JPH08142661A - 車両用ウィンド硝子取付構造 - Google Patents

車両用ウィンド硝子取付構造

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Publication number
JPH08142661A
JPH08142661A JP30689394A JP30689394A JPH08142661A JP H08142661 A JPH08142661 A JP H08142661A JP 30689394 A JP30689394 A JP 30689394A JP 30689394 A JP30689394 A JP 30689394A JP H08142661 A JPH08142661 A JP H08142661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window glass
vehicle
hole
cord
antenna wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP30689394A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Hirano
大介 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ線等のコードを防水性を損なうこと
なく車外に引き出す。 【構成】 ウィンド硝子1の前縁側には貫通孔3が設け
られており、この貫通孔3にはリテーナ9が車外側から
差し込まれている。また、ボディ4側には連結金具6が
固定されており、この連結金具6の裏側から上記リテー
ナ9に対して連結スクリュー11をねじ込むことにより
ウィンド硝子1の前縁側がボディ4側に連結されてい
る。さらに、リテーナ9と連結スクリュー11には挿通
孔9c,11aが形成されており、この挿通孔9c,1
1aを通してアンテナ線等のコード12が車外に引き出
すことができるようになっている。また、この挿通孔9
c,11aには、プラグボルト13がねじ込み可能にな
っており、アンテナ線等のコード12を引き出す必要の
ないときには、雨水等が入らないように塞がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウィンド硝子を車両の
ボディに取り付けるための車両用ウィンド硝子取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両には、テレビやパーソナル
無線等を備えたものがあり、そのようなものにあって
は、受信用のアンテナは車両の天井等、車両の外部に設
置される。しかし、一般の車両では、アンテナ線を車外
に引き出すための特別の貫通孔は設定されていないた
め、従来では、ドア或いはウィンド硝子とボディとの間
のシール部に無理矢理押し付けた状態で引き出さざるを
得なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にしてアンテナ線を車外に引き出すと、シール部が変形
等するから、ドア或いはウィンド硝子がボディに密着さ
れなくなり、防水性が悪くなってそこから雨水や埃が車
内に入り込んでしまう。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、防水性を損なうことなくアンテナ線等
のコードを車外に引き出すことができる車両用ウィンド
硝子取付構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用ウィンド硝子取付構造は、ウィンド
硝子に形成された貫通孔と、この貫通孔に対しウィンド
硝子と車両のボディとの間を連結するようにして組み付
けられる車両用ウィンド硝子取付構造において、連結部
材のうち、貫通孔内に嵌め込まれる部分には、アンテナ
線等のコードを車外へ引き出し可能な挿通孔が貫通して
形成されていることに特徴を有する(請求項1の発
明)。
【0006】また、挿通孔には、その開口を水密状態で
塞ぐプラグが選択的に嵌着されるようになっていてもよ
い(請求項2の発明)。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、アンテナ線等のコードを
挿通させる挿通孔は、ウィンド硝子をボディに連結させ
るためにウィンド硝子に形成された貫通孔内に配される
ため、この貫通孔を利用して、ここからアンテナ線等の
コードを車内から車外へ引き出すことができる。
【0008】また、請求項2の発明では、アンテナ線等
のコードを引き出す必要のない場合には、挿通孔はプラ
グによって塞がれており、アンテナ線等を挿通させる場
合には、このプラグは取り外される。
【0009】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、ウィン
ド硝子に形成された貫通孔内に配される挿通孔からアン
テナ線等のコードを引き出すことができ、シール部を変
形等させることがないから、防水性を損なわずにアンテ
ナ線等のコードを車外に引き出すことができるととも
に、貫通孔はウィンド硝子をボディに連結するためのも
のであり、新たにウィンド硝子に貫通孔を形成すること
もないから構成が簡易となる効果を奏する。さらに、請
求項2の発明では、アンテナ線等のコードを引き出す必
要のない場合には、挿通孔はプラグによって塞がれてい
るため、アンテナ線等のコードが挿通されていない通常
状態においてその挿通孔から雨水等が侵入することが防
止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の車両用ウィンド硝子取付構造
をワゴン車における後部座席のウィンド硝子(クォータ
ウィンド硝子)に適用した一実施例について図1乃至図
3を参照して説明する。
【0011】ウィンド硝子1はボディ4側に開口して形
成された窓枠2に嵌め込まれており、車両の進行方向に
沿って前縁側(図3の左端側)がヒンジ端側で、後縁側
(同図に示す右端側)が図示しないロック装置によって
ロックされるロック端側となっている。これによって、
ウィンド硝子1はヒンジ端側を中心としてロック端側が
所定角度開放するようになっている。
【0012】さて、図1はウィンド硝子1のヒンジ端側
を示すものであり、この側にはウィンド硝子1の上下部
位に貫通孔3が所定高さ間隔をおいて設けられている。
両貫通孔3には次述するが、ウィンド硝子1をボディ4
側に開閉可能な状態で組み付けるための連結部材5の一
端側が取り付けられる。
【0013】連結部材5はコの字状にかつ撓み変形が許
容されつつ屈曲形成された連結金具6を有し、その一端
側は窓枠2に対してボルト7等によって固定され、他端
側にはウィンド硝子1に対する接続のための止め具8
(連結部材を構成する。)が設けられている。止め具8
は合成樹脂材により形成されたリテーナ9を有し、両貫
通孔3に対し円筒状ブッシュ10を介して車外側から隙
間のない状態で差し込まれている。ブッシュ10も樹脂
材により円筒状に形成されており、その頭部10aは貫
通孔3より大径に形成されて貫通孔3の車外側の開口縁
周りにフランジ状に張り出している。そして、ウィンド
硝子1の貫通孔3に差し込んだ状態ではブッシュ10の
下端がウィンド硝子1の裏面に若干突出するような長さ
に形成されている。リテーナ9はブッシュ10を押さえ
付けるための頭部9aと、この頭部9aと同心で形成さ
れブッシュ10内に隙間なく差し込み可能な挿通部9b
とから構成されている。挿通部9bはその先端側に小径
部が形成され、リテーナ9をブッシュ10に差し込んだ
状態では、小径部の先端部がブッシュ10の下縁からや
や突出する長さに形成され、かつ連結金具6の先端部に
貫通する連結孔6aへ差し込み可能となっている。ま
た、挿通部9bには軸心に沿って挿通孔9cが貫通して
いるが、この挿通孔9cは挿通部9b側と頭部9a側と
で孔径が異にしてあり、挿通部9b側の方が僅かに大径
としてある。さらに、挿通孔9cのうち挿通部9b側に
対応する部分にはほぼ全長にわたってねじ9dが刻設さ
れている。
【0014】なお、リテーナ9の頭部9aの上面におい
て挿通孔9cの開口縁周りには座面が凹み形成されてい
る。リテーナ9・ブッシュ10は上記のようにウィンド
硝子1および連結金具6に仮止めされた後、連結スクリ
ュー11によって固定がなされる。連結スクリュー11
は連結金具6の裏側から連結孔6aおよびリテーナ9の
挿通孔9cにねじ込み可能となっており、またその中心
部には軸心に沿って挿通孔11aが貫通されている。こ
の挿通孔11aはリテーナ9の挿通孔9cと同軸で連通
するものであり、かつこの挿通孔11aの孔壁はリテー
ナ9の挿通孔9cのうち頭部9aに対応する部分の孔壁
とほぼ面一で連続するようにしてあり、さらにはアンテ
ナ線等のコード12をほぼ隙間なく挿通できるように形
成されている。
【0015】また、コード12を引き出す必要のない場
合のために、連結スクリュー11の挿通孔11aおよび
リテーナ9の挿通孔9cには図2に示すようなプラグボ
ルト13が差し込まれる。そして、プラグボルト13を
固定するために連結スクリュー11の挿通孔11aには
プラグボルト13がねじ込み可能なねじ11bが刻設さ
れている。
【0016】次に、本実施例の作用について述べる。ア
ンテナ線等のコード12の引き出しを必要としないとき
には、図2に示すように、挿通孔9c,11aは、プラ
グボルト13によって塞がれているため、ここから車内
へ雨水等が浸入することはない。一方、車内に備え付け
られた無線機と車両の天井等に設置されたアンテナ14
とを接続する場合には、まずプラグボルト13を緩めて
取り外す。これによって、車内と車外とが挿通孔9c,
11aを介して連結されるため、アンテナ線等のコード
12を車内側から挿通孔9c,11aに挿入し、車外へ
引き出す(図1参照)。そして、天井等に設置したアン
テナ14に接続すればよい。
【0017】このように本実施例では、アンテナ線等の
コード12はリテーナ9及び連結スクリュー11に形成
された挿通孔9c,11aを通すことにより車外に引き
出すことができ、従来のようにアンテナ線等をシール材
に押し付けて無理矢理車外に引き出すことをしなくても
よいから、シール材が変形等せず、防水性を損なうこと
なくアンテナ線等のコード12を車外に引き出すことが
できる。また、挿通孔9c,11aはウィンド硝子1を
ボディ4に連結するために必要な貫通孔3内に配される
ため、ウィンド硝子1に新たにアンテナ線等のコード1
2を通すための貫通孔を形成する必要もなく、構成が非
常に簡易となる。さらに、アンテナ線等のコード12を
引き出す必要のない通常時には、プラグボルト13によ
って挿通孔9c,11aを塞ぐことができるから、車両
の外観も損なわれることがなく、またここから雨水等が
入ってしまうことも防止できる。
【0018】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば次のように変形して実施すること
ができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属す
る。 (1) 本実施例では、挿通孔9c,11aを塞ぐには
プラグボルト13を用いたが、ゴム栓等で塞ぐようにし
てもよい。
【0019】(2) 本実施例では、ウィンド硝子1の
前端部側の貫通孔3を利用した構成のものであったが、
後端部側におけるロック装置を取り付けるための貫通孔
を利用した構成のものであってもよく、要するに、ウィ
ンド硝子1をボディ4に連結等するために必要な貫通孔
を利用する構成のものであればよい。なお、望ましく
は、可動する部分より、可動しない部分の貫通孔を利用
した方が、アンテナ線等のコードが引っ張られたりせず
によい。 その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体を示す断面図である。
【図2】挿通孔を塞いだ状態を示す断面図である。
【図3】アンテナ線が引き出された状態を示す外観図で
ある。
【符号の説明】
1…ウィンド硝子 3…貫通孔 4…ボディ 5…連結部材 9c,11a…挿通孔 12…アンテナ線等のコード 13…プラグボルト(プラグ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウィンド硝子に形成された貫通孔と、この
    貫通孔に対し前記ウィンド硝子と車両のボディとの間を
    連結するようにして組み付けられる車両用ウィンド硝子
    取付構造において、 前記連結部材のうち、前記貫通孔内に嵌め込まれる部分
    には、アンテナ線等のコードを車外へ引き出し可能な挿
    通孔が貫通して形成されていることを特徴とする車両用
    ウィンド硝子取付構造。
  2. 【請求項2】前記挿通孔には、その開口を水密状態で塞
    ぐプラグが選択的に嵌着されることを特徴とする請求項
    1記載の車両用ウィンド硝子取付構造。
JP30689394A 1994-11-15 1994-11-15 車両用ウィンド硝子取付構造 Pending JPH08142661A (ja)

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JP30689394A JPH08142661A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 車両用ウィンド硝子取付構造

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JP30689394A JPH08142661A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 車両用ウィンド硝子取付構造

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JPH08142661A true JPH08142661A (ja) 1996-06-04

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ID=17962531

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JP30689394A Pending JPH08142661A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 車両用ウィンド硝子取付構造

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