JPH0814240A - ボルトとナットをバネの力を利用して固定する止め金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ボルトとナットを締付け後、緩
み、脱落を防止する、止め金具に関するものである。 【構成】 ボルト側固定用金物１、とナット側固定用バ
ネ鋼２、ナット側の穴へ差し込む処３、より構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、機械工学に於けるボ
ルトとナットを、締付け後緩み脱落を防止する、止め金
具に関するものである。

【０００２】

【從来の技術】從来のボルトとナットの緩み止めとして
は、一般的にバネ座金、二重ナット等の方法が用ひられ
て来たが、振動、衝撃に弱い欠点があった。又溝付ナッ
トと、割ピンを併用した方法もあるが、一般的でなく特
殊な場合にのみ採用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、各メーカ
ーとも研究と試作を重ねて来たが、簡單でしかも確実に
ボルトとナットの固定方法が開発されなかった。本発明
は、こうした課題を解決すべく発明されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、 （イ）ボルト側固定用金物１と、ナット側固定用バネ鋼
２． （ロ）ナット側固定用バネ鋼２に、ナット側の穴へ差し
込む処３を設ける。 以上のように構成される。

【０００５】

【作用】次に本発明の作用を述べると、本発明の止め金
具をボルト及びナットに装着すると、ボルト，ナット共
にバネの力によって締付けられる方向に力が仂く、又バ
ネの力によって本止め金具が、ボルト及びナットから脱
落することはない。從ってボルトとナットが直接締付け
る方向に作用するので、締みを生じることはない。

【０００６】

【実施例】本発明の止め金具の内、ボルト側固定用金物
１、をボルト側のネジ先端部に設けられた工具用穴７．
へナット側固定用バネ鋼２．の先端ナット側の穴へ差し
込む処３．を穴付ナット４．のナットの穴５．へ差し込
む。ナット側固定用バネ鋼２．は穴付ナット４．を締付
け方向に作用し、又ボルト６．も締付け方向に作用し
て、お互いが締付け方向に作用し合うので、振動、衝撃
等によりボルト及びナットは緩みを生じたり、脱落を防
止することが出来る。又ネジ８．を痛めない。

【０００７】

【発明の効果】本発明の止め金具は、あらかじめ製作さ
れた、ネジ先端部に工具用穴を設けたボルト、及び穴付
ナットを併用することにより、ボルト，ナットを締付け
後簡單に装着出来てます。ボルトとナットを直接固定
し、バネ力も作用して完全に締結が可能である。

【図面の簡單な説明】

【図１】本発明の正面図

【図２】図１の矢視図

【図３】本発明の実施例の斜視図

【符号の説明】

１．は ボルト側固定用金物 ２．は ナット側固定用バネ鋼 ３．は ナット側の穴へ差し込む処 ４．は 穴付ナット ５．は ナットの穴 ６．は ネジ先端部に工具用穴を設けたボルト ７．は 工具用穴 ８．は ネジ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボルト側固定用金物と、ナット側固定用
   バネ鋼より構成される、ボルトとナットを固定する止め
   金具。