JPH08137594A - キーボード - Google Patents

キーボード

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JPH08137594A
JPH08137594A JP6278840A JP27884094A JPH08137594A JP H08137594 A JPH08137594 A JP H08137594A JP 6278840 A JP6278840 A JP 6278840A JP 27884094 A JP27884094 A JP 27884094A JP H08137594 A JPH08137594 A JP H08137594A
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JP
Japan
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key
consonant
vowel
keys
kana
Prior art date
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JP6278840A
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English (en)
Inventor
Shinji Ozaki
信次 尾崎
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SHIYUULE SYST KK
Original Assignee
SHIYUULE SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルファベット入力にも使用できるととも
に、同時打鍵により効率的な日本語入力を可能にするキ
ーボードを提供する。 【構成】 日本語入力用キーボードにおいて、左手また
は右手のみにより操作可能に配置された母音系キーと清
音系・濁音系および半濁音系の子音系キーと、上記のキ
ー配列の外側に配置された拗音シフトキー(好ましくは
第1と第2の拗音シフトキー)とを設ける。そして、母
音系キー、子音系キーおよび拗音シフトキーの1ストロ
ーク入力を可能にし、かな入力を効率的に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語入力用のキーボ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、キーボードからの日本語入力方式
としては、かな1文字づつを独立のキーに配置したJI
S方式、1つのキーに2文字を割り当てシフトキーで分
離した親指シフト・新JIS方式などが実用化されてい
る。JIS方式キーボードは、主な文字だけで縦4段・
横12列に置かれており、キー配列も使用頻度をほとん
ど無視したものであり、ブラインドタッチ入力はかなり
難しくなっている。一方、親指シフト・新JIS方式キ
ーボードは、縦3段・横10列に主な文字がすべて収容
されているため、慣れればそれなりに効果が上がるが、
練習に時間がかかる。このため、英語のキーボードに慣
れている人は、アルファベットをローマ字として入力す
るローマ字入力方式を採る。頭の中でローマ字に置き換
えるだけでよいので、一番抵抗がない方式である。ただ
し、たいていの日本語1文字はキーを2回押さねばなら
ない。また、日本語と英語では、各キーの使用頻度が違
うため、入力の効率は悪くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】日本語は子音と母音の
組み合わせで構成され、文字のほとんどは、50音表で
表すことができるという特徴を持つ。これより、従来か
ら提案されているキーボードでは、母音と子音を、それ
ぞれ、たとえば右手側に配置したキーと左手側に配置し
たキーで指定し、50音表において母音と子音のクロス
する位置の文字を選択するものがある。ここで、通常用
いられているキーボードとは異なるキー配列を採用した
キーボードは、アルファベット入力との兼用を考慮する
場合は好ましくない。また、従来のキーボードの大部分
は、まず子音キーを押し次に母音キーを押すというシー
ケンシャルなキー入力のものが大部分であり、ローマ字
入力方式と同様の1文字2ストロークの欠点がある。特
に拗音入力において、3個のキーが順次押されねばなら
ない。
【0004】本発明の目的は、アルファベット入力にも
使用できるとともに、同時打鍵により効率的な日本語入
力を可能にするキーボードを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る日本語入力
用キーボードは、少なくとも10列3段からなるキー配
列を有するキーボードである。このキー配列は、左手ま
たは右手のみにより操作可能に配置され、5個の母音に
割り当てられた母音系キーと、上記のキー配列におい
て、母音系キーとは反対側に5列3段に配置され、清音
系・濁音系および半濁音系の少なくとも14行の子音に
割り当てられた子音系キーと、上記のキー配列の外側に
配置された拗音シフトキー(好ましくは第1と第2の2
つの拗音シフトキー)とからなる。好ましくは、このキ
ーボードが備えるキーコード読取回路は、母音系キーの
押下により入力されるキーコードを記憶する第1レジス
タと、子音系キーの押下により入力されるキーコードを
記憶する第2レジスタと、拗音シフトキーの押下により
入力されるキーコードを記憶する第3レジスタと、同時
に押下された母音系キー、子音系キーおよび拗音シフト
キーを判定するキー入力判定部と、母音系キー、子音系
キーおよび拗音シフトキーの押下に対応してかなコード
に変換するかなコード変換部とからなる。このかなコー
ド変換部は、キー入力判定部が母音系キーと子音系キー
とが同時に押下されたと判定するときに、押下された母
音と子音に対応するかなのかなコードに変換する。ま
た、キー入力判定部が母音系キー、子音系キーおよび拗
音シフトキーが同時に押下されたと判定するときに、押
下された母音と子音に対応する拗音のかなコードに変換
する。好ましくは、上記のキー入力判定部が子音系キー
のみが押下されたと判定するときに、上記のかな変換部
は、その子音系キーに対応する行の所定の段(たとえ
ば、あ段)のかなのかなコードに変換する。さらに好ま
しくは、上記のキー入力判定部が子音系キーと拗音シフ
トキーとのみが押下されたと判定するときに、上記のか
な変換部は、その子音系キーに対応する行の所定の段
(たとえば、あ段)の拗音のかなコードに変換する。ま
た、好ましくは、上記のキー配列が第1と第2の拗音シ
フトキーを備えるとき、上記のキー入力判定部は、同時
に押下された母音系キー、子音系キーおよび第1と第2
の拗音シフトキーを判定し、上記のかなコード変換部
は、上記のキー入力判定部が母音系キー、子音系キー、
および、第1および第2の拗音シフトキーが同時に押下
されたと判定するときに、押下された母音と子音に対応
する拗音と「う」の2個のかなコードに変換する。さら
に好ましくは、上記のキー入力判定部が子音系キーと第
1および第2の拗音シフトキーのみが押下されたと判定
するときに、上記のかな変換部は、その子音系キーに対
応する行の所定の段(たとえば、あ段)の拗音と「う」
との2個のかなコードに変換する。
【0006】
【作用】本発明に係る日本語入力用キーボードは、少な
くとも10列3段からなるキー配列を有するキーボード
である。したがって、アルファベット入力用のキーボー
ドとしても兼用できる。このキー配列は、左手と右手と
を同時に用いて母音系キーと子音系キーとを同時に押下
できる。さらに、キー配列の外側に配置された拗音シフ
トキー(好ましくは第1と第2の2つの拗音シフトキ
ー)も同時に押下できる。このキー配列により、4キー
までの1ストローク入力が可能である。したがって、母
音と子音とを指定してかな入力が容易に行えるととも
に、拗音(また第1と第2の拗音シフトキーを備える
と、拗音+「う」)を1ストロークで入力できる。この
キーボードが備えるキーコード読取回路において、キー
入力判定部は、同時に押下された母音系キー、子音系キ
ーおよび拗音シフトキーを判定するキー入力判定部を備
える。また、かなコード変換部は、母音系キー、子音系
キーおよび拗音シフトキーの押下に対応してかなおよび
拗音(および、第1と第2の2つの拗音シフトキーを備
える場合には、拗音+「う」)のかなコードに変換す
る。好ましくは、子音系キーのみが押下されたときは、
その子音に対応する行の所定の段のかなコードに変換さ
れる。すなわち、上記のかな変換部は、キー入力判定部
が子音系キーのみが押下されたと判定するときに、その
子音系キーに対応する行のあ段のかなのかなコードに変
換するので、1キーの入力で、所定の段(たとえば、あ
段)のかなが入力できる。また、母音系キーのみが押下
されたときは、あ行のかなコードに変換される。すなわ
ち、上記のかな変換部は、キー入力判定部が母音系キー
のみが押下されたと判定するときに、その母音系キーに
対応するあ行のかなのかなコードに変換する。また、好
ましくは、母音系キー、子音系キーおよび1個の拗音シ
フトキーの3つのキーを押下すると、拗音が入力でき
る。すなわち、上記のかな変換部は、キー入力判定部が
母音系キー、子音系キーおよび1個の拗音シフトキーが
押下されたと判定するときに、その子音と母音に対応す
る拗音のかなコードに変換する。さらに好ましくは、上
記のかな変換部は、上記のキー入力判定部が子音系キー
と拗音シフトキーとのみが押下されたと判定するとき
に、その子音系キーに対応する行の所定の段(たとえ
ば、あ段)の拗音のかなコードに変換するので、2キー
の同時入力で、その子音系キーに対応する行のあ段の拗
音が入力できる。また、上記のかな変換部は、キー入力
判定部が母音系キー、子音系キー、および、第1および
第2の拗音シフトキーが同時に押下されたと判定すると
きに、押下された母音と子音に対応する拗音と「う」の
2個のかなコードに変換するので、4キーの同時入力
で、拗音+「う」が入力できる。さらに好ましくは、子
音系キーおよび2個の拗音シフトキーの3つのキーを押
下すると、所定の段(たとえば、あ段)の拗音と「う」
が入力できる。すなわち、上記のかな変換部は、上記の
キー入力判定部が子音系キーと第1および第2の拗音シ
フトキーのみが押下されたと判定するときに、その子音
系キーに対応する行のあ段の拗音と「う」との2個のか
なコードに変換するので、3キーの同時入力で、あ段の
拗音+「う」が入力できる。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
について説明する。図1は、キーボードのキー配列の1
例を示す。本発明では、母音キーと子音キーとを同時に
1ストロークで押して、50音表の段(母音)と行(子
音)を指定し、1つのかな文字の入力を行なう。たとえ
ば、い段とか行を指定し、「き」の入力を行なう。この
キー配列は、少なくとも3段10行のキーからなり、ア
ルファベット入力を兼用できる。アルファベット用キー
の配列は、たとえば従来のQWERTY型の配列を採用
する。かなLockキー12を用いて、アルファベット入力
と符号キー入力(かな/カナ入力)とを切り替える。か
な入力(日本語入力)においては、段(母音)を入力す
る5個の母音系キー14(『あ,い,う,え,お』)は、キ
ーボードの右手側に、アルファベットのH,J,K,L,;
に対応するキーに割り当てる。また、行(子音)を入力
する15個の子音系キー16(『か,さ,た,な,は,ま,
や,ら,わ,が,ざ,だ,ば,ぱ,ふぁ』)は、キーボードの左
手側に、アルファベットのF,D,G,A,S,R,T,E,
Q,V,C,B,W,X,Zに対応するキーに割り当て、3列
5キーに配列する。なお、『ふぁ』行は、50音表には
ないが、新たに追加した行である。
【0008】
【表1】
【0009】表1は、図1に示したキーボードを用いた
ときの文字選択を50音表式にまとめたものである。表
の左側に示すように、清音の50音表の行に濁音・半濁
音の行の文字を追加したものである。『あ,い,う,え,
お』の5文字と『か,さ,た,な,は,ま,や,ら,わ,が,ざ,
だ,ば,ぱ,ふぁ』の15文字の合わせて20文字は1キ
ーのみを押して入力する。さらに、『か,さ,た,な,は,
ま,や,ら,わ,が,ざ,だ,ば,ぱ,ふぁ』行の『い,う,え,
お』の4段の文字は、『か,さ,た,な,は,ま,や,ら,わ,
が,ざ,だ,ば,ぱ,ふぁ』の中の1キーと『い,う,え,お』
の中の1キーを同時に押すことにより入力する。
【0010】キーボード上のかな入力のキー配列につい
てさらに説明すると、『あ,い,う,え,お』の母音文字
は、右手側の1キー入力だけでよいように、『か,さ,
た,な,は,ま,や,ら,わ,が,ざ,だ,ば,ぱ,ふぁ』のあ段子
音付き文字は、左手側の1キー入力だけでよいように、
出力信号を制御する。これらの1キー入力だけでよい文
字は、実際上、全文字の約3割強を占める。右手は、
『あ,い,う,え,お』の母音5文字、促音『っ』、50音
表に記載されていない文字『ん』、50音表に入るが、
わ行で例外的に使用頻度が高い『を』文字、および、長
音・句読点やよく使う特殊記号『ー,、,。,
・,;,「,」』の合計15キーに割り当てた。
【0011】一般的に、図1に文字で示すように、右手
と左手で縦は各指3段が、人差し指は、さらに横1列が
無理なく操作できる。したがって、子音を受け持つ左手
のみで5列×3段の合計15キーは、ブラインドタッチ
で無理なく操作できる。しかし、日本語では、子音は、
清音・濁音・半濁音のすべてを並べても、『か,さ,た,
な,は,ま,ら,わ,が,ざ,だ,ば,ぱ』の14行であり、1
キー分が余る。そこで、外来語などに使われる『ふぁ,
ふぃ,ふ,ふぇ,ふぉ』からなるふぁ行を追加し、左側の
15キーをすべて子音に割り当てた。
【0012】本実施例のキーボードでは、さらに、拗音
の入力を容易にするため、通常の3段のキー配列の外側
に、拗音シフトキーを、好ましくは、2種の拗音シフト
キー18、20を設ける。図1に示すように、スペース
キー22は、キー配列の最下段中央に設けられるが、ス
ペースキー20の長さを短くし、拗音シフトキー18、
20をその両側に追加する。左右の拗音シフトキー1
8、20は、左右の手に対応して2個設ける。母音系キ
ー14に右手の、子音系キー16に左手の人差し指から
小指まで使うため、拗音シフトキー18、20に親指を
使うことになる。そこで、スペースキー22を短くし、
拗音シフトキー18、20を新たに追加できる。1個の
拗音シフトキーで拗音の入力は可能になるが、本実施例
では、2個の拗音シフトキー18、20を同時に押すこ
とにより、『拗音+う』の入力ができるようにした。こ
れらの拗音シフトキー18、20は、日本語入力にのみ
使うため、アルファベット入力の時は、スペースのコー
ドを送るように変更する。なお、他にも、かな漢字変換
キー24などの種々のキーが配置されるが、説明を省略
する。
【0013】表1の中央に示すように、拗音シフトキー
18、20のいずれか一方を母音系キー14および子音
系キー16と同時に押すことにより、母音系キーと子音
系キーにより指定される母音と子音に対応する拗音が入
力できる。さらに表1の右側に示すように、拗音シフト
キー18、20を2個とも同時に押したとき、拗音系文
字に『う』を追加した文を一挙に入力する。たとえば、
『か+2個の拗音シフトキー』で『きゃう』、『か+お
+2個の拗音シフトキー』で『きょう』を入力する。な
お、表1に示すように、い段の拗音(『きぃ』など)や
え段の拗音(『きぇ』など)も入力できるようにしてい
る。
【0014】拗音入力についてさらに説明する。『ゃ,
ゅ,ょ』で表す拗音は、『や』キーと母音系キーの組み
合わせにシフトキーを追加して入力する。ただし拗音
は、単独で使われることはほとんどなく、『きゃ,きゅ,
きょ』のように、他の子音文字とセットになることがほ
とんどである。このとき、『か+拗音シフトキー』で
『きゃ』と入力し、『か+う+シフトキー』で『きゅ』
と入力し、『か+お+シフトキー』で『きょ』と入力す
る。すなわち、『きょ』は、子音系キーと母音系キーと
拗音シフトキーの3キーの同時押しで一挙に入力する。
また、あ段の拗音は、子音系キーと拗音シフトキーの2
キーの同時押しで一挙に入力できる。『ぁ,ぃ,ぅ,ぇ,
ぉ』と小さい母音文字で表される文字は、『あ,い,う,
え,お』と拗音シフトキー18、20の組み合わせで入
力する。ふぁ行を設けたため、小母音単独で使う確率は
かなり小さくなった。拗音シフトキー18、20を2個
とも同時に押したとき、上の拗音系文字に『う』を追加
した文の一挙入力が可能である。たとえば、『か+2個
の拗音シフトキー』で『きゃう』、『か+お+2個の拗
音シフトキー』で『きょう』を入力する。すなわち、拗
音+「う」は、子音系キーと母音系キーと2個の拗音シ
フトキーの4キーの同時押しで一挙に入力する。ただ
し、あ段の拗音+「う」は、子音系キーと2個の拗音シ
フトキーの3キーの同時押しで一挙に入力できる。
【0015】このキーボードは、1個から最大で4個の
同時キー入力が可能である。人間は同時押しをしている
つもりであっても、微妙な時間の差は避けようがなく、
この時間差を吸収しなければならない。このため、図2
に示すようなキーコード読込ブロックを用いる。なお、
図3は、キーコード読込タイミングの1例を示す。キー
コード読込ブロックにおいて、入力キーに対して、各々
独立の時間カウンタを設ける。まず、キー入力後、所定
時間待つことにより、チャッタリングやノイズなどの短
時間の誤信号を排除する。その後で、母音系キー14、
子音系キー16および2個の拗音シフトキー18、20
のコードは、各々独立したかなコードバッファに転送す
る。
【0016】次に、キーコード読込ブロックをさらに詳
細に説明する。カウンター42は、母音系キー14が押
され、キー入力に対応した母音キーコードがレジスタ4
4に受信されると、時間計数を開始する。カウンター4
6は、子音系キー16が押され、キー入力に対応した子
音キーコードがレジスタ48に受信されると、時間計数
を開始する。カウンター50は、一方の拗音シフトキー
18が押され、これに応じてシフトキーコードがレジス
タ52に受信されると、時間計数を開始する。カウンタ
ー54は、他方の拗音シフトキー20が押され、これに
応じてシフトキー2コードがレジスタ56に受信される
と、時間計数を開始する。各カウンター42、46、5
0、54は、チャッタリングやノイズなどの短時間の誤
信号を排除するために設けられ、10〜20ミリ秒の所
定の時間計数値に達すると、対応するコードを、それぞ
れ、対応する独立したかなコードバッファ58、60、
62、64に送る。一方、比較器66は、カウンター4
2、46の時間計数値を比較し、大きい方の値をかなカ
ウンター68に送る。すなわち、比較器は、母音系キー
と子音系キーのなかのいずれかのキーが押下されると信
号を出力し、これに応じて、かなカウンター68は時間
計数を開始する。カウンター70は、かなLockキー12
が押されず、アルファベット/符号キーコードがレジス
タ70に受信されると、時間計数を開始する。同様に、
チャッタリングやノイズなどの短時間の誤信号を排除す
るための所定の計数値に達すると、アルファベット、符
号などの1キー入力でコードが確定する場合であれば、
レジスタ72に入力されたキー入力をそのまま文字コー
ドとしてただちにコンピュータなどのホストシステム
(図示しない)に送る。
【0017】一方、キー入力検出回路74は、レジスタ
44、48、52、56からコードを受信する。そし
て、4系統のキーの全部が押されたことを確認すると
(たとえば、図3のタイミングt1)、かなコード変換
部76に信号を送り、かなコード変換部76は、表1に
示した『う付き拗音系』の文字コードをホストシステム
に送出する。ただし、すべてのキー系列がそろわなかっ
たら、かなカウンタ68で、母音系キー14または子音
系キー16が押されてからの(たとえば、図3のタイミ
ングt3からの)時間を計数しながら、かなり長い時間
(数百ミリ秒)、キー入力を待つ(たとえば、タイミン
グt4)。こうして複数キー入力の時間差を吸収する。
【0018】しかし、ただ単純に数十ミリ秒も待つと、
今度は短時間のキー入力を見落とすことになる。実際に
ON時間が数百ミリ秒というキー入力は普通に行われ
る。そこで、1つのキーが離されたタイミングでの文字
コード送出機能を追加する。すなわち、1つでもキーを
離す頃には、必要なキーはすでに押していると考えられ
るからである。すなわち、キー入力検出回路74が1つ
のキー入力がOFFになったことを検出すると(たとえ
ば、図3のたとえばタイミングt2)、かなコード変換
部76は、ただちにコードをホストシステムに送出す
る。拗音シフトキー18、20は、かなバッファ62、
64にコードを送るが、かなカウンタ68には影響を及
ぼさない。そのため、アルファベット入力のシフトのよ
うに、前もって拗音シフトキー18、20を押した後で
母音系と子音系の文字キーを押しても、拗音シフトキー
18、20の文字キーとの同時入力でも、同様に処理さ
れる。
【0019】
【発明の効果】キーボードにおいて、拗音シフトキーを
備えることにより、かな(拗音系文字を含む)が、簡単
に入力できる。また、キーコード読取回路を用いて、複
数系統のキーの同時入力を可能にしたので、かな(拗音
系文字を含む)が、1ストロークで簡単に入力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キー配列の1例を示すキーボードの平面図で
ある。
【図2】 キーコード読込ブロックのブロック図であ
る。
【図3】 キーコード読込タイミング図である。
【符号の説明】
14…母音系キー、 16…子音系キー、 18、20
…拗音シフトキー、74…キー入力検出回路、 76…
かな変換部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも10列3段からなるキー配列
    を有するキーボードであって、 このキー配列において、左手または右手のみにより操作
    可能に配置され、5個の母音に割り当てられた母音系キ
    ーと、 上記のキー配列において、母音系キーとは反対側に5列
    3段に配置され、清音系、濁音系および半濁音系の少な
    くとも14行の子音に割り当てられた子音系キーと、 上記のキー配列の外側に配置された拗音シフトキーとか
    らなる日本語入力用キーボード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたキーボードは、さ
    らに、キーコード読取回路を備え、このキーコード読取
    回路は、 母音系キーの押下により入力されるキーコードを記憶す
    る第1レジスタと、子音系キーの押下により入力される
    キーコードを記憶する第2レジスタと、拗音シフトキー
    の押下により入力されるキーコードを記憶する第3レジ
    スタと、 第1から第3までのレジスタからの出力信号に基づい
    て、同時に押下された母音系キー、子音系キーおよび拗
    音シフトキーを判定するキー入力判定部と、 母音系キー、子音系キーおよび拗音シフトキーの押下に
    対応してかなコードに変換するかなコード変換部であっ
    て、キー入力判定部が母音系キーと子音系キーとが同時
    に押下されたと判定するときに、押下された母音と子音
    に対応するかなのかなコードに変換し、キー入力判定部
    が母音系キー、子音系キーおよび拗音シフトキーが同時
    に押下されたと判定するときに、押下された母音と子音
    に対応する拗音のかなコードに変換するかなコード変換
    部とからなることを特徴とするキーボード。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたキーボードにおい
    て、 上記のキー入力判定部が子音系キーのみが押下されたと
    判定するときに、上記のかな変換部は、その子音系キー
    に対応する行の所定の段のかなのかなコードに変換する
    ことを特徴とするキーボード。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載されたキーボードにおい
    て、 上記のキー入力判定部が子音系キーと拗音シフトキーと
    のみが押下されたと判定するときに、上記のかな変換部
    は、その子音系キーに対応する行の所定の段の拗音のか
    なコードに変換することを特徴とするキーボード。
  5. 【請求項5】 少なくとも10列3段からなるキー配列
    を有するキーボードであって、 このキー配列において、左手または右手のみにより操作
    可能に配置され、5個の母音に割り当てられた母音系キ
    ーと、 上記のキー配列において、母音系キーとは反対側に5列
    3段に配置され、清音系・濁音系および半濁音系の少な
    くとも14行の子音に割り当てられた子音系キーと、 上記のキー配列の外側に、それぞれ右手と左手により操
    作可能な位置に配置される第1と第2の拗音シフトキー
    とからなる日本語入力用キーボード。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されたキーボードは、さ
    らに、キーコード読取回路を備え、このキーコード読取
    回路は、 母音系キーの押下により入力されるキーコードを記憶す
    る第1レジスタと、子音系キーの押下により入力される
    キーコードを記憶する第2レジスタと、第1と第2の拗
    音シフトキーの押下により入力されるキーコードをそれ
    ぞれ記憶する第3と第4のレジスタと、 第1から第4までのレジスタの出力信号に基づいて、同
    時に押下された母音系キー、子音系キーおよび第1と第
    2の拗音シフトキーを判定するキー入力判定部と、 母音系キー、子音系キーおよび拗音シフトキーの押下に
    対応してかなコードに変換するかなコード変換部であっ
    て、キー入力判定部が母音系キーと子音系キーとが同時
    に押下されたと判定するときに、押下された母音と子音
    に対応するかなのかなコードに変換し、キー入力判定部
    が母音系キー、子音系キーおよび第1または第2の拗音
    シフトキーが同時に押下されたと判定するときに、押下
    された母音と子音に対応する拗音のかなコードに変換
    し、キー入力判定部が母音系キー、子音系キー、およ
    び、第1および第2の拗音シフトキーが同時に押下され
    たと判定するときに、押下された母音と子音に対応する
    拗音と「う」の2個のかなコードに変換するかなコード
    変換部とからなることを特徴とするキーボード。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたキーボードにおい
    て、 上記のキー入力判定部が子音系キーと第1および第2の
    拗音シフトキーのみが押下されたと判定するときに、上
    記のかな変換部は、その子音系キーに対応する行の所定
    の段の拗音と「う」との2個のかなコードに変換するこ
    とを特徴とするキーボード。
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