JPH08141233A - 布の縫合方法 - Google Patents

布の縫合方法

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JPH08141233A
JPH08141233A JP28982394A JP28982394A JPH08141233A JP H08141233 A JPH08141233 A JP H08141233A JP 28982394 A JP28982394 A JP 28982394A JP 28982394 A JP28982394 A JP 28982394A JP H08141233 A JPH08141233 A JP H08141233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
cloth
needle
cloths
looper
Prior art date
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Pending
Application number
JP28982394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yotaro Akasaki
陽太郎 赤▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Izumi Cosmo Co Ltd
Original Assignee
Izumi Cosmo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Izumi Cosmo Co Ltd filed Critical Izumi Cosmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縫い代が展開時偏平になると共に、形態が安
定した布の縫合方法を提供することである。 【構成】 布を貫通する内外複数の針糸1、2と、これ
らの針糸とルーピングする上下複数のルーパ糸3、4と
からなり、前記各針糸1、2は貫通した布の下面で布端
面まで延びて下位のルーパ糸4とルーピングし、前記上
位のルーパ糸3は下位のルーパ糸4とルーピングすると
共に布上面に延びて内側の針糸1とルーピングするよう
にしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミシンによる布の縫
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】布を縫い合せる方法には様々な形式があ
り、日本工業規格ステッチ形式の中に分類表示されてい
る。このうち多く使用されるクラス500、即ち縁かが
り縫いについて、主なるものにステッチ形式504、5
05、514等がある。
【0003】まず第1のステッチ形式504は、図5〜
図7に示すように、重ね合せた2枚の布A、Bを貫通す
る1本の針糸11と、環を形成して布端面を覆う2本の
ルーパ糸12、13の3本の糸からなる。針糸11は布
の上面、即ち針側面で既に渡っている上位のルーパ糸1
2のループと係合し下面で下位のルーパ糸13のループ
と他糸ルーピングしている。下位のルーパ糸13は、布
のカット面、即ち端面で上位のルーパ糸12と他糸ルー
ピングして縁かがりを形成している。
【0004】しかしながら、このステッチ形式504
は、布を開くと、2本のルーパ糸で縁かがりされた縫い
代が内側に突出する(図7参照)ようになり、着用時こ
れが邪魔になって肌触りが悪い欠点がある。また布に外
力が作用して左右方向に引張られると両布のくぼんだ接
触縁に隙間ができ内部の針糸11が露出して外観上体裁
が悪くなる欠点もある。
【0005】第2のステッチ形式505は、図8〜図1
2に示すように、1本の針糸11と2本のルーパ糸1
2、13との3本の糸からなる。針糸11は、布の上面
で既に渡っている上位のルーパ糸12と係合すると共に
布を貫通し布の端部に回って下位のルーパ糸13とルー
ピングする。下位のルーパ糸13は布の端面において、
上位のルーパ糸12と他糸ルーピングしながら縁かがり
を形成している。
【0006】しかしながら、このステッチ形式505
は、上位の布Aを開いた際(図9矢印方向参照)、下位
の布Bの下面に他糸ルーピング点が存在せず下位の布B
が不安定であり、布Bの端部が中間で折れ曲がり(図1
0参照)、着用や洗濯後には、図11に示すように、屈
曲部が延び、縫い代が乱れ布地と糸との間に隙間が発生
する欠点がある。また図12に示すように、着用や洗濯
を繰返すと縫い代が左右に割れさらに大きな隙間ができ
る等の欠点がある。
【0007】第3のステッチ形式514は、図13〜図
15に示すように、2本の針糸11、14と2本のルー
パ糸12、13の4本の糸からなる。このステッチ形式
においても、両布を開げた際、両布の表面にルーピング
点が存在しており縫い代が内側に突出するようになり、
着用時肌触りが悪い欠点がある。
【0008】
【発明の課題】そこで、この発明の課題は、ステッチに
工夫を加えて縫い代が内側に突出せず、かつ縫合強度が
増し縫い代の形態が安定した布の縫合方法を提供するこ
とである。
【0009】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明においては、布を貫通する内外複数の針糸と、これ
らの針糸とルーピングする上下複数のルーパ糸とからな
り、前記各針糸は、貫通した布の下面で布端面まで延び
て下位のルーパ糸とルーピングし、前記上位のルーパ糸
は、下位のルーパ糸とルーピングすると共に布上面に延
びて内側の針糸とルーピングする方法を採用したのであ
る。
【0010】
【作用】前記縫合方法によれば、両布を開くと、表面に
ルーピング点が存在しない一方の布端が屈曲して縫い代
が偏平になり、しかもこの屈曲部に針糸が貫通してお
り、他方の布と強固に縫合され形態が安定した縫い代を
得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、この発明の布
の縫合方法は、重ね合せた布A、Bを貫通する並行した
内側の針糸1、外側の針糸2と、これらの針糸と要所で
ルーピングする上位のルーパ糸3、下位のルーパ糸4と
の4本の糸からなり、前記各針糸1、2は、貫通した布
の下面で布の端面、即ちカット面まで延びて下位のルー
パ糸4のループと係合点5で他糸ルーピングし、上位の
ルーパ糸3は、下位のルーパ糸4のループと布端面中央
の係合点6で他糸ルーピングすると共に布上面に延びて
内側の針糸1と係合点7でルーピングし縁かがり縫いの
ステッチを形成している。
【0013】前記内側の針糸1は、布の針N側、即ち上
面に既に渡っている上位のルーパ糸3のループを係合点
7で通過すると共に布A、Bを貫通し布下面で布端面ま
で延びて、下位のルーパ糸4と係合点5で他糸ルーピン
グしている。外側の針糸2は、布A、Bを貫通後内側の
針糸1と同様に布端面まで延びて係合点5で合糸され下
位のルーパ糸4と他糸ルーピングしている。
【0014】前記下位のルーパ糸4は、布端部で上位の
ルーパ糸3の2番目のループと係合点6で他糸ルーピン
グし、さらにこの上位のルーパ糸3のループをこの係合
点6から次の針貫通点まで引き延ばす。
【0015】前記縫合された布は、図3及び図4に示す
ように、製品化する際、上位の布Aを起立させながら開
くと、表面滑らかな針糸が滑って、表面にルーピング点
が存在しない下位の布Bの端部が折れ曲がり、縫い代が
偏平に変形されると共に、屈曲部8には中央に外側の針
糸2が貫通しこの針糸2が他方の布Aを貫通して両布が
縫い止めされ、屈曲縁がしっかりと固定される。このた
めこのステッチ形式で縫合された縫い代は、屈曲部8の
針糸2の上方に、さらに針糸1で覆われており、形態安
定性が増し、着用、洗濯を繰返しても隙間ができるなど
の乱れが生じるようなことがない。
【0016】なお、前記布の縫合方法は、針糸及びルー
パ糸を2本に限定するものではなく、また各糸がルーピ
ングする係合点の位置も用途に対応して適宜選択するこ
とができる。
【0017】
【効果】この発明によれば、以上のように、内外複数の
針糸と上下複数のルーパ糸を用いルーピングする係合点
を増やすと共に係合点に工夫を施したものであって、開
げた際、縫い代が偏平になり着用時肌触りが良く、かつ
縫い代の形態が安定しているため着用、洗濯を繰返して
もほつれたり割れたり隙間が発生するようなことがな
く、さらに外力が作用して左右に引張られても隙間が発
生せず内部の針糸が露出するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の布の縫合方法のステッチの一例を示
す拡大斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】同上の展開途中の状態を示す断面図
【図4】同上の開いた状態を示す断面図
【図5】第1従来例 ステッチ形式504を示す拡大斜
視図
【図6】同上の断面図
【図7】同上の開いた状態を示す断面図
【図8】第2従来例 ステッチ形式505を示す拡大斜
視図
【図9】同上の断面図
【図10】同上の開いた状態を示す断面図
【図11】同上の着用、洗濯後の状態を示す断面図
【図12】同上の着用、洗濯を繰返した後の状態を示す
断面図
【図13】第3従来例 ステッチ形式514を示す拡大
斜視図
【図14】同上の断面図
【図15】同上の開いた状態を示す断面図
【符号の説明】
1 内側の針糸 2 外側の針糸 3 上位のルーパ糸 4 下位のルーパ糸 5、6、7 係合点 8 屈曲部 11、14 針糸 12、13 ルーパ糸 A、B 布 N 針

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布を貫通する内外複数の針糸と、これら
    の針糸とルーピングする上下複数のルーパ糸とからな
    り、前記各針糸は、貫通した布の下面で布端面まで延び
    て下位のルーパ糸とルーピングし、前記上位のルーパ糸
    は、下位のルーパ糸とルーピングすると共に布上面に延
    びて内側の針糸とルーピングするようにした布の縫合方
    法。
JP28982394A 1994-11-24 1994-11-24 布の縫合方法 Pending JPH08141233A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28982394A JPH08141233A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 布の縫合方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014163102A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 株式会社 プロベスト 布地の縫い目構造

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