JPH08143179A - 折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ライン - Google Patents
折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ラインInfo
- Publication number
- JPH08143179A JPH08143179A JP28309894A JP28309894A JPH08143179A JP H08143179 A JPH08143179 A JP H08143179A JP 28309894 A JP28309894 A JP 28309894A JP 28309894 A JP28309894 A JP 28309894A JP H08143179 A JPH08143179 A JP H08143179A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- transfer
- signature
- transport
- transfer device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/44—Moving, forwarding, guiding material
- B65H2301/447—Moving, forwarding, guiding material transferring material between transport devices
- B65H2301/4479—Saddle conveyor with saddle member extending in transport direction
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 縦続して配置する中綴機10、10を単独運
転と連動運転とに切替え可能とする。 【構成】 中綴機10、10の間に切替機構20、折丁
の移送装置30を配設する。切替機構20は、上流側の
中綴機10の丁合機11、11…、搬送チェーン12の
駆動源を切り替え、中綴機10、10を単独運転と連動
運転とに切り替えることができ、移送装置30は、連動
運転の場合において、上流側からの折丁を下流側に受渡
しすることができる。
転と連動運転とに切替え可能とする。 【構成】 中綴機10、10の間に切替機構20、折丁
の移送装置30を配設する。切替機構20は、上流側の
中綴機10の丁合機11、11…、搬送チェーン12の
駆動源を切り替え、中綴機10、10を単独運転と連動
運転とに切り替えることができ、移送装置30は、連動
運転の場合において、上流側からの折丁を下流側に受渡
しすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製本工場の設備効率
や生産効率を格段に向上させることができる折丁の移送
装置と、それを使用する中綴機ラインに関する。
や生産効率を格段に向上させることができる折丁の移送
装置と、それを使用する中綴機ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】製本工程においては、本の所定ページ単
位に相当する折丁を所定の順序に折り重ね、中綴り処理
して製本単位とするために、所定台数の丁合機と折丁搬
送用の搬送チェーンとを有する中綴機が使用されてい
る。
位に相当する折丁を所定の順序に折り重ね、中綴り処理
して製本単位とするために、所定台数の丁合機と折丁搬
送用の搬送チェーンとを有する中綴機が使用されてい
る。
【0003】中綴機は、各丁合機の前方に搬送チェーン
を走行させ、各丁合機により、本の所定ページ単位に相
当する折丁を順に積み重ねるようにして搬送チェーン上
に供給し、搬送チェーンの前端において全体を一括して
綴じることにより、一冊の本に製本することができる。
なお、搬送チェーンは、多数の鞍形の受具を有し、各丁
合機からの折丁は、半開きに受具上に被せるようにして
搬送チェーン上に供給する。
を走行させ、各丁合機により、本の所定ページ単位に相
当する折丁を順に積み重ねるようにして搬送チェーン上
に供給し、搬送チェーンの前端において全体を一括して
綴じることにより、一冊の本に製本することができる。
なお、搬送チェーンは、多数の鞍形の受具を有し、各丁
合機からの折丁は、半開きに受具上に被せるようにして
搬送チェーン上に供給する。
【0004】かかる中綴機は、本の全体ページ数によ
り、稼働させる丁合機の台数を選択し得るようになって
いる。丁合機は、一般に、処理可能な折丁の厚さに制限
があり、したがって、全体ページ数の多少により、本の
全体を形成するに要する折丁の数が変動するからであ
る。
り、稼働させる丁合機の台数を選択し得るようになって
いる。丁合機は、一般に、処理可能な折丁の厚さに制限
があり、したがって、全体ページ数の多少により、本の
全体を形成するに要する折丁の数が変動するからであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、中綴機は、想定される本の最大ページ数に合わ
せて丁合機の設備台数を決定する必要があるから、設備
効率や生産効率が悪く、不経済な投資を強いられること
が少なくないという問題があった。すなわち、一般の製
本工場においては、仕掛ける本の全体ページ数は一定で
なく、大きく変動するのが普通であり、したがって、想
定される本の最大ページ数に合わせて設備された丁合機
は、その一部を休止させて運転することが少なくないか
らである。
ときは、中綴機は、想定される本の最大ページ数に合わ
せて丁合機の設備台数を決定する必要があるから、設備
効率や生産効率が悪く、不経済な投資を強いられること
が少なくないという問題があった。すなわち、一般の製
本工場においては、仕掛ける本の全体ページ数は一定で
なく、大きく変動するのが普通であり、したがって、想
定される本の最大ページ数に合わせて設備された丁合機
は、その一部を休止させて運転することが少なくないか
らである。
【0006】そこで、この発明の目的は、縦続して配置
する2台の中綴機を単独運転と連動運転とに切替可能に
することによって、設備効率、生産効率の向上を図るこ
とができる折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ラ
インを提供することにある。
する2台の中綴機を単独運転と連動運転とに切替可能に
することによって、設備効率、生産効率の向上を図るこ
とができる折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ラ
インを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、縦続して配置す
る折丁搬送用の搬送チェーン間に配設するガイド部材
と、ガイド部材の上方においてガイド部材と平行に走行
する移送チェーンと、移送チェーンに付設するアダプタ
とを備えてなり、移送チェーンは、アダプタとガイド部
材とを介し、上流側の搬送チェーンの前端に搬送された
折丁を下流側の搬送チェーンの後端に移送することをそ
の要旨とする。
めのこの出願に係る第1発明の構成は、縦続して配置す
る折丁搬送用の搬送チェーン間に配設するガイド部材
と、ガイド部材の上方においてガイド部材と平行に走行
する移送チェーンと、移送チェーンに付設するアダプタ
とを備えてなり、移送チェーンは、アダプタとガイド部
材とを介し、上流側の搬送チェーンの前端に搬送された
折丁を下流側の搬送チェーンの後端に移送することをそ
の要旨とする。
【0008】なお、移送チェーンは、タイミング調節機
構を介し、下流側の搬送チェーンに連動させることがで
きる。
構を介し、下流側の搬送チェーンに連動させることがで
きる。
【0009】また、移送チェーンには、複数のアダプタ
を等間隔に付設することができる。
を等間隔に付設することができる。
【0010】第2発明の構成は、複数の丁合機と折丁搬
送用の搬送チェーンと駆動モータとを有し、互いに縦続
して配置する2台の中綴機と、中綴機を単独運転と連動
運転とに切り替える切替機構と、上流側、下流側の中綴
機の搬送チェーン間に配設する第1発明に係る折丁の移
送装置とを備えることをその要旨とする。
送用の搬送チェーンと駆動モータとを有し、互いに縦続
して配置する2台の中綴機と、中綴機を単独運転と連動
運転とに切り替える切替機構と、上流側、下流側の中綴
機の搬送チェーン間に配設する第1発明に係る折丁の移
送装置とを備えることをその要旨とする。
【0011】なお、切替機構は、上流側の中綴機の丁合
機、搬送チェーンの各駆動源を切り替えるクラッチを備
えることができる。
機、搬送チェーンの各駆動源を切り替えるクラッチを備
えることができる。
【0012】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、移送チェ
ーンは、アダプタとガイド部材とを介し、上流側の搬送
チェーンの前端に搬送された折丁を下流側の搬送チェー
ンの後端に移送することができる。そこで、中綴機を縦
続して配置し、両者を連動運転にすれば、両者の丁合機
を一斉に運転することにより、折丁は、上流側の中綴機
によって半完成状態に仕上げ、折丁の移送装置を介して
下流側の中綴機に搬入し、完成状態に仕上げることがで
き、全体ページ数の大きな本であっても、支障なく仕掛
けることが可能である。
ーンは、アダプタとガイド部材とを介し、上流側の搬送
チェーンの前端に搬送された折丁を下流側の搬送チェー
ンの後端に移送することができる。そこで、中綴機を縦
続して配置し、両者を連動運転にすれば、両者の丁合機
を一斉に運転することにより、折丁は、上流側の中綴機
によって半完成状態に仕上げ、折丁の移送装置を介して
下流側の中綴機に搬入し、完成状態に仕上げることがで
き、全体ページ数の大きな本であっても、支障なく仕掛
けることが可能である。
【0013】移送チェーンを下流側の搬送チェーンに連
動させるときは、移送チェーンは、タイミング調節機構
を調節することにより、下流側の搬送チェーンに対し、
所定のタイミングにおいて折丁を搬入することができ
る。なお、このとき、上流側の搬送チェーンは、上流
側、下流側の中綴機を連動運転にすることにより、下流
側の搬送チェーンに同期して運転することができ、した
がって、移送チェーンは、上流側、下流側の双方の搬送
チェーンに対し、所定のタイミングに合わせて折丁を移
送することが可能である。
動させるときは、移送チェーンは、タイミング調節機構
を調節することにより、下流側の搬送チェーンに対し、
所定のタイミングにおいて折丁を搬入することができ
る。なお、このとき、上流側の搬送チェーンは、上流
側、下流側の中綴機を連動運転にすることにより、下流
側の搬送チェーンに同期して運転することができ、した
がって、移送チェーンは、上流側、下流側の双方の搬送
チェーンに対し、所定のタイミングに合わせて折丁を移
送することが可能である。
【0014】移送チェーンに複数のアダプタを付設すれ
ば、移送チェーンは、任意の1個のアダプタが上流側の
搬送チェーンの前端にあるとき、別の1個が下流側の搬
送チェーンの後端に位置するように、連続的に走行させ
ることができる。すなわち、移送チェーンは、上流側の
搬送チェーンからの折丁を順に正しく下流側の搬送チェ
ーンに搬入することができる。なお、このとき、移送チ
ェーン上の各アダプタの付設ピッチは、上流側、下流側
の搬送チェーンの配設間隔にほぼ等しく設定しておけば
よい。
ば、移送チェーンは、任意の1個のアダプタが上流側の
搬送チェーンの前端にあるとき、別の1個が下流側の搬
送チェーンの後端に位置するように、連続的に走行させ
ることができる。すなわち、移送チェーンは、上流側の
搬送チェーンからの折丁を順に正しく下流側の搬送チェ
ーンに搬入することができる。なお、このとき、移送チ
ェーン上の各アダプタの付設ピッチは、上流側、下流側
の搬送チェーンの配設間隔にほぼ等しく設定しておけば
よい。
【0015】第2発明の構成によるときは、切替機構
は、縦続して配置する2台の中綴機を単独運転と連動運
転とに切り替えるから、仕掛ける本の全体ページ数が少
なく、1台の中綴機によって処理し得る場合は、各中綴
機を単独運転し、両者を独立に並行して稼働させればよ
く、本の全体ページ数が多く、1台の中綴機によって処
理することができない場合は、両者を連動運転にすれば
よい。なお、折丁の移送装置は、後者の場合において、
上流側の中綴機の搬送チェーン上の折丁を下流側の搬送
チェーン上に移送し、折丁の連続処理を可能にする。ま
た、このとき、各中綴機に対する丁合機の設置台数は、
同一台数であってもよく、異なる台数であってもよい。
は、縦続して配置する2台の中綴機を単独運転と連動運
転とに切り替えるから、仕掛ける本の全体ページ数が少
なく、1台の中綴機によって処理し得る場合は、各中綴
機を単独運転し、両者を独立に並行して稼働させればよ
く、本の全体ページ数が多く、1台の中綴機によって処
理することができない場合は、両者を連動運転にすれば
よい。なお、折丁の移送装置は、後者の場合において、
上流側の中綴機の搬送チェーン上の折丁を下流側の搬送
チェーン上に移送し、折丁の連続処理を可能にする。ま
た、このとき、各中綴機に対する丁合機の設置台数は、
同一台数であってもよく、異なる台数であってもよい。
【0016】切替機構がクラッチを備えるときは、上流
側の中綴機は、クラッチを介して丁合機、搬送チェーン
の各駆動源を切り替えることにより、単独運転、連動運
転を実現することができる。なお、このときのクラッチ
は、手動クラッチであってもよいが、電動クラッチとす
れば、操作卓からの遠隔操作が可能である。また、クラ
ッチは、いずれの場合であっても、適当なインタロック
を施し、必要な安全性を確保するものとする。
側の中綴機は、クラッチを介して丁合機、搬送チェーン
の各駆動源を切り替えることにより、単独運転、連動運
転を実現することができる。なお、このときのクラッチ
は、手動クラッチであってもよいが、電動クラッチとす
れば、操作卓からの遠隔操作が可能である。また、クラ
ッチは、いずれの場合であっても、適当なインタロック
を施し、必要な安全性を確保するものとする。
【0017】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0018】中綴機ラインは、2台の中綴機10、10
を縦続してなり(図1)、中綴機10、10の間には、
切替機構20、折丁の移送装置30が配設されている。
を縦続してなり(図1)、中綴機10、10の間には、
切替機構20、折丁の移送装置30が配設されている。
【0019】各中綴機10は、複数の丁合機11、11
…と、折丁搬送用の搬送チェーン12と、排出装置13
a、ギヤボックス13b等を収納するフレーム13と、
排出コンベヤ14と、全体の駆動モータ15を搭載する
三方裁断機16とを組み合わせて構成されている。
…と、折丁搬送用の搬送チェーン12と、排出装置13
a、ギヤボックス13b等を収納するフレーム13と、
排出コンベヤ14と、全体の駆動モータ15を搭載する
三方裁断機16とを組み合わせて構成されている。
【0020】駆動モータ15の出力軸15aは、ギヤボ
ックス13bに入力されており、ギヤボックス13bか
らは、丁合機11、11…の駆動軸11a、搬送チェー
ン12の駆動軸12aが出力されている。ただし、駆動
軸11aは、フレーム13から丁合機11、11…を縦
貫するようにして引き出されている。また、搬送チェー
ン12は、フレーム13上の駆動スプロケット12b
と、最上流側の丁合機11上の従動スプロケット12c
との間に巻き掛けられている。各中綴機10は、駆動軸
15aを図1の矢印K方向に回転するとき、駆動軸11
aは同図の矢印K1 方向に回転し、搬送チェーン12
は、同図の矢印K2 方向に走行するものとする。なお、
上流側の中綴機10において、駆動軸11aには、切替
機構20の一部を構成するクラッチ23bと、伝導チェ
ーン24用のスプロケット24bとがギヤボックス13
bの出力側に装着されている(図2)。
ックス13bに入力されており、ギヤボックス13bか
らは、丁合機11、11…の駆動軸11a、搬送チェー
ン12の駆動軸12aが出力されている。ただし、駆動
軸11aは、フレーム13から丁合機11、11…を縦
貫するようにして引き出されている。また、搬送チェー
ン12は、フレーム13上の駆動スプロケット12b
と、最上流側の丁合機11上の従動スプロケット12c
との間に巻き掛けられている。各中綴機10は、駆動軸
15aを図1の矢印K方向に回転するとき、駆動軸11
aは同図の矢印K1 方向に回転し、搬送チェーン12
は、同図の矢印K2 方向に走行するものとする。なお、
上流側の中綴機10において、駆動軸11aには、切替
機構20の一部を構成するクラッチ23bと、伝導チェ
ーン24用のスプロケット24bとがギヤボックス13
bの出力側に装着されている(図2)。
【0021】上流側の中綴機10において、駆動軸15
a、11aは、ギヤボックス13b内のギヤG1a、G1
b、G1c、ベベルギヤG2a、G2bを介して連結されてい
る。また、駆動軸15a、12aは、ギヤG3a、G3b、
G3c、クラッチ25bを介して連結されている。なお、
駆動軸12aは、ギヤG4a、G4b、G4cを介し、搬送チ
ェーン12の駆動スプロケット12bに連結されてい
る。
a、11aは、ギヤボックス13b内のギヤG1a、G1
b、G1c、ベベルギヤG2a、G2bを介して連結されてい
る。また、駆動軸15a、12aは、ギヤG3a、G3b、
G3c、クラッチ25bを介して連結されている。なお、
駆動軸12aは、ギヤG4a、G4b、G4cを介し、搬送チ
ェーン12の駆動スプロケット12bに連結されてい
る。
【0022】一方、切替機構20は、中綴機10、10
の駆動軸11a、11aと平行に配設する中間軸21
と、ベベルギヤG5a、G5bを介して中間軸21に連結す
る補助軸22とを有する。中間軸21は、ギヤG6a、G
6b、G6cを介し、下流側の駆動軸11aによって駆動さ
れ、補助軸22は、クラッチ25a、ギヤG7a、G7b、
G7cを介し、駆動軸12aに連結されている。また、中
間軸21の先端部には、クラッチ23aを介してスプロ
ケット24aが装着されており、中間軸21と、上流側
の駆動軸11aとは、スプロケット24a、24bに巻
き掛ける伝導チェーン24を介して連結されている。
の駆動軸11a、11aと平行に配設する中間軸21
と、ベベルギヤG5a、G5bを介して中間軸21に連結す
る補助軸22とを有する。中間軸21は、ギヤG6a、G
6b、G6cを介し、下流側の駆動軸11aによって駆動さ
れ、補助軸22は、クラッチ25a、ギヤG7a、G7b、
G7cを介し、駆動軸12aに連結されている。また、中
間軸21の先端部には、クラッチ23aを介してスプロ
ケット24aが装着されており、中間軸21と、上流側
の駆動軸11aとは、スプロケット24a、24bに巻
き掛ける伝導チェーン24を介して連結されている。
【0023】ベベルギヤG2a、G2b、ベベルギヤG5a、
G5bは、それぞれ小さいギヤボックス13c、26に収
納されており、ギヤG3a、G3b、G3c、G7a、G7b、G
7cは、クラッチ25a、25bとともに、ギヤボックス
13b内の別のギヤボックス13dに収納されている。
ただし、クラッチ25a、25bは、クラッチ23a、
23b、ギヤG7a、G7b、G7c、伝導チェーン24、ス
プロケット24a、24bとともに、切替機構20の一
部を形成するものとする。クラッチ25a、25bは、
ギヤボックス13dの上面に突出する操作レバー25a
1 、25b1 を介して手動操作することができる(図
3)。クラッチ23a、23bについても同様である
(図示せず)。
G5bは、それぞれ小さいギヤボックス13c、26に収
納されており、ギヤG3a、G3b、G3c、G7a、G7b、G
7cは、クラッチ25a、25bとともに、ギヤボックス
13b内の別のギヤボックス13dに収納されている。
ただし、クラッチ25a、25bは、クラッチ23a、
23b、ギヤG7a、G7b、G7c、伝導チェーン24、ス
プロケット24a、24bとともに、切替機構20の一
部を形成するものとする。クラッチ25a、25bは、
ギヤボックス13dの上面に突出する操作レバー25a
1 、25b1 を介して手動操作することができる(図
3)。クラッチ23a、23bについても同様である
(図示せず)。
【0024】下流側の中綴機10のギヤボックス13b
は、上流側の中綴機10のギヤボックス13bとほぼ同
一に形成されている。ただし、下流側の中綴機10のギ
ヤボックス13bには、補助軸22は存在せず、したが
って、ギヤG7a、G7b、G7cや、クラッチ25a、25
bも存在しないものとする。
は、上流側の中綴機10のギヤボックス13bとほぼ同
一に形成されている。ただし、下流側の中綴機10のギ
ヤボックス13bには、補助軸22は存在せず、したが
って、ギヤG7a、G7b、G7cや、クラッチ25a、25
bも存在しないものとする。
【0025】各中綴機10の搬送チェーン12は、一対
のチェーン12d、12dに対し、多数の受具12e、
12e…を向い合わせるようにして突設して形成されて
いる(図3、図4)。そこで、搬送チェーン12の駆動
スプロケット12b、12b、従動スプロケット12
c、12cも、チェーン12d、12dに対応して、そ
れぞれ共通の軸に装着するダブルスプロケットとなって
いる。受具12e、12e…は、チェーン12d、12
d上に対向させて付設されており、全体として断面鞍形
となるように、各先端部が内側に斜めに屈曲されてい
る。なお、チェーン12d、12dには、所定ピッチご
とにプッシャ12f、12f…が取り付けられており、
一組のプッシャ12f、12fは、受具12、12…を
介して搬送チェーン12上に半開き状態に積載される折
丁Wを進行方向後方側から押し、折丁Wを安定に搬送さ
せることができる。
のチェーン12d、12dに対し、多数の受具12e、
12e…を向い合わせるようにして突設して形成されて
いる(図3、図4)。そこで、搬送チェーン12の駆動
スプロケット12b、12b、従動スプロケット12
c、12cも、チェーン12d、12dに対応して、そ
れぞれ共通の軸に装着するダブルスプロケットとなって
いる。受具12e、12e…は、チェーン12d、12
d上に対向させて付設されており、全体として断面鞍形
となるように、各先端部が内側に斜めに屈曲されてい
る。なお、チェーン12d、12dには、所定ピッチご
とにプッシャ12f、12f…が取り付けられており、
一組のプッシャ12f、12fは、受具12、12…を
介して搬送チェーン12上に半開き状態に積載される折
丁Wを進行方向後方側から押し、折丁Wを安定に搬送さ
せることができる。
【0026】搬送チェーン12を駆動するためのギヤG
4aは、タイミング調節機構17を介して駆動軸12aに
装着されている(図3、図5)。すなわち、ギヤG4a
は、ベアリング17a、17a、17bを介し、駆動軸
12aに対して相対回転可能に取り付けられており、外
周側のベアリング17bは、固定フレームF1 との間に
装着されている。なお、内周側のベアリング17a、1
7a間には、スぺーサ用のカラー17cが介装されてい
る。
4aは、タイミング調節機構17を介して駆動軸12aに
装着されている(図3、図5)。すなわち、ギヤG4a
は、ベアリング17a、17a、17bを介し、駆動軸
12aに対して相対回転可能に取り付けられており、外
周側のベアリング17bは、固定フレームF1 との間に
装着されている。なお、内周側のベアリング17a、1
7a間には、スぺーサ用のカラー17cが介装されてい
る。
【0027】ギヤG4aの前面には、テーパ状の滑り面1
7dが形成されており、駆動軸12aの軸端部には、デ
ィスク17e、リングナット17fが取り付けられてい
る。ディスク17eは、キー17e1 を介し、駆動軸1
2aに対して相対回転不能となっており、リングナット
17fは、駆動軸12aの軸端の雄ねじ部17f1 に対
してねじ結合されている。なお、ディスク17eの外周
には、滑り面17dに適合するテーパ状の滑り面17e
2 が形成されており、ディスク17eとギヤG4aとの間
には、皿ばね17gが介装されている。また、リングナ
ット17fの外周には、操作ロッド17hを差し込むた
めに、複数の穴17f2 、17f2 …が半径方向に形成
されている。なお、駆動軸12aの軸端には、ねじ穴1
7f3 が軸方向に形成され、ねじ穴17f3 には、ワシ
ャ17j1 を介してロックねじ17jがねじ込まれてい
る。
7dが形成されており、駆動軸12aの軸端部には、デ
ィスク17e、リングナット17fが取り付けられてい
る。ディスク17eは、キー17e1 を介し、駆動軸1
2aに対して相対回転不能となっており、リングナット
17fは、駆動軸12aの軸端の雄ねじ部17f1 に対
してねじ結合されている。なお、ディスク17eの外周
には、滑り面17dに適合するテーパ状の滑り面17e
2 が形成されており、ディスク17eとギヤG4aとの間
には、皿ばね17gが介装されている。また、リングナ
ット17fの外周には、操作ロッド17hを差し込むた
めに、複数の穴17f2 、17f2 …が半径方向に形成
されている。なお、駆動軸12aの軸端には、ねじ穴1
7f3 が軸方向に形成され、ねじ穴17f3 には、ワシ
ャ17j1 を介してロックねじ17jがねじ込まれてい
る。
【0028】タイミング調節機構17は、リングナット
17fを締め付け、ディスク17eの滑り面17e2 を
ギヤG4aの滑り面17dに密着させることにより、ディ
スク17eを介し、ギヤG4aを駆動軸12aに連結させ
ることができる。また、ロックねじ17jを緩めてリン
グナット17fを緩め、滑り面17e2 を滑り面17d
から分離させることにより、ギヤG4aを駆動軸12aか
ら切り離し、ギヤG4aをフリーに回転させることができ
る。そこで、このとき、搬送チェーン12は、手動によ
り、駆動軸12aから独立して移動走行させることがで
き、丁合機11、11…を含む他の機械系との間の作動
タイミングを任意に調節することができる。リングナッ
ト17f、止めねじ17jは、搬送チェーン12の作動
タイミングを調節完了した後、固く締め付けてロックし
ておくものとする。
17fを締め付け、ディスク17eの滑り面17e2 を
ギヤG4aの滑り面17dに密着させることにより、ディ
スク17eを介し、ギヤG4aを駆動軸12aに連結させ
ることができる。また、ロックねじ17jを緩めてリン
グナット17fを緩め、滑り面17e2 を滑り面17d
から分離させることにより、ギヤG4aを駆動軸12aか
ら切り離し、ギヤG4aをフリーに回転させることができ
る。そこで、このとき、搬送チェーン12は、手動によ
り、駆動軸12aから独立して移動走行させることがで
き、丁合機11、11…を含む他の機械系との間の作動
タイミングを任意に調節することができる。リングナッ
ト17f、止めねじ17jは、搬送チェーン12の作動
タイミングを調節完了した後、固く締め付けてロックし
ておくものとする。
【0029】折丁の移送装置30は、上流側、下流側の
搬送チェーン12、12間に配設されており(図2、図
3)、ガイド部材31と、移送チェーン32と、移送チ
ェーン32に付設するアダプタ33、33…とを主要部
材としてなる(図3、図4)。
搬送チェーン12、12間に配設されており(図2、図
3)、ガイド部材31と、移送チェーン32と、移送チ
ェーン32に付設するアダプタ33、33…とを主要部
材としてなる(図3、図4)。
【0030】ガイド部材31は、上端面を丸く形成する
長い板状部材である。ガイド部材31は、上流側の搬送
チェーン12の前端部から下流側の搬送チェーン12の
後端部にかけて、それぞれの受具12e、12e…、プ
ッシャ12f、12fの間に位置するように水平に配設
されている。ガイド部材31は、支持ブラケット31
a、止めねじ31bを介し、固定部材F2 によって支持
されている。ガイド部材31は、受具12e、12e…
の斜めの先端部とともに、全体としてほぼ三角形の頂部
を形成するような所定の高さ位置に固定されている。な
お、ガイド部材31の両端部は、上方に斜めに形成され
ており(図3、図6)、それぞれ、上流側の搬送チェー
ン12の駆動スプロケット12bの上方、下流側の搬送
チェーン12の従動スプロケット12cの上方に長く延
長されている。
長い板状部材である。ガイド部材31は、上流側の搬送
チェーン12の前端部から下流側の搬送チェーン12の
後端部にかけて、それぞれの受具12e、12e…、プ
ッシャ12f、12fの間に位置するように水平に配設
されている。ガイド部材31は、支持ブラケット31
a、止めねじ31bを介し、固定部材F2 によって支持
されている。ガイド部材31は、受具12e、12e…
の斜めの先端部とともに、全体としてほぼ三角形の頂部
を形成するような所定の高さ位置に固定されている。な
お、ガイド部材31の両端部は、上方に斜めに形成され
ており(図3、図6)、それぞれ、上流側の搬送チェー
ン12の駆動スプロケット12bの上方、下流側の搬送
チェーン12の従動スプロケット12cの上方に長く延
長されている。
【0031】移送チェーン32は、前方の駆動スプロケ
ット32a、後方の従動スプロケット32b、前部中間
のテンションスプロケット33cに巻き掛けられてお
り、ガイド部材31の上方において、ガイド部材31と
平行に図3、図6の矢印K3 方向に走行することができ
る。
ット32a、後方の従動スプロケット32b、前部中間
のテンションスプロケット33cに巻き掛けられてお
り、ガイド部材31の上方において、ガイド部材31と
平行に図3、図6の矢印K3 方向に走行することができ
る。
【0032】駆動スプロケット32aの軸32dには、
ギヤ32eが固定されており、軸32dは、ギヤG8a、
G8b、G8c、32eを介し、中間軸32fによって駆動
されている。また、中間軸32fは、ギヤG9a、G9b、
G9cを介し、下流側の搬送チェーン12の従動スプロケ
ット12c、12cに連結されている。ただし、中間軸
32fの軸端部には、ギヤG9cと組み合わせるタイミン
グ調節機構34が装着されている。なお、タイミング調
節機構34は、駆動軸12aの軸端部においてギヤG4a
と組み合わせるタイミング調節機構17と全く同一構造
に構成されているものとする。すなわち、移送チェーン
32は、タイミング調節機構34を介し、下流側の搬送
チェーン12に連動して駆動することができ、タイミン
グ調節機構34を緩めることにより、搬送チェーン12
に対する作動タイミングを調節し、または、搬送チェー
ン12から切り離し、その作動を停止させることができ
る。
ギヤ32eが固定されており、軸32dは、ギヤG8a、
G8b、G8c、32eを介し、中間軸32fによって駆動
されている。また、中間軸32fは、ギヤG9a、G9b、
G9cを介し、下流側の搬送チェーン12の従動スプロケ
ット12c、12cに連結されている。ただし、中間軸
32fの軸端部には、ギヤG9cと組み合わせるタイミン
グ調節機構34が装着されている。なお、タイミング調
節機構34は、駆動軸12aの軸端部においてギヤG4a
と組み合わせるタイミング調節機構17と全く同一構造
に構成されているものとする。すなわち、移送チェーン
32は、タイミング調節機構34を介し、下流側の搬送
チェーン12に連動して駆動することができ、タイミン
グ調節機構34を緩めることにより、搬送チェーン12
に対する作動タイミングを調節し、または、搬送チェー
ン12から切り離し、その作動を停止させることができ
る。
【0033】アダプタ33、33…は、移送チェーン3
2に対し、等間隔に付設されており、各アダプタ33
は、天板部33aの一辺に沿って下向きの脚33b、3
3bを形成してなる(図7)。
2に対し、等間隔に付設されており、各アダプタ33
は、天板部33aの一辺に沿って下向きの脚33b、3
3bを形成してなる(図7)。
【0034】アダプタ33の脚33b、33bの間に
は、切込み33cが形成されており、天板部33aに
は、取付孔33a1 、33a1 が形成されている。一
方、移送チェーン32には、延長ピン32g、32gが
突設されており、移送チェーン32には、延長ピン32
g、32g、ストップリング33eを介し、取付ブロッ
ク33dが取り付けられている。取付ブロック33dに
は、取付孔33a1 、33a1 に対応してねじ孔33d
1 、33d1 が形成されており、アダプタ33は、止め
ねじ33f、33fにより、取付ブロック33dに固定
されている。すなわち、各アダプタ33は、止めねじ3
3f、33f、取付ブロック33d、延長ピン32g、
32gを介して移送チェーン32の側面に固定されてお
り(図4)、移送チェーン32が走行するとき、脚33
b、33bが搬送チェーン12の受具12e、12e…
の先端間に入り込み、ガイド部材31の上部が脚33
b、33b間の切込み33c内に入り込むようにして、
ガイド部材31に沿って移動することができる。
は、切込み33cが形成されており、天板部33aに
は、取付孔33a1 、33a1 が形成されている。一
方、移送チェーン32には、延長ピン32g、32gが
突設されており、移送チェーン32には、延長ピン32
g、32g、ストップリング33eを介し、取付ブロッ
ク33dが取り付けられている。取付ブロック33dに
は、取付孔33a1 、33a1 に対応してねじ孔33d
1 、33d1 が形成されており、アダプタ33は、止め
ねじ33f、33fにより、取付ブロック33dに固定
されている。すなわち、各アダプタ33は、止めねじ3
3f、33f、取付ブロック33d、延長ピン32g、
32gを介して移送チェーン32の側面に固定されてお
り(図4)、移送チェーン32が走行するとき、脚33
b、33bが搬送チェーン12の受具12e、12e…
の先端間に入り込み、ガイド部材31の上部が脚33
b、33b間の切込み33c内に入り込むようにして、
ガイド部材31に沿って移動することができる。
【0035】かかる中綴機ラインは、切換機構20のク
ラッチ23a、23b、25a、25bを断続させるこ
とにより、上流側の中綴機10の丁合機11、11…、
搬送チェーン12の駆動源を切り替え、中綴機10、1
0を単独運転と連動運転とに切り替えることができる。
ラッチ23a、23b、25a、25bを断続させるこ
とにより、上流側の中綴機10の丁合機11、11…、
搬送チェーン12の駆動源を切り替え、中綴機10、1
0を単独運転と連動運転とに切り替えることができる。
【0036】いま、図2において、クラッチ23b、2
5bを接続し、クラッチ23a、25aを切断すると、
上流側の中綴機10は、その駆動モータ15により、下
流側の中綴機10と切り離して単独に運転することがで
きる。駆動軸15aの回転は、ギヤG1a、G1b、G1c、
ベベルギヤG2a、G2b、クラッチ23bを介して駆動軸
11aに伝達され、丁合機11、11…を駆動すること
ができる一方、ギヤG3a、G3b、G3c、クラッチ25
b、駆動軸12a、ギヤG4a、G4b、G4cを介して搬送
チェーン12の駆動スプロケット12bに伝達され、搬
送チェーン12を走行させることができるからである。
このとき、上流側の丁合機11、11…によって搬送チ
ェーン12上に折り重ねられる図示しない折丁は、搬送
チェーン12の前端部において排出装置13aによって
排出され(図1)、排出コンベヤ14を介して三方裁断
機16上に移送された上、所定の裁断処理をして外部に
排出する。
5bを接続し、クラッチ23a、25aを切断すると、
上流側の中綴機10は、その駆動モータ15により、下
流側の中綴機10と切り離して単独に運転することがで
きる。駆動軸15aの回転は、ギヤG1a、G1b、G1c、
ベベルギヤG2a、G2b、クラッチ23bを介して駆動軸
11aに伝達され、丁合機11、11…を駆動すること
ができる一方、ギヤG3a、G3b、G3c、クラッチ25
b、駆動軸12a、ギヤG4a、G4b、G4cを介して搬送
チェーン12の駆動スプロケット12bに伝達され、搬
送チェーン12を走行させることができるからである。
このとき、上流側の丁合機11、11…によって搬送チ
ェーン12上に折り重ねられる図示しない折丁は、搬送
チェーン12の前端部において排出装置13aによって
排出され(図1)、排出コンベヤ14を介して三方裁断
機16上に移送された上、所定の裁断処理をして外部に
排出する。
【0037】下流側の中綴機10も、全く同様にして、
その駆動モータ15によって単独運転することができ
る。なお、このとき、切替機構20の中間軸21、補助
軸22は、下流側の駆動軸11aが回転することにより
回転するが、クラッチ23a、25aが切断されている
ため、単に空転しているに過ぎない。また、折丁の移送
装置30は、タイミング調節機構34を緩めることによ
り、停止させておくものとする。
その駆動モータ15によって単独運転することができ
る。なお、このとき、切替機構20の中間軸21、補助
軸22は、下流側の駆動軸11aが回転することにより
回転するが、クラッチ23a、25aが切断されている
ため、単に空転しているに過ぎない。また、折丁の移送
装置30は、タイミング調節機構34を緩めることによ
り、停止させておくものとする。
【0038】クラッチ23a、25aを接続し、クラッ
チ23b、25bを切断すると、中綴機10、10は、
下流側の中綴機10の駆動モータ15により、連動運転
にすることができる。上流側の駆動軸11aは、ギヤG
6a、G6b、G6c、中間軸21、クラッチ23a、伝導チ
ェーン24を介し、下流側の駆動軸11aによって駆動
することができる一方、上流側の搬送チェーン12は、
ベベルギヤG5a、G5b、補助軸22、クラッチ25a、
ギヤG7a、G7b、G7c、駆動軸12a、ギヤG4a、G4
b、G4cを介し、中間軸21によって駆動することがで
きるからである。
チ23b、25bを切断すると、中綴機10、10は、
下流側の中綴機10の駆動モータ15により、連動運転
にすることができる。上流側の駆動軸11aは、ギヤG
6a、G6b、G6c、中間軸21、クラッチ23a、伝導チ
ェーン24を介し、下流側の駆動軸11aによって駆動
することができる一方、上流側の搬送チェーン12は、
ベベルギヤG5a、G5b、補助軸22、クラッチ25a、
ギヤG7a、G7b、G7c、駆動軸12a、ギヤG4a、G4
b、G4cを介し、中間軸21によって駆動することがで
きるからである。
【0039】一方、このときは、タイミング調節機構3
4を締め付けることによって折丁の移送装置30を作動
させ、移送装置30を介し、上流側の搬送チェーン12
の前端に搬送された折丁Wを下流側の搬送チェーン12
の後端に移送する(図6)。
4を締め付けることによって折丁の移送装置30を作動
させ、移送装置30を介し、上流側の搬送チェーン12
の前端に搬送された折丁Wを下流側の搬送チェーン12
の後端に移送する(図6)。
【0040】いま、移送装置30のアダプタ33、33
…は、移送チェーン32に対し、上流側、下流側の搬送
チェーン12、12の間設間隔dにほぼ等しい付設ピッ
チに付設されているものとすると、移送装置30は、任
意のアダプタ33が上流側の搬送チェーン12のプッシ
ャ12f、12fの直近後方に位置するときに、他のア
ダプタ33が下流側の搬送チェーン12のプッシャ12
f、12fの直近前方に位置するように、タイミング調
節機構34を介して下流側の搬送チェーン12に対する
作動タイミングを設定することができる。なお、このと
き、上流側の搬送チェーン12は、そのタイミング調節
機構17を介し、下流側の搬送チェーン12に対する作
動タイミングを設定するものとする。
…は、移送チェーン32に対し、上流側、下流側の搬送
チェーン12、12の間設間隔dにほぼ等しい付設ピッ
チに付設されているものとすると、移送装置30は、任
意のアダプタ33が上流側の搬送チェーン12のプッシ
ャ12f、12fの直近後方に位置するときに、他のア
ダプタ33が下流側の搬送チェーン12のプッシャ12
f、12fの直近前方に位置するように、タイミング調
節機構34を介して下流側の搬送チェーン12に対する
作動タイミングを設定することができる。なお、このと
き、上流側の搬送チェーン12は、そのタイミング調節
機構17を介し、下流側の搬送チェーン12に対する作
動タイミングを設定するものとする。
【0041】そこで、折丁Wは、上流側の搬送チェーン
12のプッシャ12f、12fにより、上流側の搬送チ
ェーン12の前端にまで搬送されると、その後、アダプ
タ33によって押され、ガイド部材31に沿って前進
し、下流側の搬送チェーン12の後端において、下流側
の搬送チェーン12のプッシャ12f、12fに受け渡
すことができる。すなわち、折丁Wは、移送装置30を
介し、上流側の搬送チェーン12から下流側の搬送チェ
ーン12に受け渡すようにして移送することができるか
ら、中綴機10、10は、両者の丁合機11、11…の
全部を使用し、稼働させることができる。
12のプッシャ12f、12fにより、上流側の搬送チ
ェーン12の前端にまで搬送されると、その後、アダプ
タ33によって押され、ガイド部材31に沿って前進
し、下流側の搬送チェーン12の後端において、下流側
の搬送チェーン12のプッシャ12f、12fに受け渡
すことができる。すなわち、折丁Wは、移送装置30を
介し、上流側の搬送チェーン12から下流側の搬送チェ
ーン12に受け渡すようにして移送することができるか
ら、中綴機10、10は、両者の丁合機11、11…の
全部を使用し、稼働させることができる。
【0042】なお、移送チェーン32の走行速度v3
は、搬送チェーン12、12の配設間隔d、搬送チェー
ン12、12上のプッシャ12f、12f…の取付ピッ
チaとするとき、d=aであれば搬送チェーン12、1
2の走行速度v1 に対してv3=v1 とすればよく、d
>aであればv3 =(d/a)v1 >v1 とし、d<a
であればv3 =(d/a)v1 <v1 とすればよい。す
なわち、移送チェーン32は、搬送チェーン12、12
に対し、所定の速度比b=v3 /v1 によって連続的に
走行させればよく、このときの速度比bは、搬送チェー
ン12、12の機械的な仕様によって決まる。
は、搬送チェーン12、12の配設間隔d、搬送チェー
ン12、12上のプッシャ12f、12f…の取付ピッ
チaとするとき、d=aであれば搬送チェーン12、1
2の走行速度v1 に対してv3=v1 とすればよく、d
>aであればv3 =(d/a)v1 >v1 とし、d<a
であればv3 =(d/a)v1 <v1 とすればよい。す
なわち、移送チェーン32は、搬送チェーン12、12
に対し、所定の速度比b=v3 /v1 によって連続的に
走行させればよく、このときの速度比bは、搬送チェー
ン12、12の機械的な仕様によって決まる。
【0043】以上の説明において、クラッチ23a、2
3b、25a、25bは、安全のために、機械的または
電気的なインタロックを施すことが好ましく、また、手
動操作形の機械的なクラッチに代えて、電気的に遠隔操
作が可能な電磁クラッチ等の電動クラッチを使用するこ
とができる。
3b、25a、25bは、安全のために、機械的または
電気的なインタロックを施すことが好ましく、また、手
動操作形の機械的なクラッチに代えて、電気的に遠隔操
作が可能な電磁クラッチ等の電動クラッチを使用するこ
とができる。
【0044】また、ガイド部材31は、折丁Wの移送抵
抗を小さくするために、たとえば、上部に多数のローラ
を列設するようにしてもよい。なお、移送チェーン32
に付設するアダプタ33、33…は、一般に3個を設け
れば必要十分であるが、搬送チェーン12、12との間
に所定の同期関係を維持することができる限り、任意個
数を設けてもよい。
抗を小さくするために、たとえば、上部に多数のローラ
を列設するようにしてもよい。なお、移送チェーン32
に付設するアダプタ33、33…は、一般に3個を設け
れば必要十分であるが、搬送チェーン12、12との間
に所定の同期関係を維持することができる限り、任意個
数を設けてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、折丁搬送用の搬送チェーン間に配設す
るガイド部材と、移送チェーンと、アダプタとを設ける
ことによって、移送チェーンは、アダプタとガイド部材
とを介し、上流側の搬送チェーンの前端に搬送された折
丁を下流側の搬送チェーンの後端に移送し、折丁を受渡
しすることができるから、縦続して配置する中綴機を円
滑に連動運転させることができるという優れた効果があ
る。
1発明によれば、折丁搬送用の搬送チェーン間に配設す
るガイド部材と、移送チェーンと、アダプタとを設ける
ことによって、移送チェーンは、アダプタとガイド部材
とを介し、上流側の搬送チェーンの前端に搬送された折
丁を下流側の搬送チェーンの後端に移送し、折丁を受渡
しすることができるから、縦続して配置する中綴機を円
滑に連動運転させることができるという優れた効果があ
る。
【0046】第2発明によれば、縦続して配置する2台
の中綴機と、切替機構と、第1発明に係る折丁の移送装
置とを組み合わせることによって、切替機構は、中綴機
を単独運転と連動運転とに切り替えることができ、移送
装置は、後者の場合に上流側からの折丁を下流側に移送
して受渡しすることができるから、中綴機は、仕掛ける
本の全体ページ数に合わせて単独運転または連動運転に
切り替えて稼働させることができ、設備効率、生産効率
を最大に向上させることができるという優れた効果があ
る。
の中綴機と、切替機構と、第1発明に係る折丁の移送装
置とを組み合わせることによって、切替機構は、中綴機
を単独運転と連動運転とに切り替えることができ、移送
装置は、後者の場合に上流側からの折丁を下流側に移送
して受渡しすることができるから、中綴機は、仕掛ける
本の全体ページ数に合わせて単独運転または連動運転に
切り替えて稼働させることができ、設備効率、生産効率
を最大に向上させることができるという優れた効果があ
る。
【図1】 全体概略構成図
【図2】 図1の要部詳細図
【図3】 要部斜視説明図
【図4】 図3のX−X線矢視相当拡大断面図
【図5】 図3のY−Y線矢視相当拡大断面図
【図6】 動作説明図
【図7】 要部分解斜視図
W…折丁 10…中綴機 11…丁合機 12…搬送チェーン 15…駆動モータ 20…切替機構 23a、23b…クラッチ 25a、25b…クラッチ 30…移送装置 31…ガイド部材 32…移送チェーン 33…アダプタ 34…タイミング調節機構
Claims (5)
- 【請求項1】 縦続して配置する折丁搬送用の搬送チェ
ーン間に配設するガイド部材と、該ガイド部材の上方に
おいて該ガイド部材と平行に走行する移送チェーンと、
該移送チェーンに付設するアダプタとを備えてなり、前
記移送チェーンは、前記アダプタとガイド部材とを介
し、上流側の搬送チェーンの前端に搬送された折丁を下
流側の搬送チェーンの後端に移送することを特徴とする
折丁の移送装置。 - 【請求項2】 前記移送チェーンは、タイミング調節機
構を介し、下流側の搬送チェーンに連動させることを特
徴とする請求項1記載の折丁の移送装置。 - 【請求項3】 前記移送チェーンには、複数の前記アダ
プタを等間隔に付設することを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の折丁の移送装置。 - 【請求項4】 複数の丁合機と折丁搬送用の搬送チェー
ンと駆動モータとを有し、互いに縦続して配置する2台
の中綴機と、該中綴機を単独運転と連動運転とに切り替
える切替機構と、上流側、下流側の前記中綴機の搬送チ
ェーン間に配設する請求項1ないし請求項3のいずれか
記載の折丁の移送装置とを備えてなる中綴機ライン。 - 【請求項5】 前記切替機構は、上流側の前記中綴機の
丁合機、搬送チェーンの各駆動源を切り替えるクラッチ
を備えることを特徴とする請求項4記載の中綴機ライ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283098A JP2905961B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283098A JP2905961B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143179A true JPH08143179A (ja) | 1996-06-04 |
JP2905961B2 JP2905961B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=17661194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6283098A Expired - Fee Related JP2905961B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ライン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2905961B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1148635A (ja) * | 1997-05-29 | 1999-02-23 | Grapha Holding Ag | 印刷紙葉を丁合いしかつ処理するための移送設備およびこの移送設備に使用される捕集チエーン |
EP1232978A1 (de) | 2001-01-30 | 2002-08-21 | Grapha-Holding AG | Fördereinrichtung zum Sammeln und Transportieren von auf einer ersten Förderkette rittlings aufgelegten Druckbogen |
EP1593525A1 (de) * | 2004-05-04 | 2005-11-09 | Müller Martini Holding AG | Einrichtung zum Heften mit zwei Heftmaschinen hintereinander |
JP2006306622A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Muller Martini Holding Ag | 馬乗り状に載置された印刷物を丁合および搬送する装置 |
JP2008030488A (ja) * | 2007-08-30 | 2008-02-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 添付物貼込装置 |
EP2284107A1 (de) * | 2009-08-13 | 2011-02-16 | Müller Martini Holding AG | Vorrichtung und Verfahren zum Übergeben von Druckbogen |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6283098A patent/JP2905961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1148635A (ja) * | 1997-05-29 | 1999-02-23 | Grapha Holding Ag | 印刷紙葉を丁合いしかつ処理するための移送設備およびこの移送設備に使用される捕集チエーン |
JP4490513B2 (ja) * | 1997-05-29 | 2010-06-30 | グラプハ−ホルディング・アクチエンゲゼルシヤフト | 印刷紙葉を丁合いしかつ処理するための移送設備およびこの移送設備に使用される捕集チエーン |
EP1232978A1 (de) | 2001-01-30 | 2002-08-21 | Grapha-Holding AG | Fördereinrichtung zum Sammeln und Transportieren von auf einer ersten Förderkette rittlings aufgelegten Druckbogen |
US6612559B2 (en) | 2001-01-30 | 2003-09-02 | Grapha-Holding Ag | Conveying device for collecting and transporting printed sheets placed astraddle on a first chain conveyer |
US7946566B2 (en) | 2004-05-04 | 2011-05-24 | Mueller Martini Holding Ag | Apparatus for wire-stitching print products compiled from gathered signatures |
EP1593525A1 (de) * | 2004-05-04 | 2005-11-09 | Müller Martini Holding AG | Einrichtung zum Heften mit zwei Heftmaschinen hintereinander |
JP2005319804A (ja) * | 2004-05-04 | 2005-11-17 | Muller Martini Holding Ag | 丁合された印刷紙から形成された印刷製品を綴付ける装置 |
JP4700402B2 (ja) * | 2004-05-04 | 2011-06-15 | ミュラー マルティーニ ホールディング アクチェンゲゼルシャフト | 丁合された印刷紙から形成された印刷製品を綴付ける装置 |
JP2006306622A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Muller Martini Holding Ag | 馬乗り状に載置された印刷物を丁合および搬送する装置 |
JP2008030488A (ja) * | 2007-08-30 | 2008-02-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 添付物貼込装置 |
JP4627075B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2011-02-09 | 大日本印刷株式会社 | 添付物貼込装置 |
JP2011037268A (ja) * | 2009-08-13 | 2011-02-24 | Mueller Martini Holding Ag | 印刷紙葉を引き渡すための装置および方法 |
EP2284107A1 (de) * | 2009-08-13 | 2011-02-16 | Müller Martini Holding AG | Vorrichtung und Verfahren zum Übergeben von Druckbogen |
US8113498B2 (en) | 2009-08-13 | 2012-02-14 | Mueller Martini Holding Ag | Method and device for the transfer of signatures |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2905961B2 (ja) | 1999-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5169376A (en) | Device for folding sheets | |
EP0924091B1 (de) | Bogendruckmaschine mit Nachverarbeitungseinheit | |
US7972256B2 (en) | Folder with multiple-motor drive | |
DE69301665T2 (de) | Vorrichtung zum Verpacken von schachtelartigen Gegenständen, zum Beispiel Zigaretten, mittels einer Verpackungsfolie | |
US20170066214A1 (en) | Box finishing machines | |
JPH08143179A (ja) | 折丁の移送装置と、それを使用する中綴機ライン | |
US20140183808A1 (en) | Method of, and apparatus for, processing sheets of different formats | |
DE202008002223U1 (de) | Einbanddecken-Aufbringer-System | |
DE69400581T2 (de) | Maschine zum Stapeln mit Schnellmontageeinrichtung | |
JPH1111783A (ja) | 画像形成装置の後処理装置 | |
CN100577540C (zh) | 装订设备和印刷品装订方法 | |
US2822003A (en) | Book feeding mechanism for a band saw | |
JP2000025359A5 (ja) | ||
US4477066A (en) | Apparatus for separating overlapped sheets of folded products | |
EP0997421A1 (de) | Vorrichtung zum Sammeln von Druckprodukten | |
EP3489181A1 (de) | Trennelement für den betrieb einer transporteinrichtung | |
DE202004007808U1 (de) | Einrichtung zum Überführen von Buchblocks oder Büchern zur taktweisen Verarbeitung | |
US3944206A (en) | Deleaver for continuous business forms | |
JP3752771B2 (ja) | 冊子作成装置における用紙折り機構 | |
JP2000001256A (ja) | パンチ装置 | |
CN104015518A (zh) | 一种骑马装订联动线的出书无级变速调整机构及其出书通道 | |
DE102004011978A1 (de) | Sammelhefter mit zwei Arbeitswellen | |
EP2571794B1 (de) | Druckweiterverarbeitungsanlage und verfahren zum betrieb einer druckweiterverarbeitungsanlage | |
JPH06286931A (ja) | シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置 | |
JP3124056U (ja) | 中綴じ折り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |