JPH0813733A - 手すりの取り付け構造 - Google Patents

手すりの取り付け構造

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JPH0813733A
JPH0813733A JP6171896A JP17189694A JPH0813733A JP H0813733 A JPH0813733 A JP H0813733A JP 6171896 A JP6171896 A JP 6171896A JP 17189694 A JP17189694 A JP 17189694A JP H0813733 A JPH0813733 A JP H0813733A
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handrail
wall
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Masatoshi Yamaguchi
正俊 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 90cm幅の階段で手すりのない集合住宅は
少くない。手すりを付すと(1)法令に触れる。(2)
人のすれ違いが困難となる。(3)家具等の搬出入の邪
魔になる。(4)非常の際の消火活動等の障害になる。
のを解決するのが目的である。 【構成】 壁17にインサートナットを埋込み、インサ
ートナットに手すり子4を着脱自在とし、手すり子4に
T継手9A,9Bを介して手すり棒2を固定してある。
不要の際は壁17面のみとなり、上記の(1)〜(4)
は解消する。足の弱い高齢者、障害者が階段を昇降する
際は、インサートナットに手すり子4を取り付け、T継
手9A,9Bを介して手すり棒2を取り付ける。取り付
け取り外し簡単で適宜手すり1を実現、撤去ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は手すりの取り付け構造
に関し、特に階段の壁面に取り付けて好適な手すりの取
り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体の不自由なお年寄りや身体障害
者の方の行動を助けるための各種の提案がなされ、かな
りの程度実行されてはいる。然し乍ら、施設として設け
られるものが多く、各家庭における状況はむしろ、これ
から解決すべき課題が多い。特にお年寄りや障害者の方
に対する住宅の不適合は著しい。この理由は急速な高齢
化と障害者に対する偏見の解消と高齢化社会対応、福祉
重視への社会の転換指向が近時のことであるのに対し
て、殆んどの住宅がこのような高齢化社会、福祉指向社
会の到来が予測されないか、予測されても現実に対応し
て行動する動機付けとならない時代に建設されているこ
とによる。
【0003】従って、例えば住宅の階段では手すりを設
けられていないことがある。特に以前建設された公営集
合住宅には階段に手すりが設けられていないものが多
い。
【0004】図11、図12、図13は鉄筋コンクリー
ト4,5階建の公営住宅の折れ階段を示す。平面図の図
13に示すように階下DSより階上UPへは途中に踊り
場MSが設けられ、踊り場MSの同じ側に階下DSから
の階段DR、踊り場MSから階上UPへの階段URが設
けられている。図13の矢印OUで示す折れ階段の外回
りは天井まで壁である。折れ階段の内回りINSは図1
3の下斜め上に見る矢印Cの斜視図が図11に示され、
同じく矢印Dの斜視図が図12に示されている。図1
1、図12に示すように内回りINS部分は踊り場MS
付近が天井壁21まであり、階下DSから踏み段25を
1〜2段程度上った処からは厚さ10cm以上の腰高壁
18となっている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】上述の公営の集合
住宅の階段は幅が約90cmに作られており、足腰が弱
く手で手すり等の何か固定物につかまらないと歩行でき
ない高齢者(以下、単に高齢者という)同身体障害者
(以下、単に身体障害者という)がこの階段を利用する
場合手すりもなく、壁面であるので上り下りに危険が伴
うし、足の不自由な方は手すりがあれば手の力に頼って
上り下りも可能かも知れないが、手すりがないと手を掛
けることができないので上り下りができない。そこで介
護の必要があるが、介護する場合でも介護者自身も階段
に有効に手を掛け支持を計る処がなく、不安定な動作を
強いられることになる。
【0006】又、鉄筋の集合住宅の折れ階段で外回りO
U側は壁面で内回りINS側は下階近くに腰高壁18が
ある。然し、この腰高壁18の上部は棒状の手すり、笠
木状の手すり棒のように手で把持できるものではなく、
手掛かりにならない。しかも連続していないために手す
りに代えることはできない。
【0007】上記は高齢者、身体障害者についてのべて
あるが健常者といえども、病気等で身体の不具合の場合
や、酔って帰宅する場合もあり、手すりの必要性は高
い。
【0008】このような点を解決するには階段に手すり
を設置してしまえばよいではないかと考えられる。しか
し乍らこれには次のような問題点がある。 (1) 法令により90cm幅の階段に手すりを設ける
ことが認められない。従って、幅が90cmの階段の課
題の解決にはならない。 (2) 90cm幅の階段に手すりを設けると上る人と
下る人のすれ違いが困難となってしまう。 (3) 家具類を搬入出する際に制約を受ける。 (4) 非常の際、例えば火事の際、階段の有効幅がせ
ばまり、(2)の理由もあって消火活動の障害となるお
それがある。
【0009】尚上記の点は、廊下であっても、幅が90
cmの場合は(1)を除いた理由により手すりを設ける
のは適当でない。
【0010】上記は階段、廊下の例についてのべたが部
屋についても高齢者、身体障害者は何かにつかまってで
ないと移動できない。然し、現在の住宅事情から部屋が
狭いので手すりを設けると、使用上の不便を来す。
【0011】本発明は高齢者或は身体障害者等の必要に
応じて手すりを用いることができ、その他健常者の必要
に応じて階段を幅一ぱいに用いることが可能なてすりの
取り付け構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は手
でつかまり身体の保持を助ける手すり棒と、手すり棒と
建屋を連結固定する手すり子を備えた手すり構造におい
て、手すり子を建屋に対して着脱自在に設けたことを特
徴とする手すりの取り付け構造である。
【0013】本発明の第2の発明は手すり子は建屋の壁
に埋込まれたねじ部材に対して着脱自在であることを特
徴とする第1の発明に記載の手すりの取り付け構造であ
る。
【0014】本発明の第3の発明は手すり子は間隔をお
いて階段に平行して配列され壁に取り付けられたことを
特徴とする第1又は第2の発明に記載の手すりの取り付
け構造である。
【0015】本発明の第4の発明は手すり子は部屋の壁
に取り付けられたことを特徴とする第1又は第2の発明
に記載の手すりの取り付け構造である。
【0016】本発明の第5の発明は手すり棒と手すり子
が着脱自在であることを特徴とする第1から第4の発明
の何れか1つに記載の手すりの取り付け構造である。
【0017】本発明の第6の発明は建屋の壁に埋込まれ
たねじ部材がインサートナットであり、手すり子がこの
インサートナットにねじ込まれるねじとめがねホルダと
の連結部を備えたブラケットと、ブラケットに連結され
ると共にめがね部に高さ調節棒が嵌合固定可能なめがね
ホルダと、めがねホルダのめがね部に位置を調節可能に
固定され手すり連結部に固定又は挿脱自在な前記高さ調
節棒とを備え、前記高さ調節棒とは直角方向に手すり棒
を固定した連結部と、前記手すり棒とを設けた第2から
第5の発明の何れか1つに記載の手すりの取り付け構造
である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0019】「実施例1」図1、図2は夫々が本発明を
階段の手すりに適用した実施例である。図2は鉄筋コン
クリート造りの集合住宅の階段の縦断面図である。階下
床DSと中階の踊り場MS間は階段23が設けてある。
この階段23は、け上げ24で順次高くなる踏段25を
設けてあり、け上げ24上部と踏段25の角は金属、ゴ
ム或は合成樹脂製で断面アングル鋼形の段鼻保護材26
で保護されている。
【0020】このような階段は集合住宅の場合、通常折
れ階段となっている。図1は折れ階段の場合の外回りO
U側の壁17に全体を符号1で示す手すりを設けたもの
である。この手すり1は壁17に対して着脱自在に取り
付けてある。
【0021】図3は図2のA−A拡大断面図である。
【0022】壁17にはインサートナット用穴17aが
あけられ、この中にインサートナット3が埋込み固定さ
れている。このインサートナット用穴17aはコンクリ
ートの壁17にコンクリートドリルで穿孔したものであ
る。インサートナット3は口部にめねじ3a、先端に先
端へ向って拡大する拡径テーパ穴部3bを有し、この拡
径テーパ穴部3bに截円錐形の駒3cの小端部が嵌合し
ており、拡径テーパ穴部3bを拡径可能とするように放
射方向に例えば4つのスリット3dを拡径テーパ穴部3
bの肉部に等配して設けてある。
【0023】インサートナット3の壁17への取付はめ
ねじ3aに仮ボルト(図示されない)をねじ込み、イン
サートナット3をインサートナット用穴17aに挿入し
て、仮ボルトの頭をたたいて押し込むと、拡径テーパ穴
部3bが駒3cに押し込まれ、拡径テーパ穴部3bの外
周側3eにおいてインサートナット3が拡径し、インサ
ートナット用穴17aを圧するものである。このインサ
ートナット3のめねじ3aの直径は12ミリメートル以
上となっている。
【0024】インサートナット3には手すり子4が連結
される。手すり子4は、ブラケット5と、めがねホルダ
6と、高さ調節棒7とを備えている。ブラケット5はイ
ンサートナット3のめねじ3aにねじ込まれるおねじ5
aと、このおねじ5aの軸線上にめがねホルダ6と連結
するための板状の連結部5bを備え、連結部5bには二
個所にブラケット5の長手方向に長穴5cが設けられて
いる。めがねホルダ6は中空円筒形の高さ調節棒7が嵌
合するめがね部6aとめがね部6aと一体に取付フラン
ジ6bを備えた板金の成型品で、めがね部6aはほぼ円
環状であるがその内周の周長は高さ調節棒7の外周の周
長より短く、円環としてつながっておらず端部でブラケ
ット5の連結部5bの板厚よりも大きく離れており、該
両端部で折曲して平行な2枚の取付フランジ6bを備え
ている。そしてこの取付フランジ6bにはブラケット5
の長穴5cと一致するようにボルト穴6cが設けられ、
取付フランジ6bでブラケット5の連結部5bを挟ん
で、めがねホルダ6のボルト穴6c及びブラケット5の
長穴5cを挿通するボルトナット14により、ブラケッ
ト5とめがねホルダ6を固定してある(図4参照)。高
さ調節棒7の下部は前記めがねホルダ6に位置を調節可
能に固定されている。この固定は前記ブラケット5とめ
がねホルダ6をボルトナット14で固定すると同時にめ
がね部6aが縮径し固定されることによっている。
【0025】手すり子4の高さ調節棒7は手すり連結部
8に固定又は挿脱自在となっている。手すり連結部8は
高さ調節棒7が手すり連結部8に固定されたものは図5
に示すようにT継手9に高さ調節棒7の上端が接着剤を
介して嵌入固定され、その下にソケット11が同様に接
着剤を介して嵌入固定されている。このソケット11は
手すり棒2とブラケット5及びめがねホルダ6との最小
の間隔を確保するためのものである。又、高さ調節棒7
が手すり連結部8に挿脱可能なものは図6に示すように
T字形の垂下部を特に長くした異形T継手12に挿脱自
在に高さ調節棒7が嵌入している。
【0026】階段に沿って配された各手すり1のT継手
9,12には夫々手すり棒2が接着剤を介して嵌入固定
されている。
【0027】上記において、手すり棒2、高さ調節棒7
はイレクターパイプ(商品名)であり、T継手9、ソケ
ット11はイレクター継手(商品名)である。又異形T
継手12は上記イレクター継手と同様である。尚、イレ
クターパイプ(商品名)は鋼製パイプ外周に合成樹脂被
覆をしたものである。
【0028】上記構成の作用を説明する。インサートナ
ット3は壁17にインサートナット用穴17aを設け
て、該穴17aに嵌入固定してある。この状態では階段
はその全幅約90cmが用いられるため、上る人下る人
はすれ違えるし、家具等も通すことができ、消火活動等
の際の邪魔にならない。
【0029】階段を高齢者又は身体障害者が例えば数日
に1回下り上りする際はその際に上記インサートナット
3に手すり1を取り付ける。
【0030】次に手すり1の壁17への着脱についての
べる。
【0031】図6に示したような場合の取り付けは以下
のとおりである。分解状態では手すり棒2とT継手12
とは固定されており、T継手12の間隔は壁17へ埋込
んだインサートナット3の間隔と等しい。又、手すり子
4はブラケット5、めがねホルダ6、高さ調節棒7が仕
組み一体状態となっている。
【0032】従って、手すり1の壁17への取り付け
は、上記仕組み一体状態でブラケット5のおねじ5aを
インサートナット3のめねじ3aにねじ込み、高さ調節
棒7を階段に直交して上方へ向け、T継手12を高さ調
節棒7に挿入すると完了である。分解は上記と逆の順序
で行う。
【0033】図5に示したような場合の取り付けは以下
のとおりである。分解状態では手すり棒2、T継手9、
ソケット11、高さ調節棒7は一体となっている。又、
ブラケット5とめがねホルダ6はボルトナット14が弛
められてはいるが連結状態である。T継手9の間隔は壁
17へ埋込んだインサートナット3の間隔と等しい。
【0034】手すり1の壁17への取り付けはめがねホ
ルダ6と連結状態のブラケット5のおねじ5aをインサ
ートナット3のめねじ3aにねじ込み、めがねホルダ6
のめがね部6aの円環の中心線が階段に対して直角方向
を向くようにしておき、次に手すり棒2、T継手9、ソ
ケット11、高さ調節棒7の一体物の高さ調節棒7をめ
がねホルダ6のめがね部6aに挿入して高さを高齢者、
身体障害者の使い易いように適当に選んでボルトナット
14を締めつけるとブラケット5とめがねホルダ6が固
定されると共にめがねホルダ6のめがね部6aが縮径し
てめがねホルダ6と高さ調節棒7が固定される。分解は
組立とは逆の順序で行う。
【0035】この実施例ではT継手9を図1に符号9
A,9Bで示すように2個所設けてあり、何れも手すり
棒2に嵌入する際、接着剤を介在させて固定してある。
このT継手9A,9Bの間隔はインサートナット3の間
隔Lが例えば一つの建物で複数個所に手すりを設ける場
合一定としてもよい、即ち、集合住宅では同寸同形に多
数の階段が設けられるからである。又、T継手9Aを予
め固定し、T継手9Bは現合して位置合せ後、手すり棒
2に接着剤を介して嵌入固定してもよい。又、1本の手
すり棒2に対して手すり子4が3以上の多数設けられる
場合は少くとも2個所の手すり子4と手すり棒2を固定
するだけでも足りる。
【0036】上記は下階床DSから踊り場MSまでの手
すり1についてのべたが踊り場MSから上階床UPまで
の手すり1も同様であり、踊り場MSの外回りOUの壁
17には同様に床上から適当な高さで水平に取り付け
る。内回りINSの手すり1の取付個所は階段の壁1
8,21に限られる。廊下、部屋等にも同様に着脱自在
に手すり1を取り付ける。
【0037】「実施例2」図7、図8、図9に実施例2
を示す。この実施例はブラケットとめがねホルダを別の
形にしたものである。前実施例1でのブラケット5は本
実施例2では長ねじのブラケット15となり、前実施例
1のめがねホルダ6は本実施例では二つ割り止め金具の
めがねホルダ16となっている。ブラケット15はイン
サートナット3のめねじ3aにねじ込まれると共にめが
ねホルダ16の根本金具16Aのめねじ16aにねじ込
まれる。ブラケット15にねじ込まれたロックナット2
2を根本金具16Aに向って締め込んでめがねホルダ1
6に対して回り止めされている。めがねホルダ16は根
本金具16Aとキャップ16Bを二つ合せて環状部16
c,16dを設け、環状部16c,16dの二つ割り位
置につば部16e,16fを備えている。めがねホルダ
16の中心孔16bは高さ調節棒7の直径よりもやや小
径で中心孔16bをとおりめねじ16aに直角に切断さ
れて根本金具16Aとキャップ16Bはキャップ16B
のつば部16fのボルト穴を挿通するボルト13を根本
金具16Aのつば部16eのめねじにねじ込んで高さ調
節棒7とめがねホルダ16を固定してある。
【0038】この実施例2における組立分解は、T継手
9を用いている場合にはボルト13をゆるめて、手すり
棒2、T継手9、ソケット11、高さ調節棒7を一体と
して上方へ抜いて取り外し、その後、ブラケット15を
インサートナット3からねじ戻して取り除く。又、高さ
調節棒7に対して挿入してあるだけのT継手12を用い
ている場合には、手すり棒2とT継手12を一体として
取り外し、高さ調節棒7、めがねホルダ16、ブラケッ
ト15の一体物をインサートナット3からねじ戻して取
り外す。
【0039】「実施例3」図10は実施例3を示す。手
すり子4はZ型とし、下部の板状の取付フランジ部4
a、中間の中空丸パイプの壁17から離れる方向のオフ
セット部4b、直立した中空丸パイプの手すり棒取り付
け部4cを備え、手すり棒取り付け部4cにT継手9が
接着剤を介して嵌合固定されている。手すり棒2とT継
手9の固定は前各実施例と同様である。手すり子4の取
付フランジ部4aとオフセット部4b間はリブ4dで補
強されている。この手すり子4は鉄類、或は合成樹脂製
である。手すり子4、T継手9、手すり棒2は一体的で
あり、取付フランジ4aのボルト穴を挿通してボルト1
9をインサートナット3にねじ込み固定する。ボルト1
9を取り外すと、手すり子4、T継手9、手すり棒2は
一体として取り外すことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の第1の発明は手すりを建屋に対
して着脱自在に設けたため、幅が90cm程度の階段、
廊下等に一時的に取り付けて、歩行困難な高齢者、身体
障害者の利用に供することが出来るし、建屋に恒常的に
固定するのでないから法令の制限を受けることがない。
取り外し自在であるので、家具等の搬入、人のすれ違い
等を妨げることがない。又、部屋においても一時的に取
り付けして、外せるので部屋を広く使用出来ると共に上
記高齢者、身体障害者の利用に供することができる。
【0041】本発明の第2の発明は第1の発明におい
て、建屋の壁に埋込まれためねじ部材に手すりを着脱自
在としたので、壁に例えばインサートナットを固定する
ことにより、コンクリート壁への取り付けが可能である
と共に手すりを取り付けてない状態では壁は平であり、
該壁に面する階段、通路、部屋の機能が損なわれること
がない。
【0042】本発明の第3の発明は第1又は第2の発明
を階段に適用して好適である。
【0043】本発明の第4の発明は第1又は第2の発明
を部屋の壁に適用して好適である。
【0044】本発明の第5の発明は建屋の壁に埋込まれ
たねじ部材がインサートナットとしたから、既設の建物
の壁に電気ドリルだけで簡単に取り付けられる。そして
手すり子を、前記ねじ部材にねじ込まれるブラケットに
めがねホルダを固定し、めがねホルダに位置を調節可能
に手すり連結部に固定又は挿脱自在な高さ調節棒として
あるので、壁への取り付けはブラケットをねじ込むだけ
でよく、手すりの高さ調節が自在に出来るだけでなく、
めがねホルダの締結を行うと、高さ調節棒は壁に対して
は不動となり、高さ調節棒と手すり棒が連結部を介して
固定されている場合にはこれにて取付作業は終了し、高
さ調節棒が連結部に挿脱自在な場合は手すり棒の連結部
を高さ調節棒に挿入するだけでよく、又、分解はその逆
であり、組立分解が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の側面図である。
【図3】本発明の実施例1を示し、図2のA−A拡大断
面図である。
【図4】図2の手すり子の部分のA−Aと同方向から見
る拡大正面図である。
【図5】手すり棒と手すり子の連結部の実施例を示す側
面図である。
【図6】手すり棒と手すり子の連結部の他の実施例の側
面図である。
【図7】本発明の実施例2を示し図2のA−A拡大断面
図である。
【図8】図7の一部平面図である。
【図9】本発明の実施例2の側面図である。
【図10】本発明の実施例3の正面図である。
【図11】折れ階段の下階分を示し、図13のC矢視斜
視図である。
【図12】折れ階段の上階分を示し、図13のD矢視図
である。
【図13】折れ階段の平面図である。
【符号の説明】
1 手すり 2 手すり棒 3 インサートナット 4 手すり子 5 ブラケット 6 めがねホルダ 7 高さ調節棒 8 手すり連結部 9 T継手 11 ソケット 12 T継手 15 ブラケット 16 めがねホルダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手でつかまり身体の保持を助ける手すり
    棒と、手すり棒と建屋を連結固定する手すり子を備えた
    手すり構造において、手すり子を建屋に対して着脱自在
    に設けたことを特徴とする手すりの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 手すり子は建屋の壁に埋込まれたねじ部
    材に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1に
    記載の手すりの取り付け構造。
  3. 【請求項3】 手すり子は間隔をおいて階段に平行して
    配列され壁に取り付けられたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の手すりの取り付け構造。
  4. 【請求項4】 手すり子は部屋の壁に取り付けられたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の手すりの取り付
    け構造。
  5. 【請求項5】 手すり棒と手すり子が着脱自在であるこ
    とを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の手
    すりの取り付け構造。
  6. 【請求項6】 建屋の壁に埋込まれたねじ部材がインサ
    ートナットであり、手すり子がこのインサートナットに
    ねじ込まれるねじとめがねホルダとの連結部を備えたブ
    ラケットと、ブラケットに連結されると共にめがね部に
    高さ調節棒が嵌合固定可能なめがねホルダと、めがねホ
    ルダのめがね部に位置を調節可能に固定され手すり連結
    部に固定又は挿脱自在な前記高さ調節棒とを備え、前記
    高さ調節棒とは直角方向に手すり棒を固定した連結部
    と、前記手すり棒とを設けた請求項2から5の何れか1
    つに記載の手すりの取り付け構造。
JP6171896A 1994-06-30 1994-06-30 手すりの取り付け構造 Pending JPH0813733A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015036483A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 住友建機株式会社 建設機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015036483A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 住友建機株式会社 建設機械

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