JPH08140890A - ペーパータオル容器 - Google Patents
ペーパータオル容器Info
- Publication number
- JPH08140890A JPH08140890A JP6287799A JP28779994A JPH08140890A JP H08140890 A JPH08140890 A JP H08140890A JP 6287799 A JP6287799 A JP 6287799A JP 28779994 A JP28779994 A JP 28779994A JP H08140890 A JPH08140890 A JP H08140890A
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- JP
- Japan
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- paper towel
- container
- outlet
- paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ペーパータオルが満杯状態の時でも１枚づつ容
易に引き出すことができ、しかも残り少なくなってもペ
ーパータオル束が引出口より垂れ落ちたり、落下しない
ようにする。 【構成】引出口２の長手方向両端部位置において；引出
口２を挟んだ両側にペーパータオル束の４隅部分を支承
する端支持突部１、１…を容器の底板の一部としてそれ
ぞれ形成し、引出口２の長手方向中間部位置において；
引出口２を挟んだ両側にペーパータオル束の中間部を支
承する中間支持突部８、８…を容器の底板の一部として
それぞれ形成し、これら端支持突部１、１…および中間
支持突部８、８…により容器内に収容されたペーパータ
オル束を支持する。
易に引き出すことができ、しかも残り少なくなってもペ
ーパータオル束が引出口より垂れ落ちたり、落下しない
ようにする。 【構成】引出口２の長手方向両端部位置において；引出
口２を挟んだ両側にペーパータオル束の４隅部分を支承
する端支持突部１、１…を容器の底板の一部としてそれ
ぞれ形成し、引出口２の長手方向中間部位置において；
引出口２を挟んだ両側にペーパータオル束の中間部を支
承する中間支持突部８、８…を容器の底板の一部として
それぞれ形成し、これら端支持突部１、１…および中間
支持突部８、８…により容器内に収容されたペーパータ
オル束を支持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に紙質の柔らかいペ
ーパータオルに好適なペーパータオル容器に係り、満杯
時から最後まで１枚づつ容易に引き出すことができ、し
かも残り枚数が少なくなっても束となって引出口より垂
れ落ちたり、落下したりしないペーパータオル容器に関
する。
ーパータオルに好適なペーパータオル容器に係り、満杯
時から最後まで１枚づつ容易に引き出すことができ、し
かも残り枚数が少なくなっても束となって引出口より垂
れ落ちたり、落下したりしないペーパータオル容器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、トイレ内等に設置され、多数
枚のペーパータオルを一枚づつ折り畳みかつ交互に噛み
合うように積層したペーパータオル束を収容するための
ペーパータオル容器が知られている。この種の容器で
は、使用に際して最下部のペーパータオルを順次箱体の
底部の引出口から一枚づつ引き出すことができ、その引
出しに伴って後続のペーパータオルの端が自動的に一定
量だけ引出口からはみ出すように構成されている。
枚のペーパータオルを一枚づつ折り畳みかつ交互に噛み
合うように積層したペーパータオル束を収容するための
ペーパータオル容器が知られている。この種の容器で
は、使用に際して最下部のペーパータオルを順次箱体の
底部の引出口から一枚づつ引き出すことができ、その引
出しに伴って後続のペーパータオルの端が自動的に一定
量だけ引出口からはみ出すように構成されている。
【０００３】かかる容器においては、引出口を前後一対
の傾斜板による隙間によって形成したものが多く提供さ
れているが、最下部のペーパータオルを引き出す際、引
き出そうとするペーパータオルと前記傾斜板との接触面
積が大きいと摩擦が大きいため、強く引っ張る必要があ
る。しかし強引に引き出そうとするとペーパータオルが
破れてしまう。そこで、前記傾斜板の上面に摩擦を小さ
くするための突部を形成して、ペーパータオルを引き出
す過程でペーパータオルと容器との接触面積を減少させ
ることにより、ペーパータオルの摩擦力を減少させるよ
うにしたものが提案されている。
の傾斜板による隙間によって形成したものが多く提供さ
れているが、最下部のペーパータオルを引き出す際、引
き出そうとするペーパータオルと前記傾斜板との接触面
積が大きいと摩擦が大きいため、強く引っ張る必要があ
る。しかし強引に引き出そうとするとペーパータオルが
破れてしまう。そこで、前記傾斜板の上面に摩擦を小さ
くするための突部を形成して、ペーパータオルを引き出
す過程でペーパータオルと容器との接触面積を減少させ
ることにより、ペーパータオルの摩擦力を減少させるよ
うにしたものが提案されている。
【０００４】たとえば、実開昭57-110082 号公報におい
ては、ペーパータオル容器の傾斜板上に引出口を挟ん
で、回転自在のローラーまたは突起状の支承部材を設
け、このローラー等に積層状態のペーパータオルを支承
させることによって引出し時のペーパータオルとの摩擦
を小さくしたものが開示されている。
ては、ペーパータオル容器の傾斜板上に引出口を挟ん
で、回転自在のローラーまたは突起状の支承部材を設
け、このローラー等に積層状態のペーパータオルを支承
させることによって引出し時のペーパータオルとの摩擦
を小さくしたものが開示されている。
【０００５】しかし、上記公報に記載されたペーパータ
オル容器では、積層されたペーパータオルがその自重に
より引出口中央部付近で下方向へ垂れる傾向があり、そ
の結果ペーパータオルを一枚づつ取り出そうとしても、
重なって二枚が引きずられて出てきてしまい、次のタオ
ルが所定の引出し開始位置よりも下方にまで垂れ下がっ
てしまうことが多い。また、かかる垂れを防止するため
に引出口の幅を狭くすることも考えられるが、そうする
とペーパータオルと容器との接触部が前記ローラー部以
外の引出口付近にも生ずる。
オル容器では、積層されたペーパータオルがその自重に
より引出口中央部付近で下方向へ垂れる傾向があり、そ
の結果ペーパータオルを一枚づつ取り出そうとしても、
重なって二枚が引きずられて出てきてしまい、次のタオ
ルが所定の引出し開始位置よりも下方にまで垂れ下がっ
てしまうことが多い。また、かかる垂れを防止するため
に引出口の幅を狭くすることも考えられるが、そうする
とペーパータオルと容器との接触部が前記ローラー部以
外の引出口付近にも生ずる。
【０００６】そこで、本出願人は、先の実願平2-93315
号公報において、引出口の長手方向両端部位置におい
て、引出口を挟んだ両側にペーパータオル束の４隅を支
承する支持突部を容器の底板の一部としてそれぞれ形成
し、他方で前記両端の側壁から引出口に臨みかつ隣接す
る支持突部を結ぶ位置まで延在する垂れ防止部を形成し
たペーパータオル容器を提案した。
号公報において、引出口の長手方向両端部位置におい
て、引出口を挟んだ両側にペーパータオル束の４隅を支
承する支持突部を容器の底板の一部としてそれぞれ形成
し、他方で前記両端の側壁から引出口に臨みかつ隣接す
る支持突部を結ぶ位置まで延在する垂れ防止部を形成し
たペーパータオル容器を提案した。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特にペ
ーパータオルの紙質が薄くて柔らかいものであるような
場合は、収容されているペーパータオルが残り２０組ぐ
らいになると、引出口から突出しているペーパータオル
の一枚を撮み出した際、残りのペーパータオル束が纏ま
って引出口から落下して、これらのペーパータオルが無
駄になる場合があった。特に最近は、高級感、使用感、
手触り感等の向上のためや、使用後のゴミの体積を小さ
くしてゴミの回収頻度を下げ管理費を節減するなどの理
由から紙質の柔らかいペーパータオルが頻繁に使用され
るようなっており、かかる問題に対する対策が望まれて
いる。
ーパータオルの紙質が薄くて柔らかいものであるような
場合は、収容されているペーパータオルが残り２０組ぐ
らいになると、引出口から突出しているペーパータオル
の一枚を撮み出した際、残りのペーパータオル束が纏ま
って引出口から落下して、これらのペーパータオルが無
駄になる場合があった。特に最近は、高級感、使用感、
手触り感等の向上のためや、使用後のゴミの体積を小さ
くしてゴミの回収頻度を下げ管理費を節減するなどの理
由から紙質の柔らかいペーパータオルが頻繁に使用され
るようなっており、かかる問題に対する対策が望まれて
いる。
【０００８】他方、ペーパータオル容器では、ペーパー
タオルの積層状態やペーパータオル間の摩擦力の微妙な
変化等により、１枚のペーパータオルの引出しに随伴し
て出てくるはずの後続タオルが出なくなることもある。
かかる場合、引出口に指を挿入して当該ペーパータオル
の端部を摘み出す必要があり、この点からすると引出口
は広くする必要があるが、そうすると今度は前述したよ
うなペーパータオルの垂れに起因する問題が生ずる。
タオルの積層状態やペーパータオル間の摩擦力の微妙な
変化等により、１枚のペーパータオルの引出しに随伴し
て出てくるはずの後続タオルが出なくなることもある。
かかる場合、引出口に指を挿入して当該ペーパータオル
の端部を摘み出す必要があり、この点からすると引出口
は広くする必要があるが、そうすると今度は前述したよ
うなペーパータオルの垂れに起因する問題が生ずる。
【０００９】そこで、本発明の主たる課題は、満杯状態
から最後の１枚までペーパータオルを１枚づつ容易に引
き出すことができ、しかも残り少なくなった時でもペー
パータオル束が引出口より垂れ落ちしないまたは落下し
ないペーパータオル容器を提供することにある。
から最後の１枚までペーパータオルを１枚づつ容易に引
き出すことができ、しかも残り少なくなった時でもペー
パータオル束が引出口より垂れ落ちしないまたは落下し
ないペーパータオル容器を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、積層した複数枚のペーパータオルを収容
し、底部に形成された前記ペーパータオルの幅方向に延
びる細長い引出口よりペーパータオルを一枚づつ引き出
すようにしたペーパータオル容器において、前記引出口
の長手方向両端部位置において；引出口を挟んだ両側に
ペーパータオル束の４隅部分を支承する端支持突部を容
器の底板の一部としてそれぞれ形成し、前記引出口の長
手方向中間部位置において；引出口を挟んだ両側にペー
パータオル束の中間部を支承する中間支持突部を容器の
底板の一部としてそれぞれ形成し、これら端支持突部お
よび中間支持突部により収容されたペーパータオル束を
支持したことを特徴とするものである。
に、本発明は、積層した複数枚のペーパータオルを収容
し、底部に形成された前記ペーパータオルの幅方向に延
びる細長い引出口よりペーパータオルを一枚づつ引き出
すようにしたペーパータオル容器において、前記引出口
の長手方向両端部位置において；引出口を挟んだ両側に
ペーパータオル束の４隅部分を支承する端支持突部を容
器の底板の一部としてそれぞれ形成し、前記引出口の長
手方向中間部位置において；引出口を挟んだ両側にペー
パータオル束の中間部を支承する中間支持突部を容器の
底板の一部としてそれぞれ形成し、これら端支持突部お
よび中間支持突部により収容されたペーパータオル束を
支持したことを特徴とするものである。
【００１１】この場合、前記対の中間支持突部を１組と
して、引出口中央点を基準点として対称配置で引出口の
長手方向中間に２組形成し、これら中間支持突部に挟ま
れた引出口部分を前後幅方向に拡口することが望まし
い。また、前記端支持突部および中間支持突部の上面を
略水平とするとともに、前記中間支持突部の上面部分
に、上面が引出口中央に向けて傾斜するリブ状突起を形
成すると、より望ましいものとなる。前記リブ状突起の
傾斜角は６〜１０°が最適である。
して、引出口中央点を基準点として対称配置で引出口の
長手方向中間に２組形成し、これら中間支持突部に挟ま
れた引出口部分を前後幅方向に拡口することが望まし
い。また、前記端支持突部および中間支持突部の上面を
略水平とするとともに、前記中間支持突部の上面部分
に、上面が引出口中央に向けて傾斜するリブ状突起を形
成すると、より望ましいものとなる。前記リブ状突起の
傾斜角は６〜１０°が最適である。
【００１２】さらに、前記引出口の長手方向両端の側壁
から引出口に臨んで前記幅方向の中心側に延在する垂れ
防止突部を形成することもできる。
から引出口に臨んで前記幅方向の中心側に延在する垂れ
防止突部を形成することもできる。
【００１３】
【作用】本発明においては、従来のように基本的に傾斜
板によってペーパータオル束を支持するのを止めて、容
器底板の一部に形成された端支持突部と中間支持突部と
によりペーパータオル束を支承するか、さらに好適には
前記端支持突部および中間支持突部の上面を略水平とす
るとともに、前記中間支持突部の上面部分に、上面が引
出口に向けて傾斜するリブ状突起を形成し、これらの支
持突部によりペーパータオル束を支承する。したがっ
て、ペーパータオルと容器底部との接触面積が少なく、
引出し時に生ずる摩擦抵抗が小さいため、ペーパータオ
ルが満杯状態の時でも容易にかつ破断させることなく引
出しができるとともに、最後の一枚まで円滑にペーパー
タオルを引出すことができる。また、ペーパータオル束
を水平状態のままで支持するため、残り少なくなった時
でも束になって引出口より垂れ落ちたり、落下すること
がない。
板によってペーパータオル束を支持するのを止めて、容
器底板の一部に形成された端支持突部と中間支持突部と
によりペーパータオル束を支承するか、さらに好適には
前記端支持突部および中間支持突部の上面を略水平とす
るとともに、前記中間支持突部の上面部分に、上面が引
出口に向けて傾斜するリブ状突起を形成し、これらの支
持突部によりペーパータオル束を支承する。したがっ
て、ペーパータオルと容器底部との接触面積が少なく、
引出し時に生ずる摩擦抵抗が小さいため、ペーパータオ
ルが満杯状態の時でも容易にかつ破断させることなく引
出しができるとともに、最後の一枚まで円滑にペーパー
タオルを引出すことができる。また、ペーパータオル束
を水平状態のままで支持するため、残り少なくなった時
でも束になって引出口より垂れ落ちたり、落下すること
がない。
【００１４】他方、本発明では、２組形成した前記中間
支持突部に挟まれた引出口部分を前後幅方向に拡口して
いるため、万が一、ペーパータオルの端部が突出しない
場合でも、引出口に指を挿入して当該ペーパータオルの
端部を摘んで引出すことができる。この場合でも、拡口
部分のきわに前記中間支持突部が位置しているため、垂
れ落ちたり、落下することがない。
支持突部に挟まれた引出口部分を前後幅方向に拡口して
いるため、万が一、ペーパータオルの端部が突出しない
場合でも、引出口に指を挿入して当該ペーパータオルの
端部を摘んで引出すことができる。この場合でも、拡口
部分のきわに前記中間支持突部が位置しているため、垂
れ落ちたり、落下することがない。
【００１５】また、前記垂れ防止突部を形成したため、
先行のペーパータオルを引き出す際、後続のペーパータ
オルの側端部を支持することができるから、後続のペー
パータオルが先行するペーパータオルに同伴するのを防
止でき、これにより確実にペーパータオルを１枚づつ取
り出すことができるようになる。
先行のペーパータオルを引き出す際、後続のペーパータ
オルの側端部を支持することができるから、後続のペー
パータオルが先行するペーパータオルに同伴するのを防
止でき、これにより確実にペーパータオルを１枚づつ取
り出すことができるようになる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳述する。
一般に、この種の容器は、ペーパータオルを積層状態で
保持するホルダーと、このホルダーの奥側に固定的に取
り付けられかつ取付け場所の壁に固定される背面側カバ
ーと、前記ホルダーの前側に開閉可能に取り付けられる
前面側カバーとから構成される。前記ホルダーと背面側
カバーとは予め一体的に成形することもできる。本発明
は、特に前記ホルダーの底部構造、すなわち引出口構造
に係るものであって、図１にホルダーの斜視図を示し、
図２にホルダーの平面図、図３にそのIII −III 線断面
図、図４に正面図を示している。また、本実施例におい
てはカバー類はすべて省略してある。
一般に、この種の容器は、ペーパータオルを積層状態で
保持するホルダーと、このホルダーの奥側に固定的に取
り付けられかつ取付け場所の壁に固定される背面側カバ
ーと、前記ホルダーの前側に開閉可能に取り付けられる
前面側カバーとから構成される。前記ホルダーと背面側
カバーとは予め一体的に成形することもできる。本発明
は、特に前記ホルダーの底部構造、すなわち引出口構造
に係るものであって、図１にホルダーの斜視図を示し、
図２にホルダーの平面図、図３にそのIII −III 線断面
図、図４に正面図を示している。また、本実施例におい
てはカバー類はすべて省略してある。
【００１７】ホルダーは、図１等に示されるように、平
面的に略長方形をなしており、その長手方向の長さは積
層されたペーパータオルの幅に略一致するように形成さ
れている。ホルダーの枠１０Ａ〜１０Ｄによって形成さ
れる外枠の内側には、その四隅のそれぞれにホルダーの
中央に行くに従って緩やかに下方に傾斜する底板３、３
…が一体的に形成されるとともに、この底板３、３…の
うち壁側（図２の上方）において、底板３、３に挟まれ
た中間部分に小底板３Ａが形成され、ペーパータオルの
幅方向に長く前後方向に短い、不等辺十字形状の引出口
２が形成されている。なお、手前側には、指を挿入し易
いように、小底板３Ａは形成されていない。
面的に略長方形をなしており、その長手方向の長さは積
層されたペーパータオルの幅に略一致するように形成さ
れている。ホルダーの枠１０Ａ〜１０Ｄによって形成さ
れる外枠の内側には、その四隅のそれぞれにホルダーの
中央に行くに従って緩やかに下方に傾斜する底板３、３
…が一体的に形成されるとともに、この底板３、３…の
うち壁側（図２の上方）において、底板３、３に挟まれ
た中間部分に小底板３Ａが形成され、ペーパータオルの
幅方向に長く前後方向に短い、不等辺十字形状の引出口
２が形成されている。なお、手前側には、指を挿入し易
いように、小底板３Ａは形成されていない。
【００１８】前記各底板３の上面部分において、ホルダ
ーの長手方向端部には、ペーパータオル束の４隅部を支
持する端支持突部１が突出して形成されているととも
に、ホルダーの長手方向中間部分、図示の場合には各底
板３の中央側端位置には、ペーパータオル束の中間を支
持する中間支持突部８が突出して形成されている。これ
ら端支持突部１、１…および中間支持突部８、８…の上
面部分は、好ましくは図示のように水平または略水平と
され、ペーパータオル束を水平状態のまま、すなわち従
来のように下側に湾曲させない状態で支持するようにな
っている。
ーの長手方向端部には、ペーパータオル束の４隅部を支
持する端支持突部１が突出して形成されているととも
に、ホルダーの長手方向中間部分、図示の場合には各底
板３の中央側端位置には、ペーパータオル束の中間を支
持する中間支持突部８が突出して形成されている。これ
ら端支持突部１、１…および中間支持突部８、８…の上
面部分は、好ましくは図示のように水平または略水平と
され、ペーパータオル束を水平状態のまま、すなわち従
来のように下側に湾曲させない状態で支持するようにな
っている。
【００１９】また、前記中間支持突部８の上面部分に
は、上面がホルダー中央に向かって傾斜するリブ状突起
９が夫々形成されている。本発明の場合には、従来のよ
うな基本的に二枚の対称配置の傾斜板によってペーパー
タオル束を支持し、補助的に摩擦力低減のために突部を
形成するといった発想に代えて、基本的に前記端支持突
部１、１…および中間支持突部８、８…によりペーパー
タオル束を水平支持するようになし、そして特に重みの
かかる前記中間支持突部８、８…の上面部分にリブ状突
起９、９…をそれぞれ設けることにより、ペーパータオ
ルとの摩擦を低減するとともに、引出し時にペーパータ
オルを引出口２側に滑り易いように案内しているため、
薄くて柔らかいペーパータオルであっても最初から最後
まで円滑に１枚づつ取り出せるようになっている。
は、上面がホルダー中央に向かって傾斜するリブ状突起
９が夫々形成されている。本発明の場合には、従来のよ
うな基本的に二枚の対称配置の傾斜板によってペーパー
タオル束を支持し、補助的に摩擦力低減のために突部を
形成するといった発想に代えて、基本的に前記端支持突
部１、１…および中間支持突部８、８…によりペーパー
タオル束を水平支持するようになし、そして特に重みの
かかる前記中間支持突部８、８…の上面部分にリブ状突
起９、９…をそれぞれ設けることにより、ペーパータオ
ルとの摩擦を低減するとともに、引出し時にペーパータ
オルを引出口２側に滑り易いように案内しているため、
薄くて柔らかいペーパータオルであっても最初から最後
まで円滑に１枚づつ取り出せるようになっている。
【００２０】なお、本発明の場合には、前述したよう
に、基本的に端支持突部１、１…および中間支持突部
８、８…によりペーパータオル束を支持するため、必ず
しも前記底板３および小底板３Ａは、図示のように傾斜
させて設ける必要はなく、前記端および中間支持突部
１、８…の上面位置より没した位置に水平状態で設ける
ことでもよい。
に、基本的に端支持突部１、１…および中間支持突部
８、８…によりペーパータオル束を支持するため、必ず
しも前記底板３および小底板３Ａは、図示のように傾斜
させて設ける必要はなく、前記端および中間支持突部
１、８…の上面位置より没した位置に水平状態で設ける
ことでもよい。
【００２１】他方、ホルダーの長手方向端の側壁１０
Ｃ、１０Ｄに一体的に、その側壁１０Ｃ、１０Ｄから引
出口２に臨んでペーパータオルの幅方向中心側に延在す
る垂れ防止突部４、４が設けられている。この垂れ防止
突部４の突出長さｌ2 は、隣接する端支持突部１、１の
中央側側縁を結ぶ位置まで延在させ、前記端支持突部１
の幅l1と略同一長さとされている。この垂れ防止突部４
は、ペーパータオルとの摩擦を低減させるため、横断面
形状を上方に向いた半円状とし、かつその先端部は１／
４球状としている。また、この垂れ防止突部４として
は、先端球状の丸棒部材であってもよい。前記垂れ防止
突部４、４の高さ方向位置は、その稜線が端支持突部１
の上面と実質的に同一であるのが好ましいが、支持突部
１の上面より下方でもよい。しかし、端支持突部１の上
面より下方で１５mm未満であることが望まれる。また、
上記例では、垂れ防止突部４は両端部にそれぞれ１づつ
設けているが、端支持突部１、１間に並べて複数設けて
もよい。それによってペーパータオルが引出口方向への
垂れるのをより効果的に防止できる。上記のように構成
された容器においては、図８のように、あるペーパータ
オルを引き出しているときに、後続のペーパータオルの
先端部を垂れ防止突部４が支承するので、その後続のペ
ーパータオルが先行するペーパータオルに同伴して引き
出されることが防止される。
Ｃ、１０Ｄに一体的に、その側壁１０Ｃ、１０Ｄから引
出口２に臨んでペーパータオルの幅方向中心側に延在す
る垂れ防止突部４、４が設けられている。この垂れ防止
突部４の突出長さｌ2 は、隣接する端支持突部１、１の
中央側側縁を結ぶ位置まで延在させ、前記端支持突部１
の幅l1と略同一長さとされている。この垂れ防止突部４
は、ペーパータオルとの摩擦を低減させるため、横断面
形状を上方に向いた半円状とし、かつその先端部は１／
４球状としている。また、この垂れ防止突部４として
は、先端球状の丸棒部材であってもよい。前記垂れ防止
突部４、４の高さ方向位置は、その稜線が端支持突部１
の上面と実質的に同一であるのが好ましいが、支持突部
１の上面より下方でもよい。しかし、端支持突部１の上
面より下方で１５mm未満であることが望まれる。また、
上記例では、垂れ防止突部４は両端部にそれぞれ１づつ
設けているが、端支持突部１、１間に並べて複数設けて
もよい。それによってペーパータオルが引出口方向への
垂れるのをより効果的に防止できる。上記のように構成
された容器においては、図８のように、あるペーパータ
オルを引き出しているときに、後続のペーパータオルの
先端部を垂れ防止突部４が支承するので、その後続のペ
ーパータオルが先行するペーパータオルに同伴して引き
出されることが防止される。
【００２２】一方、ホルダーの長手方向両端部には、保
持バー５、５が設けられており、ホルダーの上面に載置
されたペーパータオル束が側方にずれないように保持さ
れるようになっている。また、ホルダーの前面側両端部
には、カバー取付部６が設けられており、図示されない
前面側カバーに設けられた支承突部が前記カバー取付部
６の孔に嵌合することにより、前面側カバーが回転自在
に連結され、ペーパータオルの補給時に前面側カバーが
開閉できるようになっている。なお、７はカバーを被せ
るときに使用するカバー嵌合部である。
持バー５、５が設けられており、ホルダーの上面に載置
されたペーパータオル束が側方にずれないように保持さ
れるようになっている。また、ホルダーの前面側両端部
には、カバー取付部６が設けられており、図示されない
前面側カバーに設けられた支承突部が前記カバー取付部
６の孔に嵌合することにより、前面側カバーが回転自在
に連結され、ペーパータオルの補給時に前面側カバーが
開閉できるようになっている。なお、７はカバーを被せ
るときに使用するカバー嵌合部である。
【００２３】以上、本発明に係るペーパータオル容器は
上記のように構成されるが、各具体的な寸法としては、
下記の範囲とするのが好ましい。 ｌ1 およびｌ3 ：１０〜２０mm、ｌ2 ：１０〜２０mm、
Ｗ0 ：３０〜４０mm、Ｗ1 ：４０〜６０mm、Ｌ：５０〜
６０mm、Ｌ’：９０〜１００mm、Ｒ：５〜２０mm、θ：
６〜１０度
上記のように構成されるが、各具体的な寸法としては、
下記の範囲とするのが好ましい。 ｌ1 およびｌ3 ：１０〜２０mm、ｌ2 ：１０〜２０mm、
Ｗ0 ：３０〜４０mm、Ｗ1 ：４０〜６０mm、Ｌ：５０〜
６０mm、Ｌ’：９０〜１００mm、Ｒ：５〜２０mm、θ：
６〜１０度
【００２４】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、通
常のペーパータオルはもちろんの事、薄くて柔らかいペ
ーパータオルの場合であっても、満杯状態から最後まで
ペーパータオルを１枚づつ容易に引出すことができ、し
かも残り少なくなった場合でもペーパータオル束が引出
口より垂れ落ちしたり、落下したりしない。
常のペーパータオルはもちろんの事、薄くて柔らかいペ
ーパータオルの場合であっても、満杯状態から最後まで
ペーパータオルを１枚づつ容易に引出すことができ、し
かも残り少なくなった場合でもペーパータオル束が引出
口より垂れ落ちしたり、落下したりしない。
【図１】本発明に係るペーパータオル容器のホルダー斜
視図である。
視図である。
【図２】ホルダーの平面図である。
【図３】図２のIII −III 線断面図である。
【図４】ホルダーの正面図である。
【図５】ホルダーの側面図である。
【図６】図３のVI−VI線断面図である。
【図７】図３の VII− VII線断面図である。
【図８】ペーパータオルの引出し状態の断面図である。
１…端支持突部、２…引出口、３…底板、３Ａ…小底
板、４…垂れ防止突部、５…保持バー、６…カバー取付
部、８…中間支持突部、９…リブ状突起
板、４…垂れ防止突部、５…保持バー、６…カバー取付
部、８…中間支持突部、９…リブ状突起
Claims (5)
- 【請求項１】積層した複数枚のペーパータオルを収容
し、底部に形成された前記ペーパータオルの幅方向に延
びる細長い引出口よりペーパータオルを一枚づつ引き出
すようにしたペーパータオル容器において、 前記引出口の長手方向両端部位置において；引出口を挟
んだ両側にペーパータオル束の４隅部分を支承する端支
持突部を容器の底板の一部としてそれぞれ形成し、 前記引出口の長手方向中間部位置において；引出口を挟
んだ両側にペーパータオル束の中間部を支承する中間支
持突部を容器の底板の一部としてそれぞれ形成し、 これら端支持突部および中間支持突部により収容された
ペーパータオル束を支持したことを特徴とするペーパー
タオル容器。 - 【請求項２】前記対の中間支持突部を１組として、引出
口中央点を基準として対称配置で引出口の長手方向中間
に２組形成し、これら中間支持突部に挟まれた引出口部
分を前後幅方向に拡口した請求項１記載のペーパータオ
ル容器。 - 【請求項３】前記端支持突部および中間支持突部の上面
を略水平とするとともに、前記中間支持突部の上面部分
に、上面が引出口中央に向けて傾斜するリブ状突起を形
成した請求項１、２記載のペーパータオル容器。 - 【請求項４】前記リブ状突起の傾斜角が６〜１０°であ
る請求項３記載のペーパータオル容器。 - 【請求項５】前記引出口の長手方向両端の側壁から引出
口に臨んで前記幅方向の中心側に延在する垂れ防止突部
を形成した請求項１〜４記載のペーパータオル容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28779994A JP3442508B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ペーパータオル容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28779994A JP3442508B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ペーパータオル容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08140890A true JPH08140890A (ja) | 1996-06-04 |
| JP3442508B2 JP3442508B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=17721905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28779994A Expired - Lifetime JP3442508B2 (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | ペーパータオル容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3442508B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005001720A (ja) * | 2003-06-12 | 2005-01-06 | Toppan Printing Co Ltd | ペーパーディスペンサ用紙支え補助装置 |
| CN102961076A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-03-13 | 昆山杨恒旺节能科技有限公司 | 一种纸巾盒 |
| JP2016216101A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 収納容器 |
Citations (5)
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| JPS6258375U (ja) * | 1985-09-28 | 1987-04-10 | ||
| JPH03117675U (ja) * | 1990-03-14 | 1991-12-05 | ||
| JPH0450681U (ja) * | 1990-09-05 | 1992-04-28 | ||
| JPH0625174U (ja) * | 1992-08-08 | 1994-04-05 | 株式会社トーヨ | タオルペーパーホルダー |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP28779994A patent/JP3442508B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3442508B2 (ja) | 2003-09-02 |
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