JPH0814227A - 面腰千鳥格子及びその組付方法 - Google Patents

面腰千鳥格子及びその組付方法

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JPH0814227A
JPH0814227A JP16896594A JP16896594A JPH0814227A JP H0814227 A JPH0814227 A JP H0814227A JP 16896594 A JP16896594 A JP 16896594A JP 16896594 A JP16896594 A JP 16896594A JP H0814227 A JPH0814227 A JP H0814227A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数本の棒素材からなる縦部材と複数本の棒
素材からなる横部材とを連続状態の一体物のままで交互
に千鳥状に組込んだ状態で交差させて組付けられた面腰
千鳥格子を提供するとともに、その組付方法を提供す
る。 【構成】 横部材11〜15または縦部材1〜5と交差
する部位に略台形状の組込部1a〜5a,11a〜15
a、前記組込部1a〜5a,11a〜15aを除き表裏
交互に厚さ方向に略コの字状の切欠部1b〜5b,11
b〜15b、周囲の四隅に長さ方向に厚みの略1/4円
周の溝状の凹部1c〜5c,11c〜15cを各々有す
る正四角柱状の棒素材からなる縦部材1〜5と横部材1
1〜15とを、交互に千鳥状に交差させて各組込部1a
〜5a,11a〜15aを相互に組込んだ状態で組付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、千鳥格子に関するもの
であり、特に、複数本の四角柱状の棒素材からなる縦部
材と複数本の四角柱状の棒素材からなる横部材とを交互
に千鳥状に組込んだ状態で交差させた面腰千鳥格子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、縦部材と横部材とを
千鳥状に交差させて組付けた千鳥格子が知られている。
図7は千鳥格子を示す平面図、図8は図7の千鳥格子を
示す側面図である。
【0003】図7及び図8に示すように、この千鳥格子
は、木製の正四角柱状の棒素材からなる縦部材31〜3
5と、同じく木製の正四角柱状の棒素材からなる横部材
41〜45を交互に千鳥状に交差させて組付けられてい
る。これらの各縦部材31〜35及び横部材41〜45
は図14乃至図16に示すような形状を呈している。図
14は千鳥格子の縦部材及び横部材を示す側面図、図1
5は千鳥格子の最後に組付ける部材を示す側面図、図1
6は千鳥格子の縦部材及び横部材を示す平面図である。
【0004】ここで、この千鳥格子の組付方法について
説明する。図9は千鳥格子の組付途中を示す平面図、図
10は図9の千鳥格子の矢斜D−Dによる断面図、図1
1は図9の千鳥格子の矢斜E−Eによる断面図、図12
は図9の千鳥格子の矢斜F−Fによる側面図、図13は
図9の千鳥格子の矢斜G−Gによる側面図である。
【0005】まず、縦部材31,33,35を所定の間
隔を隔てて並べ、その上から横部材41,43,45を
縦部材31,33,35に交差させて所定の間隔を隔て
て並べる。更に、その上から残りの縦部材32,34を
先に並べた縦部材31,33,35の間に並べ、横部材
41,43,45と交差させる。そして、この状態にし
た後、図9に示すように残りの横部材42,44を挿入
して組付ける。
【0006】つまり、この千鳥格子の各縦部材31〜3
5及び横部材41,43,45には、図14及び図16
に示すように、各々他の部材と交差する部位に表裏交互
に厚さ方向に厚さの2/3の略コの字状の切欠部31a
〜35a,41a,43a,45aが形成されている。
したがって、この縦部材31〜35及び横部材41,4
3,45の各々交差する切欠部31a〜35a,41
a,43a,45aを奥まで互いに当接させた状態で組
付けると、図13に示すような貫通孔51が形成され
る。この貫通孔51は縦部材31〜35の各切欠部31
a〜35aによって形成されたものであり、横部材4
2,44が挿入可能な大きさである。この最後に組付け
られる横部材42,44には、図15及び図16に示す
ように、各縦部材31〜35と各々交差する部位に表裏
交互に厚さ方向に厚さの1/3の略コの字状の切欠部4
2b,44bが形成されている。そこで、横部材42,
44を貫通孔51に挿入し、縦部材31〜35の切欠部
31a〜35aと横部材42,44の切欠部42b,4
4bとを所定の位置で交差させて当接させた状態で組合
わせることにより、図7及び図8に示すような千鳥格子
の組付けが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、縦部材
及び横部材を双方共に連続状態のままで単純な千鳥格子
を組付けることは従来より行なわれていたが、縦部材と
横部材を相互に組込んだ状態で交差させた、所謂、面腰
千鳥格子の場合には、簡単に組付けることができなかっ
た。つまり、上記のような組付方法では、縦部材及び横
部材に各々形成された他の部材に食込んだ状態で組込ま
れる略台形状の組込部を組付けることができず、縦部材
及び横部材を双方共に連続状態の一体物のままで交互に
千鳥状に組込むことができなかった。
【0008】しかしながら、一体物の縦部材及び横部材
を使用して交互に組付けた面腰千鳥格子を望む声は強
く、その組付方法を案出する必要があった。
【0009】そこで、本発明は、複数本の棒素材からな
る縦部材と複数本の棒素材からなる横部材とを連続状態
の一体物のままで交互に千鳥状に組込んだ状態で交差さ
せて組付けられた面腰千鳥格子を提供するとともに、そ
の組付方法の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
面腰千鳥格子は、複数本の四角柱状の棒素材からなる縦
部材と複数本の四角柱状の棒素材からなる横部材とを交
互に千鳥状に組込んだ状態で交差させて組付けられた面
腰千鳥格子において、前記縦部材は前記横部材と交差す
る部位に前記横部材に対して上下から各々1/4の厚み
の略台形状の組込部を有し、前記横部材と交差する部位
に前記組込部を除き表裏交互に厚さ方向に厚さの3/4
の略コの字状の切欠部を有し、前記縦部材の周囲の四隅
に長さ方向に厚みの略1/4円周の溝状の凹部を有する
とともに、前記横部材は前記縦部材と交差する部位に前
記縦部材に対して左右から各々1/4の厚みの略台形状
の組込部を有し、前記縦部材と交差する部位に前記組込
部を除き表裏交互に厚さ方向に厚さの3/4の略コの字
状の切欠部を有し、前記横部材の周囲の四隅に長さ方向
に厚みの略1/4円周の溝状の凹部を有するものであ
る。ここで、縦部材及び横部材には、木製の棒素材が使
用されるが、木以外の素材であっても使用可能である。
【0011】請求項2の発明にかかる面腰千鳥格子の組
付方法は、上記請求項1の各縦部材を1本間隔で交互に
逆方向に傾斜させ、前記縦部材に交差する前記横部材を
前記縦部材の傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に
前記横部材を1本組付けるごとに、前記縦部材の傾斜方
向を逆方向に傾斜させて、前記縦部材に前記横部材を順
次千鳥状に織込んで組付けるものである。
【0012】請求項3の発明にかかる面腰千鳥格子の組
付方法は、上記請求項1の各横部材を1本間隔で交互に
逆方向に傾斜させ、前記横部材に交差する前記縦部材を
前記横部材の傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に
前記縦部材を1本組付けるごとに、前記横部材の傾斜方
向を逆方向に傾斜させて、前記横部材に前記縦部材を順
次千鳥状に織込んで組付けるものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明の面腰千鳥格子によれば、縦部
材は横部材と交差する部位に前記横部材に対して上下か
ら各々1/4の厚みの略台形状の組込部を有し、前記横
部材と交差する部位に前記組込部を除き表裏交互に厚さ
方向に厚さの3/4の略コの字状の切欠部を有し、前記
縦部材の周囲の四隅に長さ方向に厚みの略1/4円周の
溝状の凹部を有するとともに、横部材は前記縦部材と交
差する部位に前記縦部材に対して左右から各々1/4の
厚みの略台形状の組込部を有し、前記縦部材と交差する
部位に前記組込部を除き表裏交互に厚さ方向に厚さの3
/4の略コの字状の切欠部を有し、前記横部材の周囲の
四隅に長さ方向に厚みの略1/4円周の溝状の凹部を有
するから、複数本の四角柱状の棒素材からなる縦部材と
複数本の四角柱状の棒素材からなる横部材とを連続状態
のまま交互に千鳥状に組込部を組込んだ状態で交差させ
ることができる。
【0014】請求項2の発明の面腰千鳥格子の組付方法
によれば、上記請求項1の縦部材を1本間隔で交互に逆
方向に傾斜させ、前記縦部材に交差する前記横部材を前
記縦部材の傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に前
記横部材を1本組付けるごとに、前記縦部材の傾斜方向
を逆方向に傾斜させて、前記縦部材に前記横部材を順次
千鳥状に織込んで組付けることにより、複数本の四角柱
状の棒素材からなる縦部材と複数本の四角柱状の棒素材
からなる横部材とを連続状態のまま交互に千鳥状に組込
んだ状態で交差させて組付けることができる。
【0015】請求項3の発明の面腰千鳥格子の組付方法
によれば、上記請求項1の横部材を1本間隔で交互に逆
方向に傾斜させ、前記横部材に交差する前記縦部材を前
記横部材の傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に前
記縦部材を1本組付けるごとに、前記横部材の傾斜方向
を逆方向に傾斜させて、前記横部材に前記縦部材を順次
千鳥状に織込んで組付けることにより、複数本の四角柱
状の棒素材からなる縦部材と複数本の四角柱状の棒素材
からなる横部材とを連続状態のまま交互に千鳥状に組込
んだ状態で交差させて組付けることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例である面腰千鳥格子を示す平面
図、図2は図1の面腰千鳥格子を示す側面図である。
【0017】図1及び図2に示すように、この面腰千鳥
格子は、木製の正四角柱状の棒素材からなる所定形状の
縦部材1〜5と、同じく木製の正四角柱状の棒素材から
なる所定形状の横部材11〜15を交互に千鳥状に交差
させて組付けられている。これらの各縦部材1〜5及び
横部材11〜15は図6に示すような形状を呈してい
る。図6は本発明の一実施例である面腰千鳥格子の縦部
材及び横部材を示す側面図である。
【0018】つまり、各縦部材1〜5は、横部材11〜
15と交差する部位に横部材11〜15に対して上下か
ら各々1/4の厚みの略台形状の組込部1a〜5aが形
成されている。また、横部材11〜15と交差する部位
に組込部1a〜5aを除き表裏交互に厚さ方向に厚さの
3/4の略コの字状の切欠部1b〜5bが形成されてい
る。更に、縦部材1〜5の周囲の四隅に長さ方向に厚み
の略1/4円周の溝状の凹部1c〜5cが形成されてい
る。
【0019】また、各横部材11〜15も上記縦部材1
〜5と同様の形状を呈しており、同一形状の組込部11
a〜15a、切欠部11b〜15b、及び凹部11c〜
15cが形成されている。そして、各縦部材1〜5の組
込部1a〜5aと横部材11〜15の組込部11a〜1
5aとが相互に食込んだ状態で面腰千鳥格子として組付
けられており、縦部材1〜5と横部材11〜15とで略
平面状をなしている。
【0020】ここで、この面腰千鳥格子の組付方法につ
いて説明する。図3は本発明の一実施例である面腰千鳥
格子の組付途中を示す平面図、図4は図3の面腰千鳥格
子の矢斜A−Aによる側面図、図5は図3の面腰千鳥格
子の矢斜B−Bによる側面図である。
【0021】まず、最下段に位置する横部材11に、縦
部材1〜5を所定の間隔を隔てて並べて組付ける。横部
材11の各切欠部11bに各縦部材1〜5の最下段に位
置する切欠部1b〜5bを交差させて組付けることによ
り、横部材11の組込部11aと縦部材1〜5の最下段
に位置する組込部1a〜5aとを相互に食込んだ状態に
して、最下段に位置する横部材11に縦部材1〜5を組
付ける。このあと、縦部材1〜5を1本置きに交互に逆
方向に傾斜させて、各縦部材1〜5の上端に形成された
傾斜開口21側から、下から二段目に位置する横部材1
2を挿入し、所定の交差位置に組付ける。つまり、縦部
材1〜5の下から二段目に位置する凹部1c〜5cと横
部材12の各切欠部12bとが対向状態となるように、
縦部材1〜5を1本置きに交互に逆方向に傾斜させるこ
とにより、各縦部材1〜5の傾斜開口21側から横部材
12を挿入して、各縦部材1〜5に下から二段目の横部
材12を組付ける。
【0022】続いて、各縦部材1〜5を上記とは逆方向
に1本置きに交互に傾斜させて、各縦部材1〜5の傾斜
開口21側から、下から三段目に位置する横部材13を
挿入し、所定の交差位置に組付ける。つまり、縦部材1
〜5の下から三段目に位置する凹部1c〜5cと横部材
13の各切欠部13bとが対向状態となるように、縦部
材1〜5を1本置きに交互に逆方向に傾斜させることに
より、各縦部材1〜5の傾斜開口21側から横部材12
を挿入して、各縦部材1〜5に下から三段目の横部材1
3を組付ける。
【0023】さらに、同様にして各縦部材1〜5を更に
逆方向に1本置きに交互に傾斜させて、各縦部材1〜5
の傾斜開口21側から、下から四段目に位置する横部材
14を挿入し、所定の交差位置に組付ける。下から四段
目に位置する横部材14を組付けた後、更に、各縦部材
1〜5を逆方向に1本置きに交互に傾斜させた状態が、
図3乃至図4に示す状態である。そして、最後に、最上
段に位置する横部材15を同様にして所定の交差位置に
組付ける。
【0024】こうして、各縦部材1〜5の所定の交差位
置に横部材11〜15を1本組付けるごとに、縦部材1
〜5の傾斜方向を交互に逆方向に傾斜させ、各縦部材1
〜5に横部材11〜15を順次千鳥状に織込んで、図1
及び図2に示すような面腰千鳥格子の組付けが完了す
る。
【0025】最終的に組付けられた面腰千鳥格子は、各
縦部材1〜5の切欠部1b〜5bと各横部材11〜15
の切欠部11b〜15bとが対向状態となり、各縦部材
1〜5の組込部1a〜5aと各横部材11〜15の組込
部11a〜15aとが相互に食込んだ状態となる。
【0026】なお、ここでは、各縦部材1〜5を適宜傾
斜させて横部材11〜15を組付ける手順について説明
したが、同様にして各横部材11〜15を適宜傾斜させ
て縦部材1〜5を順次組付けても同様の面腰千鳥格子を
組付けることができる。
【0027】特に、この面腰千鳥格子の縦部材1〜5及
び横部材11〜15には、周囲の四隅に長さ方向に厚み
の略1/4円周の溝状の凹部1c〜5c,11c〜15
cが形成されているので、例えば、各縦部材1〜5を適
宜傾斜させて各縦部材1〜5の先端に形成された傾斜開
口21から横部材11〜15を挿入する場合に、各横部
材11〜15の切欠部11b〜15bの端部に位置する
組込部11a〜15aの端部が各縦部材1〜5の凹部1
c〜5cに沿って案内されるので、横部材11〜15の
挿入がし易く、円滑な組付作業ができる。
【0028】このように、本実施例の面腰千鳥格子は、
5本の正四角柱状の棒素材からなる縦部材1〜5と5本
の正四角柱状の棒素材からなる横部材11〜15とを交
互に千鳥状に組込んだ状態で交差させて組付けられたも
のであり、前記縦部材1〜5は前記横部材11〜15と
交差する部位に前記横部材11〜15に対して上下から
各々1/4の厚みの略台形状の組込部1a〜5aを有
し、前記横部材11〜15と交差する部位に前記組込部
1a〜5aを除き表裏交互に厚さ方向に厚さの3/4の
略コの字状の切欠部1b〜5bを有し、前記縦部材1〜
5の周囲の四隅に長さ方向に厚みの略1/4円周の溝状
の凹部1c〜5cを有するとともに、前記横部材11〜
15は前記縦部材1〜5と交差する部位に前記縦部材1
〜5に対して左右から各々1/4の厚みの略台形状の組
込部11a〜15aを有し、前記縦部材1〜5と交差す
る部位に前記組込部11a〜15aを除き表裏交互に厚
さ方向に厚さの3/4の略コの字状の切欠部11b〜1
5bを有し、前記横部材11〜15の周囲の四隅に長さ
方向に厚みの略1/4円周の溝状の凹部11c〜15c
を有するものである。
【0029】したがって、複数本の正四角柱状の棒素材
からなる縦部材1〜5と複数本の正四角柱状の棒素材か
らなる横部材11〜15とを連続状態のまま交互に千鳥
状に組込部1a〜5a,11a〜15aを相互に組込ん
だ状態で交差させた面腰千鳥格子となる。この結果、連
続状態の縦部材1〜5及び横部材11〜15からでは従
来製作が困難とされていた面腰千鳥格子を、連続状態の
一体物の縦部材1〜5及び横部材11〜15からなる面
腰千鳥格子として提供できる。
【0030】なお、ここでは、縦部材1〜5及び横部材
11〜15を各々5本組付けた面腰千鳥格子について説
明したが、縦部材及び横部材の本数は必ずしも5本に限
定されるものではなく、製作物に応じてその本数は適宜
きめられる。
【0031】また、本実施例の面腰千鳥格子の組付方法
は、各横部材11〜15を1本間隔で交互に逆方向に傾
斜させ、この縦部材1〜5に交差する横部材11〜15
を縦部材1〜5の先端部に形成される傾斜開口21側よ
り挿入し、所定の交差位置に横部材11〜15を1本組
付けるごとに、各横部材11〜15の傾斜方向を逆方向
に傾斜させて、各縦部材1〜5に横部材11〜15を順
次千鳥状に織込んで組付けるものである。
【0032】したがって、複数本の正四角柱状の棒素材
からなる縦部材1〜5と複数本の正四角柱状の棒素材か
らなる横部材11〜15とを連続状態のまま交互に千鳥
状に組込んだ状態で交差させて組付けることができる。
この結果、連続状態の縦部材1〜5及び横部材11〜1
5からでは、従来組付けが困難とされていた面腰千鳥格
子を連続状態の一体物の縦部材1〜5及び横部材11〜
15を使用して組付けることが可能になる。なお、当然
のことながら、上述のように、各横部材11〜15を適
宜傾斜させて縦部材1〜5を組付けても、同様にして面
腰千鳥格子を組付けることができる。
【0033】このようにして製作された本実施例の面腰
千鳥格子を、扉や仕切等に適宜使用することにより、単
純な千鳥格子を使用する場合に比べて高級感が増し、高
価な印象を需要者等に与えることができる。特に、完成
品の面腰千鳥格子は表裏共に同一形状に仕上るので、そ
の特性を大いに利用して間仕切等に使用することができ
る。そして、こうした完成品は、一般の需要者等に対し
て、どのようにして組付けられているのだろうかという
不思議さを感じさせる。
【0034】ところで、上記実施例では、縦部材1〜5
と横部材11〜15とを等間隔で千鳥状に交互に交差さ
せた面腰千鳥格子について説明したが、縦部材1〜5と
横部材11〜15の間隔は必ずしも等間隔に限定される
ものでなく、製作物に応じて任意の間隔を有する面腰千
鳥格子とすることができる。むしろ、これらの間隔は広
い方が組付作業は容易になる。
【0035】また、上記実施例では、木製の正四角柱状
の棒素材からなる縦部材1〜5と、同じく木製の正四角
柱状の棒素材からなる横部材11〜15とを使用した面
腰千鳥格子について説明したが、これらの各部材の棒素
材は必しも正四角柱状でなくてもよく、例えば、平角板
状の部材からでも製作でき、同様にして組付けができ
る。棒素材も木に限定されるものではなく、例えば、金
属或いはプラスチック等でもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の面腰千
鳥格子は、複数本の四角柱状の棒素材からなる縦部材及
び横部材の他部材と交差する部位に各々1/4の厚みの
略台形状の組込部を有し、他部材と交差する部位に前記
組込部を除き表裏交互に厚さ方向に厚さの3/4の略コ
の字状の切欠部を有し、周囲の四隅に長さ方向に厚みの
略1/4円周の溝状の凹部を有することにより、複数本
の四角柱状の棒素材からなる縦部材と複数本の四角柱状
の棒素材からなる横部材とを連続状態のまま交互に千鳥
状に組込部を組込んだ状態で交差させることができるの
で、連続状態の一体物の縦部材及び横部材からなる面腰
千鳥格子が提供できる。
【0037】請求項2の発明の面腰千鳥格子の組付方法
は、請求項1の縦部材を1本間隔で交互に逆方向に傾斜
させ、前記縦部材に交差する前記横部材を前記縦部材の
傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に前記横部材を
1本組付けるごとに、前記縦部材の傾斜方向を逆方向に
傾斜させて、前記縦部材に前記横部材を順次千鳥状に織
込んで組付けることにより、複数本の四角柱状の棒素材
からなる縦部材と複数本の四角柱状の棒素材からなる横
部材とを連続状態のまま交互に千鳥状に組込んだ状態で
交差させて組付けることができるので、連続状態の一体
物の縦部材及び横部材を使用して面腰千鳥格子を組付け
ることが可能になる。
【0038】請求項3の発明の面腰千鳥格子の組付方法
は、請求項1の横部材を1本間隔で交互に逆方向に傾斜
させ、前記横部材に交差する前記縦部材を前記横部材の
傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に前記縦部材を
1本組付けるごとに、前記横部材の傾斜方向を逆方向に
傾斜させて、前記横部材に前記縦部材を順次千鳥状に織
込んで組付けることにより、複数本の四角柱状の棒素材
からなる縦部材と複数本の四角柱状の棒素材からなる横
部材とを連続状態のまま交互に千鳥状に組込んだ状態で
交差させて組付けることができるので、連続状態の一体
物の縦部材及び横部材を使用して面腰千鳥格子を組付け
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である面腰千鳥格子を示す平
面図である。
【図2】図1の面腰千鳥格子を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例である面腰千鳥格子の組付途
中を示す平面図である。
【図4】図3の面腰千鳥格子の矢斜A−Aによる側面図
である。
【図5】図3の面腰千鳥格子の矢斜B−Bによる側面図
である。
【図6】本発明の一実施例である面腰千鳥格子の縦部材
及び横部材を示す側面図である。
【図7】千鳥格子を示す平面図である。
【図8】図7の千鳥格子を示す側面図である。
【図9】千鳥格子の組付途中を示す平面図である。
【図10】図9の千鳥格子の矢斜D−Dによる断面図で
ある。
【図11】図9の千鳥格子の矢斜E−Eによる断面図で
ある。
【図12】図9の千鳥格子の矢斜F−Fによる側面図で
ある。
【図13】図9の千鳥格子の矢斜G−Gによる側面図で
ある。
【図14】千鳥格子の縦部材及び横部材を示す側面図で
ある。
【図15】千鳥格子の最後に組付ける部材を示す側面図
である。
【図16】千鳥格子の縦部材及び横部材を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1〜5 縦部材 1a〜5a 組込部 1b〜5b 切欠部 1c〜5c 凹部 11〜15 横部材 11a〜15a 組込部 11b〜15b 切欠部 11c〜15c 凹部 21 傾斜開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の四角柱状の棒素材からなる縦部
    材と複数本の四角柱状の棒素材からなる横部材とを交互
    に千鳥状に組込んだ状態で交差させて組付けられた面腰
    千鳥格子において、 前記縦部材は前記横部材と交差する部位に前記横部材に
    対して上下から各々1/4の厚みの略台形状の組込部を
    有し、前記横部材と交差する部位に前記組込部を除き表
    裏交互に厚さ方向に厚さの3/4の略コの字状の切欠部
    を有し、前記縦部材の周囲の四隅に長さ方向に厚みの略
    1/4円周の溝状の凹部を有するとともに、 前記横部材は前記縦部材と交差する部位に前記縦部材に
    対して左右から各々1/4の厚みの略台形状の組込部を
    有し、前記縦部材と交差する部位に前記組込部を除き表
    裏交互に厚さ方向に厚さの3/4の略コの字状の切欠部
    を有し、前記横部材の周囲の四隅に長さ方向に厚みの略
    1/4円周の溝状の凹部を有することを特徴とする面腰
    千鳥格子。
  2. 【請求項2】 前記縦部材を1本間隔で交互に逆方向に
    傾斜させ、前記縦部材に交差する前記横部材を前記縦部
    材の傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に前記横部
    材を1本組付けるごとに、前記縦部材の傾斜方向を逆方
    向に傾斜させて、前記縦部材に前記横部材を順次千鳥状
    に織込んで組付けることを特徴とする請求項1に記載の
    面腰千鳥格子の組付方法。
  3. 【請求項3】 前記横部材を1本間隔で交互に逆方向に
    傾斜させ、前記横部材に交差する前記縦部材を前記横部
    材の傾斜開口側より挿入し、所定の交差位置に前記縦部
    材を1本組付けるごとに、前記横部材の傾斜方向を逆方
    向に傾斜させて、前記横部材に前記縦部材を順次千鳥状
    に織込んで組付けることを特徴とする請求項1に記載の
    面腰千鳥格子の組付方法。
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