる。
【0013】また揺動軸36は第7プーリC2を回転自
在に支持し、揺動レバー37は揺動軸36に揺動可能に
設けられ、第8プーリC3を揺動軸36よりもシート搬
送方向下流側において回転自在に支持し、ばね38は揺
動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結され、
前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね力を
付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19に押
付ける。これによって、第8プーリC3の設置位置に軟
質シートが搬送される場合には、第8プーリC3はばね
力によってシート10を検出用上搬送ベルト19および
検出用下搬送ベルト17とともに変形して対向配置され
る第3プーリA3に近接する方向に角変位し、前記ばね
力によって変形しない硬質シートが搬送される場合に
は、第8プーリC3はばね力に打ち勝って第3プーリA3
から離間する方向に角変位する。その結果第8プーリC
3の角変位位置によって軟質シートと硬質シートとを確
実に区別することができる。さらに第8プーリC3のシ
ート搬送方向上流側および下流側には、第7プーリC2
および第9プーリC4がそれぞれ配置されているので、
硬質シートが搬送される場合における第8プーリC3の
角変位量がそれらのプーリC2,C4によって機械的に規
制される。その結果ばね38の過大な引張変形が回避さ
れてばね38の破損が防止される。さらにまた第3プー
リA3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出用下搬
送ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した位置に
配置されているので、軟質シートが搬送される場合にお
ける第8プーリC3の角変位量が第3プーリA3によって
機械的に規制される。その結果、軟質シートおよび各搬
送ベルト17,19の過大な変形が回避され、シート1
0が円滑に搬送される。
在に支持し、揺動レバー37は揺動軸36に揺動可能に
設けられ、第8プーリC3を揺動軸36よりもシート搬
送方向下流側において回転自在に支持し、ばね38は揺
動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結され、
前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね力を
付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19に押
付ける。これによって、第8プーリC3の設置位置に軟
質シートが搬送される場合には、第8プーリC3はばね
力によってシート10を検出用上搬送ベルト19および
検出用下搬送ベルト17とともに変形して対向配置され
る第3プーリA3に近接する方向に角変位し、前記ばね
力によって変形しない硬質シートが搬送される場合に
は、第8プーリC3はばね力に打ち勝って第3プーリA3
から離間する方向に角変位する。その結果第8プーリC
3の角変位位置によって軟質シートと硬質シートとを確
実に区別することができる。さらに第8プーリC3のシ
ート搬送方向上流側および下流側には、第7プーリC2
および第9プーリC4がそれぞれ配置されているので、
硬質シートが搬送される場合における第8プーリC3の
角変位量がそれらのプーリC2,C4によって機械的に規
制される。その結果ばね38の過大な引張変形が回避さ
れてばね38の破損が防止される。さらにまた第3プー
リA3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出用下搬
送ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した位置に
配置されているので、軟質シートが搬送される場合にお
ける第8プーリC3の角変位量が第3プーリA3によって
機械的に規制される。その結果、軟質シートおよび各搬
送ベルト17,19の過大な変形が回避され、シート1
0が円滑に搬送される。
【0014】また遮光部材40は第8プーリC3がシー
ト10を介して第3プーリA3に近接する方向に角変位
した第1状態と、第8プーリC3がシート10を介して
第3プーリA3から離間した第2状態とに対応して光経
路に出入りし、発光素子42は光経路に光を発生し、発
光素子42からの光を光経路を介して受光する受光素子
43は、前記第1状態のときには光経路が遮光部材40
によって遮光されない位置に配置され、前記第2状態の
ときには光経路が遮光部材40によって遮光される位置
に配置されている。したがってばね力によって変形する
軟質シートとばね力によって変形しない厚さの厚いシー
トや硬質なシートとが光経路の遮光状態と入光状態とを
検知する受光素子43の出力によって明確に区別され
る。さらにまた切換部材55は角変位可能な軸56に固
定され、軸56と連動して角変位し、シート10の搬送
経路を切換え、ソレノイド58は軸56に連結され、受
光素子43の出力に応答して前記第1状態のときには切
換部材55が検出用下搬送ベルト17から離間して、シ
ート10を検出用下搬送ベルト17の上張架部分に沿っ
て搬送することを許容する第3状態になるように軸56
を角変位させ、前記第2状態のときには、切換部材55
が検出用下搬送ベルト17に近接して、シート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬送す
ることを許容する第4状態になるように軸56を角変位
させる。その結果、簡単な構成ならびに小さい動力でシ
ート10の搬送経路を確実に切換えることができ、硬質
シートを確実に排除することができる。
ト10を介して第3プーリA3に近接する方向に角変位
した第1状態と、第8プーリC3がシート10を介して
第3プーリA3から離間した第2状態とに対応して光経
路に出入りし、発光素子42は光経路に光を発生し、発
光素子42からの光を光経路を介して受光する受光素子
43は、前記第1状態のときには光経路が遮光部材40
によって遮光されない位置に配置され、前記第2状態の
ときには光経路が遮光部材40によって遮光される位置
に配置されている。したがってばね力によって変形する
軟質シートとばね力によって変形しない厚さの厚いシー
トや硬質なシートとが光経路の遮光状態と入光状態とを
検知する受光素子43の出力によって明確に区別され
る。さらにまた切換部材55は角変位可能な軸56に固
定され、軸56と連動して角変位し、シート10の搬送
経路を切換え、ソレノイド58は軸56に連結され、受
光素子43の出力に応答して前記第1状態のときには切
換部材55が検出用下搬送ベルト17から離間して、シ
ート10を検出用下搬送ベルト17の上張架部分に沿っ
て搬送することを許容する第3状態になるように軸56
を角変位させ、前記第2状態のときには、切換部材55
が検出用下搬送ベルト17に近接して、シート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬送す
ることを許容する第4状態になるように軸56を角変位
させる。その結果、簡単な構成ならびに小さい動力でシ
ート10の搬送経路を確実に切換えることができ、硬質
シートを確実に排除することができる。
【0015】また本発明に従えば、シートの仕分け装置
は、シートの検出装置と、シートを収納すべき収納箱に
振り分ける振り分け手段と、シートを収納箱に表裏を揃
えて積み重ねて収納するシートの収納装置とを含んで構
成される。これによって、搬送性の悪い厚さの厚いシー
トや硬質のシートが搬送経路から排除された後、搬送性
の良好な薄い軟質シートが収納すべき収納箱に表裏を揃
えて積み重ねられて収納されるので、シートの仕分け装
置のトラブルによる休止時間が大幅に低減され、シート
の仕分け装置の稼働率が大幅に向上する。
は、シートの検出装置と、シートを収納すべき収納箱に
振り分ける振り分け手段と、シートを収納箱に表裏を揃
えて積み重ねて収納するシートの収納装置とを含んで構
成される。これによって、搬送性の悪い厚さの厚いシー
トや硬質のシートが搬送経路から排除された後、搬送性
の良好な薄い軟質シートが収納すべき収納箱に表裏を揃
えて積み重ねられて収納されるので、シートの仕分け装
置のトラブルによる休止時間が大幅に低減され、シート
の仕分け装置の稼働率が大幅に向上する。
【0016】またシートの収納装置は、収納箱と、整列
部材とを含み、整列部材はシート搬送方向の一側方に配
置され、シート搬送方向の上流側から下流側になるにつ
れて低く傾斜している。これによって、シートは、整列
部材に案内されて収納箱内に積み重ねられるので、積み
重なっていく際にシートが回転して裏返しになったり、
まるまったり、折れ曲がったりする恐れがない。
部材とを含み、整列部材はシート搬送方向の一側方に配
置され、シート搬送方向の上流側から下流側になるにつ
れて低く傾斜している。これによって、シートは、整列
部材に案内されて収納箱内に積み重ねられるので、積み
重なっていく際にシートが回転して裏返しになったり、
まるまったり、折れ曲がったりする恐れがない。
【0017】また本発明に従えば、整列部材は、収納箱
の側壁に設けられるシート案内突起であってもよい。こ
れによって、整列部材の設置を極めて容易に行うことが
できる。
の側壁に設けられるシート案内突起であってもよい。こ
れによって、整列部材の設置を極めて容易に行うことが
できる。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるシート検出
装置の簡略化された構成を示す側面図である。シート検
出装置20は、シート10を搬送する搬送装置11と、
シート10に弾発的な押付力を付与するばね力付与装置
12と、ばね力付与装置12による押付け状態を検出す
る光センサ装置13と、光センサ装置13の出力に応答
してばね力付与装置12のばね押付力によって変形する
シート10と、変形しないシート10とを区別してシー
ト10の搬送経路を切換える経路切換装置14とを含ん
で構成される。
装置の簡略化された構成を示す側面図である。シート検
出装置20は、シート10を搬送する搬送装置11と、
シート10に弾発的な押付力を付与するばね力付与装置
12と、ばね力付与装置12による押付け状態を検出す
る光センサ装置13と、光センサ装置13の出力に応答
してばね力付与装置12のばね押付力によって変形する
シート10と、変形しないシート10とを区別してシー
ト10の搬送経路を切換える経路切換装置14とを含ん
で構成される。
【0019】前記搬送装置11は、プーリA1〜Anに張
架され、駆動モータ15によって駆動される検出用下搬
送ベルトである第1搬送ベルト17と、第1搬送ベルト
17の下部である搬送方向下流側の外周面外方に対向し
て配置され、プーリB1〜Bnに張架され、駆動モータ1
6によって駆動される分岐用下搬送ベルトである第2搬
送ベルト18と、シート搬送方向上流側において第1搬
送ベルト17の上部外周面外方に対向して配置され、プ
ーリC1〜C6に張架され、第1搬送ベルト17に追従し
て駆動される検出用上搬送ベルトである第3搬送ベルト
19と、第3搬送ベルト19の下流側に間隔をおいて第
1搬送ベルト17の上部外周面外方に対向して配置さ
れ、プーリD1〜D7に張架され、第1搬送ベルト17に
追従して駆動される分岐用上搬送ベルトである第4搬送
ベルト95とによって構成される。第1〜第4搬送ベル
ト17,18,19,95は、いずれも歯付無端状ベル
トであり、各プーリはいずれも歯付プーリである。
架され、駆動モータ15によって駆動される検出用下搬
送ベルトである第1搬送ベルト17と、第1搬送ベルト
17の下部である搬送方向下流側の外周面外方に対向し
て配置され、プーリB1〜Bnに張架され、駆動モータ1
6によって駆動される分岐用下搬送ベルトである第2搬
送ベルト18と、シート搬送方向上流側において第1搬
送ベルト17の上部外周面外方に対向して配置され、プ
ーリC1〜C6に張架され、第1搬送ベルト17に追従し
て駆動される検出用上搬送ベルトである第3搬送ベルト
19と、第3搬送ベルト19の下流側に間隔をおいて第
1搬送ベルト17の上部外周面外方に対向して配置さ
れ、プーリD1〜D7に張架され、第1搬送ベルト17に
追従して駆動される分岐用上搬送ベルトである第4搬送
ベルト95とによって構成される。第1〜第4搬送ベル
ト17,18,19,95は、いずれも歯付無端状ベル
トであり、各プーリはいずれも歯付プーリである。
【0020】シート検出装置20に供給された伝票など
のシート10は、第1搬送ベルト17と第3搬送ベルト
19の間に挟持されて搬送された後、引続き第1搬送ベ
ルト17と第4搬送ベルト95の間に挟持されて矢符3
0方向に搬送され、経路切換装置14を経て、後続配置
されているシート10の収納箱23に送られる。なお収
納箱23は、同一構成の収納箱が多数配列されているけ
れども、本実施例ではこれらの収納箱を総称して参照符
号23で表す。また、ばね力付与装置12のばね押付力
によって変形しないシート10、たとえば、厚さの厚い
シートや硬質なシートは、光センサ装置13によって検
出され、経路切換装置14によって搬送経路が切換えら
れ、排出容器28内に排除される。このため、後続する
搬送経路の折り曲げ部において、シート10は詰まった
り、破損したりする恐れがなくなり、シート10の搬送
性が大幅に向上する。
のシート10は、第1搬送ベルト17と第3搬送ベルト
19の間に挟持されて搬送された後、引続き第1搬送ベ
ルト17と第4搬送ベルト95の間に挟持されて矢符3
0方向に搬送され、経路切換装置14を経て、後続配置
されているシート10の収納箱23に送られる。なお収
納箱23は、同一構成の収納箱が多数配列されているけ
れども、本実施例ではこれらの収納箱を総称して参照符
号23で表す。また、ばね力付与装置12のばね押付力
によって変形しないシート10、たとえば、厚さの厚い
シートや硬質なシートは、光センサ装置13によって検
出され、経路切換装置14によって搬送経路が切換えら
れ、排出容器28内に排除される。このため、後続する
搬送経路の折り曲げ部において、シート10は詰まった
り、破損したりする恐れがなくなり、シート10の搬送
性が大幅に向上する。
【0021】また前記第3搬送ベルト19には、摩擦力
を利用して第3搬送ベルト19を第1搬送ベルト17に
追従して駆動させるために、第1押付力付与装置96が
設けられており、前記第4搬送ベルト95には、同様の
目的でシート10の搬送方向上流側から第2押付力付与
装置97、第3押付力付与装置98、第4押付力付与装
置99が設けられている。第1〜第4押付力付与装置9
6〜99の基本構成は、後述するばね力付与装置12と
同一である。なお本実施例では、第3搬送ベルト19お
よび第4搬送ベルト95は、追従駆動されるように構成
されているけれども、駆動モータによって駆動されるよ
うに構成してもよい。
を利用して第3搬送ベルト19を第1搬送ベルト17に
追従して駆動させるために、第1押付力付与装置96が
設けられており、前記第4搬送ベルト95には、同様の
目的でシート10の搬送方向上流側から第2押付力付与
装置97、第3押付力付与装置98、第4押付力付与装
置99が設けられている。第1〜第4押付力付与装置9
6〜99の基本構成は、後述するばね力付与装置12と
同一である。なお本実施例では、第3搬送ベルト19お
よび第4搬送ベルト95は、追従駆動されるように構成
されているけれども、駆動モータによって駆動されるよ
うに構成してもよい。
【0022】図2は、本発明の一実施例であるシート仕
分け装置の外観を示す斜視図である。シート仕分け装置
21は、前記シート検出装置20と、バーコードなど区
分情報を読取る読取り装置22と、シート10を収納す
べき収納箱23に振り分ける振り分け手段である振り分
け装置24と、シート10を収納箱23に表裏を揃えて
積み重ねて収納するシート収納装置25とを含んで構成
される。シート仕分け装置21の収納箱23の個数は、
たとえば190個である。シート10は、バーコードな
ど区分情報記載面を上面にしてシュート27より供給さ
れる。図1に示すように、シート検出装置20の第3搬
送ベルト19と第4搬送ベルト95の間には、読取り部
29が設けられている。読取り部29においては、第1
搬送ベルト17の上部に搬送ベルトが配設されていない
ので、シート10に記載されている区分情報は、その位
置において読取り装置22によって容易に読取られる。
シート仕分け装置21の運転は、操作盤26によって行
われる。
分け装置の外観を示す斜視図である。シート仕分け装置
21は、前記シート検出装置20と、バーコードなど区
分情報を読取る読取り装置22と、シート10を収納す
べき収納箱23に振り分ける振り分け手段である振り分
け装置24と、シート10を収納箱23に表裏を揃えて
積み重ねて収納するシート収納装置25とを含んで構成
される。シート仕分け装置21の収納箱23の個数は、
たとえば190個である。シート10は、バーコードな
ど区分情報記載面を上面にしてシュート27より供給さ
れる。図1に示すように、シート検出装置20の第3搬
送ベルト19と第4搬送ベルト95の間には、読取り部
29が設けられている。読取り部29においては、第1
搬送ベルト17の上部に搬送ベルトが配設されていない
ので、シート10に記載されている区分情報は、その位
置において読取り装置22によって容易に読取られる。
シート仕分け装置21の運転は、操作盤26によって行
われる。
【0023】図3は図1に示すシート検出装置のシート
搬送方向上流側における搬送装置、ばね力付与装置およ
び光センサ装置の簡略化された構成を示す側面図であ
り、図4は光センサの簡略化された構成を示す平面図で
ある。図3には、軟質シート搬送時の状況が示されてい
る。
搬送方向上流側における搬送装置、ばね力付与装置およ
び光センサ装置の簡略化された構成を示す側面図であ
り、図4は光センサの簡略化された構成を示す平面図で
ある。図3には、軟質シート搬送時の状況が示されてい
る。
【0024】前記搬送装置11は、第1搬送ベルト17
の上張架部分および第3搬送ベルト19の下張架部分が
対向して配置され、それら一対の張架部分の間にシート
10を挟持して搬送する構成を有している。また、第1
搬送ベルト17および第3搬送ベルト19によって形成
される搬送経路は、シート10の搬送方向上流側におい
て第1〜第5プーリA1〜A5および第6〜第10プーリ
C1〜C5によって形成されている。第1〜第5プーリA
1〜A5 は、シート10の搬送方向上流側からA1,
A2,A3,A4,A5 の順序に配設されており、第6〜
第10プーリC1〜C5は、シート搬送方向上流側からC
1,C2,C3,C4,C5の順序に、A1,A2,A3,
A4,A5とそれぞれ対をなして対向する位置に配設され
ている。第1プーリA1,第2プーリA2,第4プーリA
4,第5プーリA5は、第1搬送ベルト17に外力が作用
しない張架状態において第1搬送ベルト17に当接して
回転する。しかしながら、第3プーリA3 は、他のプー
リよりも第1搬送ベルト17の内周面から内方に凹んで
離れた位置に設けられているので、第1搬送ベルト17
に外力が作用しない張架状態においては、第1搬送ベル
ト17に当接することができない。このため、第3搬送
ベルト19において第3プーリA3 と対向する位置に配
設されている第8プーリC3にばね力付与装置12のば
ね押付力を付与すれば、第1搬送ベルト17には凹所が
形成される。なお、歯付プーリA3 の側面には案内部材
50が設けられており、シート10の搬送安定性の向上
を図っている。
の上張架部分および第3搬送ベルト19の下張架部分が
対向して配置され、それら一対の張架部分の間にシート
10を挟持して搬送する構成を有している。また、第1
搬送ベルト17および第3搬送ベルト19によって形成
される搬送経路は、シート10の搬送方向上流側におい
て第1〜第5プーリA1〜A5および第6〜第10プーリ
C1〜C5によって形成されている。第1〜第5プーリA
1〜A5 は、シート10の搬送方向上流側からA1,
A2,A3,A4,A5 の順序に配設されており、第6〜
第10プーリC1〜C5は、シート搬送方向上流側からC
1,C2,C3,C4,C5の順序に、A1,A2,A3,
A4,A5とそれぞれ対をなして対向する位置に配設され
ている。第1プーリA1,第2プーリA2,第4プーリA
4,第5プーリA5は、第1搬送ベルト17に外力が作用
しない張架状態において第1搬送ベルト17に当接して
回転する。しかしながら、第3プーリA3 は、他のプー
リよりも第1搬送ベルト17の内周面から内方に凹んで
離れた位置に設けられているので、第1搬送ベルト17
に外力が作用しない張架状態においては、第1搬送ベル
ト17に当接することができない。このため、第3搬送
ベルト19において第3プーリA3 と対向する位置に配
設されている第8プーリC3にばね力付与装置12のば
ね押付力を付与すれば、第1搬送ベルト17には凹所が
形成される。なお、歯付プーリA3 の側面には案内部材
50が設けられており、シート10の搬送安定性の向上
を図っている。
【0025】前記ばね力付与装置12は、第3搬送ベル
ト19のシート10との接触面とは反対側の張架部分に
接触して回転する第8プーリC3と、第7プーリC2を回
転自在に支持する揺動軸36と、第8プーリC3を揺動
軸36のシート搬送方向下流側一端部において回転軸線
まわりに回転自在に一端部において支持し、その回転軸
線に平行な揺動軸線を有する揺動軸36のまわりに揺動
可能に設けられる揺動レバー37と、揺動レバー37に
弾発力を与えるばね38とを含む。ばね38はコイルば
ねであり、その一端部は揺動レバー37の他端部に固定
されており、その他端部は係止片39に固定されてい
る。これによって、ばね38は、揺動レバー37の一端
部が第2プーリA2から離間する方向にばね力を付与
し、第8プーリC3 を介して第3搬送ベルト19にばね
押付力を付与することができる。したがって、シート1
0が軟質な場合には、図3に示すように第1搬送ベルト
17に凹所が形成される。
ト19のシート10との接触面とは反対側の張架部分に
接触して回転する第8プーリC3と、第7プーリC2を回
転自在に支持する揺動軸36と、第8プーリC3を揺動
軸36のシート搬送方向下流側一端部において回転軸線
まわりに回転自在に一端部において支持し、その回転軸
線に平行な揺動軸線を有する揺動軸36のまわりに揺動
可能に設けられる揺動レバー37と、揺動レバー37に
弾発力を与えるばね38とを含む。ばね38はコイルば
ねであり、その一端部は揺動レバー37の他端部に固定
されており、その他端部は係止片39に固定されてい
る。これによって、ばね38は、揺動レバー37の一端
部が第2プーリA2から離間する方向にばね力を付与
し、第8プーリC3 を介して第3搬送ベルト19にばね
押付力を付与することができる。したがって、シート1
0が軟質な場合には、図3に示すように第1搬送ベルト
17に凹所が形成される。
【0026】また前記ばね力付与装置12の下流側に
は、前記第1押付力付与装置96が設けられている。第
1押付力付与装置96は、ばね力付与装置12と同一の
基本構成を有しており、第3搬送ベルト19のシート1
0との接触面とは反対側の張架部分に接触して回転する
第10プーリC5 と、揺動レバー100と揺動軸101
と、揺動レバー100に弾発力を与えるばね102と、
ばね102の一端部を固定する係止片103と、前記第
4プーリA4に対向して設けられている第9プーリC4
とを含む。ばね102は、梃子の原理により第10プー
リC5 を介して第3搬送ベルト19に押付力を付与する
ことができるので、第3搬送ベルト19は第1搬送ベル
ト17を介して第10プーリC5と対向する位置に設け
られている第5プーリA5に押し付けられ、第1搬送ベ
ルト17に追従して駆動される。なお前記ばね力付与装
置12のばね押付力も同様の効果を有しており、第3搬
送ベルト19を第1搬送ベルト17に追従して駆動させ
る。
は、前記第1押付力付与装置96が設けられている。第
1押付力付与装置96は、ばね力付与装置12と同一の
基本構成を有しており、第3搬送ベルト19のシート1
0との接触面とは反対側の張架部分に接触して回転する
第10プーリC5 と、揺動レバー100と揺動軸101
と、揺動レバー100に弾発力を与えるばね102と、
ばね102の一端部を固定する係止片103と、前記第
4プーリA4に対向して設けられている第9プーリC4
とを含む。ばね102は、梃子の原理により第10プー
リC5 を介して第3搬送ベルト19に押付力を付与する
ことができるので、第3搬送ベルト19は第1搬送ベル
ト17を介して第10プーリC5と対向する位置に設け
られている第5プーリA5に押し付けられ、第1搬送ベ
ルト17に追従して駆動される。なお前記ばね力付与装
置12のばね押付力も同様の効果を有しており、第3搬
送ベルト19を第1搬送ベルト17に追従して駆動させ
る。
【0027】前記光センサ装置13は、揺動レバー37
に、揺動レバー37の長手方向に沿う揺動軸36と第8
プーリC3との間に固定され、光経路に出入りする遮光
部材である遮光板40と、光センサ41とを含む。遮光
板40は、第2プーリA2とは第1搬送ベルト17およ
び第2搬送ベルト19に関して反対側に延びる矩形断面
を有する短冊状板材であり、第8プーリC3 がシート1
0を介して第3プーリA3寄りに角変位して第1搬送ベ
ルト17の内周面を第3プーリA3に押し付けた第1状
態と、第8プーリC3がシート10を介して第3プーリ
A3から離間した第2状態とに対応して光経路に、仮想
線104で示すように矢符48方向またはその反対方向
に出入りすることができる。図3は、光経路に遮光板4
0が介在しない入光状態を示している。
に、揺動レバー37の長手方向に沿う揺動軸36と第8
プーリC3との間に固定され、光経路に出入りする遮光
部材である遮光板40と、光センサ41とを含む。遮光
板40は、第2プーリA2とは第1搬送ベルト17およ
び第2搬送ベルト19に関して反対側に延びる矩形断面
を有する短冊状板材であり、第8プーリC3 がシート1
0を介して第3プーリA3寄りに角変位して第1搬送ベ
ルト17の内周面を第3プーリA3に押し付けた第1状
態と、第8プーリC3がシート10を介して第3プーリ
A3から離間した第2状態とに対応して光経路に、仮想
線104で示すように矢符48方向またはその反対方向
に出入りすることができる。図3は、光経路に遮光板4
0が介在しない入光状態を示している。
【0028】光センサ41は、透過型光センサであり、
図4に示すように遮光板40に関して一側方に配置さ
れ、遮光板40の移動範囲内に形成される光経路に光を
発生する発光素子42と、遮光板40に関して一側方に
配置され、光経路を介して発光素子42からの光を受け
る受光素子43とを含む。発光素子42は、たとえばG
aAs赤外発光ダイオードであり、ピーク発光波長は9
40nmである。受光素子43は、たとえばSiフォト
トランジスタであり、最大感度波長は850nmであ
る。受光素子43は、前記第2状態のときには、光経路
が遮光板40によって遮光される位置に配置され、前記
第1状態のときには光経路が遮光板40によって遮光板
4されない位置に配置されている。光センサ41は、光
経路の遮光状態と入光状態とに対応して、出力信号を端
子44から出力することができ、それに応じて表示灯4
5を点灯することができる。また、光センサ41は、取
付孔46を介して係止片47に固定される。なお、第3
プーリA3と第4プーリA4との中間には、反射型光セン
サ49が設けられており、反射型光センサ49がシート
10を検出している間、透過型光センサ41による検出
が行われる。
図4に示すように遮光板40に関して一側方に配置さ
れ、遮光板40の移動範囲内に形成される光経路に光を
発生する発光素子42と、遮光板40に関して一側方に
配置され、光経路を介して発光素子42からの光を受け
る受光素子43とを含む。発光素子42は、たとえばG
aAs赤外発光ダイオードであり、ピーク発光波長は9
40nmである。受光素子43は、たとえばSiフォト
トランジスタであり、最大感度波長は850nmであ
る。受光素子43は、前記第2状態のときには、光経路
が遮光板40によって遮光される位置に配置され、前記
第1状態のときには光経路が遮光板40によって遮光板
4されない位置に配置されている。光センサ41は、光
経路の遮光状態と入光状態とに対応して、出力信号を端
子44から出力することができ、それに応じて表示灯4
5を点灯することができる。また、光センサ41は、取
付孔46を介して係止片47に固定される。なお、第3
プーリA3と第4プーリA4との中間には、反射型光セン
サ49が設けられており、反射型光センサ49がシート
10を検出している間、透過型光センサ41による検出
が行われる。
【0029】図5は、シート検出装置20における厚み
の厚いシートや硬質シートの搬送時の状況を示す側面図
である。厚みの厚いシートや硬質シートは、ばね力付与
装置12によるばね押付力によっても変形しないので、
第1搬送ベルト17には凹所が形成されない。この状態
は、第8プーリC3 がシート10を介して第3プーリA
3から離間した前記第2状態に該当するので、光センサ
装置13の遮光板40は、光センサ41の光経路を遮光
する。このため、光センサ41は、搬送性の悪い厚みの
厚いシートや硬質シートを検出したことを示す検出信号
を出力する。
の厚いシートや硬質シートの搬送時の状況を示す側面図
である。厚みの厚いシートや硬質シートは、ばね力付与
装置12によるばね押付力によっても変形しないので、
第1搬送ベルト17には凹所が形成されない。この状態
は、第8プーリC3 がシート10を介して第3プーリA
3から離間した前記第2状態に該当するので、光センサ
装置13の遮光板40は、光センサ41の光経路を遮光
する。このため、光センサ41は、搬送性の悪い厚みの
厚いシートや硬質シートを検出したことを示す検出信号
を出力する。
【0030】図6は図1に示すシート検出装置の経路切
換装置の簡略化された構成を示す平面図であり、図7は
図6に示す経路切換装置の側面図である。経路切換装置
14は、シート10の搬送経路を切換える切換部材55
と、切換部材55に一端部が固定され、軸線まわりに角
変位可能な軸56と、軸56の他端部に固定されるレバ
ー57と、レバー57の一端部に設けられ、軸56を軸
線まわりに角変位させるソレノイド58およびその昇降
軸59と、レバー57の他端部に固定されるコイルばね
60とを含む。切換部材55は、シート搬送方向上流側
に向かって先端部が先細状の板状部材であり、幅中央部
には切欠105が形成されている。軸56は、軸受6
1,62によって角変位自在に支持されており、その他
端部はレバー57の略中央部コイルばね60寄りに固定
されている。また、レバー57の一端部とソレノイド5
8の昇降軸59とは、レバー57の一端部に設けられて
いる切欠き溝63を介してレバー57の長手方向にスラ
イド可能にピン64によってピン止めされている。ソレ
ノイド58は、前記光センサ41からの出力信号に応答
して、昇降軸59を昇降させる。ソレノイド58の昇降
軸59の昇降は、レバー57を介して軸56および切換
部材55を角変位させるので、シート10の搬送経路が
自在に切換えられる。
換装置の簡略化された構成を示す平面図であり、図7は
図6に示す経路切換装置の側面図である。経路切換装置
14は、シート10の搬送経路を切換える切換部材55
と、切換部材55に一端部が固定され、軸線まわりに角
変位可能な軸56と、軸56の他端部に固定されるレバ
ー57と、レバー57の一端部に設けられ、軸56を軸
線まわりに角変位させるソレノイド58およびその昇降
軸59と、レバー57の他端部に固定されるコイルばね
60とを含む。切換部材55は、シート搬送方向上流側
に向かって先端部が先細状の板状部材であり、幅中央部
には切欠105が形成されている。軸56は、軸受6
1,62によって角変位自在に支持されており、その他
端部はレバー57の略中央部コイルばね60寄りに固定
されている。また、レバー57の一端部とソレノイド5
8の昇降軸59とは、レバー57の一端部に設けられて
いる切欠き溝63を介してレバー57の長手方向にスラ
イド可能にピン64によってピン止めされている。ソレ
ノイド58は、前記光センサ41からの出力信号に応答
して、昇降軸59を昇降させる。ソレノイド58の昇降
軸59の昇降は、レバー57を介して軸56および切換
部材55を角変位させるので、シート10の搬送経路が
自在に切換えられる。
【0031】図8はシート検出装置の経路切換装置にお
ける軟質シート搬送時の状況を示す側面図であり、図9
はシート検出装置の経路切換装置における厚さの厚いシ
ートや硬質シート搬送時の状況を示す側面図である。前
記軸56および切換部材55は、シート搬送方向に沿っ
て第2搬送ベルト18の下張架部分のシート搬送方向上
流側端部と第4搬送ベルト95の下張架部分のシート搬
送方向下流側端部との間において第1搬送ベルト17の
外周面よりも外方に設けられている。軟質シート搬送時
には、前記ばね力付与装置12は、第8プーリC3 がシ
ート10を介して第3プーリA3寄りに角変位した前記
第1状態を呈するので、光センサ41は図3に示すよう
に光経路に遮光板40が介在しない入光状態となる。ソ
レノイド58は、入光状態を示す光センサ41からの出
力に応答して昇降軸59を下降させるので、切換部材5
5は、第1搬送ベルト17から離間して、シート10を
第1搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送すること
を許容する第3状態になるように角変位する。これによ
って、シート10は、図8に示すように、第1搬送ベル
ト17と切換部材55とによって形成される搬送経路6
5を矢符66方向に搬送される。厚さの厚いシートや硬
質シート搬送時には、前記ばね力付与装置12は、第8
プーリC3 がシート10を介して第3プーリA3から離
間した前記第2状態を呈するので、光センサ41は図5
に示すように光経路に遮光板が介在する遮光状態とな
る。ソレノイド58は、遮光状態を示す光センサ41か
らの出力信号に応答して昇降軸59を上昇させるので、
切換部材55は第1搬送ベルト17に近接して、シート
10を第1搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬
送することを許容する第4状態になるように角変位す
る。これによって、シート10は図9に示すように、切
換部材55と案内部材67とによって形成される搬送経
路68を矢符69方向に搬送され、排出容器28内に排
除される。
ける軟質シート搬送時の状況を示す側面図であり、図9
はシート検出装置の経路切換装置における厚さの厚いシ
ートや硬質シート搬送時の状況を示す側面図である。前
記軸56および切換部材55は、シート搬送方向に沿っ
て第2搬送ベルト18の下張架部分のシート搬送方向上
流側端部と第4搬送ベルト95の下張架部分のシート搬
送方向下流側端部との間において第1搬送ベルト17の
外周面よりも外方に設けられている。軟質シート搬送時
には、前記ばね力付与装置12は、第8プーリC3 がシ
ート10を介して第3プーリA3寄りに角変位した前記
第1状態を呈するので、光センサ41は図3に示すよう
に光経路に遮光板40が介在しない入光状態となる。ソ
レノイド58は、入光状態を示す光センサ41からの出
力に応答して昇降軸59を下降させるので、切換部材5
5は、第1搬送ベルト17から離間して、シート10を
第1搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送すること
を許容する第3状態になるように角変位する。これによ
って、シート10は、図8に示すように、第1搬送ベル
ト17と切換部材55とによって形成される搬送経路6
5を矢符66方向に搬送される。厚さの厚いシートや硬
質シート搬送時には、前記ばね力付与装置12は、第8
プーリC3 がシート10を介して第3プーリA3から離
間した前記第2状態を呈するので、光センサ41は図5
に示すように光経路に遮光板が介在する遮光状態とな
る。ソレノイド58は、遮光状態を示す光センサ41か
らの出力信号に応答して昇降軸59を上昇させるので、
切換部材55は第1搬送ベルト17に近接して、シート
10を第1搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬
送することを許容する第4状態になるように角変位す
る。これによって、シート10は図9に示すように、切
換部材55と案内部材67とによって形成される搬送経
路68を矢符69方向に搬送され、排出容器28内に排
除される。
【0032】また前記経路切換装置14の上流側には、
前記第4押付力付与装置99が設けられている。第4押
付力付与装置99は、前記第1押付力付与装置96と全
く同一の構成を有しており、第4搬送ベルト95のシー
ト10との接触面とは反対側の張架部分に接触して回転
するプーリD4 と、揺動レバー106と、揺動軸107
と、ばね108と、係止片109と、プーリD5 とを含
む。ばね108は梃子の原理によりプーリD4 を介して
第4搬送ベルト95に押付力を付与することができるの
で、第4搬送ベルト95は第1搬送ベルト17に押し付
けられ、第1搬送ベルト17に追従して駆動される。
前記第4押付力付与装置99が設けられている。第4押
付力付与装置99は、前記第1押付力付与装置96と全
く同一の構成を有しており、第4搬送ベルト95のシー
ト10との接触面とは反対側の張架部分に接触して回転
するプーリD4 と、揺動レバー106と、揺動軸107
と、ばね108と、係止片109と、プーリD5 とを含
む。ばね108は梃子の原理によりプーリD4 を介して
第4搬送ベルト95に押付力を付与することができるの
で、第4搬送ベルト95は第1搬送ベルト17に押し付
けられ、第1搬送ベルト17に追従して駆動される。
【0033】図10は、シート検出装置の電気的構成を
示すブロック図である。シート検出装置20において
は、光センサ41からの出力信号が処理装置70に入力
され、それが遮光状態を示す場合には、シート10が経
路切換装置14に到達するタイミングで経路を切換える
ように、処理装置70から経路切換装置14に出力信号
が与えられる。これによって、搬送性が悪い厚さの厚い
シートや硬質シートは、図9に示すように排出容器28
内に排除される。
示すブロック図である。シート検出装置20において
は、光センサ41からの出力信号が処理装置70に入力
され、それが遮光状態を示す場合には、シート10が経
路切換装置14に到達するタイミングで経路を切換える
ように、処理装置70から経路切換装置14に出力信号
が与えられる。これによって、搬送性が悪い厚さの厚い
シートや硬質シートは、図9に示すように排出容器28
内に排除される。
【0034】図11は、シート検出装置の動作を示すフ
ローチャートである。ステップs1では、シート検出装
置20の運転準備を行った後、シート10の搬送が開始
される。開始に際しては、経路切換装置14は、シート
10が後続する収納箱23に搬送されるように、図8に
示す状態にセットされる。ステップs2では、光センサ
が遮光状態か否かが判定される。光センサが遮光状態で
ある場合には、シート10が搬送性の悪い厚さの厚いシ
ートや硬質シートであるので、ステップs3において搬
送経路が切換えられる。搬送経路の切換えは、シート1
0が経路切換装置14に到達する一定時間後に行われ、
搬送経路が図9に示す状態に形成され、シート10が排
出容器28内に排除される。ステップs4では、経路切
換装置14によって搬送経路の再切換えが行われ、搬送
経路は図8に示す初期状態に復帰する。ステップs5で
は、シート検出装置20の動作が終了する。一方、ステ
ップs2において、光センサ41が遮光状態でなく入光
状態である場合には、シート10は搬送性の良好な薄い
軟質シートであるので、搬送経路が初期状態のまま保持
され、ステップs5に進み、シート検出装置20の動作
が終了する。
ローチャートである。ステップs1では、シート検出装
置20の運転準備を行った後、シート10の搬送が開始
される。開始に際しては、経路切換装置14は、シート
10が後続する収納箱23に搬送されるように、図8に
示す状態にセットされる。ステップs2では、光センサ
が遮光状態か否かが判定される。光センサが遮光状態で
ある場合には、シート10が搬送性の悪い厚さの厚いシ
ートや硬質シートであるので、ステップs3において搬
送経路が切換えられる。搬送経路の切換えは、シート1
0が経路切換装置14に到達する一定時間後に行われ、
搬送経路が図9に示す状態に形成され、シート10が排
出容器28内に排除される。ステップs4では、経路切
換装置14によって搬送経路の再切換えが行われ、搬送
経路は図8に示す初期状態に復帰する。ステップs5で
は、シート検出装置20の動作が終了する。一方、ステ
ップs2において、光センサ41が遮光状態でなく入光
状態である場合には、シート10は搬送性の良好な薄い
軟質シートであるので、搬送経路が初期状態のまま保持
され、ステップs5に進み、シート検出装置20の動作
が終了する。
【0035】以上述べたように、本実施例によるシート
検出装置20は、シート10の搬送性を正確、かつ確実
に検出して、搬送性の悪いシート10を搬送経路から確
実に排除することができる。このため、後続する搬送経
路の折り曲げ部においてシート10が詰まったり破損し
たりする恐れがなくなる。またシート10は、一対の搬
送ベルトの対向して配置される各張架部分の間に挟持さ
れて搬送されるので、確実に搬送される。さらに第3搬
送ベルト19の下張架部分の内周面を支持する第6〜第
10プーリC1〜C5が第1搬送ベルト17の上張架部分
の内周面を支持する第1〜第5プーリA1〜A5と第1搬
送ベルト17および第3搬送ベルト19を挟んでそれぞ
れ対向配置されているので、各搬送ベルト17,19の
シート10に対する挟持力が安定的に保持され、各搬送
ベルト17,19とシート10との間にすべりが発生し
ない。したがってシート10の長手方向をシート搬送方
向に平行に保持したまま確実に搬送することができる。
また軟質シートが搬送される場合には、第8プーリC3
は、ばね力によってシート10を第3搬送ベルト19お
よび第1搬送ベルト17とともに変形して対向配置され
る第3プーリA3に近接する方向に角変位し、前記ばね
力によって変形しない硬質シートが搬送される場合に
は、第8プーリC3は、ばね力に打ち勝って第3プーリ
A3から離間する方向に角変位する。この結果、第8プ
ーリC3の角変位位置によって軟質シートと硬質シート
とを確実に区別することができる。さらに第8プーリC
3のシート搬送方向上流側および下流側には第7プーリ
C2および第9プーリC4がそれぞれ配置されているの
で、硬質シートが搬送される場合における第8プーリC
3の角変位量がそれらのプーリC2,C4によって機械的
に規制される。したがってばねの過大な引張変形が回避
されてばねの破損が防止される。さらにまた第3プーリ
A3が第2プーリA2と第4プーリA4間の第1搬送ベル
ト17の内周面から内方に離間した位置に配置されてい
るので、軟質シートが搬送される場合における第8プー
リC3の角変位量が第3プーリA3によって機械的に規制
される。その結果、薄い軟質シートおよび各搬送ベルト
17,19の過大な変形が回避され、シート10が円滑
に搬送される。また発光素子42からの光を光経路を介
して受光する受光素子43は、第8プーリC3が第3プ
ーリA3に近接した第1状態のときには、光経路が遮光
板40によって遮光されない位置に配置されており、第
8プーリC3が第3プーリA3から離間した第2状態のと
きには、光経路が遮光板40によって遮光される位置に
配置されている。したがってばね力によって変形する軟
質シートとばね力によって変形しない硬質シートとが受
光素子43の出力によって明確に区別される。さらに受
光素子43の出力に応答して前記第1状態のときには切
換部材55が第1搬送ベルト17から離間する前記第3
状態になるように軸56を角変位させ、前記第2状態の
ときには切換部材55が第1搬送ベルト17に近接する
前記第4状態になるように軸56を角変位させる。その
結果簡単な構成ならびに小さい動力でシート10の搬送
経路を確実に切換えることができ、硬質シートを確実に
排除することができる。
検出装置20は、シート10の搬送性を正確、かつ確実
に検出して、搬送性の悪いシート10を搬送経路から確
実に排除することができる。このため、後続する搬送経
路の折り曲げ部においてシート10が詰まったり破損し
たりする恐れがなくなる。またシート10は、一対の搬
送ベルトの対向して配置される各張架部分の間に挟持さ
れて搬送されるので、確実に搬送される。さらに第3搬
送ベルト19の下張架部分の内周面を支持する第6〜第
10プーリC1〜C5が第1搬送ベルト17の上張架部分
の内周面を支持する第1〜第5プーリA1〜A5と第1搬
送ベルト17および第3搬送ベルト19を挟んでそれぞ
れ対向配置されているので、各搬送ベルト17,19の
シート10に対する挟持力が安定的に保持され、各搬送
ベルト17,19とシート10との間にすべりが発生し
ない。したがってシート10の長手方向をシート搬送方
向に平行に保持したまま確実に搬送することができる。
また軟質シートが搬送される場合には、第8プーリC3
は、ばね力によってシート10を第3搬送ベルト19お
よび第1搬送ベルト17とともに変形して対向配置され
る第3プーリA3に近接する方向に角変位し、前記ばね
力によって変形しない硬質シートが搬送される場合に
は、第8プーリC3は、ばね力に打ち勝って第3プーリ
A3から離間する方向に角変位する。この結果、第8プ
ーリC3の角変位位置によって軟質シートと硬質シート
とを確実に区別することができる。さらに第8プーリC
3のシート搬送方向上流側および下流側には第7プーリ
C2および第9プーリC4がそれぞれ配置されているの
で、硬質シートが搬送される場合における第8プーリC
3の角変位量がそれらのプーリC2,C4によって機械的
に規制される。したがってばねの過大な引張変形が回避
されてばねの破損が防止される。さらにまた第3プーリ
A3が第2プーリA2と第4プーリA4間の第1搬送ベル
ト17の内周面から内方に離間した位置に配置されてい
るので、軟質シートが搬送される場合における第8プー
リC3の角変位量が第3プーリA3によって機械的に規制
される。その結果、薄い軟質シートおよび各搬送ベルト
17,19の過大な変形が回避され、シート10が円滑
に搬送される。また発光素子42からの光を光経路を介
して受光する受光素子43は、第8プーリC3が第3プ
ーリA3に近接した第1状態のときには、光経路が遮光
板40によって遮光されない位置に配置されており、第
8プーリC3が第3プーリA3から離間した第2状態のと
きには、光経路が遮光板40によって遮光される位置に
配置されている。したがってばね力によって変形する軟
質シートとばね力によって変形しない硬質シートとが受
光素子43の出力によって明確に区別される。さらに受
光素子43の出力に応答して前記第1状態のときには切
換部材55が第1搬送ベルト17から離間する前記第3
状態になるように軸56を角変位させ、前記第2状態の
ときには切換部材55が第1搬送ベルト17に近接する
前記第4状態になるように軸56を角変位させる。その
結果簡単な構成ならびに小さい動力でシート10の搬送
経路を確実に切換えることができ、硬質シートを確実に
排除することができる。
【0036】図12は、シート仕分け装置の読取り部の
簡略化された構成を示す斜視図である。読取り部29に
おいては、前述のように第1搬送ベルト17の上方に搬
送ベルトが配設されていない。このため、シート10の
上方に記載されている区分情報は、読取り部29の上方
に配設された前記読取り装置22によって容易に、かつ
確実に読取られる。また、読取り部29においては、シ
ート10は幅方向4本の第1搬送ベルト17で支持され
ており、読取り時に必要なシート10の平坦性が確保さ
れている。なお第1搬送ベルト17の本数は1本でもよ
い。
簡略化された構成を示す斜視図である。読取り部29に
おいては、前述のように第1搬送ベルト17の上方に搬
送ベルトが配設されていない。このため、シート10の
上方に記載されている区分情報は、読取り部29の上方
に配設された前記読取り装置22によって容易に、かつ
確実に読取られる。また、読取り部29においては、シ
ート10は幅方向4本の第1搬送ベルト17で支持され
ており、読取り時に必要なシート10の平坦性が確保さ
れている。なお第1搬送ベルト17の本数は1本でもよ
い。
【0037】図13は、シート検出装置の下部搬送部の
簡略化された構成を示す斜視図である。シート検出装置
20の下部搬送部71は、第1搬送ベルト17の下張架
部分および第2搬送ベルト18の上張架部分が対向して
配置されている。第1搬送ベルト17および第2搬送ベ
ルト18は、ゴム製の歯付無端状ベルトであり、シート
10はそれらの張架部分の間に挟持されて搬送される。
下部搬送部71には、反射型光センサ72が設けられて
おり、シート10の搬送状況がチェックされている。
簡略化された構成を示す斜視図である。シート検出装置
20の下部搬送部71は、第1搬送ベルト17の下張架
部分および第2搬送ベルト18の上張架部分が対向して
配置されている。第1搬送ベルト17および第2搬送ベ
ルト18は、ゴム製の歯付無端状ベルトであり、シート
10はそれらの張架部分の間に挟持されて搬送される。
下部搬送部71には、反射型光センサ72が設けられて
おり、シート10の搬送状況がチェックされている。
【0038】図14はシート振り分け装置の簡略化され
た構成を示す斜視図であり、図15はシート振り分け装
置の作動状況を示す側面図である。また、図15(1)
は、シートを収納箱に収納している状況を、図15
(2)はシートを後続する収納箱に搬送している状況を
示している。シート振り分け装置24は、前記経路切換
装置14と全く同一の構成を有している。ソレノイド7
5は、前記読取り装置22によって読取られたシート1
0の区分情報に基づき、シート10が収納すべき収納箱
23に到達するタイミングで昇降軸76を下降させる。
ソレノイド75の昇降軸76の下降は、レバー77およ
び軸78を介して振り分け部材79を搬送ベルト80に
近接するように角変位させる。これによって、搬送経路
が図15の(1)に示すように振り分け部材79と収納
箱23の間に形成されるので、搬送ベルト80と搬送ベ
ルト111の間に挟持されて送られてくるシート10は
収納すべき収納箱23内に収納される。
た構成を示す斜視図であり、図15はシート振り分け装
置の作動状況を示す側面図である。また、図15(1)
は、シートを収納箱に収納している状況を、図15
(2)はシートを後続する収納箱に搬送している状況を
示している。シート振り分け装置24は、前記経路切換
装置14と全く同一の構成を有している。ソレノイド7
5は、前記読取り装置22によって読取られたシート1
0の区分情報に基づき、シート10が収納すべき収納箱
23に到達するタイミングで昇降軸76を下降させる。
ソレノイド75の昇降軸76の下降は、レバー77およ
び軸78を介して振り分け部材79を搬送ベルト80に
近接するように角変位させる。これによって、搬送経路
が図15の(1)に示すように振り分け部材79と収納
箱23の間に形成されるので、搬送ベルト80と搬送ベ
ルト111の間に挟持されて送られてくるシート10は
収納すべき収納箱23内に収納される。
【0039】一方、シート10を後続する収納箱23に
搬送させる場合には、ソレノイド75は昇降軸76を上
昇させる。ソレノイド75の昇降軸76の上昇は、レバ
ー77および軸78を介して振り分け部材79を搬送ベ
ルト80から離れるように角変位させる。これによっ
て、搬送経路が図15(2)に示すように、振り分け部
材79と搬送ベルト80の間に形成されるので、シート
10は搬送ベルト80と搬送ベルト112の間に挟持さ
れて後続する収納箱23に搬送される。なお搬送ベルト
80,111,112は、プーリE1〜En,F1〜Fnに
張架されており、搬送ベルト112の下部には、シート
10の巻き込みを防止するために保護カバー113が設
けられている。
搬送させる場合には、ソレノイド75は昇降軸76を上
昇させる。ソレノイド75の昇降軸76の上昇は、レバ
ー77および軸78を介して振り分け部材79を搬送ベ
ルト80から離れるように角変位させる。これによっ
て、搬送経路が図15(2)に示すように、振り分け部
材79と搬送ベルト80の間に形成されるので、シート
10は搬送ベルト80と搬送ベルト112の間に挟持さ
れて後続する収納箱23に搬送される。なお搬送ベルト
80,111,112は、プーリE1〜En,F1〜Fnに
張架されており、搬送ベルト112の下部には、シート
10の巻き込みを防止するために保護カバー113が設
けられている。
【0040】図16は図2に示すシート収納装置の簡略
化された構成を示す平面図であり、図17は図16に示
すシート収納装置の正面図であり、図18は図17に示
すシート収納装置の切断面線XVIII−XVIIIか
ら見た側面断面図である。図16および図18では、図
解の便宜のために前記搬送ベルト80,112を省略し
ている。前記シート収納装置25は、上方に開口した収
納空間を有する収納箱23と、シート10の搬送方向の
一側方に配置される整列部材であるシート案内板84と
を含む。収納箱23は、底部81と、底部81に垂直に
立設された一対の短辺側側壁82,82aおよび一方の
長辺側側壁83とにより形成されており、他方の長辺側
側壁は収納されたシート10を取出すために設けられて
いない。また、一方の長辺側側壁83は、シート10の
搬送方向に平行に配設されている。シート案内板84
は、収納箱23の底部81に対して垂直に立設されてお
り、前記一方の長辺側側壁83に対して平行に配設され
ている。またシート案内板84の上端部85は、収納箱
23の一方の短辺側側壁82の上部からシート10の搬
送方向の上流側から下流側になるにつれて低く傾斜して
いる。
化された構成を示す平面図であり、図17は図16に示
すシート収納装置の正面図であり、図18は図17に示
すシート収納装置の切断面線XVIII−XVIIIか
ら見た側面断面図である。図16および図18では、図
解の便宜のために前記搬送ベルト80,112を省略し
ている。前記シート収納装置25は、上方に開口した収
納空間を有する収納箱23と、シート10の搬送方向の
一側方に配置される整列部材であるシート案内板84と
を含む。収納箱23は、底部81と、底部81に垂直に
立設された一対の短辺側側壁82,82aおよび一方の
長辺側側壁83とにより形成されており、他方の長辺側
側壁は収納されたシート10を取出すために設けられて
いない。また、一方の長辺側側壁83は、シート10の
搬送方向に平行に配設されている。シート案内板84
は、収納箱23の底部81に対して垂直に立設されてお
り、前記一方の長辺側側壁83に対して平行に配設され
ている。またシート案内板84の上端部85は、収納箱
23の一方の短辺側側壁82の上部からシート10の搬
送方向の上流側から下流側になるにつれて低く傾斜して
いる。
【0041】前記シート検出装置20からシート振り分
け装置24を経て収納箱23に搬送されるシート10
は、その幅方向一端部をシート案内板84の上端部85
に乗載した状態で、尾端部10aを高くして矢符86方
向に滑降してくる。滑降中、シート10の重心は、その
幅方向他端部寄りにあるので、図18に示すように、シ
ート10はシート案内板84の上端部85を支点として
その他端部側から収納箱23の底部81上に落下してゆ
く。このため、薄い軟質シート10でも、回転して裏返
しになったり、折れ曲がったり、まるまったりすること
なく、表裏を揃えて積み重ねられる。また、収納箱23
がシート10で一杯になると、アクチュエータ87が検
知し、リミットスイッチ88が作動し、満杯ランプ89
が点灯する。
け装置24を経て収納箱23に搬送されるシート10
は、その幅方向一端部をシート案内板84の上端部85
に乗載した状態で、尾端部10aを高くして矢符86方
向に滑降してくる。滑降中、シート10の重心は、その
幅方向他端部寄りにあるので、図18に示すように、シ
ート10はシート案内板84の上端部85を支点として
その他端部側から収納箱23の底部81上に落下してゆ
く。このため、薄い軟質シート10でも、回転して裏返
しになったり、折れ曲がったり、まるまったりすること
なく、表裏を揃えて積み重ねられる。また、収納箱23
がシート10で一杯になると、アクチュエータ87が検
知し、リミットスイッチ88が作動し、満杯ランプ89
が点灯する。
【0042】図19は本発明の他の実施例であるシート
収納装置の簡略化された構成を示す正面図であり、図2
0は図19に示すシート収納装置の切断面線XX−XX
から見た側面断面図である。図20では、図解の便宜の
為に前記搬送ベルト80,112を省略している。また
図16〜図18と対応する部分には、同一の参照符号を
付す。シート収納装置90は、収納箱23と、シート1
0の搬送方向の一側方に配置される整列部材であるシー
ト案内突起91とを含む。シート案内突起91は、収納
箱23の一方の長辺側側壁83に設けられており、それ
は収納箱23の一方の短側側壁82の上部からシート1
0の搬送方向の上流側から下流側になるにつれて低く傾
斜している。シート収納装置90のシート10に対する
作用効果は、前記シート収納装置25の場合と同様であ
り、前述のようにシート10は、回転して裏返しになっ
たり、まるまったり、折れ曲がったりすることなく、表
裏を揃えて積み重ねられる。シート収納装置90のシー
ト案内突起91は、前記シート収納装置25のシート案
内板84と比べて容易に設置することができる。なお、
シート案内突起91に代わって線材を用いてもよい。
収納装置の簡略化された構成を示す正面図であり、図2
0は図19に示すシート収納装置の切断面線XX−XX
から見た側面断面図である。図20では、図解の便宜の
為に前記搬送ベルト80,112を省略している。また
図16〜図18と対応する部分には、同一の参照符号を
付す。シート収納装置90は、収納箱23と、シート1
0の搬送方向の一側方に配置される整列部材であるシー
ト案内突起91とを含む。シート案内突起91は、収納
箱23の一方の長辺側側壁83に設けられており、それ
は収納箱23の一方の短側側壁82の上部からシート1
0の搬送方向の上流側から下流側になるにつれて低く傾
斜している。シート収納装置90のシート10に対する
作用効果は、前記シート収納装置25の場合と同様であ
り、前述のようにシート10は、回転して裏返しになっ
たり、まるまったり、折れ曲がったりすることなく、表
裏を揃えて積み重ねられる。シート収納装置90のシー
ト案内突起91は、前記シート収納装置25のシート案
内板84と比べて容易に設置することができる。なお、
シート案内突起91に代わって線材を用いてもよい。
【0043】図21は本発明のさらに他の実施例である
シート仕分け装置の簡略化された構成を示す正面図であ
り、図22は図21に示すシート仕分け装置の平面図で
ある。図2と対応する部分には、同一の参照符号を付
す。シート仕分け装置92は、前記シート仕分け装置2
1と同一の基本構成を有している。シート仕分け装置9
2の収納箱23の個数は、たとえば前記シート仕分け装
置21よりも少ない70個である。このように、収納箱
23の個数は、設置条件に応じて自在に設定することが
できる。
シート仕分け装置の簡略化された構成を示す正面図であ
り、図22は図21に示すシート仕分け装置の平面図で
ある。図2と対応する部分には、同一の参照符号を付
す。シート仕分け装置92は、前記シート仕分け装置2
1と同一の基本構成を有している。シート仕分け装置9
2の収納箱23の個数は、たとえば前記シート仕分け装
置21よりも少ない70個である。このように、収納箱
23の個数は、設置条件に応じて自在に設定することが
できる。
【0044】なお、搬送性の悪いシートおよび搬送でき
ないシートの検出方法として、距離センサによって厚さ
を検出する方法や金属探知センサによって金属を探知
し、排除する方法などを適用してもよい。
ないシートの検出方法として、距離センサによって厚さ
を検出する方法や金属探知センサによって金属を探知
し、排除する方法などを適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート検
出装置20は、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質の
シートをシートの変形状態を介して検出し、搬送経路を
切換えて搬送経路から排除することができる、これによ
って、後続する搬送経路の折り曲げ部において、シート
が詰まったり、破損したりする恐れがなくなり、シート
の搬送性が大幅に向上する。また、厚さの厚いシート
と、硬質なシートとが1つの検出装置によって検出され
るので、従来技術のように、厚さと硬さを別々の検出装
置を設けて検出する必要がない。このため、検出装置が
コンパクトになり、省スペースを図ることができる。
出装置20は、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質の
シートをシートの変形状態を介して検出し、搬送経路を
切換えて搬送経路から排除することができる、これによ
って、後続する搬送経路の折り曲げ部において、シート
が詰まったり、破損したりする恐れがなくなり、シート
の搬送性が大幅に向上する。また、厚さの厚いシート
と、硬質なシートとが1つの検出装置によって検出され
るので、従来技術のように、厚さと硬さを別々の検出装
置を設けて検出する必要がない。このため、検出装置が
コンパクトになり、省スペースを図ることができる。
【0046】またシートは、一対の搬送ベルトの対向し
て配置される各張架部分の間に挟持されて搬送されるの
で、確実に搬送される。さらに各プーリが各搬送ベルト
を挟んで対向配置されているので、各搬送ベルトのシー
トに対する挟持力が安定的に保持され、各搬送ベルトと
シートとの間にすべりが発生しない。したがってシート
の長手方向をシート搬送方向に平行に保持したまま確実
に搬送することができる。
て配置される各張架部分の間に挟持されて搬送されるの
で、確実に搬送される。さらに各プーリが各搬送ベルト
を挟んで対向配置されているので、各搬送ベルトのシー
トに対する挟持力が安定的に保持され、各搬送ベルトと
シートとの間にすべりが発生しない。したがってシート
の長手方向をシート搬送方向に平行に保持したまま確実
に搬送することができる。
【0047】また軟質シートが搬送される場合には、第
8プーリC3は、ばね力によってシート10を検出用上
搬送ベルト19および検出用下搬送ベルト17とともに
変形して対向配置される第3プーリA3に近接する方向
に角変位し、前記ばね力によって変形しない硬質シート
が搬送される場合には、第8プーリC3は、ばね力に打
ち勝って第3プーリA3から離間する方向に角変位す
る。この結果、第8プーリC3の角変位位置によって軟
質シートと硬質シートとを確実に区別することができ
る。さらに第8プーリC3のシート搬送方向上流側およ
び下流側には第7プーリC2および第9プーリC4がそれ
ぞれ配置されているので、硬質シートが搬送される場合
における第8プーリC3の角変位量がそれらのプーリ
C2,C4によって機械的に規制される。したがってばね
の過大な引張変形が回避されてばねの破損が防止され
る。さらにまた第3プーリA3が第2プーリA2と第4プ
ーリA4間の検出用下搬送ベルト17の内周面から内方
に離間した位置に配置されているので、軟質シートが搬
送される場合における第8プーリC3の角変位量が第3
プーリA3によって機械的に規制される。その結果、軟
質シートおよび各搬送ベルト17,19の過大な変形が
回避され、シート10が円滑に搬送される。
8プーリC3は、ばね力によってシート10を検出用上
搬送ベルト19および検出用下搬送ベルト17とともに
変形して対向配置される第3プーリA3に近接する方向
に角変位し、前記ばね力によって変形しない硬質シート
が搬送される場合には、第8プーリC3は、ばね力に打
ち勝って第3プーリA3から離間する方向に角変位す
る。この結果、第8プーリC3の角変位位置によって軟
質シートと硬質シートとを確実に区別することができ
る。さらに第8プーリC3のシート搬送方向上流側およ
び下流側には第7プーリC2および第9プーリC4がそれ
ぞれ配置されているので、硬質シートが搬送される場合
における第8プーリC3の角変位量がそれらのプーリ
C2,C4によって機械的に規制される。したがってばね
の過大な引張変形が回避されてばねの破損が防止され
る。さらにまた第3プーリA3が第2プーリA2と第4プ
ーリA4間の検出用下搬送ベルト17の内周面から内方
に離間した位置に配置されているので、軟質シートが搬
送される場合における第8プーリC3の角変位量が第3
プーリA3によって機械的に規制される。その結果、軟
質シートおよび各搬送ベルト17,19の過大な変形が
回避され、シート10が円滑に搬送される。
【0048】また発光素子42からの光を光経路を介し
て受光する受光素子43は、第8プーリC3が第3プー
リA3に近接した第1状態のときには、光経路が遮光部
材40によって遮光されない位置に配置されており、第
8プーリC3が第3プーリA3から離間した第2状態のと
きには、光経路が遮光部材40によって遮光される位置
に配置されている。したがってばね力によって変形する
軟質シートとばね力によって変形しない硬質シートとが
受光素子43の出力によって明確に区別される。さらに
光センサ41の出力に応答して前記第1状態のときには
切換部材55が検出用下搬送ベルト17から離間する第
3状態になるように軸56を角変位させ、前記第2状態
のときには切換部材55が検出用下搬送ベルト17に近
接する第4状態になるように軸56を角変位させる。そ
の結果簡単な構成ならびに小さい動力でシート10の搬
送経路を確実に切換えることができ、硬質シートを確実
に排除することができる。
て受光する受光素子43は、第8プーリC3が第3プー
リA3に近接した第1状態のときには、光経路が遮光部
材40によって遮光されない位置に配置されており、第
8プーリC3が第3プーリA3から離間した第2状態のと
きには、光経路が遮光部材40によって遮光される位置
に配置されている。したがってばね力によって変形する
軟質シートとばね力によって変形しない硬質シートとが
受光素子43の出力によって明確に区別される。さらに
光センサ41の出力に応答して前記第1状態のときには
切換部材55が検出用下搬送ベルト17から離間する第
3状態になるように軸56を角変位させ、前記第2状態
のときには切換部材55が検出用下搬送ベルト17に近
接する第4状態になるように軸56を角変位させる。そ
の結果簡単な構成ならびに小さい動力でシート10の搬
送経路を確実に切換えることができ、硬質シートを確実
に排除することができる。
【0049】また本発明によれば、シート仕分け装置に
おいては、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質なシー
トが搬送経路から排除された後、搬送性の良好な薄い軟
質シートが収納すべき収納箱に表裏を揃えて積み重ねら
れて収納されるので、シート仕分け装置のトラブルによ
る休止時間が大幅に低減され、シート仕分け装置の稼働
率が大幅に向上する。
おいては、搬送性の悪い厚さの厚いシートや硬質なシー
トが搬送経路から排除された後、搬送性の良好な薄い軟
質シートが収納すべき収納箱に表裏を揃えて積み重ねら
れて収納されるので、シート仕分け装置のトラブルによ
る休止時間が大幅に低減され、シート仕分け装置の稼働
率が大幅に向上する。
【0050】またシート収納装置においては、シートは
整列部材に案内されて収納箱内に積み重ねられるので、
積み重なっていく際にシートが回転して裏返しになった
り、折れ曲がったりする恐れがない。このため、手作業
による修正作業が不要になるので、シートの仕分け作業
の能率が大幅に向上する。
整列部材に案内されて収納箱内に積み重ねられるので、
積み重なっていく際にシートが回転して裏返しになった
り、折れ曲がったりする恐れがない。このため、手作業
による修正作業が不要になるので、シートの仕分け作業
の能率が大幅に向上する。
【0051】また本発明によれば、整列部材は、収納箱
の側壁に設けられるシート案内突起であってもよい。こ
れによって、整列部材の設置を極めて容易に行うことが
できる。
の側壁に設けられるシート案内突起であってもよい。こ
れによって、整列部材の設置を極めて容易に行うことが
できる。
【図1】本発明の一実施例であるシート検出装置の簡略
化された構成を示す側面図である。
化された構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施例であるシート仕分け装置の外
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
【図3】図1に示すシート検出装置のシート搬送方向上
流側における搬送装置、ばね力付与装置および光センサ
装置の簡略化された構成を示す側面図である。
流側における搬送装置、ばね力付与装置および光センサ
装置の簡略化された構成を示す側面図である。
【図4】光センサの簡略化された構成を示す平面図であ
る。
る。
【図5】シート検出装置における厚みの厚いシートや、
硬質シートの搬送時の状況を示す側面図である。
硬質シートの搬送時の状況を示す側面図である。
【図6】図1に示すシート検出装置の経路切換装置の簡
略化された構成を示す平面図である。
略化された構成を示す平面図である。
【図7】図6に示す経路切換装置の側面図である。
【図8】シート検出装置の経路切換装置における軟質シ
ート搬送時の状況を示す側面図である。
ート搬送時の状況を示す側面図である。
【図9】シート検出装置の経路切換装置における厚さの
厚いシートや硬質シート搬送時の状況を示す側面図であ
る。
厚いシートや硬質シート搬送時の状況を示す側面図であ
る。
【図10】シート検出装置の電気的構成を示すブロック
図である。
図である。
【図11】シート検出装置の動作を示すフローチャート
である。
である。
【図12】シート仕分け装置の読取り部の簡略化された
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図13】シート検出装置の下部搬送部の簡略化された
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図14】シート振り分け装置の簡略化された構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図15】シート振り分け装置の作動状況を示す側面図
である。
である。
【図16】図2に示すシート収納装置の簡略化された構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図17】図16に示すシート収納装置の正面図であ
る。
る。
【図18】図17に示すシート収納装置の切断面XVI
II−XVIIIから見た側面断面図である。
II−XVIIIから見た側面断面図である。
【図19】本発明の他の実施例であるシート収納装置の
簡略化された構成を示す正面図である。
簡略化された構成を示す正面図である。
【図20】図19に示すシート収納装置の切断面線XX
−XXから見た側面断面図である。
−XXから見た側面断面図である。
【図21】本発明のさらに他の実施例であるシート仕分
け装置の簡略化された構成を示す正面図である。
け装置の簡略化された構成を示す正面図である。
【図22】図20に示すシート仕分け装置の平面図であ
る。
る。
【図23】従来技術による硬さ選別部の簡略化された構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
1 硬さ選別部 4 孔あきベルト 5 真空チャンバ 6 屈曲部 10 シート 11 搬送装置 12 ばね力付与装置 13 光センサ装置 14 経路切換装置 17 第1搬送ベルト 18 第2搬送ベルト 19 第3搬送ベルト 20 シート検出装置 21,92 シート仕分け装置 22 読取り装置 23 収納箱 24 シート振り分け装置 25,90 シート収納装置 27 シュート 28 排出容器 29 読取り部 36,101,107 揺動軸 37,100,106 揺動レバー 38,102,108 ばね 40 遮光板 41 光センサ 50,67 案内部材 55 切換部材 58 ソレノイド 79 振り分け部材 80,111,112 搬送ベルト 84 シート案内板 91 シート案内突起 95 第4搬送ベルト 96 第1押付力付与装置 97 第2押付力付与装置 98 第3押付力付与装置 99 第4押付力付与装置
Claims (3)
- 【請求項1】 無端状に形成され、駆動され、シート1
0を搬送する検出用下搬送ベルト17と、 検出用下搬送ベルト17の外周面のシート搬送方向下流
側外方に配置される無端状の分岐用下搬送ベルト18で
あって、検出用下搬送ベルト17の下張架部分に分岐用
下搬送ベルト18の上張架部分が対向して配置され、対
向配置される上下張架部分の間にシート10を挟持して
搬送する分岐用下搬送ベルト18と、 検出用下搬送ベルト17のシート搬送方向上流側外周面
の外方に配置される無端状の検出用上搬送ベルト19で
あって、検出用下搬送ベルト17の上張架部分に検出用
上搬送ベルト19の下張架部分が対向して配置され、対
向配置される上下張架部分の間にシートを挟持して搬送
する検出用上搬送ベルト19と、 検出用上搬送ベルト19のシート搬送方向下流側で、か
つ分岐用下搬送ベルト18のシート搬送方向上流側にお
いて、検出用下搬送ベルト17の外周面の外方に配置さ
れる無端状の分岐用上搬送ベルト95であって、検出用
下搬送ベルト17の上張架部分に分岐用上搬送ベルト9
5の下張架部分が対向して配置され、対向配置される上
下張架部分の間にシートを挟持して搬送する分岐用上搬
送ベルト95と、 前記検出用下搬送ベルト17の上張架部分の内周面を支
持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かって順次
的に配置される第1〜第5プーリA1〜A5であって、検
出用下搬送ベルト17に外力が作用しない状態では、第
3プーリA3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出
用下搬送ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した
位置に配置されている第1〜第5プーリA1〜A5と、 前記検出用上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を支
持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かって順次
的に配置される第6〜第10プーリC1〜C5であって、
第6〜第10プーリC1〜C5が前記第1〜第5プーリA
1〜A5と対向する位置に対を成してそれぞれ配置されて
おり、第8プーリC3が対向する位置に配置されている
前記第3プーリA3に対して近接離反可能に設けられて
いる第6〜第10プーリC1〜C5と、 第7プーリC2を回転自在に支持する揺動軸36と、 揺動軸36に揺動可能に設けられ、第8プーリC3を揺
動軸36よりもシート搬送方向下流側において回転自在
に支持する揺動レバー37と、 揺動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結さ
れ、前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね
力を付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19
に押付けるばね38と、 第8プーリC3が第3プーリA3に近接して検出用下搬送
ベルト17の内周面をシート10を介して第3プーリA
3に押付けている第1状態と、第8プーリC3がシート1
0を介して第3プーリA3から離間している第2状態と
に対応して光経路に出入りする遮光部材40であって、
揺動レバー37に、揺動レバー37の長手方向に沿う揺
動軸36と第8プーリC3との間に設けられ、第2プー
リA2とは検出用下搬送ベルト17および検出用上搬送
ベルト19に関して反対側に延びる遮光部材40と、 遮光部材40に関して一側方に配置され、遮光部材40
の移動範囲内に形成される光経路に光を発生する発光素
子42と、 遮光部材40に関して他側方に配置され、発光素子42
からの光を光経路を介して受光する受光素子43であっ
て、前記第1状態のときには光経路が遮光部材40によ
って遮光されない位置に配置され、前記第2状態のとき
には光経路が遮光部材40によって遮光される位置に配
置されている受光素子43と、 シート搬送方向に沿って分岐用上搬送ベルト95の下張
架部分のシート搬送方向下流側端部と分岐用下搬送ベル
ト18の下張架部分のシート搬送方向上流側端部との間
において検出用下搬送ベルト17の外周面よりも外方に
設けられ、軸線まわりに角変位可能な軸56と、 軸56に固定され、軸56と連動して角変位するシート
搬送方向上流側に向かって先細状に形成された切換部材
55であって、切換部材55の先端部が検出用下搬送ベ
ルト17の上張架部分から離間して、検出用下搬送ベル
ト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下張架
部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検出用
下搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送することを
許容する第3状態と、切換部材55の先端部が検出用下
搬送ベルト17の上張架部分に近接して、検出用下搬送
ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下
張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬送す
ることを許容する第4状態とを切換えて案内する切換部
材55と、 前記軸56に連結され、発光素子42と受光素子43と
から成る光センサ41の出力に応答して軸56を角変位
させるソレノイド58であって、前記第1状態のときに
は、切換部材55が前記第3状態になるように軸56を
角変位させ、前記第2状態のときには、切換部材55が
前記第4状態になるように軸56を角変位させるソレノ
イド58とを含むことを特徴とするシートの検出装置。 - 【請求項2】 (a)無端状に形成され、駆動され、シ
ート10を搬送する検出用下搬送ベルト17と、 検出用下搬送ベルト17の外周面のシート搬送方向下流
側外方に配置される無端状の分岐用下搬送ベルト18で
あって、検出用下搬送ベルト17の下張架部分に分岐用
下搬送ベルト18の上張架部分が対向して配置され、対
向配置される上下張架部分の間にシート10を挟持して
搬送する分岐用下搬送ベルト18と、 検出用下搬送ベルト17のシート搬送方向上流側外周面
の外方に配置される無端状の検出用上搬送ベルト19で
あって、検出用下搬送ベルト17の上張架部分に検出用
上搬送ベルト19の下張架部分が対向して配置され、対
向配置される上下張架部分の間にシートを挟持して搬送
する検出用上搬送ベルト19と、 検出用上搬送ベルト19のシート搬送方向下流側で、か
つ分岐用下搬送ベルト18のシート搬送方向上流側にお
いて、検出用下搬送ベルト17の外周面の外方に配置さ
れる無端状の分岐用上搬送ベルト95であって、検出用
下搬送ベルト17の上張架部分に分岐用上搬送ベルト9
5の下張架部分が対向して配置され、対向配置される上
下張架部分の間にシートを挟持して搬送する分岐用上搬
送ベルト95と、 前記検出用下搬送ベルト17の上張架部分の内周面を支
持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かって順次
的に配置される第1〜第5プーリA1〜A5であって、検
出用下搬送ベルト17に外力が作用しない状態では、第
3プーリA3が第2プーリA2と第4プーリA4間の検出
用下搬送ベルト17の内周面から内方に凹んで離間した
位置に配置されている第1〜第5プーリA1〜A5と、 前記検出用上搬送ベルト19の下張架部分の内周面を支
持し、シート搬送方向上流側から下流側に向かって順次
的に配置される第6〜第10プーリC1〜C5であって、
第6〜第10プーリC1〜C5が前記第1〜第5プーリA
1〜A5と対向する位置に対を成してそれぞれ配置されて
おり、第8プーリC3が対向する位置に配置されている
前記第3プーリA3に対して近接離反可能に設けられて
いる第6〜第10プーリC1〜C5と、 第7プーリC2を回転自在に支持する揺動軸36と、 揺動軸36に揺動可能に設けられ、第8プーリC3を揺
動軸36よりもシート搬送方向下流側において回転自在
に支持する揺動レバー37と、 揺動レバー37のシート搬送方向上流側端部に連結さ
れ、前記端部が第2プーリA2から離間する方向にばね
力を付与して第8プーリC3を検出用上搬送ベルト19
に押付けるばね38と、 第8プーリC3が第3プーリA3に近接して検出用下搬送
ベルト17の内周面をシート10を介して第3プーリA
3に押付けている第1状態と、第8プーリC3がシート1
0を介して第3プーリA3から離間している第2状態と
に対応して光経路に出入りする遮光部材40であって、
揺動レバー37に、揺動レバー37の長手方向に沿う揺
動軸36と第8プーリC3との間に設けられ、第2プー
リA2とは検出用下搬送ベルト17および検出用上搬送
ベルト19に関して反対側に延びる遮光部材40と、 遮光部材40に関して一側方に配置され、遮光部材40
の移動範囲内に形成される光経路に光を発生する発光素
子42と、 遮光部材40に関して他側方に配置され、発光素子42
からの光を光経路を介して受光する受光素子43であっ
て、前記第1状態のときには光経路が遮光部材40によ
って遮光されない位置に配置され、前記第2状態のとき
には光経路が遮光部材40によって遮光される位置に配
置されている受光素子43と、 シート搬送方向に沿って分岐用上搬送ベルト95の下張
架部分のシート搬送方向下流側端部と分岐用下搬送ベル
ト18の下張架部分のシート搬送方向上流側端部との間
において検出用下搬送ベルト17の外周面よりも外方に
設けられ、軸線まわりに角変位可能な軸56と、 軸56に固定され、軸56と連動して角変位するシート
搬送方向上流側に向かって先細状に形成された切換部材
55であって、切換部材55の先端部が検出用下搬送ベ
ルト17の上張架部分から離間して、検出用下搬送ベル
ト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下張架
部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検出用
下搬送ベルト17の上張架部分に沿って搬送することを
許容する第3状態と、切換部材55の先端部が検出用下
搬送ベルト17の上張架部分に近接して、検出用下搬送
ベルト17の上張架部分と分岐用上搬送ベルト95の下
張架部分との間で挟持されて搬送されるシート10を検
出用下搬送ベルト17の上張架部分から離間して搬送す
ることを許容する第4状態とを切換えて案内する切換部
材55と、 前記軸56に連結され、発光素子42と受光素子43と
から成る光センサ41の出力に応答して軸56を角変位
させるソレノイド58であって、前記第1状態のときに
は、切換部材55が前記第3状態になるように軸56を
角変位させ、前記第2状態のときには、切換部材55が
前記第4状態になるように軸56を角変位させるソレノ
イド58とを含むことを特徴とするシートの検出装置
と、 (b)シート10を収納すべき収納箱23に振り分ける
シート振り分け手段24と、 (c)前記シートの検出装置20からシート振り分け手
段24を経て搬送される薄い軟質シート10を回転して
裏返しになったり、折れ曲がったりすることなく、表裏
を揃えて積重ねて収納箱23に収納するシートの収納装
置25であって、上方に開口した収納空間を有する収納
箱23と、収納箱23のシート搬送方向上流側の一端部
上部からシート搬送方向下流側になるにつれて低く傾斜
し、シート搬送方向の一側方に配置される整列部材84
とを備えるシートの収納装置25とを含むことを特徴と
するシートの仕分け装置。 - 【請求項3】 前記整列部材84は、収納箱23の側壁
に設けられ、シート搬送方向の上流側から下流側になる
につれて低く傾斜しているシート案内突起91であるこ
とを特徴とする請求項2記載のシートの仕分け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285504A JP2804234B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285504A JP2804234B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143205A JPH08143205A (ja) | 1996-06-04 |
JP2804234B2 true JP2804234B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=17692391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6285504A Expired - Lifetime JP2804234B2 (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | シートの検出装置およびそれを用いるシートの仕分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2804234B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2364126A1 (de) * | 1972-12-27 | 1974-07-11 | Ciba Geigy Ag | Verfahren zur herstellung von hydroxyalkylphenylderivaten |
JPS5970106A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-20 | 株式会社日立製作所 | 機器選択制御装置 |
JPH0346958A (ja) * | 1989-07-13 | 1991-02-28 | Nec Corp | 封筒収納方式 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6285504A patent/JP2804234B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08143205A (ja) | 1996-06-04 |
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