JPH0813988B2 - 高嵩密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物

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JPH0813988B2 JP16194987A JP16194987A JPH0813988B2 JP H0813988 B2 JPH0813988 B2 JP H0813988B2 JP 16194987 A JP16194987 A JP 16194987A JP 16194987 A JP16194987 A JP 16194987A JP H0813988 B2 JPH0813988 B2 JP H0813988B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、長時間保存した場合にもα−スルホ脂肪酸
エステル塩の加水分解が抑制された高嵩密度粒状洗剤組
成物に関する。
従来技術 α−スルホ脂肪酸エステル塩は、洗浄力、特に耐硬水
性に優れた界面活性剤であることから注目されており、
特開昭47−6276号公報、同47−12582号公報、米国特許
第3,338,838号明細などに、この活性剤を用いた粒状洗
剤が報告されている。
しかしながら、α−スルホ脂肪酸エステル塩は熱安定
性が極めて低く、従来の噴霧乾燥法では乾燥中にエステ
ル結合が切断されて、水に難溶性でかつ界面活性能の小
さいα−スルホ脂肪酸ジ塩に変化する欠点を有してい
る。
そのため、本発明者らは加熱工程の少ない製法とし
て、洗剤成分を混合して捏和、解砕し、次いで水不溶性
微粉末でコーティングする方法により高嵩密度粒状洗剤
を調製する研究を行なってきた(特開昭62−597号公
報)。しかしこの製法では、製造時におけるα−スルホ
脂肪酸エステル塩の加水分解は抑制されるものの、長期
間保存した場合には未だ不十分である。
発明の目的 本発明の目的は、長期間保存した場合にも、α−スル
ホ脂肪酸エステル塩の加水分解が抑制された高嵩密度粒
状洗剤組成物を提供することにある。
発明の構成 本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物は、以下の(A)、
(B)および(C)成分を含有し、(B)成分と(C)
成分との合計量が20〜40重量%であり、かつ、(B)成
分と(C)成分との重量比が(B)/(C)=1/1〜20/
1であり、嵩密度0.5〜1.2g/ccであることを特徴とす
る。
(A)炭素数10〜20の脂肪酸残基を有するα−スルホ脂
肪酸エステル塩:5〜30重量%。
(B)炭酸ナトリウム。
(C)炭酸水素ナトリウム。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
(A)成分のα−スルホ脂肪酸エステル塩としては、
炭素数1〜4のアルキルエステル塩が好適である。これ
は炭素数10〜20の飽和脂肪酸と炭素数1〜4のアルコー
ルとから誘導された脂肪酸エステルを、通常の連続薄膜
化スルホン化装置等でスルホン化した後、中和すること
により得られる。また、同様に前記脂肪酸をスルホン化
した後、炭素数1〜4のアルコールでエステル化し、次
いで中和することによっても製造される。
ここで、原料として使用される飽和脂肪酸またはエス
テルとしては、例えば牛脂、ヤシ油、パーム油、パーム
核油などの天然油脂を硬化あるいは蒸留して得られた所
定炭素数の飽和脂肪酸またはそのエステルが挙げられ
る。これらの中でも、特に脂肪酸残基の炭素数が12〜18
のα−スルホ脂肪酸エステル塩が好適である。対イオン
としてはナトリウム、カリウムなどが用いられる。
(A)α−スルホ脂肪酸エステル塩の配合量は、5〜
30重量%、好ましくは10〜25重量%であり、30重量%を
超えると濯ぎ性が悪く、5重量%未満では洗浄力が低下
し不適当である。
(B)成分の炭酸ナトリウムと(C)成分の炭酸水素
ナトリウムとは、次の合計配合量および配合比率(重量
比)で、本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物中に添加され
る。このように(B)炭酸ナトリウムと(C)炭酸水素
ナトリウムとを組合せて配合することにより、α−スル
ホ脂肪酸エステル塩の経時による加水分解を有効に抑制
することができる。
合計配合量(B)+(C):20〜40重量%、好ましくは2
5〜35重量% 配合比率(B)/(C):1/1〜20/1好ましくは2/1〜10/
1 合計配合量が上記範囲による多い場合にはα−スルホ
脂肪酸エステル塩の加水分解が激しく、一方、該範囲よ
り少ない場合には洗浄力が低下し不適当である。
また、(C)成分に対する(B)成分の量が上記範囲
より多い場合にはα−スルホ脂肪酸エステル塩の加水分
解が激しく、一方、該範囲より少ない場合には洗浄力が
低下し不適当である。
本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物には、前記(A)成
分、(B)成分、(C)成分に加え、必要に応じて他の
界面活性剤、ビルター、酵素等の添加剤を配合すること
ができる。
他の界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルポリエーテル硫酸塩、
脂肪酸石鹸等のアニオン界面活性剤、アルキルエトキシ
レート、アルキルフェニルエトキシレート、アルキルア
ルカノールアマイド等のノニオン界面活性剤、アルキル
ベタイン等の両性界面活性剤が例示される。ビルダーあ
るいは添加剤としては、ケイ酸ナトリウム、トリポリリ
酸ナトリウム、ゼオライト、硫酸ナトリウム等の無機ビ
ルダー、クエン酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸
ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム等の有機ビルダ
ー、ポリアセタールカルボキシレート、アクリル酸重合
物等の高分子ビルダー、ポレエチレングリコール(PE
G)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の再汚染防
止剤、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等の還
元剤、アルカリプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、
セルラーゼ等の酵素が挙げられる。その他に漂白剤、香
料、蛍光増白剤、色素等を配合することもできる。
本発明の洗剤組成物は、上記各成分の造粒して嵩密度
0.5〜1.2g/ccの高嵩密度組成物とされる。この造粒方法
としては、前述の特開昭62−597号公報に記載されたよ
うに、α−スルホ脂肪酸エステル塩等の各洗剤原料をニ
ーダで捏和、混合し、カッターミルタイプ等の解砕機で
解砕、造粒し、さらに水不溶性微粉体で混合することに
より得られる。また、洗剤成分を予め噴霧乾燥し、この
噴霧乾燥品とノニオン界面活性あるいはさらに他の洗剤
成分とを捏和、混合して高嵩密度洗剤を製造することも
できる。この場合にも、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナト
リウムとを組合せることにより、α−スルホ脂肪酸エス
テル塩の加水分解を抑えることができる。
発明の効果 本発明によれば、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウ
ムとを特定合計量および特定比率で配合することによ
り、α−スルホ脂肪酸エステル塩を含む高嵩密度粒状洗
剤組成物の長期保存時における、α−スルホ脂肪酸エス
テル塩の加水分解を有効に防止することができる。
実施例 表−1に示した組成物中のノニオン活性剤、酵素以外
の成分を、スラリー水分45%になるようにして洗剤スラ
リーを調製した後、向流式噴霧乾燥塔を用い、水分5%
まで乾燥した。使用した熱風の温度は380℃である。得
られた乾燥品とノニオン活性剤等とを連続ニーダー(栗
本鉄工KRCニーダー#2型)に導入し、均一な捏和物を
得た。このニーダーの排出口に5mmφの穴径を80個有し
た多孔板を設置し、捏和物を5mmφ×10mmの円筒状ペレ
ット(不二パウダル(株)、ペレッターダブルEXDF−6
0)にした。このペレットを15℃の冷却空気とともに解
砕機(岡田精工(株)、エスピードミルND−10型)へ導
入した。この時、同時に粉砕助剤として平均粒径1μの
ゼオライト添加した。解砕機は長さ15cmのカッターをク
ロス4段で3000rpmで回転し、スクリーンは2mmφ、開孔
率20%パンチングメタルを用いた。次に、解砕機を通過
した粒子を冷却空気から分離し、嵩密度0.5〜1.2(g/c
c)の高嵩密度粒状洗剤を得、この加水分解増加率を以
下の方法により測定した。
〈加水分解増加率の測定法〉 全アニオン界面活性剤量をメチレンブルー逆滴定法に
よって求め、あらかじめ設定したアニオン界面活性剤の
配合比率からα−スルホ脂肪酸エステル塩とα−スルホ
脂肪酸ジ塩との合計量Mを求める。次に洗剤組成物をpH
11、50℃の90%エタノール溶液で処理し、α−スルホ脂
肪酸ジ塩を不溶分として分離し、メチレンブルー逆滴定
法によりジ塩の量Sを求め、次式より加水分解増加率を
求める。
D=(S/M)×100(%) 上記操作により、洗剤組成物の製造直後及び35℃で1
ヶ月放置後の加水分解率を求め、次式により加水分解率
を算出する。
加水分解増加率 =(1ヶ月の加水分解率)−(製造直後の加水分解率)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)炭素数10〜20の脂肪酸残基を有する
    α−スルホ脂肪酸エステル塩:5〜30重量%、 (B)炭酸ナトリウム、および (C)炭酸水素ナトリウム を含有し、(B)成分と(C)成分との合計量が20〜40
    重量%であり、かつ、(B)成分と(C)成分との重量
    比が(B)/(C)=1/1〜20/1であり、嵩密度0.5〜1.
    2g/ccであることを特徴とする高嵩密度粒状洗剤組成
    物。
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