JPH0814265A - 膨張補正円すいころ軸受 - Google Patents
膨張補正円すいころ軸受Info
- Publication number
- JPH0814265A JPH0814265A JP17334094A JP17334094A JPH0814265A JP H0814265 A JPH0814265 A JP H0814265A JP 17334094 A JP17334094 A JP 17334094A JP 17334094 A JP17334094 A JP 17334094A JP H0814265 A JPH0814265 A JP H0814265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- expansion
- outer ring
- roller bearing
- housing
- tapered roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸のスパンが長くなっても適正な予圧で組み
込むことが出来且つ高温時の予圧抜け等も防止すること
の出来る膨張補正円すいころ軸受を提供する。 【構成】 外輪２の背面側と外周面をハウジング３の段
部３ａに嵌合させた膨張補正円すいころ軸受において、
前記外輪２外周に、底部７ａが軸方向に対して背面側に
深くなるよう傾斜する溝７を形成すると共に該溝にハウ
ジング３よりも熱膨張係数の大きな合成樹脂６を埋設し
た膨張補正円すいころ軸受。この場合、前記外輪２の外
周の溝７は単列又は複列形成されることもある。
込むことが出来且つ高温時の予圧抜け等も防止すること
の出来る膨張補正円すいころ軸受を提供する。 【構成】 外輪２の背面側と外周面をハウジング３の段
部３ａに嵌合させた膨張補正円すいころ軸受において、
前記外輪２外周に、底部７ａが軸方向に対して背面側に
深くなるよう傾斜する溝７を形成すると共に該溝にハウ
ジング３よりも熱膨張係数の大きな合成樹脂６を埋設し
た膨張補正円すいころ軸受。この場合、前記外輪２の外
周の溝７は単列又は複列形成されることもある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、トランスミッション
やデファレンシャルギヤ等のトランスアクスル装置にお
いてハウジングと軸受との嵌合部のスキマの変化によっ
て生じるガタ付きやギヤ音を防止するための膨張補正円
すいころ軸受に関する。
やデファレンシャルギヤ等のトランスアクスル装置にお
いてハウジングと軸受との嵌合部のスキマの変化によっ
て生じるガタ付きやギヤ音を防止するための膨張補正円
すいころ軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のトランスミッションやデファレ
ンシャルギヤ等ではギヤノイズ対策として回転トルク伝
達経路である軸受部で減衰対策を講じることが多い。例
えば図５（Ａ）に示すように、円すいころ軸受の外輪５
２の外周に溝を設けて合成樹脂材５６を充填し、該軸受
外輪５２の背面５２ａと外周面５２ｂとをハウジング
（ギヤケ−ス）５３の段部５３ａ内に、外輪外周面５２
ｂが一定のシメシロをもつように嵌合させ、熱膨張によ
るハウジング５３と軸受外輪５２の外周面５２ｂとの隙
間を合成樹脂５６で補填したり、図５（Ｂ）に示すよう
に外輪５２の背面５２ａに溝を設けて合成樹脂を充填し
熱膨張によるハウジング５３と軸受外輪５２との側面方
向（軸方向）の隙間を合成樹脂５６で補填したりする。
また、図６に示すように、ハウジング６３と嵌合させた
軸受外輪６２の角に切込みを周設して該切込みに合成樹
脂６６を埋設し、或いは軸受外輪６２’の側面に溝を設
けて合成樹脂６６を埋設したりする（実開平２−１１７
４２８号）。或いはまた特開平５−９９２２３号に開示
されているように、トランスミッション又はトランスア
クスルが温度の変化を受ける際のアルミニウム筐体と鋼
製軸との間の膨張及び収縮の差を補償するよう、軸受の
レ−スに筐体或いは軸よりも大きな熱膨張係数を有する
補償リングを嵌合させたものが知られている。
ンシャルギヤ等ではギヤノイズ対策として回転トルク伝
達経路である軸受部で減衰対策を講じることが多い。例
えば図５（Ａ）に示すように、円すいころ軸受の外輪５
２の外周に溝を設けて合成樹脂材５６を充填し、該軸受
外輪５２の背面５２ａと外周面５２ｂとをハウジング
（ギヤケ−ス）５３の段部５３ａ内に、外輪外周面５２
ｂが一定のシメシロをもつように嵌合させ、熱膨張によ
るハウジング５３と軸受外輪５２の外周面５２ｂとの隙
間を合成樹脂５６で補填したり、図５（Ｂ）に示すよう
に外輪５２の背面５２ａに溝を設けて合成樹脂を充填し
熱膨張によるハウジング５３と軸受外輪５２との側面方
向（軸方向）の隙間を合成樹脂５６で補填したりする。
また、図６に示すように、ハウジング６３と嵌合させた
軸受外輪６２の角に切込みを周設して該切込みに合成樹
脂６６を埋設し、或いは軸受外輪６２’の側面に溝を設
けて合成樹脂６６を埋設したりする（実開平２−１１７
４２８号）。或いはまた特開平５−９９２２３号に開示
されているように、トランスミッション又はトランスア
クスルが温度の変化を受ける際のアルミニウム筐体と鋼
製軸との間の膨張及び収縮の差を補償するよう、軸受の
レ−スに筐体或いは軸よりも大きな熱膨張係数を有する
補償リングを嵌合させたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記するようにトラン
スアクスル等のケ−スは通常アルミニウム等の軽合金で
製作され軸受を介して鋼製の駆動軸が配置されるが、軸
受とケ−スの間の嵌合時の予圧調整は難しい。このよう
な予圧調整のやりにくさに起因して組み込み時の予圧バ
ラつきは大きくなり低温時の過大予圧及び高温時の予圧
抜けによる剛性低下のトラブルが多い。特に、図７に示
すようにギヤを組込んだ軸７０が長く軸受（円すいころ
軸受が使用されることが多い）７１、７１間のスパンも
長くなると合成樹脂の充填容量が少なく制限されている
ためハウジング７３の温度変化による寸法の変化量をカ
バ−出来ずに防振効果も少ない。この発明はかかる課題
に鑑みてなされたものであり、軸のスパンが長くなって
も適正な予圧で組み込むことが出来且つ高温時の予圧抜
け等も防止することも出来る膨張補正円すいころ軸受を
提供することを目的とする。
スアクスル等のケ−スは通常アルミニウム等の軽合金で
製作され軸受を介して鋼製の駆動軸が配置されるが、軸
受とケ−スの間の嵌合時の予圧調整は難しい。このよう
な予圧調整のやりにくさに起因して組み込み時の予圧バ
ラつきは大きくなり低温時の過大予圧及び高温時の予圧
抜けによる剛性低下のトラブルが多い。特に、図７に示
すようにギヤを組込んだ軸７０が長く軸受（円すいころ
軸受が使用されることが多い）７１、７１間のスパンも
長くなると合成樹脂の充填容量が少なく制限されている
ためハウジング７３の温度変化による寸法の変化量をカ
バ−出来ずに防振効果も少ない。この発明はかかる課題
に鑑みてなされたものであり、軸のスパンが長くなって
も適正な予圧で組み込むことが出来且つ高温時の予圧抜
け等も防止することも出来る膨張補正円すいころ軸受を
提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、外輪の背面側と外周面をハ
ウジングの段部に嵌合させた膨張補正円すいころ軸受に
おいて、前記外輪外周に、底部が軸方向に対して背面側
に深くなるよう傾斜する溝を形成すると共に該溝にハウ
ジングよりも熱膨張係数の大きな合成樹脂を埋設したこ
とを特徴とする。また前記外輪外周の溝は単列又は複
列形成されて成ることを特徴とする。更に前記外輪を
嵌合するハウジングは軽合金で製作されて成ることを特
徴とする。
る課題を解決するために、外輪の背面側と外周面をハ
ウジングの段部に嵌合させた膨張補正円すいころ軸受に
おいて、前記外輪外周に、底部が軸方向に対して背面側
に深くなるよう傾斜する溝を形成すると共に該溝にハウ
ジングよりも熱膨張係数の大きな合成樹脂を埋設したこ
とを特徴とする。また前記外輪外周の溝は単列又は複
列形成されて成ることを特徴とする。更に前記外輪を
嵌合するハウジングは軽合金で製作されて成ることを特
徴とする。
【０００５】
【作用】膨張補正円すいころ軸受は、高温時にはハウジ
ング３と共に膨張補正円すいころ軸受の外輪２も膨張す
るが、溝７に埋設した合成樹脂６はそれ以上に熱膨張す
る。この場合の熱膨張の様子を合成樹脂の底部７ａ（図
２参照）に着目して考えると、底部のａ点は熱膨張した
結果ｅ点の位置になると仮定することが出来る。そして
また底部の別のｂ点は熱膨張した結果ｄ点の位置になる
と仮定することが出来る。これを軸方向への変化として
考えると、膨張前のｂ点の位置は膨張後軸方向への変化
としては見かけ上Ｔの量の膨張効果があったものと考え
ることが出来る。即ち、合成樹脂６の底部７ａは径方向
の変化量ｄに対して軸方向にはＴの量の効果が生じる。
従ってハウジング３の熱膨張時の寸法変化が大きく軸受
の外輪２の寸法変化が相対的に小さくても軸方向の寸法
変化には効果的に対応させることが出来る。
ング３と共に膨張補正円すいころ軸受の外輪２も膨張す
るが、溝７に埋設した合成樹脂６はそれ以上に熱膨張す
る。この場合の熱膨張の様子を合成樹脂の底部７ａ（図
２参照）に着目して考えると、底部のａ点は熱膨張した
結果ｅ点の位置になると仮定することが出来る。そして
また底部の別のｂ点は熱膨張した結果ｄ点の位置になる
と仮定することが出来る。これを軸方向への変化として
考えると、膨張前のｂ点の位置は膨張後軸方向への変化
としては見かけ上Ｔの量の膨張効果があったものと考え
ることが出来る。即ち、合成樹脂６の底部７ａは径方向
の変化量ｄに対して軸方向にはＴの量の効果が生じる。
従ってハウジング３の熱膨張時の寸法変化が大きく軸受
の外輪２の寸法変化が相対的に小さくても軸方向の寸法
変化には効果的に対応させることが出来る。
【０００６】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図１はこの発明の膨張補正円すい
ころ軸受の軸方向の一部断面図である。この膨張補正円
すいころ軸受１は、外輪２の背面２ａ側と外周面２ｂを
アルミ合金等の軽合金製ハウジング３の段部３ａに嵌合
させる。即ち、上記外輪２の背面２ａはハウジング３の
段部側面３ｂに当接し、外輪２の外周面２ｂはハウジン
グ３の段部内周面３ｃに圧入されている。該外輪２と内
輪５との間には円すいころ４を配置すると共に該内輪５
内径にはギヤ等を取り付けた比較的スパンの長い軸（図
示せず）を嵌合する。前記外輪２の外周面には底部７ａ
が軸方向に対して背面２ａ側に深くなるよう所定角度α
（図２参照）の傾斜を有する溝７を形成し、ここに合成
樹脂６を埋設してある。この合成樹脂６の材料としては
アルミ合金製のハウジング３よりも熱膨張率の大きいナ
イロン６６或いはポリフェニレンサルファイト等を使用
する。
を参照して説明する。図１はこの発明の膨張補正円すい
ころ軸受の軸方向の一部断面図である。この膨張補正円
すいころ軸受１は、外輪２の背面２ａ側と外周面２ｂを
アルミ合金等の軽合金製ハウジング３の段部３ａに嵌合
させる。即ち、上記外輪２の背面２ａはハウジング３の
段部側面３ｂに当接し、外輪２の外周面２ｂはハウジン
グ３の段部内周面３ｃに圧入されている。該外輪２と内
輪５との間には円すいころ４を配置すると共に該内輪５
内径にはギヤ等を取り付けた比較的スパンの長い軸（図
示せず）を嵌合する。前記外輪２の外周面には底部７ａ
が軸方向に対して背面２ａ側に深くなるよう所定角度α
（図２参照）の傾斜を有する溝７を形成し、ここに合成
樹脂６を埋設してある。この合成樹脂６の材料としては
アルミ合金製のハウジング３よりも熱膨張率の大きいナ
イロン６６或いはポリフェニレンサルファイト等を使用
する。
【０００７】図２は溝７を設けた前記外輪２の軸方向の
断面拡大図の一部であって高温時の状態を示す。即ち、
高温時にはハウジング３と共に膨張補正円すいころ軸受
１の外輪２も膨張するが、溝７に埋設した合成樹脂６は
それ以上に熱膨張する。この場合の熱膨張の様子を合成
樹脂６の底部７ａに着目して考えると次のようになる。
即ち、底部のａ点は熱膨張した結果ｃ点の位置になると
仮定することが出来る。そしてまた底部の別のｂ点は熱
膨張した結果ｅ点の位置になると仮定することが出来
る。これを軸方向への変化として考えると、膨張前のｂ
点の位置は膨張後軸方向への変化としては見かけ上Ｔの
量の膨張効果があったものと考えることが出来る。即
ち、合成樹脂６の底部は径方向の変化量ｄに対して軸方
向にはＴの量の効果が生じる。従ってハウジング３の熱
膨張時の寸法変化が大きく軸受の外輪２の寸法変化が相
対的に小さくても軸方向の寸法変化には効果的に対応さ
せることが出来る。
断面拡大図の一部であって高温時の状態を示す。即ち、
高温時にはハウジング３と共に膨張補正円すいころ軸受
１の外輪２も膨張するが、溝７に埋設した合成樹脂６は
それ以上に熱膨張する。この場合の熱膨張の様子を合成
樹脂６の底部７ａに着目して考えると次のようになる。
即ち、底部のａ点は熱膨張した結果ｃ点の位置になると
仮定することが出来る。そしてまた底部の別のｂ点は熱
膨張した結果ｅ点の位置になると仮定することが出来
る。これを軸方向への変化として考えると、膨張前のｂ
点の位置は膨張後軸方向への変化としては見かけ上Ｔの
量の膨張効果があったものと考えることが出来る。即
ち、合成樹脂６の底部は径方向の変化量ｄに対して軸方
向にはＴの量の効果が生じる。従ってハウジング３の熱
膨張時の寸法変化が大きく軸受の外輪２の寸法変化が相
対的に小さくても軸方向の寸法変化には効果的に対応さ
せることが出来る。
【０００８】図１及び図２に示す実施例では、外輪２に
形成される溝７の底部７ａの軸方向に対する傾斜角度α
は外輪２の軌道２ｃの接触角γに対して小さくしてある
が使用目的或いは取り付ける軸受の目的に応じてα＞γ
或いはα＝γとしても良い。尚、前記外輪２の外周に形
成される溝７の底部７ａは曲面であっても良い。
形成される溝７の底部７ａの軸方向に対する傾斜角度α
は外輪２の軌道２ｃの接触角γに対して小さくしてある
が使用目的或いは取り付ける軸受の目的に応じてα＞γ
或いはα＝γとしても良い。尚、前記外輪２の外周に形
成される溝７の底部７ａは曲面であっても良い。
【０００９】図３はこの膨張補正円すいころ軸受１をギ
ヤ８を装着した回転軸９と軽合金製ハウジング３、３と
の間に正面対向させて配置した軸方向の一部断面図であ
る。この実施例では軸受間のスパンは短いが高温時のハ
ウジング３、３の径方向及び軸方向の熱膨張による変化
に対して対応させることが出来る。従って予圧調整シム
１０の厚さの調整もしやすくなり且つ高温時でもその機
能を維持することが出来る。尚、それぞれの膨張補正円
すいころ軸受の外輪２とハウジング３、３との嵌合関係
は、図１における外輪２とハウジング３との嵌合関係と
同一のため説明は省略する。
ヤ８を装着した回転軸９と軽合金製ハウジング３、３と
の間に正面対向させて配置した軸方向の一部断面図であ
る。この実施例では軸受間のスパンは短いが高温時のハ
ウジング３、３の径方向及び軸方向の熱膨張による変化
に対して対応させることが出来る。従って予圧調整シム
１０の厚さの調整もしやすくなり且つ高温時でもその機
能を維持することが出来る。尚、それぞれの膨張補正円
すいころ軸受の外輪２とハウジング３、３との嵌合関係
は、図１における外輪２とハウジング３との嵌合関係と
同一のため説明は省略する。
【００１０】図４はこの発明の膨張補正円すいころ軸受
１をギヤを装着した比較的長いスパンを有する軸１１と
軽合金製のハウジング３との間に取り付け外輪２を正面
対向として配置した実施例の軸方向断面図である。この
場合、膨張補正円すいころ軸受１の外輪２には二列の溝
７、７を形成し合成樹脂６が充填してある。このように
長いスパンを有する軸１１を保持するハウジング３の熱
膨張の変化に対応させる場合、外輪２の外周に二列の溝
７、７を形成すると効果的であり、更に場合によっては
三列以上の溝７を形成しても良い。尚、それぞれの膨張
補正円すいころ軸受の外輪２とハウジング３、３との嵌
合関係は、図１における外輪２とハウジング３との嵌合
関係と同一のため説明は省略する。
１をギヤを装着した比較的長いスパンを有する軸１１と
軽合金製のハウジング３との間に取り付け外輪２を正面
対向として配置した実施例の軸方向断面図である。この
場合、膨張補正円すいころ軸受１の外輪２には二列の溝
７、７を形成し合成樹脂６が充填してある。このように
長いスパンを有する軸１１を保持するハウジング３の熱
膨張の変化に対応させる場合、外輪２の外周に二列の溝
７、７を形成すると効果的であり、更に場合によっては
三列以上の溝７を形成しても良い。尚、それぞれの膨張
補正円すいころ軸受の外輪２とハウジング３、３との嵌
合関係は、図１における外輪２とハウジング３との嵌合
関係と同一のため説明は省略する。
【００１１】
【発明の効果】この発明の膨張補正円すいころ軸受は以
上詳述したような構成としたので、いずれの請求項に記
載の膨張補正円すいころ軸受でもハウジングの高温時の
寸法変化に対する予圧補正量が制御しやすくなる。即
ち、従来はハウジングと軸との間に嵌合される軸受によ
る径方向或いは軸方向のいずれかに対する予圧調整がし
にくく防振効果に問題があったが、この発明の膨張補正
円すいころ軸受によれば、特に低温時の予圧調整と高温
時の膨張による軸方向の変化に対する制御がしやすくな
る。
上詳述したような構成としたので、いずれの請求項に記
載の膨張補正円すいころ軸受でもハウジングの高温時の
寸法変化に対する予圧補正量が制御しやすくなる。即
ち、従来はハウジングと軸との間に嵌合される軸受によ
る径方向或いは軸方向のいずれかに対する予圧調整がし
にくく防振効果に問題があったが、この発明の膨張補正
円すいころ軸受によれば、特に低温時の予圧調整と高温
時の膨張による軸方向の変化に対する制御がしやすくな
る。
【図１】この発明の膨張補正円すいころ軸受の軸方向の
一部断面図である。
一部断面図である。
【図２】外輪に溝を設けたこの発明の膨張補正円すいこ
ろ軸受の外輪の軸方向の断面拡大図の一部であって高温
時の状態を示す図である。
ろ軸受の外輪の軸方向の断面拡大図の一部であって高温
時の状態を示す図である。
【図３】この発明の膨張補正円すいころ軸受をギヤを装
着した回転軸と軽合金製ハウジングとの間に正面対向さ
せて配置した軸方向の一部断面図である。
着した回転軸と軽合金製ハウジングとの間に正面対向さ
せて配置した軸方向の一部断面図である。
【図４】この発明の膨張補正円すいころ軸受をギヤを装
着した比較的長いスパンを有する軸と軽合金製のハウジ
ングとの間に取り付け外輪を正面対向として配置した実
施例の軸方向断面図である。
着した比較的長いスパンを有する軸と軽合金製のハウジ
ングとの間に取り付け外輪を正面対向として配置した実
施例の軸方向断面図である。
【図５】図５（Ａ）は従来の円すいころ軸受の外輪の外
周に溝を設けて合成樹脂材を充填し、該軸受外輪とハウ
ジングとを一定のシメシロをもって嵌合させた膨張補正
円すいころ軸受の軸方向一部断面図であり、図５（Ｂ）
は外輪の側面に溝を設けて合成樹脂材を充填し、該軸受
外輪とハウジングとを一定のシメシロをもって嵌合させ
た膨張補正円すいころ軸受の軸方向一部断面図である。
周に溝を設けて合成樹脂材を充填し、該軸受外輪とハウ
ジングとを一定のシメシロをもって嵌合させた膨張補正
円すいころ軸受の軸方向一部断面図であり、図５（Ｂ）
は外輪の側面に溝を設けて合成樹脂材を充填し、該軸受
外輪とハウジングとを一定のシメシロをもって嵌合させ
た膨張補正円すいころ軸受の軸方向一部断面図である。
【図６】ハウジングと嵌合させた軸受外輪の角に切込み
を周設し、該切込みに合成樹脂を埋設した膨張補正円す
いころ軸受の軸方向一部断面図である。
を周設し、該切込みに合成樹脂を埋設した膨張補正円す
いころ軸受の軸方向一部断面図である。
【図７】ギヤを組込んだスパンの長い軸の両端部に膨張
補正円すいころ軸受を配置したトランスミッションの軸
方向断面図である。
補正円すいころ軸受を配置したトランスミッションの軸
方向断面図である。
１ 膨張補正円すいころ軸受 ２ 外輪 ３ ハウジング ５ 内輪 ６ 合成樹脂 ７ 溝 ７ａ 溝底部
Claims (3)
- 【請求項１】 外輪の背面側と外周面をハウジングの段
部に嵌合させた膨張補正円すいころ軸受において、前記
外輪外周に、底部が軸方向に対して背面側に深くなるよ
う傾斜する溝を形成すると共に該溝にハウジングよりも
熱膨張係数の大きな合成樹脂を埋設したことを特徴とす
る膨張補正円すいころ軸受。 - 【請求項２】 外輪外周の溝は単列又は複列形成されて
成る請求項第１項記載の膨張補正円すいころ軸受。 - 【請求項３】 外輪を嵌合するハウジングは軽合金で製
作されて成る請求項第１項乃至第２項記載の膨張補正円
すいころ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17334094A JPH0814265A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 膨張補正円すいころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17334094A JPH0814265A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 膨張補正円すいころ軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814265A true JPH0814265A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15958614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17334094A Pending JPH0814265A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 膨張補正円すいころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814265A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005043945A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Schrägkugellager für das Festlager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| DE102005043954A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Zylinderrollenlager für das Loslager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| CN103967930A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-06 | 福建省永安轴承有限责任公司 | 高轴向承载能力的圆柱滚子轴承 |
| KR101443919B1 (ko) * | 2007-04-21 | 2014-09-23 | 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 | 보상 장치 |
| CN108167323A (zh) * | 2016-12-07 | 2018-06-15 | 斯凯孚公司 | 轴承组件 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17334094A patent/JPH0814265A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005043945A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Schrägkugellager für das Festlager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| DE102005043954A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Zylinderrollenlager für das Loslager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| KR101443919B1 (ko) * | 2007-04-21 | 2014-09-23 | 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 | 보상 장치 |
| CN103967930A (zh) * | 2014-04-24 | 2014-08-06 | 福建省永安轴承有限责任公司 | 高轴向承载能力的圆柱滚子轴承 |
| CN103967930B (zh) * | 2014-04-24 | 2016-06-22 | 福建省永安轴承有限责任公司 | 高轴向承载能力的圆柱滚子轴承 |
| CN108167323A (zh) * | 2016-12-07 | 2018-06-15 | 斯凯孚公司 | 轴承组件 |
| CN108167323B (zh) * | 2016-12-07 | 2021-10-29 | 斯凯孚公司 | 轴承组件 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5028152A (en) | Machine with thermally compensated bearings | |
| JPH0155687B2 (ja) | ||
| US4729252A (en) | Bearing for the shaft of a machine element | |
| JPH10184680A (ja) | ころがり軸受 | |
| WO1996020362A1 (fr) | Poulie folle | |
| JP2008507678A (ja) | 熱補償能力を有する軸受 | |
| US9222508B2 (en) | Bearing race with integrated spring | |
| EP1397690B1 (fr) | Palier a roulement equipe d'un capteur de vitesse angulaire | |
| EP0786604B1 (en) | Double-row ball bearing | |
| JPH0814265A (ja) | 膨張補正円すいころ軸受 | |
| US20040161183A1 (en) | Double row bearing device | |
| JP2002542436A (ja) | 硬質玉軸受 | |
| JPH11108055A (ja) | 転がり軸受装置 | |
| JPH08312760A (ja) | 変速機ケースのベアリング支持装置 | |
| US20060222280A1 (en) | Shaft assembly | |
| JP3488543B2 (ja) | 自動変速機の組立調整構造 | |
| JPH07174140A (ja) | 正面組合せ型アンギュラー玉軸受 | |
| JP3557265B2 (ja) | アイドラプーリ | |
| JPH0874845A (ja) | 転がり軸受 | |
| JP2001246903A (ja) | ハブユニット | |
| JP2005133868A (ja) | トランスミッション用円錐ころ軸受 | |
| JP5891720B2 (ja) | ハブユニット軸受 | |
| JP2002081441A (ja) | ころ軸受 | |
| JPH0925819A (ja) | ウォ−タポンプ用軸受 | |
| JPH07208461A (ja) | ステアリングコラム用軸受装置 |