JPH08141170A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH08141170A
JPH08141170A JP6315963A JP31596394A JPH08141170A JP H08141170 A JPH08141170 A JP H08141170A JP 6315963 A JP6315963 A JP 6315963A JP 31596394 A JP31596394 A JP 31596394A JP H08141170 A JPH08141170 A JP H08141170A
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JP6315963A
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Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面表示の多様化が招来でき、且つ確変等の
遊技状態が視覚的に判別し得る可変表示装置を備えた弾
球遊技機を提供することにある。 【構成】 通常確率のリーチ変動時には、確定した左・
中の各図柄が縮小されて上方にリーチ図柄92として表
示されると共に、図柄表示部52a・52bの全領域に
ゴルフをするキャラクタ図柄93が出現する。一方、高
確率のリーチ変動時には、確定した左・中の各図柄が縮
小されて上方にリーチ図柄92として表示されると共
に、図柄表示部52a・52bの全領域にバスケットを
するキャラクタ図柄が出現する。 【効果】 画面表示の多様化が招来できると共に、遊技
者に対して確変等の遊技状態を視覚的に判別させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、識別情報を可変表示す
ると共にこの識別情報の表示結果が予め定めた表示結果
となったときに特定の遊技価値を付与し得る可変表示装
置を備えてなる弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機としてのパチ
ンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の識別
情報表示部で識別情報を可変表示するようになってい
た。そして、始動入賞口への打玉の入賞に伴って各識別
情報表示部の変動を許容し、各識別情報表示部に停止表
示される識別情報の組合せが予め定めた組合せ結果(当
り図柄)となったときに特定遊技状態あるいは権利発生
状態等の特定の遊技価値を付与するようになっていた。
また、このような可変表示装置には、リーチとなったと
きにキャラクタ図柄を可変表示するキャラクタ表示部を
設けたものが提案されており、これによって視覚的に遊
技の興趣を向上させていた。なお、パチンコ遊技機に
は、予め定めた条件の成立に伴って当り図柄となる確率
を通常時よりも高く確率変動するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように確率変動するパチンコ遊技機にキャラクタ表示部
を備えた可変表示装置を設けた場合では、確率変動の有
無に関わらずキャラクタ図柄の表示が画一的であったた
め、画面表示が視覚的にマンネリ化すると共に、確率変
動の有無が視覚的に判別できないという問題を有してい
た。本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、画面表示の多様化が招来で
き、且つ確変等の遊技状態が視覚的に判別し得る可変表
示装置を備えた弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、識別情報を可変表示すると
共にこの識別情報の表示結果が予め定めた表示結果とな
ったときに特定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を
備えてなる弾球遊技機において、前記可変表示装置は、
前記識別情報の表示結果に関連する複数種類のキャラク
タ画像を選択的に可変表示し得るキャラクタ表示部と、
前記キャラクタ画像の種類を所定の条件に応じて選択す
るキャラクタ種類選択手段と、を備えたことを特徴とす
るものである。
【0005】また、前記識別情報の表示結果が予め定め
た表示結果となる確率が通常時と、予め定めた条件の成
立に伴って確率が通常時よりも高確率に変動する確変時
とを前記キャラクタ図柄の種類を選択するための所定の
条件とすることにより、当り確率の通常時と確変時とが
異なるキャラクタ画像の表示で視覚的に判断することが
できる点で有利である。
【0006】また、前記キャラクタ画像の表示を行うキ
ャラクタ表示部としては、前記可変表示装置に表示され
る識別情報は複数列の識別情報表示部にて表示され、リ
ーチ時、この複数列の識別情報表示部のうち既に停止し
ている識別情報表示部を前記キャラクタ表示部に換えた
もの、リーチ時、複数列の全ての識別情報表示部を換え
たもの、あるいは複数列の識別情報表示部とを事前に分
割設定したもの、何れのキャラクタ表示部であってもよ
い。
【0007】
【作用】可変表示装置は、識別情報の表示結果に関連す
る複数種類のキャラクタ画像を選択的に可変表示し得る
キャラクタ表示部と、キャラクタ画像の種類を所定の条
件に応じて選択するキャラクタ種類選択手段と、を備え
たので、確変等の遊技状態に応じてキャラクタ画像の表
示を変更することができ、ひいては画面表示の多様化が
招来できると共に確変等の遊技状態が視覚的に判別でき
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。先ず、図1を参照して実施例に係る弾球遊
技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成につ
いて説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。
図1において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を
誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該
誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成して
いる。遊技領域3のほぼ中央には、後述する識別情報表
示部としての各図柄表示部58a〜58cでの識別情報
(以下、遊技図柄という)の可変表示(以下、変動とも
いう)を可能にする可変表示装置50が配置されてい
る。なお、可変表示装置50の詳細な構成については後
に詳述するものである。
【0009】可変表示装置50の下方には、始動玉通過
口4が配置されており、該始動玉通過口4を通過する打
玉は、始動玉通過口4に設けられた始動玉検出器5によ
って検出される。そして、始動玉検出器5が打玉を検出
すると、可変表示装置50の図柄表示部58a〜58c
が変動し、その表示結果が当り図柄であるときに後述す
る権利発生装置6の開閉片9a・9bを所定時間開放す
るようになっている。なお、始動玉検出器5のON動作
に基づく可変表示装置50の変動は、所定回数(例え
ば、4回)記憶され、その旨が可変表示装置50に設け
られる後述の記憶表示LED64によって表示される。
【0010】可変表示装置50の左側方には、権利発生
装置6が配置されており、該権利発生装置6は、図2及
び図3に示すように、遊技盤1の表面に取付けられる縦
長形状の取付基板7を有している。取付基板7の上側部
分には、普通可変入賞口8が設けられており、該普通可
変入賞口8には、左右一対の開閉片9a・9bが設けら
れている。開閉片9a・9bは、遊技盤1の裏面に配置
されたソレノイド10の駆動に基づいて傾動位置と垂直
位置との間で変動自在となっており、また、垂直位置に
ある開閉片9a・9bの上方には、普通可変入賞口8へ
の打玉の入賞を阻止する障害釘11が設けられている。
これにより、開閉片9a・9bは、ソレノイド10がO
Nされたときには、普通可変入賞口8を開放する傾動状
態となる一方、ソレノイド10がOFFされたときに
は、普通可変入賞口8を閉塞する垂直状態となる。
【0011】一方、前記取付基板7の下側部分には、入
賞空間12が設けられており、該入賞空間12には、前
記普通可変入賞口8の下流端と連通するC字状の玉通路
13と、該玉通路13からの入賞玉を1個だけ玉受面1
4aに停留して上下方向への移動が可能な可動部材14
と、該可動部材14の移動における上端位置で玉受面1
4aの停留玉を右方向に転送する転送路15と、が設け
られている。なお、可動部材14の移動(上下)方向に
おける遊技盤1の表面には、可動部材14の移動を規制
するための案内溝16が条設されており、また、案内溝
16の裏面側には、可動部材14の駆動源をなすモータ
17が設けられ、該モータ17の駆動軸17aには、そ
の回転動作を可動部材14の進退動作に変換するための
カム18が軸着されている。また、入賞空間12内に
は、玉通路13の途中経路に余剰玉受入口19が、案内
溝16の下方に入賞玉受入口(普通領域)20が、転送
路15の下流端部に特定玉受入口(特定領域)21が、
それぞれ形成されている。さらに、入賞空間12には、
上記した構成以外に、入賞空間12内での入賞玉の動き
が視認し得る透明材料の前面板22と、遊技内容に応じ
た照明装飾を行う飾りLED23(以下、飾りLED−
Eという)と、特定玉受入口21に入った入賞玉を検出
すると共にこの検出動作に基づいて権利発生状態を発生
し得る特定玉検出器24と、カム18との係合に基づい
てモータ17の駆動をON/OFFし結果として可動部
材14を移動の上端位置で所定時間停止するカムスイッ
チ25と、が設けられている。
【0012】次に、上記した権利発生装置6内での入賞
玉の動きを図4(A)〜(D)に基づいて以下に説明す
る。先ず、可変表示装置50の表示結果が当り図柄とな
ると、図4(A)に示すように、権利発生装置6の開閉
片9a・9bが所定時間開放され、これに伴って入賞空
間12内に入賞玉が導かれる(図4(A)中に矢印aで
示す)。その後、図4(B)に示すように、入賞空間1
2内に導かれた1個目の入賞玉が可動部材14の玉受面
14a上に停留され、且つ2個目及び3個目の各入賞玉
が玉通路13内に停留されると、4個目以降の入賞玉
は、3個目の入賞玉にはじかれて余剰玉受入口19に流
れる(図4(B)中に矢印bで示す)。その後、所定時
間の経過に伴い、1個目の入賞玉を停留した可動部材1
4が上方に移動されると、2個目及び3個目の各入賞玉
は、入賞玉受入口20に流れる(図4(C)中に矢印c
で示す)。そして、1個目の入賞玉は、可動部材14が
上端位置で停止すると、玉受面14a上から転送路15
上に転送され、最終的に特定玉受入口21に入り(図4
(D)中に矢印dで示す)、権利発生状態を発生させる
ようになっている。このように、本実施例の権利発生装
置6では、1個目の入賞玉のみを可動部材14の玉受面
14a上に停留させておく構成を採ることで、1個目の
入賞玉のみを特定玉受入口21に導くようになってお
り、結果として、複数の入賞玉による権利発生直後の権
利消滅(後述する)という事態を防止している。
【0013】一方、可変表示装置50の右側方には、回
転体26が配置されている。回転体26は、前記遊技盤
1の表面に取付けられる取付板を有し、該取付板の表面
に円状の包囲枠が突設され、該包囲枠の内側のモータ2
7(図7参照)によって時計回りの方向に回転駆動され
るようになっている。回転体26の外周部には、1個の
打玉を受け入れる玉受凹部26aが形成され、回転体2
6が回転して包囲枠の上部に形成される作動入賞口28
から入った打玉を受け入れるようになっている。玉受凹
部26aに受け止められた打玉は、取付板に開設された
入賞孔から取付板の裏面に導かれ、取付板の裏面に形成
される通路を通り、その下方に設けられた作動玉検出器
29によって検出される。作動玉検出器29は、権利発
生状態中に打玉を検出することで後述する可変入賞球装
置30のソレノイド32にON信号を導出し、これに基
づいて可変入賞球装置30の開閉翼片33a・33bを
開成駆動する特定遊技状態を発生するようになってい
る。なお、回転体26における玉受凹部26aの左側部
には、図5(A)に示すように、変形可能な可動片部2
6bが形成されており、該可動片部26bは、図5
(B)に示すように、玉受凹部26aと作動入賞口28
との間に遊技玉Bが挟まった際(これを俗に玉がみとい
う)変形することで、遊技玉Bの芯をずらして玉がみを
解除するようになっている。
【0014】また、回転体26の下方位置には、特別可
変入賞口31を備えてなる可変入賞球装置30が設けら
れている。特別可変入賞口31には、ソレノイド32の
駆動制御によって特別可変入賞口31を開閉する左右一
対の開閉翼片33a・33bが設けられている。また、
特別可変入賞口31の内部には、入賞玉の検出を行う左
右の各入賞玉検出器34a・34bが設けられており、
該入賞玉検出器34a・34bによって所定個数(例え
ば、10個)の入賞玉が検出されると、ソレノイド32
の駆動を制御して開閉翼片33a・33bを閉塞するよ
うになっている。さらに、可変入賞球装置30には、入
賞玉検出器34a・34bによって検出される入賞玉数
を表示する7セグメントタイプの個数表示器35と、飾
りLED36(以下、飾りLED−Fという)と、飾り
LED37(以下、飾りLED−Gという)と、飾りL
ED38(以下、飾りLED−Hという)と、左右の各
入賞口39a・39bと、が設けられている。
【0015】さらに、遊技領域3を含む遊技盤1には、
上記した構成以外に、入賞口40、各サイドLED41
a〜41eを内蔵した左サイドLED飾り41、各サイ
ドLED42a〜42eを内蔵した右サイドLED飾り
42、風車ランプ43aを内蔵してなる左右の風車4
3、レール飾りランプ44、アウト口45、バック玉防
止部材46等が設けられている。また、図示しないが、
パチンコ遊技機の上部正面には遊技効果ランプ47(図
6参照)が設けられ、任意の位置には効果音を発生する
スピーカ48(図6参照)が設けられている。なお、上
記サイドLED41a〜41e・42a〜42eには、
「1〜9・0」の番号(以下、これをサービス図柄とい
う)が順次設けられると共に、この番号に対応してWC
RND KZU(0〜9)の各ランダム数が設けられて
いる(図28及び図29参照)。また、サイドLED4
1a〜41e・42a〜42eは、それぞれ前記特定玉
検出器24での入賞玉の検出に伴って点灯移動を行い、
所定時間後にそのうちの1つが点灯表示されるようにな
っている。このため、予め、ホール内で特定のサービス
図柄(サイドLED41a〜41e・42a〜42e)
を決めておき、そのサービス図柄が点灯表示したときに
は、景品玉の継続使用を許可する等を行うことで付加的
な遊技内容の盛り上げを可能にしている。
【0016】ここで、特定遊技状態における遊技内容を
簡単に説明すると、可変表示装置50での当り図柄の表
示に伴って権利発生装置6の開閉片9a・9bが開放さ
れ、入賞空間12内の特定玉検出器24に打玉が導かれ
ると、権利発生状態となる。そして、権利発生状態が継
続しているときに、打玉が回転体26の玉受凹部26a
に入賞して作動玉検出器29をONさせると、特定遊技
状態が発生して可変入賞球装置30の開閉翼片33a・
33bが開放動作を行う。そして、このような特定遊技
状態は、権利発生状態が継続している限り、打玉が回転
体26の玉受凹部26aに入賞する毎に繰り返される
(開放サイクル)。ただし、権利発生状態の継続は、権
利発生状態中に再度入賞空間12内の特定玉検出器24
に打玉が誘導されたとき、又は、作動玉検出器29に所
定個数(例えば、16個)の打玉が検出されたことによ
り終了するようになっている。
【0017】次に、遊技領域3のほぼ中央に配置される
可変表示装置50の詳細な構成について説明する。可変
表示装置50は、前記遊技盤1の表面に取付けられる取
付基板51と、左・中・右の各図柄表示部52a〜52
cを有するLCD表示器52と、を備えている。取付基
板51には、ほぼ正方形状の表示窓51aが形成されて
おり、該表示窓51aには、LCD表示器52の画像表
示面が臨設されている。取付基板51の上部には、入賞
口53と、センターランプ54と、飾りLED55(以
下、飾りLED−Aという)と、飾りLED56(以
下、飾りLED−Bという)と、が設けられている。ま
た、取付基板51の左右の両側部には、それぞれ飾りL
ED57(以下、飾りLED−Cという)と、飾りLE
D58(以下、飾りLED−Dという)と、が設けら
れ、取付基板51の下部には、前記始動玉通過口4を通
過した打玉数を記憶表示する記憶表示LED59が設け
られている。なお、可変表示装置50の変動未消化分を
記憶する最大数は、4個であり、このため、記憶表示L
ED59も4個設けられている。
【0018】次に、前記LCD表示器52の各図柄表示
部52a〜52cに表示される各図柄について説明す
る。各図柄表示部52a〜52cに可変表示される左・
中・右の各図柄列には、それぞれ「1〜11」の番号が
順次設けられると共に、この番号に対応してWCRND
ZUL・ZUC・ZUR(図30参照)の各ランダム
数が設けられている。そして、これら3つ(WCRND
ZUL・ZUC・ZUR)の各図柄列は、それぞれあ
たかもリール回転するように変動され、変動開始時から
所定時間が経過したときに左・中・右の順で停止されて
3個の図柄が確定されることとなる。なお、左・中・右
の各図柄列における当り図柄の組合せは、各図柄列に同
一図柄が揃って停止表示された組合せである。
【0019】以上、可変表示装置50を含むパチンコ遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図6及び図7に示す遊技制御回路によっ
て制御される。図6及び図7は、遊技制御回路をブロッ
ク構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RAM、
入出力回路を含み且つ本発明の表示態様選択手段をなす
基本回路60によって制御されている。しかして、基本
回路60は、入力回路61を介して始動玉検出器5、入
賞玉検出器34a・34b、特定玉検出器24、カムス
イッチ25、及び作動玉検出器29からの検出信号が入
力され、アドレスデコード回路62から基本回路60及
び入力回路61にチップセレクト信号が与えられる。ま
た、電源投入時に初期リセット回路63から基本回路6
0にリセット信号が与えられ、所定時間毎に定期リセッ
ト回路64から基本回路60に定期リセット信号が与え
られる。
【0020】一方、基本回路60からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、LCD回路65
を介してLCD表示器52(図6中には、後述のLCD
制御回路80を含むLCD表示装置として記載)に表示
制御信号が与えられ、LED回路66を介して個数表示
器35、各サイドLED41a〜41e・42a〜42
e、記憶表示LED59、及び各飾りLED−A〜Hに
表示制御信号が与えられ、ソレノイド回路67を介して
各ソレノイド10・32に駆動信号が与えられ、音声発
生回路68を介してスピーカ48に音声信号が与えら
れ、ランプ回路69を介して遊技効果ランプ47、レー
ル飾りランプ44、センターランプ54、及び風車ラン
プ43aに表示駆動信号が与えられ、モータ回路70を
介して各モータ17・27に駆動信号が与えられる。さ
らに、基本回路60は、情報出力回路71を介して外部
に大当り情報、有効始動情報、及び確率変動情報を出力
している。なお、上記した装置や回路には、電源回路7
2から各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0021】また、上記したLCD回路65とLCD表
示器52との間には、図8に示すように、LCD制御回
路80が設けられている。このLCD制御回路80は、
LCD回路65側からの信号を入力し演算処理を行うC
PU81と、該CPU81に接続されて制御の記憶を行
う制御ROM82及び画像表示制御を行うVDP83
と、該VDP83に接続された第1・第2の各ROM8
4・85(図8中には、共にROM1・2と記載)及び
VRAM86と、VDP83からの信号を入力してLC
D表示器52側に信号を出力し液晶駆動制御を行うLC
Dドライバー87と、から構成されている。そして、L
CD制御回路80は、VDP83がCPU81からの指
令信号に応答して、各ROM84・85から圧縮データ
を読み出し、この読み出したデータをRAM86に展開
して表示データを作成し、VDP83を介してLCDド
ライバー87に制御信号を送るようになっている。な
お、第1ROM84内に記憶される圧縮データは、図9
(A)に示すように、リセット・割込ベクタコマンドイ
ンプット(00000H〜02000H)、スロット表
示プログラム(02000H〜0C000H)、ラウン
ドデモ表示プログラム(0C000H〜16000
H)、コマンドダミーデータ(16000H〜1800
0H)、リソースデータ(18000H〜1A000
H)、音楽データ(1A000H〜1E000H)、音
声合成データ(1E000H〜30000H)、マップ
データ・パレットデータ・インデックス(30000H
〜60000H)、及び共通画像データ(60000H
〜7FFFFH)である。一方、第2ROM85内に記
憶される圧縮データは、図9(B)に示すように、変動
画像データ(80000H〜A0000H)、ゴルフリ
ーチ画面データ(A0000H〜C0000H)、バス
ケットボールリーチ画面データ(C0000H〜D00
00H)、ゴルフ大当り画面データ(D0000H〜F
0000H)、及びバスケットボール大当り画面データ
(F0000H〜FFFFFH)である。
【0022】また、上記基本回路60からLCD回路6
5への表示制御信号は、図10及び図11に示すよう
に、DATA1(1バイト目)のコマンドヘッダー、D
ATA2(2バイト目)のメインステータス、DATA
3(3バイト目)のリール左停止図柄指定、DATA4
(4バイト目)のリール中停止図柄指定、DATA5
(5バイト目)のリール右停止図柄指定、DATA6
(6バイト目)の周回数・移動図柄数、DATA7(7
バイト目)の権利状態指定、及びDATA8(8バイト
目)のチェックサム、からなるコマンドブロックフォー
マットが8バイトのデータである。なお、コマンドデー
タ1〜8は、各々、8ビットにて構成され、その送信間
隔は、2msに設定されている。また、各コマンドデー
タ1〜8の具体的な送信内容としては、コマンドデータ
2(メインステータス)が2xHのときは、ゲーム表示
のコマンドを行い、具体的には、20Hで全図柄変動表
示、21Hでリール左停止、22Hでリール中停止、2
3Hでリール右停止、24Hでリール右停止(リーチ
:ショートリーチ)、25Hでリール右停止(リーチ
:ロングリーチ)、26Hで全図柄停止表示となって
いる。また、コマンドデータ6(周回数・移動図柄数)
の10H〜70Hは、それぞれ1周〜7周のリーチ動作
の周回指定を行い、0xHは、リーチ動作時の移動図柄
数の指定を行うようになっている。また、コマンドデー
タ7(権利状態指定)が1xHのときは、権利状態での
指定を行い、0xHのときは、大当り発生表示の指定を
行うようになっている。なお、コマンドデータ1(コマ
ンドヘッダー)は、データ(表示制御信号)送信の旨を
送信先に報知するための固定データであり、コマンドデ
ータ8(チェックサム)は、データ(表示制御信号)の
送信完了をチェックするためのデータである。
【0023】次に、上記した遊技制御回路の処理プロセ
スを図12乃至図27のフローチャートに基づいて以下
に説明すると、この処理プロセスは、リセット割込処理
(システムメイン処理)とタイマ割込処理(図12
(B)参照)とに大別される。システムメイン処理は、
図12(A)に示すように、スタックポインタの設定
(S1)、初期化フラグの判定を行ってMCU内蔵RA
Mのクリア等を行う初期化処理(S2)、チェックサム
演算やデータ転送処理等を行う表示制御処理(S3)、
図柄プロセスの分岐実行処理を行うと共に確率変動中は
リールバックカラーをセットする図柄プロセス処理(S
4)、開放表示プロセスの分岐実行処理を行う開放プロ
セス処理(S5)、警告時の表示ランプ点灯等を行う警
告処理(S6)、ランプ/LEDの出力データタイマ更
新等を行う出力データ制御処理(S7)、ランプ/LE
D出力データ等のデータ設定処理を行う出力データセッ
ト処理(S8)、各種ソレノイドのデータ設定処理を行
うソレノイド制御処理(S9)、各種モータのデータ設
定処理を行うモータ制御処理(S10)、有効始動情報
等の情報を出力データに設定する情報出力処理(S1
1)、ポートD出力データ及びデジットカウンタに対応
する出力データを出力する出力データ出力処理(S1
2)、表示図柄ランダムカウンタの更新を行う表示図柄
ランダム更新処理(S13)、大当り決定用のランダム
更新処理(S14)、各種スイッチの処理実行を行うス
イッチ処理(S15)、飾り図柄(サービス図柄)の処
理実行を行う飾り図柄処理(S16)、を順次行った
後、表示図柄ランダム更新処理(S17)を余り時間内
でループ処理する。
【0024】なお、上記したシステムメイン処理の各ス
テップ処理におけるサブルーチンは、S2の初期化処理
が図13、S3の表示制御処理が図14(C)、S4の
図柄プロセス処理が図14(D)、S5の開放プロセス
処理が図12(C)、S6の警告処理が図14(E)、
S7の出力データ制御処理が図12(D)、S8の出力
データセット処理が図14(A)、S9のソレノイド制
御処理が図15(A)、S10のモータ制御処理が図1
5(B)、S11の情報出力処理が図16(B)、S1
2の出力データ出力処理が図14(B)、S13の表示
図柄ランダム更新処理が図17(A)、S14の大当り
決定用のランダム更新処理が図17(B)、S15のス
イッチ処理が図16(A)、S16の飾り図柄処理が図
18(B)、と各フローチャートに示すようになってい
る。
【0025】また、図13のデータセット処理は、図1
9(C)に示す処理プロセスであり、図14(D)に示
す図柄プロセス処理の各プロセスルーチンは、図20
(A)の通常時処理、図15(C)の全リール変動処
理、図15(D)の左リール停止処理、図18(C)の
右リール停止処理、図21(A)の中リール停止処理、
図21(C)のフィーバーチェック処理、図20(B)
の電動役物開放前処理、図21(D)の権利発生表示処
理である。また、図12(C)に示す開放プロセス処理
の各プロセスルーチンは、図16(C)のアタッカー開
放前処理、図21(B)のアタッカー開放中処理であ
る。また、図16(A)の各プロセスルーチンは、図1
8(A)のモータスイッチ処理、図22(B)の普通図
柄スイッチ処理、図22(A)の特別装置スイッチ処
理、図23の第3種始動口スイッチ処理、図24(A)
の入賞個数カウントスイッチ処理である。
【0026】さらには、上記した図20(A)の各プロ
セスルーチンであるプロセスデータ/タイマ処理、ラン
ダムチェック処理、図柄セット処理、リーチ動作セット
処理、バンクシフト処理の各フローは、それぞれ図25
(B)、図19(A)、図24(C)、図26(C)、
図19(B)に示すものである。また、図21(B)の
プロセスルーチンであるプロセスデータセット処理のフ
ローは、図25(A)に示すものである。また、図22
(B)のプロセスルーチンであるスイッチチェック処理
のフローは、図26(A)に示すものである。また、図
24(A)のプロセスルーチンである入賞個数カウント
処理のフローは、図24(B)に示すものである。な
お、図25(B)に示すプロセスデータ/タイマ処理内
の図柄プロセスデータセット処理は、図27のフローで
あり、また、図25(A)に示すプロセスデータセット
処理内の関数プロセスデータセット処理は、図26
(B)のフローである。
【0027】以上、説明した遊技制御回路によって奏さ
れる具体的な動作の一例を図31乃至図55に示すタイ
ムチャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、可
変表示装置50の変動動作に用いられるランダム数につ
いて説明する。可変表示装置50では、図31に示すよ
うな5種類のランダム数が使用されており、これらのラ
ンダム数は、当り決定用のWCRND1と、左図柄表示
用のWCRND ZULと、中図柄表示用のWCRND
ZUCと、右図柄表示用のWCRND ZURと、リ
ーチ動作用のWCRND RCHと、から構成されてい
る。なお、WC RND1は、「0〜224」の225通
りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算されることで刻
々と変化するものであり、WCRND ZULは、「0
〜10」の11通りの数値が0.002秒毎の1ずつの
加算及び割り込み処理の余り時間での1ずつの加算によ
り刻々と変化するものであり、WCRND ZUCは、
「0〜10」の11通りの数値がWCRND ZULの
桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変化するもの
であり、WCRND ZURは、「0〜10」の11通
りの数値がWCRND ZUCの桁上げ時に1ずつ加算
されることで刻々と変化するものであり、WCRND
RCHは、「0〜19」の20通りの数値が割り込み処
理の余り時間での1ずつの加算により刻々と変化するも
のである。
【0028】そして、図32に示すように、WCRND
1から抽出された値が「3」であり当りと判定される
と、WCRND ZULのデータより当り図柄が決定さ
れ、この当り図柄が可変表示装置50の各図柄表示部5
2a〜52cに表示される。一方、WCRND1で
「3」以外の値が抽出されて外れと判定されると、WC
RND ZUL・ZUC・ZURで抽出された値が停止
図柄として使用され、この図柄が外れ図柄として可変表
示装置50の各図柄表示部52a〜52cに表示され
る。また、WCRND ZUL・ZUC・ZURで抽出
された値が、偶然にも当り図柄と一致した場合には、W
CRND ZURのデータに1を加算して外れ図柄にし
て表示するものである。なお、上記WCRND1からの
抽出データの判定は、当り確率が通常時の場合であり、
高確率時には、WCRND1から抽出された値が「3・
5・7・61・127・139・181・197・19
9・211」のうち何れかの値で当りと判定する一方、
それ以外の値で外れと判定するようになっている。
【0029】次に、可変表示装置50の変動動作を図3
4乃至図36のタイムチャートに基づいて以下に説明す
る。なお、左・中・右の各図柄列の変動は、図33の一
覧表図に示すパターンに基づいて行われる。変動パター
ンAは、除々に加速し、一定の変動(16.7msに3
2ドット変動)とするパターンであり、変動パターンB
は、384ドット変動して停止させるパターンであり、
変動パターンCは、一定の変動(16.7msに7.1
ドット変動)とするパターンであり、変動パターンD
は、一定の変動とする(16.7msに5.3ドット変
動)パターンである。
【0030】先ず、図34において、始動玉通過口4
(図34中には、作動用ゲートと記載)を打玉が通過し
始動玉検出器5が始動信号を導出すると、その始動信号
の立ち上がりより0.002秒後にWCRND1から数
値を抽出してこれを格納する。その後、始動信号の導出
から微少時間(0.004秒)が経過すると、格納した
WCRND1の値を読み出して当りか外れかの判定を行
い、それと同時にWCRND ZUL・ZUC・ZUR
から数値を抽出する。なお、このとき、リーチとなる場
合は、WCRND RCHからも数値を抽出する。その
後、始動信号の導出から0.016秒が経過すると、全
図柄列の変動を開始させる。そして、上記のような全図
柄列の変動開始から左図柄列を8.000秒間、中図柄
列を8.500秒間、また右図柄列を9.000秒間
(図35参照)、それぞれ変動パターンAにて変動させ
る。その後、左図柄列は、0.500秒間変動パターン
Bにて変動されてWCRND ZULで抽出した値の図
柄を停止表示させる。また、中図柄列は、0.500秒
間変動パターンBにて変動されてWCRND ZUCで
抽出した値の図柄を停止表示させる。なお、前記記憶表
示LED59の記憶が2個以上ある場合、左・中の各図
柄列の変動パターンAでの変動時間は、それぞれ5.5
00秒と6.000秒とに短縮されるものである。
【0031】次に、上記した左・中の各図柄列の変動停
止後における右図柄列の変動動作を、リーチせずに外れ
る場合、リーチして外れる場合、リーチして当る場合、
に分けて以下に説明する。なお、リーチの種類として
は、リーチ(ショートリーチ)とリーチ(ロングリ
ーチ)との2種類がある。先ず、リーチせずに外れる場
合では、右図柄列は、図35に示すように、変動パター
ンAでの9.000秒間の変動の後、0.500秒間変
動パターンBにて変動されてWCRND ZURで抽出
した値の図柄を停止表示させる。これにより、左・中・
右の各図柄列には、各WCRND ZUL・ZUC・Z
URで決定した外れ図柄が表示される。
【0032】次に、リーチして外れる場合の右図柄列の
変動動作を図35に基づいて説明する。このとき、前記
WCRND RCHからの抽出値が「0〜9」の場合
は、リーチが行われ、WCRND RCHからの抽出
値が「10〜19」の場合は、リーチが行われる。な
お、リーチのときは、当りとなる前後以外の図柄で停
止する場合、及び当りとなる前後の図柄で停止する場
合、何れの場合もあり得るが、リーチのときは、当り
となる前後の図柄で必ず停止するようになっている。先
ず、リーチの場合では、右図柄列は、変動パターンA
での9.000秒間の変動の後、3.900〜9.90
0秒間変動パターンCにて変動されてWCRND ZU
Rで抽出した値の図柄を停止表示させる。これにより、
左・中・右の各図柄列には、各WCRND ZUL・Z
UC・ZURで決定した外れ図柄が表示される。一方、
リーチの場合では、右図柄列は、変動パターンAでの
9.000秒間の変動の後、10.500秒間変動パタ
ーンCにて変動され、その後3.600秒あるいは4.
400秒間変動パターンDにて変動されてWCRND
URで抽出した値の図柄を停止表示させる。これによ
り、左・中・右の各図柄列には、各WCRND ZUL
・ZUC・ZURで決定した外れ図柄が表示される。
【0033】次に、リーチして当る場合の右図柄列の変
動動作を図36に基づいて説明する。このとき、前記W
CRND RCHからの抽出値が「0〜3」の場合は、
リーチが行われ、WCRND RCHからの抽出値が
「4〜19」の場合は、リーチが行われる。なお、当
りとなる場合、前記中図柄列は、WCRND ZULか
らの抽出値に基づいて停止されるものである。先ず、リ
ーチの場合では、右図柄列は、変動パターンAでの
9.000秒間の変動の後、6.900又は10.20
0秒間変動パターンCにて変動されてWCRND ZU
Lで抽出した値の図柄を停止表示させる。これにより、
左・中・右の各図柄列には、WCRND ZULで決定し
た当り図柄が表示される。一方、リーチの場合では、
右図柄列は、変動パターンAでの9.000秒間の変動
の後、10.500秒間変動パターンCにて変動され、
その後4.000秒間変動パターンDにて変動されてW
CRND ZULで抽出した値の図柄を停止表示させ
る。これにより、左・中・右の各図柄列には、WCRN
ZULで決定した当り図柄が表示される。なお、前
記記憶表示LED59の記憶が2個以上ある場合、右図
柄列の変動パターンAでの変動時間は、6.500秒に
短縮されるものである。また、高確率時又は特別装置の
作動中は、上記したリーチは行わないものである。
【0034】次に、可変表示装置50のリーチ変動にお
ける具体的な表示画像について図37乃至図41を参照
して以下に説明する。可変表示装置50の全体的な表示
画像は、図37のタイムチャートに示すようになってお
り、図37中には、通常確率時のリーチ(当り以外の
とき)、高確率時のリーチ(当り以外のとき)、通常
確率時のリーチ(当り以外のとき)、通常確率時のリ
ーチ(当りのとき)、高確率時のリーチ(当りのと
き)、通常確率時のリーチ(当りのとき)の各リーチ
変動における表示画像(画面)をまとめて記載してい
る。なお、通常確率時の変動画像は、図38(A)に示
すように、図柄表示部52a〜52cの各メイン図柄9
0(「1〜11」の番号)毎にゴルフピンの旗がバック
図柄91として表示され、リーチ変動時には、図38
(B)に示すように、先に確定した左・中の各図柄が縮
小されて上方にリーチ図柄92として表示されると共
に、図柄表示部52a・52bの全領域にゴルフをする
キャラクタ図柄93が出現する。一方、高確率時の変動
画像は、図39(A)に示すように、前記メイン図柄9
0の色調と異なるメイン図柄94(「1〜11」の番
号)が各図柄表示部52a〜52cに表示されると共
に、各メイン図柄94毎にバスケットのシャツがバック
図柄95として表示され、リーチ変動時には、図39
(B)に示すように、先に確定した左・中の各図柄が縮
小されて上方にリーチ図柄92として表示されると共
に、図柄表示部52a・52bの全領域にバスケットを
するキャラクタ図柄96が出現する。
【0035】以下、各リーチ変動毎の表示画像について
説明するが、この表示画像の説明は、便宜上、右図柄列
52cが変動パターンCで変動を開始する以降のものと
する。なお、表示画像内におけるキャラクタ図柄93
(96)は、数枚の静止画像が組み合わさって構成され
ることで、1つの表示画像内で動作表示されるようにな
っている。
【0036】図37において、先ず、通常確率時のリー
チ(当り以外のとき)では、図40(A)の表示画像
1、図40(B)の表示画像2、図40(C)の表示画
像3、が順次表示されることで、キャラクタがゴルフボ
ールを打つまでの動作がキャラクタ図柄93に表示され
る。なお、この間、右図柄列52cは変動中である。そ
の後、図40(D)の表示画像4が表示されることで、
ボールがピンから外れたキャラクタ図柄93の表示が行
われると共に、右図柄列52cに外れ図柄が停止表示さ
れる。この場合では、「7」のリーチ図柄92に対して
右図柄列52cに「6」のメイン図柄90が停止表示さ
れて外れとなる。
【0037】また、高確率時のリーチ(当り以外のと
き)では、図41(A)の表示画像9、図41(B)の
表示画像10、が順次表示されることで、キャラクタが
バスケットボールを投げるまでの動作がキャラクタ図柄
96に表示される。なお、この間、右図柄列52cは変
動中である。その後、図41(C)の表示画像11が表
示されることで、ボールがネットから外れたキャラクタ
図柄96の表示が行われると共に、右図柄列52cに外
れ図柄が停止表示される。この場合では、「7」のリー
チ図柄92に対して右図柄列52cに「6」のメイン図
柄94が停止表示されて外れとなる。
【0038】また、通常確率時のリーチ(当り以外の
とき)では、図40(A)の表示画像1、図40(B)
の表示画像2、図40(C)の表示画像3、図40
(E)の表示画像5、図40(F)の表示画像6、が順
次表示されることで、キャラクタがゴルフボールを打
ち、その後グリーン上のボールをパットするまでの動作
がキャラクタ図柄93に表示される。なお、この間、右
図柄列52cは変動中である。その後、図40(D)の
表示画像4が表示されることで、ボールがピンから外れ
たキャラクタ図柄93の表示が行われると共に、右図柄
列52cに外れ図柄が停止表示される。
【0039】一方、通常確率時のリーチ(当りのと
き)では、前記通常確率時のリーチ(当り以外のと
き)と同様に、図40(A)の表示画像1、図40
(B)の表示画像2、図40(C)の表示画像3、が順
次表示されることで、キャラクタがゴルフボールを打つ
までの動作がキャラクタ図柄93に表示される。その後
は、図40(G)の表示画像7が表示されることで、ボ
ールがピンに入ったキャラクタ図柄93の表示が行われ
ると共に、右図柄列52cに当り図柄が停止表示され
る。この場合では、「7」のリーチ図柄92に対して右
図柄列52cに「7」のメイン図柄90が停止表示され
て当りとなる。
【0040】また、高確率時のリーチ(当りのとき)
では、前記高確率時のリーチ(当り以外のとき)と同
様に、図41(A)の表示画像9、図41(B)の表示
画像10、が順次表示されることで、キャラクタがバス
ケットボールを投げるまでの動作がキャラクタ図柄96
に表示される。その後は、図41(D)の表示画像12
が表示されることで、ボールがネットに入ったキャラク
タ図柄96の表示が行われると共に、右図柄列52cに
当り図柄が停止表示される。この場合では、「7」のリ
ーチ図柄92に対して右図柄列52cに「7」のメイン
図柄94が停止表示されて当りとなる。
【0041】また、通常確率時のリーチ(当りのと
き)では、前記通常確率時のリーチ(当り以外のと
き)と同様に、図40(A)の表示画像1、図40
(B)の表示画像2、図40(C)の表示画像3、図4
0(E)の表示画像5、図40(F)の表示画像6、が
順次表示されることで、キャラクタがゴルフボールを打
ち、その後グリーン上のボールをパットするまでの動作
がキャラクタ図柄93に表示される。その後は、図40
(H)の表示画像8が表示されることで、ボールがピン
に入ったキャラクタ図柄93の表示が行われると共に、
右図柄列52cに当り図柄が停止表示される。
【0042】次に、特定遊技状態の発生中における可変
表示装置50の大当り表示画像について図42及び図4
3を参照して以下に説明する。先ず、通常確率時での大
当り表示画像は、図42に示すように、前記開閉翼片3
3a・33bの開放サイクルR1〜R16(最高16
回)毎にL1〜L16の異なった画像が表示される。こ
れに対して、高確率時での大当り表示画像は、図43に
示すように、開放サイクルR1〜R11までは、H1〜
H3の3種類の画像の組合せによって表示が行われ、そ
の後、開放サイクルR12〜R16の間は、個々に異な
るH4〜H8の画像が表示される。
【0043】以上のように、本実施例の可変表示装置5
0は、当りの通常確率時及び高確率時(所定条件)で表
示画像を異なって設定している。即ち、図柄変動時に
は、当りの通常確率時と高確率時とでバック図柄を変更
し、また、リーチ変動時には、キャラクタ図柄を変更す
ることで、遊技者に対して遊技状態を視覚的に分かりや
すくしている。なお、本実施例中では、通常確率時にゴ
ルフ関連の表示を行う一方、高確率時にはバスケット関
連の表示を行っているが、特にこのような表示内容は限
定するものではない。また、表示画像を変更する所定条
件としては、通常確率時及び高確率時に限定するもので
はなく、始動回数、リーチ回数、大当り回数等の遊技履
歴や乱数の抽出によるものや、あるいは予め表示画像の
変更順序を設定したものであってもよい。さらに、本実
施例では、リーチ変動時、最終停止図柄列52cを残し
た状態でキャラクタ図柄を出現させる構成となっている
が、特にこれに限定するものではなく、リーチ変動に伴
って表示画面全体にキャラクタ図柄を表示する構成や、
最初から変動図柄(識別情報)の表示部とキャラクタ図
柄の表示部とで分割表示する構成であっても構わない。
【0044】また、上記した通常確率時及び高確率時で
の表示画像の変更設定において、本実施例の可変表示装
置50は、高確率時の表示画像を通常確率時の表示画像
に比べて簡略化している。即ち、前記図37を参照して
これを説明すると、当り外れに関わらず通常確率時のリ
ーチでは、4つの表示画像を用いているのに対して、
高確率時のリーチでは、表示画像を3つしか用いてい
ない。また、大当り表示画像についても同様に、通常確
率時には、L1〜L16の表示画像(図42参照)を用
いているのに対して、高確率時には、H1〜H8の表示
画像(図43参照)しか用いていない。このように、本
実施例では、比較的遊技者の注目が薄れる高確率時の表
示画像を簡略化する一方で、通常確率時の表示画像を多
彩に設定している。また、このように表示画像を設定す
ることは、前記図9(B)に示すROM85の記憶容量
を有効に活用することができる。即ち、予め決まったR
OM85内の記憶容量に対して高確率時用のデータ(バ
スケットボールリーチ画面データ(C0000H〜D0
000H)及びバスケットボール大当り画面データ(F
0000H〜FFFFFH))を少なくすることで、通
常確率時のデータ(ゴルフリーチ画面データ(A000
0H〜C0000H)及びゴルフ大当り画面データ(D
0000H〜F0000H))を多くとることができ、
ひいては一定のプログラム容量内で多彩な表示を可能に
している。
【0045】次に、可変表示装置50の変動終了後の動
作について図44乃至図51を参照して説明する。先
ず、変動の結果、外れ図柄の組合せとなり且つ前記記憶
表示LED59に記憶がある場合では、図44に示すよ
うに、右図柄の変動が停止してから8.016秒後に再
度図柄の変動が開始される。一方、当り図柄の組合せと
なり且つ前記記憶表示LED59に記憶がある場合で
は、図45に示すように、右図柄の変動が停止してから
5.800秒後に権利発生装置6の開閉片9a・9bが
5.000秒間開放され、その後所定時間が経過すると
再度図柄の変動が開始される。なお、図柄の変動が再開
されるまでの所定時間としては、特別装置が作動した
(特定遊技状態が発生した)場合では、8.016秒で
あり、また特別装置が作動しなかった(特定遊技状態が
発生しなかった)場合では、5.016秒である。
【0046】また、上記した権利発生装置6の開閉片9
a・9bが閉鎖されると、図46に示すように、その閉
鎖から所定時間(1.000秒)後に、モータ17が
2.000秒間回転されることで、可動部材14が下端
位置から上端位置に移動される。その後、モータ17の
2.000秒間の回転停止に伴い可動部材14が上端位
置で停止された後、再度モータ17が2.000秒間回
転されることで、可動部材14が上端位置から下端位置
に移動される。なお、このようなモータ17の回転動作
は、前述したカムスイッチ25によって制御される。そ
して、可動部材14の上端位置への移動により特定玉受
入口21に打玉が入賞して特定玉検出器24がONされ
ると、これに伴って、WCRND KZUから数値を抽
出してこれを格納する。その後、特定玉検出器24のO
N動作から0.002秒が経過すると、サイドLED4
1a〜41e・42a〜42eが7.000秒+0〜
0.900秒間変動された後、WCRND KZUの抽
出値に対応したサービス図柄で停止表示される。
【0047】以上のように、本実施例のサイドLED4
1a〜41e・42a〜42e(サービス図柄)は、図
48のフローチャートに示す作動プロセスを有してい
る。即ち、始動玉通過口4での打玉の通過に伴い、可変
表示装置50での図柄変動用の乱数が抽出及び格納され
ると(S21)、抽出された乱数に基づいて当り図柄が
表示されるか否か(当りか外れか)が判別される(S2
2)。そして、S22で外れが判別されると以上のプロ
セスを終了する一方、S22で当りが判別されると、権
利発生装置6の作動に伴って可動部材14が駆動される
(S23)。その後、特定玉検出器24による入賞玉検
出の有無(権利発生状態の有無)が判別され(S2
4)、S24で権利発生状態でないと判別されると以上
のプロセスを終了する一方、S24で権利発生状態であ
ると判別されると、サービス図柄の変動及び停止が行わ
れる(S25)。即ち、本実施例では、権利発生装置6
の作動終了後にサービス図柄の変動停止を行っている。
このため、可変表示装置50での当り確率が通常時より
も高い確変中であっても、遊技者は停止したサービス図
柄に応じて権利発生状態を発生させるか否かを決定する
ことができないため、故意に権利発生状態を発生させな
い行為を防止することができ、結果として、遊技者に均
等なサービスを提供し得るようになっている。
【0048】なお、上記したサービス図柄の作動プロセ
スは、特に限定するものではなく、権利発生装置6の作
動終了後にサービス図柄の変動停止を行うものであれば
よい。即ち、通常の遊技状態においてサービス図柄を常
に変動させておく。そして、図49のフローチャートに
示すように、始動玉通過口4での打玉の通過に伴い、可
変表示装置50での図柄変動用の乱数が抽出及び格納さ
れると(S31)、抽出された乱数に基づいて当り図柄
が表示されるか否か(当りか外れか)が判別される(S
32)。そして、S32で外れが判別されると以上のプ
ロセスを終了する一方、S32で当りが判別されると、
その後、所定時間が経過したか否かが判別され(S3
3)、S33で所定時間の経過が判別されると、サービ
ス図柄の変動停止が行われる(S34)作動プロセスで
もよい。この作動プロセスの具体的な動作としては、例
えば、図47に示すように、始動玉検出器5(図47中
には、作動用ゲートと記載)での通過玉の検出により可
変表示装置50の図柄変動を許容し、その後当り図柄の
表示に伴って権利発生装置6の開閉片9a・9bを5.
000秒間開放するプロセスにおいて、開閉片9a・9
bの閉鎖とほぼ同時にサイドLED41a〜41e・4
2a〜42e(サービス図柄)の変動を停止する。そし
て、所定時間(例えば、5分)の経過後、再度サイドL
ED41a〜41e・42a〜42eの変動を開始す
る。なお、この場合では、上記S33で判別される所定
時間は、始動玉検出器5での通過玉の検出時を基準とし
てこの検出時から開閉片9a・9bが閉鎖するまでの時
間(29.000秒+0〜0.900秒)であり、ま
た、本発明における権利発生装置6の作動終了とは、特
定玉検出器24による入賞玉の検出動作の終了ではな
く、開閉片9a・9bの開放終了のことである。
【0049】さらに、権利発生装置としては、本実施例
に記載の開閉片9a・9b等を備えてなる権利発生装置
6に限定するものではなく、例えば、図5(C)に示す
権利発生装置100であってもよい。この権利発生装置
100は、並設された3つのLED101a〜101c
と、該LED101a〜101cの各下方で個々に対応
して設けられた通過口102a〜102cと、該通過口
102a〜102cを通過する打玉を個々に検出する通
過玉検出器103a〜103cと、から構成される。ま
た、各LED101a〜101cは、可変表示装置50
の表示結果が当り図柄となると点灯移動を行い、最初に
打玉が通過した通過口102a〜102cに対応するL
EDが停止点灯されるようになっている。そして、LE
D101a〜101cのうち真ん中のLED101bが
停止点灯したとき、即ち最初に通過口102bを打玉が
通過したときに、権利発生状態とするものである。
【0050】また、権利発生状態において、図50に示
すように、作動入賞口28(図50中には、始動口と記
載)を介して回転体26の玉受凹部26a内に打玉が入
賞し、作動玉検出器29が入賞玉を検出すると、可変入
賞球装置30(図50中には、大入賞口と記載)の開閉
翼片33a・33bが9.500秒間開放される。その
後、このような作動玉検出器29での入賞玉の検出に伴
う開閉片25a・25bの開放動作が所定回数(例え
ば、16回)繰り返され、特定遊技を終了する。なお、
1回目の特定遊技状態の発生(特別装置の作動)が終了
すると、図51に示すように、その時点で図柄の当り確
率が通常から高確率に変更される。また、この確率変動
は、2回目の特定遊技状態が発生(特別装置が作動)す
るまで継続されるものであり、このような確率変動のサ
イクルは、以降大当りを機に繰り返して行われる。
【0051】次に、可変表示装置50におけるランプ・
LED、及びスピーカ等の構成部材のより具体的な動作
について図52乃至図55を参照して説明する。図52
乃至図55は、各遊技状態に応じて表示あるいは駆動さ
れるランプ、LED、及びスピーカの動作を示す一覧表
図である。なお、図中、丸印は、点灯状態を示し、丸印
の中にバツがある表示は、点滅状態を示し、二重丸は、
変動(点灯移動)状態を示す。
【0052】先ず、電源の投入時には、LCD表示器5
2が120.000秒を1周期としたデモ表示を行い、
レール飾りランプ44が1024msの周期で点滅作動
し、飾りLED−Gが2000msの周期で点滅作動す
る。なお、このとき、記憶表示LED59は、記憶数に
合わせて左から点灯表示し、個数表示器35(図55中
には、個数表示LEDと記載)は、「0」を点灯表示
し、サイドLED41a〜41e・42a〜42eは、
電源投入より初回、特別装置の作動時までの間、サイド
LED41a(サービス図柄「1」)を点灯表示する。
そして、LCD表示器52での左・中・右の各図柄列の
変動中には、レール飾りランプ44が1024msの周
期で点滅作動し、風車ランプ43a及び飾りLED−H
がそれぞれ200msの周期で交互に点滅作動する。な
お、このとき、記憶表示LED59は、記憶数に合わせ
て左から点灯表示し、個数表示器35は、「0」を点灯
表示し、サイドLED41a〜41e・42a〜42e
は、電源投入より初回、特別装置の作動時までの間、サ
イドLED41a(サービス図柄「1」)を点灯表示す
る。また、スピーカ48は、図柄変動中の効果音を発生
する。
【0053】次に、変動中にリーチ又はリーチとな
ったときには、レール飾りランプ44、センターランプ
57、風車ランプ43a、及び各飾りLED−B・Cが
それぞれ200msの周期で同期的に又は交互に点滅作
動する。なお、なお、このとき、記憶表示LED59
は、記憶数に合わせて左から点灯表示し、個数表示器3
5は、「0」を点灯表示し、サイドLED41a〜41
e・42a〜42eは、1200msの間点灯移動す
る。また、スピーカ48は、リーチ又はリーチの図
柄変動に応じた効果音を発生する。
【0054】次に、図柄停止から判定までの所定時間内
には、飾りLED−Dが点灯作動する。なお、このと
き、記憶表示LED59は、記憶数に合わせて左から点
灯表示し、個数表示器35は、「0」を点灯表示し、サ
イドLED41a〜41e・42a〜42eは、そのう
ちサービス図柄「1・5・6・0」に該当するものを6
0msの周期で点滅表示する。また、スピーカ48は、
効果音として図柄の停止音を発生すると共に、当り図柄
が揃ったときにはこれに応じてファンファーレを発生す
る。
【0055】次に、可変表示装置50の各図柄が当り図
柄の組合せとなったときには、開閉片9a・9b(図5
2乃至図55中には、普通電動役と記載)の開放前・中
・後、特定遊技状態を発生させる特別装置(作動玉検出
器29)の作動前、特別装置の作動中、及び開閉翼片3
3a・33b(図52乃至図55中には、大入賞口と記
載)の開放中の4段階に分けられる。そこで、これらを
順次説明する。なお、当り図柄の組合せとなったときに
は、何れの段階においても可変表示装置50にデモ画面
が表示される。先ず、開閉片9a・9bの開放前・中・
後、及び特別装置の作動前には、センターランプ57、
風車ランプ43a、及び各飾りLED−A・E・Hがそ
れぞれ100msの周期で同期的に又は交互に点滅作動
する。なお、このとき、記憶表示LED59は、記憶数
に合わせて左から点灯表示し、個数表示器35は、
「0」を点灯表示し、サイドLED41a〜41e・4
2a〜42eは、そのうちサービス図柄「1」に該当す
るものを点灯表示する。また、スピーカ48は、開閉片
9a・9bの開放中・後にこれに応じた効果音を発生す
る。
【0056】そして、特別装置の作動中には、遊技効果
ランプ47、レール飾りランプ44、及び各飾りLED
−A・F〜Hがそれぞれ200msの周期で同期的に又
は交互に点滅作動する。なお、このとき、記憶表示LE
D59は、記憶数に合わせて左から点灯表示し、個数表
示器35は、「0」を点灯表示し、サイドLED41a
〜41e・42a〜42eは、特別装置の作動時(7.
000〜7.900秒)に点灯移動し、その後サービス
図柄「0〜9」のうち何れかのサービス図柄に該当する
ものを点灯表示する。また、スピーカ48は、初回大入
賞口の開放前にこれに応じた効果音を発生する。
【0057】なお、以上のような特定遊技状態において
異常が発生したときには、可変表示装置50が「エラー
発生」の表示を行い、サイドLED41a〜41e・4
2a〜42eがそれぞれ点灯作動する。また、このと
き、記憶表示LED59は、異常発生前の状態を保持
し、個数表示器35は、異常に応じた文字「1」「2」
「4」「−」の何れかを表示し、スピーカ40は、異常
に応じたエラー音声を発生する。
【0058】なお、上記実施例は、本発明を限定するも
のではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、上記実施例では、可変表示装置50をLC
D表示器52にて構成しているが、特にこれに限定する
ものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるい
はプラズマで構成することも可能である。また、遊技機
の構成として、始動玉通過口4、権利発生装置6、回転
体26、可変入賞球装置30、及び可変表示装置50を
備えたもの(これを俗に第3種という)を例示している
が、特にこれに限定するものではなく、始動口への打玉
の入賞に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始
し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態
が発生して可変入賞球装置を開放する遊技機(これを俗
に第1種という)であっても良い。さらには、遊技機全
体をLCD表示器等の表示装置にて構成する、即ち「打
玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑似的に表示器
に表示することで遊技機を構成することも可能である。
なお、この場合では、賞球の払出しを得点等で代行して
も良い。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、可変表示装置は、識別情報の表
示結果に関連する複数種類のキャラクタ画像を選択的に
可変表示し得るキャラクタ表示部と、キャラクタ画像の
種類を所定の条件に応じて選択するキャラクタ種類選択
手段と、を備えたので、確変等の遊技状態に応じてキャ
ラクタ画像の表示を変更することができ、ひいては画面
表示の多様化が招来できると共に確変等の遊技状態が視
覚的に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における遊技盤を示す正面図
である。
【図2】権利発生装置を示す正面図である。
【図3】権利発生装置を示す縦断面図である。
【図4】同図(A)〜(D)は、それぞれ権利発生装置
内の入賞玉の動きを示す説明図である。
【図5】同図(A)(B)は、それぞれ回転体の玉がみ解
除動作を示す説明図であり、また、同図(C)は、他の
権利発生装置を示す正面図である。
【図6】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図7】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図8】LCD制御回路を示すブロック図である。
【図9】同図(A)は、ROM1内に記憶される圧縮デ
ータを示す説明図であり、また、同図(B)は、ROM
2内に記憶される圧縮データを示す説明図である。
【図10】表示制御信号の具体的なコマンド内容を示す
一覧表図の一部である。
【図11】表示制御信号の具体的なコマンド内容を示す
一覧表図の一部である。
【図12】同図(A)は、遊技制御回路のシステムメイ
ン処理を示すフローチャートであり、同図(B)は、遊
技制御回路のタイマ割込処理を示すフローチャートであ
り、また、同図(C)(D)は、各々、システムメイン処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】システムメイン処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図14】同図(A)〜(E)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図15】同図(A)〜(D)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図16】同図(A)〜(C)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図17】同図(A)(B)は、各々、システムメイン処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図18】同図(A)〜(C)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図19】同図(A)〜(C)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図20】同図(A)(B)は、各々、システムメイン処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図21】同図(A)〜(D)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図22】同図(A)(B)は、各々、システムメイン処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図23】システムメイン処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図24】同図(A)〜(C)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図25】同図(A)(B)は、各々、システムメイン処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図26】同図(A)〜(C)は、各々、システムメイ
ン処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図27】システムメイン処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図28】サイドLED表示用のランダム数を示す説明
図である。
【図29】サイドLEDのサービス図柄とランダム数と
の関係を示す一覧表図である。
【図30】可変表示装置に表示される左・中・右の各図
柄とランダム数との関係を示す一覧表図である。
【図31】当たり外れを決定したり、表示される図柄を
決定したりするランダム数の一覧表図である。
【図32】選択されたランダム数によって決定される動
作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図33】図柄列の変動パターンを示す一覧表図であ
る。
【図34】左・中の各図柄列の変動動作を示すタイムチ
ャートである。
【図35】リーチ以外の場合及びリーチして外れる場合
の右図柄列の変動動作を示すタイムチャートである。
【図36】当りとなる場合の右図柄列の変動動作を示す
タイムチャートである。
【図37】各種リーチ変動における画像の表示動作を示
すタイムチャートである。
【図38】同図(A)は、通常確率時の変動図柄を示す
説明図であり、また、同図(B)は、通常確率時のリー
チ変動の図柄を示す説明図である。
【図39】同図(A)は、高確率時の変動図柄を示す説
明図であり、また、同図(B)は、高確率時のリーチ変
動の図柄を示す説明図である。
【図40】同図(A)〜(H)は、各々、通常確率時の
リーチ変動の表示画像を示す説明図である。
【図41】同図(A)〜(D)は、各々、高確率時のリ
ーチ変動の表示画像を示す説明図である。
【図42】普通確率時の大当り表示画像を示す説明図で
ある。
【図43】高確率時の大当り表示画像を示す説明図であ
る。
【図44】外れ図柄の組合せとなり且つ記憶表示LED
に記憶がある場合での可変表示装置の変動動作を示すタ
イムチャートである。
【図45】当り図柄の組合せとなり且つ記憶表示LED
に記憶がある場合での可変表示装置の変動動作を示すタ
イムチャートである。
【図46】サイドLEDの変動動作を示すタイムチャー
トである。
【図47】他の実施例におけるサイドLEDの変動動作
を示すタイムチャートである。
【図48】サイドLEDの変動プロセスを示すフローチ
ャートである。
【図49】他の実施例におけるサイドLEDの変動プロ
セスを示すフローチャートである。
【図50】特定遊技状態における可変入賞球装置の開放
動作を示すタイムチャートである。
【図51】特定遊技状態の発生に伴い図柄の当り確率が
通常から高確率に変更される動作を示すタイムチャート
である。
【図52】ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示
す一覧表図の一部である。
【図53】ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示
す一覧表図の一部である。
【図54】ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示
す一覧表図の一部である。
【図55】ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示
す一覧表図の一部である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 始動玉通過口 5 始動玉検出器 6・100 権利発生装置 8 普通可変入賞口 9a・9b 開閉片 12 入賞空間 21 特定玉受入口 24 特定玉検出器 26 回転体 28 作動入賞口 29 作動玉検出器 30 可変入賞球装置 31 特別可変入賞口 33a・33b 開閉翼片 34a・34b 入賞玉検出器 35 個数表示器 41a〜41e・42a〜42e サイドLED 50 可変表示装置 52 LCD表示器 52a〜52c 図柄表示部(識別情報表示部) 59 記憶表示LED 60 基本回路(表示態様選択手段) 65 LCD回路 80 LCD制御回路 84 第1ROM 85 第2ROM 90・94 メイン図柄 91・95 バック図柄 92 リーチ図柄 93・96 キャラクタ図柄(キャラクタ画像)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を可変表示すると共にこの識別
    情報の表示結果が予め定めた表示結果となったときに特
    定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えてなる弾
    球遊技機において、 前記可変表示装置は、 前記識別情報の表示結果に関連する複数種類のキャラク
    タ画像を選択的に可変表示し得るキャラクタ表示部と、 前記キャラクタ画像の種類を所定の条件に応じて選択す
    るキャラクタ種類選択手段と、を備えたことを特徴とす
    る弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記識別情報の表示結果が予め定めた表
    示結果となる確率が通常時と、予め定めた条件の成立に
    伴って確率が通常時よりも高確率に変動する確変時とを
    前記キャラクタ図柄の種類を選択するための所定の条件
    としたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変表示装置に表示される識別情報
    は複数列の識別情報表示部にて表示され、リーチ時、こ
    の複数列の識別情報表示部のうち既に停止している識別
    情報表示部を前記キャラクタ表示部に換えて前記キャラ
    クタ画像を表示することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 リーチ時、前記複数列の全ての識別情報
    表示部を前記キャラクタ表示部に換えて前記キャラクタ
    画像を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記複数列の識別情報表示部と前記キャ
    ラクタ表示部とを事前に分割設定したことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08299549A (ja) * 1995-05-09 1996-11-19 Taiyo Eretsuku Kk 図柄表示装置
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