JPH08143079A - 流動体取り出し装置 - Google Patents
流動体取り出し装置Info
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- JPH08143079A JPH08143079A JP28103594A JP28103594A JPH08143079A JP H08143079 A JPH08143079 A JP H08143079A JP 28103594 A JP28103594 A JP 28103594A JP 28103594 A JP28103594 A JP 28103594A JP H08143079 A JPH08143079 A JP H08143079A
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Abstract
が生じることなく、袋内部の流動体が容器内で漏れるこ
とがないようにする。 【構成】スプレー式の流動体取り出し口を上端に備えて
なる容器と、この容器の内部に入れられ、内部に液状化
粧品などの流動体が収納される合成樹脂からなる袋1と
を備え、前記袋1の少なくとも一部を未延伸ナイロンフ
イルム3aと未延伸ポリオレフィン系フイルム3bを積
層してなるラミネートフイルムで構成するとともに前記
未延伸ポリオレフィン系フイルム3bを袋1の内側に位
置させ、この袋1の前記一部に前記流動体取り出し口か
ら下方に突出するチューブを突き刺すように構成したも
のである。
Description
体を収納する袋をセットして袋から流動体を取り出すた
めの流動体取り出し装置に関するものである。
動体などは例えば合成樹脂製の容器に詰められて販売さ
れているが、容器内の流動体がなくなると合成樹脂製袋
の中に入った詰め替え用流動体を購入し、この詰め替え
用流動体を空の容器内に詰め替えていた。
空の容器内に詰め替えるとき、合成樹脂製の柔軟な袋を
手に持って詰め替え作業を行なっており、袋が柔軟なこ
とから袋の口部の位置が不安定であり、容器の口部と袋
の口部を合わせて詰め替え作業を行なうのに手間がかか
り、油断をすると容器の外に流動体がこぼれ出るという
問題があった。
動体が入った合成樹脂製袋を空の容器内に入れ、容器の
上端に備えてなる流動体取り出し部となるノズルから下
方に突出する吸い込み用チューブを前記袋に突き刺し、
前記容器を傾けることにより袋内の流動体をノズルから
取り出すように構成したものが知られている。この場
合、前記吸い込み用チューブが突き刺される部分のみな
らず袋全体が延伸ナイロンフイルムと未延伸ポリオレフ
ィン系フイルムを積層してなるラミネートフイルムで構
成され、吸い込み用チューブを袋に突き刺すとき、その
突き刺すときの力によって吸い込み用チューブの先端で
延伸ナイロンフイルムが裂ける方向に力が掛かり、それ
により内側の未延伸ポリオレフィン系フイルムにも裂け
る方向に力が掛かって、吸い込み用チューブが貫通した
袋の孔部に裂け目が生じて、前記容器を傾けたときこの
裂け目より袋内部の流動体が容器内で漏れ、この漏れた
流動体により容器内が汚れ、さらには容器外にも流動体
が漏れるという問題があった。
題を解決するもので、チューブを袋に突き刺しても袋の
孔部に裂け目が生じることなく、袋内部の流動体が容器
内で漏れることがないようにすることを目的とするもの
である。
に本発明は、スプレー式の流動体取り出し口を上端に備
えてなる容器と、この容器の内部に入れられ、内部に液
状化粧品などの流動体が収納される合成樹脂からなる袋
とを備え、前記袋の少なくとも一部を未延伸ナイロンフ
イルムと未延伸ポリオレフィン系フイルムを積層してな
るラミネートフイルムで構成するとともに前記未延伸ポ
リオレフィン系フイルムを袋の内側に位置させ、この袋
の前記一部に前記流動体取り出し口に繋がるチューブを
突き刺すように構成したものである。
ューブの突き刺し部となる袋の部分は未延伸ナイロンフ
イルムと未延伸ポリオレフィン系フイルムを積層してな
るラミネートフイルムで構成されていることから、チュ
ーブが袋に突き刺さったときに袋が裂けることなく突き
刺し部における孔部がチューブに密着し、袋内部の流動
体が容器内で漏れることがない。
いて説明する。先ず、図1〜図4に示す第1実施例につ
いて説明すると、1は液状化粧品などの流動体を収納す
る合成樹脂製の袋であり、少なくとも対向する両側の2
辺にヒートシールによる封止部2、2を備えており、下
端に膨らんだ底部3を有してスタンドパックの形態を呈
している。ところで前記袋1の材料としては、底部3以
外の部分は延伸されたナイロンフイルムと未延伸ポリオ
レフィン系フイルムを積層してなるラミネートフイルム
が用いられ、底部3は図2に示すように未延伸ナイロン
フイルム3aと未延伸ポリオレフィン系フイルム3bを
積層してなるラミネートフイルムが用いられる。そして
底部3以外の部分および底部3の未延伸ポリオレフィン
系フイルムを内側に位置させ、この未延伸ポリオレフィ
ン系フイルムをヒートシールにより融着させてスタンド
パックの形態の袋1を形作っている。
る袋1を底部3が上端となるように上下逆さの状態で入
れる上端が開口する縦長の合成樹脂製の容器本体で、こ
の容器本体4の上端開口部は容器本体4と同様の合成樹
脂製の蓋体5が嵌合して閉じられるようになっている。
前記蓋体5には流動体取り出し部となるスプレー式の流
動体取り出し部材6が上方に突出するように装着され、
この流動体取り出し部材6から下方に突出するチューブ
7の下端が容器本体4に入れられた袋1の上端に位置す
る底部3に突き刺さるようになっている。前記流動体取
り出し部材6は上端の押し下げ部8を下動および上昇さ
せることにより前記チューブ7より吸い上げられた袋1
内部の流動体を押し下げ部8の側面に形成された小孔9
から霧状あるいは泡状に吐出させるものである。なお、
流動体取り出し部材6ならびにチューブ7は中密度ポリ
エチレンやポリプロピレンなどで硬く作られている。
カットされて尖っており、袋1の底部3が未延伸ナイロ
ンフイルム3aと未延伸ポリオレフィン系フイルム3b
を積層してなるラミネートフイルムを材料として作られ
ていることからチューブ7が袋1の底部3に突き刺さっ
たときに袋1の底部3が裂けることなく突き刺し部にお
ける孔部がチューブ7に密着するようになっている。
るとき、袋1を上下逆さにした状態で内部の流動体が中
央に寄って上端に位置する袋1の底部3が平たく張った
状態となるように袋1の下端部および両側部を折り曲げ
て袋1を絞っており、袋1が容器本体4内に入れられた
ときこの状態を保持できるように容器本体4の内部の大
きさが予め設定されている。
明すると、まず例えば家庭で液状化粧品などの流動体を
収納する袋1を上下逆にして容器本体4の中にセットす
る。その後、袋1の底部3にチューブ7を突き刺して容
器本体4の上端に蓋体5を取り付ける。その状態におい
て、流動体取り出し部材6の上端の押し下げ部8を下動
および上昇させることにより前記チューブ7より吸い上
げられた袋1内部の流動体は前記小孔9から霧状あるい
は泡状に取り出される。
ンフイルム3aと未延伸ポリオレフィン系フイルム3b
を積層してなるラミネートフイルムを材料として作られ
ていることからチューブ7が袋1の底部3に突き刺さっ
たときに袋1の底部3が裂けることなくチューブ7に密
着し、仮に容器本体4が倒れても袋1内部の流動体が容
器本体4内で漏れることがない。
明であっても良く、透明であれば容器4の外部から袋1
内の流動体の残量を確認できる。また、図3において二
点鎖線で示すように容器本体4の下端部近傍に窓部10を
鉛直方向に設けておいても袋1内の流動体の残量を確認
できる。さらに、前記容器本体4や流動体取り出し部材
6の構成は図面に示すものに限定されるものではない。
る流動体としては液状化粧品などの流動体の他、消毒液
あるいは油、醤油などの液状調味料や、牛乳、ジュース
などでも良い。
て説明すると、この実施例は容器本体4の内部に袋1を
底部3が下端となるように入れ、容器本体4の底部中央
に上方に突出するように設けられたチューブ7aを袋1
の底部3に突き刺すように構成したものである。
式の流動体取り出し部材6に低密度ポリエチレンなどか
らなる柔らかいチューブ7bを介して中密度ポリエチレ
ンなどからなる硬いチューブ7aが繋がれ、このチュー
ブ7aが容器本体4の底部中央に上方に突出するように
設けられている。チューブ7bは容器本体4の内面に沿
って配設され、容器本体4に対する袋1の出し入れの邪
魔にならないようになっている。また、蓋体5は容器本
体4の上端に対し、ヒンジ11により枢結され、開閉自在
となっている。
体4の内部に袋1を未延伸ナイロンフイルム3aと未延
伸ポリオレフィン系フイルム3bの2層からなるラミネ
ートフイルムによって構成された底部3が下端となるよ
うに入れ、そのとき容器本体4の底部中央に設けられた
チューブ7aに対し袋1の底部3を押し付けることによ
ってチューブ7aを袋1の底部3に突き刺し、その状態
で容器本体4の上端に蓋体5を被せることによって使用
可能な状態となり、流動体取り出し部材6の上端の押し
下げ部8を下動および上昇させることにより前記チュー
ブ7aより吸い上げられた袋1内部の流動体は前記小孔
9から霧状あるいは泡状に取り出される。
り出し部材6は、上端の押し下げ部8を下動および上昇
させることにより作動するようになっているが、把持部
を握ることにより作動するガン型式の流動体取り出し部
材であっても良い。
3を未延伸ナイロンフイルム3aと未延伸ポリオレフィ
ン系フイルム3bの2層からなるラミネートフイルムに
よって構成してあるが、未延伸ナイロンフイルム3aと
未延伸ポリオレフィン系フイルム3bの間に別のフイル
ムを介在させて積層してあっても良く、また未延伸ナイ
ロンフイルム3aの外側に別のフイルムを積層してあっ
ても良い。
り出し口から下方に突出するチューブの突き刺し部とな
る袋の部分は未延伸ナイロンフイルムと未延伸ポリオレ
フィン系フイルムを積層してなるラミネートフイルムで
構成されていることから、チューブの下端が袋に突き刺
さったときに袋が裂けることなく突き刺し部における孔
部がチューブに密着し、袋内部の流動体が容器内で漏れ
ることがない。
体との分解斜視図である。
を取り付けた状態を示す正面図である。
れる前の状態を示す斜視図である。
を被せた状態を示す正面図である。
り出し口に繋がるチューブの突き刺し部となる袋の部分
は未延伸ナイロンフイルムと未延伸ポリオレフィン系フ
イルムを積層してなるラミネートフイルムで構成されて
いることから、チューブが袋に突き刺さったときに袋が
裂けることなく突き刺し部における孔部がチューブに密
着し、袋内部の流動体が容器内で漏れることがない。
Claims (1)
- 【請求項1】 スプレー式の流動体取り出し口を上端に
備えてなる容器と、この容器の内部に入れられ、内部に
液状化粧品などの流動体が収納される合成樹脂からなる
袋とを備え、前記袋の少なくとも一部を未延伸ナイロン
フイルムと未延伸ポリオレフィン系フイルムを積層して
なるラミネートフイルムで構成するとともに前記未延伸
ポリオレフィン系フイルムを袋の内側に位置させ、この
袋の前記一部に前記流動体取り出し口に繋がるチューブ
を突き刺すように構成したことを特徴とする流動体取り
出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28103594A JP3558389B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 流動体取り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28103594A JP3558389B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 流動体取り出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143079A true JPH08143079A (ja) | 1996-06-04 |
JP3558389B2 JP3558389B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=17633391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28103594A Expired - Fee Related JP3558389B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 流動体取り出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3558389B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014101142A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 液体排出装置および液体供給装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6811016B2 (ja) * | 2016-02-15 | 2021-01-13 | 株式会社アテニア | ポンプ付きディスペンサー容器 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP28103594A patent/JP3558389B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2014101142A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 液体排出装置および液体供給装置 |
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---|---|
JP3558389B2 (ja) | 2004-08-25 |
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