JP2001003920A - 突起ダブル締付ナット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】従来のダブルナットでボルトを締め付けた場
合、ナット同士の力は均等に加わるため、ボルトに対す
る締め付けが、突起ダブル締付ナットより甘い。 【解決手段】突起ダブル締付ナットは、ナット１をボル
ト４にねじ込み、ボルト４の中央で止め、次にナットに
突起を付けた突起ナット２をねじ込む、突起ナット２の
突起が、ナット１にぶつかると、接触した部分５はそれ
以上進まなくなり、それ以外の部分はネジにそって進も
うとする為、ボルト４を折り曲げるような力が働き、局
部的に締め付ける力が集中し接触抵抗が増し、ボルト４
を強力に締め付ける事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（発明の属する技術分野）この発明は、あ
らゆる産業に伴う部材を固定するボルトナットの改良用
である。

【０００２】（従来の技術）従来のダブルナットでボル
トを締め付けた場合、ナット同士の力は均等に加わるた
め、ボルトに対する締め付けが、突起ダブル締付ナット
より甘い。

【０００３】（発明が解決しようとする課題）突起ナッ
ト２の突起３が、ナット１にぶつかると、接触した部分
５はそれ以上進まなくなり、それ以外の部分はネジにそ
って進もうとする為、ボルト４を折り曲げるような力が
働き、局部的に締め付ける力が集中し接触抵抗が増し、
ボルト４の、どの位置でも固定出来るのが最大の特徴で
ある。

【０００４】（課題を解決するための手段）突起ダブル
締付ナットは、従来のナット１を、ボルト４にねじ込み
中央で止める。次に従来のナットに突起３を付けた突起
ナット２を、ねじ込み突起ナット２の突起３が、ナット
１にぶつかると、接触５した部分はそれ以上進まなくな
り、それ以外の部分はネジにそって進もうとする為、ボ
ルト４を折り曲げるような力が働き、局部的に締め付け
る力が集中し接触抵抗が増し、ボルト４を、強力に固定
出来る。

【０００５】（発明の実施の形態）突起ナット２の突起
３が、ナット１にぶつかると、接触した部分５はそれ以
上進まなくなり、それ以外の部分はネジにそって進もう
とする為、ボルト４を折り曲げるような力が働き、局部
的に締め付ける力が集中し接触抵抗が増し、ボルト４を
強力に固定できる。

【０００６】（実施例） （請求項）１ 実施例で説明すると 図３ ボルト４にナット１と、突
起ナット２をねじ込んだ状態で、まだ接触してない。
図４突起ナット２の突起３がナット１に接触５し、さら
にねじ込むとボルト４を折り曲げるような力が働き、局
部的に締め付ける力が集中し接触抵抗が増し、固定した
状態である。 （請求項２）図７ ナット１に、溝８を掘り、ボルト４
にねじ込み、ボルト４の中央で止め、次に突起ナット２
に穴６を空け、そこにスプリングピン７を差し込んだ突
起ナット２をねじ込んでいくと、図８ スプリングピン
７は、ナット１の溝８に入り、反り返りながらスライド
し溝８に食い込むと同時に、突起ナット２の突起３がナ
ット１に接触しボルト４を締め付け固定する。その時点
でスプリングピン７は十分反り返り、反発が強くなって
いて、逆回転（緩む回転）しようとしても刺さってしま
い緩まなくなるものである。

【０００７】（発明の効果）ボルトナットは簡単に物を
締め付ける事が大変便利な物です。しかし、このボルト
ナットは細かい振動等で永い期間中には、どうしても緩
んでしまう、欠点があります。それを、補うためいろい
ろな、付属品（スプリングワッシャー等、加工したナッ
ト）がありますが、どれを見ても緩みを、遅らせるもの
であって、緩みを防止するものではありません。このナ
ットのロックの仕方は、今までの固定の仕方と違って完
全にロックされ、人的に解除する以外は絶対に緩まない
物です。

【図面の簡単な説明】

（請求項１）

【図１】ナット１の正面図と側面図である。

【図２】突起ナット２の正面図と、側面図である。

【図３】ボルト４に、ナット１と突起ナット２を、ねじ
込んだ状態で、まだナット１と、突起ナット２の突起３
が、接触していない側面図である。

【図４】ナット１に突起ナット２の突起３が接触して、
ボルト４に対し固定された状態の側面図である。（請求
項２）

【図５】突起ナット２に、穴６を空けた正面図と、側面
図である。

【図６】ナット１に、溝８を掘った、正面図と、断面図
である。

【図７】ボルト４にナット１をねじ込み、ボルト４の中
央で止め、さらに突起ナット２を、ねじ込んだ状態で、
スプリングピン７の先端が、まだナット１の溝８に接触
していない、側面図である。

【図８】突起ナット２の突起３が、ナット１に接触し、
ボルト４を強力に固定した状態で、スプリングピン７が
反り返り、溝８に食い込んで逆回転（緩む回転）を防い
でいる、側面図と詳細図である。

【符号の説明】

１…ナット ２…突起ナット ３…突起 ４…ボルト ５…接触 ６…穴 ７…スプリングピン ８…溝

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）従来のナットの一部に突起を付る。 （ロ）その突起を、もう一方の従来のナットに接触さ
   せ、さらに締め付けるとボルト４を折り曲げるような力
   が働き、局部的に締め付ける力が集中し接触抵抗が増
   し、ボルト４を強力に固定出来る。 以上の如く構成された、突起ダブル締付ナット
2. 【請求項２】突起ダブル締付ナットで、ボルトを強力に
   固定出来る特徴を活かす為、スプリングピン７を利用
   し、逆回転（緩む回転）を防ぐものである。 （イ）ナット１に、溝８を掘る （ロ）突起ナット２に穴６を空け、そこにスプリングピ
   ン７を差し込む、 （ハ）スプリングピン７は、突起ナットに対して斜め
   に、差し込まれているので正回転（締める回転）はする
   が、逆回転（緩む回転）しようとしてもスプリングピン
   ７の先端が、ナット１の溝に刺さってしまい緩まなくな
   るものである。