JP4627075B2 - 添付物貼込装置 - Google Patents

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Description

本発明は、雑誌等を構成する折丁に対して、CD−ROM等の添付物を貼り込むための添付物貼込装置に関する。
最近、雑誌に、各種の添付物、例えば、CD−ROM等を紙袋に入れたもの、化粧品のサンプルを塗布した台紙、葉書或いは封筒等を貼り込むことが行われている。雑誌に対して添付物を貼り込む従来の方法は、製本ライン(丁合ライン)とは別に設けた貼込装置で折丁に添付物を貼り込むとか、手作業で折丁に添付物を貼り込むという方法であった。
このように、従来は製本ラインとは別個の工程で添付物の貼り込みを行うため、工数が増え、生産性が低下するという問題があった。特に、添付物がCD−ROMの場合には、取り扱いにくいため、手作業で行っており、一層費用がかかっていた。
また、従来の貼込装置は、折丁を、進行方向にはほぼ水平で、それに直角方向には少し傾斜した搬送路に乗せ、折丁の一方の側縁を搬送路の低い側に搬送路に沿って形成している側縁ガイドで規制し、折丁の後端を押し爪で押すことで、前記搬送路上を走行させ、その途中で折丁の上に添付物を供給し、その添付物も前記した側縁ガイドで位置規制を行いながら前記した押し爪で押すことで、折丁と添付物とを位置決めして重ね合わせ、下流の貼り付け位置に搬送する構成となっている。このため、折丁に対して貼り付ける添付物は、折丁に対して一方の側縁及び端縁を揃えた状態に位置決めされるのみであって、貼り付け位置に制限があり、折丁内の所望の位置に添付物を貼り付けることがきわめて困難であるという問題もあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、CD−ROM等の添付物を、折丁の所望位置に貼り付けることができ、また、製本ライン(丁合ライン)内にも組み込み可能な添付物貼込装置を提供することを目的とする
本発明はかかる従来の問題点を解決するため、添付物を貼り付けるべき折丁を、従来の製本ライン(丁合ライン)で用いている搬送チェーン(ギャザリングチェーン)と同様な、一定速度で連続的に走行する搬送チェーンに、跨がらせた状態で且つ一定ピッチで保持させて搬送するようにし且つその折丁の走行経路の途中に貼込位置を設定し、更に、添付物を、前記貼込位置を通過する折丁に同期して且つその折丁の添付物貼付領域にほぼ等しい角度で送り込み、前記貼込位置を通過する折丁の前記添付物貼付領域に添付物の折丁貼付領域を重ね合わせて行くように、前記添付物を供給する添付物供給装置を設けると共に、前記貼込位置の上流に糊付与手段を設け、且つその貼込位置に添付物を折丁に押し付ける押し付け手段を設けるという構成とし、更に、前記添付物供給装置を、前記添付物を押して搬送する複数の押しピンを一定ピッチで備え、前記搬送チェーンに同期して一定速度で連続的に走行する無端状駆動チェーンを有するという構成としたものである。
本発明は上述の構成であるので、搬送チェーンで搬送される折丁が貼込位置を通過する際に、添付物供給装置が添付物を同期して且つ重なるように供給しており、このため、折丁と添付物は貼込位置を重なった状態で通過することとなり、また、その上流で糊付与装置が折丁又は添付物に接着剤を付与しているので、貼込位置で重ね合わされた折丁と添付物との間には接着剤が介在した状態となっており、貼込位置で重ね合わされて通過する折丁と添付物を、貼込位置に設けた押し付け手段で押さえることで、折丁に添付物を貼り付けることができる。ここで、貼込位置を通過する折丁と添付物のタイミングを変えることで、折丁に対する添付物の貼り付け位置を折丁の進行方向に変更でき、また添付物供給装置が送り込む添付物の高さ方向の位置を変えることで、折丁に対する添付物の貼り付け位置を高さ方向にも変更でき、結局、折丁に対して所望位置に添付物を貼り込むことが可能となる。更に、本発明では折丁の搬送に従来の製本ラインに使用している搬送チェーンと同様な搬送チェーンを用い、製本ラインと同様な態様で折丁を保持させているので、本発明の貼込装置を製本ラインに容易に組み込むことができ、それによって、製本ライン内で添付物の貼込を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は製本ラインに組み込んだ本発明の実施例による添付物貼込装置の概略構成を示す斜視図、図2(a)、(b)はそれぞれ、上記実施例の概略平面図及び概略側面図、図3は図1のA−A矢視概略断面図、図4は図1のB−B矢視概略断面図、図5は上記の添付物貼込装置に設けている添付物供給装置及びその近傍を、上方から且つ添付物に平行方向に(図3の矢印C方向に)見た概略平面図、図6は上記の添付物貼込装置に設けている添付物供給装置及びその近傍を、ガイド手段の位置で切断して且つ添付物に直角方向に(図3の矢印D−D方向に)見た概略断面図である。
図1において、1は添付物を貼り込むべき折丁、2はその折丁1に貼り込む添付物であり、本実施例ではCD−ROMを紙袋に収納したものである。この添付物2は、その上端のハッチングで示す領域2aを接着剤等で折丁1に貼り付けることで折丁1に貼り込まれている。本明細書において、この領域2aを折丁貼付領域と称し、折丁1の、折丁貼付領域2aを貼り付けた領域を添付物貼付領域と称している。なお、添付物2としては、CD−ROMに限らず、葉書、封筒、化粧品サンプルを塗布した台紙等任意である。4は製本ラインの搬送チェーン(ギャザリングチェーン)であり、図3、図4にも示すように、折丁の走行経路の中央に固定して設けられているガイド5aの両側を走行するように配置され、折丁1を保持する折丁保持部材4aと、それを支持するローラーチェーン4bと、搬送チェーンの長手方向に一定ピッチで配置された押し爪4c等を備えている。通常、搬送チェーン4は水平に配置され、一定速度で連続的に走行するように構成されている。
搬送チェーン4の、図1に示す領域の上下流には、その搬送チェーン4に沿って複数の折丁フィーダー(図示せず)が配置されており、搬送チェーン4上に、押し爪4cの通過にタイミングを合わせて折丁を次々と供給するようになっている。かくして、搬送チェーン4は、その上に折丁を跨がらせた状態で次々と乗せて丁合し且つ押し爪4cで定まる一定ピッチで保持して搬送することができる。図1は、添付物2を貼り込むべき折丁1が最も上に位置した状態で搬送チェーン4に保持されて走行している状態を示している。
搬送チェーン4の折丁保持部材4aは、図3、図4から良く分かるように、折丁1を支持するための支持面が垂直に対して角度αだけ傾斜しており、従って折丁1は両側にそれぞれ角度αだけ傾斜した状態で保持されている。この角度αは、通常40度程度に設定されている。本実施例では、この折丁保持部材4a傾斜した支持面で保持されている折丁部分に添付物2の先端の折丁貼込領域2a(図1参照)が貼り付けられる構成となっており、従って、折丁1の添付物貼込領域は、折丁保持部材4aで支持され、垂直に対して角度αだけ傾斜している。なお、搬送チェーン4の走行部分の下方には、固定ガイド5bが設けられ、折丁1の下方の部分を案内するようになっている。
図1〜図6において、Pは、搬送チェーン4で搬送される折丁1の走行経路上に設定された貼込位置、6は、添付物2をその貼込位置Pに、その貼込位置Pを通過する折丁1に同期して且つその折丁の添付物貼付領域にほぼ等しい角度(図4に示す角度α)で送り込み、貼込位置Pを通過する折丁1の添付物貼付領域に添付物2の折丁貼付領域2aを重ね合わせて行くように、添付物2を供給する添付物供給装置である。この添付物供給装置6は、添付物2を垂直に対して一定に角度に保持しながら所定の搬送経路に沿って案内するガイド手段7と、そのガイド手段7で案内される添付物2を走行させる送り手段8と、複数の添付物2をセットするための供給台9と、その供給台9から添付物2をガイド手段7に送り出すフィード手段10等を備えている。以下、各部品を更に説明する。
図1、図3、図5、図6において、ガイド手段7は、添付物2の下端を支持して案内する底面ガイド12と、添付物2の両側面の上下の部分を案内する側面ガイド13等を備えている。この側面ガイド13は、図3から良く分かるように、添付物2を、搬送チェーン4の折丁保持部材4aで保持された折丁1の添付物貼付領域が垂直に対してなす角度αにほぼ等しい角度に傾斜した状態に保持して案内するように傾斜して設けられており、また、図5から良く分かるように、両側の側面ガイド13で形成される添付物2の搬送経路14が、搬送チェーン4で搬送される折丁1の走行経路O−Oに小さい角度θで、且つ貼込位置Pで交差するように配置されている。ここで、小さい角度θとしては、折丁1に添付物2がスムースに重ねられるよう極力小さい方が良いが、ガイド手段7や他の部品を走行中の折丁1に干渉しない位置に配置するためには或る程度の大きさが必要であり、これらを考慮して通常、5〜20度程度に定められ、本実施例では10度としている。
ガイド手段7の高さ方向の取付位置(底面ガイド12の取付位置)は、そのガイド手段7で案内される添付物2の下端が、図2(a)、(b)に一点鎖線15で示す経路(以下下端経路という)を通過するように定められている。すなわち、図2(b)に示すように、下端経路15は、添付物2が貼付位置Pにおいて折丁1に接触する際、その添付物2の先端縁2bが、折丁1の先端縁1bに平行となるよう、水平に対して少し傾斜して設けられている。これは、折丁1が図4に示すように垂直面内では垂直に対して角度αだけ傾斜しており、且つガイド手段7の搬送経路が図5に示すように折丁1に対して角度θだけ傾斜しているため、貼込位置(交差位置)Pにおいて添付物2の先端縁2bを、折丁1の先端縁1bに平行とすると、添付物2の下端が水平に対して少し傾斜した状態となるためである。また、ガイド手段7による下端経路15は、その下端経路に沿って走行した添付物2の先端縁2bが貼込位置Pに到達した時、その先端縁2bが、折丁1に対して高さ方向の所望の位置となるように定められている。かくして、ガイド手段7は、折丁1に貼り込むべき添付物2を、搬送チェーン4で搬送されている折丁1の添付物貼付領域にほぼ等しい角度に保持しながら(図3、図4参照)、該添付物を前記搬送チェーンで搬送される折丁の走行経路O−Oに小さい角度で交差する搬送経路14に沿って走行するように案内し(図5参照)、貼込位置Pにおいて折丁1の所定の領域に重ね合わせることができる。
上記したように、図2(b)において、ガイド手段7によって形成される添付物2の下端経路15は、添付物2の先端縁2bを折丁1の先端縁1bに平行とするため、貼込位置Pに接する位置では傾斜していることが必要である。しかしながら、貼込位置Pから離れた位置では、必ずしも傾斜させる必要はなく、本実施例では、位置Qより遠くの領域を水平な下端経路15aとしている。このため、図2(a)に示すように、下端経路15aを平面で見た場合には、その下端経路15aは下端経路15に比べて搬送チェーン4から急激に遠ざかる配置となる。このように下端経路15aを水平に配置すると、ガイド手段7を水平に配置できるので製造や管理が容易となり、また、下端経路15aを搬送チェーン4から急激に遠ざかる配置とすると、搬送チェーン4との間に他の部品を配置するスペースを確保しやすくなるという利点が得られる。
図1〜図6において、ガイド手段7で案内される添付物2を走行させる送り手段8は、搬送チェーン4に保持された折丁1のピッチ(すなわち、搬送チェーン4に取り付けている押し爪4cのピッチ)と等しいピッチで取り付けられた押しピン17を備えた無端状駆動チェーン18と、その無端状駆動チェーン18を、押しピン17がガイド手段7で案内されている添付物2を押して搬送するよう、ガイド手段7に沿って走行させるチェーン保持手段すなわちスプロケット20と、その無端状駆動チェーン18を搬送チェーン4と同一速度で走行させるチェーン駆動装置(図示せず)等を備えている。この構成により、送り装置8は、ガイド手段7で案内される添付物2を、搬送チェーン4で搬送される折丁1に同期して搬送することができ、貼付位置Pにおいて、折丁1の走行方向の一定位置に添付物2を重ね合わせるように供給することができ、且つ折丁1と同一速度で搬送することができる。
なお、厳密には、添付物2は貼込位置Pにおいて、角度θだけ方向変換しながら走行するので(図5参照)、押しピン17による添付物2の、折丁走行経路O−O方向の搬送速度は、押しピン17の速度×cosθとなり、折丁1の搬送速度(押しピン17の走行速度に等しい)よりもわずかに小さくなる。しかしながら、角度θはきわめて小さいので、添付物2の方向変換による速度低下はきわめて微小であり、また、添付物2は折丁1に貼り付けられながら走行するので、特に支障はない。もし、添付物2が貼込位置Pを通過して角度θだけ方向変換することによる速度低下が問題になる場合には、無端状駆動チェーン18の走行速度を折丁1の搬送速度の1/cosθとし、且つ押しピン17のピッチを、折丁1のピッチの1/cosθとすればよい。
図5、図6において、複数の添付物2をセットするための供給台9は、多数の添付物2を重ねた状態で、且つガイド手段7の側面ガイド13で規制される添付物2に平行な状態で保持しうるものである。供給台9の先端には、供給台9にセットした多数の添付物の先端に位置する添付物2が、ガイド手段7の側面ガイド13で形成される搬送経路14の延長上に位置するように規制する位置決めガイド21を設けると共に、先端の添付物2を横方向に移動させることでガイド手段7内に供給しうる構成となっている。また、供給台9のガイド手段7側の側面には、二枚送り防止用の規制部材22が取り付けられている。
供給台9から添付物2をガイド手段7に送り出すフィード手段10は、供給台9上の先端の添付物2を吸着保持可能なサッカー24と、サッカー24で先端の添付物2を吸着して横方向に引き出すため、そのサッカー24を実線25で示す循環経路に沿って移動させる駆動装置(図示せず)と、サッカー24が先端の添付物2を吸着保持し、それを横に移動させた後、吸着保持を解除するようにサッカー24への真空供給を制御する制御弁(図示せず)と、供給台9から横に引き出された添付物2を、更に搬送してガイド手段7の側面ガイド13間に送り出すための搬送ローラ27、28、搬送ベルト29、押さえローラ30、31等を備えている。かくして、供給台9にセットした添付物2の先端のものを、サッカー24が横に引き出し、次いで、その添付物2を搬送ベルト29と押さえローラ30、31によって更に横方向に搬送してガイド手段7に供給することができる。
ここで、図6から良く分かるように、ガイド手段7内の添付物2を走行させるための押しピン17を備えた無端状駆動チェーン18の走行経路は、搬送ベルト29と押さえローラ30、31によってガイド手段7内に送り込まれた添付物2の後ろにおいて、押しピン17がその添付物2の後方に上昇し、次いで添付物2の後端を押すことができるように定められている。また、サッカー24による添付物2の取り出しタイミングは、押しピン17が添付物2の走行する位置の下方にある時に添付物2がその上を通過してガイド手段7内に送り込まれるように定められている。かくして、フィード手段10が、供給台9にセットされている添付物2を1個ずつ分離してガイド手段7内に送り込み、送り手段8が、その押しピン17でその添付物2の後端を押すことで、添付物2をガイド手段7で案内された状態で、折丁の走行経路に対する貼付位置Pに向かって、且つ折丁1の走行に同期して搬送することができる。
図1〜図6において、35は、折丁1の走行経路と添付物2の搬送経路14との交差する貼込位置Pに配置され、添付物2の折丁貼付領域2aを折丁1に押し付ける押し付け手段であり、本実施例では押さえコロが使用されている。この押さえコロ35は、添付物2の上端縁近傍(折丁貼付領域を含む領域)を、折丁1の折丁保持部材4aで保持された領域(添付物貼付領域を含む領域)に押し付けるよう配置されている。更に、押さえコロ35には、搬送チェーン4の押し爪4cが通過する際に干渉しないようにするため、外周の一部に切り欠き36(図5参照)を形成し且つ外周長さ(切り欠き36の部分を含む)を搬送チェーン4の押し爪4cのピッチに等しく設定し、更に搬送チェーン4の走行に同期して回転駆動する構成としている。なお、押し爪4cの形状、取付位置によっては、或いは、添付物2の折丁1に対する貼り付け位置によっては、押さえコロ35が押し爪4cに干渉しない場合があり、その場合には、当然押さえコロ35に切り欠きを設ける必要はなく、また、外周長さも任意に設定できる。更に、押さえコロ35はフリー回転する構成としてもよい。
図1、図3において、押さえコロ35を配置した貼込位置Pの上流で且つガイド手段7による添付物2の搬送経路には、通過する添付物2の上端近傍の折丁貼付領域に適当な接着剤を付与する糊付与手段38が設けられている。糊付与手段38として、本実施例ではホットメルト接着剤を噴射塗布するものが使用されているが、他の形式のものを用いても良い。なお、糊付与手段38の取付位置は、添付物2に対して糊を付与する位置に限らず、折丁1に糊を付与するように変更してもよい。更に、添付物2或いは折丁1に、あらかじめ、感圧性接着剤等の糊を付与しておくことも可能であり、その場合には糊付与手段38は省略しうる。
次に、上記構成の添付物貼込装置の動作を説明する。図1において、搬送チェーン4が矢印X方向に一定速度で走行しており、その上流において搬送チェーン4上に折丁1が供給される。かくして、搬送チェーン4は折丁1を、押し爪4cによって定まる一定ピッチで保持して搬送している。一方、供給台9にセットされている添付物2が1個ずつ引き出されてガイド手段7内に送り込まれ、送り手段8が、その押しピン17でその添付物2の後端を押すことで、添付物2をガイド手段7で案内された状態で、折丁の走行経路に交差する貼込位置Pに向かって、且つ搬送チェーン4による折丁1の走行に同期して搬送している。その途中、添付物2が糊付与手段38の前を通過する際に、糊付与手段38がホットメルト接着剤を噴射し、添付物2の上端縁近傍に塗布する。
そして、添付物2の先端が、折丁1の走行経路と添付物2の搬送経路との交差する貼込位置Pに到達すると、丁度その時、貼込位置Pを折丁1の所定の貼込開始位置が通過中であり、その折丁1の上に添付物2が重ね合わされ、押さえコロ35が添付物2の上端縁近傍を折丁1に押し付ける(図4参照)。これによって、折丁1に添付物2が貼り付けられる。ここで、折丁1の添付物貼付領域は折丁保持部材4aによって垂直に対して角度αだけ傾斜した状態に保持されているが、ガイド手段7で案内される添付物2も同様な角度に傾斜しているので、良好に重ね合わせられる。また、添付物2の搬送方向は折丁1の走行方向に対して小さい角度θ(図5参照)で交差するので、やはり良好に重ね合わせられる。かくして、走行中の折丁1に対して添付物2が良好に貼り付けられる。
一つの添付物2が一つの折丁1に貼り付けられながら押さえコロ35の下を通過し、次の添付物2が貼込位置Pに到達すると、同時に次の折丁1の所定の貼込開始位置がその貼込位置Pを通過中であり、先に説明したように、折丁1の所定位置に添付物2が貼り込まれる。以下、同様にして、搬送チェーン4によって一定ピッチで連続的に走行している各折丁1の所定位置に、添付物2が貼り込まれる。
ここで、搬送チェーン4による折丁1の搬送と、送り手段8による添付物2の搬送の位相を変えることで、貼込位置Pにおいて折丁1に添付物2が突き当たるタイミングを変えることができ、従って、折丁1に対する添付物2の貼り付け位置を折丁1の進行方向に変更できる。換言すれば、図1において、折丁1の先端縁1bと添付物2の先端縁2bの間隔dを任意に調整できる。また、ガイド手段7の取付高さを変えることで、折丁1に対する添付物2の貼り付け位置を折丁の進行方向に直角方向にも変更でき、折丁1の背1cと添付物2の上端縁2cの間隔eを任意に調整できる。かくして、折丁1の任意の位置に添付物2を貼り込むことが可能である。なお、折丁1に対する添付物2の貼り付け位置を背1cより大きく離した場合には、折丁1の折丁保持部材4aで保持した部分よりも下方の部分に添付物2を貼り付けることとなる場合がある。この場合には、押さえコロ35で押される折丁1の裏面の支えが不十分となる場合があるので、その位置に受けコロを配置するとか固定ガイドを配置して折丁1の裏面を支える構成とすればよい。
図1において、添付物2を貼り込んだ折丁1は、搬送チェーン4によって更に下流に搬送され、搬送チェーン4に沿って配置された折丁フィーダーによって、折丁1の上に更に他の折丁が乗せられ、その後、綴じられ、製本される。このように、本実施例では、製本ラインの搬送チェーン4に乗せた折丁1に対して、添付物2の貼込を行うことができ、従って、製本ライン上でインラインで添付物の貼込を行うことができ、従来のように製本ラインとは別工程で添付物の貼込を行う場合に比べて、工程を簡略化でき、製本のコストダウンを図ることができる。
なお、本発明は製本ラインに組み込む場合に限らず、折丁に対する添付物の貼込のみを行う単独の装置としても使用可能である。この場合には、図1に示す搬送チェーン4の上流に、1台の折丁フィーダーを設け、下流には添付物2を貼り込んだ後の折丁を集積する装置を配置した構成とすればよい。
以上に説明したように、本発明によれば、搬送チェーンに跨がった状態で且つ一定ピッチで保持され、走行中の折丁に対して、添付物を自動的に貼り付けることができ、添付物の貼込に要する費用を低減できると共に、添付物の折丁に対する貼り付け位置を任意に設定できる等の効果を有している。
更に、本発明の貼込装置は製本ラインに組み込むことが可能であるので、製本ライン上でインラインで添付物の貼込を行うことができ、従来のように製本ラインとは別工程で添付物の貼込を行う場合に比べて、工程を簡略化でき、製本に要する費用、時間を共に短縮できるという効果も有している。
製本ラインに組み込んだ本発明の実施例による添付物貼込装置の概略構成を示す斜視図 (a)、(b)はそれぞれ、上記実施例の概略平面図及び概略側面図 図1のA−A矢視概略断面図 図1のB−B矢視概略断面図 図1の添付物貼込装置に設けている添付物供給装置及びその近傍を、上方から且つ添付物に平行方向に(図3の矢印C方向に)見た概略平面図 図1の添付物貼込装置に設けている添付物供給装置及びその近傍を、ガイド手段の位置で切断して且つ添付物に直角方向に(図3の矢印D−D方向に)見た概略断面図
符号の説明
1 折丁
2 添付物
2a 折丁貼付領域
4 搬送チェーン
4a 折丁保持部材
4c 押し爪
6 添付物供給装置
7 ガイド手段
8 送り手段
9 供給台
10 フィード手段
12 底面ガイド
13 側面ガイド
14 搬送経路
17 押しピン
18 無端状チェーン
24 サッカー
29 搬送ベルト
30、31 押さえローラ
35 押さえコロ
38 糊付与手段
P 貼込位置

Claims (3)

  1. ほぼ水平に一定速度で連続的に走行するように設けられた搬送チェーンであって、折丁を跨がらせた状態で且つ一定ピッチで保持して搬送する搬送チェーンと、折丁に貼り込むべき添付物を、前記搬送チェーンで搬送される折丁の走行経路上に設定した貼込位置に、その貼込位置を通過する折丁に同期して且つその折丁の添付物貼付領域にほぼ等しい角度で送り込み、前記貼込位置を通過する折丁の前記添付物貼付領域に添付物の折丁貼付領域を重ね合わせて行くように、前記添付物を供給する添付物供給装置と、前記貼込位置の上流に設けられ、前記折丁の添付物貼付領域若しくは前記添付物の折丁貼付領域に接着剤を付与する糊付与手段と、前記貼込位置に設けられ、前記添付物の折丁貼付領域を前記折丁に押し付ける押し付け手段とを有し、前記添付物供給装置が、前記添付物を押して搬送する複数の押しピンを一定ピッチで備え、前記搬送チェーンに同期して一定速度で連続的に走行する無端状駆動チェーンを有していることを特徴とする添付物貼込装置。
  2. 前記搬送チェーンが、折丁の走行経路の中央に固定して設けられているガイドの両側を走行するように配置され、折丁を斜め下方に傾斜した状態で保持するよう垂直に対して傾斜した支持面を備えた折丁保持部材と、それを支持するローラーチェーンと、搬送チェーンの長手方向に一定ピッチで配置された押し爪を備えており、前記押し付け手段が、折丁の、前記折丁保持部材で保持されている領域に前記添付物の折丁貼付領域を押し付けるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の添付物貼込装置。
  3. 前記押し付け手段が、折丁の、前記折丁保持部材で保持されている領域に前記添付物の折丁貼付領域を押し付けるように配置された押さえコロを備えており、該押さえコロは、外周の一部に、前記搬送チェーンの押し爪が通過する際に干渉しないようにするための切り欠きを備えると共に外周長さを前記搬送チェーンの押し爪のピッチに等しく設定しており、更に、前記押さえコロは前記搬送チェーンの走行に同期して回転駆動される構成であることを特徴とする請求項2記載の添付物貼込装置。
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Citations (6)

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