JPH08142786A - 作業車の転倒保護構造 - Google Patents

作業車の転倒保護構造

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Publication number
JPH08142786A
JPH08142786A JP28760894A JP28760894A JPH08142786A JP H08142786 A JPH08142786 A JP H08142786A JP 28760894 A JP28760894 A JP 28760894A JP 28760894 A JP28760894 A JP 28760894A JP H08142786 A JPH08142786 A JP H08142786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
posture
bracket
protection structure
state
fall protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28760894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Ushiro
健蔵 後
Shiyuunosuke Iwata
州之助 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH08142786A publication Critical patent/JPH08142786A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転倒保護構造を起立姿勢と後傾した格納姿勢
に維持するための固定手段を構造簡単でありながら強度
の高いものに改良する。 【構成】 水平断面形状がほぼコの字状で後方に向かっ
て開いたブラケット10を車体に固設し、前記転倒保護
構造4の下端側を前記ブラケット10内に挿入して前後
揺動自在に軸支し、前記転倒保護構造4に対して起立姿
勢における前倒れを阻止する状態で接当する起立用当た
り部12、及び、格納姿勢における後ろ倒れを阻止する
状態で接当する格納用当たり部13を、前記ブラケット
10のコの字状前壁部の内面に形成し、前記転倒保護構
造4に対して起立姿勢における後ろ倒れを阻止する状態
で接当すると共に格納姿勢における前倒れを阻止する状
態で接当する構造姿勢維持用ピン14を前記ブラケット
10に挿脱自在に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体が正常な使用中に
転覆した時に、搭乗運転者が怪我をする可能性を最小限
にするように搭乗運転者を保護するために設ける転倒保
護構造(ROPS:rollover protective structure )
に係り、詳しくは、この転倒保護構造を保護作用姿勢で
ある起立姿勢と後傾した格納姿勢に切り換え維持する固
定手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転倒保護構造を起立姿勢と格納姿
勢とに切り換え維持する固定手段としては、例えば、図
5(イ),(ロ)に示すように、水平断面形状がほぼコ
の字状で後方に向かって開いたブラケット20を車体に
固定し、このブラケット20に門型のフレーム材からな
る転倒保護構造21の基端部を挿入して前後揺動可能に
支軸22を介して枢支するとともに、ブラケット20側
面に挿抜自在に装備したピン23を、転倒保護構造21
の基端部材21aに形成した複数の連結孔24に選択挿
入することで両姿勢を固定維持するように構成し、か
つ、ブラケット20の上端にストッパー部材25を溶接
固定し、図5(イ)に示すように、起立姿勢ではこのス
トッパー部材25を転倒保護構造21の前方当たりに利
用し、また、図5(ロ)に示すように、格納姿勢ではス
トッパー部材25を転倒保護構造21の下降揺動限度を
設定する当たりに利用できるようにしたものが知られて
いる〔実開平5‐76984号公報参照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造では、図
5(ロ)に示す格納姿勢に維持して走行した場合、機体
の動揺等によって後傾した転倒保護構造21が自重と慣
性によって強力に下降揺動されようとし、前記ストッパ
ー部材25の下面に転倒保護構造21の基端部材21a
が衝撃的に突き上げ当接し、その衝撃によってストッパ
ー部材25の溶接箇所に亀裂が発生するおそれが多分に
あり、ここに改良の余地があった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、転倒保護構造を起立姿勢と格納姿勢に
維持するための固定手段を構造簡単でありながら強度の
高いものに改良することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、搭
乗運転者に対する転倒保護構造を起立姿勢と後傾した格
納姿勢とに前後揺動自在に取付け、転倒保護構造を前記
各姿勢に維持する固定手段を設けた作業車において、前
記固定手段を構成するに、水平断面形状がほぼコの字状
で後方に向かって開いたブラケットを車体に固設し、前
記転倒保護構造の下端側を前記ブラケット内に挿入して
前後揺動自在に軸支し、前記転倒保護構造に対して起立
姿勢における前倒れを阻止する状態で接当する起立用当
たり部、及び、格納姿勢における後ろ倒れを阻止する状
態で接当する格納用当たり部を、前記ブラケットのコの
字状前壁部の内面に形成し、前記転倒保護構造に対して
起立姿勢における後ろ倒れを阻止する状態で接当すると
共に格納姿勢における前倒れを阻止する状態で接当する
構造姿勢維持用ピンを前記ブラケットに挿脱自在に装着
してある点にある。
【0006】
【作用】上記構成によると、転倒保護構造が起立姿勢に
ある時には、ブラケットの前壁部内面が前倒れを阻止す
る起立用当たり部として機能するとともに、転倒保護構
造が後傾した格納姿勢にある時には、ブラケットの前壁
部内面が後ろ倒れを阻止する格納用当たり部として機能
し、かつ、この当たり部はブラケット自体に形成された
ものであるため、衝撃的な接当負荷が作用しても損傷あ
るいは変形することはない。
【0007】
【発明の効果】その結果、転倒保護構造を起立姿勢と格
納姿勢に維持するための固定手段を、大きい負荷が作用
する溶接構造部のない簡単な構造でありながら、衝撃的
な荷重に対しても高い耐久性を発揮させることが可能と
なった。
【0008】
【実施例】図1及び図2に示すように、前部にエンジン
1を、後部に運転座席2と後輪駆動用伝動ケース3を設
け、搭乗運転者に対する門型の転倒保護構造4を車体後
部から立設し、耕耘装置などの作業機を取付けるための
リフトアーム5とロアーリンク6を伝動ケース3の後部
に装備して、作業車の一例である農用トラクターを構成
してある。
【0009】転倒保護構造4を起立姿勢Xと後傾した格
納姿勢Yに前後揺動自在に取付け、転倒保護構造4を起
立姿勢Xと格納姿勢Yに維持する固定手段を設け、通常
は転倒保護構造4を起立姿勢Xで固定して転倒時の搭乗
運転者を保護し、低いガレージへの格納時、果実園での
棚下作業、ハウス内作業、等においては、転倒保護構造
4を格納姿勢Yで固定して車高を低くするようにしてあ
る。
【0010】転倒保護構造4を取付けるに、図2〜図4
に示すように、左右一対の取付け金具7を伝動ケース3
の側面と後面にボルト連結し、取付け金具7夫々に帯状
の鋼板からなるステー8を取付けて立設するとともに、
取付け金具7とステー8との連結部位に防振ゴム9を介
装し、転倒保護構造4の左右下端側を左右のステー8に
各別に連結してある。また、後車輪に対するフェンダー
の縦壁部をステー8に連結し、ステー8全体の剛性を高
めてある。
【0011】転倒保護構造4の固定手段を構成するに、
図2〜図4に示すように、水平断面形状がほぼコの字状
で後方に向かって開いたブラケット10をステー8の上
端に溶接固定し、転倒保護構造4の下端側をブラケット
10に挿入して前後揺動自在に支軸11で枢支連結し、
転倒保護構造4に対して起立姿勢Xにおける前倒れを阻
止する状態で接当する起立用当たり部12〔図4(イ)
参照〕、および、格納姿勢Yにおける後ろ倒れを阻止す
る状態で接当する格納用当たり部13〔図4(ロ)参
照〕をブラケット10の前壁部内面に形成してある。
【0012】また、転倒保護構造4に対して起立姿勢X
における後ろ倒れを阻止する状態で接当すると共に格納
姿勢Yにおける前倒れを阻止する状態で接当する状態
で、屈曲形状の構造姿勢維持用ピン14をブラケット1
0に挿脱自在に装着し、構造姿勢維持用ピン14に対し
てβピンなどの抜け止めピン15を脱着自在に装着して
ある。
【0013】つまり、図4(イ)に示すように起立用当
たり部12との接当で前倒れを阻止すると共に構造姿勢
維持用ピン14との接当で後ろ倒れを阻止することによ
って、転倒保護構造4を起立姿勢Xに維持し、また、図
4(ロ)に示すように格納用当たり部13との接当で後
ろ倒れを阻止すると共に構造姿勢維持用ピン14との接
当で前倒れを阻止することによって、転倒保護構造4を
格納姿勢Yに維持するように構成し、そして、抜け止め
ピン15と構造姿勢維持用ピン14の脱着によって転倒
保護構造4の姿勢を変更するように構成してある。
【0014】〔別実施例〕 ブラケット10を車体にボルト連結する等、ブラケ
ット10を付けるために具体構造は適宜設計変更自在で
ある。 転倒保護構造4の下端側を前後揺動自在にブラケッ
ト10に軸支する具体構造は公知の軸支構造から適当に
選定できる。 構造姿勢維持用ピン14や抜け止めピン15の形状
は公知のものから適当に選択できる。 本発明は、農用トラクタの他に、乗用型の芝刈り機
などの各種作業車に適用できる。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図
【図2】転倒保護構造取付け部の後面図
【図3】転倒保護構造取付け部の分解斜視図
【図4】転倒保護構造取付け部の縦断側面図 (イ)起立姿勢 (ロ)格納姿勢
【図5】従来の転倒保護構造取付け部の縦断側面図 (イ)起立姿勢 (ロ)格納姿勢
【符号の説明】
4 転倒保護構造 10 ブラケット 12 起立用当たり部 13 格納用当たり部 14 構造姿勢維持用ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭乗運転者に対する転倒保護構造(4)
    を起立姿勢と後傾した格納姿勢に前後揺動自在に取付
    け、この転倒保護構造(4)を各姿勢に維持する固定手
    段を設けた作業車において、 前記固定手段を構成するに、水平断面形状がほぼコの字
    状で後方に向かって開いたブラケット(10)を車体に
    固設し、前記転倒保護構造(4)の下端側を前記ブラケ
    ット(10)内に挿入して前後揺動自在に軸支し、前記
    転倒保護構造(4)に対して起立姿勢における前倒れを
    阻止する状態で接当する起立用当たり部(12)、及
    び、格納姿勢における後ろ倒れを阻止する状態で接当す
    る格納用当たり部(13)を、前記ブラケット(10)
    のコの字状前壁部の内面に形成し、前記転倒保護構造
    (4)に対して起立姿勢における後ろ倒れを阻止する状
    態で接当すると共に後傾格納姿勢における前倒れを阻止
    する状態で接当する構造姿勢維持用ピン(14)を前記
    ブラケット(10)に挿脱自在に装着してあることを特
    徴とする作業車の転倒保護構造。
JP28760894A 1994-11-22 1994-11-22 作業車の転倒保護構造 Pending JPH08142786A (ja)

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JP28760894A JPH08142786A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 作業車の転倒保護構造

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JP28760894A JPH08142786A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 作業車の転倒保護構造

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JPH08142786A true JPH08142786A (ja) 1996-06-04

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JP28760894A Pending JPH08142786A (ja) 1994-11-22 1994-11-22 作業車の転倒保護構造

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JP (1) JPH08142786A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10114252A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Kubota Corp 作業機の転倒保護部材取付装置
JP2008081043A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Kubota Corp 作業機の転倒保護フレーム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10114252A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Kubota Corp 作業機の転倒保護部材取付装置
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